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 マシュー・ストリートには、ビートルズがデビュー前に歌っていたキャバーン・クラブやビートルズ・ショップ(グッズ・ショップ)などがあり、いわばビ−トルズの聖地だった。ファンとしては一度は訪れたい場所だ。ガイドブックの地図を頼りにチャーチ・ストリートまで来たのだが、そこからどの路地を入って行くのか分からなくなってしまった。そのとき誰かと待ち合わせをしている感じで街角に立っている女性がいたので、思い切って聞いてみることにした。「マシュー・ストリートへはどうやって行くのですか?」 「マシュー・ストリートならすぐそこよ・・・・いいわ、私が連れて行ってあげる。」 「えっ?誰かと待ち合わせじゃないんですか?」 「娘と待ち合わせなんだけど、買い物が遅れてるみたいでまだ来ないのよ。どうせすぐには来ないからいいわよ。」 オレはその言葉に甘えることにした。「何でリバプールに来たの?」 「はい、ビートルズが好きで、昔からリバプールに来るのが夢でした!」 「それでどう?リバプールの感想は?」 「まださっき着いたばかりで・・・・でもきれいな町ですね。」 「ありがとう。さぁ、着いたわ、ここがマシュー・ストリートよ。」 ほんの2、3分だったが、とても温かい時間だった。名前も知らない彼女に写真を撮らせてもらい、礼を言ってから別れた。

   

     チャーチ・ストリート!        彼女がマシュー・ストリートまで案内し
                          てくれた!


 マシュー・ストリートは200mほどの細い裏道だが、キャバーン・クラブをはじめ、パブやライブハウスがひしめいている。マシュー・ストリートの入り口のところにビートルズ・ショップ(グッズ・ショップ)があったので、さっそく入って見ることにした。ここはファンの間では、世界一のビートルズ・グッズ・ショップと云われていて、他の国では手に入らないビートルズ・グッズがたくさんあることで有名だ。ビートルズのお膝元なのだから当然といえば当然かも知れない。店内はそんなに広くはないがファンにとっては涙もの≠フグッズが所狭しと並んでいる。ビートルズ・ファンなら一日中いても飽きないところだ。オレも自分とビートルズ好きの友人へのお土産を数点購入し、他に何かないかと探していると、ジョンとポールのフィギュアが特価で売っていた。どちらか1点なら8£(約1680円)、2点買えば15£(約3150円)と、日本で買うより三分の一以下の値段だった。日本にいたらまずフィギュアなど買わないだろうが、貧乏性のせいか安さにつられて買ってしまった。

   

   

   

   

世界一のビートルズ・グッズ・ショップとその店内!ファンにはたまらないグッズが
たくさん並んでいた!

  このビートルズ・ショップは夕方5:00で閉店だ。オレの会計が終わると同時に店を閉め始めたので、追い出されるように店を出た。このあとキャバ−ン・クラブの方へ行こうと思ったが、買ったお土産を置きに1度ホテルに戻ることにした。





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