骨粗しょう症 |
■改善・・・カルシウムを充分にとり、骨を丈夫にする
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■食事のポイント |
★カルシウムを積極的にとる
日本人に不足している栄養素です。ふだんから充分に摂取するよう努めましょう。
★タンパク質は適量を心がける
タンパク質を過剰に摂ると、尿中へのカルシウムの排泄が高まり、不足すると
カルシウムの吸収が悪くなります。
★ビタミンDをとる
カルシウムの吸収をよくする栄養素です。ビタミンDは、体内でも合成されており、
紫外線によって皮下で活性型に変わるので、食品からとるほか、太陽に適度に
あたることも大切です。
★食物繊維、リンの過剰摂取は控える
いずれも体に必要な栄養成分ですが、過剰にとるとカルシウムの吸収を悪くします。
★アルコールは控える
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■特に有効な栄養成分 |
●CPP(カゼインホスホペプチド) ●カルシウム ●マグネシウム ●ビタミンD
●ビタミンK ●ビタミンC
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■控えたい食品 |
●食物繊維を多く含む食品・・・豆類、イモ類、海藻、きのこなど。過剰摂取はミネラルの
吸収を阻害する
●リンを多く含む食品・・・かまぼこ等の練り製品、インスタント食品、炭酸飲料など。
過剰摂取はカルシウムの吸収を抑制する。
●アルコール飲料・・・日本酒、ビール、ウイスキーなど。過剰に摂ると骨粗しょう症を
促進する。 |
更年期障害、及び、骨粗しょう症の予防について
エストロゲンが不足していればこれを補い、逆に過剰であればその行き過ぎを抑えて、自然のバランスを維持する
という働きが、イソフラボンなのです。
女性に多いと言われる骨粗しょう症の予防にも期待を集めています。エストロゲンの分泌量の減少とともに低下して
いく骨密度に対して、イソフラボンは骨からカルシウムが抜けていくのを防ぐ働きがある事がわかっています。
女性はエストロゲンの分泌量が減って閉経すると、脂肪の代謝が変化します。血液中の脂肪とコレステロールが増
えて、心臓疾患の危険性が増大します。イソフラボンには善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを減ら
して動脈硬化病を改善する働きがあります。
現在、日本では様々な更年期障害に悩む女性が約300〜500万人いると推定されています。
今や日本は過去最大数の更年期以降の女性を抱えることになり、近年では専門的に診る病院や医師も増えてきま
した。「更年期外来」を設けている大学病院や総合病院は、全国で約100施設ほどあります。
更年期の症状は、不定愁訴ともいわれるように“頭痛”を訴えていたと思うと“かゆみ”に変わったり、症状が色々変
わっていき、いつもどこか不調を訴えるのが特徴です・
一般に、全体的に症状が重く、日常生活にまで支障が出るのが“更年期障害”で、日常生活にはそれほど支障を
きたさないのが“更年期症状”と呼ばれています。
女性の閉経は平均50歳前後、そして更年期とは普通、40代中頃から閉経後5〜6年までの間のことを指すよう
です。この時期に月経不順やのぼせ、ほてり等の症状が現れ、イライラしたり、落ち込んだり、性欲を失ったり。
不快な症状を感じるようになりますが、これらの原因は卵巣機能の低下による女性ホルモン「エストロゲン」の欠乏
によるものです。
脳の視床下部から性腺刺激ホルモン・放出ホルモンが分泌されて脳下垂体の刺激し、脳下垂体から卵胞刺激ホル
モンが分泌され、それが卵巣を刺激してエストロゲンが出て来ます。エストロゲンは視床下部と脳下垂体に戻ってそ
れぞれを刺激し、ホルモン分泌の同じサイクルを繰り返しています。しかし、視床下部、脳下垂体、卵巣の3つの組
織の相互関係は非常に強く、卵巣機能が衰えてエストロゲンが出なくなると視床下部に乱れが生じてきます。視床
下部はホルモン分泌の司令塔であるばかりか自律神経のコントロールタワーでもあるので、結果として自律神経が
乱れ、更年期特有の様々症状が出てくることになるのです。
更年期特有の症状を引き起こす原因も「卵巣機能の低下・停止」「環境要因」「精神的要因」の3つが混在している
ケースが多いようです。
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