番外編
昭和29年以前に発行されたラジオやテレビの雑誌にも
国産オシロスコープが数多く登場
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昭和25年10月25日発行
日本放送出版協会発行 |
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昭和28年12月10日発行
科学社(後のラジオ技術社)発行 |
電波科学 臨時増刊号
測定器とラジオ診査器
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ラジオ技術 臨時増刊号
テレビ受像機 調整・故障対策
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松下電器産業のオシロスコープの実例や詳細な回路説明に続き、その応用測定まで記述されています。松下電器産業の測定器の広告ページでは新しいオシロスコープも紹介されています。また、神戸工業(現在の富士通テン)のオシロスコープの広告もあります。
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テレビ受像機の調整修理用としての東芝のオシロスコープが紹介されています。また、オシロの製作、使い方、故障診断法のページもあります。広告ページに戦前すでにご紹介した高橋研究所のオシロスコープがあります。上の画像の題字付近をクリックしてください。
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新製品紹介ページに松下電器産業製のオシロスコープが写真付きで掲載されています。5.25吋オシロスコープ「CT-1202」でブラウン管に5U-P1が使用され、帯域は 10c〜4Mc、価格は22万円です。
昭和30年頃は日本でもテレビジョンの本放送も始まり、その製造用のツールとしてオシロスコープの開発ラッシュが続き多くのメーカが発売したようです。
戦後のこの時期に「国産初のオシロスコープを発売・・・」と、自社のホームページに掲載しているメーカがありますが、何か誤認があるように思われます。少なくともこのコンテンツ制作時に於いては、昭和14年/1939年時点で国産オシロスコープの存在が確認されています。
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「ラジオと音響」昭和30年(1955年)9月号
松下電器産業の広告ページによると、3吋オシロスコープ CT-75D (54,500円)、CT-75S (44,500円)があり、CT-75のモデルチェンジと思われます。なお、CT-75S にはパネルの側面にロック用の部品が見えており蓋が付く構造のように推測されます。
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