※おことわり※
     ここに記したデータは、少し古いので、最新の各国の実情は下記のHP(資源エネルギー庁)をご参照下さい。ここに戻る時はブラウザの[戻る]ボタンをクリックして下さい。
    http://www.enecho.meti.go.jp/faq/nuclear/q14.htm


  1. フランス
    • 高速増殖炉「スーパーフェニックス」の廃止を決定してるンです。
    • 発電に占める原発の割合を、80%から60%に落とす政策に転換しつつあり、比率は更に下がるのが必至の状況なンですネ。

  2. スイス
    • 10年間、原発新設禁止をしてるンですヨ。('90年、国民投票)
    • 稼働中の原発五基の廃棄もするようです。('98年、政府決定)

  3. ベルギー
    • 原発新設計画を凍結してます。
    • フランスとの核燃料再処理契約をキャンセル、2000年以降の再処理を放棄してますヨ。
       ( '98年、政府決定)
  4. アメリカ
    • ずっと以前に、発電用のプルトニウム利用から完全撤退済みです。
    • 全ての原子力プラントに課している「保険制度」と、発電所建設許可に導入された「最小コスト計画」があり、これらのコストのため原発が建設されなくなったンですヨ。

  5. オーストリア
    • 原発建設の全面禁止条文を憲法に明記することを '99年、下院の全会一致により可決したンです。

  6. ドイツ
    • 国内で稼働中の原発十九基を20年以内に停止しますネ。( '98年、政府と電力業界で合意)
    • 核燃料の再処理禁止法案を実施予定・原発の新設は認めてないです。( '99年、政府発表)
    • ヴッパタール環境研究所( '91年、ノルトライン・ヴェストファーレン州立科学センターとして誕生。主に州からの基金で運営)で、「気象」・「エネルギー」・「輸送」・「原料と構造変化」の四部門で、石油・原子力を含めた環境問題の解析が検討され、全世界に向けて、地球全体の将来を見据えた現実的な提言を続けてるンですヨ。

  7. イタリア
    • 国民投票(投票率65%)で80%が原発反対の意思表示をしてるンです('87年11月)
    • この投票結果に基づき、── 旧式の原子炉一基を停止する・運転停止中の二基は安全が確認されるまで運転再開を延期・85%まで工事が進捗している一基については一時工事中止・計画中の二基は白紙に戻す── との政府提案を議会も承認してるンですネ。( '87年12月)

  8. フィンランド
    • 国会で承認確実であった五基目の原発計画が、三大政党の反対により凍結されちまったンです。( '87年)

  9. オランダ・ギリシャ・デンマーク
    • 原発新設計画を凍結してますヨ。

  10. イギリス
    • 高速増殖炉計画から撤退、原子力政策の見直しを開始したンです。( '94年)

  11. スウェーデン
    • 国内十二基の原発を2010年までに廃棄することを決定してますネ。( '79年、国民投票)
        註:'95年12月に、国会のエネルギー問題特別委員会が、「 2010年までに十二基全ての原発を閉鎖することは事実上困難」との報告書を環境エネルギー省大臣に提出したが、脱原発の方針は維持。
    • 西海岸の二つの原発サイトから、'95年、'96年に各一基ずつ廃棄。( '88年、国会可決)
        註:この廃棄決定は、'91年の主要三政党合意により時期が延期されたけど、遂に99年11月30日にスウェーデン南部のバーセベック原発1号機が閉鎖されたんです。同2号機の閉鎖も近そうですねェ。
 

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