■12/30 以前、「正式メンバーなのに何をする人なのかよくわからない」という立ち位置は、 先達にベズや瀧という上級者がいるので、FUNKY MONKEY BABYSのDJケミカルは この先かなりキツいのではないか、ということを言ったことがあるのですが、 この写真を見て、何となく彼も大丈夫なのではないかと思えてきた。 --- <紅白歌合戦>白組にサプライズゲスト 誰だろう。こういう煽りができるレベルの日本人なら普通に出場者に カウントするだろうから、正式に記録に残らない形なら出るとか、 そういう感じの契約なのだろうか。だったらやっぱ陽水じゃないのか。 ただ、そんなゲストなんかいなくたって、明日は動くこれを見るだけで 紅白にチャンネル合わせる意味がある。これは間違いなく史上最強だ。 日テレのなんか、どうせ後でDVD出るんだからいいだろ。 みんな紅白見ようぜ。 --- 明日実家に帰るので、紅白関連は年明けてからまとめて。 実家でTwitterに逐一感想投げる気ではいるのですが。 レコ大のもぼちぼちアップしてますのでできればこんな感じで。 ただし明日は団欒優先なので、黙っている可能性も高いけど。 では、よいお年を。 ■12/29 月曜まで、雪が見たくなったので豪雪地帯を中心に地方都市マニア活動。 週一分サボりました。 --- 大橋のぞみは森下くるみよりもつぼみに似ていると思う。 どっちにしろ、何となく嫌な感じに引っかかるのは一緒。 --- 紅白歌合戦:布施明 今年で「身を引く」と宣言 さすがに居辛くなったのかなあ。 TRICK→ごくせんの神通力ももうそろそろ切れているので、仲間由紀恵も 司会を来年以降やるのもキツいだろうし、AKB48が何とかなっている間に 次のを頑張って見つけておかないと、プロダクション尾木マジでヤバい。 もしくは来年以降、Aqua Timezが過去ほどのヒットが出ていないにも かかわらずしれっとまた出場するか。 --- 詩音界が本命逮捕で混沌としている中、もうひとつの戦争も絶賛継続中。 LOVE ドリカムの事務所DCT Garden所属。元CORE OF SOULのヴォーカル。 2007年からこの名義で活動し、アルバム2枚、シングル4枚。 12/09発売のシングル「君は僕のセンユウ」186位(約300枚)。 Love EXILEの事務所LDH所属。MISAKIは元PARADISE GO!! GO!!の松本美咲。 2009年から活動開始。今のところシングル2枚のみ。 11/25発売のシングル「Second Love」35位(約5500枚)。 かなり低いレベルでごそごそと戦っていますが、後から割り込んできたとはいえ、 現在の勢いはLDHの方があるし、LDHとしては"Love, Dream & Happiness"計画が あるので、DreamとHappinessが活動している以上、改名は考えられないし。 でも検索してみると、GoogleではDCT Gardenの方のLOVEの方が表示は上。 LDHのLoveはその次。1位は大塚愛のうさぎキャラLOVEのサイトだけど。 Yahooでも検索結果ではDCT Gardenの方のLOVEの方が表示は上なんだけど、 その上に「Yahoo!人物名鑑」の結果が表示されていて、2人組の写真が 出ているから、実質LDHのLoveが勝ちかなあと思ってリンクを開いてみたら、 プロフィールはDCTの方のLOVEの説明。もう誰もわかっていないじゃないか。 だったら俺ももうどうでもいいや。 ■12/25 フジファブリック志村の件は何とも言えない。落としどころが見つからない。 --- SMAP、新CM楽曲に「世界に一つだけの花」 イブ限定版は民放5局がリレー放送 常に新しい曲を求められ、その何曲かに1曲はスタンダード化するだけの ヒットになる、という形で歩み続けてきたSMAPが遂に引導を渡された。 彼らにとって過去の楽曲がこういう形で使われるということは、 もう新しいものを周囲から期待されていないということだ。 本格的に終わりの始まりの予感。 --- Pet Shop Boys / Christmas (EP) 純粋な新曲は収録されていない、企画物的なEP。 十数年前にファンクラブ用に制作された楽曲の再録音、アルバム収録曲の新ヴァージョン、 Madness "My Girl"のカバーとそのリミックス、Coldplay "Viva La Vida"のカバーの5曲。 これまで過去のカバー楽曲に一切外れのない彼らですが、今回も非常に素晴らしい出来。 "Viva La Vida"は、元曲のリズムからイメージを膨らませたことが予想される、 微妙にラテンのノリを加えた、ちょっといい感じの雰囲気に。 凶悪すぎる改変とまではいかないまでも、十分に楽しい。 そして"Viva La Vida"以上の出来だったのが"My Girl"。何でこの曲がモロに80年代の Pet Shop Boys的ビート置き換えられ、メロディまで自作曲のように聴こえるのか。 ひたすらかっこいい。 彼らはひたすら時代の匂いを嗅ぎ取りながら、でも決してその時々の圧倒的マジョリティでは ないあたりに軸足を置いて、楽曲をこさえてきたという印象があるのですが、彼らがデビュー した頃から十数年はひたすら進化・変化を続けてきたはずのテクノ/エレクトロですら、 80'sの懐古的なムーブメントが起こりつつある今、彼らはリアルタイムで前線を走ってきた分、 持っている手数が違いますから、実はこの時代、彼らは滅茶苦茶強いのではないか、と思った。 本気を出せば、彼らはもう1回くらい天下取れるんじゃないかと、マジで思います。 彼らみたいな人たちにこそ、カバーアルバム出してほしいんだけどなあ。 ■12/23 ブックオフの「クリスマス用パッケージサービス」っていうのは、 いろいろあるとは思うんだけど、何だかちょっと切ないね。 --- 紅白、歌唱曲が出たので、去年と同様にそれぞれの曲の売上を。 「紅白スペシャル」とか何ちゃらみたいな人は、今年一番売れた曲で。 カッコ内はその曲の発売年。カッコないのは今年発売。
昔の曲の売上が見つからん。 追悼的な部分があるのは、石川さゆりの三木たかし楽曲くらいでしょうか。 森進一は昨年から引き続き、耳毛の呪縛から逃れられていないようですが。 様々な人の追悼は別コーナーか何かで捌く感じになるかと。 今年目立つのは、もはやシングル楽曲にこだわっていられなくなった点。 aikoは朝の連続テレビ小説の主題歌ですが、現状音源化の予定なし。 大塚愛は今年出たベストに収録されている新録楽曲。 つうか彼女、今年は2月に2008年発売のアルバムからのシングルカットがあっただけで、 今回の曲が今年唯一の新曲。そういう状況で出場できたのが何だか謎と言えば謎ですが。 あと、木村カエラはシングルとしては配信限定の曲です。 まあ、いちばんテレビで流れた曲ではあるので、妥当ではあります。 それと、微妙に異変が起きているのは五木ひろし。 彼は毎年、大トリとかでもない限り、必ずその年に出した楽曲を歌うのですが、 今年は2008年の曲で昨年から連続で同じ歌です。まあ2008年とはいえ12月発売の 曲ですので、逆に去年の方がおかしかったのか、と今になって思いますが。 小林幸子もその年の曲を歌う傾向がありますが、彼女はきちんと今年も踏襲。 たとえ1,000枚しか売れていなくても。つうか彼女の場合、紅白がその年 出した曲の最大のプロモーションになっている感じがする。 全体的に見ると、大トリのサブちゃんはまあ当然としても、細川たかし、布施明、ゆずの あたりが持ち歌の中でもえらく大作志向というか大仰な曲を持ってきているのが気になる。 何だかちょっとクドい感じになるのでしょうか。 ■12/20 紅白の歌唱楽曲出た。 細かく見るのはまた後日として。 NYC boysの「紅白60回記念NYCスペシャル」ってお前ら持ち歌1曲しかないだろうが。 カエラはちゃんと持ち歌歌わせてもらえるようで。 というか、「婚活」な世相と結びつけて紹介されそうな気がする。 対になるのは「不況」な世相と結びつけて紹介されるお父さん賛歌の「ヒーロー」。 あと、美川憲一はどうやら「さそり座の女」と心中することに決めた模様。 今年で4年連続ですもの。ただ毎年異常なアレンジが施されているので、 実はけっこう楽しみだったりします。 --- amU / Prism (Album) 関西ベースのポストPerfume型ローカルアイドルユニット。 シングル3枚出しているものの、それらは通常プレスではなく完全自主制作のCD-R。 しかも東京で手に入るのは、ライブ会場以外では中野ブロードウェイのメカノのみ。 今回のアルバムが初の通常プレスのCDで、ようやくAmazonでの扱いもスタート。 それでも店頭流通は未だ行えない模様。 何でそんなヘボい環境にいる子たちがこんなレベル高い音源出してくるのか。 1stシングルは楽曲レベルは高いものの「カプセルガール」という タイトル込みで、確かに「Perfume後」の匂いのする作品でした。 ただ、その後の作品はメジャーの二番煎じ組と比較しても明確な差別化ポイントを 持った、一聴してわかるオリジナリティを持つ作品だったわけで。 それはもしかしたらお金の足りなさとか技術の未熟さとか、音楽的な引き出しの 相対的な少なさとか、本来ならマイナス要因の結果だったのかもしれないけれど、 できる範囲の様々な工夫と、圧倒的なセンスでもって何とかしちゃったというか、 何か、お金持ちがでかい資本を投下してばかすか製品を大量生産している中、 貧乏青年が手持ちの物資を非凡な才能とセンスで組み上げた結果、何かすごい 発明品作っちゃった、みたいな痛快なストーリーにも通じる音になっている。 その流れでより一層やりたい放題やっているのがこのアルバム。 過去のシングルに近い感触の音からスタートし、徐々にそこから外れた楽曲が目立ち始め、 チルアウト気味のイントロからどこまでも登りつめていく感動的な構成のM-7で頂点に。 その後また過去シングルのノリに近付いていって終了という曲順も素晴らしい。 全くもって隙がない。 タイトルリストが出たとき、過去シングルが一切収録されてないことに驚き、 そんな流通悪いシングルなんだから、絶対入れておいた方がいいだろうと 思ったんだけど、これ最初からアルバムとしての流れが完全にイメージ できてたんだな。結果として大正解です。 フロントの女子2名がamU、そして音作りは彼女達を含めた6人組の「amU Planet」 という名義の集団で行っているらしいのですが、もう6人ごとメジャーに行っても おかしくないよこれ。つうかこれ何もせず放っておくのならメジャー相当頭悪い。 まあ、あそこらへんのメジャーからぞろぞろ出てくるその手の女子シンガーは、 音的な部分だけじゃ済まない、いろんなしがらみもありそうですが。 MySpaceはこちら。 現状アルバム楽曲は聴けませんが、シングル楽曲 聴いてピンと来たらアルバムも間違いないです。 iTunesではアルバム前の楽曲が2曲だけですが購入できます。 ■12/18 いくら担当プロデューサーが血迷った結果とはいえ、及川奈央の大河出演は AV女優の社会進出の一歩としてかなりデカい意味を持つような気がする。 深夜バラエティのエロ担当→深夜ドラマのエロ担当→戦隊もののお色気担当。 ここから普通のドラマ等の場数を踏まずに一気に駆け上がった感があります。 美保純ですら、あれだけ本格派女優としての地位をガッチリと固め、 普通のNHKのドラマまでは出ても、大河には声がかからなかったのに。 ただ、今は既にAV女優がそのまま地上波に登場する素地はできあがってますから、 今回と合わせて「女優としてのあがりまでの道筋ができあがった」感があって。 ガンガン普通にAV女優が普通のドラマ女優に転身しまくるようになると楽しい。 でも、ロマンポルノ組を合わせて、過去それ系から一定以上のタレント・女優としての 位置を築いた人を考えてみたら、美保純、河愛かずみ、飯島愛。なんだこの死亡率。 つうか美保純の強靭さがすごいと言うべきか。 これから上がっていく方々は先達の切り拓いた道を踏み締め、 ゆるく幸せに生きていってほしいものでございます。 で、何で飯島愛の音源をまとめたアルバムがついぞ出ないのか、と思って調べてみたら、 こんなことになっていた。アルバム本体はほぼ前後のシングルのコンピ状態なので、 多分「+5」内に一時猛烈に探して見つからなかった「まんがらりん」も収録されるはず。 これはかなりほしい。ということで1票。 あと、白石ひとみは一時インディーズでノイズ系のユニットやってて、 出た当時試しに音源買ってみたものの、聴いても正直何のこっちゃ さっぱり意味わからんかった。 最近の子なら、森下くるみはDJしてるところを2度ほど見たことがありますが、 とんでもなく病んだ選曲だったので、きっと自分で音作りの方にいっても どえらいことになると思う。ぜひやってほしい。 ■12/16 ブルーカラーの聴く音楽とホワイトカラーの聴く音楽が、下手したらイギリス以上に乖離しつつある 現代日本ですが、ブルーカラーの聴く音楽にいわゆるレベルミュージックの類が少なくとも オーバーグラウンドにはほとんど見当たらないというのはこれ一体どういうことなんだろうか。 今の日本で「ブルーカラー的立場からのレベルミュージック」と考えると、THA BLUE HERBと 怒髪天がそれに最も近いのかな、と思うのだけど、現状で彼らをメインで支持しているのは どちらかといえばホワイトカラーというこの状況。 タオル回しながら熱い友情の歌とか聴いてるだけでいいのか。 --- 安室奈美恵 / PAST<FUTURE (Album) 全編にわたって「すごい」としか言いようがないわこれ。 シングルからの流れで予想通り全体的にテクノ/エレクトロ色を強化。 スロウな曲も2曲ほどはありますが、全体の中でバランスとって緩急つける気ほぼゼロ、 後ろの方に2曲並べてぶち込んで、あとはひたすらリズムをガツンガツン言わせてる。 が、1曲1曲の出来が異常なので、それでも全く問題ない。 カラオケ受けとか泣ける歌詞とかタイアップに合わせた作りとか表面上のキャッチーさとかを 全部ガン無視して、ただひたすらに「クオリティの高い音」だけを目指してできあがった、 今の日本のメジャーレーベル所属アーティストの中でも有数の健全なプロダクション体制。 それを前提に、予算と時間をじっくりかけて、絶対に超メジャーでないとできないレベルの 作り込みで仕上げてきていますので、最終的にたどりついたそのクオリティの半端ないこと。 この音源を一蹴するような人間は、映画で言ったらハリウッド映画をハリウッドだからという 理由だけで小馬鹿にして、レイトショーのヨーロッパ映画とか観て悦に入っている馬鹿だ。 好きか嫌いかは分かれるかもしれないけど、そう簡単に全否定はできんですよ。 デイリーチャートは2位とダブルスコアで1位。 こういうアルバムがきちんと売れるのなら、まだ日本も捨てたもんじゃないと思う。 ■12/13 土曜は久々に御茶ノ水ユニオンへ。東京で一番落ち着ける輸入中古屋。 新宿も品揃えは万全なんだけど、とにかくあの狭さがどうにも落ち着かない。 移転後の御茶ノ水はワンフロアで何でもあるし、ぐるぐる回るのが楽しい。 ついでに秋葉原にも足を伸ばしたら、メイド服の女の子が呼び込みしてる。 「近未来メイド喫茶オープンしましたー。ただいま地球征服中ですー。よろしくお願いしますー。」 何がよろしくなのかはさっぱりわかりませんが、生きるのは大変だということはわかった。 --- Love Music / 森進一 (Album) カバー曲は、ざっくり分けると主に4種ありまして。 一つ目は特に工夫も個性もない奴。大多数はこれですが、もうどうでもいい。 二つ目は元曲にこだわらずに自由にアレンジした結果、元曲から離れてよい作品になってる奴。 三つ目は元曲の空気は残しつつ、丁寧もしくは緻密に手を入れた結果、よい作品になってる奴。 そして四つ目はアレンジとか抜きにして、歌い手の個性だけで何かすごいことになってる奴。 この四つ目は歌い手の個性がずば抜けていないと成り立たない分、やはり数が少なく、 洋楽ならJohnny Cash、Tori Amosあたり、邦楽なら和田アキ子と桃井かおりくらい。 だったのですが、この森進一のカバー集が新たにそのジャンルに加わりました。 やっぱ彼の声の力は並みじゃないですから、ものすごい存在感です。 ただ、問題はそのずば抜けた個性が曲とあまりにもアンマッチなこと。 あの泣きそうな細かいビブラートで「I LOVE YOU」とか「雪の華」とか「蕾」とか歌うんすよ。 曲に怨念がこもりまくっているような、結果として「おもしろ怖い」としか表現できない 異常な空気感をはらんだ凄まじいアルバムになっています。 ひとつ難を述べれば、曲によっては過去の彼の、パンキッシュなまでの絶唱が ハマるものもあるかと思うのですが、それがほとんど聴けなかったこと。 やっぱ彼も年取ったのかね。 ■12/10 モーニング娘。 ロマンポルシェ。 ほっしゃん。 藤岡弘、 本田美奈子. つんく♂ ベッキー♪#←New! --- 歌手の詩音容疑者を逮捕=麻薬ケタミン使用の疑い 生き馬の目を抜く詩音界(詩音・辻詩音・宮脇詩音)で、10月発売のアルバムが ベストテン入りして一歩抜け出た感のあった彼女が、ここに来てこんなことに! プロモーションもまだまだ必要、かつ大事なリリースライブを直前にした10月末に、 ポリープが発見されたということで活動を休止したきり表に出てこなくなったり、 上記記事の「県警が別の事件の関連場所として自宅マンションを捜索したところ」 の一節がものすごく気になったり、押尾先生やのりP姐さんですら残っているのに 彼女のWikipediaの記述はきれいになくなっていたりとか、いろいろありますが、 あとは事務所及びレーベルがどこまで彼女を擁護するかで、彼女の人生決まります。 で、関連ネタをダラダラ読んでたら、宮脇詩音のWikipediaにこんな記述が。 >>2008年4月19日、二子玉川pinknoiseのメインイベント【F*LOOTS vol.27-未成年者FREE-】 >>にて、詩音ダンサー(SACHIKA・ELI)初登場。SACHIKAは元AI-SACHIの立石沙千加である。 今井絵理子のソロプロジェクト"Eriko with Crunch"のCrunchの一味として登場し、 その後AI-SACHIでCDデビューしたものの、シングル2枚で消えた彼女です。 AI-SACHI消滅の段階でまだ中学生。田舎に帰ったとばかり思っていたら。 まだ業界で生きていたんだ。これが一連の情報でいちばん衝撃的だった。 ■12/09 「ONE PIECE」の今回の映画の気合の入れ方は一体何なんだ。 原作者が製作総指揮を執り、主題歌がミスチル。 週刊プレイボーイやメンズノンノ等、これまではなかった社内他媒体への凄まじい展開、 とにかく顧客層を特に上の方に拡大しようという意識が尋常なく伝わってきます。 「花より男子」「ROOKIES」あたりで稼いだ収益を突っ込みながら、それらに並ぶような コンテンツに持っていこうという意図なのかもしれないけど、蓋を開けたらこれまでの 「ONE PIECE」過去作より多少いい程度だった、という結果になるに1000点。 --- ロッキンオンが第3のフェス開催へ 本家ロッキンオンは1月号も特集は「1994年」と、回顧モード継続中。JAPANも最新号はイエモン特集。 若い読者を取り込むことは諦め、昔のファンに戻ってきてもらう、ある意味大変に後ろ向きな方針に 転換している感のある出版部門。つうかJAPANの1/2月合併号って何だよ、月刊誌で合併号なんて 変な業界機関誌以外で聞いたことないよ。そんなにヤバいのか。 そんな中、フェス事業部は相変わらず絶好調の模様。 つうかそりゃそうだ。他の呼び屋がまだ売れないバンドのライブハウス単位の公演まで面倒見て、 小銭稼いだり赤字出したりしつつ細かい業務も積み重ねながら全体の経営を成立させている中、 ガッツリ利益を上げられるフェス、しかも利益率のいい邦楽フェスのみに特化してるんだもの。 というわけで、新しいフェス開催というか、有体に言えば「儲かるので事業拡大します」宣言。 社内の数字的には、現段階で出版部門よりもフェス部門の方が(株)ロッキングオンの 基幹事業的位置付けになっているのではないかと予想されますが。 とはいえ、JAPANを潰すという判断は当面ないと思います。 単体で儲かる儲からないは別にして、フェスにバンド・アーティストを集める際の コネクション形成の場としては、まだまだ重要な意味を持っていますから。 そういうところも含め、一度得たブランド力を存分に活用して事業拡大を果たし、 でもブランド力を落とすような方向に闇雲には進むことなく、価値をきっちり 保持し続けているという点、その経営の才は本気ですごいと思います。 WHAT'S INやパチパチより商売としてずっとイケてますよ。ねえ。 ■12/06 しまった。パーリスをまんまトレースしている! というわけで、IMALUのサウンド・プロデュース、実際には元ハイスタの難波の模様。 多胡に比べれば前向きだ。とはいえ、これもかなり微妙な人選のような気がする。 ライジングサンで怪電波絶賛受信中の彼を目の当たりにしているもんですから、 今の時点でも、まともに彼の評価ができないんだよ。 難波のニューアルバムには元ハイスタの横山と恒岡が参加してるっていうから、 そのときに比べたら、多分ずいぶんとマシになっているとは思うんだけど。 ただ、それを抜きにしたところで、じゃあ受信前のULTRA BRAiNがぶっちぎりで かっこいいかって言われたら「うん…、まあまあだね」としか言えないわけで。 まだまだ判断できねえ。 --- 紅白の件。 今回は初登場組の売り上げをだっと並べてみる。 ■2003
■2004
■2005
■2006
■2007
■2008
■2009
カエラとレミオロメンは完全にピーク越えた後なので、もうこれ仕方ない。 というか、今年のカエラはシングルとしては配信オンリーの"Butterfly"が いちばん目立った曲ということになるでしょうが。 で、バーターなのは明らかだとしても、NYC boysは出場するのに 恥ずかしくないだけの枚数は売っているんですよ、実はこれが。 年間12位です。あんまり酷いことは言わないようにしよう。 FUNKY MONKEY BABYSは売り上げはアレですが、「ヒーロー」がお父さん応援歌な 歌詞になっていますので、馬場⇒木山の流れで考えればアリでしょう。 んで、現段階の年間トータル売り上げのベスト50をなめていったところ、 50曲中28曲分のアーティストは出場するわけです。 残り22曲のうち10曲はジャニーズ絡み、あと出場させようがない GReeeeN、「けいおん!」関連、ヘキサゴン企画物で合計6曲。 従って、純粋に「出場しない」のは、 B'z、安室奈美恵、YUI、BUMP OF CHICKEN、JUJUのみ。 で、恐らくB'zと安室奈美恵は依頼して断られているだろうし、 残り3組が出れば劇的に紅白が改善されるかと言えばそうでもなく。 正直、今年もNHK、よく頑張った方だと思います。正直なところ。 ■12/04 IMALUのサウンド・プロデュース、多胡邦夫じゃねえか。 何でそんな「有名アーティストが受けてくれなかったから仕方なく」 みたいな選択を初っ端からかましてくるのか、さっぱりわからない。 多分、ユニヴァーサルあんまりやる気ないわ。 というわけで、売上は「どこまでマシか」というレベルで。 --- 風邪引いているので紅白また放置。まあ12/31当日までにぼちぼちいじるわ。 で、今日はGReeeeNのベストが思ったより売れてない件。 デイリー初動が5万枚強、ウイークリー25.5万枚って、それちょっと少なすぎだろう。 前作アルバムが、デイリー初動で10万越え、ウイークリーで45万以上だったので、 今回はその半分程度の動きしかしていないということで。 既に人気の天井を越えてしまったのか、がっつき気味のハイペースリリースに 脱落する人続出なのか、「キセキ」1曲持っておけばいいと思われているのか、 何にせよスタッフにとってはヤバい状況。 5000円の初回限定盤はさすがに小売店の店頭からはほぼ消えているみたいですが、 Amazon等ではまだ在庫あり、店頭から消えた分も相当数が転売目的の買い占めで、 案の定すごい勢いでヤフオクに流れて、案の定定価以上の値段が付く気配もなく 転売ヤー涙目といった風情です。 この手の、既にガンガン売れているアーティストの「完全限定盤」は、 限定とはいっても出荷数が桁違いなので、ロクな値段付かないって いうのはほぼ常識かと思うのですが、それでも繰り返されるこの悲劇。 楽なお金儲けはありません。 ■12/02 紅白、ちょっとまだ。また次回。 --- IMALU、CDデビュー。 カエラワナビーとしては、テレビ出演がテレビ神奈川みたいなヘボ地方局ではなく、 事前の知名度を生かして全国ネットのドラマや大企業のCMだったことを除けば、 モデル、自ら作詞で歌手デビューと、今のところ見事にトレースできています。 あとは楽曲制作のスタッフまわりにどのレベルの人間連れてきてるかだな。 ということで、第1回七光り杯。 シングル・アルバムのうち、いちばん売れた盤の売上概数。 The Generous(YOKO):6,000 ONE OK ROCK(TAKA):22,000 Peaky SALT(ユウ):1,000 依布サラサ:4,000 甲斐名都:6,000 IMALU←New! もう何だか総崩れで切なくなってきます。 特に三浦友和×山口百恵息子率いるPeaky SALTは、あれだけ露出されて 売り上げは1500枚未満。もう居たたまれなくて泣きたくなるレベル。 この手のネタの場合、いじらざるを得ないのが北野井子とSAYAKAですが、 北野井子は135,000枚で最高位8位、SAYAKAは126,000枚で最高位5位。 実は最初だけはそこそこ売れている。最低限のカッコはついてるんだ。 まあ、最初だけなまじ売れた分だけ、あとの悲惨さが目立つのですが。 IMALUは、あれだけ事前露出しているにもかかわらず、まるで世論の 盛り上がりを感じられませんので、現状はYAZAWA長女の方に近いと 予想されますが、どう売ってくるのかわからんので、まだ保留。 ■11/30 SKE48チームKII前田栄子、SDN48移籍を発表 2002年:手束真知子(制服向上委員会)⇒ 2004年:原田桜怜(グラドル)⇒ 2009年:前田栄子(SKE48)。 名前を変え、所属を変えて続けてきた流浪の旅もようやく 終結するかと思いきや、今度は社内異動的に流浪再開。 これが持って生まれた性なのか。彼女の旅はまだ終わらない…! --- 「ハナミズキ」の映画化って、一体何なんだ。 加藤ミリヤとかスキマスイッチの楽曲の携帯ドラマ化ってのもあるし。 その手の、何がしかの「冠」がないとまともに訴求することもできない状況で、 めぼしい小説や漫画はもう既に青田買いされて権利を押さえられている中、 他に「名前で売れる」コンテンツを探そうとしたらもう音楽しかない、 という感じなんだろうな。 と考えたら、その手の原作付き映画やドラマだけに限らず、 Hey!Hey!Hey!やロッキンオンが昔の音楽ばかり扱っているのも、 カバー曲のリリース過多状態がダラダラと続いているのも、 根っこにあるのは共通して「既に評価されているもの」であれば 安心という、保守心というか、おもねりなんだろうなあと思える。 出す方も、受ける方も。 次回から紅白いじり復活の予定。 ■11/29 ここ最近の安藤裕子は、シングルのカップリングに必ずカバー曲入れてますが、 新曲"ラフマベティ"収録の"君に、胸キュン。"がキュート過ぎて死にそうです。 かわいい三十路女最強。 --- ヴィレヴァン限定「90年代V系バンドの曲をテクノwith女子Voでカバー」という、 企画段階で何か大幅に間違っているCDの存在をメールで教えてもらったので、 通販サイト行ってみたら在庫ラスト1枚、慌てて購入。 先日届きました。聴きました。 企画の時点で馬鹿野郎なのですが、音は輪をかけて近年稀に見る大馬鹿。 いや、バックトラックが無駄によくできてるのよ。一切迷いがない。 迷いがないので、聴いているうちに「この曲元からこんなんじゃね?」と いう気分になってくる。 そもそもこの「ヴィジュアル系×テクノ」というすっとこどっこいな 組み合わせにどれほど需要があるのか。あるはずがないじゃないか。 そんな企画なのに、この力の入れよう。馬鹿の所業です。 カバー曲バブルももうそのはしりから5年ほど過ぎ、ブームもそろそろ 逝きかけなわけですが、「カバーだったら何でもいい」的な空気すら漂う 今の状況下で、手を抜いて適当に作るというビジネスライクな方針でなく、 制作陣が「やりたいことやれるんなら好き放題力いっぱい」という方向に 思い切り振り切った結果、こんなところで意味もなく質の高い作品が 生まれてしまった。 あれだ、おニャン子クラブが何をしても売れるという状況になった際、 後藤次利がうしろゆびさされ組で散々実験的なことをやり倒したり、 渡辺美奈代のアルバムで鈴木慶一が趣味性を全開にしまくった結果、 誰もそんなの望んでないのに、音楽として無駄に質が高い作品が できあがりました、みたいな。 在庫復活してるから、元曲の記憶がある人はいっとけ。 Piereccing HOUSE / misa26時 1.ロマンス(PENICILLIN) 2.1/3の純情な感情(SIAM SHADE) 3.JUST ONE MORE KISS(BUCK-TICK) 4.ROSIER(LUNA SEA) 5.月下の夜想曲(MALICE MIZER) 6.少年(黒夢) 7.MAD SKY -鋼鉄の救世主- (Pierrot) 8.-I'll-(Dir en grey) 9.Melty Love(SHAZNA) ■11/27 紅白、今日は演歌の話。まずは枠の数を経年で比較。 2003[紅:11/31 白:10/31] 2004[紅:10/30 白:09/28] 2005[紅:09/31 白:10/31] 2006[紅:11/27 白:09/27] 2007[紅:10/31 白:08/27] 2008[紅:09/26 白:08/27] 2009[紅:08/25 白:08/25] 全体の出場者数が減っていますので、それに伴って演歌枠も1減。 割合としてはほぼ横ばいなのですが、やはり厳しい状況ではあります。 去年と比べると、紅組ではその1減分で藤あや子が外れ、白組では昨年ヤクザ絡みの 交際が発覚して出場できなかった細川たかしが復活し、その代わり前川清がアウト。 で、次は演歌歌手の、今年発売したシングルの売上数一覧。 年に2枚以上出してる人は一番売上の多かった奴だけに絞ってます。 表の上の方の各組25人は、2009年のこれまでの演歌の売上上位。 26番目から下は、過去に紅白出場を経験した人の今年の売上です。 今年出していない人、四捨五入して1000枚行っていない人は除外で。 そして、太字が今年紅白に出場する人。
本当に小林幸子と美川憲一は、どうせ出られると思って 営業をサボっているとしか思えない。 まあ、そういう感じでベテラン層が延々とガッチリと枠を離さないものですから、 上位に未出場組が相当食い込んではいるものの、演歌枠を増やしにくくなった ここ最近は、よほどのことがない限り、新規参入は難しいところではあります。 例えばここ10年で新規参入できたのは、紅組では「みれん酒」が16万枚という 演歌としては飛び抜けた数を売った石原詢子、デビューから圧倒的な売上で ぶっちぎり続けている水森かおりの2名のみ。 白組では、同様にぶっちぎりっぱなしの氷川きよし、話題性のジェロ、 あとは北島事務所所属で、山本譲二を落とす代わりにその枠に 入れてもらえた北山たけしの3人。 圧倒的な売上か、圧倒的な話題性か、圧倒的なコネクションか。 ちょっと頑張ったくらいでは「名誉出場」し続けている先人を 越えることは不可能なわけでございます。 それでも相対的に演歌勢がチャート上位に目立つようになってきた昨今、 そろそろ新たな刺客がやってきてもいい頃だとは思います。 ちなみに各所で出場すると予想されていた幼女演歌のさくらまやは、 まあまあ話題にはなったものの、実は売上は1万枚そこそこでして。 総合的に見るとちびっと厳しかった模様です。 ■11/24 紅白の件。 今日はとりあえずざっと見たところをぼつぼつと。 --- 主な事務所で増減があったところは以下の通り。例年より多めの動き。 ジャニーズ:4 (+2) アミューズ:4 (+2) プロダクション尾木:1 (-1) ※AKB48メンバー除く ケイダッシュ:1 (-1) バーニング:0 (-2) --- 森繁枠の加藤登紀子がいないのは、多分森繁が亡くなったタイミングでは 根回し、出場者決定&内部通達までが概ねすべて完了してしまった後で、 如何とも間に合わなかったからだと考えると非常に合点がいきました。 --- で、間に合ったはずの加藤和彦枠はカエラで「タイムマシン」を歌うのでは ないかという予想。三木たかし枠は、石川さゆりに「津軽海峡」を歌わせて おけば成立するので問題なし。もしくは去年は「おふくろさん」を歌って 話題になったものの、今年は一切めぼしいネタがないのに出る森進一が、 「北の蛍」あたりを歌うか。 キヨシロー枠はこのメンツで行くと枠としてはなさげです。 でもマイケル・ジャクソン追悼コーナーもあるみたいだから、 当然彼にも何らかのアクションはあることは間違いないと思います。 キムタクが「トランジスタラジオ」あたりを歌って終了とかかな。 --- バーニング本体所属が一気に1人もいなくなったのは本当に謎。 何か意図的なものがあるとしか思えないんだけど、わからない。 代わりにケイダッシュとかが増えたかといえば、秋川雅史がいなくなり、 中島美嘉のみに戻った結果1減だったりするので、周辺の他事務所に 何らかの便宜を図った結果、という線もとりあえずは見当たらない。 でも系列で探してみたら直系が1名いた。AKB48の篠田。 バーニング傘下のサムディ所属。 司会の仲間由紀恵&布施明が所属するプロダクション尾木は、 AKB48に外部事務所としては最大の8名を擁していますので、 AKB48はアイドル枠という意味だけでなく、バーニング及び プロダクション尾木の総意としての出場という意味もある のではないか、という想像。 --- 里田まいも含めてハロプロは完全消滅。 アップフロント全体で見ても残ったのは五木ひろしのみ。 べーやんはアリスで出場しますが、これはアップフロント枠じゃなさげ。 ちなみにモーニング娘。はよほどのことがないとこれからも出場は無理。 道重がロンハー他でのアレな言動で、完全に世間様からヒール扱いのため、 現状、女性視聴者の多くは彼女が出ただけでチャンネル変えるから。 タレントとして他と差別化しつつ生きていくためとはいえ、あの方向性は グループ全体にボディブローのようにダメージを与えると思うのですが、 本当にそれでいいのだろうか。 今後はもう、残った数少ないヲタ相手に毟り取る系の商売しかしないと いう割り切りをある意味公式に宣言したということなのだろうか。 --- NHKは平原綾香好きすぎ。 ここ最近の彼女は"Jupiter"的な「クラシック楽曲に日本語詞を乗せる」 スタイルに固定しつつありまして、「誰でも知っている楽曲」という 意味では非常に紅白的に都合がよろしいというのもありますが。 でも、デビュー以来の地上波テレビ番組タイアップ17曲のうち、 7曲がNHK絡みというのは、いくら何でも比率的に多すぎる。 でも、どんなコネクションがあるのかさっぱりわからない。 謎の女。 --- いわゆる着うた系については昨日「CD売上に偏った選考じゃないか」と 申し上げたわけですが、よく考えたらその方が理に適ってると思った。 例えばJUJUの着うたを落とした人のどの程度が紅白見るくらい好きかって いったら、多分その多くは曲は好きだったとしても、JUJUという歌い手に ついてはさして強い思い入れはないわけで。 たまたま映ってたらそりゃ見るだろうけど、ダウンロードした人の かなり多くの層は、そもそも属性的に紅白じゃなくて格闘技か ダウンタウン見る可能性の方が高いから。 だったら確実に紅白見てくれそうな人を多めに囲った方がいい。 そういう判断であれば、正解じゃないかと。 --- 水樹奈々について「一般人知らないだろ」とか「何歌うんだよ」とか ファンなのに卑下して突っ込んでいる人たちは安心してほしい。 伍代夏子なんか杉良太郎の嫁という理由か、既に15回も出場してるけど、 顔と曲をきちんと認識できているのは視聴者の1割行かないから、絶対。 --- 明日以降、また演歌枠とか、出場歌手の今年のCD売上状況とか、 ぼちぼち見ていきたいと思います。 ■11/23 モーモールルギャバンのライブ行ってきた。 あんな曲のくせに予想以上に真面目なバンドという印象。 テクニックは申し分ないし、もうちょっとデカくなれると思った。 多分来年は全国級のフェスとかにいくつか出られるようになると思うので、 それでもう少し名前を売って、クアトロ満員くらいにはなってほしい。 それ以上は望まない。 ていうか、それ以上を望もうとすると、メジャー契約できる代わりに 訳のわからないタイアップとか、明らかにバンドの方向性じゃない 業務を突っ込まれたりするから。それはダメだ。 --- ので、紅白についてはまだ突っ込んで調べたりしていない。 とりあえずジャニが嵐のバーターで4枠入手、アミューズも来年大河の福山関連なアレで flumpoolのねじ込み成功、仲間由紀恵が司会なのでプロダクション尾木は相変わらず 布施明が健在と、例年以上に事務所関連の力関係があからさまな感じではあります。 小林幸子と美川憲一の派手な2名に隠れてはいるけど、「職業:紅白歌合戦」の 代名詞はむしろ、布施明がいちばんふさわしいような気がしてきたよ。 でも藤あや子も長山洋子もWaTもいないので、バーニング本体はどこへ行ったんだとか、 w-inds.もSPEEDも出なくなり、ついにライジング=Vision Factoryが完全消滅したとか、 東方神起はいろいろとアレなので下手したら5人揃うのはこれが最後じゃないかとか、 JUJUとか西野カナとかヒルクライムの類が一切いないということはこれ、選考委員会は 相変わらず「CD売り上げ」しか参考にしてないんだろうなとかいろいろありますが、 細かいところは追い追い。 ライブ後しこたま酒飲んだから眠いんだよ。おやすみ。 ■11/22 ヤフオク見たら、嵐のドーム公演のチケットがすごいことに。 紅白どうなるんだろうな。ここまで来たら出るしかないだろ。 TOKIOがクビか、ジャニで3枠か。 --- AKB48は、ようやくここ半年でだんだん顔がわかるようになってきたわけですが、 そもそもアイドルに限らず特定の人に強い思い入れを抱くタイプではないので、 自然に覚える以上に頑張る気もなく、一生全員判別することはできないでしょう。 アイドリング!!!は谷澤恵里香とフォンチーだけわかるようになったよ。 で、最近はアイドリング!!!以外にもポストAKB的なアイドルがボコボコと 発生してまいりました。存在というよりもその商売の仕方において。 AKBファンのけっこうな数が流れていると噂のももいろクローバーの場合は、 CD購入時にもらえる「クロもも券」と呼ばれるブツが様々な用途に使えるため、 大量のクロもも券を入手すべく、ファンが大量のCDを購入するという仕組み。 1枚購入の方:握手でCDお渡し 2枚購入の方:1枚特典+今日限定サイン色紙 3枚購入の方:2枚特典+本人とツーショットチェキ こんな感じのことを、CD発売直後には毎日複数回行っていますので、 そりゃファンになったら非常に大変なことになるわけですよ。 それでも8月の1stシングルは5000枚そこそこだったシングル売上が、 11月の2ndシングルでは一気に初動のみで15000枚突破。 明らかに商売として成立してきています。やってみるもんです。 そして、徐々に本気出してきたっぽいのが吉本のYGA。 結成当初在籍していた色物3名(デブとブスとオカマ)をこの夏、 「卒業」の名の下に完全駆逐完了、メンバー増員も行って、 より一層それっぽくなってまいりました。 11/4発売のDVDの初回特典の写真は、店舗別に22種準備したり、 とりあえず今できる範囲で無茶を開始しております。 そんな中、一線を画しているのは9nine。 10月発売のシングルは、一応2種発売しているものの、DVDで単価上げる こともせず、ツアーのような複数回にわたる発売記念イベントも行わず、 それでも初登場33位まで持ってきた。 彼女たちの場合は、川島海荷の旧来の集中的メディア露出に負う部分が 非常に大きいので、AKB以降のアイドル群と一緒にしたらいけないのかも しれませんが。 でも思ったのが、これでももクロと9nineがこれ以上の成功を収めるようであれば、 そして身売りが決まるほど傾いたビクターを支えることができるようであれば、 これはレコード会社がこの先生き残っていくための、ある意味非常に重要な メソッドになりうるということです。 まだこれからこの手の次々が出てくる可能性は高いわけで。 80年代以来のアイドル群雄割拠時代がまた始まるのか…! ■11/17 メールでご指摘いただきました。 2号で消えた洋楽誌「PARADE」、リットーじゃなくてJICCでした。 記憶違いごめん。 --- これもメールで。ユニクロ×ROUGH TRADE。 どういうコネクションでこうなったのかさっぱりわからないし、 どういう需要予測で出てきたのかもさっぱりわからない。 俺は4ADのが欲しい。 --- そろそろ年間の売上チャートとかも確定しかかる頃と思って、 オリコンのこれまでの年間トータルチャート見て笑った。 ベスト5のうち4曲が嵐。 11/11に出た今年4枚目のシングルは、初週分だけで年間4位。 この時点で3位の秋元順子と5万枚程度の差しかないので、 来週にはベスト3占拠がほぼ確定。 ちなみにアルバムの売上年間1位も嵐のベストでほぼ確定。 去年の年間シングルチャートも嵐はワンツーでしたから、 どれだけ寡占してんねんという話です。 今年の現状のベストテン6位以下にはKAT-TUN2曲、関ジャニ1曲。 ベストテンに7曲、ベスト20にはNEWSと中山優馬とKinKi加えて10曲。 そりゃHMVもジャニーズコーナー作るわ。 CDメディアの衰退を悲しんでいる人は、ジャニーズを叩いちゃ駄目。 その維持にもっとも貢献しているのは紛れもなく彼らです。 あと、ふと前に見たのを思い出したんだけど、中山優馬の顔を 「すごくかっこいいさかなクン」と表現していたどこかの 彼には金一封を差し上げたい気持ち。 ■11/15 怒髪天の新曲のCMがテレビで流れる世の中が来るとは、想像もしていなかったよ。 --- もはや飽和状態のポストPerfume的女子テクノ系界隈、新規参入したものの敢え無く討ち死にし、 泣け歌系にモデルチェンジを行ってようやく陽の目を見た西野カナのような事例も出てきた中、 それでも新規参入する剛の者もいまだに散見されるわけで。 それで、昨日深夜番組のエンディングでそれっぽい音を出していたのが、Mizcaという人。 ざっと調べてみたら何のことはない、元Sister Qで解散後ソロ活動をしていた光岡昌美でした。 「引きこもりシンガー」とか、明らかに間違えた方面にアピールしながらソロデビューして、 虎舞竜の"ロード"のアンサー・ソングとか歌ってみたものの、案の定売れなかった人です。 つまり彼女、純粋な新規参入ではなく、泣け歌方面でうまくいかなかったために こっちに鞍替えしてきたという、完全に時流に逆張りしてきたギャンブラー。 つうか、Sister QではR&B系、光岡昌美名義では泣け歌とアニソン、Mizcaではテクノ系と、 世の中で流行っているっぽい感じの音のあたりでひたすらに流浪を続けているわけで。 あまりの不憫さに涙が出てきそうになります。 で、テクノ系の場合はサウンド・プロデュースが誰かということも重要なポイントですが、 今回クレジットされているのはpal@pop。10年ほど前にChappie名義でちょろっと話題に なって以来、ほとんど名前を聞いていなかったのですが、公式サイト見てたまげた。 何だこの凄まじい仕事っぷりは。Mizcaを遥かに上回る流浪の旅じゃないか。 これ、現場でお互いの境遇を語り合って泣きながらレコーディングしてたとしか思えない。 ただネットで検索して調べてるだけなのに、何でこんなに切なくならなきゃいけないんだ。 今回のプロジェクトで何とかなってほしいと心の底から願わずにいられないのですが、 音を聴く限り多分ダメだと思うので、負けずに今後も頑張ってほしいと思います。 ■11/12 Owl Cityが全米1位って、何がどうなったらそうなるんだ。 前のアルバムは輸入盤屋でひっそり売られていただけだったのに。 今月下旬にMaeの前座として来日しますが、完全に立ち位置逆転。 これはお互いものすごくやり辛いと思います。頑張れ。 --- モーモールルギャバン / 野口、久津川で爆死 (Album) Vo&Dr、Vo&Key、Bの変則型スリーピース。 夏、フェスか何かのニュースでとてつもなく頭の悪そうなバンド名を目にしたので、 YouTubeで検索してみたら、本当に頭の悪そうな歌を歌っていて感動したんだ。 彼らの頭の悪いタイトルのアルバムが出ました。 でもこの圧倒的な頭の悪さは、ただ足りないというわけではないこともわかる。 たとえばPop Will Eat Itself。たとえば人生。 間違いなく地頭は凡人より優れているにもかかわらず、何でそっちに行って しまうんだ的な馬鹿ソングと馬鹿パフォーマンスに走ってしまう、その性。 こらえきれない衝動といちびり根性がそうさせている。 そして、そういう馬鹿はベースになる音楽性の部分がきちんとしていないと、 本当にただの聴くに耐えないデタラメの滅茶苦茶にしかなりません。 彼らは偉大なる先人に並び立つレベルの音楽性と技術を兼ね備え、 並び立つレベルできちんと正しく馬鹿。だから素晴らしい。 出している音は打ち込み系ではなく、比較的フリースタイル度の高いバンド形式。 それでも勝手にインプロに突入して技術を見せつけるような頭のいいことはしない。 すっ飛ばして分解しそうになりながら、でもメロディがギリギリのところで 曲の輪郭とポップさをキープしている。スリリングな馬鹿。 もう愛さずにはいられない。 というか、かなり素で紅一点のユコちゃんが好きだ。惚れているかもしれない。 決してすごい美人なわけではないけれど、しゅっとした愛嬌のある可愛さだ。 本格的にやられたのはこのアルバムにも収録された「ユキちゃん」のPV。 ひたすら可愛い。これ見てこの娘を好きにならない奴は、俺は信じないよ。 ■11/10 森繁の遺作は2004年の「死に花」。普通の映画でよかった。 オーソン・ウェルズの遺作はアニメ映画「トランスフォーマー」。 いかりや長介の遺作は映画「恋人はスナイパー」。 --- 1990年頃、シンコーのクロスビート誌がそこそこ調子いいのを見て「俺も」と思ったのか、 リットーミュージックが似たようなオルタナ系洋楽専門誌「PARADE」を出していたことを 唐突に思い出した。 創刊号で「80年代の名バンド100」みたいな無闇にガッツリした特集を組んだと思ったら、 2号では「90年代期待のバンド100」みたいなガッツリ特集をまた組んでいたので、 「来月することねえじゃん」と思っていたら、きれいにその2号で休刊になった、 ある意味大変いさぎのよい雑誌でした。 取っておいたら面白かったのに、捨ててしまったよ。 で、当時は調子良かったはずのクロスビートも今はなかなか大変そう。 今月号は「00年代ベストアルバム100」という、あわてるにも程があるというか、 今月か来月に誰かが超名盤をリリースしてくれないかと思わず願わずには いられない特集。 1位はThe Strokesの1stで、さもありなんと思いつつも、これが1位っていうのは ちょっと寂しい10年なのではないだろうか、とも思ったり。 まあ、1990年のローリングストーン誌が発表した「80年代ベストアルバム」1位に、 アメリカでは1980年1月リリースだったからという理由で、実際には1979年作の The Clashの"London Calling"が選ばれていたのを見た時のガッカリ感に比べたら 随分マシですが。 ■11/08 Lil'Bの11/11発売の新曲「つないだ手」、遂にジャケットからもPVからも本人2名の ご尊顔が完全に駆逐されました。もうこればっかりはどうしようもないから。 でもかわりに佐々木希って、それはちょっとやりすぎのような気もする。 ちなみにPV、恐ろしいほど安っぽく、びっくりするくらいお約束どおりの、 ほとんどコントのようなドラマ仕立てになっているところも必見です。 --- Idiot Pop / Idiot Pop (Album) KissogramとFREENOTEのCD買いに行ったら、新宿のタワレコでえらく押してたので 試聴してみたら、そのまま一緒に引っつかんでレジに持っていくハメになりました。 宮崎県出身の男子一人プロジェクト。何でも6月にアルバム1000枚作ってみたら 一瞬で売り切れてしまい、今回5曲追加で新装発売ということらしく。 緩いエレクトロニカ系の音からビキビキのテクノ、ハウスまで、エレクトロニック・ミュージックの 相当広い部分を網羅しつつ、でも乱暴な部分というか、きれいにしすぎていない部分というか、 身も蓋もなく言ってしまえば「J-POP的ないい加減さ」がいい感じに全体に風穴を開けていて、 スノビズムみたいなものを一切感じさせず、全体通してガッと聴けるアルバムになってます。 で、彼もRAMRIDERと同様、最初にシンセサイザーに手を出した きっかけは小室哲哉だということを公言しているわけですが。 小室は先日出した自叙伝で「日本のJ-POPをわかりやすくしすぎた元凶はつんくと自分だ」と 懺悔的な記述をしていましたが、でも、わかりやすくする前のコアの部分や、新しい音や リズムを貪欲に吸収して一般化しようとした姿勢まで含めてこうやってフォローしようと する若いミュージシャンが出てきてる。小室は何も間違ってなかったんだよ。 彼のこの音が証明していると思うんだ。 MySpaceこちら。 ■11/05 やはりビクターの旧譜総ざらえは、最後の断末魔だったのか。 とりあえず一番の勝ち組は、コナミになってもほとんど違和感のない坂本真綾。 --- GReeeeNの件が気になって仕方ない。 朝7時前に日刊スポーツのサイトに解散の報。 9時頃にはYahooトップに掲載されて一気に情報が拡散。 が、10時前までには会員限定のブログでマネージャーが否定し、 昼頃にはメンバーのHIDEがアメーバブログで否定。 ここまではいいんだ。 で、13時過ぎにそのアメーバブログに掲載されていた、中指立て写真付きで フランクな語り口のHIDEのエントリーが何のエクスキューズもなく削除され、 かわりにレコード会社と事務所連盟の型どおりの非常に隙のないコメントが 掲載され、ついでにそれまであったはずのコメント機能が停止されています。 ここがどうも腑に落ちないんだな。 中指の写真が不謹慎だとかいうのであれば写真だけ消せばいい。 ばっさり全文消したからには全体に何か問題があったということだろうし。 そしてコメント停止はつまり、「突っ込み無用」「深堀り禁止」宣言と ほぼ同義と考えてよいわけで。 まあ、これまでスポーツ新聞含むメディアにすごい勢いで担ぎ上げて もらった結果売れた人が、メディアに中指立ててるっていうのも、 何だか少し滑稽だったり。つうか、それが削除の原因か? ここ最近、スポーツ新聞に解散をすっぱ抜かれて即座に否定した大御所2組、 サザンとチャゲアスは揃ってその直後に「解散じゃない!活動休止だ!」と いう素敵な発表をしているということもありますし、少しドキドキしながら 次の一手を見守りたいと思います。 ■11/03 「ムーンにフィット」は別に構わないんだ。 ただその後「そのまんまだな」という何のヒネりもない、突っ込みにも なっていない返しで大笑いするような人間に、俺はなりたくないんだ。 あと、たかがパック酒でマグロの相伴に預かろうとする女も嫌いだ。 --- Amazonから爆乳三国志が届いたのでさっそくDVDを見た。 曲だけでなくPVもいい感じに狂っていて大変満足しましたが、 PVの後に収録されていた『爆乳三国志ショートムービー』を 見て気絶しそうになった。 いい感じどころでなく、破滅的に狂っているんだもの。 爆乳三国志の3人は私立中原女子高校に通う高校生。 名前は三国劉美、関美羽、張飛つばさ。 黄色いバンダナの不良集団に占拠されている高校を救うべく、 カラオケボックス「桃園」で誓いを立てて風紀委員会を結成し、 戦いを挑み勝利するも、その後会長の董卓美率いる生徒会が 横暴を始め…、みたいな。ざっと言えばそうなんだけど。 たかだか10分強の中に細かいネタをものすごい勢いで突っ込んで、 そのまま尻切れトンボで破綻して終了という、やりたい放題にも 程がある、精神的にハードコアな作品に仕上がっています。 なかなかここまでの馬鹿は見たくても見られないよ。 あと、レーベルがポニーキャニオンだったことに愕然とした。 何でこんなフォーサイドみたいなことやってるんだお前ら。 ■11/01 以前はオスカー所属のパッとしない別のタレントがやっていた高速道路の工事告知CMとか、 コルテオの東京公演サポーターとか、上戸彩の最近の仕事が随分安っぽいのは何故だろう。 --- 爆乳三国志、Amazonで購入ボタンを押してしまった。 まず、休みだということもあり時間があったので歌詞を見ちゃったんだ。 何ぞこれ。予想をはるかに超えて素晴らしく気が狂っている。本物だ。 となれば、次は音源を聴きたくなる。 YouTubeにフルのライブ映像が落ちていたので視聴。 サビ頭の おっぱい おっぱい おっぱい おっぱい でかい やばい のところが衝撃的過ぎる。何でこんなことになってるんだ。 やばいのはむしろ曲の方じゃないか。 昔、森高千里の「勉強の歌」や松浦亜弥の「Yeah!めっちゃホリデイ」について、 歌謡曲の「意味が存在しないが故の破壊力」を力説したことがありましたが、 まさかこんなところでK点越えしてくる曲に出会うとは思っていなかったよ。 そして気が付いたらもうサビが頭をぐるぐる回っている。 うっかり口ずさみそうになる。完敗だ。 もう買うしかない。そんな経緯で。 で、Amazonの下の方の「この商品を買った人はこんな商品も買っています」の欄、 谷村奈南のCDが並んでいるのが素敵過ぎる。お前らなんてわかりやすいんだ。 ■10/30 西野カナが甚だしく丸みを帯びてきている。そろそろ危険水域に到達するぞ。 数少ない若い者に訴求できる三重県出身の有名人だから大切にしたいのだが。 もしかしたら、豚の角煮とか唐揚げとかばっか食ってるんちゃうかと、 公式サイト見てみたものの、そういう記述は当然一切なし。 やはり、misonoのプロフィールが異常なのだと改めて思う。 --- <水樹奈々>紅白歌合戦「デジタル応援隊」に就任 コアファンの強さを考えたら、彼女自身がそろそろ出場すべき頃だよなあ。 というか、現在レギュラー出演中の「MUSIC JAPAN」含め、コアファン層の 厚さを見た上で、そこらを引っ張ってくるための彼女の起用ということで。 今後、散々ファンを巻き込んで盛り上げた挙句に紅白本番には出ません、 みたいなことになったら、暴動起こしてもいいと思う。 でも考えてみたら、紅白が今後わかりやすく舵を切るとすればもうそっちしかない。 もはや国民的ヒットなど皆無、オリコン1位でも世の中の大部分にとっては知らん曲、 みたいな今の状況であれば、むしろコアなファン層が濃く熱いところを引っ張って きた方が盛り上がっていいのではないか、という判断。 そこらのJ-POPとかは、CDTVとかで散々見てるからもういい。 むしろ、演歌とアイドルと声優とアニソンの大晦日。 それはそれでありじゃないか。素敵じゃないか。 --- 明日、渋谷で回します。「歌謡曲」縛りで。 どうしたものか思案中。 HOW LOW? SIDE:C #6 10/31(土)渋谷BAR FACE open/start 19:00〜 charge/1,000yen(w/1d) DJ:タチザキ/O.D.A/FK2/かよ/あっしー 19:00-19:10 タチザキ 19:10-19:50 あっしー 19:50-20:30 FK2 20:30-21:10 タチザキ 21:10-21:50 O.D.A 21:50-22:30 かよ ■10/28 東方神起の3人、事務所相手取り損害賠償訴訟へ はい、大多数のファンが望んでいるであろう「5人の東方神起復活」から 全く逆ベクトルへすごい勢いですっ飛んでいってます。明日はどっちだ。 --- 前のベスト盤から8年半。 そろそろSMAPが新しいベスト盤を出してもいい頃合なんだけど、 多分今の状況で出しちゃうと非常に心もとない売り上げにしか ならないこと確定で、二の足を踏んでいるような気がするんだ。 SMAPは出す曲全てがヒットというわけではなく、いい頃合で 何曲かに1曲の大ヒットを出すことで名を上げてきたグループ。 1994/01:「10$」がそれまでの倍に当たる30万枚を売る。 1994/09:「がんばりましょう」、ここで一気に72万枚まで持って行く。 1996/07:「青いイナズマ」、1994年以降平均50万枚前後だったのを81万枚までアップ。 1997/02:「ダイナマイト」さらにアップ。87万枚。ここらへんが平均売上としてはピーク。 1998/01:「夜空のムコウ」、初のミリオン。162万枚。 2000/08:「らいおんハート」一旦平均30万枚台まで落ちていたところで再度ミリオン。156万枚。 2003/03:「世界で一つだけの花」、また20-30万枚程度になっていたところで空前のヒット。258万枚。 およそ2年に1度は確変がきて、そのたびにタレントとしてのステージも上がる、 という繰り返しで国民的スターになったわけですが、2003年以降は大当たりなし。 2006年の「Dear Woman」の41万枚が最高です。 それ以外は概ね20万枚弱といったところで、それも徐々に勢いは衰え、 今年8月の新曲ではついに15万枚を割り込みました。 もう一度、メガヒットシングルを狙って何か仕掛けるのか、逆にベスト盤を 出すことを最大のニュースとして盛り上げて売り抜けを試みるのか。 ともあれ、そろそろ結論出す必要があるような気がします。 ちなみに、解散は当面ないと思っています。 ソースは近藤真彦と少年隊のダラダラした歌手活動継続っぷり。 ■10/25 土曜は池袋に友人の芝居を観に行って散々酒飲んで寝た。 今日は午前中から出発して新宿末廣亭に行って、林家しん平の 落語の枠からはみ出まくった暴走芸を堪能して散々酒飲んだ。 だから寝たいので、週一分はお休み。 --- ヒルクライムの"春夏秋冬"をフルで聴いて、その歌詞にがっくり来る。 ここまでハードル下げてきましたか。 もうここに言いたいことなんて、これっぽっちもないじゃないか。 ひたすらターゲットをマーケティングした結果が羅列されているだけ。 「ほぼ日」で昔日テレの土屋氏が言っていた、例のテレビについてのあれ。 >>ものすごく悪い言い方をすると、もう、 >>「馬鹿にどう見せるか」と、みんな絶対に >>クチには出さないけれども、どこかのところでは >>みんながそう思っているようなフシがありますね。 このヒルクライムの歌詞を見て、これを思い切り思い出した。 いや、そんなのもうだいたいわかってたことなんだけどね。 ただ、ここまであからさまにリスナーを小馬鹿にするような歌詞を しれっと出して来て、それがそこそこ売れてしまっていることに 何だかもうやるせない気持ちがふつふつと湧いてきたりして。 文学好きの人にとっては、携帯小説とそれが売れていることへのやるせなさ、 というものが既にあるとは思うのですが、でも、たとえば携帯小説大賞取った 「あたし彼女」なんかは、散々馬鹿にされてはいたものの、内容はともあれ、 携帯メディアへの表示にマッチさせるべくミニマム化された文節、という 点を捉えれば、その方向性としては決して意味のないものではないわけで。 音楽でも今の方向性が付加逆だとするならば、せめてその方向性の中から 何か音楽的に意味のあるものが生まれてほしいと、そう思うわけです。 ■10/23 例の、ギャルモデル6人組プロデュースとか言って顔出しNGでデビューしたJuliet、 結局デビューシングルは初登場で最高位24位、8000枚程度の売上ということで、 正味大失敗と言ってもいいような感じだったので、とっとと速攻で顔出し解禁して PVやテレビに出られるようにして、初回盤も2種作って気合い入れてみました。 初登場13位とランクアップはしたものの、2週目段階で7000枚程度。 もうどうしようもない状況ですが、見たら「9人組プロデュース」になってた。 3人増えた。笑った。 もう有名どころだろうがプロデューサーの名前ではCDが売れなくなった今、 テコ入れの方向性を著しく間違っているような気がするのですが、 気付かない方が少なくとも9人にとっては幸せなのかもしれません。 --- DELPHIC / Counterpoint (EP) マンチェスター出身、シンセとギターとベースの3人組。 サポートドラマーもいて、微妙に生音も聞こえては来るのですが、 音の基本構造は完全にシーケンスが曲を引っ張るスタイル。 そしてそれと同時にきちんと歌を歌おうともしています。 つまりこの構成、New Orederのシングル楽曲に極めて近いということ。 もちろん今の若者が出す音としてアップデイトされてはいるわけですが、 それでも、もうそういう音を刷り込みのように聴いてきた自分としては これはたまらん音、目一杯弱い。もう合格点。 トラックの完成度は既に相当にレベル高いので、あとは歌メロの構成が もう少しはっきりしてくれば、"Regret"とか"Bizarre Love Triangle"級の 名曲を出してくる可能性も高いのではないかと。 アルバム期待。来月、Bloc Partyの前座で来日。行ってみようか。 あとこのEP、オリジナルヴァージョン2曲+そのリミックス6トラック。 iTunes Storeではどうしてもトラック数基準での値付けになりがちなので 900円なのですが、CDではシングル扱いで890円という必死な価格設定。 頑張れ。 MySpace。 ■10/21 そういえばこれが今日発売。あまりの酷さにクラクラきた。 企画した人間は何かキメているかナチュラルに狂っているかどっちか。 中国人は怒っていいと思う。というか誰か怒らないとダメだと思う。 秋山莉奈を「オシリーナ」と堂々と各所で呼びはじめた頃から、 業界に遠慮というものががなくなってきたような気がします。 というか、昔はテレビや他各メディア含めておっぱいとか 出し放題だったのをどんどん自粛するようになってますが、 その代わりここ最近は最近、自粛ラインぎりぎりセーフあたりの 表現がインフレ状態になりつつあるような気がするんだよ。 --- Bad Lieutenant / Never Cry Another Tear (Album) New Orderのバーニー他の新ユニットの初アルバム。 正直、ギタリスト3人並べるというコンセプトの時点であんまり期待は してなかったんですが、80年代からリアルタイムで追ってきた人間と しての義務なので当然購入。 確かにギター3本ないと出せないような絡みとかもかなりあるのですが、 決してギターと生音だけというわけでもなく、鍵盤音がかなり入ったり、 リズムが打ち込みの曲もあったり、ヴォーカルもバーニーだけじゃ なかったり、いろいろとやりたいことをやってるな、という感じ。 でも全体としては予想以上に落ち着いたアルバムになっています。 それはそれで悪くない。 悪くないんだけど、がっと盛り上がったり、心に来る瞬間もない。 さらっと聴いて終了。何ていうか、New Orderで例えるとすれば、 アルバムのB面3曲目くらいの曲をずーっと聴かされてるような 感じなんだな、これ。そんな感じの微妙っぷりということで。 MySpaceこちら。 ■10/19 a-haの"Take On Me"、世界的にヒットしたのは世界デビューを前提にした2ndヴァージョンで、 その前年にノルウェー本国だけでヒットした1stヴァージョンが存在しています。 後のヴァージョンのノリは既に一部あるにしても、でもせっかくのメロの開放感を 台無しにする、曲全体を覆う旧来エレポップ的閉塞感は一体何だって話ですが。 この1stヴァージョンのプロデュースはTony Mansfield。 メロは最強ながら、いろいろ手を尽くしても音の「密室感」を拭い去ることができず、 そのままさらに籠って実験音楽化してしまったエレポップバンド、New Musikの人です。 一方2ndヴァージョンのプロデューサーは、それまではCliff Richard、Leo Sayerという、 エレポップとはとても言えない普通のポップス畑の人たちを手がけてきたAlan Tarney。 元々エレポップな資質を持っているバンドを、一般的なポップスしか知らない人が 敢えてプロデュースした結果、生まれた奇跡があの"Take On Me"ということで。 バンドの資質に合った人をあてがえばいいというものでもないところが、 プロデュースワークのおもしろいところです。 --- 東方神起メンバー3人と所属事務所、調停は成立せず さて、これで裁判しかなくなりました。 事務所と本人たちがどういう契約結んでるかわからんですが、「東方神起」という名称についての 権利は事務所側が持っていると考えて間違いないでしょう。つうことは、本人たちが勝っても 「東方神起」という名称は使えなくなるし、訴訟起こしてない2人との別離は決定的。 逆に事務所が勝ったとしても、3人が大人しくまた東方神起で今まで通り前向きに活動する なんてありえないので、その時点でグループは瓦解すると言ってもいいでしょう。 従って「東方神起という名の5人組」としてまた活動再開する可能性はほぼなくなりました。 ようやく日本でもファン層が拡大しつつあり、これからやっと収穫の時期が始まろうという ところでこれって、エイベックス的にはとてもやりきれないね。 というか、韓国の業界の人たちはもうちょっと長期ビジョンで日本展開を考えてほしい。 DA PUMPやw-inds.を擁するVision Factoryも最近はだんだんやる気がなくなってまいりまして、 もう少し多様なマーケットがそこにはあるはずなのに、現在はいろいろな状況の結果として、 男性アイドルグループはほぼ完全にジャニーズの寡占状態になりつつあります。 そこに入り込む余地があるのは、多分もう韓国の男子だけ。 何せ他の国内グループが出てきたときのようにジャニーズが圧力かけようものなら、 韓国の天下の宝刀「差別だ!」攻撃で国際問題化させることが可能ですので。 さすがのジャニーズも迂闊に手を出せません。 SMエンターテインメント、男性アイドルグループを次々に日本に送り込んでくるのは、 きちんとそこらへん全部把握したうえでやっているとしか思えないわけで。 逆に女子は「少女時代」という韓国本国では相当人気のグループを抱えているにもかかわらず、 現状日本展開するつもりがなさげなのは、女子アイドルは既に日本国内の供給で飽和状態で、 入り込む隙がないということを理解しているからだと思いますし。 それだけ日本市場を把握し、かつ攻め入る際に利用可能なアドバンテージがあるのに、 きっちり長期的に売り切ることができないのは、やっぱ契約とかの問題でグループ そのものを長期的に維持することができないからで。 なんかもったいないというか、ちゃんとやれよ。 ■10/18 HVにエンジン類似音装置 国交省が義務化の方針 ここで電通と各レコード会社が結託して暗躍するわけですよ。 そして遠くない未来、ハイブリッド車の運転席にはmicroSDスロットが 標準装備され、携帯でダウンロードした着うたを車載メモリにコピー、 低速運転時には自分の好きな歌を流すことが可能になります。 そうなると繁華街の渋滞時とかには、街のそこら中から泣け歌ディーヴァの バラードがすごい勢いでガンガン流れ出して、もうそりゃえらいことに。 他にも、痛ハイブリッド車は電波系アニソンや初音ミク系をセットして、 その総合的な完成度を無駄により高いものにしたり、開き直った童貞たちが 畑中葉子の「後ろから前から」とか梅宮兄貴の「シンボル・ロック」を セットして深夜に走り回り、社会問題化したりするのです。 何だかちょっと楽しそうな社会じゃないか。 --- a-ha / Foot Of The Mountain (Album) a-ha、来年末で解散ということで。 長期間活動休止してその後復活してから、The Policeみたいにお祭的にツアーして 稼ぎまくるのではなく、普通にまた新譜出してツアーして、という形に戻った バンドとしては、彼らは破格の再成功を収めた数少ない例です。 このアルバムもドイツでは1位、UKでも5位を獲得、つまり今回は 日本から見える以上に根強い人気の中での解散宣言ということで。 で、このアルバムは購入してなかったんですが、解散を報じる記事の中にあった 「ニューアルバムは原点回帰」というフレーズが気になって購入してみました。 a-haをポピュラー音楽史の中でポジショニングするとすれば、「エレポップの 一般ポップスへの翻訳者」という位置付けになるのではないかと思います。 80年代前半までのエレポップは、密室感やスノビズムに溢れたものがまだ主流で、 逆に一般のポップスには、既にシンセは大幅に導入されてはいたもののも、 それまでのフォーマットにシンセを装飾として乗せた形のものがほとんど。 まだ双方の間には微妙な溝があった時代でした。 そこに現れた"Take On Me"の衝撃。 中3のとき、FM愛知の夕方の番組で初めて聴いた。まだ覚えてる。 間違いなくエレポップのフォーマットに乗っているにもかかわらず、そこに密室感は 一切なく、一般のポップスを凌駕するほどの疾走感とスケール感がありました。 彼らは奇跡的なバランスでもって、この1曲で溝を埋めたわけです。 彼ら以前にもそういう音を出そうとしていた人がいなかったわけではないでしょうが、 それはあれ、今見てもとてつもない出来のプロモビデオや、アイドル的人気でもって あっという間に世界中にその楽曲バランスを一般化させ、その後のポップスでは 当たり前のスタイルになるに至るわけです。 で、a-haは1stアルバムの時点で2つのスタイルを持っていました。 ひとつは"Take On Me"に代表される疾走感メインの比較的シンプルな音、 もうひとつはアルバムタイトル曲"Hunting High And Low"に代表される 圧倒的なスケール感でもって聴かせる楽曲。 この両面を可能にするだけの表現力があったからこそ、彼らは一発屋に なることなく良質な音源を量産できたと言ってもいいと思います。 そして再始動後は主に後者、スケール感の方をメインに押し出しつつ、 あまりシンセ臭くない音を主に選択しながら活動してきたわけですが、 今回のアルバムは、一発目のイントロからブリープ音にも近い、 ものすごくシンセシンセした音をいきなりかましてきます。 その後も再始動後のマイナーをメインにした曲調はそのままながら、 シンセ音をメインに据えた小品的な楽曲が並び、全体としてすごく シンプルに感じられるアルバムになってます。 まんま「元に戻った」わけではなく、そういう意味での原点回帰。 もう"Take On Me"みたいなアッパーでキャッチーな曲を書ける歳でも ないわけですが、そこで無理するわけでもなく、落ち着いて気持ちよく 聴ける音を誠実にこさえてくる。つくづくいいバンドだなあ、と思います。 ■10/14 「EXILE」グラサン封印で天皇陛下祝福 普通にさくっとサングラス外しててがっかりした。しかもASAYANで見た時の記憶では もう少し不細工だったはずなのに、実は別にどうってない顔でなおさらがっかりした。 --- 日曜は多摩川べりのもみじ市に行って栗コーダーカルテット。 栗原さんを知ったのは、1990年にさねよしいさ子のファーストを買ったとき。 コンケンさんはハイポジのメンバーだったとき。あれからもう20年たった。 そりゃ栗コーダーも15年になるわけだ。 しかしこの「もみじ市」というイベント、オーガニックな人々の巣窟で少し引いた。 保存料や着色剤を投げ付けたら、それだけでいろいろと弱りそうな人たちだらけ。 小さい子供を連れた若い夫婦が多かったんだけど、きっとこの子達はおやつに 果物か手作りクッキーくらいしか与えられずに育ち、小学校に入って友達と 駄菓子屋でこっそり買い食いして、ばれて怒られるんだろうなとか思って、 勝手に不憫な気持ちになっていたよ。 月曜は面影ラッキーホールのライブで渋谷。 タイアップ効果を見越したのか大きめの会場だったのですが、満杯にはならず。 まあ、世の中そんなもんだ。 ただ、今回の共演者はバラエティに富みすぎてておかしかった。 狂うクルー リズム隊がすごすぎ。あれだけ滅茶苦茶な手数なのに一切ブレない。 あのレベルの人があの位置にいるんだ、普通の人がプロになるのは 非常に大変なんだろうな、と思った。 ECD DJイリシットツボイと2人態勢。 ECDはサンプラーいじりながらライミング、イリシットツボイは それに挑むようにスクラッチ等の技を被せていく。スリリング。 こういうヒップホップだったら何度でも見たい。 DOKAKA ビョークのアルバムにも参加してる人が何でこんなところにいるのか。 単に「友達がいなくて暇なので趣味で多重録音始めました」然とした佇まいで、 大暴れしながらやりたい放題。いや、めちゃめちゃ面白かったけど。 加護亜衣 これは酷い。前にロフトのロマンポルシェ。のライブに出演した時は 他にバニラビーンズとかもいたから文脈的にもおかしくなかったし、 途中でポルシェさん出てきていじってたから自然だったんだけど、 今回は完全アウェイの完全放置。目も当てられないくらい悲惨。 ていうか、彼女にはもう追っかけ的なファンはいないのか。 で、面影。安定はしてきたんだけど、だんだん曲の並びも固まってきて、 今回は初めて聴く曲が1曲もなし。見所はAckyがパンツ一丁になって、 ブリーフまでピンクだったことくらいか。 まあ、これからも観るだろうけど、もう一声ほしいところです。 ただ、明らかにキャパが大きくなるにしたがって客層が変わってきた。 コーラスのお姉ちゃんの振り付けを嬉々として延々とコピっている人とか、 以前のライブではいなかったもの。いや、それぞれ楽しかったらいいんだけど、 「甲子園」や「パチンコ」のサビでAckyが客に振り付けを強要しているのは、 本来異常にブラックな歌詞を歌っているのに、変に場が盛り上がっている その絵が異常で面白いからだ、というニュアンスは理解してほしいです。 ■10/11 TOWER mini 新宿店が10/23で閉店。 オープンが去年の11/11ですから、1年もちませんでした。 繁華街とは逆方向のしかも地下。西新宿ビル街方面からの通勤帰りの人たちくらいしか 顧客層がないのに、平日の19:00過ぎくらいに覗いてみても1〜2人客がいればいい方 という状態でしたので、もうこれ仕方ない。 まあ、ただでさえCD売れないところに地上に出ればヨドバシあるから、そっちの方が まだ品揃えはいいし、ポイント還元率も高いし、どう考えてもそっちで買うわな。 つうか、もう誰も3000円の商品をコンビニみたいな場所では買わんということか。 そしてHMV渋谷店は絶賛規模縮小中。5フロア体制だったのを、4フロア体制に。 ジャズとクラシックが、洋楽コーナーとDVDコーナーを縮小して空いたスペースに。 1階もいろいろ場所変更してて、インディーズのパンク系が並んでいた場所が ジャニーズコーナーになってたりするのが嫌がらせっぽくて微妙に面白い。 でも確かこれまで渋谷HMV、ジャニーズの専用コーナーってなかったはず。 つまりまだパッケージが売れるところに、ブランドイメージをかなぐり捨てて 遅ればせながらおもねってみるという、非常にやるせない方針なわけで。 いや、もう本気で潰れやしないかドキドキしてきました。 大事な場所なんだよ。なくなったら困るんだよ。 --- The Pains Of Being Pure At Heart / Higher Than The Stars (EP) ポップなメロディにフィードバックギター。ジザメリ初期やCreation前のマイブラに近しい 音ながら、その異常に完成度の高いメロのポップさ加減が先達のそれを圧倒的にぶっちぎり、 妙に観念的になりつつある今のネオ・シューゲイザーの一派には全くもって交わる気なしの 清々しさで、一部で話題になっていたバンド。 ファーストアルバムも非常に完成度高くて大好きなのですが、このEPのタイトル曲、 いきなりキラキラのシンセ音が支配するイントロぶちかまされて非常に驚いた。 アルバムでも微妙にシンセは使ってたけど、ギターの補佐程度だったもの。 マジで渋谷HMVの試聴機の前で「えー!」って言った。 こいつら、もうとっとと次のフェイズ行ってます。 いや、正直これだけメロ書ければ何やっても大丈夫だ。好き放題やってほしい。 絶対にそっちの方が面白くなるバンドだと思う。期待してる。非常に。 MySpaceでタイトル曲フルで聴けます。 ■10/09 EXILE 天皇陛下奉祝曲歌う 御前でパフォーマンスする際の一番の見どころは、佐藤がサングラスを外して 「あれ…」感を日本中に満ち溢れさせるか、意地でサングラスを着用し続けて 「不敬だ!」的バッシングを受けまくるかのニ択の、どちらを選ぶかだよ。 --- OASIS終了にあたって、アンディ・ベルの今後の予想。 1.OASIS所属の前歴を生かして新しいリーダー・バンドを結成。 2.悪くはないが絶賛もできないくらいの微妙なアルバムを作るがあまり売れない。 3.もう1枚くらい似たようなアルバムを作り、埒が明かなくなってとっとと解散。 4.その頃には多分マークが本気で干上がっているので、Ride再結成。 だいたい当たるような気がします。 ■10/07 昨日書いたことに付け足し。 不良(性根はいい奴)が主人公の物語の場合、比較的頻繁に「性根の腐った秀才」が敵キャラとして 登場するのに対して、生徒会執行部とか自分たちで作った変なクラブ(概ね文科系か何でも屋系)に 所属している主人公の物語の場合、不良をこてんぱんにとっちめるような話はあまり見当たらない。 でもそれは当然で、そういう物語の需要層は不良をやっつけたいなんて思っていなくて、 単に関わりたくないだけだから。あまり登場しないのはそういうことなんだと思います。 逆に不良の物語がそういうことになっているのは、その需要層がなんだかんだ言って やっぱり秀才に何らかのコンプレックスがあるからかな、と一瞬は思ったのですが、 テレビや映画の最初の企画を作っているのはテレビ局や映画会社、制作会社の 社員たちだから、恐らく元々はどちらかといえば「秀才」側にいたはず。 そういう人たちがああいう話を作っているか、少なくともGOを出している。 要するに元秀才が勝手に不良の気持ちをイメージしてステレオタイプを思い描き、 彼らに「ウケる」話を身内で考えた結果、今の秀才を貶める物語を描くという、 訳のわからない構図。それは「俺は他の秀才と違う」的中2マインドの発露か、 単なる近親憎悪か。よくわからないけど、大人はずるいということはわかる。 --- 見せるの忘れてた写真。 山口県宇部市に行った時、古本市場系の店内にて撮影。 2名の名前の下には「出演作品高価買取中」と書いてあって、 実際そういう告知にはなってるんだろうけど、それでも店員、 張り切り過ぎ。悪ノリしすぎ。 ■10/06 不良は実はみんな性根はいい奴で、秀才や生徒会はみんな性根が腐ってる設定のドラマや映画と、 生徒会執行部や文化部所属の主人公が活躍したりしなかったりする系のラノベや漫画の間には、 恐ろしいほど深くて黒い溝が横たわっているんだけど、双方のメイン受容者の属性を考えると、 どっちも間違ってないので、結局お互いがわかり合えることはこれからもないんだろうな、 と思った。 --- 青山テルマのこれまでのアルバム売上。 2008/03 1stアルバム:374,000枚 2008/12 リミックスアルバム:4000枚 2009/02 コンピアルバム:104,000枚 2009/09 2ndアルバム:30,000枚 着うたによる楽曲先行型のヒットの場合、その先よっぽど うまく持っていかないとこうなってしまうという典型例。 いろいろとフューチャリングで別の人の曲に参加したり、 散々雑誌やテレビとかメディアに出たりしたけれどダメ。 彼女の場合は特にタレントとしての才が皆無で、テレビに出るたびに 妙にはしゃいでみたり、「浅い」言動を繰り返したりして見てる人を 微妙に引かせていたことも現状の要因のひとつだと思いますが。 パッケージで出さざるを得ないアルバムまで売ろうとしたら、 結局、従来型のタレント性が求められてしまうという不幸。 切ないなあ、とは思いますが、でもあのキャラはいくら何でも あんまりだろ、とも思う。やりきれない。 ■10/04 多少サボり気味。 金曜の晩は下北沢本多劇場にナイロン100℃観に行って酒飲んで寝て、 土曜の晩は上野鈴本演芸場に小三治観に行って酒飲んで寝ました。 --- 「ヤマト」の実写化、ようやく発表。 森雪が戦闘班だったり、佐渡先生が女だったり、非常に都合よく アレな感じなので、多分かなりの確率でアレだと思います。 そして事情をよくわかっていない誰かが松本零士に突撃取材して激怒、 という事態が起こりそうな気がするので、それがちょっと楽しみです。 リンク先の産経も早速、非常に危なっかしいキャプションですし。 --- au BOX生産終了。 そりゃあんた、大好評でみんなダウンロードしまくりの減価償却もバッチリで ウハウハだったら、増産するに決まってるわけですから、これ当然予想よりも うまくいってなかったということで。お疲れ様でした。 動画販売については、もうどこも勝ち組がいない状況ですから仕方ないとして、 「PCを持っていない層にLISMOを使ってもらう」という大目的のひとつも 恐らくイメージどおりには行かなかったと思います。 CDは売上激減、PC音楽配信も諸外国に比べると面白いくらい伸びが悪く、 携帯配信だけは異常に伸びているけど、その伸び率も徐々に下降気味。 で、その伸び率を下支えしようとして始めたはずのサービスがこの体たらく。 もう日本、若者を中心に「携帯で全て完結する1曲単位のダウンロード」 以外に音楽を購入する手段が壊滅状態になってまいりました。 前書いたみたいにまたアルバムの売上が下降モードに入ってきたのも、 「アルバムトータルで音楽を聴く」というマナーが若い層中心に 確実に失われてきたことの証左になるような気もします。 このままの状況でもう少し先にいくと「アルバム」という存在はいずれ 「過去にダウンロードした楽曲を保存しておくためのアーカイブ」的な 役割を果たすベストアルバムくらいしか売れなくなるんちゃうかと。 つまりアルバム文化の終焉。ビートルズ以前のバンドのアルバムの多くが、 「シングルヒット曲を数曲収録して、他は他人のヒット曲のカバーとか 適当に埋めて終了」だったのと同じような状況に、今後戻っていくと いうことになります。 なんか「アルジャーノンに花束を」みたいな感じだな。 |