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■06/30

ほしのあきは、若さの維持と引き換えに、年を追うにつれて
少しずつ知性を失っていっているような気がする。
テクニックと引き換えに早逝したロバート・ジョンソンのようだ。

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「Mr.BRAIN」の各話サブタイトルがすごいことになっている。
内容的にもスタイリッシュさの欠片もない、実利に徹した作りですが、
このサブタイトルは、そんな内容を必要以上に表わし過ぎている。

火曜サスペンス劇場のタイトルもこれくらい長かったけど、あれは本質以外のおまけ的部分、
「ドキッ!女だらけの水上運動会 ポロリもあるよ」の、「ポロリもあるよ」のと同等の
部分をつかさどるものであり、決して本質にかかるものではありませんでした。
言ってみれば、前にもネタにしたことがありますが、Daniel Powterの"Bad Day"の邦題、
「バッド・デイ〜ついてない日の応援歌」のような、「効能」込みの名付けに近い。
つまり、悪く言えばどんな馬鹿でもわかるように説明してあげている、ということで。

TBSは、この間「うたばん」に芸人が意味なくたくさん出演したときも、コントで
芸人が言ってることをオチまで含めてまんま全部テロップで出し続けてましたが、
どう考えても「コントを楽しむ」という意味ではマイナス効果。でもやる。
つまりこれ、視聴者は馬鹿、ということを前提にして作っているわけで。
TBSの視聴率がここんとこずっとダメなのは、こういうところも
視聴者に見透かされているせいかもしれないね。


■06/28

メールで教えてもらいました。
嵐、2004年にもベストアルバム出してる。
今回の「初ベスト」というアナウンスの意味が本当にわからなくなった。
ジャニ側も廃盤にしたり隠す様子はないし、何なんだろうか。

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男のやんちゃ買い推進委員会

おちまさとのダメなところは、やることなすこと全てにおいて
お金の匂いをさせすぎるところだと思います。

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レッド 3巻 / 山本直樹

なんか非常にヤバくなってきたので紹介します。
山本さんとは数年前、DJに呼んでもらったイベントで一緒になって、
挨拶程度ですが話をさせてもらったことがあるのですが、もうこれ
実に普通の酒好きな気のいいおっさんで。
それが何でマンガだとあんなに体温の低い、異常ともいえるような
空気感を出せるのか、非常に不思議に思ったのですが。

で、この「レッド」、フィクションの名を借りつつも実際には連合赤軍
あさま山荘事件に至る過程の実話を極めて忠実にトレースしています。
そして、結論が事実として明らかになっていることを逆手に取り、
今後登場人物が死ぬ順に丸付き数字でナンバリングしてあったり、
物語が一段落するたびに、死ぬか逃げるか逮捕されるかするまで
「あと○日」のカウントダウンが表示されたり、ただでさえ淡々とした
ストーリーをさらに客観的に突き放すような仕掛けまで仕込むことで、
元々持っている彼のマンガの空気感が極限と言えるレベルに達しています。

物語は1969年夏から始まり、恐らくあさま山荘事件の1972年2月まで
続くことになると思います。で、3巻終了段階で1971年6月まで来て
いるのですが、時を追うにつれて物語のスピードは遅くなっていき、
3巻では結局1971年5月初旬から2ヶ月足らずしか消化できていません。
その分各人の言動の描写が詳細になっていっています。
多分、これが全体としてその後に続く印旛沼事件山岳ベース事件
あさま山荘事件に至る登場人物の意識変容の伏線になるのでしょう。

そしてそれら事件の事実が凄惨なだけに、そしてきっと彼はその事件の
描写も淡々と描き切るであろうことが予想できるだけに、なんかもう、
面白いと言うよりただ目が離せないので読んでいるといった状況。
そういうマンガなかなかない。少なくとも自分の中では今までに
読んだ山本さんのマンガの中でベストです。
何事もなく、最後まで描き切ってほしい。


■06/26

BIGBANG、よく読んでみたらイベント参加チケットと応募キャンペーンチケットが同じもの。
イベント参加したら応募ができなくなる、複数枚購入前提のパターンでした。
ただ、問題はむしろこっちだ。

BIGBANGにお台場が大パニック!

散々告知して収容400人て、これは「パニックになる(する)ことを想定して場所設定し、
予定通りパニックになったらそれをニュース(=プロモーション)にする」ことが
前提になってますね。
販促としてはだいぶ「コスい」部類かと思いますが、韓流の人たちは概ね、
来日時に成田に動員をかけたり、「大人気ですよ!」ということを無理くり
演出するパターンが常なので、これもお約束通り。バッチリです。

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「嵐」が初ベスト!今年も国立競技場ライブ

初ベストって、2002年に"Single Collection"が出ているんだけど。
あれか、ラルクアンシエルが昔、「ベストは出さない」とか言ってるそばから
シングル集をリリースして、それでも「シングル集だからベストじゃない」
みたいなことを言い張っていたのと同じと考えてよいでしょうか。
命名「ラルク理論」。

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それで、マイケル。
自分の洋楽原体験の1つには、同世代の他の人たちと同様、"Theriller"は
避けようもなく存在していますので、やはり動揺は如何とも隠せません。
でもきっと、近々のうちに英国THE SUN紙あたりが言いだしっぺになって、
「マイケルは生きている!」みたいな噂が駆け巡ったりするはずなので、
あんまり悲しまなくてもいいような気もします。

2年ちょい前に散々ネタにしていた「40万円ファンミーティング」ですが、
あれが世界で最後にマイケルが公式にファンの前に現れたイベントに
なったということで、40万円出して参加した人は結果として勝ち組に。
つうか値段に尻込みして参加しなかったファンは泣いているだろうな。

あとフジテレビ、その日のうちに特番とは。
安全な素材がたくさんあるとはいえ、キヨシローに比べてフットワーク軽過ぎ。
つうか元々の放映予定だった上地+紳助よりも数字を取れると踏んだわけで。
後半ちょっと見ましたが、「とくダネ!」をそのまま夜に持ってきたような
かなりぬるめの作りの番組。数字取れたのかな。


■06/24

考えてみたら、椎名林檎に「みんなのうた」の
曲依頼をするって、NHK滅茶苦茶だよな。

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川嶋あいの自伝映画。
凄まじい宗教臭がするのですが、彼女の歌自体それっぽいというか、メッセージソングは、
純粋なものに、わかりやすいものにしようとすればするほど宗教っぽくなるもんで。
そもそも、特に新興宗教の場合それ自体が「馬鹿でも信じてくれるように」教義を
純粋にわかりやすくしようとしているわけですから、もうこれは不可避。
この映画がそういう単なる近似値なのかどうかは知らない。

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BIGBANG、どうやって初回10万枚を売り切るか大作戦決行中。
まずは「とくダネ!」の番組始まっていきなりのオープニング枠でPVをワンコーラス流して、
小倉にベタ褒め&さらにコーナー生出演させるという、かなりの大技を繰り出してきました。
結局は韓流なんで、主婦ターゲットと考えると狙いどころは合致。

ただ、東方神起の例に倣って、当然鬼の購入者特典やイベントを連発してひとり当たり単価を
吊り上げにかかってくると思ったのですが、意外に無茶な販促の様子は今のところなし。
一応お約束通り、DVD付き初回盤と、カップリング差し替えの通常盤2種、合計3フォーマットの発売、
7月発売の2ndシングルとの連動キャンペーンはありますが、1人1回限りの握手会参加券封入とか、
トレカランダム封入とか、ひとり複数枚購入を前提にした仕込みは見当たりません。

で、デイリー初日は4位と、まあそこそこの出足。3位の小池徹平くんが5800枚程度なので、
よくて週間で3万枚くらいのペース。累積では5万枚あたりに落ち着くでしょうか。
それでも初回出荷10万枚なら、やっぱり半分は死ぬじゃないか。どうするんだ。
やっぱ土日に急にイベントとかやったりするような気もする。


■06/22

日産CubeのCMで使われている"今夜はブギーバック"のカバー、
TOKYO No.1 SOUL SET+HALCALIって、そりゃかっこいいだろ。
音源CDで出ないかなあ。

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BIGBANG「MY HEAVEN」に直筆サイン、確率は1/1000

東方神起ですら、つい1年ちょっと前まで5万枚も売れなかったのに、
初シングルで初回出荷10万枚って、どんだけ豪気なんだ。
本当にランダム出荷なら、このサイン入りレア盤のうち何割が
そのまま破断か中古屋行きか、という点も気になるところです。
それとも本気のプロモーションかまして、意地で捌けさせるつもりか。
だとすると、どんな無茶をしでかすのか、ある意味見ものです。

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アダルトビデオ革命史読了。
レンタルとセルの壁、90年代頭の村西とおる及び黒木香の迷走、各社のカラーとその出自の関連性、
ハードの進化による撮影演出の変遷、各ジャンルや演出が「発明」されたことによる業界への波紋。
知りたかったことや言われてみれば気になることを、コンパクトかつ具体的に解説してくれてます。
単純に読み物としてめちゃめちゃ面白い。

でも、俺がこれを面白いと思えるのは、アダルトビデオが一般化した頃に思春期を迎え、
初期の女優さんから概ね全部知っていて顔も浮かぶ、メーカーの名前も覚えている、
という状況があるからこそ、とも言えるわけで。
AVの歴史のタイムラインを、自分の思い出と重ねてトレースできるから、より一層面白い。
今の30代後半から40代、中高生時代に「アップル通信」や「デラべっぴん」を
こっそり友達と回し読みしていたような連中にとっては最強のテキスト。
逆に、20代の若い子とかにはちょっと辛いかもしれない。

前に、こと洋楽については俺らの年代は最悪だったという話をしましたが、
AVについては思春期以降、その歴史を初期から共に歩んできたわけで。
他にも、自分が幼稚園から小学生低学年のときに「ゴレンジャー」はじめ特撮ものの
ブームがピークを迎えていたとか、小2の時にコロコロコミックが創刊されたとか、
小4の時に「ダイターン3」の後番組として普通に「ガンダム」の本放送見てたとか、
小学生後半にLSIゲームが流行り、中1の時にファミコンが発売されたとか、
洋楽以外の様々なカルチャーについては、団塊ジュニアど真ん中として、
けっこうリアルタイムでいい思いしてるじゃないか、と思いました。


■06/21

節操がない(せっそうがない):西野カナが「ケータイ大喜利」のゲストに出ること。
爪弾き(つまはじき):ネスミスのEXILE加入後における藤岡正明の立場のこと。

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土曜日は、故あって女友達と浦安鼠リゾート(海の方)に行ったのですが、
あそこ、様々なアトラクションやショーに協賛企業が付いてるのね。
おかげで、オールドアメリカンな鄙びた感じのセットの中にビビッドなカラーで描かれた
「新日本石油」のロゴや、感動的なショーが終わった後、闇夜に燦然と浮かび上がる
「docomo」のロゴ等が、微妙ではありますがいい感じに雰囲気を台無しにしていて、
何だかんだ言ってやっぱり世の中一番大事なのはお金なんだなあ、と思いました。


■06/17

小向美奈子のCD 、以前よりも強気な値付けが増えてます。
こういう時期なので、当然と言えば当然ですが。

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GIRL NEXT DOORが、日曜日にキャンペーン効果という形で初日以上の売上を積んで、
オリコン週間1位になりましたが、結局他が弱かっただけで枚数は3万枚程度。
それも、これ単純に売り上げ増というわけでもなく、2週目以降に売れたはずの
分が前倒しになっただけのようで、既に本日付デイリーでは16位まで下降。
結局累積売上は2作目以降とさして変わらん3万枚台で終了しそうな感じ。
以下、過去シングルの累積売り上げ概数。

2008/09 偶然の確率 58,000
2008/10 Drive away / 幸福の条件 33,000
2008/11 情熱の代償 / ESCAPE 31,000
2009/04 Seeds of dream 34,000

何としてでも1位がほしかったのだろうか。
でも、1位獲得というアナウンスをして売り上げを上積み
できるタイプのグループでも楽曲でもないんだけど。
よくわからない。

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MiChiの"Kiss Kiss XXX"を、カップリングの"Smells Like Teen Spirit"の
カバー目当てで購入し、CDをトレイから外したところでげんなりした。
いや、気持ちはわからんでもないけど、それを購入した人間に対して
このタイミングで言うのはちょっとあんまりだと思うよ。




■06/16

フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドの復刻シリーズ、詳細が判明!

過去の再発やリミックスはいい加減なものが多かったので期待してなかったんですが、
予想以上に内容が素敵。未発表曲収録だし、"Disneyland"等レアトラックも網羅。
DVDの内容もかなり突っ込んでるし、"FRANKIE SAYS"Tシャツもこれはアリだ。
というわけで予約しました。

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昨日よりはマシになりましたが、まだ油断すると勝手にうんこが出てくる状態なので、
あんまりきちんとモノを考えられません。
というわけで、またYahoo音楽の質問広場から素敵質問を見繕ってみました。

ギタリストの内田勘太郎氏と布袋寅泰氏のギターは どちらが巧いと思われますか?

何とかと何とかと何とかというトルコの民謡だと思うんですけど曲名を教えて下さい。

X JAPANのHIDEファンは昔からYOSHIKI大キライな人たちが多いと知り合いのXファンが
話していたんですが本当ですか?


女性アーティスト(アイドル除く)でHしたいのは誰ですか?ちなみに自分はガルネクの千紗ちゃんです!!

GReeeeNの人たちの顔はどんな顔ですか?

LUNA SEAの曲で、一番病んでるのはどの曲だと思いますか?

ブルーハーツのヒロトとマーシーは、もう遊んで暮らせるくらいの収入があると思いますか?

オークションでアップル社でないipodを落札したのですが、MP3がダウンロードできるサイトを
教えていただけないでしょうか


何故avexアーティストのCD売り上げの推移は不自然なんですか?

高見沢のギターは一体なんですか?

もしも小田和正さんが石川梨華さんをプロデュースしたら、どんな曲ができると思いますか?

マイケルジャクソンのコンサート(ロンドン;O2アリーナ)に1歳の息子を連れて行きたいのですが、
入場可能でしょうか?


安室奈美恵、BoAの曲の中で、エロい歌詞の曲を教えてください!!

ロックとJーPOPの違いは何ですか?

なぜ、CHAGEは、いつも帽子をかぶっているのですか?


■06/15

具合悪いっす。寝ます。

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土曜にCD屋で、中学生くらいの女の子がRCサクセションのベストを握りしめて、レジに並んでいた。
何となく、少なくとも彼は無駄死にじゃないなと思った。


■06/12

この間までインディーズで頑張っていたあの女の子が、フライデーのトップ記事を飾るなんて。
武道館ライブや紅白出場と同じレベルの感慨がこみ上げてきます。

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ケータイ専用「BeeTV」絶好調  テレビ業界に衝撃走る

あら。報道的には調子いいらしいぞ!
ただ、ここが気になる。

>>「会員数については現在集計中でお話できません」(BeeTV広報)としているが

会員実数がいつまでたっても公式に出てこないとすれば、気をつけろ。
あれだ、mixiとかモバゲーが、途中までは「会員数○万人突破!」とか
嬉しそうにプレスリリース出していたのが、近年ふっつりと表だって
言わなくなったアレみたいな事例もあるぞ!

世の中、いろんな数字の出し方があるから要注意だ。


■06/11

このCM、よく見てみたら「してくれそう」って、数字何にも意味ねえ。

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メジャー・デビューを果たした新人シンガーいつか。歌声に3億円の保険が

ぶっちゃけ、J-POPほど「歌や楽器のうまさ」が重視されないフィールドは世界中
探しても他にないので、そういうところに美声だけを看板にして入ってくるのは、
正直どうかと思います。実際、当たる確率は非常に低いですし。
つうか、この写真の撮り方、デビュー当初のMISIAを髣髴とさせるね。


■06/09

水樹奈々、声優として初のオリコン1位

アニソン関連にはありがちな、熱狂的なファンとそれ以外の落差が大きく、
ライト層が薄いタイプとはいえ、さいたまスーパーアリーナをワンマンで
満員にできる人がこれまで1位を取っていなかったということの方が
意外と言えば意外。

ただ、今回のアルバムは初回盤の特典に、ファンにとってはその発表時から
レア中のレア企画だった「新宿コマ劇公演」のDVDが付いているがために、
買う層が一気に初動で動いたという可能性も十分にあり、だとすると、
来週以降すごい勢いで下降。
つうか週の後半から既になんとなくそんな感じの順位。

そんな中、当初はへきる星出身でありながら、途中からいわゆるアニソン扱いを
頑なに拒絶し出し、徹底的に「アーティスト」を志向して鼻息荒かったものの、
一般層におもしろいくらいガン無視されてシオシオになっていた椎名へきるは、
遂にソニーからアニソン天国レーベルのランティスに移籍
これは「軍門に下った」と言ってよいでしょう。
彼女の10年以上に及ぶレジスタンスはいったい何だったのだろうか。

それでも、「声優だってアニソン歌わなくてもいいんだ」ということを
後進に示したという意味では、水樹奈々にも確実に役に立っている。
獣道っぽい感じで。

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たむらぱん / ノウニウノウン (Album)

ああ、もうこの人は天才ということでいいと思う。
前アルバムのようなやけにアクロバティックな曲構造は影を潜め、
真っ当なポップソングが続く真っ当なアルバムになりました。
微妙にメロの流れの中にアクロバティックさを残してはいるものの、
ベースがキャッチーなだけに、まったくもって実験的に聞こえず、
心地のいいフックという感じで機能しております。
結果、適度にフックの効いた異常に人懐っこい曲が並ぶという異常事態。
いや、本気でこのメロは異常です。

一昔前だったら、デカいタイアップ一発でドンと売れるレベルの訴求力が
あるはずなのですが、もうこういう世の中なのでそういうわけにもいかず、
下手にテレビに出たりしたら、汚くはないものの驚くほどの美人でも
ないだけに、恐らく中途半端な不思議ちゃんとしてさくっと
消費されて終わりでしょうから、それも避けたいところ。
そもそも今のコロムビアにそこまで頑張る力はない。

仕方がないから、地道にじっくり少しずつ売れていくしかない。
今微妙に売れてるFit'sの着うたを落としたうちの何割かでも、
彼女本人の歌に興味を持ってほしい。
切に願います。


■06/07

いや、いくら何でも「うたばん」にROOKIESは無理ありすぎだろう。

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峰なゆか女史のインタビューが載っているということで、BLACK BOX誌を立ち読みしてみたら、
別のページに小川真琴の対談記事が載っていて、そんなに仕事選べないのかよ、と思った。

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実は根っこはさして変わらないんだけど、それを徹底的にアメリカ化したらLADY GAGAになり、
徹底的に日本ドメスティックの方向に振っていったらPerfumeになるという考え方は、
あながち間違っていないような気がする。

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autoKratz / Animal (Album)

本編も、適度にかっこいい歌メロと相当かっこいいリズムががっつんがっつんの
かなりレベル高いアルバムなのですが、それでも購入に至った動機はひとつ。
ボーナストラックのPrimal Screamの"Swatiska Eyes"のカバー。
これはかっこよすぎる。死ねる。
もうほとんどオールのイベントは行かないし、行ってもほぼまったりしてるだけだけど、
これが鳴ったらさすがにフロア飛び出すよ。MySpaceでも聴けます。聴いて死ね。


■06/04

羞恥心のように、ひとつの番組で人気になっただけのものをさも国民の総意のように宣伝し、
受け手を焚き付けてその気にさせるという方法は最近ありがちなプロモーションの手ですが、
そういう意味で、樋口了一の「手紙」は本格的な着火に失敗した模様でございます。
現在売上は5万枚ちょい。多分スタッフの総意は「千の風」「愛のままで」枠での
紅白出場であることは間違いないので、もう1回くらい火を放つアクションを
起こす可能性はけっこう高いのではないか、と思います。
妙な形でテレビ出演とか入ってきたら、多分それです。

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「珍遊記2」が愉快なことになってきた。
「珍遊記」のくせに「まんゆうき」の登場人物しか出てこなくて、
画太郎先生は相変わらずとち狂ってるなあ、と思っていたら、
今週発売の第2話のラストシーンは、「珍遊記」の最終話最終ページと
同じシーンというか、コピーじゃないですか。こんなところでつながった! 
「珍遊記」が6巻で終わったその先を、「珍遊記」+「まんゆうき」という
形で行くのだとしたら、ちょっとそれはおもしろすぎるじゃないですか。

ただし、単に似たようなシーンを描くのが面倒なので昔のをコピーしただけ、
という線も否定しきれないのが画太郎先生の画太郎先生たる所以。


■06/03

自分が学生のときには「就活」なんて略し方はしてなかったわけで。
当然「婚活」もないし、「KY」もなかった。
新聞の見出しですら「インフル」みたいな略し方をしているのを見るにつけ、
略語文化はここんとこ数年で、老若男女問わず加速しているのだと思った。

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いまいちぱっとしない女性シンガーが、多少でも売れるからという理由でこぞって
「泣け歌」方面の着うたディーヴァ化している状況っていうのは、携帯小説やら
「余命1か月の花嫁」とかが売れるのと一緒で、お手軽な感動を欲している層が
マスとしてそれなりにいるということで。
心底自然に涙が出てくるような本物とか自ら涙するような実体験を欲するのではなく、
あくまでも「気分としてのリアリティ」止まりの、自分の手が汚れない軽いやつ。
「クローズ」や「ドロップ」が売れるのは、携帯とかでの安易なコミュニケーションが普通に
なった結果、希薄になった他者とのつながりを補完するお手軽な「熱い友情」体験であり、
今の緩いお笑いブームも、涙とベクトルは逆だけど、けっこう近いような気がする。

でもそれってあれだ、上で書いた略語文化も多少なりとも絡んでいるかもしれないし、
H&MとかFOREVER21とかの「ファースト・ファッション」の流行りともリンクするかも。
生活環境・感情まで全部含めてのコンビニエンス化。

なんか日経BP社みたいな感じになってきたので終了。


■06/01

そろそろ、Bee TVがいつまでもつか賭けようぜ。

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演歌歌手北山たけしが結婚 師匠、北島三郎の二女と

話は前々からございましたが、ついに結婚いたしました。
これで北島事務所の、サブちゃん亡き後のヘッドはほぼ彼に決定。
今後彼自身に大したヒットがなかったとしても、サブちゃん楽曲の版権管理で
ひばり長男のような感じで食っていけるでしょうから、これで一生安泰です。
ジョージが独立したのは、きっとこれも理由のひとつなんじゃないか。
そして独立できるほどの基盤がまだないと思われる小金沢くんの今後やいかに。


■05/31

小室、執行猶予も付いたし、これa-nationに出るんじゃないか。マジで。
今年こそはぜひ行ってみたいのですが、さすがに一緒に行ってくれる人探しに難航中。
普通のライブなら平気だが、さすがにフェスでずっとひとりはちょっとアレだし。
特にa-nationは、周りが所謂「リア充」だらけなのは目に見えているので、
途中で涙ぐむかもしれないじゃないか。

あと、死ぬまでにはハロコンとジャニコンにも行ってみたいです。
ハロコンは、きっとひとりでも寂しくはないと思うんだけど、
あの場にひとり飛び込んでいく勇気がないんだ。

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で、サマソニは参加アーティストの洋楽と邦楽のブレが気になってきた。
Beyonce, Ne-Yo, LADY GAGA, Katy Perryとかが出てくるのであれば、
邦楽だってMisiaとかFunky Monkey Babysとか倉木麻衣とかだって
出したってぜんぜんいいんじゃないか、と思うんだけど。
そこらへん若者の「洋楽を聴いている」層と、邦楽の「ロック」を
聴いている層のメンタリティがそこそこ近いということなのかな。

「洋楽を聴いている俺ってかっこいい!」
「ヒットチャートに背を向ける俺ってかっこいい!」
確かに近い。

ただ、サマソニと同じ日に幕張まで行かずに新木場で降りて、
YMOやムーンライダーズを見るという選択肢を選ぶ親父は、
断然それ以上に厄介なメンタリティだと思っている。
それは自覚しています。


■05/29

メールいただきました。
The Supernaturalsの"Smile"、名古屋のZIP-FMで当時ヘビロテだったそうです。
局地的有名曲なわけですね。あれだ。ZOOがJR東日本のタイアップでヒットしたとき、
当時関西在住の自分には何のことだかさっぱりわからなかったのと一緒だ。一緒か。

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津田くんがTwitterでiPhoneの研究会を実況中継。内容もやり方も面白い。

でも、自分は正直、日本ではiPhoneや他のスマートフォン、PDA、モバイルPCの
類はもうあんまり市場拡大しないのでは?と思ってるところもあり。

理由は個人情報保護。
世の中には少なからずそこらへんに対して非常に厳しい会社があって、
個人情報保護の流れで社内情報についても厳しい統制を行っていたりします。
たとえば個人所有端末に社内データを入れるのは原則一切禁止だったり、
セキュリティガチガチの会社所有端末を持ち歩く際も、顧客情報や
社外秘情報を扱うには文書による上長決裁が必須だったりとか。

自分も仕事上のいろいろで、人よりそこらへん多少センシティブだったりします。
社内メールも、PDAとかはもちろん、自宅PCに転送することもしないし、できない。
いつ何時ヤバい添付が飛んでくるかわからないもの。
新幹線乗ったとき隣のおっちゃんが平気で見積りの書類とかノートで開いてるのを
覗き見てしまうと、お前大丈夫かよ、とヒヤヒヤするし。

で、個人情報保護の厳格化の動きは今後緩むことはないだろうし、どっかの大手企業が、
新聞沙汰にならなかったとしても、ちょっとやらかすたびに社内統制は当然厳しくなり、
下手したら端末の需要が100台単位で消えていくことになる。
特にセキュリティのカスタマイズが難しい小型端末はキツいでしょう。
そうやってどんどん積み重なっていったとしたらどうなるの?という感じで。
少なくとも、こういう状況で爆発的に拡大する可能性は低いと言わざるを得ない。
そしてビジネスに使えないのだとしたら、個人でそういうのを購入して使いこなすのは
ガジェット好きのアーリーアダプタ的な人の他に誰かいるの?とか考えてしまう。

ポメラがそこそこ受けているのは、そういう状況下において、いろいろファイル開いて
通信できてみたいな機能は一切不要、楽に文書作成できればOK、と思っている層が
それなりに存在していたってことの証明だと思うし。

だから、iPhoneがいまいち「大成功!」とは言えない今の状況から今後、そっち方面ではなく、
エンターテインメント路線中心にして攻めて、それでも成功しないのだとすれば、日本人には、
普通の携帯電話以上の機能を必要とする層は、いい商売が成り立つほどには存在していない、
ということになるんではないか。そんな結論。


■05/27

山本寛監督が『オタクアミーゴスの逆襲』にキレた。

ああ、すごく合点が行った。
つまり今のアニメ関係者その他現在のオタク諸氏にとっての岡田斗司夫という存在は、
音楽で例えたら60-70年代をリアルタイムで聴いていて、ストーンズ10回見に行って、
80年代を「ロックじゃない」って馬鹿にして、「生音じゃなければ音楽じゃない」って
言うような人だということが理解できた。
実際、昔から活動している有名な音楽評論家にもそういう人がときどきいて、
原稿を読むたびに何だか哀れというか、可哀想に思えるときがあるのだけど、
岡田氏はアニメ界隈のそういう位置付けの人だと思えばいいんだな。

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Yahoo音楽の質問広場がいい感じに身も蓋もない質問が多くて楽しい。
時々あからさまなネタ投稿もあるんだけど、それでも面白い。
最近ついつい見てしまうようになった。

DJカオリって何がすごくてあんな評価されてるんですか??

GIRL NEXT DOORってなんで多くの人に嫌われているのでしょうか

オレンジレンジの曲は昔の方が良かったと聞いたのですが・・ どうなんでしょう?

スキマスイッチは一発屋ですか?

アリスの歌で歌詞にあなたはイナヅマのように・・・ よごれサンダーっていう曲は何と言う曲ですか?

ブリトニー スピアーズさんは、病気みたいなのは、治ったのですか?

EXILEのチケットが入手できないのは、なぜですか。

Xジャパンのヨシキはオカマですか?

マリリン・マンソンは狂っているのですか?

Mr.Childrenの鈴木さんはなぜ演奏中に大きく口を開けるんですか?

SOFT BALLETのKey.森岡賢はライブで弾いているのですか?

「セーラー服を脱がさないで」を30歳以上のおばさんが歌ったら引かないですか??


■05/24

味の素の「コクうま」のCMで使ってる曲、The Supernaturalsの"Smile"じゃないか。
12年も前のUKの、一瞬で解散したバンドのさしてヒットもしなかった曲を、
どうやって引っ張ってきたんだろうか。関係者にマニアがいたのか。
いや、すげえいい曲ですから、大変に好ましいんですけど。

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怒髪天 / プロレタリアン・ラリアット (Mini Album)

買うの忘れてて慌てて購入。
怒髪天を聴くと、じゃがたらのライブでアケミがMCで言っていたことを思い出す。

「土方が自分のことを土方と言って何が悪いんだ」

そこには自虐と共に矜持みたいなものも含まれているような気がしたんだけど、
結局彼らが延々やってることって、その自虐と矜持まんまだったりするわけで。

増子さんの、特定イデオロギーに偏って突っ込まないようにしつつ、
明確に社会的メッセージを伝える絶妙な歌詞はもう、名人芸の域。
これ、特定イデオロギーに突っ込んでしまうと、英労働党が政権を取った途端に
やることがなくなってシオシオになったBilly Braggみたいになってしまうので、
音楽家として生き続けるためにはものすごく重要な才能です。

でも、この国がイギリスであれば、彼らは間違いなく大スターになれているはず。
ただ、今の日本、彼らの歌を本来なら真っ先に受け入れなければならないはずの層が、
ヤンキー文化的な友情にうつつを抜かしながら、濡れたまんまでイッちゃったりして
いるために、実際にはほとんどどこにも真っ当な受け手がいないという切ない状態。

俺みたいな、中途半端にブルーカラーじゃない層に、サブカルのひとつとして
消費されてしまうのは、彼らにとっては不幸なことなんじゃないかと思う。
それでも今年もエゾに来るみたいだから、また観ちゃうんだけど。


■05/23

ヒルクライム、デビュー曲ジャケで皆藤愛子が花嫁姿披露
FUNKY MONKEY BABYS商法をさらに応用。手としてアリだと思います。
主に報道されるメディアがターゲットと著しくズレる可能性はありますが。

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山ピー&北川景子の“明大卒”コンビが新月9で共演
なんか普段より発表のタイミングが早いような気がするし、記者発表でもない。
これやっぱキムタクのTBSドラマの話題を多少でも相殺するためだろうな。

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で、そのキムタクのドラマはすごかった。
普通恥ずかしくてやらないような演出を次から次に惜しげもなくつぎ込み、
こっちは必死に赤面しながらそれを見守るという、なかなか他にない感じ。
でも全体的な雰囲気はどこかで見たことあるなあ、と思って一生懸命思い出した。
あれだ。「特命リサーチ200X」だ。あれの脚本を無闇に長くすればこうなるよ。
非常に腑に落ちて、今はいい気分です。

で、キムタクは「人は嘘を付くとき右上を見る」って断言してたんだけど、
見終わった後に日テレにしたら「ザ・クイズショウ」をやっていて、
横山裕は「人を嘘を付くとき左上を見る」って断言してたんだ。
どっちでもかまわないけど、せめてジャニーズ内の意見は統一してほしい。


■05/21

“歌手UA”本領発揮アルバム「ATTA」に細野晴臣も参加
FUNKY MONKEY BABYSのニューシングルのジャケットだと言われたら、心から信じる。

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最近、清春がバラエティに出てるのをときどき見かけるけど、痛々しくて見ていられない。
あからさまに無理してて、居心地悪そうなのがすごい勢いで画面から伝わってくるんだ。

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スキマスイッチのアフロがアフロじゃなくなったので、もう誰かさっぱりわからない。
あと、秦基博はまだCMに出しちゃいけないと思う。見ても誰かさっぱりわからない。
以上、オーガスタへの苦言。

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ユニコーン行ってきました。22日もあるのでほどほどにしておきますが、
再結成記念ツアーではなく、7枚目のニューアルバムが出たからツアー、
という位置付けだと考えれば、非常に合点が行くライブでありました。
それでも年月はたつもので、「大迷惑」を歌う44歳の民生を見ていたら
いろんな気持ちがないまぜになって、何だか泣きそうになってきました。
フェスはきっとまったくの別セットになるだろうから、また北海道で見よう。


■05/18

ついさっき、twitter始めました。

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FALL OUT BOYがフジロック参戦に先駆けて来日記念盤を7月1日にリリース

一昔前までは来日記念盤というと、日本未発売のシングル・ミックスとか
カップリング曲を5-6曲まとめたミニアルバムが主だったと思うのだけど、
最近はこういう、アルバムを「来日記念豪華仕様」にして売るパターンが
目につくというか、そんなに無理くり単価上げてお前ら楽しいか。

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昨日の深夜は新型インフルエンザの感染判明者数が分単位で増えていったので、
今朝の新聞各紙の一面を見てみると、どの会社がギリギリまで輪転機止めて
粘ることができたかが非常によくわかってけっこう楽しいです。
以下、東京・多摩地区各紙、5/18朝刊の数字。

朝日(14版) 96人
日経(14版) 96人
読売(14版) 92人
産経(14版) 78人
毎日(13版) 52人

毎日はもうちょっと頑張った方がいいと思う。

あと、東京でも関西出張の自粛とか何とか対策しているところもあるようですが、
一両日中に東京近郊でも感染者が見つかって、対策全部チャラになるに1000点。
武道館のコンサートとか特に危険。そのために上京する関西の人もいるだろうし。
というわけで、明日ユニコーンなんです行ってきます。皆さんさようなら。


■05/17

Perfumeはもはや敵なし!? "フォロアー"が次々と自滅している

ポストPerfumeとかって言ってるけど、ことアイドル系ユニットを見た場合、
そういう「ポスト」的位置付けで成功した例がどれだけあるんだって話だ。
ポスト・ピンクレディーで誰が成功したんだ。キャッツアイか。男と失踪したぞ。
ポスト・キャンディーズで誰が成功したんだ。アパッチか。ナベプロ大失敗だな。
ポストWinkで誰が成功したんだ。誰がいたかすら全然思い出せないぞ。
ポストSPEEDで誰が成功したんだ。ZONEか。結局一発屋じゃないか。
ポストPuffyで誰が成功したんだ。YURIMARIか。悲惨すぎて涙も出ないよ。

結局そういうことなので、各プロダクションの皆様は
あんまりガツガツせずにのんびり行きましょうよ。

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土曜は高円寺。
Cutie Pai、Saori@destiny、HONDALADY。
これは観に行くしかないじゃないか。

Cutie Paiは、確か去年メンバーが1人抜けるとインフォメーションがあったところまでは
追っていたのですが、いざ見てみたらまたリーダー以外2名が総差し替えになっていた。
そして正直なところ、新2名の方が顔面偏差値が20くらい上がっていて笑う。
今なら上を狙えるぞ。で、どうやらVJ兼任のアイタソは、可愛い顔して
素でPCの自作を行うほどの馬鹿野郎であるとの情報も入手。
本当に攻めるなら今しかないじゃないか。週刊アスキーとかを。

Saori@destinyは生で初めて見たんだけど、普通にかわいくて驚いた。
ジャケ写とかがいじり倒された挙句に何だかなあ、という感じだったので、
まったく期待せずに行ったから、これは何だかラッキー。
ただ、華のある可愛さではなく、クラスの目立たない方のグループにいる感じ、
友人曰く「スーパーで試飲販売とかやってそうな」、ハードルの低い可愛さ。
いや、でもだからこそ彼女には深夜アニメの主題歌とかやってヲタ系の人に
徹底的にアピールするといいと思う。絶対あの手の顔はウケるから。
今は方向間違ってるから。

で、拾い物だったのがamU。
大阪のPerfumeワナビー型地下アイドルユニットなのですが、楽曲の完成度が異常。
正直な話、これまでに出てきたどのポストPerfumeユニットよりもレベル高いです。
何かすごくいいものを見つけた気持ちになれました。
ただ、後ろでトラック出ししてるお兄ちゃんは、せっかく女の子が頑張ってるんだから、
髪の毛とか服装とか、最低限もうちょっときちんとした方がいいと思うよ。
MySpace

HONDALADYはこの女子勢の中大健闘。すげえ頑張っていたと思います。お疲れ。
ただ、地下アイドル好きのお兄ちゃんたちは、こういう複数ユニット参加の
イベントとかに慣れているせいか、目当て以外のユニットを見るときの
マナーが非常にきちんとしているなあ、とは思いました。
下手なロックフェスより整然と、かつ全体的に盛り上がっていたので、
非常に気持ちよく見ることができました。見習おう。


■05/14

韓国のスターBIGBANG、鉄板号泣ソング引っさげ日本上陸

いや、もう去年ユニヴァーサル傘下から日本盤出てるんだけど。ボーナストラックで
日本語ヴァージョンも入ってるからもう、「日本デビュー」でも「メジャーデビュー」でも
「日本語デビュー」でも何でもない状態。
小倉ゆうこりんも2回デビューしてるけど、一応「CDデビュー」と「メジャーデビュー」で、別物だと
言い張ることが可能でした。でもこれは、どうやっても言い訳利かんだろう。無理はいかんよ。

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このコピペを見て非常に感じ入ると共に、ポピュラー音楽、
こと洋楽を取り巻く環境については、ちょうど自分くらい、
1970年前後生まれの世代が一番悲惨だということを、
以前言っていたことを思い出した。
前にもここに書いたことがあるような気もするけど、再度書く。

というか、このサイト立ち上げてちょっとした時、お叱りメールもらったんです。
80年代とかの、どうでもいい時期の洋楽にうつつを抜かす暇があるのなら、
60-70年代のすばらしいロック音楽をきちんと聴くべきだ、みたいな。

いや、できれば俺もそうしたかったんだよ、本当は。
でも、物心ついた時にはパンクも終わっていて、イギリス音楽はクソだとか言われ始めた、
そんな80年代初め頃になってからようやく洋楽を聴き始めたっていう年頃の連中には、
パンク以前のアーティストをリスペクトしろと言われてもできない事情があったんだ。

ストーンズってすげえんだぜとか言われて、新譜聴いてみたら"Undercover"だし、
ジョージ・ハリソンってすげえんだぜとか言われて、新譜聴いてみたら"Gone Troppo"だし、
ザ・フーってすげえんだぜとか言われて、新譜聴いてみたら"It's Hard"だし、
デヴィッド・ボウイってすげえんだぜとか言われて、新譜聴いてみたら"Let's Dance"だし、
イエスってすげえんだぜとか言われて、新譜聴いてみたら"90125"だし、
ポール・マッカートニーってすげえんだぜとか言われて、新譜聴いてみたら"Broad Street"だし、
ザ・クラッシュってすげえんだぜとか言われて、新譜聴いてみたら"Cut The Crap"だし、
ジェネシスってすげえんだぜとか言われて、新譜聴いてみたら"Invisible Touch"だし、
ツェッペリン解散してるし、ジョン・レノン死んでるし、リンゴ・スターほとんど何もしてねえし。
じゃあ、これで俺はどうすればよかったんだって話ですよ。
初めてクイーンと認識して聴いたクイーンが"Radio Ga Ga"で、これすげえ!
過去作まで遡って全部聴きてえ!って、お前思うのかよって話ですよ。

仕方がないからリアルタイムの、ニューウェイブとかエレポップとかポジパンとかを聴いて、
それなりに一生懸命楽しんでいた俺を今さら責めるのは、ちょっと酷ってもんだろう。


■05/13

リア「彼女がすべて」愛娘の名前は“美蘭”

これ、一般的な読みでいけば「びらん」になるわけで、ものすごく嫌な意味。
本当にそれでいいのか。
伊藤由奈の「ゆな」も、日本の一般名詞でその読みは「湯女」しかないわけで、
それはどう考えても、人名に向いているとは思えない。
そこらのヤンママが適当に自分の子供に付けるのは勝手だけど、一応でも有名人が
そういう名前っていうのは、影響考えたらある意味犯罪的だと思うんだけど、
どうなんだろう。

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面影ラッキーホール / あたしだけにかけて (Single)

CD買う前から曲を知っているというのが、彼らの場合初めてで大変に気持ち悪く、
デイリーチャート初登場39位というのも、これはまた非常に居心地が悪い。

こういうタイアップなので、彼ら特有の「嫌な主人公による嫌な物語」風の歌詞ではなく、
普通にJ-POPとして流通してもまあ許してもらえるだろう、くらいの風情にはなってます。
久々のメジャーレーベルからということもあり、こういう言葉遊びレベルが精一杯か。

ただ、これが初接触という人々も沢山いるであろうこの盤で、似たような雰囲気の
新曲をカップリングにするのは、正直それはどうかと思ったんだ。
ビジネス的な意味で。
こういうときこそ「甲子園」とか「パチンコ」とか「巣鴨」とか「車椅子」とか、
とことんダメな物語を持つ糞みたいな曲を、ライブヴァージョンでいいから
収録すべきだと思ったんだけど。
およそ9割はドン引きだろうけど、残り1割は確実に食いついて、
この盤以降も、自分みたいにずっと聴かざるを得なくなるのに。
それもメジャーに際しての配慮というのであれば、ちょっと寂しい。


■05/12

三木たかしの特番は民放でできても、キヨシローの特番はNHKだけというのは、
今の民放のダメなところをいろいろと端的に表してるような気がする。

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で、そのキヨシローの番組見て、そのままMUSIC JAPAN見てたら、VAMPS出てたんだけど、
完全に意図的なカメラ割によって、ほぼ完璧にHYDEがPerfume&関根麻里と同じ画面に
映らないようにしていたのが、あんまり哀れで泣けてきた。やっぱ気にしてるんだね。

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80_pan解散。
いっそのこと、年次くらいの間隔でどんどんスタイルを変えていく、
謎のユニットとして続けていけば、ある意味カルト的存在として
一部層には強烈にアピールできたはずなんだけど、それをやるには
メンバーの神経が真っ当過ぎたようです。残念。


■05/10

ステレオポニーって、バンド名はかっこいいんだけどなあ。

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優木まおみは難しい。
格好というか服装で言えばそりゃグラビアの水着の方がいいに決まってる。スタイルいいし。
しかし、顔で言えばグラビアでのすました顔よりも、テレビのバラエティとかに出てる時の、
「にゃはっ」という感じの笑顔の方が、圧倒的にかわいかったりするから、これ困るんだ。
いや、そのバラエティ向けの顔で水着とかエロい格好だったら、あんた完璧だよ。最強だよ。
現在不可避なこのアンマッチを解消できたら、彼女は天下取れると思うんだ。いや本気で。

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引っ越してTSUTAYAが徒歩圏内にあったので会員になって、買うまでもないCDとかを
ちょこちょこレンタルしてるんですけど、そこでふと見つけたのがこのCD

>>アニメソングでありながらカフェやFMラジオなどから
>>聴こえてきても違和感のないアレンジでお届けします。
>>収録曲にはアニメタイトルやキャラクター名が歌詞に入っていない曲をセレクト。


何でそこまでしてまでアニソンでなければいけないのか、心底わからない。
企画者も聴いてる奴も殴ってやった方が世のためになると思った。


■05/08

とりあえず、どこぞで言われる前に指摘しておくと、ドラマ「名探偵の掟」の主題歌、
馬場俊英の"ファイティングポーズの詩"のサビ部分のメロは、Dire Straitsの
"Money For Nothing"の、最後のリフレイン部分のコーラスに大変似ていると思います。
でも、The Policeの"高校教師"の1986年版も、何となく似たようなメロがあるな。

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IMALUの将来予測。
歌手デビューするものの、北野井子とSAYAKAの間くらいのレベルでアレな感じになってしまい、
結局いくらも立たずに、いつの間にかズルズルとテレビタレント仕事がメインになってくる。
その頃には唐揚げや角煮をうっかり食べ過ぎた結果、いい感じに肉々しくなってきてしまい、
misonoとキャラが被って最初の一時期は多少困るものの、misonoが徐々にフェイドアウトして
いくのに伴ってのさばり始め、バラエティのひな段にいるのをしょっちゅう見るようになる。
で、たまに親子共演して多少話題になったりしつつ、飽きられた頃に結婚して何となく収まる。

多分、だいたい当たると思います。


■05/06

清志郎の件、テレビではどの局も、「ロックのカリスマ」と言うと同時に「優しい一面」と
「世の中への反骨心」を兼ね備えた人物、みたいな形の紹介の仕方をしていたのですが、
その「反骨心」を示されちゃった側であるFM東京は、どのように報道していたんだろうか。
気が付いてしばらくFM東京かけっぱなしにしてみたんだけど、遅かったか、聞けなかった。
残念です。

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友和・百恵夫妻の息子のバンド、Peaky SALTがいまいち盛り上がってないなと思い、
調べてみたら1stシングルは163位、CMで散々流れている2ndシングルでも80位。
心底、箸にも棒にもかかっておりません。

各シングルのカップリングの3曲目には、KinksやBlurのカバーを収録し、
「僕たち洋楽も聴く本格派ですよ」的な示威行動も頑張って行っていますが、
そもそも「息子」以外に売りがないので、どうしても宣伝媒体が音の訴求層と
まるでマッチしていないスポーツ新聞かワイドショーくらいしかなく、
まったく実際の購買にまで至っていないという状態です。

で、とりあえずWikipediaを見てみたら、この略歴は大変にアレな感じ。
高校生のときに文化祭向けのバンドを結成し、卒業と同時に消滅して、
その5年後に急に復活したと思ったらその2ヵ月後には東名阪ツアー、
その直後からフェス出演続々、その半年後にはメジャー契約。
普通のバンドができる流れじゃない。

つまり、息子デビューという話がまずあって、バンドという形で売ることが
決まったことで、納得度を増すために急遽昔のツテをたどってメンバー招集、
そこから先はお膳立てに乗っかって一直線、と考えるのが自然。

アイドル女優として売れてきたパッツィ・ケンジットをレコード・デビューさせるに
あたって、彼女の実兄がのんのんと趣味でやっていたアマチュアバンドを無理やり
引っ張ってきて彼女をフロントに立たせていきなりワールドワイド・デビュー、
という道筋をたどったエイス・ワンダーを髣髴とさせる流れです。

デビューするのもバンドやるのもぜんぜんかまわないのですが、こういう
ハッタリは、結果として幸せになれる人はあんまり多くないと思います。
ただ彼ら、「ドラマーがデブ」という一点においては非常に模範的であり、
その点についてはぜひ評価したい。


■05/04

金の松岡修造プレゼント
当たったら絶対邪魔にしかならないのに、ものすごく欲しい。

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NHK効果も如実 アンジェラ・アキ「手紙」ロングヒットの秘密
逆に、あれだけ特集され、歌われているにもかかわらず、21万枚しか売れていないことの方が驚きだ。
中学生はもはや、CDのメイン購買層としてターゲッティングしてはいけないんじゃないかと思う。

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今日のSMAP×SMAPは酷かったな。
昔のヒット曲を御本人と一緒に歌うという、急場の割には結構しっかりした企画だったんだけど、
司会として中居と高島彩が立ち、ひな壇ゲストでYOUとか優香とか石原さとみとかタカトシとか
いたにもかかわらず、歌素材が予想以上に尺のあるものだったせいか、きっと何か喋っていたんだろうけど、
全部カットされていて、歌の途中にちょっと映り込むだけで終了、司会やゲストの意味が全くなかった。

それにしても、ちょこちょこと映るYOUは、まるで他人事のように楽しそうにしていたんだけど、
てめえもこういう再結成関連のターゲットになりうるのだということを理解した方がいいと思う。

で、その後の「音楽寅さん」。ビートルズを替え歌にするのは版権元の意向として
NGのはずなのだが、大丈夫なのだろうか。CD音源じゃなければいいのかな?
それとも「あくまでもソラミミです」とか言ってごまかすつもりだろうか。


■05/03

泉谷の言葉がかっこよすぎて悲しすぎる。

>オレとしては忌野清志郎が亡くなったコトは受け入れません!
>彼はオレの青春そのものだったし、年下なのに師として仰いできたしこれからもだ。
>忌野さんには一生勝てないし勝つ気もない。若い頃から希有(けう)な天才性を発揮してたし
>随分まねさせてもらったよ。まだ恩返しもしてないのに彼が勝手に逝くはずもない。
>だから冥福を祈らないし、告別もしない。オレだけは絶対に忌野清志郎の死は、認めないから。


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山陰から本日帰ってきました。週一分は多分明日やる。

出雲市に泊まって翌朝、出雲大社に行ったんですけど、ゴールデンウイークということもあってか、
境内にステージを立てて神楽のライブやってたんですよ。それがもう何だかすごいことになっていた。
ダンサー4名、リード楽器(笛)4名、パーカッション2名、ボーカル兼ドラム1名の大編成で攻めまくる。
同じ旋律を、微妙に緩急をつけながらこれでもかと反復しまくることで生まれる独特のグルーヴ。
ぼーっと聴いていると、陶酔感のようなものが襲ってくる。
これはまんまミニマルサイケデリックミュージックじゃないか。
いや、すごかった。

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で、出雲市から米子経由で鳥取市に移動する最中、快速列車の4人掛けボックスに1人で座ってたら、
「ここ、いいですか?」の声。見ると、年の頃小学校3年か4年くらいの利発そうな顔の女の子。
4〜5歳くらいの弟を連れ、大きな鞄を持って立っている。親がいるかと思ったけど2人だけのよう。

まず、その歳で座る前にそういうふうにきちんと尋ねられるのがすげえなあ、と思いながら
「どうぞ」と言うと、ペコリと頭を下げてまず弟を窓際に座らせ、自分は横に並んで座る。
大きな鞄から飲み物を出して弟に飲ませ、お菓子を渡して食べさせる。
弟がちょっとグズり出すと鞄からウルトラマンの絵本を取り出し、渡して読ませる。
落ち着くと、自分は児童小説を取り出して静かに読み始める。
ゴールデンウイークだし、おじいちゃん家かどこかに行くんだろう、でも親の都合が付かず、
子供だけで頑張ってるのだろうと思い、実際に彼女に聞いてみようかとも思ったのですが、
ここで話しかけると、周りの人にいけないおじさんだと思われかねないのでぐっと我慢する。

1時間ほどそんな感じで、途中駅で彼女が立ち上がったときにふと目が合うと、
またペコリと会釈して、弟の手を引いて降りていった。
心が洗われた。あんなできた小学生、見たことない。本当に感動した。
そして、幼女萌えの人の気持ちが初めてわかったような気がしたよ。
いや、そんなのわかりたくないんだけど、今回は仕方ないじゃないか。


■05/01

地方都市マニア活動、今回は山陰へ。現在は出雲市。
駅近くのアーケード街のすさまじい壊滅っぷりに、もう笑うしかない。

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ROUND1のCMのせいで、ガッキーのタレントとしての「格」が俄然わからなくなった。

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29日に書いた件、考えてみたらリンク元が産経新聞というメディアの記事だという時点で、
俺の言っていることは首尾一貫していないような気がしてきた。

でも、2ちゃんとかで既存メディアを叩いているその元ネタも、ほとんどが既存メディア。
で、スレが立ったらすぐ「ソースは?」と、既存メディアでの報道内容をその証明として
求められるという状況が続く限り、ネットと既存メディアのその関係性は変わらないし、
既存メディアがなくなるなんてこともないんだろうな、とも思った。


■04/29

「泣き叫ぶ姿、おもしろかった」娘を熱湯風呂に 母と友人逮捕

ゲームかネットの影響が少しでも見られれば、すごい勢いでメディア総出で叩くのに、
ここまであからさまにテレビの影響を自供していても、どこもテレビを批判しない。
だんだんいろいろと露骨になってきてるな。
引っ越してから新聞とってないんだけど、何だか正解のような気がしてきた。
つうか、新聞販売員とバトルのひとつやふたつやらかすつもりだったんだけど、
本当に誰ひとりとしてセールスに来てくれないんだ。寂しいよ。がっかりだよ。

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Trashcan Sinatras / In The Music (Album)

地味だ。ものすごく地味だ。
20年前、初めて"Obscurity Knocks"を聴いたとき、あまりの美メロっぷりに椅子から
転げ落ちそうになった、あの衝撃はもう2度と彼らに感じることはないんだろうな。
それでも、今回のアルバムも何となく、でもすごく好きだ。
驚きはないんだけど、心にじわじわ来る音。

自分も20年たって随分と歳を食った。彼らも昔のようなキラキラした音は出せなくなった。
でも少しずつ歳を食いながら、同じように少しずつ歳を食っていく自分のその時々に
合わせてくれるかのように、その歳なりによいと感じられる音楽を届けてくれる。
こういうバンドがいてくれることは、すごく幸せなことだ。本当にありがたい。


■04/27

草なぎさんの穴埋められる? 地デジ新キャラは“ゆるキャラ”

このタイミングでこのクオリティは、何かもういろいろとヤバい。
全身から醸し出されるものすごい「やっつけ」感にクラクラする。

「もしかしたらおととい倉庫探して出てきた適当な着ぐるみに服着せただけかも」
とか想像し始めるとワクワクして夜も眠れないよ。

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草なぎ剛“逮捕劇”で噴き出したこれだけの裏情報

まあ、ゲンダイだからアレなんですけど。
少なくとも釈放後は、上の記事でもそうだし、各メディア「草なぎさん」と、
むしろ「メンバー」呼ばわりよりも丁重というか、通常ならありえない
呼称で呼んでいるわけですが、どういうことなんでしょうか。

つうか、日刊ゲンダイとか夕刊フジ読んで世の中わかった
気になっているオヤジだけにはなりたくないな。

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Yahoo!テレビのTBS「総力報道!THE NEWS」の煽り文が必死すぎて泣けてきた。

>ゴールデンタイムに本格派ニュース船出! 
>NHKでは無理?の本音ニュースとスクープ満載 
>午後7時にバラエティを見るのは時代遅れ!?


もうこの文章を客に見える場所に出してる時点で既にだいぶ終わってるわけですが、
視聴率はゴールデンの帯番組なのに6-7%あたりでうろうろしているそうです。
本当に終わっている。


■04/26

ちょっと週末実家に戻っていたので週一分の更新パス。
あと、ライジングサンのテントサイトと、World Happinessの先行チケット取った。
今年の夏はこれでいいや。
SION、THE BOOM、YMO、ムーンライダーズ。
年寄り以外の何者でもない並びですが、楽しみだ。

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メールで教えてもらって初めて知ったんだけど、
Sparksの去年のアルバム「Exotic Creatures Of The Deep」に
収録されている"Lighten Up, Morrissey"のビデオが実に酷い。
Sparks自身、Morrisseyは好きだと公言していて、この曲も決して
けなしているわけではなさげなんだけど、でもこれはやりすぎだ。


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Harlem Shakes / Technicolor Health (Album)

渋谷のタワーで試聴して購入。
店頭のポップには「Clap Your Hands Say YeahとVampire Weekendを足した感じ」と
書かれていて、確かに最初の3曲は何となくそんな感じで、そういう線を狙って
売ろうとしている感バリバリなのですが、でも4曲目以降何か違う感じになってくる。

4曲目はMySpaceでも聴ける"Niagara Falls"なのですが、これがもう俺の琴線触れまくり。
そこはかとない寂しさというか、身も蓋もなく言えば貧乏臭さ。これがたまらない。
「窮状にあえぎつつ、ヘラヘラ力無く笑っている感」とでも言えばいいのか、
Clap Your Hands And Say YeahにもVampire Weekendにもないこの湿っぽい
空気感が、彼らをオリジンたらしめているわけで。大好きです。


■04/24

地デジ兄さんの件、雑感。

「酔ってただけなんだし、そんなに騒ぐことじゃないよ!」と
ネットのあちこちで騒いでいる人たちの謎。
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嫌なことがあったとはいえ、30歳半ばにもなってああいう
お酒の飲み方っていうのは、あんまり寂しすぎると思う。
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今回の件は、ジャニタレの普通の顔写真画像が初めて公に
ネットに掲載されたという点で、非常に意義深いと思います。
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今後は彼を、「和製ジョージ・マイケル」と呼ぶことにしよう。
いろんな意味でのスケールの小ささも込みで。


■04/22

引っ越す前も後も東京西部なので、スーパー三和にやたらと縁がある生活ですが、
店内でよくかかっている「マイフレーンド サ・ン・ワ」っていうイメージソング、
あれ、清水由貴子が歌ってるわけで。これからどうするんだろうか。

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ずっと思ってることなんだけど、レコード会社やオリコンの表記はいつもイラつく。
今や邦楽のバンド名やアルバム名は、どれだけ長くても本人たちの言う通りに、
きちんと大文字小文字含めて極めて正確に英字で表記しているにもかかわらず、
洋楽は勝手にカタカナに開いて、あまつさえ訳のわからない邦題すら付ける。
まったくもって全体的な基準がどこにあるのかわからない。
いや、洋楽の方は60年代からの風習とか、顧客への利便性とかいうのはわかる。
だったら邦楽バンドの名前や曲名も利便性を図って制限すべきじゃないか。
長いのとか読みにくいのは全部禁止だ。世の中ユニヴァーサルデザインだぞ。

ていうか、ヴィジュアル系バンドのあの得意げな読みにくさは、
子供の名付けのこういう風潮に、考え方として極めて近いよね。


■04/20

4月15日に創刊された「ジュニアエラ」に目を通していたら、
「EXILEのメンバー増加は、拡大再生産ビジネスのためである」
と言い切っていて笑った。さすが朝日、小学生相手でも容赦ないぜ。


■04/19

池ノ上とか駒場によく建っている、不気味な形の薄汚れたマンション。
80年代築のおしゃれデザイナーズ物件が経年劣化した挙句の惨状です。
あれくらい世の諸行無常を感じるものも、なかなかないと思う。

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苗字なしの「詩音」がオリコン週間チャートで8位。
「詩音」対抗チキンレースで一歩勝利に近付きました。
こうなると他はどんどん辛くなってきます。

ソニーの辻詩音はアニメ「BLEACH」のエンディングで44位。
何かもうすごくギリギリな感じです。

エイベックスの宮脇詩音は、去年8月以降音源発売一切なし。
そんでいつの間にか携帯小説書いてる。彷徨ってるなあ。
で、この「12歳の時avexのオーディションで優秀者に選ばれ」
というところが引っかかって調べてみたらこんなページが。
10代にしてけっこうな苦労人じゃないですか。

つうかエイベックス、今年もUSENと組んでオーディション開催、もうすぐファイナルなわけですが、
ただやればいいというもんじゃない。去年の20周年記念オーディションはどうなったんだ。
過去これまでのエイベックスのオーディション出身者で、一番大成しているのが
オーディションには受かったものの半ば放置されていたメンツの寄せ集めだった
AAAのメンバー、というところから、まずは何とかしていかないといけないと思う。
これ以上苦労人ばかり増やしてどうするんだ。


■04/18

珍遊記2、5/20発売のビジネスジャンプで連載開始
これはヤバい。あそこから始まりあまたの修羅の道を歩んできた画太郎先生が、
原点に戻ったときどうなるのか。まったく変わらないような気もしますが。

昔、音楽は聴くがあまり漫画を読まない友人に、画太郎先生のことを説明しようとして、
「音楽で言ったら、サンプラーを駆使したパンクでライブでは汚物を撒く、みたいな」
「だからアレックエンパイアと初期じゃがたらを混ぜたような感じ」と例えてみたら
「余計意味がわからない」と言われたよ。

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ASAYANに出ていたときは、単なる歌のうまい不細工だったはずの現EXILE佐藤が、
模様付き坊主やサングラスを標準装備して今やモテモテなのを見てしまうと、
昔ファッション誌とかに載っていた「モテる男のヒケツ」みたいな特集を思い出す。
あれですよ、車と服でモテろ、男は生身じゃなく付加価値だ、とかの。
バブル後には衰退した風潮と思っていましたが、まだまだ健在なのだと。
結果、車内土足厳禁にしたり、妙に黒い格好になったりするんですが、
そんな車とそんな格好でカラオケ行っちゃうぞ、みたいな。
それはそれで何だか楽しそうな気がしなくもない。

エイベックスの主力は、地方に強いという話はよく聞きますが、
そういう意味でEXILEは典型的な地方向けコンテンツだと思います。


■04/15

アンデス民謡バンドがホノルルでも活動中との情報が。
つまり、これは世界的組織。予想以上に強大な力がそこにはある。
ネットで調べてみたのだけど、きちんと言及しているところはなさげ。
つまり、これはもしかしたら、深追いしたらヤバいことになるのか。
何だかドキドキしてきた。

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「並以下の容姿の女が業界に入ってモテたいなら声優になれ」
「並以下の容姿の男が業界に入ってモテたいなら芸人になれ」
というのが、つい先ごろまではある意味「鉄の掟」として有効と思っていたわけですが、
前者については、最近の若手声優はルックスも求められている現実を目の当たりにし、
後者については、EXILEとかET-KINGが何故かチヤホヤされているのを目の当たりにし、
それぞれ違ったベクトルで掟が崩壊しつつあって、何だかちょっとブルー。


■04/13

結婚したい有名人:福山雅治と綾瀬はるかが1位

「結婚したい女性タレントランキング」とか「恋人にしたい女性タレントランキング」とか
この世に山ほどあるわけですが、どうもそういうのには違和感を感じているわけです。
自ら積極的に芸能界に入って、チヤホヤされているような女子を、
進んで嫁さんとか恋人にしたくはねえだろうよ、と俺は思う。
でも、「SEXしたい女性タレント」なら話は別だ。そうなったら山ほど挙げられる。
一晩そのネタだけで語れる。その差はとてつもなく遠く、深いのです。

と、ここまで考えてようやくananが毎年やっている「抱かれたい男ランキング」の、
そのネーミングの誠実さに気が付いた。すごく正しい。素晴らしいとさえ思う。
「好きな男」と明確に別ランキングだから、確実に意識的だ。すげえよ。


■04/12

Depeche Modeの新曲"Wrong"のPVが超怖い。


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昨日は「ときめきナイト」と銘打った、曽我部恵一バンド主催にもかかわらず
面影ラッキーホールが出るという非常に食い合わせの悪いイベントに行く。
曽我部さんが去年のベストのひとつに面影を挙げていたそうなんですが、
それでも並べちゃいけないと思う。

最初に出てきたワッツーシゾンビは、5月にROSE RECORDSからのリリースが
決まっているので、その流れで登場ということで納得感高い。
ヴォーカルやギターが客席乱入するライブは何度も見たことあるけど、
ドラマーが乱入するバンドは初めて見た。
つうか、ドラムキット全部客にフロア中央まで運ばせてセッティングさせて、
いつの間にかマイクもセットされていて、普通にフロアで叩いてる。馬鹿だ。

面影は時間がいつもより短いだけタイトに締めてきた。なかなかよい感じ。
アニメ主題歌の新曲を初めて聴いたのだけど、大変にわかりやすく酷い歌詞。
どうもそのアニメの制作事務所が、大槻ケンヂと絶望少女をやったところらしく、
その次に引っ張ってきたのが彼らということで。
彼らは現在サブカルですらないと思うのだけど、いいのだろうか。
すごく中途半端に売れて、何か逆にやりきれない感じになりそうな気がするよ。

で、曽我部恵一バンド。ある意味彼らが一番問題だったんだ、俺には。
彼らのライブは初めて見たんだけど、心底びっくりした。
一応歳も食ってるし、過去にはメジャーから出してそれなりに売れた人だ。
ビジネスとして音楽をやる、というスタンスだって心得ているはず。
なのに何で彼らはあんなに無邪気に楽しそうに演奏できるんだ。
本当に何の邪気もない。心底演奏するのが楽しくて仕方ない、
という空気がもう本当に嫌になるくらい伝わってくる。
今までに見たこともないようなライブを俺は今見ている。

正直、途中でその姿がまぶしすぎていたたまれない気持ちになったんだけど、
でもここで退場してしまったら、自分が薄汚れていることを認めてしまう
ような気がして、最後まで見届ける。

アンコールではマイクさえ使わずに観客と一緒に熱唱。
俺はあのライブの最前列で一緒に合唱するような人間には絶対なれないと思うけど、
それでも、CDじゃわからなかった彼のものすごさを存分に思い知りました。
こういうベクトルで「ものすごいライブ」っていうのもあるんだな。参った。


ライブ上がった後は恵比寿の屋台村にいた流しのおっちゃんに「酒と泪と男と女」を
弾いてもらって、一緒に飲んでいたメンツと大合唱してから帰りました。
家に帰るまでがイベントです。


■04/10

黒木メイサの歌手デビュー、またエイベックスかと思ったらソニーだった。
土屋アンナの線を狙う気ですね。
しかし、映画「昴」のだいぶムリクリ気味の主役抜擢含め、事務所的にも
かなり強引に売りに出てきていますが、何か事情でもあるのでしょうか。
事務所が堀北で貯めた小銭を一気にここに集中しているというだけは
何となくわかりますが。

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P-VINE BOOKSの"マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン Loveless" 読了。
このいかにも「英文を翻訳しました」的な文章が自分は大変に苦手で、
多少イラつきながらも、それでも内容は非常におもしろく読めました。

"Loveless"は、その前後にシューゲイザーのブームをもたらしただけでなく、
「ポストロック」的な音楽の先鞭ともなり、それ以降のポピュラー音楽が
一気に変わっていく、その決定的な起点と言えるべき作品だと思うし、
世間一般の評価以上に重要な位置付けを持っていると思っています。
だから、こういう書籍が出たことは非常に嬉しかったわけで。

アラン・マッギーとケヴィンの愛憎とか、ケヴィンとビリンダの恋愛とか、
人間関係の描写もなかなか興味深かったんだけど、でも他の何よりも
「どうやってあの音ができているのか」の部分がめちゃめちゃ面白い。
"Only Shallow"のあのイントロがどのような過程を経てできあがったのか、
例のトレモロアーム奏法がどのバンドを参考にして生まれたものなのか、
レコーダーの24トラックをどのように配分した結果あんな音になったのか。
読んだ後アルバム通して聴きかえすと、いろいろ気付いていなかったことに
気付くことができて。また当分このアルバムを愛聴することができそうです。

あとは発売中止になった音源さえ出てくれれば、何も言うことはないんだけど。


■04/09

仲間由紀恵がCMの最後に「うるるっちゃ!」って言う、
あの言い方が何となく、でも確実に俺のカンにさわる。


■04/07

坂井泉水さん三回忌に復刻シングル発売
デビュー以降の事務所の売り出しにあたっての方針のせいとはいえ、
そして今回も半ば以上プロモーションという側面があるとはいえ、
この期に及んでゲストが同じ事務所の人間しかいない、というのは、
あんまり悲しすぎるよ。

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ONE OK ROCK、シングル発売&全国ツアーを急遽中止
この発売中止のシングル、TBSで4/11から始まるドラマ「ゴッドハンド輝」の主題歌に
決まっていたわけですから、これドラマの現場は今ものすごいことになっているかと。
つうか、新しいニュース番組も視聴率シオシオらしいし、改編とかいろいろ
やってる暇があったら、幹部揃ってお祓いとかに行った方がいいと思う。


■04/05

昨日のTBSの「オールスター感謝祭」、昨秋のときは知らないけど、
俺が前に見たときはピリオドごとの賞金は25万円だったはず。
でも昨日は15万円だったんだよ。ものすごく微妙な経費節減。

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ちょっとした駅前には必ずと言っていいほどいるアンデス民謡バンド。
あれは一体全国に何バンドくらい存在しているのだろうか。知りたくてたまらない。
やっぱり全国的に組織化されていて、事務所があってタイムカード押して、
衣装とかも予備も含めてロッカーに用意されていたりするのだろうか。
各バンドごとにスケジュールとかシフトとかCD販売のノルマとかも、
システマティックにきちんと定められていたりするのだろうか。
夜とかけっこうきつい仕事だし、時々メンバー同士愚痴をこぼし合ったり
しているのかもしれない。そう考えると頑張ってほしいと思えてくるね。

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rhythm zoneレーベルオーディションの最終結果が発表
何故かエイベックスは、きちんとオーディションで選ばれた人に限ってパッとしないという
特徴があるので、皆様にはぜひ頑張ってほしいと思いますが、中にUnicoっていう人がいる。
手塚治虫のアニメ映画「ユニコ」も、英語では綴りがUnicoでした。それから取ったか。
で、その映画のキャッチコピーが、「ユニコから愛を取らないで」だったんだけど、
確かにUnicoからアイを取ったら大変なことになるなあ、と思ったことを思い出した。


■04/03

NPBが今季から『サヨナラ賞』を制定
5月くらいに強烈な印象のサヨナラホームランを打った外国人選手が、
夏前あたりから極度の不振にあえぎ出し、シーズンが終わる頃には
既に解雇されているに1000点。

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一青窈フォーライフに移籍、6月には東名阪ツアー開催
長渕兄貴が移籍して青息吐息だったフォーライフ、必死の思いで一青窈を奪取。
ただ、彼女は固定ファンが一定数以上いてどの曲も平均して売れるというわけではなく、
いい曲がいい塩梅にプロモーションに乗って初めてドンと売れるというタイプの人なので、
販促があまりうまくないフォーライフがどのように売ってくるのかコケるのか、
微妙に心配だったりします。

そして取られたコロムビア、残った柱は木村カエラと氷川きよしのみ。
本当にここは東証一部上場企業なのにこれで大丈夫なのか。

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平日の朝、出がけについているテレビはだいたいフジで、
「とくダネ!」が始まるタイミングをいつも見てるんだけど、
今週からオープニングがGenesisの"Invisible Touch"に変わった。

1999.04-:Elvis Costello / Veronica
2003.04-:The Style Council / Shout To The Top
2005.10-:Pretenders / Don't Get Me Wrong
2007.10-:Starship / We Built This City
2009.04-:Genesis / Invisible Touch

今後も「80年代ヒット」「メジャーコード」路線を外すことはなさそう。
また、ただヒットしてたらいいのではなく、本体もしくは前身バンドが
ある程度通受けしているかどうかも共通項としてあるような気がする。
そこは担当ディレクターの意地みたいなもんで。
ということで、次の曲が何になるか、賭けをして遊ぶことができそうだな。

本命:Dexy's Midnight Runners / Come On Eileen
対抗1:Bangles / Manic Monday
対抗2:Wham! / Freedom
穴:Eurythmics / When Tomorrow Comes
大穴:番組終了


■04/01

Yahooのトピックス、「つんく♂もハロプロ卒業」という記事が、
午前中に一瞬出てすぐ削除されちゃったみたいなんだけど、
何かあったのか。あれもエイプリルフールだったのか。
何のネタにもなってなかったけど。

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四川でピンクのパンダ保護
これ見て、THE PINK☆PANDAは改名してメジャーデビューすると言ったきりで
どうなったのだろうかと思って公式見に行ったら古賀美智子が脱退していた。
どうすんだよ。バンドも彼女も。

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初音ミクで作っている人のとある意見。
これもある意味真実だなあ、と思った。
でも、そういう「看板」によって売れたり注目される人はこれまでにも多数いたわけで。
アメリカのドマイナーバンドがSteve Alviniエンジニアリングで俄然注目されたりとか、
ちょうど勢いの付いてきた頃の小室プロデュースで馬鹿売れした安室なんかもそうですね。

ただ、初音ミクの中の人たちは、初音ミクを捨ててその後もクオリティ的には全く遜色の
ない音を出し続けたとして、きちんと評価されるのだろうか、というのが非常に疑問。
安室みたいに、次のピークを迎えることができるのか。

で、今週のオリコンチャートにも、初音ミク名義の絡んだ音源が2種ベスト30にチャートイン。
Livetuneのバラード曲なんかは、エイベックス楽曲で多用されている王道的コード進行をきっちり
押さえつつ、恐ろしいほど聴かせてくる完全に「プロ」的なメロで、これはすげえと思いましたが。
でも、もうここまで来ると「プチバブル」と言ってもいいような状況ではあります。

つうか、熱狂的なファン層が持っている「Belong to」の感覚を刺激して商品を買わせるという、
こういうプロモーション方法は、レコード会社的には昔から十八番と言っていいほどの
ベタな手口ではありますので、ターゲットとしてはすごく扱いやすいんだろうな、と。
だからこそその「看板」の部分に心酔しているような層が、今の盛り上がりが去った後、
どこまでついてきてくれるのかな、というのはものすごく心配だったりもするのですが。


   

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