「無の真空」にも「ゼロ点振動」があると言うことは「宇宙の誕生−T」で説明いたしやした。

 宇宙に内在するエネルギー(ゼロ点振動のエネルギー)により、誕生後すぐに宇宙は急膨張したらしゅうござんすネ。これを「インフレーション宇宙論」と言うそうですぜ。よく言われる「ビッグバン」の前の段階なンでござんすヨ。宇宙に内在するエネルギー(真空のエネルギー:宇宙項または宇宙定数とも言う)が無数の粒子に替ったと考えられるようでござんすねェ。

 超高温・超高密度のスープ状になった粒子がやがて ビッグバンを迎えたンだそうですぜ。実際にァ、インフレーションは非常に短時間(1000分の1秒程)のうちに終わり、クォーク・電子・陽子・中性子・原子核が出来ていったンだそうでござんすヨ。

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