130億年前の宇宙
今から約130億年前、宇宙は物質とエネルギーに満ちた超高温・超高密度の「ビッグバン宇宙」から始まった。
その後、この火の玉のような宇宙が膨張しながら冷えていく過程で、星や銀河が形成されていったと考えられている。
宇宙は均一ではなく、密度の大きい部分と小さい部分があった。密度の大きい部分には、水素やヘリウムなどのガスが次第に集まっていく。ガスの集まりは密度が大きくなるにつれ、だんだん収縮し、ついに内部に星(自ら光を出して輝く恒星)が出来る。こうして宇宙誕生から10億年ほど経過すると、「星」や沢山の星からなる「銀河」などの天体が出来はじめた。やがて「太陽系」を含むこととなる「私たちの銀河系」も、その頃に誕生したと考えられている。
誕生した頃の銀河は不規則な形のものが多かったようだが、銀河同士の衝突や合体などの段階を経て、現在見られるような楕円銀河や渦巻銀河へと進化していったと考えられている。
この「太陽系の誕生」は、(株)ニュートンプレス発行の、
Newton2002/2月号の記事から抜粋させて頂いたものです。
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