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バスは再びロンドン市内を走り抜け、トラファルガー広場の近くで停車した。7〜8年前あるTV番組で、「猿岩石」というお笑いコンビが旅に出て、アジアを通りシルクロードを縦断、アルバイトをしながらイギリスまで行くという企画があったが、その最終ゴール地点がこのトラファルガー広場だった。バスから降りてそのトラファルガー広場に向かう。噴水の周りには観光客が集まり、その手前には、三越デパートが真似をしたと云われるライオン像がある。そして噴水の向こう側には、我々が今から行こうとしているナショナルギャラリーが見える。このナショナルギャラリーはイギリスで初の国立博物館で、2000点以上の名作が揃う世界でも有数の美術館だ。特にルネッサンス期のイタリア、17世紀のオランダ、印象派などの作品が充実している。ゴッホの、“ひまわり”が展示してあることでも有名で、入場料はなんと無料だった。(寄付金制度になっている) 日本ではまず考えられないことだが、イギリスでは無料の博物館・美術館がけっこう多いらしい。ガイドについて中に入る。展示室のひとつひとつがとても広く、どの展示室にも警備員が1人〜2人いる。もちろん写真は撮れない。作者やタイトルなどはよく知らないが、昔、教科書などで見たことのある絵が展示してある。もちろんここに展示してあるのは全部ホンモノで、警備員こそいるものの絵の周りはそんなに厳重ではない。ロープが張ってある程度で、どの絵も近づいて目の前で見ることが出来る。“ひまわり”の展示してある部屋に来た。さすがに“ひまわり”は人気で、人だかりが出来ていた。バブル全盛期には60億とも70億とも云われた“ひまわり”が、今、目の前50cm〜60cmのところに展示してある。なんだか不思議な感じがした。
 

   

  トラファルガー広場!奥にナショナルギャラリーが見える!右は三越が真似を
  したと云われるライオン像!


   

ダイアナ妃が亡くなったときに葬儀が行われたウエストミンスター寺院!
右は、その葬儀のときにエルトンジョンが、“キャンドル イン ザ ウィ
ンド” を歌った教会!

   

      馬の婦人警官!                ロンドン警視庁!

 ナショナルギャラリーを出てバスに乗り、このロンドン市内観光の、メーンのひとつでもある衛兵たちのパレードを見るために、バッキンガム宮殿に向かった。近くで降りてガイドについていく。世界各国から見に来ているみたいで、観光客でいっぱいだった。自然と早歩きになり、ちょっと目を離すとガイドに置いていかれそうになったが、このバッキンガム宮殿を熟知しているベテランガイドは我々総勢30数名を、パレードの良く見えるベストポイントへと連れて行ってくれた。ガイドの話によると、明日ここでエリザベス女王のパレードがあるという。エリザベス女王の誕生日は4月らしいのだが、例年4月は雨の日が多く、毎年6月のこの時期に、パレードをやるらしい。ツアー客の中にはこれを見るのが目的で、日程をこの日に合わせてツアーを組んだ人たちも何人かいた。ガイドも、どこで待てば良い写真が撮れるかなどポイントを説明していた。オレは今日見たパレードで充分満足だったので、明日来る気はなかった。明日はリバプールへ行くのだから。

   

   

   

                 バッキンガム宮殿とパレード!




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