64億〜77億年後の太陽系

     今から64億年ほどたつと、太陽中心付近の水素が燃え尽き、太陽はどんどん膨張して「赤色巨星」となる。そして今から77億年後、現在の体積の約800万倍(半径にして約200倍)にまで膨張した太陽の表面は水星と金星を飲み込み、現在の地球軌道まで達するといわれている。
     この段階では、膨張して重力の弱まった太陽の表層部から大量のガスが放出され、最終的に太陽の質量は主系列段階の半分くらいまで減少する。したがって地球軌道は太陽から遠ざかるようになり、地球は生き延びると考えられる。

     

    この「太陽系の誕生」は、(株)ニュートンプレス発行の、
    Newton2002/2月号の記事から抜粋させて頂いたものです。
                 


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