Jesus, Lover Of My Soul
聖画で綴るイエス様の物語
 


 イエス様は私たちの素晴らしい救い主! 神様との断絶の中に生きている私たちを、もう一度神の子どもたちとしてくださった方です。その愛と救いの物語を聖書では福音、つまり「良きおとずれ」と言っています。みなさんも、イエス様を知り、福音を知って、神様の子どもとしての幸せを手に入れることができますように!
 救い主の誕生

イエス様は、旧約聖書の救世主(メシア)預言のとおり、ユダヤのベツレヘムで、聖霊によってみごもった処女マリアからお生まれになりました。

 幼子の成長

幼少年時代はナザレに住み、両親に仕え、神と人に愛されてお育ちになります。

 宣教の準備

イエス様は、ヨルダン川でヨハネからバプテスマを受け、その後、荒れ野で四十日四十夜の祈りの日々を過ごし、悪魔の誘惑に打ち勝たれました。そして、天の父なる神様から託された世界の救済の使命を果たされるために立ち上がられたのです。

 初期ユダヤ伝道

イエス様が宣教活動を始められたはおよそ30歳であったと、聖書に書かれています。それから十字架にかけられ、葬られ、三日目によみがえられるまで3年間を「公生涯」と呼んでいます。「初期ユダヤ伝道」とは、ヨハネによる福音書だけに記されており、ユダヤ、サマリア、ガリラヤでなされた最も初期の宣教活動です。

 ガリラヤ伝道(1)

イエス様の宣教活動の前半は、主にガリラヤ地方を舞台として行われました。その内容は、「神の国は近づいた」という福音を伝えること、それにふさわしい生き方を説くこと、また神の国の徴として力ある業を行い、病気の人々を癒すことでした。イエス様はガリラヤの人々から絶大なる支持を受けました。

 ガリラヤ伝道(2)

ガリラヤは「周辺」という意味の言葉で、その名の通り辺境の地です。そこはイエス様がお育ちになった地方でもありました。しかし、「ガリラヤからは預言者はでない」とも言われ、都会に住む人々からは軽蔑されていました。イエス様は、ガリラヤ出身であるというだけで迫害を受けたほどです。だからこそ、イエス様がこの地方で熱心な宣教活動をされたということはたいへん意義深いことではないでしょうか。

 後期ユダヤ伝道 〜 エルサレムへの道 〜

イエス様が救い主であるということが弟子たちに確信されてくると、イエス様は十字架の死を意識しつつ、エルサレムを目指し、ユダヤ地方にいかれました。イエス様のお働きは、癒しや救済活動に加えて、弟子たちを教会の礎石とするための訓練にも重点が置かれるようになります。一方,ユダヤ教指導者たちは、イエス様に対する憎悪と反感を燃え上がらせます。

 最後の1週間(1) 〜 迫害の中で 〜

民衆の熱烈な歓迎を受けながら、イエス様はエルサレムに入りました。しかし、反対者たちによるイエス殺害の計画が練られ、一二使徒の一人であるユダまでもがそれに荷担し、反対者たちにイエスを引き渡す手引きをします。 

 最後の1週間(2) 〜 十字架 〜
捕らえられたイエス様は取り調べのため、大祭司のもと、ローマ総督のもと、ヘロデ王のもと、そして再びローマ総督のもとへと、たらい回しにされます。ローマ総督ピラトは、イエス様に何の罪もないことを知りながら、ユダヤ民衆を暴動を恐れて、イエス様を十字架につけるよう命令しました。こうして、イエス様は二人の強盗と一緒に罪人として十字架で刑死されたのです。
 復活と昇天 
イエス様のお体は十字架より下ろされ,新しい墓に埋葬されます。しかし、イエス様は三日目に復活され、40日間にわたって多くの信者に顕れました。そして、最後に弟子たちを山に集め、「全世界に出ていって福音を宣べ伝えなさい」と命じ、「わたしはいつもあなたがたと共にいる」と約束をして天に昇られたのでした。


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日本キリスト教団 荒川教会 牧師 国府田祐人  電話/FAX 03-3892-9401  Email: yuto@indigo.plala.or.jp