■12/31 録画してたんだけど、結局今年も紅白最後までずっと見てしまった。 今年は、去年の「ダルい企画の抑止」方針は踏襲されていましたが、 全ての間と段取りが非常にアレな感じでもうどうにもこうにも。 正直、「間」の部分は、仲間由紀恵が問題のかなりの部分を占めてる。 一昨年も思いましたが、本当に彼女はいざというときの融通が効かない。 司会としては致命的だと思うのだけど、まだやらせるつもりなのだろうか。 正直彼女も辛いと思うよ。向いていないことはやらせるべきじゃない。 段取りも随分でした。ミスチルの時が典型ですが、全く「流れ」が感じられない。 曲を置いて間に企画を置いて、適当に審査員全員に話を振って、それだけ。 番組全体でひとつの空気を作るとか、そういうことをする気がまったくなさげ。 細かいところでも、ハンディカメラやらカンペやら袖のスタッフやら、 いろんなものが見切れて、司会云々以前にいろいろと現場の進行が 切羽詰っている感が伝わってくる。 準備が押して、細かいところまで詰められなかったのだろうか。 つうことで、昨日のレコ大に続き、見ながらメモったことを そのままダラダラ出してみる。 --- よっちゃんもエンリケもちゃんといるね。 やっぱり彼らみたいな立ち位置が一番幸せなんじゃないかと思う。 しかし、浜崎あゆみはマドンナ願望が露骨過ぎてちょっとアレだな。 --- やっぱガルネクの千紗にとってMa-Kiss時代は黒歴史。 公式ブログもいつの間にか全削除されていました。 --- IKKO本人より、彼を今年も使ってしまうNHKの方が空気読めてない。 しかし、美川憲一はこうやって「さそり座の女」をヴァージョン違いで 毎年歌い続けていくのだろうか。それはそれでアリだと思う。面白い。 つうか何だこの女男の吹き溜まりは。 --- 吉田沙保里が女になっている。笑った。 --- 超反日の姜尚中が、保守日本の象徴みたいな番組に 平然と出演しているのが何か笑える。 --- 髭男爵の樋口くんが緊張しすぎ。 --- 北山たけしを演歌勢が囲んでるが、秋元順子はいない。 やっぱり彼女は紅白的には非演歌枠ということで。 --- 日テレのコンテンツをフジテレビの企画ユニットが歌う。 これもある意味NHKの醍醐味ではあるな。 --- 確かにのぞみちゃんは明らかに歌がうまくなっているな。 顔立ちも心なしかしっかりしてきたような気がする。 つうか、こういう猛烈な消費のされ方をしても、作品の本質が ビクともしない「ポニョ」映画本体の強度はやっぱすごいな。 --- ブルーマンは15年前にニューヨークで見たっきりだ。 日本にいるうちにもう1回観たいな。 ていうかこれだけ? あれだよ、マシュマロ芸やれよ。 喉まで詰め込んで吐き出す奴。会場全員ドン引きするから。 --- 関根家に「ファンなんです」と持ち上げられて正当化されたり、 この場で全員自己紹介しなければいけないくらいの知名度で 出てこなければいけない東方神起はちょっと不憫だと思う。 --- 水森かおりの「定食屋のお姉ちゃん」的な雰囲気が 昨年より更に強化されているような気がする。 つうか会場のおっさんの声援がすごい。 やっぱそういう意味で「アイドル」なんだろうな。 --- 小池徹平も連れてきて「ごくせん」な前フリでAqua Timez。 木山裕策も「歌スタ!!」だから日テレ。ここはそういう枠か。 --- "LIFE"って、シングルとしてはベストテン入りしてないんだよね。 こういう、数に関わらずかつての「流行歌」的に伝播した結果、 多くの人の耳に残って評価されるっていうのは悪くないな。 --- いきものがかりはナタリーのインタビューがかっこよすぎて痺れたのだが、 吉岡は相変わらず黄色のTシャツにジーンズ。好感度また上がった。 --- 前川清もどうせ毎回出るんだから、今みたいな「東京砂漠」と「長崎」と 「そして、神戸」のローテーション的なことをやめて、美川憲一みたく 腹を括って毎回同じ曲をヴァージョン違いでやればいいと思う。 絶対そっちの方がかっこいい。 --- 演奏って別スタジオでやってたのか。すげえ。 でもそれでステージの使い方とか、格段に自由度高くなったんだろうな。 --- ここまで普通にNHKホールで演奏させるんだったら、 GUNGA ZUMBAをきちんと出場歌手にカウントしてやってくれよ。 --- ナベアツの一瞬っぷりに笑った。 --- さかなクン! 何しに出てきたのかわからない! あと、ジェロにあのハコフグを装着したい。 --- 細かいこと言うけど、食い倒れ人形は河内じゃない。 --- 秋川雅史は、徐々に人型アンドロイドに近付いているような気がする。 あ、コーラスの中に巨乳がいた! --- いや待て。"オリノコ・フロウ"は凄まじい多重録音の産物だろうに、 それを生じゃ無理だろうって思ったら、CDだだ流しで笑った。 --- Perfume、口パクを通したが、振り付けが相当違う。 これが彼女たちなりの紅白への仁義の通し方なのだな。 --- ジェロ、ばあちゃんの遺影柄シャツ。かっこええ。 帽子のツバの「412」ってどういう意味だろう。 --- 今の仁絵をハイビジョンで映すのは非常にヤバい。 つうか仁絵と多香子の立ち位置が逆じゃないか。 あと、絵里子が一生懸命手話やってるんだから映してやれ。 --- だから、テルマー現象ってどこで流行って誰がやってたのか、 それを教えてくれ。逆にそうやって勝手に作られてしまった 「型」をテルマ本人がなぞっているというのが何か切ない。 --- 「熱中時代」も考えてみれば日テレだったな。 なんか今年は日テレ関連に偏っていないか。 --- 考えてみれば絢香はもう3回目なのにYUIは出ないな。 今は休業中だが。彼女は拒否組なのだろうか。 --- 沢村一樹はえらいなあ。 素の芸人以上だ。 --- 五木ひろしの"凍て鶴"は今年11月の発売という、演歌の人としては 異例とも言える早さでの紅白披露で、少し妙に思っていたのですが、 三木たかしの闘病絡みだったということで納得がいった。 --- アンジェラ・アキも平原綾香みたいにNHKご用達歌手になって いきそうな気がしてならない。こういうオーソドックスで 「邪」な部分の見えない女性歌手が大好きだからな。 だから、奥華子も、既にNHK仕事も持ってるし、 1曲小ヒット出せれば一瞬で出場決まるよ。 --- 森山直太朗、きちんと事前に中居が予防線張って披露。 レコ大に続いてフルコーラス。まあそうなるだろうな。 この曲はこれから売れるんだろうな。 --- 羞恥心で一気に日テレ偏重を取り返すかのようにフジやりたい放題。 だがmisonoがいない。うん、とても出る気にはなれなかろう。 姉は出るわ、かつての自分とほとんど同じことやってるガルネクは デビュー3ヶ月で出るわの中、歌手としての自意識があるなら、 とても賑やかしで出られる心持ちじゃなかろう。 --- 緒方拳ネタで平原綾香。納得。 ただ、「プラネットアース」のDVDは、緒方拳が邪魔者扱いされている件。 --- EXILEはライブ会場で局アナが曲紹介。 ベストテンみたいだ。 --- 小林幸子の"楼蘭"は、CDでは女子十二楽坊とのコラボレーション名義だったんだけど、 さすがに紅白のステージには、12人も置けるスペースがない。仕方がない。 が、最近の彼女の衣装は変化のパターンが固定化してきて何となくつまらない。 もう、回りながら落ちるとか、発射されて飛ぶとかじゃないと満足できない。 --- コマ劇からの中継というのは、テレ東絡みと言っていいのだろうか。 つうか何だこのサブちゃんのセットは。すげえすげえ。 --- ミスチル、これって生? 単に別会場なだけなんだろうけど、ものすごく収録っぽく見えるな。 NHKホールに出ることだけでなく、司会との絡みも拒否したのかな。 つうか正直、今年の紅白のダメなところを集大成したようなステージだ。 去年のGacktも別会場だったけど、NHKホールから伝令役を走らせるという 演出で「場がつながっている」感をきっちり出しつつ、別会場じゃないと 絶対にできないセットでもってとんでもない迫力を出したわけで。 今年はただぶつっと中継が代わり、いきなり演奏が始まって終わるだけ。 演出も本当に取ってつけたような緩さ。 ミスチルだけのせいじゃないけれど、正直これは酷いわ。 --- マーティ、超かっこいい。 ただ、こういう演出するなら、アレンジごとゼロから 見直すくらいのスペシャルなことをやるべきだと思う。 --- SMAPが曲前に日本人について語っているときに 姜尚中がどんな顔してるか抜いてほしかった。 --- 森進一の気合の入り方が尋常じゃない。怖いくらいだ。 --- 和田アキ子は本当に歌以外で黙ってりゃいい歌手なんだけどな。 --- 大トリの氷川きよし。 そういう終わり方にしようという意図は理解できるんだけど、 やっぱり前半戦の終わりくらいの空気にしかなってない。 --- ウェンツの頭に紙吹雪積もりすぎ。 --- 全曲紹介、超蛇足。お前はCDTVか。 --- 優勝白組。まあそれはどうでもいい。 以上。去年の奇跡は確かに鶴瓶の力は大きかったけど、 それだけじゃないということがわかったという意味で、 反面教師的な意義はあった紅白だったと思います。 では、よいお年を。 ■12/30 もう曜日の感覚とかなくなってしまいまして。 ぶっちしました。今日週一分も更新してます。 --- 久々に通しで日本レコード大賞を見た。 50回目ということで、設立時の話が時折出てきましたが、 吉田正が大きな力を振るった件については完全スルー。 まあ、彼絡みの人が初期からガンガン大賞取ってましたから、 さすがにそれを見透かされるのがアレなんでしょうか。 と思ったら、こっそり企画賞に本人関連の作品が入ってるでやんの。 ダメじゃん。 以下、見ながら思ったことをダラダラ書く。 --- 松下奈緒でけえ。滅茶苦茶だ。 --- 相変わらず、「過去の受賞曲」VTRだらけ。 確か去年もその前もそうだったような気がする。 もう半ば「懐メロ番組」としてしかその命脈を保てないのだろうな。 --- 五木ひろしの「夜空」のバックのシンセが異常にかっこいい。 --- 石野真子のことを小学4年くらいのとき、少し好きだったのを思い出した。 今、フジテレビの女子アナで生野陽子が断トツで一番好きな自分は、 その当時から方向性がまったく変わっていないのだと気が付く。 まったく同じカテゴリの顔だ。 --- 新人賞、桜井くみ子って誰だ。 初登場54位、売上累積5700枚。それはねえだろ。 と思ったら、所属がプロダクションオーロラだった。 社長が芸能界の重鎮にしてコテコテのバーニング系列。納得した。 --- 何で司会が松下奈緒かと思ったのだが、いきなりドラマの番宣始めた。 こういう番組でそういうキャスティングや番宣しなければ ならないほど切羽詰っているのか、TBS。 --- 八代亜紀、明らかに歌唱力が落ちてるね。 --- 布施明の"Ballade"が企画賞っていうのも滅茶苦茶だな。 カバーアルバムなんていう手垢の付いた「企画」で。 プロダクション尾木絡みで何とか賞を、ということなんだろうけど。 --- 未だに、何らかの形で美空ひばりを絡めないとやっていけないということは、 こういう全ての層を対象にしなければいけない番組の限界なんだな。 で、だいたいそういう場合、曲は「川の流れのように」なんだけど、 オールド・ファンと40代半ば以下の人たちとの接点がそこにしか ないからそれしか選択できない、という。 --- 特別賞がフジテレビ絡みと日テレ絡みというのはこれ、苦渋の選択だな。 しかし、まりちゃんズがレコ大とか紅白に出るというのは物凄いな。 ついでに無理やり「ブスにもブスの生き方がある」も歌って、 業界を永久追放になってほしい。 --- で、結局TBS絡みの受賞は新人賞の福井舞か。ものすごい無理やり感だ。 --- 秋元順子は一応「演歌」なのか。何か見てみたら演歌チャートに入ってる。 この人、元々ハワイアンバンドだし、デビュー曲は「マディソン郡の恋」だし、 「愛のままに…」も別にヨナ抜き音階でもないし、普通に歌謡曲というか、 むしろ越路吹雪的シャンソン歌謡の流れっぽい気もするんだけど。 何とか「演歌」にカテゴライズしたい人でもいるのだろうか。 --- 森進一、やっぱり「おふくろさん」は紅白まで取っておくようだ。 それはそれでいいんだけど、テロップで「この後、森進一があの川内作品を!」って 何度も散々煽った挙句に「花と蝶」というのは、さすがにやめた方がいいと思うんだ。 まあ、いつも通りのTBS的手法だけど。 --- 井上陽水、レコ大に出ていたのか。すげえ。 --- 何か過去楽曲の桑田佳祐密度が高くないか。 サザンもそうだが、研ナオコとか高田みづえとか。 --- たまがオリコン1位取ったりレコ大や紅白に出たというのも、 当時は衝撃的というか、ものすごい違和感があったな。 「イカ天」出るまでは、ナゴムの中ですら異端だったわけで。 --- Wink。 わかってた。変わってないことは常々見ていてわかってたんだけど、 こうやって通常の人同様の経年劣化を遂げた相方と改めて並べると、 相田翔子の変わらなさは化け物級だ。普通にひたすらかわいい。 しかし、これ見よがしに左手薬指のリング。 --- 鈴木慶一&曽我部のアルバムだけ異常に浮いている。 審査員はどういうつもりでこれを選んだのだろうか。 ミュージックマガジンで1位になったからかな。 こういう形のプロモーションをするタイプではないし。 謎が謎を呼ぶ。 --- 別にとりわけスペシャルなゲストというわけでもないのに、 何でPerfumeだけステージの持ち時間が長かったのだろうか。 あと、最後の叫びは一体何だったのだろうか。 --- mihimaru GTとw-inds.。 紅白落選組をここで拾い上げた感じの組み合わせだな。 しかしw-inds.の慶太は年を取るにつれてどんどん顔が大作りになっていくのだが、 いつまでアイドルとして頑張れるのだろうか。何となく心配になってきた。 あと、慶太の歌唱力が売りだったはずのw-inds.まで声にエフェクトかけてる。 やはりPerfume効果は恐ろしいな。 --- 東方神起は、瞬発力的なチャートアクションとはいえ、CD売上が昨年よりも 伸びてきたところを見計らって一気に畳み掛けてきた感があるのだけど、 多分来年もあんまり売上変わらないと思う。 --- 谷村奈南は安室出演のバーターなんだろうか。 受賞曲がバラードとかじゃなく、おっぱい星人全開のPVだけ話題になった "JUNGLE DANCE"というのが悲惨だが、ただそれが彼女の本質でもある。 極めて正しいです。 ただ、彼女もそれなりに胸を強調した衣装を着用しているのもかかわらず、 カメラワークがそれをまったくわかっていない。お前は馬鹿か。 --- 斉藤和義はライブのため大阪からの中継って、今日がCOUNTDOWN JAPANか。 しかしいくら近いからといって、この真冬に天保山の野外というのは酷いな。 --- Souljaはいつも、どんなことを考えて「そばにいるね」のステージに 立っているのだろうか。いろいろと複雑な気持ちだと思う。 --- 最優秀新人賞はジェロ。順当。 他がガルネク、キマグレン、福井舞、桜井くみ子ですから。 でもこれでまた秋元康に勲章が増えたんだな。 美空ひばりの「川の流れ」もあるし、時代を追えなくなったら 演歌の作詞家に収まって死ぬまで食っていくような気がする。 宇崎竜童はもう既にそんな感じだし。 --- レコード大賞はEXILE。超順当。 "Perfect Year"をこれ以上わかりやすく締める手は他にないですし、 小室で汚れたエイベックスのイメージを払拭する必要もあるし。 新興レコード会社として頭角を現してきたエイベックスが、 初めて所属アーティストで大賞を獲ったのは1995年のtrf。 そこから先は、1996年(安室)、1997年(安室)、1998年(globe)、 2001年(浜崎)、2002年(浜崎)、2003年(浜崎)、2005年(倖田)と、 さんざっぱら受賞してきて、ここで久々にまた2年の間が空いたわけで。 受賞できない理由がない。 --- 今年も一身上の都合で実家に帰らないので、 根性があれば紅白もぼんやり見て感想書く。 ■12/27 メイド喫茶にはそそられないが、サンタ喫茶があったら行ってしまうかもしれない。 --- コミックナタリー始まってた。 世間のリンク並べ系の個人ニュースサイトでも漫画系ニュースの厚いところは多いけど、 どうしても中の人の嗜好で偏るから、こういう客観的なのは非常に素敵だと思います。 --- 紅白関連で事務所関連がどうとか言ってるうちに、 そこらへんが気になって、見てみるといろいろ細かく面白い。 ・いきものがかりのプッシュされっぷりは、生瀬勝久とか中越典子が 所属している事務所キューブが初めて抱えたミュージシャンだから。 ・鼠先輩がさしてヒットしていないにも関わらず、やたらにテレビに 出ていたのは、彼が、今や凋落の一途をたどっている芸映の所属で、 それでもまだ局とのコネクションが残っているためだと予想。 ・斉藤和義が急に最近出てきたのは、今年6月のロードアンドスカイ移籍後。 ・凛として時雨の所属は、なぜかビジュアル系のメッカMarverick。 ・コブクロと絢香のコラボは、事務所は提携してるし、 レコード会社も同じなのですごくやりやすい。 ・DAIGOのBREAKERZはビーイング。 ・ジェロとザ50回転ズが同じ事務所。 以下、適当に大き目のところを中心に並べたので適当に見るといいと思う。 アミューズ 研音 烏龍舎 エイベックス・エンタテインメント tearbridge production LDH ヴィジョンファクトリー ビーイング HIT & RUN ニューカム SMAエンタテインメント SPEEDSTAR MUSIC オフィスオーガスタ HIP LAND MUSIC ARTIMAGE MAVERICK D.C. ロードアンドスカイ TAISUKE スターダスト ワタナベエンターテインメント 田辺エージェンシー SPICE MUSIC エドワードリミテッド リズメディア ぐあんばーる フリーウィル HIGH WAVE セーニャ・アンド・カンパニー トップコート キューブ Spectrum Management サンミュージック ランタイム ■12/24 楽しげに街を歩く全てのカップルに災いあれ。 寒い中コンビニの店頭でケーキを売っているサンタコスプレの女の子たちに幸あれ。 --- メールいただきました。 和田アキ子クラスでも、歌う楽曲は自分で決められないみたい。 テレビで愚痴ってたようです。 ということはだ、おかしいのは彼女だけじゃない。 いきものがかりが初登場とはいえ、2年前の曲"SAKURA"なのも、 藤あや子が出場できなかった去年の曲をこれ見よがしに歌うのも、 中村美律子が出場13回にして6回目の"河内おとこ節"なのも、 全部NHK側の意向ということか。 今年の歌を歌わす気ゼロ。どういうつもりなんだろうか。 演歌勢を正当化しようと行ってきた「例外」が、いつの間にか当たり前に なってしまい、誰もそれに疑問を持たなくなってしまっている状態か。 あと、公式サイト見たら「31日の企画の一部」が紹介されてましたが、 また何かこれ、詰め込み気味の展開になることが容易に想像できます。 去年みたいな美しい展開は、これ期待できそうにないな。 ■12/23 突発的に思いついて地方都市マニア活動を決行していたため、間が空きました。 長野県に行って、馬刺しとか馬モツとか食ってました。 蜂の子は勇気がなくて食べられなかった。あれは無理だ。 つうことで、今日、週一分も更新してます。 --- 紅白本番までにもう一ネタくらいと思って調べてみたこと。 歌唱曲目が出たので、それらの売上がどの程度のものか、 その売上順に並べてみた、ということで。 全て発売当初の売上数で再発分とかは入ってません。 あと、メドレーとかで歌う面倒くさい奴らは最初の曲だけ。 曲名の後の数字はその曲の発表年。何も入ってないのは今年発表。 N/Aはチャートインせず、---はシングル発売なし。
"天城越え"や"さそり座の女"が意外に当時売れていないことに驚きつつ、 本当に紅白の曲目決定のルールがわからなくなってきました。 大塚愛クラスの歌手で、アルバム楽曲OK。 過去楽曲でも、大してヒットしていなくてもOK。 また、それを歌うか歌わないかはともかく、一応今年「活躍」した証として、 1年に1枚はシングルを出すのが暗黙の了解だと思っていたのですが、 布施明は今年は一切シングル出さず。カバーアルバム1枚だけしか出してない。 それでもいいのか。仲間由紀恵と同じプロダクション尾木所属だからか。 仮面ライダーの主題歌歌った年に選ばれたのはともかく、 それ以外の年では彼の選出が一番不可解だよね。 演歌勢は、どんどん今年の歌を歌う人が減っていく。 氷川きよしが陥落し、結局今年は水森かおり、伍代夏子、小林幸子、五木ひろし、北山たけしのみ。 五木ひろしはもっと他の演歌勢よりも賞賛されるべきだと思う。彼は37回連続出場をしながら、 ほぼ毎回「今年の自分のヒット曲」を歌っているという、とんでもない人でありまして。 過去のヒット曲を改めて歌ったのは事情絡みで4回、過去に紅白で歌った曲を改めて 歌ったのは、大トリのときの2回のみ、という他の人とは段違いの化け物っぷりです。 ここらへん詳細はこちらで。彼はすごいよ。 小林幸子も、売上は彼ほどではないにせよ、それでも比較的「その年の歌」率が高い人です。 衣装込みでの出場というのは間違いないわけですが、それなりの誠実さは感じられます。 あと、この表の並びを見て思う限り、和田アキ子さんにはぜひ紅白関連の事柄について、 自分の番組であれこれ論じるのは避け、誰も責めずに大人しく、歌うだけ歌ったら とっとと小走りで撤収した方が立場上よいと思います。 そもそも、彼女って歌手として最大のヒットが71年「天使になれない」の22万枚。 タレントとしてはともかく、歌手として他人をとやかく言える立場ではありません。 ていうか、何で彼女は今年発売の新曲「しあわせの力」を歌わないのか。 久々に紅白にもマッチする歌い上げ系楽曲のシングルということもあるし、 さして売上実数は出ていないとはいえ、今回歌う楽曲よりずっとマシだし、 競艇のCMに使われているから、比較的一般層への耳通りもいいはずなのに。 ここでこういう判断をするということ自体、紅白を何か世の人の捉え方とは違う、 自分だけにとっての特別のものだと勝手に思い込んでるせいじゃないかと思うよ。 ■12/18 リンドバーグ再結成。 これを機に楽曲の再評価を。特に後期。お願いします。 --- 音楽業界にも不況の波、コロムビア70人リストラ 480人中70人リストラというのもけっこうな規模ですが、 そもそも今までどうやって480人も養っていたんだ。 同じ社員数規模の会社は、ユニヴァーサル450人、EMI370人あたり。 ヒットの数から考えると、そこらと同じ規模なんて絶対おかしい。 最近まともにヒットしてるの、木村カエラと氷川きよしだけなのに。 過去の財産の偉大さか。何か副業とかトリックがあるのか。 それとも単にものすごく貧乏なだけなのか。 --- Ordinary Venus / Ordinary Venus (Album) Perfumeあ〜ちゃんの実妹+GOATBED(元Cali≠Gari)によるカバーアルバム。 GOATBEDの参加という情報を初めて聞いたときにはハタと膝を打ったというか、 彼は自身の音源で「モニカ」のカバーをしておりまして、それがいい塩梅にとち狂った 素敵なテクノポップだったので、今回この音源にもかなり期待をしておりました。 で、この手の「エレクトロ+J-POP」という組み合わせのカバー集はここ1年で これとかこれとかこれとか、既に一気に何種類か世に出てきているわけですが、 聴いた限り、そのどれよりもよくできています。ものすごく丁寧なアレンジです。 特に"慟哭"や"はいからさんが通る"のテクノアレンジへのハメっぷりは見事。 ただそれでも、「収めるべきところに収めました」的な感じはどうしても否めず。 実験的な雰囲気や、マエストロ的な異常なこだわりは結局聴けずじまいです。 ディレクターにリミッターかけられたか、GOATBEDこういう仕事は初めてで守りに入ったか。 でも、先人の一連の「テクノ歌謡」仕事をいくつか聴けばわかるように、この手の音は どれだけ無茶苦茶やっても何となくポップに聴こえてしまうというのが利点なので、 もっとやりたい放題やってほしかった。やれる人なんだから。 しかし、これも80_panもSaori@destinyもビクターからなんですが、二番煎じ的な 音を出すだけ出しておいて、どれもプロモーションぞんざいってのは何故だろう。 2匹目のどじょうを狙うなら本気出さなきゃ。 それとも、口コミによるブレイクというところまでトレースしたいのだろうか。 それは無茶だ。 ■12/16 アイドル文化の衰退は、レンタルビデオの普及とAV女優の質的向上に リンクしているのではないかと、何となく思い付いてみた。 --- ニコニコ動画の危機、JASRACの菅原常務理事とエイベックスの松浦社長が救う 日頃「カスラック」「エイベックソ」とか言ってるニコ厨の 人たちがこれを読んでどう思うのか知りたい。 --- 「誰も知らない泣ける歌」って、番組のフォーマットとしてすげえ便利だと思う。 ここんとこバラエティの定番スタイルになっている「ひな壇芸人」のシステムと いうのは、最近のお金がないテレビ局にとっては非常に便利なものでして。 番組はそれなりに盛り上がるし、ギャラも高くないからお金はさしてかからないし、 プロダクション側にとっても、売りたい人間を「顔見せ」するいい機会になる。 番組制作の関係者全員がそこそこ幸せになれるシステムです。 そして、この「泣け歌」という番組は、いわばその「ひな壇芸人」システムを 「音楽」というテーマに合わせてフォーマットを再構築したものといえます。 「歌」が番組の主役ではありますが、「誰も知らない」人を出すわけなので、 当然お金はかからないし、プロダクション側にとっても、認知の低い 歌手を売るきっかけにするにはもってこいの「場」でもあります。 何せ歌う人より誰より、番組で一番金がかかっているのが「泣き」要員の 西田敏行というのがすごいわけですが、彼は「泣ける歌」に「本物」という ハクを付けるためにはどうしても必要な要素ですから、これは仕方がない。 これも、作り手関係者全員がハッピーになれるシステムです。 有名な歌手だしてなんぼという、所謂これまでの歌番組とは真反対の発想と いうのもすごいし、とにかくすごくよくできたフォーマットだと思います。 ただ、最大の問題点は、見ている側はあんまりハッピーじゃないようで、 視聴率が1桁台から一向に上向きにならないことくらいでしょうか。 ■12/14 でもPerfumeの場合、衣装も「あ〜ちゃん=ガーリー」「のっち=ボーイッシュ」 「かしゆか=その中間」というイメージを決して外さないところなんかは、 むしろ70年代的アイドルグループの発想に近いんだよな。 --- ようやく「テクノ歌謡」ディスクガイド を買いました。 1999年頃にもこの手の本が出ていて、絡みで再発盤も何種類か出ていましたが、 今回のは80年代後半以降、「王道の」テクノ歌謡が一旦廃れて以降もきちんと フォローしてあるので、時系列に沿って現在までの流れがきちんと追えて、 非常にわかりやすくていい。 それで、だーっと見ていくと、自分の流れも見えてくる。 小学4年のとき、友達の中川君の家で"ライディーン"を聴いて以降、 Perfumeへ至るまで、自分がことこのテクノ歌謡路線に関しては、 相当ズブズブにリアルタイムでトレースしてきたんだと気付いた。 というか、中学のとき「こんなの好きって言ったらみんなに馬鹿にされるよな」とか 思いながら密やかに愛聴していたとんねるずの「仏滅そだち」が載っていたので、 当時の自分が少し救われたような気がしてほっとしたんだけど。 あと、インタビューは鈴木慶一、小西康陽、つんく♂と、近田春夫と掟ポルシェの 対談形式のものが収録されてるんだけど、比較してみると、つんく♂の語っている 内容の「浅さ」にびっくりする。いやもう全然他の人と違う。唖然とするくらい。 でも、この「浅さ」「薄さ」こそが彼の武器にもなっていたのかな、とも思った。 Perfume以降というわけではないにしても、ここ最近は明らかに 音に職人的な深さや濃さが求められるようになってきていて、 だから、つんく♂は徐々に過去に押しやられようとしている。 今、僕らはちょうど、時代の変わり目を目の当たりしてるんだな。きっと。 ■12/12 12/24発売のCDって、考えてみたら正月の売り上げ分と一括じゃないか。 年末年始にかかるから2週分丸めての集計になってしまうのです。 でも、1/1あたりの発売も、今年はしょこたんとかOZMAくらいで、 圧倒的に強力なのがいません。 お年玉需要を考えると、やはり知名度高い人たちが強い。 ということはやっぱミスチルが3週連続で行くのだろうか。 ガルネクの線がどんどん薄くなるな。つうかまた3位か。 --- イメージのコントロールというものはやはり重要でして。 Perfumeの3人が、揃って髪の毛の色を無闇にいじっていないのは、 金額的に最も貢献しているコアなファン層が好ましく感じるであろう 異性の嗜好の傾向を捉えた結果だと考えると、非常に合点がいくわけで。 あと、チャットモンチーの橋本、いきものがかりの吉岡、YUI。 「一見バンドとかロックとかやっているように見えない普通っぽい女子」が、 最近のソニーのイメージ戦略のトレンドではないだろうか、と思ったんだ。 名付けて「非ビッチ」大作戦。 確かに一般層・コア層とも、訴求力はそっちの方が圧倒的に高い。 そういうのを見つけてくるのがまず大変だとは思うけど。 とりあえず、ソニーのことをJ-POP界の宇宙企画と呼ぶことにしよう。 ■12/11 ブラー、オリジナル・メンバー4人が集結する復活ライヴを2009年7月に開催! クリエイティブマンが札束うならせてサマソニ招聘を狙うに1000点。 --- 浜崎あゆみ、実写版「ドラゴンボール」主題歌で世界進出 これ、組み合わせとしては大変に面白おかしいわけですが。 エイベックスにとっては、無茶なプロモーションをぶっ放さない限り、 相当ローリスクな、割のいいヤマではないかと。 あゆの新曲ですから、黙っててもそれなりにいつもどおりは売れるわけですし、 もし、万が一、映画がヒットするようなことがあれば世界的にウハウハです。 決して悪くない話じゃないですか。 あと、Yahooニュースのコメントとかで、影山ヒロノブじゃないからクソとか 言ってる人たちは、映画版の「ドラえもん」と「ポケモン」と「しんちゃん」と、 全部全否定してからもう一回来てくれ。 --- JOE SATRIANIに盗作の疑いで訴えられているCOLDPLAYが、容疑を否定する声明文を発表 微妙に腰が引けてるというか、和解に持ち込みたいという意識が 透けて丸見えのコメント発表。どうやら「似ている」ことまでは 暗に認めている模様。あとは大人と大人の話し合いで。 交渉術の常として、「最初の要求は考えているレベルよりだいぶ高めに設定」 「相手との交渉の中で要求レベルを漸次下げ、最終的に最初に考えたライン あたりで手を打つ」という鉄板のお約束がありますが、今のところは おもしろいくらいサトリアーニおじさんの思い通りのようですね。 次回「Coldplayにやり手弁護士が付いて大騒動の巻」、お楽しみに。 ■12/09 むしろ広末に名誉棄損されたい。 --- 詩音がもう一人いたので追加。 まったくお前らどうするつもりなんだ。 詩音(HOOD SOUND/VILLAGE AGAIN) 辻詩音(ソニー) 宮脇詩音(エイベックス) --- COLDPLAYが、アメリカのギタリストから盗作であると訴えられる こちらで似ていると主張している曲"If I Could Fly"を、ちょろっと試聴できます。 これ言いがかりとかでなく、マジで激似じゃないですか。素で勝てるかもしれん。 でもこれ、サトリアーニおじさんは、この件に気が付いた時は怒るとかでなく、 むしろ「しめたっ! ラッキー!」みたいな感じだったような気がします。 >>コールドプレイのこの曲からのすべての利益を要求しているとされている。 CMソングになって、アルバム出て、馬鹿売れして、いい頃合を見計らっていざ訴訟。 これはかなり素敵なアクシデントですよ。 やっぱ長い間地道に活動していると、たまにはいいことがあります。 ■12/07 メールでネタいただきました。 ガルネクが12/24、他にまるで競争相手がいなかった日にアルバム発売日を 設定してきたという話をしましたが、同じく紅白初出場のいきものがかりが ここに来てサードアルバムの発売日をカブせてきました! そりゃ当然同じように好機ですから、何だかんだ言ってられません。 みんな売るのに必死です。 そういえば、ナタリーの社長がいきものがかりに覚醒したようですが、 今年になってからのいきものがかりって、自分は後期リンドバーグを ものすごく思い出してしまうのです。 「求められているキャッチーさ」と「持っている音楽的才能」の バランスの取り方が非常に似ているような気がして。 ただ、リンドバーグの音が、練りに練って必死になって そのバランスを取っていたように聴こえるのに比べて、 いきものがかりは恐ろしく軽々とクリアしてる感じがする。 多分それが、90年代と今の違い、なのかな。 でもやっぱ"Green eyed monster"とかかっこいいよ、絶対。 --- ろくに読まずに部屋に積まれていたbounceとHMVの冊子をまとめてチェック。 異常な数の未チェックのカバー曲、カバーアルバム出てきた。先は長いぞ俺。 この1週間で4枚くらいカバー曲のCD買ってるんだけど、屁のツッパリにもならん。 それでも面白いのが時々あるから、やめるわけにもいかん。 とりあえず一番おもしろかったのがこれ。 Trash Pour 4 ブラジルの、無駄に器用な4人組。 とりあえず、ありえないイントロの"Lithium"と、何で微妙に物悲しく なってるのかさっぱりわけがわからない"Like A Virgin"聴いとけ。 あと、買ったカバーアルバムから。 Andrew W.K. / 一発勝負 週1で配信という馬鹿みたいなペースでやってた奴をまとめたアルバムなので、 バックトラックもさほど凝ったものではないんだけど、それでもきちんと 彼っぽい突貫ビートのハードロック風になっているのには少し感心した。 ちゃんとパーティ・ミュージックになってます。使えます。 ただ、"哀・戦士"だけどう考えても浮いてるんだよ、選曲として。 これは単に担当ディレクターの趣味だと断定しておきます。 エンカのチカラ 前にも紹介しましたが、ようやく音を聴いたので。 いくら根性入れてカバー曲聴いているとはいえ、こんな変化球ばかり聴いていたら 脳髄ごとどうかなってしまいますので、当然半分以上は未聴でございます。 とりあえず、「70's」の方はちあきなおみの「氷の世界」がヤバい。 あと、石川さゆりの"ペッパー警部"のバックトラックがすごい。 ギターのカッティングやベースライン、ラッパの入り方、コーラス等、 完全に「黒い」音作りになっている。本物のファンクですよ、これ。 「80's-90's」の方はやっぱ前川清の"HOWEVER"の素敵な熱唱っぷりと、 八代亜紀が歌う"リバーサイドホテル"のとてつもない違和感が出色。 で、他にも聴いてみたいと思って調べてみたら、えらいのがあった。 石川さゆり / 二十世紀の名曲たち 自分の代表曲から、他の人の演歌、歌謡曲、果ては洋楽まで 歌い倒し、CD10枚に渡って完全収録。めちゃくちゃ欲しい。 欲しいんだけど、18,000円はちょっと出せないわ。 ■12/05 清水翔太がアカペラで歌っているCM見たんだけど、 彼の声や節回しは、むしろ演歌適性の方が高くないか。 --- 秋元企画でAKB48とアイドリング!!!が奇跡の合体 これ、得するのはAKB48側というか、秋元だけじゃないか。 アイドリング的には認知度アップとか、AKB側から多少でもシンパを かっぱらってくるとかの、地味な効果くらいしかないでしょうに。 ただまあ、「いかに『奴ら』から毟るか」という根本の目的では ブレなく一致していますので。 --- "オンデマンドCD"START! かなり前からやるやる言ってたこの件、12/1からようやく始まりました。 配信や着うたフル用にエンコードしてリストに載せて一丁上がりとかの、 誰でもやりがちな安易な方法に走っていないところが素晴らしい。 当然自分もターゲットはパッケージに慣れ親しんだ世代ですので、 断然こっちの方が大変に正しいと思います。 やっぱり持っていたいもの。 で、初期タイトルリスト見て笑った。 確かにCDで通常の店舗流通させるほどのニーズはないけど、 一部には熱狂的な再発要望がありそうな感じのものが多い。 榊原郁恵とか、けっこうそこそこの数が出るんじゃないか。 他にもREPLICAとかMAKE-UPとか、ちゃんと聴いてみたい気もする。 ということで、自分としては、島田奈美の"MIX WAX"が 次回以降のリストに入ることを祈っております。 ていうか、他の各社がこのシステムに相乗りしたりすると、 すごく素敵なことになると思うんだけどなあ。ダメかな。 ■12/02 で、再び紅白ネタ。 今年の初出場歌手が、今年になって出したシングルで 一番売り上げが多かった奴を並べて過去5年と比較。 水谷豊はシングルは出していないから除外。 ■2003
■2004
■2005
■2006
■2007
■2008
何じゃこりゃ。今年はけっこうきちんと売れてるじゃないか。去年と比較するとえらい違いだ。 ためしに、出場歌手一覧を今年のオリコンのトータル売り上げのランキングと突き合わせると、 ・事務所の方針でいかんともしがたいSMAP、TOKIO以外のジャニ勢 ・恒例のカウントダウンライブまでやめて活動休止状態のサザン ・顔出しNGだから仕方がないGReeeeN ・去年もう出たすぎもとまさと ・出場拒否と報じられた安室奈美恵 ・スペシャルまでやったのに出ないB'z ・呼んでいるのかどうかわからない福山雅治 ・こういう場には決して呼ぶべきではないマキシマム ザ ホルモン 上位で出ていないのって実はこれくらい。ジャニ勢がトータルランキングの 相当な割合を占めているので、いかんともしがたい部分はありますが、 でも、実際には今年はかなりの高精度で、きちんと「今年売れている」 人たちを引っ張ってこれているんですね。 だから今年は、「知らない」とか「売れてないじゃん」というような批判は それほど当てはまらないというか、少なくとも紅白に向けられるべき ものではないと思います。 ていうか、本当に「売れている」人だけを全部完璧に呼ぶことができたとしたら、 今度は概ね歳末ジャニーズ祭りになってしまうので、それはそれでどうかと思う。 ■11/30 詩音 辻詩音 やっちまった。カブっちまった。 たぶん今頃お互いの存在に気が付いて、双方とも関係者が泣きそうになってるに1000点。 そしてこの場合のSIONの立場は。 --- Lil'B。 「キミうた3部作」とかぶち上げて、着うたではまあそこそこ売れましたが、 1発目"キミに歌ったラブソング"はCDでは初登場8位、累計売上25,000枚と、 何とも嫌な感じの数字に落ち着いておりました。 で、2枚目、"願いごと一つキミへ"が11/26にCDリリースされたのですが、 デイリー初登場いきなり26位。2日目は32位。3日目には38位。 この時点でダメです。もう完全に息切れしました。 「3部作」という括りを最初から見せることで連続感を出しつつ、他との差別化 及び「一発屋」回避を行ったうえで、シングルをガンガンガンと売ってから アルバムでドーンという目論見だったと思われますが、愉快に完全崩壊。 つうか、深夜帯のCMの打ち方見てる限り、1枚目がいい感じにヒットしたら 2枚目以降はその勢いで、黙っててもそこそこ行くであろうと見込んで、 1曲目に販促費用をかなり傾斜配分してるっぽい気配がありますから、 最初がこけたことで将棋倒し的に行ってしまってるのかな、とも思います。 2作目のCM、1作目ほど見ないもの。 売り手側も「着うたで何ぼ売れても、パッケージにつながるとは限らない」 ということにそろそろ気付いてきている頃でしょうか。 ここ数カ月は、着うたサイト上だけで妙に盛り上がっているというか、 無理くり煽っているような「着うた弁慶」的アーティストが以前より 少なくなってきたような気もします。 せっかく見つけたはずの「ヒットの王道」が、あっという間にほぼ無効になって しまったわけですが、これはもうその方向性である以上、何とも仕方ない。 考えてみれば、着うたを強化しようという方針は、CDのときまでは どちらかといえば「耐久消費財」的性格であった音楽という商品を、 「一般消費財」化しようという試みとも言えるわけで。 そして受け手側、思ったよりも順応が早かった。その試みは完璧に成功しました。 その結果が、1曲600万とかの馬鹿みたいなダウンロード数になるわけですが。 ただ、完全に「一般消費財」になった以上、飽きられるときはバナナ並みの 勢いでみんなに撤収されるってことで。これ当然です。 「着うたで人気を出したい」という方向性と「CDの数を売りたい」という方向性が 完全に相反する状況となってきた今、素早くこれに対応した一手を打ち出せるのか、 いつまでも似たようなことをダラダラ続けてしまうのか。 各社、今後ここへの対応の差、けっこうでかいような気がします。 ただ、羞恥心のように、ゴールデンのテレビでドカンと大きく仕掛けられる場合は、 着うたに頼らずパッケージのみでも十分にヒットするところまで持っていけますが (実際羞恥心は「着うた」までは出しても「フル」はほとんど世に出してない)、 それだけのパワーや予算がない場合、どうしても厳しいよなあ。 なんかもう、すごく普通に、一生懸命よい楽曲をこしらえて 地道に売っていくしかないような気がしてきたよ。 ■11/28 大堀めしべAKB残留決定。 ああ、やっぱり出荷数ベースでの勘定にしたのね。 オリコンでは、11/24付までの4週の推定累計実売数で7000枚弱。 まあ、世の中そういうふうにできている。 --- 紅白の演歌の件。 まず長山洋子ですが、考えてみれば去年は藤あや子が円天絡みで 出てなかったから、バーニング枠の数としては変わらずでした。 バーニング枠2で、そのうち1はWaT、ということになりますが、 でも一昨年までは3でしたから、そのまま枠削られっぱなし。 これからも2人は隔年とかでの出場になるのか。それは間抜けだな。 で、ここ数年の演歌系歌手の出場者数とその割合。 2003[紅:11/31 白:10/31] 2004[紅:10/30 白:09/28] 2005[紅:09/31 白:10/31] 2006[紅:11/27 白:09/27] 2007[紅:10/31 白:08/27] 2008[紅:09/26 白:08/27] 史上最低だった昨年度からさらに1名減。何とかここまで削り取りました。 とはいえ、去年のアイドル抱き合わせ状態がなくなり、総出場者数が 減った結果、割合としてはむしろ増えてますけど。 細川たかしが例のヤクザ絡みで出場できなくなった分については、 ちょうどジェロをぶち込んだら折り合いが付いたような感じで。 ただ、ジェロは演歌枠というよりも「話題の人」としての扱いのはずで、 細川の枠には誰も代替は入れてないといった方がいいかもしれません。 まあ、その枠を一度他の誰かにあてがってしまうと、今後出禁が解けた際に 調整がいろいろ厄介だったりするでしょうし、それが妥当なのかもしれません。 そして昨年もやりましたが、演歌歌手の今年のこれまでの売上数一覧。 上の各10人は、2008年のこれまでの売上ベストテン。 1行空けてその下は、その他、主な紅白出場経験者の今年の売上。 年に2枚以上出してる人は一番売上の多かった奴だけ。 で、太字が今年出る人。
たとえばバーニング枠の2人。今年は圧倒的に長山洋子の方が売れていますが、 出場は藤あや子。あからさまに去年出られなかった分の配慮だと言えますね。 その他、今年は去年以上に常連組の売れてる売れてないがはっきり分かれました。 もうここら辺の人たちは「名誉歌手」という肩書き付けてやって固定でいいと思う。 どうせ出るんだから。 清水博正なんか「盲目の高校生」ですから、テレビ的に話題には事欠かないはずですし、 「NHK歌謡コンサート」ではそうやってもてはやしていた部分があったにもかかわらず、 やはり紅白の年功序列にはまったくもって歯が立たないんですから。 特に、もう小林幸子と美川憲一は、「職業:紅白歌合戦」ということでいいんじゃないかと。 そういうことで。 ■11/26 紅白演歌歌手の件、手をつけたはいいものの、けっこう時間がかかっている。 去年もこんなにかかったっけ。今日は無理です。 --- もう何かの妖怪にしか見えない。 --- 服部敬雄 >>ユニコーンの『服部』という曲は、メンバーの阿部義晴の >>出身地である山形県における服部の独裁支配を皮肉った曲。 マジすか。約20年間、意味なんかないと思ってた。 でもあの曲、詞は民生なのだが。どうなの。 ■11/25 Aira Mitsuki新曲は「サヨナラTECHNOPOLiS」 >>1stアルバム「COPY」で「テクノポップムーブメントを終わらせる」という >>大胆なマニュフェストを発表したアイラ。 この件初めて聞きましたが、意訳すると「Perfumeは氏ね」ということですね。 一緒にSaori@destinyも死んじゃうけど、まあそれはそれとしてだな。 --- 『第59回NHK紅白歌合戦』出場歌手 とりあえず、去年出てて今年外れたのは以下のとおり。 <紅組> あみん AKB48 香西かおり DREAMS COME TRUE 中川翔子 中村中 長山洋子 ハロー!プロジェクト10周年記念紅白スペシャル隊 BoA mihimaru GT リア・ディゾン <白組> w-inds. Gackt 米米CLUB さだまさし スキマスイッチ すぎもとまさと 寺尾聰 鳥羽一郎 馬場俊英 槇原敬之 ドリカムと長山洋子が意外と言えば意外。 その分、例年以上に見ない顔が多い陣容になっています。 スペシャルまで放映したのにB'zはどうなったんだ、という点は敢えて触れず、 とりあえず今日は、ざっと見て主に事務所的に思いついた点を列挙してみる。 まず、遂にハロプロ勢が完全に駆逐されました。 その分アップフロント所属の他の人が代わりに出場ということもなく、 結局残った枠は五木ひろしの1のみとなってしまいました。 ということは、当分べーやんが出てくることもありません。 一つの時代が終わった感があります。 いや、ハロプロ1人だけいた。里田まい。まさか彼女が最後に残るとは。 あと驚いたのがGIRL NEXT DOOR。ここで突っ込んでくるとは思わなかった。 でもこれで、年内にアルバムを発売する理由がはっきりしました。 プロモーションとして非常にわかりやすい。 彼女たちはエイベックス・エンタテインメントの所属ですが、 傘下tearbridge所属のmihimaru GTの枠をいただいた形と考えると、 比較してもあんまり無理な起用ではない、のかもしれない。 他にエイベックス・エンタテインメント内では、BoAがはじき出され、 国際的バランスを考慮して、韓国はママイキで東方神起にチェンジ。 まあこれは、売り上げや順位考えても順当です。 ヴィジョンファクトリー枠は例年通り1、安室復活かとも思いましたが、 再結成SPEEDが入ってきました。どっちにしろw-inds.は脱落。 長山洋子が抜けた分のバーニング枠がどうなったのかは、よくわからない。 グループ事務所が多岐に渡りすぎているので、追い切れませんでした。 プロダクション尾木からは布施明とAqua Timez。 昨年ママですが、今年は同じく所属の仲間由紀恵が司会ということもあり、 枠をきちんと確保した形になりました。安泰です。 ガルネク以外の初登場組は、それなりに順当ではないでしょうか。 木山裕策は、去年の馬場俊英とまったく同じ位置、「頑張る中年」枠ですし、 秋元順子は秋川雅史のような「NHK発の非歌謡曲ヒット」を狙った形でしょう。 で、今回、直太朗が復活してるんですが、彼が今年話題になったのって、 「生きてることが辛いならいっそ小さく死ねばいい」じゃないですか。 やるんですか、紅白で。やるんだろうな。家族で見ている茶の間へ向けて。 話題づくりとしてアリだとは思いますが、何となくこの起用自体が 日テレの「誰も知らない泣ける歌」的な線を狙った感がある。 あざといな。 というわけで、次回は例年通り、演歌をいろいろ見ていきたいと思います。 あとは適当に気がつくまま、思いつくまま。 ■11/24 夕べは夜遊びにいくつもりが、完全に寝入ってしまって、 起きたときには都心への終電が出た後。泣いた。 --- AKB48で5人が初の卒業式 めしべは? めしべはどうなったの? 発売1ヵ月内に1万枚がノルマでしたがまったく届かず、期限を直前にして再びハグ会を決行、 11/24付チャートでは59位まで再浮上しましたが、それでも累積売り上げ7000枚に届かず。 こんな大規模な「正規の」卒業ライブの後で、またやるわけにも行くまい。 ひっそりいなくなるのだろうか。それはあんまり可哀想だ。 --- 青山テルマ、ニューシングル"守りたいもの"は初登場18位。ヤバい。 このままでは極めて一発屋に近い存在になってしまう。 1st:ONE WAY 98位 4,000枚 2nd:そばにいるね 1位 456,000枚 3rd:何度も 6位 68,000枚 4th:守りたいもの 18位 7,000枚 で、次のシングルがもう12/10に出るんですが、これがドリカムの2人の書き下ろし。 しかも「あいのり」の主題歌として既に放映中。崖っぷちで気合い入れました。 が、考えてみたら今の「あいのり」は、昔のような影響力はありません。 たとえば彼女の前の主題歌は遊吟の"Fate"。 初登場こそ4位でしたがその後まったく伸びず、結局18,000枚止まり。 で、彼ら、次のシングルは39位3000枚、その次は74位1200枚。 以前のI WiSHのようにアーティスト人気につながることもなく、 一瞬で再びシオシオです。 結局"そばにいるね"も、ある意味大規模なドーピングだったわけですし、 だんだん真っ当に生きられないカラダになってしまってないか心配です。 ■11/22 声優×PUNKコンピ (仮) 狂おしいほど酷いカバーアルバム。 一体この組み合わせで誰が得をするんだろうか。 歌う声優と歌われる楽曲、両方とも全部よく知ってるぜ、という人がいたら、 一緒にお酒を飲んでみたいとは思うけど、積極的には仲良くなりたくない。 何でそんな悲惨なことになっちゃったのか、ちょっと知りたいだけ。 --- 新宿の地下にタワーレコードのミニ店舗ができている。 コンビニ程度の床面積の小さなお店で、タイトル数を1万点に絞り込んでいるそうで。 やろうとしていることは非常によくわかるのですが、でも何でこの場所なんだろうか。 この地下通路、平日の朝晩は西新宿のオフィス街への往来でごった返していますが、 昼間や休日になると、正直なところかなり人がまばらになってしまう場所です。 地下街としては外れもいいところで、買い物客はほとんど流れて来ません。 はっきり言って、ものすごく商売しにくいところです。 同じ並びに飲食店や書店もありますが、CDはそれらと同列には語れないでしょう。 昼食や雑誌購入を「ケ」とすれば、大多数の人にとってCD購入という 行動は、どちらかといえば「ハレ」に近い類のものです。 LOFTの小規模出店の事例をベンチマークしたのかもしれませんが、あれの場合は 「どうせ必要なものを買うのであれば、ちょっと小洒落たものの方がいい」という 「ケ」+αのニーズであって、音楽にそのまま当てはめたら痛い目に合います。 そう簡単に通りすがりにふらりと入って3000円でCD購入、とはいかないだろうし、 そもそも「ライトに音楽を楽しみたい」という層に対しては、携帯配信という、 究極的にライトな購入方法がもう既にブイブイと幅を利かせているわけです。 だからこそ、既にそっちのDL購入がメインになりつつある学生以下が多い場所ではなく、 通行人の圧倒的多数がビジネスマンであるこの場所、ということなのかもしれませんが。 それでもこの立地は無茶がある。いいのか、休日の売り上げがシオシオでも。 この業態が万が一うまくいったとしても、それはCDの購入層全体が拡大するというわけでなく、 代わりに京王沿線の各駅前のCD屋の売り上げがちょっと下がるだけのような気がします。 要するに地元のTSUTAYA対策。ハナからそれだけのつもりであれば、ちょっと合点がいく。 でもそれは同時に、聖蹟桜ヶ丘や八王子のタワーの売り上げも落ちるということなのだけど。 まあ、それも含めて体力が残っているうちに実験、ということでしょうね。 小売りもいろいろ大変です。 つうか、だいぶ前だけど「コンビニでCD買えるよ!」とか言って、 専用の什器並べてかなり張り切って宣伝して大失敗したアレを 何となく思い出しました。 ■11/20 オリコンのデイリーチャートがおもしろい。 Perfume1位かと思いきや、UVERworldがぶっち切りで1位。 大きなタイアップがなくてもベスト3入るくらいの力を付けてきたところに 今回はさらにガンダム主題歌でドーピングしていますから、強い強い。 3位は、昨日初登場時はGIRL NEXT DOORだったのですが、 今日の段階でアイドリング!!!に引っくり返されている。 アイドリング!!!は連休中にすごい勢いで発売イベントかまして 売りまくる予定なので、これ3位確定じゃないのか。 ていうか、ガルネク初登場で3400枚台って、それ前と同じじゃないか。 シングル3枚出しても予想以上にファン層が拡大していない様子。 アルバムもヤバいのかな。 あと、この流れで5位に銀杏BOYZがいるのがそこはかとなくおかしい。 --- Saori@destiny / Japanese Chaos (Album) デートピア第3の刺客、アルバムです。 ニューレイヴ(笑)な80_pan、比較的テクノど真ん中なAira Mitsukiと来て彼女、 これまでのシングル楽曲が、テクノ系とはいえ比較的柔らかめの音質だったので、 当然その流れ、ややJ-POP寄りのメロディ主導の音になると予想していたのですが、 まあ概ね予想通りと言ってよいんじゃないでしょうか。 初期Capsuleっぽいのあり、Perfumeぽいのあり、Sweet Vacationぽいのありつつ、 「歌」としての基本は原則外さないというこの方針、大変に好感が持てるのですが、 正直なところ、こういうプロダクションこそAira Mitsukiにくれてやれよと思う。 「選択と集中」っすよ、こういうときこそ。不景気なときの経営の基本すよ。 それでも、問題はある。 M-1、一応アルバムの目玉だったはずの"Shangri-la"のカバー。 これだけ何故か無闇にハイパーでギラギラな音作りで、異常に浮いています。 何をしたかったのかさっぱりわからない。 「カバーする」って決めたはいいものの、どうアレンジしてみても アルバム全体の流れにはめ込むことができなかったのだろうか。 目玉として張り切って派手に作って大失敗したのだろうか。 あとM-10のボーナストラックも。 「DENPA mix」って、本当に何か受信したような非常に沸いた出来なのですが、 これもどう解釈していいものか非常に悩ましい。存在意義がわからない。 1980円なんだし、9曲でいいよ。蛇足にもほどがある。 ■11/18 面影ラッキーホール / Whydunit? (Album) 約9年ぶりのアルバム。当然ではありますが、まったくもって音に変化なし。 相変わらず、聴くたびにものすごくイヤな気持ちになる歌詞も満載。 詞の登場人物は概ね全員人間のクズ。やってることもクズ。 そのくせ、全員何となくいとしく思えてしまうダメっぷり。 ただ、今回は無闇に具体的な描写で綴られる物語性の濃い詞が激減し、 その分、「いっちまったら」「コレがコレなもんで」みたいに、 人としてのダメ度が心持ち低めの歌詞も見られるようになった。 アッキーも歳食って多少丸くなったのだろうか。 でもやっぱり「私が車椅子になっても」は、心底最低な歌詞でした。 --- GIRL NEXT DOORがXmasイブに1stアルバム発売 意外に早かった。 既に曲は相当数を録り溜めていて、いつでもアルバム出せる状態にはあった、 という話は聞いておりましたが、もう1枚くらい馬鹿でかいタイアップ付けた シングルを挟んでくると思った。 月1リリースの話題性が薄れないうちに流れでやっちまえ、という感じですが、 主題歌になっているテレ朝のドラマ「ギラギラ」も平均視聴率は10%前後と、 実に可もなく不可もなく、さして売り上げに大きな影響を与えなさげな状況、 肌感覚として、浜崎の1stアルバム直前の頃にひしひし感じられたような、 「世間が盛り上がってる感」が完全に不足してる気がするのです。 とはいえ、このアルバム、チャート的にはけっこうな確率で1位を狙えます。 12/24、他に多少でも売れている人のアルバムが発売されないので。 いや、本当にないの。一覧見てもわかるとおり、まったくもって1枚も。 お膳立て完了してます。 前週12/17には大塚愛が出しますが、彼女は比較的「初動型」で売る タイプですので、2週目であれば勝ち目は十分にあります。 12/10にはミスチルがアルバム出してますが、これがどこまでもつかが鍵。 過去2作、3週目でも軽く8万枚超えていたので、これを上回るのは ちょっと厳しいですが、プロモーションの頑張りっぷり如何では 行けそうなレベルでもあります。 ここで1位を獲得して、そのネタでもって次のプロモーションを仕込み、 アルバムの次のシングルで、シングルチャートの方のトップを狙う、 という流れが、恐らく理想的なシナリオでしょう。。 ただ、いくら1位取ったところで、ある程度きちんと枚数が 出ていないと「世間が盛り上がってる感」は生じません。 あれだ、エイベックスの他の事例でいえば東方神起。 彼らは今年、シングルチャートで4曲が1位取ってるんですが、 でもそのことを世間の誰がどれだけ知ってるねん、という。 そのことどころか、東方神起本体の認知自体、1位になったことで どれだけ進んだのかすら微妙に疑わしい、相変わらずな状況。 もはや1位になるだけでは大して世間に響いてくれなくなった昨今、 どうやって本気で売上伸ばしにかかってくるのか。これないのか。 まだウォッチ対象としては、十分おもしろいです。 ■11/17 わいせつ容疑:人気ロックバンド「ゼリ→」メンバー逮捕 このバンドは1回売れた後、その後インディーズまで落ちても頑張って続けて、 今年になってアミューズから再度メジャーとして出せるようになったのに。 これは、ほかのメンバーが大変にやりきれない。 つうか、この人は既に結婚していて、実の娘がいるようで。 何でそれでそういうことになるのか、本気でわからない。 --- 「YouTube」はラジオ代わり、CDは買わない?――イマドキ中高生と音楽 読んだ感想。「俺らが高校の時と、基本的なメンタリティ全然変わってないじゃないか」 で、それとは別件で、中高生の携帯使用料関連のテキストをいくつか読んでたんだけど。 子どもが携帯に月12万円! そんなに使えるものなのか 検索して出てきたこの記事。去年のなんだけど、一読してものすごい違和感。 自分の立場でも、子供が12万円勝手に使ったら間違いなく血が出るまで殴りますが、 違和感そこじゃない。何でだろうと少し考えて何となくピンときた。 この記事数字や感想がいろいろ出てきますが、通話・パケット料金のことだけを言っている場合と、 「有料コンテンツの利用料」まで含んでいる場合とでマチマチで、でもそれを全く並列に比較して 論じようとしているところが気持ち悪いんだ。その比較はどう考えても無茶があるよ。 各キャリアが出す資料は当然ですが、通話料・パケット料金のみの話になります。 片や実際に支払う金額には間違いなく「有料コンテンツの利用料」が含まれてるし、 でもキャリアの定額制には、その利用料に対しての配慮等はないわけで。 それは単純比較しちゃダメだ。 で、ここまで考えてもうひとつピンときた。 そりゃ中高生、CD買わないわ。買うわけがない。 だって多少着うた落とす程度の額なら、親が出すもの。携帯の請求額に含まれるから。 自分でお金出す必要がないのであれば、そりゃ怒られない程度にバンバン落とします。 一方CDは、どう転んでも自分の小遣いからお金出して購入ということになるわけで。 だから「420円のデータ」VS「1000円のパッケージ」という選択なのではなく、 中高生の体感的には形の有無関係なく「タダ」VS「1000円」という方が正しい。 そりゃ彼らの経済事情的に考えれば、結果は明らか過ぎる。 「タダ」という選択肢があるのに、1000円とか3000円とか出すっていうのは、 それよっぽど好きじゃないと選ばない。今のチャートに残っている売上数の 何割かは、その「よっぽど好き」の集大成によってやっと支えられているわけで。 少なくとも中高生については、可処分所得を携帯に持っていかれて云々という 次元で考えていたらダメそうなことは、何となくわかったような気がしますが、 やっぱCCCDや着うた、レンタル開始を遅延させようとする曲目構成その他いろいろ、 レコード会社のやっていることの諸々、「よっぽど好き」な人達や「音楽馬鹿」を 将来的に減らそう減らそうとしているとしか思えない施策の数々は、少しずつ 自分たちを自ら死に追いやっていくんだよ。 ■11/16 今日はもうダメ。よれよれです。 木曜は会社の後輩と飲んでグダグダ。 金曜はTeenage Of The Yearで飲んでグダグダ。 土曜は神戸で友達の結婚式で飲んでグダグダ。 ほぼ寝ずに神戸入りだったため、体力的にも限界が近く、 ヘコんだり笑ったり痺れたり感情的にもものすごい起伏。 メチャメチャ濃い3日間でした。みんなありがとう。 で、日曜は大概疲れてるのに無理して地方都市マニア活動。 滋賀県中心にグルグルしてるうちに、完全に死にかけ。 ちなみに八日市市の駅前商店街も死にかけていました。 --- ORANGE RANGE、デイリーで5位とか6位とか。 本気でヤバい状況になってまいりました。 --- 金曜の晩、京王線に乗ってたらthe GazzetEのシングル "LEECH"の中吊り広告が目に入ってきまして。 正直、ヴィジュアル系くらい中吊りという広告媒体が マッチしないジャンルもないと思うのですが。 ヴィジュアル系を受け止める素質がある層は、新譜の発売情報程度なら 余裕で事前に情報収集して、買う人はとっとと買っているでしょうし、 逆に中吊りで発売に気付くような層は気付いても買わないだろうし。 つうか中吊りは他の媒体に比べて比較的低価格で出せるので、 中途半端に余った予算を消化するためにやってみたってだけ なんじゃないかと。 ■11/12 Wax Stag / Wax Stag (Album) Hot Chipのサポートをやってる人のソロ・プロジェクト。 全編インストなんだけど、珍しくアルバム通して楽しく聴けた。 一応今で言えば「エレクトロニカ」の範疇に入る音なのですが、 ものすごく「テクノ・ポップ」と呼びたくなるこの質感は何だ。 シンセのプリセット音しか使っていないんじゃないかと思ってしまうほどの プリミティブな音色を組み合わせ、ややこしいエフェクトもほとんどなく。 それでもきちんと今の音楽として成立してるのは、やっぱセンスなのだろうか。 MySpaceこちら。CDでもM-1の"Short Road"はほんまによくできてます。 --- “エアあやや”はるな愛、地声でついに歌手デビュー ま た エ イ ベ ッ ク ス か 。 <これまでのエイベックスの類似例> 梨花 / MARIA:最高位93位 約1800枚 IKKO / どんだけ〜!の法則:最高位119位 約1500枚 単独で利益が出ているとは思えない。どう考えても純粋な商売じゃない。 事務所から何らかの金が出ているのか。利益以上に営業上の必要性があるのか。 それとも、誰か一人くらいはペイできると思い込んで頑張っているのだろうか。 何事も気合いは大切ですが、世の中にはできることとできないことがあると思います。 ■11/11 十円饅頭の屋台ののぼりに「国内産餡使用」って書いてあった。 絶妙だ。「国内産小豆」とは決して言わないところが。 --- SUPER JUNIOR-T×モエヤン / ロクゴ!(音出る) SUPER JUNIOR-Tは、韓国の13人組SUPER JUNIORからの選抜隊。 SUPER JUNIOR本体は7/9に日本デビューシングルを出していて、 全編韓国語楽曲にもかかわらず初登場8位。まあ翌週は70位ですが。 2枚目でようやく日本語楽曲。そしてあからさまに企画モノ。 内容は歌詞は微妙に励まし系ですが、基本はお祭りソング。 ジャニ系が行き詰ったときにやる関西弁ノリの歌に相似。 2枚目×お祭り系×モエヤン。 まったくターゲットがわからない。 韓国の人たちなので、メイン購入層がおばさんたちなのはガチですが、 そういうのにモエヤンが混じったところで、邪魔なだけじゃないか。 ていうか、モエヤン2人とも全身タイツ取ったらそこそこかわいいから、 おばさんたちむしろ嫉妬で怒り出して、マイナスの可能性が高いのだが。 で、この曲はデイリーのチャートアクションがまたアレで。 11/4 19位(初登場) 11/5 24位 11/6 26位 11/7 2位 11/8 50位圏外 なんだこの1日単位でダイナミックすぎる上下は。 どうも11/5東京、11/6大阪でかなり大規模なイベントやっていたので、 2日分の会場での売上をまとめて7日分に突っ込んだっぽいのですが。 それでも11/8にはきれいにチャートからいなくなっているのがすごい。 韓国自体は、無料での音楽配信が蔓延したりして、パッケージ文化が衰退しきってしまい、 非常に利幅が薄くなっているので、何とかしようと日本に出稼ぎに来るというところまでは わかるのですが、どうしてこうも全部が全部、初動で売り抜けるタイプばかりなんだろうか。 女子を連れてこないで男子ばかりというのは、日本のアイドル文化の特徴を それなりに理解したうえでやってるんだなあ、という気はするのですが。 でもやっぱりモエヤンはわからない。 ■11/9 AKB。 48000枚という、デビュー以来の初動記録を余裕のダブルスコアで塗り替える 脅威の初週売上を記録した「大声ダイヤモンド」ですが、2週目も1万枚越え。 これまでは2週目は平気で40位以下だったので、今回これも異常。 と思ったら案の定、2週目も握手会していました。 で、3週目の今週もまだ握手会していたようなので、 次の週間チャートもきっと20位内に踏み止まります。 まるで大ヒットしてるみたいじゃないか。 今回はいいんだけど、これからもシングル出すたびに こういうことを延々続けることになるのだろうか。 いつか全員干上がるんじゃないだろうか。 しかもシングルだけじゃないし。こういうの出すし。 この豪華BOXの限定4000という数字に、妙なリアリティがあるような気がしないか。 これまでの販売の実績や傾向から緻密な計算を行った上での結論のような。 ともかく、ファンの皆様には死なない程度に頑張っていただきたい。 --- 今までスルーしていたアーティストを敢えて聴いてみよう。 その3。 Orge You Asshole / しらないあいずしらせる子 (Mini Album) スルーしていた理由: アスホールとか言ってるし、絶対パンク系のよくある タイプの音を出すバンドだと思っていたから。 HMVの試聴機に入ってるのをふと見たら、こんなアルバムタイトル付けてるし、 これはパンクじゃないんじゃないか、と思って試聴。即お買い上げ決定。 明らかにUSのポストロック系のバンド群を通過した後の音なんだけど、 その割に歌詞が日本語の「音」としての感覚に非常に鋭敏というか、 言葉ひとつひとつの音へのハメ方に対しての配慮が尋常じゃない。 その組み合わせの結果としてどこにもない音になってる。 音優先の言葉選びをしているせいか、すごく哲学的なのか、 とにかく歌詞の意味がさっぱりわからないにもかかわらず、 単語の単位ではすごく刺さる、という謎の感覚も。 やっぱまだ日本の若いのもおもしろいな。 彼らも今年のエゾ来てたんだよな。 やっぱ知らないバンドは事前に一通りさらえておかないとダメだ。 MySpaceこちら。 ■11/6 電気グルーヴも、メジャーデビューはTMN楽曲の別ヴァージョンだから、 小室ファミリーということにしておかないか。 --- こいつらといい、RYTHEMといい、なんか「敢えてミススペルしてみました」的な ユニット名の人たちがソニーには多いような気がするのですが、やめてほしい。 本当に「敢えて」なのか、たまに心配になるから。 --- ちょっと前にメールで情報もらっていたのですが、ナタリーに先を越された。 以前、音楽アナリストの臼井さんという方とお酒を飲む機会がありまして、 その時にもチラと言っていた企画ですが、こんなCDを監修されていました。 『エンカのチカラ』 まさに「こんなの誰がハンコつくんだ」系の非常識極まりない企画盤ですが、 それでもぶち通して発売にこぎつけました。 曲目と歌手名見て笑え。そして予約しろ。俺はした。2枚ともした。 世の中のカバー、こういうのばっかりだといいんだけどな。 もうボッサやレゲエのカバーとかもういいよ。死ねよ。 ■11/4 児童ポルノ禁止法改正案めぐり議論 スコーピオンズの"Virgin Killer"か、Blind Faithのアルバム持ってる奴は全員逮捕。 俺すか。マジすか。 --- 小室の件については、globeのCDが発売中止になったにも関わらず、 むしろエイベックスの株価が多少なりとも上昇しているという点が、 彼の現在の実力を表わしているようで、何となく泣けてくる。 こんなこと書かれてるんだもの。マジで泣ける。 あとは、尚美学園大学がどんな対応をどのように発表するのかしないのか、 現状の修羅場を想像してちょっとだけ切ない気持ちになってみたり、 ディスコグラフィーごとすべてなかったことにしているエイベックスと、 とりあえず11/26発売予定のシングル集が発売中止にしたものの、 それ以外は撤去の気配のないソニーとの差を考察してみたり、 この質問に何か愉快な回答が付くことを期待しつつ だらだらと見届けたりしたら、俺のできることは終了。 結局、今回の一番の被害者は、解散までネタにしてエッセイ集の プロモーションしたのに全部吹っ飛ばされたSHAZNAだと思いました。 ■11/3 里田まいが売れなければ出ないはずの羞恥心「弱虫サンタ」、予約開始しております。 出す気満々ですね。 つうかせめて表向きだけでも結果出るまではおとなしくしてた方がいいと思う。 --- 音楽業界に“アニソン旋風”到来 チャート上位にアニソン 海外にも影響 レスやコメント見てると、これかなり面白い。いろんな目線の人がいるもんだ。 ただ、どんな曲でも瞬発力さえあれば、週間チャートに入ることはできるわけで。 で、アニソンはまさに「瞬発力」のジャンルであることは間違いなく。 他ジャンルに比べると可処分所得の高い独身社会人層が圧倒的に購入のメインで、 売る方もそれを正しく理解して、ノベルティ度の高いパッケージを市場に投入し、 そういう層がそういう商品を発売週に合わせて一気に購入するわけです。 そして、他のJ-POPについては着うたに流れがちだったりする昨今の状況下、 ジャニーズ系とか一部メジャーな人とか、特定の人以外はパッケージが売れないので、 結果アニソンの初動順位は目立って高くなるわけで。 でも、翌週以降が続かない。 初動順位が上がったところで、それが一般層の購入まで波及しないから仕方がない。 その結果、週間単位の順位ではなく、累計枚数で見てみると、今年の現段階で 年間50位内に入ってるアニソンは、正味のところ"ポニョ"だけだったりします。 マクロスFの"ライオン"が累計で11万超えているので、今のところ60位内には 入っているはずなのですが、それがポニョ以外では断トツ最高位。あとは推して知るべし。 ていうか、アニヲタの皆さんはJ-POP批判とかよりも、月1とかシリーズでドカドカ出る キャラクターソングのやりたい放題っぷりを何とか食い止めた方がいいと思います。 「テニプリ」と「ネギま」シリーズのヒット以降、さまざまなタイトルで「登場人物の歌唱」 という形で出るようになりましたが、最近ちょっと乱造っぷりが酷すぎやしないか。 テニプリは相変わらずすごい勢いで執拗にリリースを続けてるし、 最近はガンダムまで始めたじゃないか。一度みんなで怒らないとダメだ。 それでもいい、尻の毛まで毟ってくれというのであれば、別にいいんですけど。 まあ、アニメ・声優界隈で、月1リリースでガンガン出しても商売になるということを 業界の人たちに知らしめたその源流は、1996年の「月刊ときメモ」や「お姉ちゃんといっしょ」 あたりにまで遡ってしまいますので、今更言っても詮無いかもしれません。頑張れ。 ■11/2 国内アナログレコード小売り大手のCISCO RECORDSが倒産か。 これはヤバい。実店舗は去年全部閉めてそれ以降通販のみだったのに、 その通販サイトが、昨日からずっとメンテナンス中のままなんだ。 噂は昨日の段階でチラと聞いていたのですが、記事を読む限り、 もうこれはどうにもならん感じです。 アナログを扱う店もじわじわと追い詰められているようで、 何とも切ない。ただ、俺も最近はアナログ買わなくなってた。 ごめん。本当にごめん。 で、CDを扱っているHMVも最近何だかヤバげな感じで。 11月後半には伊勢崎・菖蒲・草津・西宮と、一気に4店舗を 開店(pdf)させたりして、見た目はイケイケ風なのですが、 問題はこっちだ。 HMVポイントが変わります。 これまでは500円1ポイント、100ポイントで2500円割引なので、5%還元。 それが100円1ポイント、1ポイントにつき1円。つまり1%引きに。あんまりだ。 いや、ライトユーザーにメリットを還元しやすくして、現状を何とかしようと いう気持ちはわかるのですが、俺らヘビーユーザーは涙目です。 今までは、交換されずに死んでいたポイントがかなりあるはずなので、 経費節減効果はあんまりないのかもしれないんだけど、何とか今日の 売上を明日につなげようという必死の努力。 でも、その分僕らはないがしろで寂しいというか、こちらも可処分所得限られてますから、 今までどおり、試聴して気に入った奴はきちんとその店で買おうとは思うのだけど、 ハナから買おうと決めている盤は、現状4%還元のタワーで買うことになるのか。 それでも新譜輸入盤は最近はHMVの方が微妙に安いことが多かったりするので、 これ非常に悩ましい。 ちなみに、ヤマダ電機渋谷店のCDコーナーは、品揃えがうんこ以下だったので、 あそこにはもう2度と行くことはありません。 ■11/1 昨晩は、エロいダースベーダーと「ポリリズム」の振りを 完コピするドラッグクイーンの宴でした。 --- 田代まさしブログ。 トップのタイトル周りの画像。煽り入れたい気持ちもわからなくはないんだけど、 でもそっちの側から「神」って言うのは、ちょっと違うような気がするんだ。 --- Sotte Bosseが注目のニューアルバムをリリース このアルバムのリリースはある意味、「新しい方法論」の確立の瞬間とも言えます。 彼ら、デビューから2年半。アルバムは4枚目ですが、ここに至るまではこんな感じ。 1st:Essence of life (9曲中9曲がカバー) 2nd:innocent view(10曲中9曲がカバー) 3rd:moment(11曲中4曲がカバー) 4th:Tomorrow knows Yesterday(全曲オリジナル) "Essence of life"はカバーの企画盤シリーズであり、Sotte Bosseというユニットで なければいけない意味はこの時点では皆無。お洒落な音でいい感じにカバーすれば、 別に彼らじゃなくても全然よかったという程度のブツです。 そこから、2ndではオリジナル曲収録を許され、3rdではその数を増やすことに成功し、 4thでようやく、全曲オリジナルの「普通の」アルバムを出すに至ったわけで。 しかも3rdの時点でメジャーレーベルに昇格。 言ってみれば、芸人が弟子入りし、己の芸とは関係のない鞄持ちや運転手から始めて、 少しずつ芸を磨いてのし上がっていくのを見るような、そんなステップアップっぷり。 通常のバンドやユニットは、ライブで名を上げたりデモテープを送ったりして、 そのオリジナリティを認めてもらうことで、CDデビューに至るわけですが、 彼らはそれだけでなく、敢えて一旦「オリジナリティ」を封印して、傀儡というか 黒子というか、そういう立場で比較的敷居の低いところからとりあえず入り込み、 じわじわと攻めていくという手もあるのだということを提示してくれたわけです。 現在"Essnece of life"シリーズをリリースしているtransit recordsでは、 今も新しいアーティストを大々的に募集中。目指せフォロワー。 ■10/30 the generous、デイリー初登場20位。翌日25位。 これは大変にヤバい。永ちゃんに怒られる。 川崎に応援に行くべきなのか。 --- 凛として時雨、メジャー行き。 万人に受けるタイプの音ではないのだが、大丈夫なのか。 しかもソニーじゃないか。 ジンみたいに、アニメ主題歌とかで中途半端な売れ線狙わされて、 どっちつかずになってアレな感じになるのは勘弁してほしいです。 つうかシングル3000円って、こういう単価付けられてる時点で 既にメジャーに翻弄されているような気がしないでもない。 --- 初めてファミコン買ってもらった時の喜びを語るスレ 我が家は長いことファミコンとかその手の類のブツは一切なかったんだけど、 ある日親父が酔っ払って「ファミコンだぞ!」と大声あげて帰ってきた。 会社の何かの会の福引きで当たったらしい。 大喜びで包みを開けたら、出てきたのはセガマークIIIだった。 だからみんなが楽しくスーパーマリオをやっている間、 僕はずっとアレックスキッドをやっていたんだよ。 ■10/28 Keaneのサードアルバム聴いたけど、もう完全に違うバンドだな。 楚々としつつでも凛としていた美少女が、世間の波に揉まれて、 化粧を覚えて、駆け引きも覚えて、処世術も覚えて、みたいな。 頼もしくもあり、寂しくもあり。 --- ついにYAZAWA長女のthe generousが10/29、デビューします。 どうもいまいち事前の盛り上がりが足りないと思っていたのですが、 リリース後に大々的にイベントやるようです。ライブ+握手会を。 握手会って何だ。お前らロックじゃないのか。AKBか。 11/1(土)14:00 名古屋:アスナル金山 明日なる!広場 11/2(日)14:00 川崎:ラゾーナ川崎プラザ ルーファ広場 11/9(日)14:00 大阪:千里中央セルシー広場 これらの会場は、羞恥心の"泣かないで"や中川翔子の"続く世界"の 発売記念イベントと、3か所とも寸分違わず同じ場所だったりします。 そんなの全然ロックじゃないよ! YAZAWAじゃないよ! 本人たちも何となくそこらへんわかってるというか少し気まずいみたいで、 もう開催まで1週間切っているというのに、公式サイトには一切告知なし。 不親切極まりないですが、気持ちは何となくわからないでもない。 正味、売る方がどうやったらいいのか位置付けをさっぱりわかってないというか、 いろいろ難しくて考えるの嫌になって、とりあえず鉄板のイベント企画してみた というあたりなのではないかと予想しますが、最初からこんなんで一体この先 どうしていくつもりなのか。不安が募るのでこれからも面白く観察します。 --- で、俺夜10周年第3弾やるよ。 早めに店に来て食事をするとミニレビューまで見られるよ。 ------------------------------------------------------------------------- 10年目にして、初のレストラン開催です。24時までは、普通に 創作イタリアン料理が楽しめるお店です(深夜〜朝はBAR営業)。 当日の早い時間は、お店主催のハロウィーンパーティーが 開催されています…といった、無理矢理コラボ開催です。 ■俺夜10周年企画#3『Party version』 ■2008年10月31日(金) ■OPEN 17:30〜レストラン営業(19:00と21:00にミニダンスレビューあり) ■START 22:00〜(そのままの流れで「俺夜」開催の予定) ■@大塚Shisui deux(豊島区南大塚1-60-20天翔大塚駅前ビルB1/tel.03-3495-9136) http://mixi.jp/view_community.pl?id=3244747 ■料金/2,000円(1ドリンク付/22時以前の入場については、通常の飲食料+チャージ500円) ■出演/オレナイターズ・エロコエロオ ■オープニングアクト/劇団大樹(朗読劇) ■備考/22時以前に仮装しての来店者には、1ドリンクサービスいたします。 レストラン営業(19:00〜/21:00〜のショーを観る「ハロウィーンパーティー」セット)の 予約は、お店に直接入れてください。 ------------------------------------------------------------------------- 第2弾には来れなかった人も、ぜひよろしくどうぞ。 ■10/27 そう言えば、大堀めしべ。 結局週間チャート27位で4000枚届かず。 かつ、初週のチャート集計完了後はデイリーで50位にも入っていませんので、 1万枚達成は完全に不可能。が、一応結果は1か月後に設定されているので、 今のところ、公式でもブログでも見た目は平穏。 さて、このままなのか、出荷枚数では超えたとか言って引っくり返すのか。 ちなみに10/22発売のAKB48本体の新曲は、デビュー以来 最高の週間3万枚超えペースでデイリーチャート驀進中。 鬼の仕業です。 ていうかつまり、大堀はやっぱこのために見捨てられたんだな。 泣くに泣けないな。 --- この間ようやくNEWSの"Happy Birthday"をフルで聴く機会があったのですが、 何とも微妙な出来だなあ、と思ったら、SEAMOの書き下ろし楽曲だった。 通常の職業作家の作品だったら余裕でNG食らうような作品であっても、 そういう「自作自演家」提供楽曲はそう簡単に蹴ることもできません。 なかなか辛いところです。 確かNEWS、前はGReeeeNが曲を書いてたか、と思ったので、これも機会と SMAP以降のジャニーズに曲を書いた「自作自演家」を並べてみた。 ●SMAP 久保田利伸 中田ヤスタカ(capsule) 藤澤ノリマサ Hi-Fi CAMP Aqua Timez Caravan ナイス橋本 MICRO(HOME MADE 家族) Maynard/Blaise (MONKEY MAJIK) タカチャ 竹内まりや 宮沢和史(THE BOOM) 横山剣(CRAZY KEN BAND) 槇原敬之 つんく KAN 田島貴男(Original Love) トータス松本 Ryoji(ケツメイシ) 小西康陽 山崎まさよし 堀込高樹(キリンジ) スガシカオ 林田健司 楠瀬誠志郎 南佳孝 the Shamrock ●TOKIO 椎名林檎 長渕剛 甲斐よしひろ 中島みゆき 布袋寅泰 久保田利伸 横山剣 つんく 忌野清志郎 山崎まさよし ローリー寺西 ●V6 (20th Century/Coming Century) 宮沢和史(THE BOOM) Chara 山中さわお(the pillows) 竹仲絵里 RAM RIDER 織田哲郎 松任谷由実 朝本浩文 田島貴男(Original Love) 中西圭三 佐藤竹善 曽我部恵一 SION 奥居香 藤井フミヤ 藤井尚之 玉置浩二 長万部太郎(=角松敏生) はたけ ●KinKi Kids 徳永英明 吉田美和・中村正人 上田ケンジ 松本素生(GOING UNDER GROUND) 林田健司 河口恭吾 YO-KING 谷中敦(東京スカパラダイスオーケストラ) 松岡充(SOPHIA) 奥居香 織田哲郎 堂島孝平 米倉利紀 HΛL 吉田拓郎 坂本龍一 山下達郎 ●嵐 スガシカオ 藤井フミヤ Shinnosuke (SOUL'd OUT) ●タッキー&翼 竹内まりや ●NEWS SEAMO GReeeeN Ryoji(ケツメイシ) 松木泰二郎(Scoobie Do) ●関ジャニ∞ 上中丈弥(The イナズマ戦隊) 林田健司 ●KAT-TUN 氷室京介 西寺郷太 (Nona Reeves) Anchang (Sex Machinguns) 小田和正 松本孝弘(B'z) スガシカオ かつては自分でやってたけど今はほぼ職業作家という人は表から排除。 酒井ミキオとか山本英美とか、元The 東南西北の久保田洋司とか。 傾向が何となくですが見えてきますね。 渋めの大御所志向のあるTOKIO、渋めじゃないけど大御所志向のKAT-TUN。 地味だけど実力派を数多く採用しているV6。 SMAPはかつて、ブレイク前の山崎まさよしの曲を取り上げたりしていましたが、 最近も藤澤ノリマサやHi-Fi CAMPとか、売れてない若手を積極的に使っています。 逆に、ほとんど外部に頼らずにお抱え作家メインで再ブレイクまで持っていった嵐とか。 それなりに考えつつ起用してんだな、と思いました。 関ジャニのファニーめの楽曲になると必ず作詞に呼ばれるようになった上中丈弥ですが、 バンドの他のメンバーはともかく、彼自身の行く末は当面のところは安心でしょうか。 今頃将来について悩んでるんだろうな。辛いが、生きていかねばならぬ。 ■10/26 神戸から帰ってきました。 週一分は明日何とかする予定。 --- 適当に部屋に散らばっていた新書を鞄に詰めていったんだけど、この時期に アスキー新書「セカンドライフ」を読み返すと、いろんな意味でおもしろい。 発売から1年半という時間の重みを思い知れます。 で、帰ってから著者の浅枝氏が代表を勤めている会社のサイトを見てみたら、 三菱商事が2008年5月にセカンドライフに参入していたと書いてあった。 2007年までくらいなら何となくわからんでもないんだけど、どういう判断で その時期にそんなことをしようと思ったんだろうか。内部事情が知りたい。 --- で、神戸。 JR元町駅で下車したんだけど、駅前の喫煙所で煙草でもと思ったら、 すぐそばで「あしながおじさん」の募金活動してたんですよ。 かわいい感じの女の子がソロで「奨学金が不足気味です、お願いします」 的な口上を述べていたんだけど、その子の声がとにかくすごかったんだ。 何となく薄幸そうで、少しハスキーで、でもどことなく湿り気のある声。 微妙な、決してわざとらしくなく、でも効果的な抑揚がまたすばらしく。 少し張り上げた感じの声の出し方も切なさを加速。 結果として、すごい勢いで聞き手の魂を揺さぶるシャウトと化していた。 完全に心を奪われた。思わず募金せずにいられなかった。 でも自分だけじゃない。駅の出口からそこらに歩いてきた人々も、 今まで見たこともないような勢いで続々募金していくんだ。 そこまで聴衆を虜にする声。すごいよ、マジックだ。 彼女なら本当の女尾崎になれる。 ソニーはいますぐ神戸に行って彼女をスカウトすべきだ。 ■10/24 光岡昌美の新作は名曲「ロード」アンサーソング 田村直美、新作に「ゆずれない願い」アンサーソング BREAKERZ、新作はあのヒット曲のアンサーソング JUJU「君のすべてに」アンサーソングのタイトル決定 そんなところいくら掘っても金脈は出てこないと思うんだけど。 --- ボッサからメタルまで!ジンギスカン縛りコンピ だから誰がこんな企画を立てて、誰が決裁書にハンコ付いたんだ。 そもそも全然世の中的にも流行っていないだろう、ビタイチ。 ベリーズ工房がちょっとやってみたってだけじゃないか。 ていうかベリーズ工房って、この間までは楽曲の質としてハロプロ内でも優遇されて いたと言うか、達者なメロを持つ曲を優先的にあてがわれているんじゃないかと 思えるくらいだったのに、最近は"ジンギスカン"→"行け 行け モンキーダンス"と、 何かものすごくやっつけ感が漂っているのは何故なんだ。 新曲も「関西弁」なわけで、またこれ非常に怪しげ。 何だこのグダグダ。NICE GIRLのせいか。せいだな。 でもじゃあ、THE ポッシボーの曲が痺れるかって言ったら微妙だ。 今一番いい曲たくさん持って行っていると思うのはBuono!。 どうなんだ。 明日早朝から神戸行ってきます。日曜深夜に帰る予定。 ■10/23 The New Adventures Of Us / Best Loved Goodnight Tales (Album) このバンド名とこのアルバムのタイトルで悪いはずがないだろう、 と思って聴いたら、完璧にイメージ通りの音だったから笑った。 端折って言えば、泣けるLos Canpesinos!。そんな感じの音。 泣けるとは言っても決して大仰なメロに流れることはなく、 そこはかと琴線を刺激してくる感じの。そこがいい。 とりあえずネオアコ好きは、"Firetruck"のイントロの ラッパと、"45 Forever"のサビで確実に死ねます。 とりあえずMySpaceで。 --- 里田まいの新曲3万枚以下なら羞恥心の新曲発売中止 すげえ。ここまであからさまな手口はなかなかないよ。 考え方としてはむしろAKB以上というか、以下というか。 AKBは、誰も直接的に「コンプしろ」とは言っていないから、何か突っ込まれたとしても まだ「1枚買って何が出るかはお楽しみ!ですよ」的なエクスキューズが何とか可能。 でも今回のはスタッフが「何でこんなことするんですか?」と聞かれたら、 どんな言葉でもってしても正当化できないよ。これはちょっと無理だ。 それはちょっとヤバいんじゃないか。 とはいうものの、11/12発売のシングルの売上数を見て12/10に予定している シングルの出る出ないが決まるというのは、いかにもその期間が短すぎる。 数週間待って結果が出てから印刷やプレスしてたんじゃ間に合わないだろこれ。 でも、プレス済みのものを破棄してまで発売中止なんてことはないだろうし。 ていうかそもそもこの2枚、レーベルが違う。 里田まいのはR&Cで、羞恥心は少なくともこれまではポニーキャニオン。 R&Cの販促が失敗した結果をポニキャニがカブるなんてことはありえない。 アラジンがR&Cだったから、羞恥心も次からR&Cという可能性はあるけど。 まあ、そうだとしても。 里田まいのシングルは、ハナから「3万枚限定」という企画盤ですので、 受注状況がどうであろうが出荷はとりあえず初回3万枚出してしまい、 前にGReeeeNが実売は74万枚なのに「100万枚突破!」って言ったみたいに 出荷ベースで数えて「3万枚突破!」と言い張って羞恥心を予定通り出す、 という流れになることがおよそ予想できます。 あとは、今回のこのアナウンスでどれだけ実売が増やせるか、の勝負だけ。 ていうか、実際問題として予約状況が大変に芳しくなくて、 何とかしたかった、その結果の判断なんだろうなあ。 背に腹は代えられん。 ■10/21 平沢進 笑った。こういうのを修羅場って言うんだね。 --- RIAJのサイトを見ていて、こんな記事。 CDレンタル店が、もう全国に3000店しかないことに軽くビビる。 でも、TSUTAYAって全国で1000店はあるよなあ、と思ったので TSUTAYAのページの店舗検索でちょっと店舗数を調べてみた。 結果。 TSUTAYAのCDレンタル扱い店舗数は1309店。全国のCDレンタル店の半分近く。 二番手のGEOのCDレンタル扱い店の数も数えてみたら529店あったので、 トップ2で全国のレンタルCDのおよそ2/3。ものすごい寡占率だ。 俺が中学生のときに近所にできて数年で潰れた、あからさまに個人経営な ことがわかる、著しく偏った品揃えのレンタル屋のような店はもうないんだね。 アメリカの売れ線はあまり置いてないのに、The Smithsは徳間盤12inchシングルまで 置いてあったり、The Stranglersの代表作、"No More Heroes"は置いてないのに、 その後ポップ路線に走った"Raven"は置いてあったりした謎の店。 あの店の「おすすめ」に騙され続けた結果が今の自分です。 本当に感謝してる。 レンタル店もピークは6000店あったっていうから、今の時点でその半分。 着うたへの傾倒で、「アルバム」という概念は徐々に縮小していくから、 これからもっと減っていくのだろうな。 そして今の子は、友達同士のダビングすらまともにさせてもらえない。 接点がすごい勢いで減っていく。 何と言うか、ポピュラー音楽が少しずつ死んでいくのを じっと見ているだけのようで、何となくやるせない。 ■10/19 大堀めしべが危険です。 AKB48からソロデビュー、1万枚売らないと脱退させられるという状況。 この21世紀にそんな売り方してる方がアレと言えばアレなんですが、 そもそもAKB本体のシングル売上が概ね2万枚そこそこというところに、 どっちかと言えばネタ的なポジションに近い彼女が、ソロで1万枚と いうのはかなり拷問に近い状況であり。 ただでさえ、常に自発的追い剥がれ状態にあるAKBファンのこと、 こういう企画に落とすお金がそれほど残っているとも思えない。 予約状況も芳しくなく、体を張った「ハグ会」をこの週末に開催していますが、 土曜日までの順位は、初登場28位⇒30位⇒22位⇒30位⇒22位。 ハグ会は土日にあったのですが、土曜の段階で20位行ってません。 週間チャートで25位あたりと仮定した場合、概ね売上は3000-4000枚あたり。 で、AKBは本体でも初週の売上が累積売上の8割以上を占めますから、 ぶっちゃけこれ、どう考えてもアウト。 こういう「○○に届かなかったら即引退」みたいな企画で、 ここまで美しくずっこけるのを見るのは初めてだ。 この企画、結局単なる年寄りの追い出しだったのかもしれない。 で、本体AKB48の方も、10/22に新曲"大声ダイヤモンド"が出るのですが、 今回の仕込みもいろいろすごい。ていうか史上最強じゃないか、これは。 ---------------------------------------------------------------------- 【通常盤】 価格:¥1,600(tax in) ※初回プレス盤のみ地方握手会イベント参加券封入 アナザージャケット1種封入(全19種・うち1種ランダム封入) 【劇場盤】 価格:¥1,600(tax in) ※大声ダイヤモンド発売記念 劇場握手会参加券付き(通常行っている公演とは違います) 〜特典〜 生写真1種<全90種>(チームA・K・Bの各メンバー+研究生+SKE48) ■特典情報 10月22日発売の「大声ダイヤモンド」(KIZM-23/24)を下記店舗でお買い上げ頂いた方に、 先着で特典をお付け致します。 HMV:オリジナル生写真 上新電機:オリジナル生写真 新星堂:オリジナル生写真 ソフマップ(CD取扱い店):オリジナル生写真 TOWER RECORDS:オリジナル生写真 TSUTAYA RECORDS(一部対象以外の店舗もございます):オリジナル生写真 ラムタラ エピカり アキバ:オリジナル生写真 アソビットシティ:オリジナルブロマイド とらのあな:オリジナルブロマイド 上記チェーン店以外(対象外の店舗もございます):生写真(共通絵柄) ---------------------------------------------------------------------- もう何枚買ったらいいのかさっぱりわからない。 ていうか、これだけの状況が待っているのに、大堀ソロなんて買ってる場合じゃないな。 --- 今までスルーしていたアーティストを敢えて聴いてみよう週間。 CD購入まで至った方、その2。 サカナクション / NIGHT FISHING (Album) スルーしていた理由: バンド名とバンドロゴが微妙にダサいと思ったので。 RSRに来てて、何だか周りに褒めてる人がけっこう多くて気になっていて、 この間タワー新宿に行ったら10%OFFになっていたので、試聴してみたら、 そのままそのCD引っつかんでレジに向かうハメになりました。 何か聴いたことのある感触だと思って一生懸命考えたら、あれだ。 4年前に個人的に激押ししていたGrand Nationalというイギリスのバンド。 彼らの音のことを、以下のような書き方をしたのですが。 --------------------------------------------------------------------- バンドメンバーのパーソナルとかバンドのここに至るドラマとかの情緒的な部分、 いわばロッキンオン的な評価軸がまったく通用しないことが一聴して即座にわかる。 音の完成度のみ。それ以外何も立ち入る隙がない。 --------------------------------------------------------------------- サカナクションも、メロについては邦楽的叙情が入り込んでくる瞬間は 確かにあるんだけど、演奏がほとんどそっちに引っ張られない。 一貫してクール。で、ものすごいアレンジの完成度。 それでもメロディに伴ってふと表情を見せるときがあって、今度はそれがすごく響く。 あれだ、Perfumeが敢えて感情を抑えた歌い方をすることでむしろ切なさが増幅する、 というのに近い。普段クールな女の子がたまに見せる笑顔がすげえかわいいとか、 わあわあ泣き喚くより口唇を噛み締めて涙を一粒落とす方がぐっと来る、そんな感じ。 Grand Nationalは、今年の春になって約4年ぶりのセカンドアルバムを出したものの、 いまいち冴えない音でがっかりしたのですが、サカナクションがいるからいいや。 MySpaceこちら。 ■10/18 ディスコダンス動画コンテスト実施! >>審査員長は、トシちゃんこと、田原俊彦さん! >>最高のエンターテイナーであり、ご自身でもディスコイベントを >>開催するほどのディスコ好きだという田原俊彦審査員長に、 >>あなたのダンスを評論してもらいましょう! 何だかとても切ない気持ちになった。 ついでに公式サイトに行って、"FAVORITE MAIL"のコーナーを 見てみたら、トシちゃん何か変なテンションでもっと切なくなった。 --- 今までスルーしていたアーティストを敢えて聴いてみよう週間を俺内開催。 結果、CD購入まで至った方、その1。 たむらぱん / ブタベスト (Album) スルーしていた理由: MySpaceがすごい勢いでプッシュしていて「日本からもMySpace発の ヒットを作るんだ!」的ながっつきっぷりにドン引きしたので。 で、7月に出たシングル"ハレーション"を何度か耳にする機会があって、 実は案外悪くないんじゃないか、とか思っていたので、今更ながら MySpaceに置いてある奴を一通り聴いたら、ハマった。CD買った。 まず、メロディが気持ち悪い。 とはいえ、aikoみたいに全体が自由すぎるフレージングという感じではなく、 短いフレーズひとつひとつはかっちり普通のポップス的なそれ。 ただ、その組み合わせがどこか微妙に異常。 え、このフレーズがそのフレーズの後に来るんですか、そうですか、の連続。 その時々はものごっつい居心地悪いんだけど、それでも通してみると 案外きちんと1曲として聴けてしまうという謎の感覚。クセになる。 あと、ジャケもブックレットの自筆イラストも歌詞も完全に不思議ちゃん 全開なのに、歌声だけは非常にオーソドックスだというのもいい。 このメロディでこの歌詞で、さらに声までエキセントリックだったら、 明らかにやりすぎ感出てきてキツくなるんですが、この声がすべてを 中和して、J-POPとして普通に聴ける範疇に収めている。 ものすごく危ういバランスのうえに、でもガッチリ成り立っているわけで。 とりあえず当面アルバムは押さえていくことにした。 ■10/14 羽柴秀吉 / 夕張の人 泡沫選挙候補ウォッチャーの方々にはおなじみ、羽柴秀吉先生がついに10/15、CDデビュー。 Yahooの新譜情報で、文字だけ見たときは正直半信半疑でしたが、 Amazonでジャケ写見たら、まごうことなき彼そのもの。泣いた。 でもこのCD、このレーベルからの発売のはずなんですが、どこにも告知が出ていない。 たぶん極めて「自費出版」に近い形態でのリリースだからじゃないかと思われますが、 このおっさん中途半端に金持ってるだけに、こういうこと余裕でするからアレだな。 --- エルマガジン、2月号で休刊へ 関西情報誌の老舗 まだネットもなかった大学時代。エルマガはとても大切な情報源でした。 あとはテレビで「すとらびん式」と「現代用語の基礎体力」があればOKだったんだ。 --- 【オリコン】GIRL NEXT DOOR、globe以来、13年ぶりの快挙! 2作連続3位。でも売上は前作が3万枚だったから3割減。 決していい感じで伸びているというわけではない。 まあ、デビュー時のプロモーションが尋常じゃなかったので、 多少揺れ戻したと考えられなくもないので、結論はまだ保留です。 次作はドラマ主題歌ですが、テレ朝なので過度の期待は禁物。 で、たぶんこの3か月連続リリースの次にもう1枚くらいシングル出して、 決算前のまだ大型リリースが混まないうちにアルバム、という感じかな。 正直、そこらへんまで行かないと先が読めません。 アルバムがなんだかんだ言って1位とか、ありえますから。 そしてエイベックス、次はYAZAWA長女です。10/29発売。 でも、ガルネクでデビュー前からの絨毯爆撃を見ているだけに、 現状こっちはいまいち盛り上がりが不足している気がする。 これでシオシオだったらYAZAWAは怒るのかな。 以下、YAZAWAで思い出した動画。じわじわ来る。 ■10/12 GReeeeN、『さしぶ』が100万枚を突破! オリコンの実売推定枚数は74万枚。世の中のどこかに26万枚ダブついています。 CDを販売している店が全国にどれだけあるのか、よく知りませんが、 恐らく全国のCD屋のバックヤードが大変なことになっているものと思われます。 それとも何かアレな手でも使っているのか。 --- 面影ラッキーホールがレコ発ライブ&新作詳細判明 面影ラッキーホールの新譜の曲目が出てた! 相変わらず酷い。つうかこれまで以上にタイトルが直接的に酷い。 特に、歌詞までかなり酷そうなのは「私が車椅子になっても」。 あと、クアトロでワンマンって何だよ。偉そうだな面影のくせに。 2007/04・・・Perfumeと一緒に青山CAY(キャパ約250) 2007/09・・・サイプレス上野とロベルト吉野と一緒に渋谷DUO(キャパ約300?) 2007/12・・・長見順、バッパーズと一緒に原宿アストロ(キャパ約400) 2008/03・・・あぶらだこ、ヒカシューと一緒に恵比寿リキッド(キャパ約1000程度?) 2009/01・・・ワンマンで渋谷クアトロ(キャパ約600) 確かにここんとこ、体感的に人気が多少出てきているような気はしていましたが、 ここまでじわじわと匍匐前進で人気上昇していた中、少しだけ加速したようです。 概ね、Perfumeの1/40くらいのスピードですね。 では来年1月は、渋谷のブックオフ前に集合。 ■10/09 久々にVirgin Megastoreのサイトを見てみたら、What's Newで何か言ってる。 でも、ここだけなんだ。これだけなんだ。他は相変わらず内容なし。 むしろ悲しみは増すばかりです。 --- 「小室」から8年… 成長した籐子が語りかける「絆」 本人は何も言っていなかったとしても、堀越学園の校長の孫だという話は、 当時から芸能界内部じゃなくても有名だったはずなんだけど、まあいいや。 2ndシングルの"LOOPな気持ち"は、小室系楽曲の中でも完全に図抜けた名曲でありまして。 小室は作詞だけで、作曲・編曲は日向大介だったという事情もあったりするんだけど。 で、売れなくなった後もマイペースで活動を続けていて、 小さな会場で時々歌っていたりしていたようですが、 ここに来て8年ぶりのシングル発売。なんか普通にすげえ。 デビュー当時は、見た目がめちゃめちゃかわいいというわけでもなかったし、 正直なところ「親族のコネクションのみかよ、ふざけてんなこいつ」みたいに 思っていたのも事実ですが、その後、オーディション組とかがガンガン引退・ 転向していく中、彼女はどんな状況下でも歌い続けていたわけで。 頭が下がる。ていうかごめん。 小室プロデュースでデビュー・再デビューした、オーディション組含む 他のソロ歌手たちの末路はこんな感じ。なんか少し切ないな。 hitomi・・・むしろ小室を離れてから売れた稀有な事例。でもここ数年はだいぶ厳しめ。 翠玲・・・1999年頃からVシネマに出るようになりましたが、数年後行方不明に。 華原朋美・・・あんなことに。 大賀埜々・・・2000年頃から女優に転向。昼ドラとか2時間ドラマとか。 円谷憂子・・・円谷プロの社員と結婚して引退。 鈴木あみ・・・あんな感じです。彼女も強いな。 Ring・・・1stアルバム発表後、引退。14歳だったのに。 未来玲可・・・1stアルバム発表後、引退。15歳だったのに。 まあ、現在のところ一番切ないのは小室自身なんですけどね。 ■10/08 「関西人はDNAからお笑いやからなあ。やっぱ他とはちゃうねんなあ」みたいな ことを飲み会で得意気に話す関西人に限って面白くないのは何とかしてほしい。 --- Mの"Sing A Song Forever"、通販の在庫がようやく復帰中。 しかし完全に売り時を逸している。泣くに泣けない。 --- オヤジ版「ポパイ」年内めど創刊 雑誌不況に挑戦 この"Oily Boy"という雑誌名をパッと見てイメージしたのは、 「お前ら40代とかになって大概脂ぎってるんだろうクソめが」というメッセージでした。 記事を全部読んだら、ちゃんとした由来が書いてありましたが、 それでもダブルミーニングとして間違ってないような気がする。 概ね何でも情報はネットで手に入る昨今、紙の方に今でも優位性があるのは、 マンガを除けばファッション誌の提案力の部分くらいだと思っているので、 この時期に新雑誌という勇気については、応援したいと思います。 でも、ファッション誌は買ったことないし、予定もないので心の中で。 今買っている雑誌は「少年ジャンプ」と「週刊アスキー」と「日経トレンディ」です。 こうやって並べてみるとものすごく嫌な奴っぽいな。もしかしてそうなのか。 中学生の時は、友達と3人でまだ月刊でライターとナイフばっかり扱っていた頃の 「モノ・マガジン」と、「月刊GUN」と「コンバットマガジン」を手分けして購入して 回し読みしていたので、ファッション誌とか本当によくわからないんだ。 その友達のひとりは結局自衛隊に入った。少し責任を感じている。 ■10/06 体調が悪い。もう寝るよ。 --- TELEXのMarc Moulin死去 合掌。 2006年に、18年ぶりの新譜をしれっと出したことが、 今になって何かの因果のような気がしてくるね。 --- 加勢大周容疑者逮捕!TBS系ドラマ「キッパリ!!」打ち切り 日曜に突然呼び出されて打ち切りを言い渡され、そのまま6日放送分の ダイジェスト版を泣きながら完徹で編集したであろうスタッフに幸あれ。 ■10/05 ものすごく悪意のある写真チョイス。 そんなに憎いか。 --- iPod nanoのCMソングがすげえ気になって探してみたら、Chairliftってユニットだと わかったんだけど、試聴したらアルバム全体としてはちょっとアレでガッカリだった。 --- この間、土曜の朝にテレビ付けて気づいた。 山口智充とベッキーは週に3番組で一緒。 おかず発見 ルート88 にじいろジーン 天才!志村どうぶつ園 しかもそのうち2番組は2人がメイン。 もうお前らいいから結婚しろとか思うけど、作り手の気持ちで考えると、 確かにこの2人はめちゃめちゃ安定感あるし、費用対効果も高そうだ。 ただ、使った人は周りから「そんな安易なキャスティングでいいのか」 とか突っ込まれていそうな気もするよ。手堅すぎる。 ■10/02 SME、BMG JAPANを完全子会社化 ようやく日本でも合体。元々BMJ JAPANは「BMGビクター」で、社名から「ビクター」が 取れて以降も資本は入っていたせいでアメリカみたいに合併できなかったはずなのですが、 そこは今回どうやってクリアしたのだろうか。 というか海外では対等合併だったのですが、さすがに日本ではソニーの方が強かったね。 でも、スキマスイッチとかSEAMOって、何となくソニーっぽい感じがする。 何となくだけど。 --- 任天堂、ついに新型の「ニンテンドーDS i」を11月1日に発売 ピッチ・再生スピード調整可能! 再生可能な形式がAACのみっていうのがちょっとアレですが、 それでも2台使いの「DS-DJ」誕生の可能性が大です。 タッチペンでちまちまBPM調整してつなぐ。かわいいじゃないか。 本当はこれが欲しいのですが、さすがにおもちゃとしては高価すぎです。 無理です。泣きそうです。 --- ここんとこのオリコンデイリー。 Youが今さらCD出したのか、それで何でこんなに売れるんだと思ったら、 元Fairchildの彼女じゃなくて、ジャンヌダルクのギターの人だった。 これも大変わかりにくい。 ちなみに、前にも言ったけどFairchildっていうのは、 1.アイドル落ちのセコハン女子シンガー 2.打ち込みができる音楽的な要になる人 3.音楽的貢献度が低く影も薄いギタリスト の3人組という、後にエイベックスが流用しまくることになる フォーマットのはしりだということは覚えておいてください。 J-POPの歴史上、意外に重要なポイントです。 |