■09/30 とりあえず、あちこちで出ていますが、コピペ。 ジャニーズウェブからのメール、つまりジャニーズ事務所の公式発信です。 ------------------------------------------------------------------------- <お願い、みんなで、一緒に考えてください> ●本来は楽しい情報や新しい告知をお送りするのに、このような文章を お送りするのは本意ではありません! よく読んで頂き、みなさんで守って、そしてHey! Say! JUMP(Jr.も)、 ジャニーズファミリークラブに協力してください。 先日、山田・知念・中島・有岡の通っている学校から相談を受け、 何事かと思い行って参りました。 学校周辺に絶えずたくさんのファンの人が集まり、周辺の家やマンションに隠れたり、 勝手に敷地内や建物に入って屋上まで上ったり、飲食をしてそのゴミをその場に置いていく、 また、突然飛び出してきて登下校中の小学生に気づかずぶつかり倒したり、待っている 時に大声で会話をしたり、座り込んだりし、普通では考えられない行動をする 一部ファンに大変困っています。 相談を受けた日も交代で注意をしに行ってくださっている先生方に対して 聞こえないふりをしたり、暴言を吐いたりしていました。 また、親子できて親に注意をすると『何で来てはいけないのか。』という始末です。 制服で来ている子に 『学校は?』と訪ねると 『休みです。』 『学校に確認するので学校名を教えてください』と言うと下を向いて黙ってしまいます。 学校に知られると、困るからだと思いました。 『私は1回しか来ていない!』とみなさんは言いますがその1回が大騒ぎになっています。 この様なことでは、メンバーがファンの為に学校をやめざるを得なくなってしまいます。 駅構内や電車内も同様です。 学校へ行っている限りジュニアも同じです。 他のメンバーもルールは同じです。 行ってはいけない場所には、理由があります。 行ってはいけない!迷惑になる場所には絶対に行かないでください。 またヤラカシが作っているブログの中で、Hey! Say! JUMP(Jr.も)と仲良しだという事を 書いてその人たちを信用している人がいます。 要注意してください。 応援は番組協力やコンサート会場で応援してください。 それ以外の時間は学校で勉強し、友だちと1日1日の楽しい思い出作りをしてください。 Hey! Say! JUMP(Jr.も)は、みなさんと同じように学校で勉強し、番組協力やコンサート会場で みなさんと会えるのを楽しみにしています。 学校で勉強だけではなく、一般常識も学び素敵な女性(人)になってくださることを願っています。 ご協力の程お願いいたします。 ジャニーズファミリークラブ Hey!Say!JUMP ジャニーズJr. ------------------------------------------------------------------------- この、推敲もままならない生々しい文章が僕の心を打つよ。 とりあえず最も重要なポイントは、「ヤラカシ」というフレーズを 初めて事務所側が公式に使用した点でしょうか。 ネットが普及して以降、所謂「ヤラカシ」も情報交換が非常に楽になりまして、 その結果こういうことになっているわけですが、昔は無許可ジャニーズ本に ゆかりの地の地図まで載っていたりして、それがハードコアなファンの 拠り所になっていました。 で、最近。 「嵐」「KAT−TUN」が出版社提訴 その手の無許可ジャニーズ本の版元は、鹿砦社、アールズ出版、太陽出版の 3社が三大巨頭と言っていい状態なわけですが、例の地図を掲載したりなど、 これまで一番内容がえげつなかった鹿砦社は、既に事務所側も訴えたり いろいろしているにもかかわらず、叩いても叩いてもビクともしないので、 今回はとりあえず別の会社を締め上げることにしたという感じでしょうか。 鹿砦社は元々ゴリゴリの新左翼系書籍を出していた、比較的怖いところで、 各所からいろいろ叩かれ慣れている分、そう簡単には折れないわけですが、 アールズ出版は見た限りノンポリのようなので、強めに行けば折れると 踏んだのかもしれません。 太陽出版は他に比べると勝手に写真使わないとかまだ内容がヤワめなので、 とりあえず今回はスルーというか、とりあえず静観というところかもしれません。 ただ、ジャニ側も最近はJr.名鑑も出してないし、ファンの情報飢餓状態を なくすためにも、もうちょっと公式にきちんといろいろ情報出していけば いいのに、と思うんだ。 ■09/27 倉木麻衣のベスト、最近では異常な物量のCMやTV出演その他媒体への広告投下とタイアップ、 8フォーマット発売という形での話題作り及び微妙な特典違いによる複数買い推奨と。 思いつく限りの戦術を総動員して凄まじい勢いで売りに走ってます。 ■通常盤(2CD)¥3,200 ■初回限定盤(2CD+DVD)¥4,500 ※DVD「MAI KURAKI LIVE SELECTION」80分収録 ■Musing & FC限定盤(2CD)¥3,900 ※アナログ・レコードLP盤サイズパッケージ ■MAI KURAKIオリジナルフレーム切手付限定盤(2CD) ¥6,980 ■microSD版 ¥4,500 ※MUSIC VIDEO「わたしの、しらない、わたし。」+MAI KURAKI ORIGINAL待受画像 ■USBメモリ版 ¥4,800 ※MUSIC VIDEO「わたしの、しらない、わたし。」+MAI KURAKI ORIGINAL DESKTOP ■MiniDisc(2枚組)\3,200 ※「わたしの、しらない、わたし。 -CM Ver.-」音源 ■カセットテープ(2巻組)¥3,000 ※オリジナルカラオケ4曲 ■アナログレコードLP盤(4枚組)¥8,200 ※Remix Ver.4曲 で、2週たったところで販売累計178,000枚。 2008年1月、2009年1月にそれぞれ出したオリジナルアルバムは、各売上双方9万枚前後。 つまりそこらへんあたりで固定ファンは下げ止まっているといっていいでしょう。 だから、とにかく露出増やしてライト層を取り込み、フォーマット違い発売で コア層の複数買いを促すという施策は決して間違っていない。いないのですが。 ようやく次週で20万というこの数字は、多分スタッフ的にはすごくガッカリな数字でしょう。 まだ初回限定盤が店頭にダダ余りですし、3週目に入った今も意地でCM流し続けてるのも、 そういうことじゃないかと思うのですが、でも世間的には「終わった人」扱いなので、 正直これはもう仕方がない。 つうか結局ドリカムのアルバムがあれだけ特典付けて66万枚、コブクロも50万枚届かず、 1年の3/4が終わったところでミリオンが嵐とミスチルのみ、年間ベストテンクラスで 40万枚行っていないという今年の現状。 ここ2年はアルバムの売上については何となく「底を打った」感も多少あったのですが、 何のことはない、2番底が待ち構えていたわけで。 それでも倉木麻衣のように、10年前がピークだった人を無理やり引っ張り出して お祭り騒ぎを仕立て上げないとやっていけないというのが、新しいスターを 生み出せない今を象徴している、ということになるんでしょうか。 ■09/26 LDHがEXILEで稼いだお金が余ったその使い道として結成させた13歳女子グループHappiness。 ミスドのCM出たりしてとりあえず露出を開始していますが、公式サイトの写真見て判断する限り、 SPEEDのように同性同世代を相手に商売するには気合が足りなさすぎだし、「13歳」を看板にして 秋葉原的方面にアピールするには「萌え」成分が圧倒的に足りないので、多分ダメだと思います。 --- のあのわ / Spectacle (Album) 最初に聴いたのは深夜テレビのPVだったような。ながら聴きで「ふーん」程度で流したはず。 でもその後、ライジングサンでうどんログのマツイくんに会ったとき「見に行く」と言っていたり、 パーリス先生が紹介していたりで何となく気になってきて、きちんと試聴してようやくわかった。 ああ、こいつら本物の馬鹿だ。 基本は、どこのメジャーレーベルでも一人は囲っている「そこそこよいメロを歌うがあんまり 売れない女性シンガーソングライター」的な曲をバンド編成でやっている、という感じの音。 ただ、ちゃんと聴くとところどころ明らかにトゥーマッチ。その女性シンガー的範疇から 愉快にはみ出している。曲によっては闇雲に弦が突っ走り、無駄に太鼓がサビ前に ダカダカ鳴り響く。結果意味もなくやたらに盛り上がる。 このはみ出し部分はモロに自分の大好物、The Divine Comedy(特に初期のマイケル・ナイマン かぶれ時代)、Jack、My Life Storyあたりの90年代UK大仰ポップスの方面と被るんですよ。 もう好きになるしかないじゃないか。 00年代はどちらかと言えば引き算的な音が主流になり、大仰なのはColdplayやMuseあたりの、 映像で例えればハリウッド的なクドさを持つ音くらいしか残ってないという認識なのですが、 まさか00年代も末の日本で、こういう昼メロ的にクドい音に出会えるとは思っていなかった。 これは世界的にも希少。何でそっちに行っちゃったのかはさっぱりわからないのですが、 でも快挙です。俺的には。 今後はぜひもっとクドく鬱陶しく、音をガンガン足しながら活動していっていただきたい所存。 これまでの日本にはなかったオリジナリティがそっちにはあるはずです。 余計売れなくなるかもしれないけど。MySpaceこちら。 ■09/22 今日も遅くまでフラフラしてたら更新する暇がなくなった。 もう今週流す。来週頑張る。 秋葉原行ってたんだけど、中古CD売ってる店が激減してることを改めて実感した。 CDも扱ってた店が、ほとんどDVDとゲームのみの扱いになってるし。 CD扱ってるって書いてあるから入ってみたら、アニメ関係しか置いてないとか。 レコファンは既に撤収したし、リバティーも1号店で在庫半額セールとか やってたから、在庫が掃けたらCDは撤収ということになるんでしょう。 CD需要が減ったのと、その減ったパイを後から来たブックオフが総取りしてるのと。 もうこれ仕方ないんだけど、ぐるぐる店を回るのが楽しかったのにな。 ただ、自分も考えてみたら、もう中小の中古CD屋にあまり期待しなくなっている。 「レコードマップ」買わなくなってもう2年。正直、もう役に立たないんです。 1〜2件くらいしか中古店が掲載されていないような小都市に行くじゃないですか。 それで地図見て訪れたら既に店畳んでたということ、1回や2回じゃないんですよ。 だから今地方行って探すのは、ブックオフか「マンガ倉庫」「お宝市場」的な、 マンガからゲームからフィギュアから扱っているでかい総合中古ショップ。 レアなアナログをあまり探さなくなった今、CDについてはそっち系の店の方が 大規模な分だけ面白いものも見つかりやすかったりするし、回転上げるために すぐに安くなるので掘り出し物もあるし。 これまで東京・地方双方の中古レコード屋には散々世話になったし、 申し訳ない気持ちもどこかにあるんだけど、でもこればっかりは。 ■09/21 サボってます。 週一分は明日やります。 地方都市マニア活動、山口県行ってました。 下関に泊まったんだけど、普通に過ごす分には魚も旨いし、大変にいい町だと思います。 ただ、駅前の一番いい場所に建っているルネッサンスみたいなビルと、その後ろにそびえる 上海みたいなタワーのせいで、駅からの見たくれが何だかものすごいことになっている。 総合都市計画の大切さを身に染みて感じた次第。 --- で、前回からの続き。一応、現代のCD販売関連企業で成長を続けている御三家、 TSUTAYA、ブックオフ、ヴィレヴァンについても、全国の店舗数総数くらいは 押さえておこうと思ってカウントしてみました。 TSUTAYA:1007店舗(CD販売実施店舗のみ) ブックオフ:924店舗(中古ソフト扱い店舗のみ) Village Vanguard:286店舗(new style、ダイナーは除く) あと、調べついでにWikipediaのヴィレヴァンの項目を見てて驚いたこと。 >>アルバイト時の時間給は概ねその地域の最低賃金であり、交通費、 >>住宅手当も支給されず(会社都合による引越費用等は負担有り)、 >>最も給与の低い企業の一つである。 この前の文も読むとつまり、正社員登用を餌にして薄給でこき使う構図。 職場に「場」としての求心力があるうちはこれでも十分行けるんだろうけど、 今後さらにチェーンを拡大していくと、現在のスタバがそうであるように、 細心のコントロールを継続して施さない限り、そのブランドとしての 求心力は反比例して低下していくのが世の常でございます。 人件費という、企業存続の根幹に深くかかわる部分でこういうことを している場合、少し傾き始めると一気にヤバくなると思いますので、 ちょっとこっちも継続して状況をウォッチしていこうかと思います。 ■09/17 8/30にHMV池袋サンシャイン60通り店が閉店した その跡地に、速攻でブックオフが出店決定です。 今の世の中を象徴しすぎていて泣ける。 で、昨日の観測対象に追加。広島の雄、フタバ図書を忘れてはいかん。 でもこの間福山行ったら、駅前ビルの店舗が撤退していたよ。 なんか郊外に移転しただけみたいではありますが。 フタバ図書(広島他):39店舗 アンフォルマ(東京他):14店舗(TSUTAYAのフランチャイジーのみ) トップカルチャー(新潟・長野他):62店舗(TSUTAYAのフランチャイジーのみ) 長野興産(静岡):6店舗(TSUTAYAのフランチャイジーのみ) 大屋(愛媛):5店舗(TSUTAYAのフランチャイジーのみ) ヴィアン(沖縄他):9店舗(TSUTAYAのフランチャイジーのみ) --- EXILEが月9見参…「東京DOGS」の主題歌 >>EXILEらしいスピード感あふれるダンスナンバーになっているという。 「スピード感あふれるダンスナンバー」ってEXILEらしいのか。 彼らの曲は、どんなにアッパーな曲調でも佐藤のヴォーカルの耳触りのせいで 全部ミディアム系かそれ以下に聞こえるところがすごいと思ってるんだけど。 あれはある意味才能。 そういう過剰な攻撃性のなさ、すべてを中庸付近に落とし込める空気感こそ 彼らの最大の長所であり、最大公約数的に聴かれている要因だと思います。 でもこの記事読んで一番思ったのは、こんなの「恩返し」でも何でもねえ。 ということです。 ■09/16 そういえば、9/10のWonder Stuff。予想をはるかに超えてよいライブでした。 二部構成になっていて、第一部は概ねファーストの再録版のライブお披露目、 第二部はセカンドアルバム以降のベスト選曲集といった趣きで。 演奏も現役感バリバリ、完全戦闘体制。 ベースのグルーヴ感がややいまいちでしたが、それ以外は完璧。 フロアの反応もよく、マイルスもMCでファッキンファッキン言いながら ずっとニヤニヤしてたから、機嫌よかったんだと思います。楽しかった。 --- ふと見たら、8月から9月にかけて、HMVが4店舗閉鎖してるんですよ。 半期の決算前に不採算店やっつけとけと言わんばかりです。 HMV数寄屋橋 HMV池袋サンシャイン60通り HMVイトーヨーカドー奈良 HMV岡山 この間までの、SCを中心にした拡大期はそろそろ終焉を迎え、 徐々に整理すべきところは整理すべき局面に来ているわけで。 というか、HMVは特にフリーマガジン「HMV」が、平綴じから針綴じ、 表紙の紙質の低下及びページ数減と、ここのところ見る見るうちに 装丁がみすぼらしくなっていることからも、冗談抜きでかなり 洒落になっていない経営状況ではないかと予想されます。 とはいえ、ヤバいのは別にHMVに限ったことではありません。 ヴァージン・メガストアは今年1月でTSUTAYAに完全吸収され屋号消滅、 長期にわたって香川県で栄華を誇ったタマルは2007年に自己破産、 各方面から信頼されていた石川県の山蓄も今年3月に事業停止。 恐らく他の小売もかなりギリギリでやっているかと思われます。 また、東海地方中心の中堅チェーンのいまじんグループが最近になって 続々とCCCの傘下に入ってTSUTAYAのフランチャイジー化していたり、 ある意味「再編」と言ってもいいような状況も発生しています。 そしてTSUTAYAばかりが規模を拡大していく。 ということで、ここらでちょっと観測を行っておこうと思います。 CD小売の全国チェーン・大きめの地域チェーンを挙げたうえで、 現在の店舗数をカウント。そして少し間を開けて再カウントし、 その増減等を測るという感じで。 何回か繰り返せば、何かいろいろ見えてくるのではないかと。 CD小売メインの業態は全店舗。 レンタルや本・楽器メインのところは、CD販売を行っている店だけカウント。 業態がわやくちゃでよくわからんところ、グループで統合された ホームページがないところは大きめのチェーンでも外しました。 数えられんものは無理。 タワーレコード(全国):82店舗 HMV(全国):59店舗 新星堂(全国):194店舗(直営店) 山野楽器(全国):38店舗 WAVE(全国):32店舗 リブロ(全国):15店舗 WonderGOO(全国):98店舗(一部TSUTAYAフランチャジー) サンレジャー(北海道〜関東):6店舗(TSUTAYAフランチャジーのみ) 玉光堂(北海道):25店舗 成田本店(青森):6店舗 カシワヤ楽器(秋田):5店舗 ファミリーブック(北関東他):48店舗 文真堂書店(北関東他):51店舗 ブックエース(茨城他):24店舗(TSUTAYAフランチャジーがメイン) すばる書店(千葉他):24店舗(TSUTAYAフランチャジーがメイン) ディスクユニオン(首都圏):37店舗 バンダレコード(東京・埼玉他):9店舗 DORAMA(東京):21店舗 レコファン(東京・神奈川):8店舗 タハラ(東京・神奈川):5店舗 ゴトー(神奈川・静岡他):19店舗(TSUTAYAフランチャジーのみ) 平安堂(長野他):16店舗 明文堂(富山・石川他):13店舗(TSUTAYAフランチャジーがメイン) 文苑堂(富山):7店舗(TSUTAYAフランチャジーがメイン) いまじんグループ(東海他):34店舗(TSUTAYAフランチャジーがメイン) 夢屋書店(東海他):18店舗 あおい書店(愛知他):16店舗(TSUTAYAフランチャジーがメイン) 自由書房(岐阜):6店舗(TSUTAYAフランチャジーがメイン) WAY(三重・和歌山他):31店舗(TSUTAYAフランチャジーがメイン) サンミュージック(滋賀):10店舗 ダイレクトショップ(滋賀・京都他):28店舗 JEUGIA(近畿):14店舗 サウンドファースト(阪急沿線他):12店舗 ミュージックショップBIG(西日本一円):35店舗 フジ(四国・広島他):29店舗(TSUTAYAフランチャジーがメイン) 富士商(山口):5店舗(TSUTAYAフランチャジーのみ) ウイル(高知・愛媛):18店舗(TSUTAYAフランチャジーのみ) 明林堂書店(中国・九州):54店舗(TSUTAYAフランチャジーがメイン) 遊ING(長崎):5店舗 ニューコ・ワン(熊本・宮崎他):29店舗(TSUTAYAフランチャジーのみ) ミスミ(鹿児島・宮崎他):9店舗(TSUTAYAフランチャジーがメイン) だいわ(鹿児島他):12店舗(TSUTAYAフランチャジーのみ) あと、CCC直営店、GEO直営店はやらない。あんなの数えてたら死ぬから。 でも今の段階で既にかなり大規模に撤退開始してる会社もあった。 レコファンは今年に入ってから11店舗のうち3店舗を閉店してたし、 サウンドファーストは関東から完全撤収してるし。 その他含め、これからどう動くのか、見ていきたいと思いますよ。 ■09/13 やくしまるえつこの、最近の妙なもてはやされっぷりが気になっている。 これ、一時のHIROMIXとか、スーパーカー解散前後のフルカワミキとか、 このままだとああいうノリで消費されてしまうような気がするんだ。 --- TBSのスペシャルドラマのホームページ。 何でここまで手の込んだことをしなければいけないのか、 この微妙な似てなさ加減は担当が途中で嫌になったのか、 様々な思いが胸をよぎります。 ■09/12 「ちはやふる」6巻購入。相変わらずめちゃめちゃおもしろい。 読んでるうちに気が付いたんだけど、これって体裁は少女マンガではあるものの、 プロットの基本は「努力」「友情」「勝利」のジャンプイズムそのものだったり。 そりゃ読んでて盛り上がるわけだよ。 --- Prefab Sprout / Let's Change The World With Music (Album) 8年ぶりのアルバムにして、彼らの既存イメージではありえないタイトル。 一体どうなっているのかと微妙におののきつつ聴き始めたら、 1曲目冒頭でラップみたいなのが始まって非常にたまげる。 まあ、ほんの最初だけなんですが。 その冒頭が象徴するように、これまでのどの作品よりもリズムに対して 能動的な印象を受けます。特に前半は明らかにこれまでの彼らの中では 最強にベースラインを強調したバランスになってるし。 それでも全体の感じは、微妙にカントリー&ウエスタン系に寄った前作から、 また"Andoromeda Heights"期以前のキラキラ&ロマンティック路線に戻って おりますので、大きく変わった感じもなく、わけわかんないコード進行の くせにやたらとメロディーは染みてくる、いつもの彼らの路線の範囲内。 まあ、今更彼らに劇的な変化を求める人間もいないと思いますので、 安心してメロメロになりましょう。 試聴は公式サイトで一部可能。 ご存じない方のために念のため補足してきますと、公式サイト右の写真、 花畑に佇むヒゲデブが現在のパディさんです。もうやんなっちゃうね。 ■09/09 穂のかに対する、周りのタレントの腫れ物に触るような態度にはいつもヒヤヒヤさせられる。 誰かが「王様の耳はロバの耳」的に本音を叫んだら、その人はテレビからいなくなるかも しれないけれど、多分みんなの心の中でいつまでも生き続けるよ。 --- 9nineが久々に配信のみでなく、CDを出します。去年のアルバムから1年以上間が空いた。 つまりこれは、ここ1年レプロが川島海荷を激押ししてきた結果が数値として問われる、 非常に大事なポイントになるということです。 最近のアイドル女子はよほどのことがない限り、単体でCDを出すことがなくなりまして。 今や歌は非常に金になりにくいという事情もありますが、「コントロールしにくい」と いう点もあるのではないかと思っています。 テレビだけなら事務所が押してねじ込んで露出を増やせば、それだけで何となく 売れている感を演出できますが、CDを出すと面白いくらい客観的に数値化され、 実際の世の中での認知度、受け入れられっぷりが露わになってしまうわけで。 それは今の世の中、非常に恐ろしいことです。 ただ、現状では「川島海荷=9nine」という一般認知が成されているとは思えない。 ということは、これはある意味テスト的な意味合いを持っているのかもしれません。 「川島海荷=9nine」と認知している層がどのくらいいて、どのくらい購買に結びつくのか。 ここで「意外に売れたじゃん」ということになったとすれば、先日言ったように 他のメンバーを多段ロケットよろしく切り離してソロに走る可能性もありえると。 まあ、逆にピクリとも売れなかった場合も「こっちじゃダメじゃん」という判断で、 とっとと歌を諦めさせて「本格女優でござい」的な顔をしてしれっとお茶の間に 忍び込んでくるかもしれませんけど。 ■09/08 確かにIMALUからは「木村カエラになりたくて仕方ないオーラ」が出ている。 --- cali≠gariが「消費期限切れ」ということですが。 こういう、バンド活動を停止させる際にどういう言葉でもって表現するのか、 というところに結構そのバンドのアイデンティティが現れたりするもので。 いろいろ本人たちの中では「正確に解散ていう感じじゃないよな」的な 微妙な気持ちがあったりするんでしょうか。 Yellow Magic Orchestra:散開 LUNA SEA:終幕 TMN:プロジェクト終了 access:沈黙 SHAZNA:完結 筋肉少女帯:凍結 CASCADE:終わり 上記のほとんどがその後に再結成しているところからも、 やっぱそういう「微妙な気持ち」ってあるんでしょうね。 あと、活動休止する仙台貨物はもっと「倒産」を前に出した方がいいと思った。 せっかく最後の最後までこういうくだらないストーリーくっつけるのなら、 とことんまでやった方がよかったような気がするんだ。 関係ないけどナイトメアは普通に活動継続するのだろうか。 ■09/06 安良城紅は、年を追うにつれて面構えの肉食度が上がっているような気がする。 --- 日本3大「読めないヴィジュアル系バンド名」のうち2バンドが実質日和ってしまい、 最後の牙城としてアンティック-珈琲店-が残ったと思ったら、彼らは活動休止だと。 何じゃそりゃ。どいつもこいつも根性ねえなあ。 今のヴィジュアル系に必要なのは、いい大人になっても堂々と 胸を張って中2的立ち振る舞いを継続できる人材だと思う。 --- Throw Me The Statue / Creaturesque (Album) The Flaming Lips辺りから始まった「涅槃系オルタナティブ」は、Animal Collectiveの この間のアルバムが売れたことで、ある意味行くところまで行っちゃった感があります。 あの位置から先、どのようにフォロワー達が立ち振る舞うのか、興味があるところですが、 このバンドの出している音が何となく「その次」的な気がしまして。 音処理的には明らかに「涅槃系オルタナティブ」の影響を受けつつも、メロは正統派ポップ、 アレンジは時にBuilt To Spill的だったり、Clap Your Hands Say Yeah的であったり、 Arcade Fire的であったり。つまりアメリカン・オルタナティブのいいとこ取り状態。 ただ、それがまったく嫌味にならず、ごく自然に咀嚼、消化したうえで提示できて いるところが並の人たちとは違うなあ、と。 「涅槃系オルタナティブ」に属していた人たちは、それこそ全身全霊でそっちの 世界観構築に没頭している人たちだったわけですが、これからは他のジャンルが そうだったように、その他のジャンルとクロスオーバーしながら、また微妙に 新しい音を少しずつ生み出していくわけですよ。 そういう、過渡期的でありながらも魅力的なアルバム。 ていうかこのバンド、前アルバムはもっと手作り感丸出しで、何となくCD買うのは スルーしてたんだけど、今回のアルバムでものすごく成長したと思います。 MySpaceはこちら。 ■09/04 しかし、Rebootっていう店名は非常に意味深だな。 --- 加藤夏希。弱小事務所ディメンションブルー所属。 「ロボコン」のロビーナちゃん役を皮切りに、徹底的にコスプレ・色物道を歩まされ、 それでも腐らず笑顔を絶やさずひたすら与えられた業務を遂行し、苦節10年にして 遂に大企業のCMにピンで出演するところまで上り詰めた。 彼女は地道な努力と諦めない気持ちの大切さを僕たちに教えてくれるんだ。 --- AKB48の宮沢佐江からお礼の直電話 写真集の握手会参加者全員に 前々からAKB48の様々なやり口は非常にキャバクラ的だと言われてきましたが、 これはおもしろいくらい露骨にそっち系。マス相手のアイドルだという 地点からはこういう発想は出てこないよ。 そんな中、僕もようやく一部ですがメンバーの顔と名前が一致してきました。 とりあえずその中で誰か一人推しメンを挙げるなら、柏木由紀だろうか。 でも、人前で「ゆきりん」とか言ってみる勇気はまだないんだ。 ■09/02 垂れ込みいただきました。 北海道の地元情報誌だそうですが、地方だからって「元ドリカム」とか 堂々と名乗ってもこれ大丈夫なのでしょうか。非常に心配です。 --- たけしやとんねるずの過去音源が出たり、酒井法子のが発売中止になったりというニュースを見て、 ビクターが9/16に過去作を大量発売するのではないかと思ってサイト調べてみて、たまげた。 大量とかそういうレベルじゃねえ。ものすごいことになっている。 ゴールデン☆ベスト 青江三奈 ゴールデン☆ベスト 青江三奈 カヴァー・コレクション ゴールデン☆ベスト 麻生真美子&キャプテン/Be-2 ゴールデン☆ベスト 淡谷のり子 ゴールデン☆ベスト アン・ルイス 1982〜1992 ゴールデン☆ベスト アン・ルイス 1973〜1980 ゴールデン☆ベスト デラックス〜ビクター・イヤーズ・コンプリート〜 伊藤さやか ゴールデン☆ベスト デラックス〜ザ・コンプリート・シングルス・イン・ビクター・イヤーズ 岩崎宏美 ゴールデン☆ベスト 荻野目洋子 ゴールデン☆ベスト Orquesta Del Sol ゴールデン☆ベスト 甲斐智枝美 ゴールデン☆ベスト〜BEST OF 替え唄&ヒットソングス 1989-1996〜 嘉門達夫 ゴールデン☆ベスト 北村優子・目黒ひとみ・しのづかまゆみ ゴールデン☆ベスト ザ・コブラツイスターズ ゴールデン☆ベスト THE SURF COASTERS ゴールデン☆ベスト〜コンプリート・シングル・コレクション 桜田淳子 ゴールデン☆ベスト 障子久美 ゴールデン☆ベスト 高岡早紀 ゴールデン☆ベスト 高橋由美子 ゴールデン☆ベスト〜ビクター・イヤーズ・コンプリート とんねるず ゴールデン☆ベスト 二名敦子 ゴールデン☆ベスト 野沢直子 ゴールデン☆ベスト 灰田勝彦 ゴールデン☆ベスト paris match ゴールデン☆ベスト hal ゴールデン☆ベスト 日暮し+杉村尚美 ゴールデン☆ベスト〜ビクター・シングルス&アルバム・セレクション ビートたけし ゴールデン☆ベスト BIBI ゴールデン☆ベスト〜コンプリート・シングル・コレクション ピンク・レディー ゴールデン☆ベスト マイ・ペース ゴールデン☆ベスト 松本伊代 ゴールデン☆ベスト デラックス 水谷麻里 ゴールデン☆ベスト 三善英史 雨〜円山・花町・母の町 ゴールデン☆ベスト 山田邦子 ゴールデン☆ベスト 渡辺はま子 数年前までは再発部門のドル箱だったはずのピンクレディーが、遂にこういう束企画の ひとつになってしまっていることに愕然としつつも、でもこの総ざらえ感は圧巻だ。 BIBIなんて、作家的には非常にいいところを使った割にはまったく売れず、 かつテクノ色も皆無なので、最近のその手の再評価ブームにも全く乗れず、 概ね完全に消えていたところにこんな再発。初CD化じゃないのか。 麻生真美子&キャプテンとか二名敦子とか水谷麻里とかも、微妙に購買心をそそる。 この怒涛の再発、CDが売れなくなって、とにかく体力があるうちに商品として出せるものは とりあえず出してしまえ、それでひとつでも当たれば儲け物、みたいな半ば断末魔チックな 動機でやってるような気がしなくもないわけですが、それでも初CD化も含んだ過去音源を きちんとカタログとして準備してくれるという意味では、非常にありがたいことです。 少しでも欲しいと思ったら是非購入しましょう。それが明日につながります。 ■08/30 OASISのノエルの脱退は公式ステートメントとして出てきたは初めてのことなんで、 ちょっと騒がれていますが、多分いつもの「やめるやめる詐欺」だと思います。 2ちゃんの一言レス「ショートコント『脱退』」というのがツボに入りました。 --- ようやっと中古盤を発見して、SUEMITSU & THE SUEMITHのデビューシングル の カップリングに収録されている、The Smithsの"ASK"のカバーを聴いて笑う。 何だこのかっこいいの。構成の我田引水っぷり、演奏のダイナミズム、 純粋に音として客観的に聴いたら元曲を完全に圧倒してるじゃないか。 いや、こういうのがあるからカバー聴きやめられないんすよ。 この人、"アンパンマンマーチ"のカバーも死ぬほどかっこよかったし、 そういうセンスなんだよ。もういっそのことカバーアルバム作れよ。 どうやらSONYとの契約切られたみたいだし、これを機に。 俺は買います。 --- La patere rose / La patere rose (Album) カナダはケベック在住の女子Voの3人組。ケベックですから全編フランス語。 その情報だけで「Saint Etienneみたいな音かな」とか思いながら試聴したら爆笑。 音的に一番近いのはあれだ、80年代の日本ニューウェイブ系インディーズバンド。 数本頭のネジが外れた女の子が不思議ちゃん丸出しで歌う感じのあれです。 久々にこういうノリを聴けて嬉しいのですが、ケベックではこれが新しいのだろうか。 で、最初のうちはすごいテンションですっ飛ばすんだけど、半分くらいでくたびれて、 後半はピアノ弾き語り系の普通のフレンチポップみたくなってるのもまあ愛嬌。 で、最終曲でまたテンポアップして終わり。なんかすげえ適当な曲順。 どうもこいつら嫌いになれない。 これで歌詞が痛かったら最高なんですが、歌詞カードフランス語だから全然わからねえ。 MySpaceこちら。Amazonの扱いはなさげ。HMVで買いました。 ■08/28 地デジで「家族だんらん増えた」 日本民間放送連盟調査 いろいろ突っ込みどころ満載。 そもそも地デジ化は団欒とかそういう目的なのか。 そうでなければ「で?」で終了じゃないか。 進研ゼミを始めたらモテモテになりました、みたいな。 --- 【酒井法子起訴】レコード会社も契約解除 当分の間再発はなくなりました。 ということで、各地の在庫がことごとく爆上げ中。 2005年に出たDVD-BOXなんか、定価19,950円が今やこのお値段。 最初に行方不明になったあたりで先読んで買いに走っていた人、大正解。 こういう投資もあるということで、ZAIとかで特集すればいい。 で、のりピーがキメてたのはこのフェスですね。 今度フェス行くよ!って言うと、ごく稀ではありますが「怖くない?」みたいな 偏見混じりのリアクションが返ってくるのですが、こういう奴らのせいだ! でも、フジロックの奥の方とかに行くと、何となく草くらいなら 実際キメてそうな人が何人かいるね。偏見だけどね。 ■08/26 先日、アリス九號.がバンド名正式表記をAlice Nineに変更しておりましたが、 今度は彩冷えるが各所の告知で「彩冷える-ayabie-」表記をし始めました。 だからここにきて日和るくらいなら最初から。 --- 青山テルマの8/5発売のシングル、初登場20位4700枚。 Julietの8/5発売のデビューシングル、初登場24位4000枚。 Lil'Bの8/19発売のシングル、デイリー初登場18位。 もう着うた発のプロモーションはどうしようもない状況になりつつあります。 最近は着うたで上位に行った曲も、サイト見てみると1曲をぶった切って 10Ver.以上の着うたを一挙リリースしていたりして、つまりCDで言えば 初回限定盤10種発売してコア層にまとめ買いさせるのと同じようなこと してチャート上位を確保するような状況ですし、正直もうギリギリ。 他にもたとえばflumpoolなんかも最初は配信ONLYでプロモーション始めて、 アルバムがオリコン初登場2位累計24万枚とか、武道館2DAYS即完売とか、 一応それなりに固定ファンを捕まえてはいますが、その人気が世の中一般に 波及しそうな気配は今のところなく、国民的バンドになるにはキツい状態。 アミューズ的にはサザン亡き今、そっち方面まで持っていきたい様子が アリアリなわけですが。 多分スタッフサイドもそれをわかっていて、ここに来て映画の主題歌に起用 してもらったり、既存的な施策で認知を拡大しようとしているわけですが、 その映画がよりによって「MW」だったりしたもんですから、期待したほどの 効果もなく。 というか、テレビでばんばん露出したところで、青山テルマの例のように、 90年代のいい時のような効果はもう期待できず、金がかかるばかり。 じゃあもう既存アーティストの売り上げに頼るしかねえ、と思っても、 たとえばコブクロのニューアルバムは2週目時点で前作の半分程度 しか数が出てない。 EXILEも、去年のベストは馬鹿売れしましたが、それをきっかけにその後の シングルが以前より伸びたかといえば、ぶっちゃけ何も変わってないし。 嵐とミスチルは前作より最新作の方が数字伸びていますが、あんな露出や 信頼性は例外中の例外でしかなく、今からすぐにどうにかなるわけがない。 ということで、先日言ったような、カテゴリという枠を準備してそこに 少数精鋭のコア層を囲い込み、その層からできるだけたくさん毟り取る というビジネスモデル以外、俺も思い付かない。 ■08/23 小室出たと聞いて、a-nationに行かなかったことを激しく後悔。 --- アニメ「けいおん!」については何とも触りづらいのですが、1位は素直にすごいと思った。 でもこれは、こういう原作引っ張ってきてアニメにした時点で勝利かな、とも思う。 何せ設定が「キャラソンをリリースする」というアクションに自然につながるもの。 中学生のテニス部員が揃ってCD出したり、生死かけた戦いをしている死神がJ-POPを歌ったり、 モビルスーツのパイロットがバラード歌ったりするのに比べたら、何とこの自然なことか。 --- で、Supercellはシングルが5位、30,000枚。 初音ミクは既にひとつのカテゴリとして当面定着したと見ていいのだろうか。 ネオヴィジュアル系や着うた系バラードなど、その他のカテゴリにしてもそうだけど、 新たなカテゴリを創出または発見して、そこへのファンの帰属感を高めるという方法論は、 最低限の稼ぎを「確実に」得るためには、今のところ一番確実な方法なのかもしれない。 というか、特に初音ミクの場合、極めて自然発生的なカテゴリなだけに、 レコード会社は乗っかるだけなんで、ビジネスとして相当おいしいよね。 ■08/19 もうロッキン・オンも、特集が「名曲100選」みたいな企画ものばっかりになってきたね。 それは「19XX年の名曲ベストテン」を毎週やっている「Hey!Hey!Hey!」と全く同じだよ。 --- Situationists / Pixels (Album) イギリス、シェフィールド出身の4人組。 デビュー以来これまでに出した2枚のEPに新曲1曲を追加した日本編集盤。 90年代後半あたりから「イギリスっぽい音」「アメリカっぽい音」の境界線が 非常に曖昧になってまいりまして、今やもうどっちでもいい感じですが、 彼らはまごうことなきブリティッシュ。どうしようもなく英国。 妙なフックが入るメロディ、曲のそこここでエイトビートを崩しにかかるリズム、 どこかしら芝居がかったヴォーカル、ところどころ変なリフを奏でるギター。 完璧にイギリスです。喜ばしい限りです。 でも彼ら、変拍子ぶち込みながらも疾走感を失わないところがポイント。 剛速球ストレートは投げないけど、高速スライダーくらいのスピードは出てるぜ、 ときどきフォークボール級の変化もさせるけど、でも球走ってるぜ、みたいな。 MySpaceで"This City Holds Us All"の妙なテンションの三連符攻撃を 聴けばわかっていただけるかと。 一点苦言を呈するとすればバンド名。綴りから行けば「シチュエイショニスツ」と 読むのが極めて自然だと思うのですが、帯には「シチュアシオニスツ」って 書いてあるんだ。そんなの覚えられねえ。 いや、そっちのカナの方が本当の英語読みには近いのかもしれないけど、 そんなに原語通りがいいのならオアシスじゃなくてオエイセズって書けよ。 頼むよ。 ■08/18 ライジングサン終了後、青森のあたりをふらふらして、昨晩帰ってまいりました。 というわけでざっと。 KEN YOKOYAMA なんか前見たときより変なハイテンションだった。 "STAY GOLD"もきっちりやったので、それでよし。 POLYSICS パイロット&スチュワーデスコスで登場。 やっぱこのバンドは基本大暴れしている3人と、ひとり黙々と演奏し、 時々変なポーズや踊りをするカヨちゃんの対比が全てだなあ、と思う。 4人全員暴れていたら、あの味は出ない。 ストレイテナー 初めて見ましたが、この手の中堅バンドとしては演奏力が抜きん出ている。 特にリズム隊の安定感が尋常じゃない。 これ、どれだけメロディやギターが暴れても安心だろうなあ。 ので、もうちょっと無茶してもいいような気もする。 吉川晃司 "BE MY BABY"のイントロが流れた瞬間、会場中の温度がガッと上がった。 この即効力はすげえ。そして次にいきなり"モニカ"。そんなに飛ばして 大丈夫かと思ったが、きっちり仕事こなして"愛を止めないで"終わり。完璧。 シンバルキックももちろん素晴らしかったですが、自分的にはステージ上に 倒れた後にヘッドスプリングでひょいっと起き上がって、何もなかったかの ようにまた歌い始めたのに痺れた。 エレファントカシマシ もう馬鹿みたいに誠実。宮本が表向きでかい態度を取ろうと、デビュー以来 変わることのないメンバーと、音は少しずつ変わりつつも一貫した姿勢を見れば、 彼がどれだけ真面目に取り組んでいるかはわかるわけですが、ライブ見たら もうそれが痛いくらい伝わってくる。いいライブです。 ピアノジャック 最初は大橋トリオを観るつもりで移動したんだけど、2曲くらい聴いて これはCD以上のことにはならんと判断して彼らに変更。そして大正解。 今年の俺内ベストアクトは彼らに決定です。 フェス初参加の人たちにありがちな、「観客よりも演者の方がテンション高い」 状態で始まりましたが、そのテンションであの超絶演奏をぶちかますわけですから、 観ている方も盛り上がらないはずがない。かくしてやっている方と見ている方が 互いに高めあっていくという理想的な状態が完成し、もうとんでもないことに。 結果、トリでもないのにアンコールが起き、それに応えて1曲やってしまうという 前代未聞な状況に。比較的スケジュールに余裕のあるボヘミアンステージだから できたんだと思うけど、とにかくいいものを見たという気持ちでいっぱい。 小泉今日子 本人曰く20年ぶりという"渚のはいから人魚"含め、概ね旧曲は大盛り上がり。 仮にもロックフェスでPPPHが起こるありえなさ。もう笑うしかない。 逆に数曲やった"Nice Middle"楽曲の盛り上がらなさっぷりには泣けてきた。 それでも終盤の"イノセント・ラブ"〜"FADE OUT"の流れは音楽として 本当に素晴らしかったと思います。 "KOIZUMI IN THE HOUSE"や"17゜"あたりの音源は当時の最先端だっただけに、 今はもうダサくて正直聴いていられないんですけど、それをきっちり アップデートしてものすげえかっこいいアレンジになっていた。 そして今年の上田ケンジはこんなところに登場。 SION まあ、どこでどのようにやっても彼は彼。変わるはずもなく。 正直いいとは言えない客の入りだったけど、"俺の声""通報されるくらいに" あたりのド名曲連発したあたりでドドッと客が集まってきた。 やっぱ彼の求心力高い曲の凄みは本物だなあと思った。 もっと売れたらいいのに。 サカナクション この枠は相当悩みましたが、「一度も見ていないバンドを観る」という結論のもと、 サカナクションへ。今まで予定とかがあって観ることができなかったので。 で、すごかった。彼らの強みはバンドとしての上げ方とテクノとしての上げ方を 双方心得ていて、しかもそれらをごく自然にに操れるところ。 当然めちゃめちゃに盛り上がる。 前にインディーズ時代の音源はストイックだった、みたいなことを言いましたが訂正。 インディーズ時代はこのダイナミズムをうまくパッケージ化する術を身につけて いなかっただけで、それが"シンシロ"で初めてうまくいったというだけのことだ。 旧曲含めて同じように盛り上がったもの。変態曲"NIGHTFISHING"も生で聴けたし、満足。 ただやっぱオーディエンスが圧倒的に若い。そういう意味では居心地悪かったけどな。 FLOWER TRAVELLIN' BAND 普通にしてたら絶対観に行かないと思ったので、社会見学として。 正直いつまで観ることができるか、一番心もとないバンドだし。 もっとルーズな感じになっているかと思ったらもう完璧現役、パッキパキの音。 こりゃすげえわ。 eastern youth ヘラヘラと軽口を叩きながらもいざ演奏に入るともう相変わらずとんでもない。 とんでもないんだけど、ちゃんと「歌」だからもう染みる染みる。 俺、初期のCDしか持ってないから、最近のもちゃんと買おうと思った。 そんな感じで、その後は同席した道民の方とダラダラ話しつつ、 the pillowsをBGMにしながら撤収。 今年は天候も相当よく、非常に快適に過ごせました。 つうか、テントゾーンが馬鹿みたいに拡大した割に客の数があまり変わっていない ような気がしたというか、飯屋やトイレの行列もあまり目立たず、そこで暮らす 分にはいいんですが、あんまり客が入っていないのではないかと少し心配。 ■08/12 LOVE。EXILE所属のLDHからの新人。 CDが8/26に発売されるのに先駆けて、収録曲の「ラブレター」が着うたチャートの ベストテンに入ってるのですが、何か説明では一押しっぽいけど、実際のところ 本当にどこまで売る気があるのかわからない。というのはこのユニット名。 こんな検索で特定されにくい名前付けて誰にどうしてほしいんだ。 Google。 一番上はこのユニットとは別にいるソロアーティストLOVEの公式サイト。 ニ発目には大塚愛デザインのうさぎキャラ「LOVE」のサイト。 それ以降も当面この新人ユニットのサイトが出てくる気配なし。 Yahoo。 一番頭に「人物図鑑」としてこのユニットが表示されますが、ジャンプ したところで一切情報は掲載されておらず、公式へのリンクもない。 それ以降にも彼女たちのサイト見当たらず。 で、一生懸命探してみたのですがどうもPC用公式サイトは SONYのページ以外に少なくとも今のところはないみたい。 着うた先行リリースだし、作曲は着うたディーヴァ御用達のJeff Miyaharaだし、 きっとSEO対策も携帯優先でやってるんだ!と思い直し、Yahoo!ケータイで 検索かけてみたら、一番上に出てきたのはボーイズラブ小説サイトだった。 もうお前らやる気ないだろ。 ていうか、携帯着うたサイトのおすすめとかニューリリースコーナーの露出だけで 何とかしようとしても最終的にCDの売り上げは大した結果にはならないってことは、 直近だけでもJASMINE(CD最高10位 27,000枚)やJuliet(CDデイリー最高16位)で 証明されてるじゃないか。学習能力働かせろよ。 予算がないからこれ以上できないのか。じゃあ仕方ないね。 というわけで、今後バンド名とか付ける機会があれば、ゆらゆら帝国とか オシリペンペンズとかザ50回転ズとか、絶対に世の中のほかの言葉と 被らないのにすると、後々何かと便利だということは覚えておこう。 ■08/11 考えてみたら"LIV"という命名センスは、すごく90年代のビーイングっぽい。 --- Sweet Vacation / pop save the world!! (Album) インディーズデビュー当時の「とりあえず話題作りにカバー曲入れとけ」的な せせこましい企画物臭が嘘のような堂々っぷり。驚いた。 ぶっちゃけ、世に出てこようとした時にはポストPerfume的なイメージもあったでしょうが、 テクノポップ的な音を志向する以前から明確にしていた「歌もの」としての立ち位置が、 フルアルバムという形になって俄然その意味がでかくなってきているような気がします。 メジャーデビュー以降のPerfumeの構造は、いくらバックトラックがエッジの立った音でも、 3人の声とキャラで中和することで、一般的に流通可能なポップスとして成立させている、 みたいな側面がありますが、Sweet Vacationはハナから歌ものポップスを志向している分、 入口はテクノポップ的なイメージでも、全体的にはごく普通に聴けるフラットな作り。 それは言ってみれば結局のところ、「普通のJ-POPの範疇」ということなんですが、 ここまでの経験を踏まえて作り込んだメロとアレンジがとにかくキャッチーで、 それが怒涛のように小一時間続くわけですから、気持ちよくないわけがない。 単純によいアルバム。 自分がとりあえず最初にCDを手に取ったきっかけのひとつとして、Mayちゃんがやたら 可愛かったから、というのが正直なところあるわけですが、今回のジャケを見たら、 明らかに大人の女性メイクになっていて、頼もしくもあり、寂しくもあり。 MySpaceはこちら。 ■08/09 今日は新木場までワールドハピネス観に行っていたので週一分サボる。 来週はライジングサンなのでまたサボると思います。 --- メールいただきました。 サンミュージック相沢社長、桜田淳子の宗教関連のあれやこれやも 墓場まで持っていかなくちゃいかんのではないかと。 本当に難儀だと思います。 --- いいとも増刊号を見ていたら、DAIGOが武道館ライブをやったと言っていた。 よく考えてみたら、武道館でワンマンライブを成功させられるほどの人間が、 何のセットもない新宿アルタの屋上で、若手アナとゆるい絡みをするだけの 随分なコーナーを担当させられているっていうのは一体何なんだろう。 いろんな「格」のバランスが崩れてるような気がする。 --- で、ワールドハピネス。初めて相対性理論の生歌を聴いたわけですが。これが何とも。 いや、演奏は大変にタイトで非常に素晴らしかったのですが、巨大モニターに映る絵が。 それまでの出演者については、アップがあったりクレーンカメラでなめたりしていたのが、 彼らのときだけステージ全体を引いた絵で固定して映し続けているだけ。全く動かさない。 だから、やや遠目の席で見ていた自分には、演者の顔も表情もまったくわからない。 いや、CDとかメディアとかで顔出ししないのはまだ演出としてわかるんですが、 ライブでまでそこまで頑ななのは何なんだろうと。 というか、スタジオヴォイスの特集での露出と今回のライブの演出を見るにつけ、 これはどっか外部にコンセプト・ディレクターみたいな人間がいるんだろうな、 とここにきてようやく思えるようになった。 ■08/07 日本はこんな感じですが、ジョン・ヒューズの冥福はきちんと祈ろう。 "Pretty In Pink"が好きでした。サントラもかっこいいし。 --- 結婚当時から「ポイント高いの捕まえたなあ」的な声はあちこちから聞こえていましたが、 ここに来て畠田理恵が「モモコクラブ出身者勝ち組選手権」で完全にぶっちぎりトップ。 ロクに賞金持ってこないゴルファーとか、コネで店長にしてもらった店が 潰れたりする料理人が旦那だったりする人と比較するともう段違いだ。 というか、そんな狭いところで選手権しなくても、収入、リスペクトされっぷり、 浮気しなさそっぷり、犯罪に手を出さなさそげっぷり等いろいろ勘案すると、 羽生は恐らく現存する著名人男子の中でも、もっとも完璧超人に近いと思う。 でもまあ、独り身でも何だか楽しそうな島田奈美は、それはそれでアリ。 で、酒井法子のベスト盤は、アマゾンで54位まで上昇中。 が、そこまで順位が上がったところで、今日になってから新品が出荷停止、 いきなりプレミア価格。発注した人全員ちゃんと届くか微妙なところです。 あと、サンミュージック相沢社長はすごいと思います。 松田聖子vs郷ひろみの件といい、岡田有希子の件といい、 墓場まで持っていかなきゃいけないことが多すぎる。 ■08/04 記事を書いた人の面白がりっぷりが、最終段落の行間から滲み出ている。 そもそも客引きで逮捕なんてヘボい事件が新聞記事になる理由は、 担当の人が楽しくなっちゃったから以外にないと思います。 私服警官を客引きした風俗店「年増園」店長の男を逮捕 千葉 --- 恐らく今頃、トヨタオフィス及びその関係者が凄い勢いで動いているものと思われます。 とりあえず「可哀想な矢田亜希子」を徹底的に演出し、火の粉をかぶらないよう 彼女を守る必要があるわけで。 そして、むしろこの件を利用して相対的にプラスの方向へイメージを持っていきます。 そういう状況を作った上で完全復活。満を持してドラマに復帰という流れとか。 同時に「シングルマザーの星」「働く頑張りママ」的なイメージ像をアピールして、 文化人的立ち位置もGETできれば、確実に結婚前以上のステージに持っていけます。 辻希美ですらメディア露出の仕方をちょっと工夫しただけで「理想のママ」に なれるわけですし、そもそもバーニング系ですから、中山美穂というその手の イメージ戦略では最強の前例を持っています。多分ヤツらは本気出すよ。 ■08/03 押尾先生、こちらの想像を超えたロックっぷりだ。 --- 「こち亀」、12.2%。 これはちょっとどうなんだ。確かに1年で最もお祭りとか花火とか多い日なんだけど。 多分局側もそれはわかってると思うので、きっとそのうちに録画率は絶好調とかいう 報道が出てきたりするのです。 --- <東方神起>3メンバー「契約内容が不当なだけ、解散は望まない」 この「望まない」という物言いが非常に気持ち悪い。 あくまでも本人の意志の表明に過ぎず、そうなっちゃったらなっちゃったで 仕方がないというニュアンスが言外から何となく伝わってくるような感じで。 というか仮処分申請をしたのが3人って、明らかに5人のスタンスが合致してない。 誰が人気あるのかよく知らないんですけど、もし残りの2人がどういう形であれ SM傘下にしがみついて生き延びたいみたいな意思を持っているのだとすれば、 これもう意見の落とし所があるわけないよ。 なんか韓国って、自動車会社での、自社を疲弊させてより悪い方向にしか持っていっていない 長期ストライキとか、長いレンジで物事を考えるのが得意じゃない人が多いイメージですが、 これもSMエンタテインメント側がある程度知名度や貢献度に応じた契約の変更とかした方が、 先々まで考えればどうやってもそっちの方が得なのにとか思いつつ、情報拾おうと思って 2ちゃんまとめサイトでこのニュース関連のスレのレス見てすごく納得。 ---------------------------------------------------------------------------- 882 名前:読者の声[sage] 投稿日:2009/07/31(金) 23:55:57 ID:T545pMRS 韓国最大手の芸能プロ SMエンタテインメントが生んだアイドルグループ 96年デビュー (4年*8ヶ月) 01年解散 H.O.T (一部メンバーの移籍で解散) 97年デビュー (5年*1ヶ月) 02年解散 S.E.S (一部メンバーの移籍で解散) 98年デビュー (5年*1ヶ月) 03年移籍 神話(グループごと移籍成功/エイベでなくコロムビアから再進出) 99年デビュー (5年*0ヶ月) 04年移籍 Fly To the Sky (グループごと移籍に成功) 04年デビュー (5年*6ヶ月) 09年解散 東方神起 04年デビュー (5年*0ヶ月) **在籍中 TRAX 05年デビュー (4年*3ヶ月) **在籍中 天上智喜 (すでに一部メンバーがSMから離れたとの情報も) 05年デビュー (3年*7ヶ月) **在籍中 スーパージュニア 07年デビュー (1年11ヶ月) **在籍中 少女時代 08年デビュー (1年*2ヶ月) **在籍中 シャイニー SMエンタはメンバー全員の契約更新に成功したことがないから解散は必然 ---------------------------------------------------------------------------- ※O.D.A.注:TRAXは、2006年にメンバー1名脱退、その後2007年から実質活動休止中。 これは酷い。昔から一切何も反省していないじゃないか。 と思ったのですが、これ「長期間の維持のための投資や施策をしないままいけるところ まで回収してあとは切るなり放置」という、先日言及した「紳助メソッド」にある意味 近いような気がしてきた。 解散等の結果よるべない状態に置かれるファンのことをビタイチ考えていない点と、 切った後のメンバーのケアもビタイチ考えていない点については紳助メソッドを 凌駕していますが、お金儲けを唯一無二の価値として捉えるのであれば、 これで「ビジネスとして成立している」わけですから、間違いなく正解。 清々しいくらい正解。 でもこんなことばっかりしてたら、いつか誰かに刺されると思います。 ■08/02 アリス九號.はいつの間に表記をAlice Nineに変えたんだ。 メジャー展開するに当たって、そういう中二的ネーミングは デメリットにしかならないことにようやく気付いた模様です。 --- ドラマ「こち亀」は意外にあのドタバタ感は悪くないと思った。 ただ、やっぱり原作とはあんまり違いすぎるというか、似た例を考えてみたら、 横山光輝の「マーズ」とアニメ「六神合体ゴッドマーズ」の関係性が浮かんだ。 あとあの主題歌は、いい曲かどうかは別問題ですが、なかなか他になくて新鮮。 相当シバリのきつい状況の中、小西はよく頑張ったと思います。 ただ、一緒に踊ってるガキとかには全員「付けつながり眉毛」を装着させているくせに、 当の両津役本人だけが付けていないというこの不条理は、何ともやるせないね。 --- 今年の日テレの24時間テレビは大変そうだ。 衆議院選が重なって、地デジとかにするともう画面の情報量はすごいことになる。 あと、会場が有明に変更。今日のお昼頃やってた番宣では「心機一転」とか言ってたけど、 単にモタモタしてる間に、こっちに武道館を押さえられちゃっただけだと思います。 ランナーのイモトも、特定の1番組を見ていなければ存在の認知すらほぼ不可能という、 「イッテQ」の番宣にしかなってないというか、一体どっちの番組を優先させたいのか さっぱりわからない状態。 さらにメイン司会NEWSというのも、去年の嵐と比べるとどうしても弱い。 ジャニーズも彼らのテコ入れには相当必死になっていますので、 多分それで無理くり気味に突っ込まれたんだと思いますが、 他に不安材料が多すぎる今年、かなり辛いと思います。 様子をできるだけ見ようか、と言ってみたいところですが、 24時間テレビは番組として決定的につまらないので、多分 最後の2時間くらい頑張って見て終わりだと思います。 ■07/31 実写版『サザエさん』、“4代目”観月ありさ主演で13年ぶりに放送 ああ。そうか。なるほどな。 フジテレビということを念頭に置いていれば予想できたなあ。 >>今や日本で一番のコメディエンヌであり ここはちょっと感心した。物は言いようだなあ、と思った。 こういう前向きな気持ちと言動、見習っていきたい。 --- 絢香の究極ベスト、限定盤収録曲はファンがセレクト 彼女は事情が事情なので、ベスト盤の発売は当然だとは思うのですが、 それでもこれまでにオリジナルアルバム2枚のみ、ライブ音源除けば 既発表曲は43曲のみ。それで初回限定だけとはいえベストCD2枚組って、 それはちょっと企画として滅茶苦茶過ぎると思います。自重しろ。 ワーナーも活動休止は想定外だろうし、でも文句言うわけにもいかないから、 せめて最後に利益回収したいという気持ちは痛いほどよくわかるのですが、 でもこれはあんまりがっつきすぎだ。 ■07/28 前言撤回。流行らせるつもりだこれは。 --- 「こち亀」のドラマ化はいろいろと納得しがたいキャスティングですが、 唯一、第3話のゲストとして登場する「日暮=クドカン」については OKを出したいと思います。 --- 島田紳助、日テレ『深イイ話』でも音楽プロデュース! ポスト羞恥心「新選組リアン」がデビュー 紳助が「行列」の若手芸人を集めた回で言っていた「同世代の同性に受けるお笑いは長続きする。 女子供にしか受けないお笑いはすぐ廃れる」という発言は、ものすごく正しいと思います。 しかし、音楽に限っては、彼が手がけるユニットは概ね女子供にしか受けない曲ばっかり、 というのは、なかなか趣深い傾向なわけですが、彼は決して気付いてないわけじゃなく、 利益の最大化を考えた結果、わざとそうやってるんじゃないかとも思ったり。 こと音楽関連で「長続き」させるためには、デビュー以降徐々に失われていく話題性を補完すべく、 継続した露出をキープし続けるなど一定の維持コストの負担は避けようがありません。 しかし「すぐ廃れる」ことが前提として織り込み済みである場合、ドカンとデビューだけさせて 維持コストをできるだけかけずに一気に行けるとこまで回収して、もうこれ以上無理と思ったら とっとと潰すか放置、という判断が可能になります。 そのスクラップ&ビルドを繰り返す構造。 ただ普通の音楽ユニットの場合、その最初の「ビルド」、つまりデビューさせて認知させて、という 部分に維持以上のコストがかかってしまうので、そういう短期間前提の運用をしようという判断は 簡単にはできないわけですが、紳助の場合は、その「ビルド」の部分にかかるはずのコストを 「番組の企画」という形でテレビ局に転嫁してしまえる、いわば特権を持っています。 とはいえ、その「番組の企画」は紳助だけがいい思いするものではなく、それが話題になり、 売れることで番組に注目が集まり、結果としてテレビ局もメリットを享受できますから、 これ共存共栄として大変にうまく成り立つし、別局でも再生産が可能。 もちろんCDを買う顧客も、その番組やキャラが好きで楽しく購入しているわけですから、 文句が出るはずもなく、つまりこの構造、ほとんど損する人間がいないわけですよ。 唯一、使い捨てられるユニットのメンバー以外。 みんな上地雄輔のように、ユニットを踏み台にしてさらに上ろうという意志と、 それに見合ったスタッフの協力があればいいのですが、そうでない場合は。 ということで、26時間テレビで発表された野久保直樹のヘキサゴンからの離脱は、 紳助が始めたこのモデルで初めてのドロップアウト事例ということになります。 事務所とかいろんな問題が絡んでいそうなので、単純に原因は断定できんのですが。 それでも紳助が今後、野久保をどうケアするのかしないのか。 それによって、紳助の構築したこのモデルの最終的な構造がわかり、 その完成度を判断できることになるわけです。 つうか、最後はケアするとしても紳助が持っているもうひとつの一面である、 ものすごく浪花節的な方法論でもってやっつけるような気がしますが。 ■07/27 ゆうこりん“こりん星ネタ限界”発言を撤回「封印しません。いけるところまで頑張る」 ゆうこりんが腹を括った! このまま還暦までこの設定と心中できれば、 芸能界のひとつの伝説になれると思う。けっこう本気で応援したい。 あと、この記事についてのコメントが、Yahooコメントと してはあり得ないほどみんな優しいのに感動した。 --- 加護亜衣ブログ"biscuit club"の見過ごせない発言。 「加護亜衣」「パブリック・エネミー」「ラムのラブソング」 何だこの正気の沙汰とは思えない組み合わせは。マジなんだろうか。 タイミング的にもフジロックで来日したからバッチリなんですけど。 これ、本当だったら思いついた奴は本物のキチガイだと思います。 これまでのそういうので一番気が狂ってると思った組み合わせは、 「島倉千代子のシングル"それいけ Go Go"、作詞作曲:山崎ハコ」だったんだけど、 もし実現したら、俺の中ではダブルスコアで加護ちゃんが勝つ。 --- テレビでも普通に「多重債務者向けローン一本化サービス」のCMをやるようになり、 最近は大手銀行系だけでなく法律事務所系までがそれ系のCMを流し始めています。 普通に生活しているサラリーマンとしては、いくら枠の料金が下がっているとはいえ、 キー局でマス向けにCMを流してペイできるほど世の中に顧客、つまり「資金繰りに 困っている多重債務者」が存在している、いうことに驚いてしまうわけですが、 現在テレビCMを支えている二大産業が「パチンコ」「サラ金」であることを 踏まえて考えると、テレビはすごい勢いで3段階マッチポンプをしているのだ、 ということが激しく理解できて、何だか悲しくなってきた。 そして以前「今度の海は地中海」とか言ってCMしたって、過去に海物語を 体験した人以外には全く響くわけもなく、それはマスとして成り立つのか、 ということをここに書きましたが、「資金繰りに困っている多重債務者」が 成り立つのなら、当然それ以上にはなるわ。ということに気付いた。 少なくとも相対的にそれらのCMが目立っている今の世の中、つまり現在テレビを メディアの中心としている層のマジョリティが、今そうなってるということだ。 パチンコやる気も多重債務する気もまったくもってありませんが、 そういう層の人たちの状況は、もう少し知っておきたいと思った。 ■07/26 「tsudaる」にしろ「ヒウィッヒヒー」にしろ、当事者本人は流行らせようという野心などないのに、 周りが勝手に盛り上がって面白がってあちこち流布して、そしたら何故か本人がdisられ始める。 僕はこの不条理感には耐えられそうもないので、これからも目立たぬよう生きていこうと思います。 --- なんかレミオロメンの"Starting Over"の歌詞が気になって仕方がない。 特に「ありのまま」以降、サビ部分の異常なわかりやすさは何だって話です。 元々藤巻もさして難しい歌詞を書く人じゃないけれど、"3月9日"とかの 雰囲気のある歌詞に比べたらあんまりにも直接的すぎやしないかと。 ぶっちゃけ、歌詞の技術としては劣化の方向じゃないですか。 CMソングのオファーで書かれた曲だからこうなったんだろうけど、 こういうのってキャリアにとってマイナスにならないか心配です。 歌詞の劣化で思い出したのが浜崎あゆみ。 彼女が出てきた初期、爆発的に売れていた頃は彼女の歌詞を評価してるファンも 相当多かったはずなのですが、2001年頃からか、少しずつそういう層が離れ始め、 それに伴って徐々にアーティストとしての勢いが落ちていったと感じています。 で、心底びっくりしたのが今年頭にリリースされた"Rule"の歌詞。 劣化してるとは言っても、ここまで陳腐でありきたりなことを堂々と 歌われるとちょっと引いてしまいます。ていうか本気で引いた。 ただ、テレビと一緒でどんどん売れる曲の歌詞が頭悪くなっているのは事実で。 着うたディーヴァ系の、徹底した語りかけ調・口語調の歌詞はまさにそれで、 恐らくケータイ小説系の方向を意識しているのだろうと思うのですが、 既存のアーティストがヒットのためにはそっちの方向に降りて来ざるを 得ない状況なんだとしたら、それは随分と悲しい状況だと思います。 ■07/24 苗場は土砂降りだったらしいけど、Twitterで見てる限り、 フジに参加している友人はそれなりに楽しそうで何より。 つうか去年も一時的にかなり降ったんだけど、それなりの装備をしていけば、 雨中でも余裕で昼寝できることがわかったので、基本的に何も怖くない。 ただしライジングサンの場合雨が降ると、加えて「寒さ」という抗いがたい強敵とも 戦わなくてはいけなくなり、そして概ね敗退して宵のうちからテント暮らしを 余儀なくされるため、結構難儀だったりする。 それでも、22日の悪石島に集まった人たちの悲しみや辛さ、ガッカリ感を 考えれば、僕は何事にだって耐えられるような気がするんだ。 --- ジュリエット、初の生声披露もシルエットのみ 正直これは、馬鹿じゃねーの。としか思えない。 有名人の覆面ユニットとかでない限り、隠す意味がもうどこにもない。 こんだけ散々引っ張って、もう少したって「遂に顔出し!」とか言われて、 見たとしても、「ふーん。で?」以外に言えることが何もないじゃないか。 6人のプロデュース集団の仕掛けによるユニットとか言ってましたが、 まともに背景の設定やストーリーまで考えて演出できる奴が一人も いないことがこれではっきりしました。木偶の坊の群れ。 というか、その6人の後ろに当然大人のディレクターがいるわけで、 フロントの3人がそこそこ可愛ければ、たぶん彼女たちより 先に6人がクビになる可能性の方が高いと思います。 ■07/21 AI、9年間のキャリアを総括する初ベスト・アルバム『BEST A.I.』を9月にリリース! いや、"STORY"でブレイクする前の2004年にベスト盤出てるんだけど。 何か最近こうやって「初のベスト盤」と詐称して発売する事例が散見されますが、 これ何か意味あるんでしょうか。ナタリーの記事の方には「初」というフレーズは ないし、これbounceが飛ばしてるだけなのか。 こういうハッタリをかますのって、プレミア感を何となくアップさせたいとか くらいしか理由が思いつかないのですが、それって「顧客に嘘をつく」ことと 引き換えになるほどプライオリティの高いことなんでしょうか。 商売の手口としては下の下だと思うんだけど。 --- レコチョクはLil'BをTVCMに出演させるのを禁止した方がいいと思う。 絶対楽曲のプロモーションとしてはマイナスだから。本当に。 CDは8/19にリリースのところを、7月頭に着うた先行リリースさせた ものの、7/20付のレコチョクチャート、既に18位までランクダウン。 まったくもってTVCMまで打った意味がない。やめた方がいい。 着うたは一度売れるとCDと比べて圧倒的に息の長いヒットが 見込めるわけですが、このままじゃさすがにもたない。 どうするんだ。 西野カナがそこらの他のいろいろより図抜けて売れているのは、そこらの他の いろいろより図抜けて可愛いから、というごくシンプルな理由に尽きるわけで、 今のように似たような意図で似たような楽曲がボコボコ出てくる世の中では、 スタッフもきちんとそこらへん昔通りの基本を押さえないとダメだと思うんだ。 JASMINEも結局CDの売上は20,000枚程度止まりだし、あんなわけのわからない衣装で 街をたむろするPVじゃなくて、もう少し普通に可愛く撮ってあげればよかったのに。 決して不細工というわけではないんだし。 もちろんその際には髪色にも配慮して、アイドルとして親近感持てるレベルで。 そういうのをコントロールするのもスタッフワークじゃないかと。 本人がごねたらはっ倒してでもやるべき。それが人生。 ■07/20 9nine。 連ドラ、映画、大手のCMにガンガン出演している川島海荷。 ミスマガジンでようよう読者特別賞を獲得した佐武宇綺。 狭いライブハウスでおっさんに囲まれて歌っている西脇彩華。 その他2名。 そろそろ圧倒的なグループ内格差が顕在化しつつあります。 Z-1にしろ、BOYSTYLEにしろ、dreamにしろ、こういう状況下でうまくいった 前例は過去にもないわけですが、束のうち誰か一人でも形になればOK的な、 多段ロケット式構造のユニットだと考えればまあ、納得度は高いというか、 そもそも事務所がそのつもりなんだろうなあ、と。 何せ3月に8名のうち3名を1段目として切り離し完了してますので。 徐々にトップが形になりつつある中、あとはユニットとしていつまで もつかもたせるか、というところなのですが、こういう最中に 出てきた楽曲がかなりの佳曲だったりするから困る。 --- 備忘用、上半期の10枚。 怒髪天 / プロレタリアン・ラリアット Buono! / Buono! 2 サカナクション / シンシロ たむらぱん / ノウニウノウン 相対性理論 / ハイファイ新書 autoKratz / Animal Harlem Shakes / Technicolor Health The Pains Of Being Pure At Heart / The Pains Of Being Pure At Heart Trashcan Sinatras / In The Music Red Light Company / Fine Fascination ■07/19 勧められて「ちはやふる」を読み始めたがやたらおもしろい。 「恋愛そっちのけの少女漫画にハズレなし」というのは自分の 経験則としてあったのですが、やっぱ間違いないわ。 --- 引っ越しをしてTSUTAYAが近所になったので、やたらCD借りているのですが、 さして大きなところでもないので、いろいろイライラすることがあります。 キング・クリムゾンは「ポセイドン」はあるのだけど「クリムゾンキング」がない。 銀杏BOYZは、「第三次世界大戦」はあるのだけど「DOOR」がない。 その他、邦楽の所に洋楽が混じっていたり、アーティスト名じゃなくて アルバムタイトルの50音順のところに放り込まれたりしているのですが、 まあそこらはよくあることなので我慢できないこともない。 が、今日、初めて我慢できずにこっそり修正を行いました。 だって東海林太郎のCDが「た行」に入っていたんだもの。 --- こんな感じで、最近ロクなこと思い付きません。 こういうときは音楽以外の小ネタで適当にお茶を濁すのが常だったのですが、 ここんとこそういうのは、思い付いたハシからTwitterに上げているので、 もうこっちに書くことがない。ちゅうことで今日はこのへんで。 ■07/16 「MW 大ヒット上映中!」 うそはいけないとおもいます! --- マイケル・ジャクソンさんの、84年のペプシCM火傷事故の写真が公開 1985年頃、「ごんべえのあいむそ〜り〜」というゲームがありまして。 確かメーカーはセガだったと思うんだけど、ゲーセンに置かれていた短い間、 友人と死ぬほどやりこんだものでした。 ぶっちゃけパックマン型の迷路に落ちている金塊を拾って元いた場所に戻るという いたってシンプルなゲームなのですが、ごんべえというキャラがどこから見ても 田中角栄にしか見えず、戻ってくる場所も国会議事堂というえげつなさ。 そして追いかけてくる敵は概ね以下の通り。 タモリっぽい人:特殊な技はないが、捕まったらブリーフ1枚にされて鞭でぶたれる。 マドンナっぽい人:技は投げキッス。迷路を無視して飛んでくる。 馬場っぽい人:技はチョップ。本体の歩幅が大きいため、本体が迷路を無視して追ってくる。 瀬古っぽい人:技はキック。足が速い。 マイケルっぽい人:技は火花。ムーンウォークで歩く。 マイケルの事故の1年足らず後のリリース、技がまったくもって洒落になっていませんが、 他の設定も概ね全部洒落になっていないので、これだけならまだ些細なことだと思います。 案の定リリースされてからものの数ヶ月で近所のゲーセンからは全て撤収されてしまい、 楽しみにしていたのに、コンシューマに移植されることは決してありませんでした。 一時、再開発前の秋葉原駅近くにあったレトロゲーム専門のゲーセンに 期間限定で置いてあったのが、世間に出た最後ではないかと思います。 多分、もう二度と日の当たる場所には出せません。実に残念だ。 ■07/13 ライジングサン、ユニコーンとバッパーズとサカナクションがだだ被り。 過去最強の悩みどころ。さてどうしようか。 --- 愛子様。 イチローやダルではなく内川。白鵬や朝青龍ではなく琴光喜。 どんだけ渋い7歳児だ。この嗜好性は完全にヤバいだろう。 多分に凝り性的な性分が垣間見えるので、うっかりこれからの育ち方を 間違えると、さあやを凌ぐアレな感じになるので注意する必要がある。 もし音楽を聴き始めたら、高校の頃にはEXILEとかミスチルは見向きもせず、 下手したらグレイトフル・デッドとかに傾倒してブート漁ってるクチだ。 もしくはこのままスポーツ路線にこだわった場合、うっかり格闘技の 方に興味持ったりして、今後かなり大変なことになる恐れもある。 ただ、そうなればこのネタがある意味リアルになる可能性も。 皇室すげえぜ。 --- ミスマガジン2009お披露目! グランプリは女優志望の京都府出身18歳の小林さり 桐嵯梨じゃないか。ミスマガジングランプリ取ってたんだ。 仲村みうもミスヤンマガ取ってたし、講談社はジュニアアイドル好きなのか。 つうかこの流れが一般化すると、我が子を芸能界入りさせたくて、ジュニアアイドル経由で 何としようとか思う親も増えたりするんじゃないか。そんでうっかり所属事務所間違えて エロビデオまがいのDVDに続々出演したりするんじゃないか。そして小渕優子が怒るんだ。 しかし、ロリコンと妊婦マニアとを比較した場合、普通に考えれば妊婦マニアの方が 変態偏差値は高いと思うのだけど、片やリンク張っただけで逮捕、片や「すてき」。 国家によって序列化される性的嗜好。何か厄介なことになってきました。 かわいい30代好きはどのあたりになるのだろうか、国家的に。 ■07/12 「イケ麺そば屋探偵」の堀内敬子のかわいさはガチ。 だからやっぱかわいい30代は最強なんだよ。 --- "Do They Know It's Christmas"の「Feed The World」という歌詞はとてもイギリス的というか カトリック的「施し」感いっぱいだし、"We Are The World"というのは、「WWE」とか 「ワールド・シリーズ」の例と同様に、とてもアメリカ的だと思う。 --- Perfume / (Album) 「GAME」で完成した彼女たちなりの王道の範囲からはみ出さない 程度にいろいろやってみましたよ、という印象。 とち狂ったようなキャッチーさは影を潜め、「守り」に入った感じです。 前アルバムで「GAME」「Take Me Take Me」「Butterfly」の3曲はあれどうよ、という 議論が起こっていたのも、逆に残りのほぼ全曲が粒揃いのキャッチーさだったからで。 いかにも「アルバム用楽曲」といった地味楽曲も散見され、アルバム全体としてのまとまりは むしろよくなっているのですが、でもそんなまとまり、誰が期待しているんだよっていう。 明らかにヤスタカも「攻める」という方向ではやることがなくなってきているのがわかる。 こういうタイプのクリエイターにとって、それってけっこう致命的じゃないのか。 ぶっちゃけ今回のツアーで「ヤスタカ楽曲から卒業します!」みたいな 発表がもしあったとしても、あんまり驚かないような気もしたり。 ただ、どうもそれだけじゃないような気もする。この気分の盛り上がらなさは。 自分、彼女たちの音源は、エキストラすぎる「アキハバラブ」以外は 「スウィートドーナッツ」以降すべて購入し続けているわけですが、 途中で「惰性で買っている」と感じた時が2度ほどあります。 第1回:「ビタミンドロップ」のあたり。 発売日には買わなかった。当時コンビニに入るたびになぜか有線でこの曲が かかっているという恐怖体験をしたために、半ばお祓いのつもりで購入。 その後、メジャーデビューという意表を突く展開になり、盛り上がる。 第2回:「コンピューター・シティ」のあたり。 メジャーデビュー以降、いまいち楽曲的に不満で、何となくテンション下がっていた。 しかし、その次の「エレクトロ・ワールド」が名曲すぎたため、再度盛り上がる。 それ以降は、どんどん売れて大きくなっていくのを眺めるだけで 楽しくて、ずっと高揚感が持続していたのだけど。 ここに来てその高揚感の賞味期限が来たのかもしれないなあ、と。 音として冷静に聴いていたつもりですが、やはりそれは否めない。 いや、これからも音源コンプリートするくらいの気持ちはあるんだけど。 ■07/10 有休取って地方都市。現在和歌山。井出商店でラーメンも食った。 和歌山、なんか豆みたいな顔をした女の子が多いような気がする。嫌いじゃない。 --- 昨日の晩はくるりの武道館。 これまでけっこう振れ幅大きく、いろんな音をその時々に出してきた彼らですが、 だんだんシンプルに、地味だけど何となくええ感じの音に定まってきた感じがします。 両手挙げて盛り上がるわけではないけれど、でもこういうバンドって絶対必要。 --- ちょっと前までは2万枚あたりでウロウロしていた2組、AKB48と東方神起。 ですが、ニューシングルでは双方初動で10万枚越えを達成しております。 AKB48の方は、次回シングルメンバーを選抜する「総選挙」投票用紙封入&握手会、 東方神起の方は、東京ドームライブ会場限定盤販売と、双方得意のフィールドで 存分に販促を行った結果と言えるわけですが、どうもそれだけではなさそう。 AKBは、デビュー初期は初登場ベストテン入りして2週目は90位台という とんでもない下げ幅を記録していたのが、今回は2週目もベストテン入り。 東方神起は初動で18万枚突破。ひとり複数枚買いというレベルではもはや説明できない数。 明らかにファン層の裾野が拡大しています。 ここまでくると、大塚製薬が当初思うように売れなかったカロリーメイトやSOYJOYを、 それでもCMをひたすら続けることで「底上げ」を継続し、ついには世の中をそれに 従えてしまったのと同じ迫力を感じてしまいます。 やっぱ継続は力なんだなあ。 ■07/07 人のTumblrとかTwitterばかり見ていると、日本の人口の1/3くらいは既に「ヱヴァ破」見てて、 日本で一番人気のあるグラビアアイドルは石井香織で、AKB48で断トツ一番人気は篠田だとか、 いろいろ錯覚しそうになって困る。 --- とんねるず本体にしろ、野猿にしろ、矢島美容室にしろ、一発屋的雰囲気がプンプンしているものを 延命させる手練手管という意味で、とんねるずの2人とスタッフは大変に優秀なのではないか、と思った。 ちなみに、とんねるずの1984年の2ndアルバム"仏滅そだち"は、お笑いタレントものとしては 恐ろしくよくできたアルバムです。正味、現在廃盤なのがもったいないと思います。 再発されたら間違いなく買うのだけど。 --- Perfumeのアルバム届いたので今聴いているのですが、これ非常に判断に困る。 決して悪くはないんだけど。何だろうこのしっくりこない感じは。 ■07/05 「ヱヴァ破」観てきました。 ちょっと何か言おうとすると、全部ネタばれになるという恐ろしい作品。 ただ、あのものすごい情報量は、テレビの画面サイズではキツいと思うし、 全編渡ってとんでもないことになっているので、何らかの形でエヴァに 触れたことのある人は、漏れなく見に行くべきだと思います。 すげえよあれは。ただ、「序」は見ていないとキツいと思います。 --- Perfumeだけでなく、加藤ミリヤのアルバムも7/8。 水曜からのチャートは、いわばヲタvsスイーツの代理戦争になる…! --- ソニーの期待の新人JASMINE、オリコン初登場13位、7800枚。 着うたでは断トツで1位取ったりしていたのですが、世の中そううまくはいかない。 というか、JUJUも着うたではものすごい人気だったはずなのにCDでは13万枚程度。 青山テルマあたりの時は、概ねCDの売上は着うたDL数の6-8%くらいになっていたはず なのですが、最近では着うた人気とCD販売数がさらに乖離してきているようです。 で、「シングルは着うたで、アルバムはCDで」という流れも、徐々に弱くなっている。 上半期のアルバム売上チャート見てみると、いわゆる着うた系界隈の人では、 JUJUの14位、22万枚というのが最高。 上位はミスチルとかEXILEとかドリカムとか、着うた以前の人たちがほとんどで、 ここ数年でデビューした人で入っているのはいきものがかりとRADWIMPSくらい。 下半期にはGReeeeNも上位に入ってくるわけですが、いきものがかりとGReeeeNは、 従来型の怒涛のタイアップ攻撃によるところが大きいわけですし、RADWIMPSは ロッキンオン系の人たちの寵愛を一身に受けているわけで、これも従来型。 結局、着うた発口コミ経由の低コスト型のプロモーションはなかなか うまくいかんというわけです。上述の加藤ミリヤも、今回のアルバムの プロモーションに際し、これまで以上にテレビでの露出を増やしてるのは、 彼女も徐々に従来型プロモーションに依存しようとことだと思いますし。 結局プロモーションコストは下がらず、下げようとすれば露骨に売上が下がる。 とすると、下げるのは制作コストしかないということか。 スタッフを少数に集中させ、バックトラックは打ち込み中心に。 ということで、現在着うたで1位のジュリエットは、恐らくそんな感じの 思考の流れであんな感じになっているのではないかと、予想いたします。 発売はユニヴァーサル、ターゲットは女子高生メイン。 GReeeeNで会得した着うた発ブレイクのスキルをベースにして、 最も口コミが効果的な層に合わせてぶつけるわけですよ。 これがうまくいけば、ユニヴァーサルはこれから一歩有利になりますが、 どうなるでしょうか。つうかまったく予想がつかん。 ■07/02 メールいただきました。 「Mr.BRAIN」のアレなサブタイトル、脚本家の蒔田光治氏、プロデューサーの石丸彰彦氏が かつて手がけたドラマの類も、概ねあんな感じのサブタイトルだったということです。 まあ、それで成功しちゃったらその後もそうなるわな。 ただ正直なところ、成功はそのサブタイトルのおかげか、と言えば断定できるもんでもなく。 正味の話、ゲン担ぎみたいなもんすね。非常にうっとうしいゲン担ぎですが。 --- で、7月からの今クールのドラマ見てみるとこれ、 ジャニーズ率がえらいことになっている。 08 月21 「ブザー・ビート〜崖っぷちのヒーロー〜」 山下智久 08 火22 「恋して悪魔〜ヴァンパイア☆ボーイ〜」 中山優馬・森本慎太郎・中島健人・近藤真彦 10 水21 「新・警視庁捜査一課9係」 井ノ原快彦 08 木22 「任侠ヘルパー」 草g剛・薮宏太 06 金22 「オルトロスの犬」 滝沢秀明・錦戸亮・八乙女光 06 土20 「こちら葛飾区亀有公園前派出所」 香取慎吾 04 土21 「華麗なるスパイ」 長瀬智也 どんだけ1クールに突っ込んでるんだって話ですよ。 あれか、草gによる事務所のイメージダウンを一気に挽回しようとしているのか。 そうだとしても、ここまでやったらちょっと逆効果だと思います。 で、ついでなので久々に公式サイト見学。 ブザー・ビート〜崖っぷちのヒーロー〜 ジャニじゃない人も含めて一切顔写真を使わないことで違和感をなくそうと努力。 恋して悪魔〜ヴァンパイア☆ボーイ〜 まだ相関図できてませんが、「インタビュー」のシルエットがいつも通りのジャニっぽくて安心。 新・警視庁捜査一課9係 今クールで最も素晴らしくアレ。トップの集合写真の右端に注目だ。何だおまえ。 任侠ヘルパー トップは加工されているものの比較的良心的。が、その他のコーナーの不自然な写真が涙を誘います。 オルトロスの犬 キャストの顔写真一切なし。だからといってスタッフの顔は写さなくてもいい。 こちら葛飾区亀有公園前派出所 8月からだから正式サイトはまだ未完成。もこみちと香里奈は顔写真載ってるけど当然香取はなし。 華麗なるスパイ サイト未完成。既にテレビではあれだけスポット打ってるのに未完成って、やっぱ揉めてるんだろうか。 で、下の写真は近所の商店街にて。 彼が素直にすくすく育ってくれることを祈って。 |