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■09/30

メールで情報いただきました。
東方神起、こんなこともやってる。これも10月。
守銭奴とか鬼とかというより、マジでこれ資金繰りヤバいんじゃないでしょうか。

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ジョージアの「ヴィンテージレーベル」のCMは、つまりこれのパロディなんだろうか。
意図的でもそうでなくても、すごい勇気だと思った。

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なんか富士のF1の惨状を聞いたら、ライジングサンの便所の件で
不平を言っていた自分がものすごく小さい人間に思えてきた。
バス6時間待ちって、すごいなあ。

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Paraele Stripes / Phirst Tense (Album)

最初、NapsterでI Was A Cub Scoutを聴いてて、そこから関連アーティスト流れで彼らに辿り着いたのですが。
そういう経緯ですから当然、どこの誰かさっぱりわからないまま、というか当然他の関連アーティストが
英米欧の人たちですから彼らもそうだと思い込んで聴き始めて、2曲目"Memory"で大爆笑。

イントロからAメロはVelvet Teenみたいなんだけど、サビは何だ、このコテコテにJ-POPなメロディは。
エレクトロニカ的な打ち込み音+生バンド音という、最近になって世界中でよく見るようになったスタイル、
それも相当結構よくできている方だと思うのですが、じゃあこのメロディは何だ、ということですよ。
このサビメロだけに限れば、エレクトロニカって言うより、真面目なヴィジュアル系バンドっぽい。
で、調べてみたら案の定、福岡在住の日本人ユニットでした。

MySpaceがあったので見てみたら「影響を受けた音楽」欄にはStevie Wonder、Jeff Beckあたりから、
Radiohead、Sigur Ros、Mum、The Postal Serviceあたりのさもありなんという人たちも並んでいますが、
じゃあそのメロはいったいどこから出てきたんだ。
生まれてから好き嫌いに関わらず染み付いている「日本」的な部分をどう捉えていくのか、
それが今後の彼らの鍵になりそうな気がする。全否定はできないものね。
思い切り能動的に捉えていただければ、歌物エレクトロニカとJ-POPが大好きな自分に
とってはものすごいツボな音になるはずなんですが。期待したいっす。


■09/27

Hey!Say!ばかりにでかい顔させるもんか。東方神起だって負けないぜ!
前回のチャートアクションで丸わかりになった通り、ファンの熱心度は凄まじく高いものの、
一般認知がまるで足りてないので、今回は倖田姉にくっついて有名にしてもらうことにしました。

倖田来未と東方神起で日韓コラボ

で、彼ら9/19にもう次のシングル出しているんですが、今回はキャンペーン頑張らなかったので
順位としては前回と変わらず2位でも、枚数が前回の1/3以下、3万枚強というところで。
デイリー見てると火曜に2位で初登場して月曜には16位まで落ちているという究極の初動型。
今回はエイベックス標準の「DVD付限定盤」と「CDのみ通常盤」の2種だけでしたから、
まあしかたないところではあるのですが、前回に比べたら随分と優しいなあ。

と思ったら甘かったよ。これは怒涛のリリースの序曲に過ぎなかった。

09/19 シングル「SHINE/Ride on」DVD付限定盤 \1,890
09/19 シングル「SHINE/Ride on」通常盤 \1,050
09/26 DVD「2nd LIVE TOUR 2007〜Five in the Black〜」限定盤 \5,500
09/26 DVD「2nd LIVE TOUR 2007〜Five in the Black〜」通常盤 \4,500
10/24 DVD「All About 東方神起 2(仮)」 \13,650
10/24 アルバム「第2集 RISING SUN」 \2,500
10/24 アルバム「第3集 "O" -正・反・合」 \2,500
10/24 MIX CD「TVXQ non-stop mix Vol.1」 \2,500
11/14 シングル「Forever Love」DVD付限定盤 \1,890
11/14 シングル「Forever Love」通常盤 \1,050

2か月足らずでこれだけ出ます。出します。買わせます。
やっぱり鬼はこの世にいるんだよ。


■09/25

「Hey!Say!JUMP」誕生!
これで初回限定盤が10種類出せるので、東方神起の2倍有利だ!
今度はぶっちぎりだぜ!


■09/23

「おしりかじり虫」は、ドカンと火がつくタイミングがいまいちまだ見えず、
汐留あたりの人たちが非常にイラついている頃かと思われます。
というか、今回はあんまり発売前からの煽りがあざとすぎるよ。

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CDTVでET-KINGを聴いていて思った。
だんだん日本のヒップホップの人たちは、J-POP方向への迎合が進みすぎて、
Aメロというか、ラップの部分にも微妙にメロディが付き始めていますが、
もうそうなると、過去の何に一番よく似てるかといえばたけし軍団なのだが。
それでもいいのだろうか。

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徳間ジャパンはPerfumeで稼いだ小銭をどうするのかなあ、
と思っていたら、なんかえらいものデビューさせるみたいです。

このお姉ちゃん、どうやら元々が風俗とかトップレスモデルやってた人が、
最近急に水着を付け出したという、通常の逆パターンを行く変り種のようです。
で、これで行き詰ったらあたかも「あのアイドルが」的にまた脱ぐんだろうな。
世の中の渡り方もいろいろね。

しかしこう、何ていうか、徳間ジャパンのそういうところは嫌いじゃないよ。


■09/19

愛内里菜の新曲が「宇宙戦艦ヤマト」の新主題歌に決定!
つまりそういうことなんだよ。
倉木や愛内そのものがいい悪いどうこうじゃなく、その組み合わせで
幸せになれる人が果たしてどこにいるんだ、という話です。

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杏里のカバーアルバムが25位
ワーナーが「Beautiful Songs」「R35」でコンピ盤の売り方を心得たように、
なんかユニヴァーサルは、徳永の例のシリーズで、カバーアルバムの売り方を
再現性のあるノウハウとして心得たのかもしれないっすね、これ。
特に、3枚目を発売したタイミングでの、「過去2作の売り方」が
実にさりげなくすばらしいと思いました。

つうか「R35」、50万枚売れそうなんですけど、ここらへんの30代半ばは
レコード会社のカモとしてもってこいの世代なんすかね、やっぱ。
ものすごい勢いでボラれてますぜ。
で、この手のは余裕で2作目・3作目出せるからそれも強い。

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バンド「12012」のボーカル、知人女性の首を絞め逮捕
まあ活動停止になるほどのことでもないし、むしろメジャーデビュー後2枚目のシングル
発売に当たっての認知アップ施策としてはアリなのではないでしょうか、正味の話。
それでも、このキャンペーンが中止になったら、掛け値なしの「やむを得ぬ事情」だから、
けっこうレアな瞬間に立ち会っているのかもしれない。

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12012のニュー・シングル「SHINE」をお買上げの皆様から
抽選で100名様を「プレミアム・イベント」へご招待致します!
メンバーも全員参加してのイベントです。このイベントならではの企画が満載です!

●日時: 2007年11月23日(金・祝) 17:00 START
      (※やむを得ぬ事情により、変更になる場合がございます。)
●場所: 東京都内某所
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あと、「人間の内面における狂気」を表現する創造主であるところの「クリエイター」が、
池袋の居酒屋で泥酔して知り合いのお姉ちゃんにちょっかい出した挙句に、
警察に駆け込まれてたりしちゃダメ。あんまり普通のお兄ちゃんすぎるから。
逆に、そういう意味でGacktのセルフコントロールとか自己演出は凄いんだよ、やっぱり。


■09/18

酒飲んで酩酊していたり、日帰り地方都市マニア活動とかのために遅くなりました。
明らかに水戸の質が上がっていた。前に来たときはしっかり前だけを向いて歩けたのに。
いったい何か変わったのだろうか。いや、俺のハートか。

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川田じゃなかった。FUJIWARAの藤本でした。
すごい勢いでものすごい数の突っ込みメールいただきました。
でも、藤本と川田って何かカブってるところあるよね。ね。
あと、本当はあれはマーチングバンドで正確には鼓笛隊じゃないにもかかわらず、
面倒くさかったので放置したんだけど、誰一人そこには突っ込まなかった。
これはみんなの優しさ。そう信じている。

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日本テレビがゴールデンに名作アニメの「リバイバル版」をやるとか。
月曜19:00は「犬夜叉」「ブラックジャック」「金田一少年」とかを放映していた枠で、
ここんとこは「結界師」をやってたわけですが、さすがにそれじゃ数字も取れず、
こういう形での方向転換になったようですが。

でも「リバイバル版」って何だ。言葉どおり捉えれば単なる再放送だが。
リメイクの間違いのような気がする。
が、もうこうするしかないんだろうなあ。
完全にマンガ原作に頼りきりのドラマと同じで、もう大きな層に訴求
できるものを新たに生み出す能力が完全に枯渇してるということで。

朝〜夕時間帯のアニメはもうほぼ集英社の言いなりになってるわけですし、
深夜帯は深夜帯で、DVD発売前提の、それらの購入層にしか受け入れられない
ようなものをものすごい勢いで量産してるし。
最終回はテレビで放映せず、「続きはDVDで!」みたいなことやってますから。
エグい通り越して馬鹿の領域に達しています。

それでも、原作・制作側に完全に主導権握られた結果、局側では如何ともしがたい状況。
どの業界でも、何年も前から「個別化」がキーワードにはなってるわけですが、
マスメディアがマスターゲットのものを作れなくなってるって、それコントにもならん。

で、「リメイク」したとして最悪のシナリオは、現在「結界師」の
主題歌枠を押さえているGIZAがこの先も死守することだな。
ありえるから、マジで。


■09/15

ああ。土居甫も死んだ。残りは都倉か。大丈夫か。
そして流れでこんな団体があることを発見する。
すげえ。すげえがほとんど知らねえ。
ラッキィ池田も南流石もいないじゃないか。

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Perfume / ポリリズム (Single)

きちんと聴くととてつもなく地味だ。相変わらず微妙に凝っているんだけど。
前の『ファン・サーヴィス』の2曲が2曲とも異常な完成度だったせいですが、
それでも2日ほど買うの出遅れたらDVD入り限定盤は完売。デイリー4位ですから。
ついにここまで来たよ。

初夏には500人入れば満杯のライブハウスで、しかも前座だったんだよ。
ティーンアイドルなのにミュージシャンズ・ミュージシャンとして知名度を上げていくという、
これまでの日本の音楽史上にはまったく存在しなかったコースをズイズイ進んでいるわけで、
正直ここからどうなっちゃうのかさっぱりわからない。
ちなみに鈴木亜美は初登場23位。勝負あったな。

とりあえず、カップリングの「SEVENTH HEAVEN」に「どんだけ」という歌詞があって失笑。
Capsuleの、デビュー時にタワレコに貼ってあったFAXインタビューシートの白さというか、
「普通」「別に」連発の実に読み物としてはアレな内容から想像しうる中田ヤスタカの
性格からすると、これはとんでもない出来事です。さすがにプロだなあ。

で、「どんだけ」ってフレーズ、何故か今はIKKOの持ちネタみたくなってるけど、
初めてこれをゴールデンのテレビ番組に持ち込んだのはTBS「リンカーン」で、
ガレッジセールの川田がおかまの鼓笛隊に参加するというネタのときに
そのおかまちゃんたちが連発していたおかまソサエティ内でのギャグだった、
ということをお伝えして終了。
あと、月見バーガーのCMは心底ウザい。
でも、発売の認知さえ取れればあのCMは成功なので、ウザいと思った時点で俺の負けだ。


■09/13

だからサボってるんじゃないんだ。クソ忙しかっただけだ。

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Rollyは「再生機能の付いたかっこいいフラワーロック」という総括で終了。
それ以上何を言えばいいんだ。
つうか今回のティーザー広告は大失敗だったね。
最初のプレスリリースを受けての記事に「iPodキラー」とか
書かれたことがものすごく今の状況に影響してると思う。

で、そのRollyの翌日に普通に新型ウォークマンの発表しているし。
市場的に考えても順番逆だが、まあいつものソニーだから気にしない。
このラインナップ、つまりHDDタイプは完全に諦めたということか。
つまり、もうこっちに無理に予算突っ込んで頑張っていく余裕が
なくなってきたということです。
ソニー、マジで全方位的にヤバくないか。
これでブルーレイこけたら、他企業と比較してアドバンテージの
ある領域がいっこもなくなるよ。


■09/09

土曜は宇都宮に出張。日曜は新宿で仕事の打ち合わせ。
もう今日はダメだ。何か最近サボり気味だが遊んでるわけじゃないぞ。
宇都宮では仕事帰り、条件反射のように餃子を食らう。
宇都宮の餃子が特別うまいわけではないのだが、
もうこれは義務だから仕方ないのだ。

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BILLY'S BOOTCAMP オフィシャルテーマソング "Boom Boom Wonderland"

稼げるときに稼いでいただくことは構わないのですが、CD出すってのはどうなんだろう。
チャダの時代から綿々と続く、「おもしろ外国人音源」のある意味王道ともいえますが、
この21世紀に、70年代とまったく発想の変わらない企画をぶち上げるのもすごいぞ。

しかも隊長は「ラップとメッセージ」で、歌は全部どこぞのお姉さんが歌っているわけで、
つまりこの時点でこの企画は完全にレコード会社が勝手に動き、むしろ固辞した隊長を
「歌わなくていいよお」と、なだめすかした結果のリリースだということでほぼ決定。
実際、音源もPVもものすごい「やっつけ仕事」臭がしてたまらない。
つうか「カラオケ・バージョン」ってお前舐めてるんかこら。

日本に何人かいらっしゃると思われるその手の音源コレクターの皆様に
おかれましては、一瞬で店頭から消えてなくなることが予想されるので、
早めのご購入をお勧めいたします。

ただ、今のご時世、暇かつそこそこお金を持っている学生とかが面白半分で
ダウンロードした結果、着うただけは微妙に売れたりしそうなのが嫌だ。

あと、ページの下の方に4種あるBOOTCAMPミュージックのシリーズの方は、
文化祭需要でほどよく売れるような気がします。もう今年のこの時期を
逃すと一生売れない音源ですもの。


■09/05

2007年上半期の音楽配信売上は351億円9,300万円、日本レコード協会調べ

>>インターネットダウンロードでは、数量が前年同期比120%の
>>1,417万4,000回、売上は同108%の26億8,600万円だった。
>>また、モバイルでは、数量が同126%の2億1,172万3,000回、
>>売上は同143%の318億5,900万円と堅調に推移した。

つまり、PCは単価が下がり、モバイルでは単価が上がった。
単価上げにかかっているというのがすごいが、それでも前年比20%増で
売れるんだから、そりゃ誰でももっと上げてやれって思います。
エイベックスのパッケージにおける「シングルなのに初回限定盤だから1890円」
攻撃もいつの間にか普通に受け入れられているし。普通に考えたら異常なのに。

相変わらずソニーは新曲420円だし。
自分も時々着うたもいじりますが、やっぱこの値段はひるむ。
みんなはひるまないのかな。俺はCDと比較するからいけないんだな。
これでしか買ってなかったら、そんなもんか、で終了なんだろうし。

んで、PCとの売上の差は10倍以上。もうこれたまらんわな。
着うた系の牙城は当面揺らぐことはないし、こっちはDRM的にも
ガチガチですし、無料着うたもほぼ駆逐したし、いらん心配無用。
それだったら企業イメージ的にも、PCの方はさくっとDRMフリーとかにして、
CCCDで離れていったコアな人たちのハートも再度がっちりキャッチ。
そういう判断なのかもしれんね、東芝じゃなかったEMI JAPANも。


■09/03

ジュンスカ再結成。
結成時に在籍していて、呼人脱退後に律儀に戻ってきて
穴を埋めていた伊藤毅のことを考えると涙が止まらない。

トイズからEPICに移籍した後のジュンスカは、音楽性を「広げていった」というより
「広げさせられた」と言う方が的確なような気がして何となく痛々しかったんだけど、
相変わらずソニーはこの21世紀にも、FLOWで全く同じというか、もっと激しく無茶を
させているような気がするんだ。メジャーは怖いところです。というか、ソニーが怖い。

そんなソニーパワーの申し子、HIGH and MIGHTY COLORの新曲は、完全に後付け加入の
姉ちゃんメインのバラード。このバンドがこんなベタなバラードという時点で
ソニーパワー全開ですが、デビュー前にはピンでフロントだったお兄ちゃんは、
この時点で「ときどき歌うけど概ねベズ」状態です。
「男女で歌えるキャッチーさは、カラオケデュエットソングの定番となること間違いなし!」
とかHPの曲紹介で書かれてるし。それでいいのか。
もう帰る場所はどこにもないんだよ。


■09/02

だらだらと細かめで。

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大阪の世界陸上は、運営のどうこうよりも、吐瀉物がライブで
何度となく世界中に放映されたという点で、画期的だと思った。

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セコムの新しいCMはヤバいね。特に「靴下編」。
警備会社のイメージとして絶対に外しちゃいけないはずの「信頼感」がゼロだもの。
というか、むしろマイナスだよこれ。シリーズごと代理店に丸め込まれたのかな。

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この間GEO行って、mihimaru GTの『パンキッシュ☆』のレンタル落ちシングルCDを
買ってきたんだけど、ジャケぼんやり見てて、このタイトルはすごいなあと思った。
決して「パンク」ではなく、「パンキッシュ」。さらに最後に「☆」。
これほどJ-POPの「気分」を的確に表したタイトルはないなあ、と。
音もまさにそんな感じだし。やっぱまだ彼女たちはおもしろいわ。

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そういえばこれいじるの忘れてたよ。

「時代が私に追いついた」 バーチャルアイドル、伊達杏子復活

6年半ぶりの復活って言ってるけど、2001年に復活した際の舞台だった金沢工業大学の
「エンターテイメント工科大学」サイトは、2005年くらいまでは確実にダラダラと
存在し続けていたはずなんですよ。
今さっき見たら、サイト本体はきれいになくなってたことから察する限り、
今回の企画が立ち上がった際に慌てて撤収したものと思われます。

でも探せば画像は出てくるわけで。ITmediaとimpressは過去ニュースの
保存状態が非常によいので、こういうときは無駄に便利だね。
1996年の方も見つけた。これで同一人物だと言い張ってるところはある意味尊敬する。
企業として時には必要な姿勢だと思います。

でも、復活つってもセカンドライフのアバターだからあれだし、相変わらずビッチだし、
多分このニュースが最も華々しい瞬間になることでしょう。黙祷。
そしてまた何かタイミングがあったらゾンビのように復活するんだ。

で、ふと「もしかしたら」と思って調べたら、ロボットとのデュエット名義でレコードを
出させられたことで一部で有名なアイドル歌手、河上幸恵もやっぱりホリプロ所属だった。

もうこういうのは社風なんですね。頑張れよ。
でもその社風のおかげでこういうのとか作ったりもできるわけだから、
まあ、悪くはないんじゃないでしょうか。傍から見てる限りは。


■08/30

ヴィレヴァンの件でメールいただきました。
最近の大型SCには玩具店が入らないことが多く、その代替としての意味合いもあり、
また、店舗特性もあって幅広い層の集客や滞在時間の上昇も期待できる、と。
そういう特性上、テナントとしてのニーズが高いのでは、ということで。

なるほど。というところで気が付いた。
じゃあ、玩具店がテナントとして入ってる場合、どこが入ってるんだ。
考えてみれば日本トイザらスくらいしか思いつかない。
一般的な玩具店とは異なるコンセプトであれば、キディランドとかもあるか。

大型SC化する前、ヨーカドーとかジャスコとかが単独で店舗展開をしていた時代から、
レコード売り場のない店はけっこう多くても、おもちゃ売り場はだいたいあったわけで、
結局その流れで、SCの場合はテナントを入れなくても自社にノウハウがあった、
ということはあるのかもしれない。

ただそれでも、そもそも完全国内資本の玩具店のまともな全国チェーンが
全くもって存在しないというのは、いったいどういうことなんだろうか。
玩具は卸でも大手と呼べる規模のところがあまりなく、相当に
地元密着型のようですし、やっぱその関係なんだろうか。

まあ、結果として再編とかで業界の合理化が進まないうちに、アマゾンやトイザらスや
家電量販店にガンガン持っていかれて業界丸ごと青息吐息というのが現状か。
切ないな。でもこればっかりは。

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赤西、連ドラ単独初主演 KAT−TUN復帰半年で早くも大役

この際赤西はどうでもいいんだ。
ここんとこのマンガ原作はこんなところまで堀りに来たのか、という話。
恐らく民放各局、パチンコメーカー並みの版権の掘り起こし合い、
分捕り合いを行っているものと思われます。

「のだめ」や「働きマン」なんかは、企画の進行上で原作者の機嫌を損ねた結果、
当初企画していたところとは別の局に制作が移ったりしたとかという話も聞きますし、
まあいろいろと大変ですわ。

で、何で松竹梅魅録が「主役」なのかはさっぱりわからないのですが、
1986年、月曜ドラマランドで、国生さゆり主演で単発ドラマ化された際には、
魅録役は豊原功輔だったということだけお伝えしておきますね。
あの頃はまだ普通の2枚目だったんだよ。


■08/28

仕事で新橋。
駅前のオーロラビジョンでは場外車券売り場のCM。馬券じゃなくて車券。
そもそも、そのオーロラビジョンがついてる駅前ビルのメインテナントがその車券売り場。
次にパチスロ仕事人のCM。その次は小金沢昇司の新曲のCM。感動的なターゲットの絞りっぷり。
初めて新橋で仕事して5時に上がった後、飲み屋を物色していたときの
異常なワクワク感を、僕は決して忘れない。心の底からサラリーマン。

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HMVの話。
結局、大和證券グループの投資会社への株式売却が決まり、表向きはそのまま営業を続ける形に。
で、それが決まったのが7月末ですが、既に営業形態についてこんな動きが始まっております。

HMVがセレクトするアパレル、アクセサリー、時計、輸入雑貨等、人気ブランドが
勢揃いの最新アイテムが、店内リニューアル・スペースに登場!


CDだけ売っていたんじゃ儲からんし先がないということで。
というか、こういう動きって、「店頭でCD売ってる店」としては恐らく唯一業績を
伸ばし続けている企業、ヴィレッジ・ヴァンガードを横目で睨んだ展開じゃないかと。
さすがにいきなりあんな陳列とかコンセプトにするわけにもいかんけど、何となく
あやかりたいビームが見える感じではあります。

HMV、ららぽーと横浜店でやろうとして、オープン3ヶ月目に見に行ったら
既に頓挫した感のあった「コンセプト陳列」(PDF)も、もしかしたら
そういう方向性での発想だったのかもしれませんが。

つうか今見たらヴィレヴァン店舗数245店って、いつの間にそんなに増えた。
会社概要の方に平成18年5月度で「直営店舗172店、FC店舗34店」って
書いてあって、平成19年度の現在、直営店だけ見ると20も増えてる。
1年ちょっとで10%以上の増って、何だこの強気の姿勢は。

ヴィレヴァン、下北沢で初めて店の中見たときは確かに衝撃的だったし、
今もたまに行くと確かにおもしろいんだけど、何か落ち着かないんだ。
多分、元からCD屋とか本屋とかに普通に行き倒していて、それぞれの店での
てめえなりの見方みたいなものが体に叩き込まれてるような人間にとっては、
かえってあの自由度の高さはしんどいのかもしれん。そういうことにして。


■08/26

昨日は平日並みに会社で働いていたり、今日は飲みに出てへべれけだったりで、
どうにも更新できません。つうかここのネタも思い付きません。

とりあえず、今日飲みに行くべく新宿行きの電車に乗っていたら、
サングラスかけたかなりコワモテ風の人が乗ってきたんだけど、
「サングラス外したら噴き出しちゃうほどあどけない目をしてる」人だった。
本気で噴き出しそうになった。アン・ルイスの気持ちが少しわかった。
そんなことをご報告して今日は寝る。

あと、「ダルビッシュ」って、マンガで怠惰なオナニーを
描く際に、射精時の擬音として使えそうだと思った。

そのくらいです。


■08/23

考えてみたら、北海道行ってる間にこのサイト9周年。
9年ですよ。当時中1だったガキが就職活動始めてますよ。
さすがに来年の10周年は何かやろうと思います。
まだ思ってるだけだが。

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で、一昨日今井寿の容姿が高見沢に向かいつつある、ということを書いたところで、
高見沢のソロ作について書くのを忘れていたことに気付いたので書くことにする。


高見沢俊彦 / Kaleidoscope (Album)

個人的な好き嫌いは別にして、でもTHE ALFEEの偉大さを認識して
いない人は人生の何割か損していると思う。冗談抜きで。

そもそも「HM/HRの様式美」+「フォーク/ニューミュージックの叙情」という
所謂ハイブリッドな音楽性を、80年代前半に完成させている時点で狂ってる。
まだジャンルの限界とかミクスチャーとかなんて1mmも言われていなかった時代、
むしろ日本ではまだ普通にオリジナルパンクからの流れで新人パンクバンドが
ガンガン出てきていたようなそんな時代に、何でそんな組み合わせができるのか。

そして今現在の日本。J-POPのフォーマットのかなり大きな割合をその
「様式美+叙情」ハイブリッドサウンドが占めているという現実。
特にアニメ関連イベント流れで、一部とはいえ世界各地で受け始めている
類のJ-POP群、TMさんとか玉置成実とかヴィジュアル系とか。
そこらへんは全部そのフォーマットがベースになっています。

そもそも「叙情派フォーク」自体が日本で異様に発達したジャンルですから、
何かとくっついてハイブリッド化したところで、海外ではあまり例がない音に
なってしまいます。で、むしろそういう音が受けている。

つまり、純邦楽的な音でなくても外国人にも伝わるような、J-POPをJ-POPたらしめる
「日本固有の部分」の基礎を作り上げたのはTHE ALFEEである、という事実。
お前ら足向けて寝るな。

つうかもうみんな見慣れてるからなんとも思わないかもしれませんが、
あのキャラ3人の組み合わせは、本来ならコント以外にありえない。


で、そんなTHE ALFEEのサウンドの要である高見沢のソロ作。
つんく♂、みうらじゅん、クドカン、リリー・フランキー、綾小路翔、向井秀徳、浦沢直樹。
凄まじい豪華作詞家陣が話題となっていて、歌詞カード見てるだけでも楽しいのですが、
でも作曲は全部本人、アレンジも本人だったりTHE ALFEEのとほぼ同じ布陣だったりします。

そして、そんな歌詞と音、比較してどっちが勝ってるかといえば、もう圧倒的に音。
伊達に四半世紀こんな無茶苦茶な音ばかり出し続けてはいません。圧勝です。
というか、高見沢のギターだけでお腹一杯なのに、筋少の橘高とか
元聖飢魔IIのルークとかが一緒になって弾きまくっているので、
クドいことこの上ない。

つまり絵面としては、高見沢が各作詞家の要望通りのコスプレをしつつ、
でもむしろそんな高見沢の方が後ろから作詞家のお尻をファックしている
という、ものすごい光景になっているわけです。

決して万人にお勧めできる音ではないけれど、怪作として持っておいて損はない。と思う。
というか、『騒音おばさん vs 高音おじさん』というタイトルのまんまグループ魂な詞を
彼に歌わせてしまったクドカンは偉いと思った。


■08/22

で、RSRの後は、増毛⇒留萌⇒滝川⇒夕張と、2日かけて道内の気になる地方都市を
巡って帰ってきたのですが、羽田からのリムジンバスの最終便で調布駅に着いたら、
南口広場で奥華子が路上ライブ真っ最中。
メジャーデビューしても、話題の映画の主題歌になっても、プロでやっていくのは
大変だと思いつつ、映画のとき迷ってスルーしたものの、改めてその場で何曲か聴いて
非常に感銘を受けたので、演奏後にアルバムお買い上げ。サインと握手もしてもらう。
サイン入りCDなんて生まれて初めてだ。なので調布までが今年のフェスでした。

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鈴木亜美の新曲「FREE FREE」のPVがフル視聴できるようになってますが。
この曲は以前のニュースの通り、Perfumeでおなじみ中田ヤスタカのプロデュース。
大資本を投下してデビューした大メジャーアイドルが、たかがローカルアイドル
上がりの後塵を拝するという、アイドル下克上を地でいく展開なわけですが。

で、楽曲のレベルは高いものの、曲を聴いて気になったのは、
鈴木亜美本人やファンはこれを納得できるのか、ということ。

中田ヤスタカは、自身のCapsuleやPerfumeの音でわかるように、ヴォーカルの音色も完全に
コントロールするというか、声も楽曲を構成するインストゥルメントのひとつでしかない、
という方法論でもって、ヴォーカルにも容赦なくエフェクトをかけまくり刻みまくります。
そのせいでPerfumeは生歌でのライブを一切行えず、でもステージではむしろそれをネタにして、
その分ダンスを頑張るよ、というスタンスでファンに納得させているところがあります。
というかインディーズでのCDデビュー時からずっとそれですから、ファン側も
「約束」としてそれを認識しているわけで、双方それで幸せなわけです。

でも、鈴木亜美はそうじゃない。
今回、ほとんど彼女の声らしい声が聴こえないところまでいじられたこの楽曲を、
以前からのファンは抵抗なく受け入れ、歓迎できるのかどうか。
本人も、歌を歌いたい一心でエイベックスへの移籍まで粘って再デビューまで
こぎつけたはずなのに、ここに来てのこのテコ入れの結果、もう自分の「歌」とは
とても呼べない状態になっている自分の声に対して、正直なところどう思うのか。
新しいファン層の開拓以上に、いろんな意味で失うものが大きいような気がするんだよ。

今回のシングルはたぶん、結果としてかもしれないけど、彼女にとって
良くも悪くもターニングポイントになりそうな気がする。

一方、当のPerfumeもPVフル視聴開始。こっちはものすごい安定感。
間奏の「ポリリズム」連呼のところが本当にポリリズムになってて笑った。


■08/21

金曜早朝からライジングサン行って、そのまま北海道地方都市行脚へ。
昨日深夜に帰ってきました。

ライジングサンは2回目ですが、昨年の夜は暑かったという地元民の
声が非常によくわかるというか、歩いてたりしたらまだいいんだけど、
外でじっとしてると死ねますねこれ。風が。もうこれ。寒いの。
雨風よけのためにテントエリア確保して、昼間は物置代わりに使って
いたのですが、これがなければ本気で死ぬところだった。

で、いろいろ見ましたが、何が印象に残ってるかといえば陽水・永ちゃんのおっさん二人。

陽水は、日本国民だったら概ね誰でも知ってるだろうという曲のみで約1時間のセット。
RIJのセットと同じだとは思いますが、それができるだけでもう化け物。
1曲、何これと思ったら絢香の「三日月」のカバー。何でこれを選択したのだろうか。
陽水の歌詞といえば、饒舌な割には中身は空っぽ、というスタイルがメインですが、
この歌詞に同じような匂いを感じたんだとしたら、非常におもしろいわけですが。

永ちゃんはもう凄かった。
曲の「誰でも知ってる」度は陽水よりは微妙に劣るわけですが、その分を
ステージパフォーマンスで全部持っていく。ありえないくらいかっこいい。
アンコールではタオルの嵐。みんなそれやりたかったんだよね。
でも、数万人が一斉にタオル投げる絵というのはとんでもなく壮観で、
元祖タオルミュージックの本領を如何なく発揮。

つうかタオル投げるとき以外に回すっていうのも、永ちゃんファンは
昔からやっていたのだろうか。だとすると、湘南の風を代表とする
現在のタオルミュージック界にタオル回しが行き着くまでには、

永ちゃん⇒ロッテマリーンズ⇒読売巨人軍⇒レゲエの人たち

という、結構アレな感じの流れがあるわけですね。


というわけで、概ね他もざっと。

マキシマムザホルモン
ステージでネタやってるときのナヲちゃんは冗談抜きで可愛いと思う。
つうか、ここまで受ける理由がようやくわかった。4人それぞれの音楽的、ステージ的な
役割が恐ろしいほど明確で合理的で、かつそれを各人が100%以上でこなしまくっていく。
ポテンシャルの使いっぷりに全く無駄がないのね。

BEAT CRUSADERS
社会見学その1。
やっぱうまいし、でもそのうまさを「まとまった感」に持っていかないだけの
技や意識もある。この人たちは当分は今のまま行けそうな感じがします。

ソウルフラワーユニオン
おっさん連中除けばベスト。つっても多分彼らはいつも通りにやってただけなんだろうけど。
中川敬のインタビューとか歌詞の一部を読んでいると、政治思想的に絶対に相容れない点が
いくつもあって、それがどうにもダメだったんだけど、そんなの演奏に乗ってしまえば
音楽としては何にも関係ないということがようやくわかりました。すまん。

BUCK-TICK
昔の最盛期の曲はほぼなしの、異常な媚びなさ。というか、それでも最近の
アルバムの中からはシングル曲を敢えてチョイスしてくれてたみたいなんだけど、
それでもニューアルバムから3曲とか。もうマイペース。
その分最後の「スピード」の盛り上がりが半端なかった。
あと、今井寿が今後たどり着く場所はもう高見沢以外にないと思った。

勝手にしやがれ
うまいんだけど、ステージングがやっぱまだ甘いのね。まあ、スカパラみたいな
狂ったような畳み掛け方は普通できるもんじゃないわけですが。

LA-PPISCH
メンバーがいかに楽しんでるかが無闇に伝わってきてこっちも楽しくなる典型のライブ。
MAGUMIに関しては、Teenage Of The YearのときにHONDALADYとやってるのを見てるんですが、
悪いけど全然違った。すごいわこれは。
ちなみに、MAGUMIの娘さんは17歳で超かわいいそうです。

ASIAN KUNG-FU GENERATION
社会見学その2。
彼らのようなリフで持っていくタイプのギターサウンドは好きだし、決してステージも
悪くなかったと思うんだけど、どうも乗っていけない。何でかわからない。
あと、最初のMCで自分でネタ振っておいて盛り上がったら「うるさいうるさい」とか
面倒臭そうに言うのはどうなんだろう後藤。どうやらいつもそんな調子らしいんだけど、
少なくとも一見さんの多い場所でそれはやらない方がいいと思った。

FLYING KIDS
すげえ楽しいんだけど、ノスタルジーの方が勝ってた感じ。
ステージそのものとしては可もなく不可もなく。つうか手拍子とか手を振らせたりとかを
異常なまでに要求してくるのは何だ。微妙に反応に不安があったってことなんだろうか。

BUMP OF CHICKEN
社会見学その3。こっちは自分内で相当株が上がった。
もともとストーリー性の高い歌詞については死ぬほど好きなわけですが、藤原の佇まいが
その説得力を倍増させている気がした。つうか高校生のときこれ聴いたら間違いなく
ハマってたと思う。かっこいいもの。

ACIDMAN
3人の音じゃねえ。この人たちはキャラどうこうでなく音だけだから、それをこれだけの
レベルでやられたらもう参るしかない。でも大ヒットは絶対にないんだろうな。


ここらへんでそろそろ死にかけ。
というか、日本のフェス史上に残る大失態を今回ウェスは起こしてしまいました。

会場内4か所にトイレゾーンがあるうち、18日の深夜26時過ぎの段階で利用可能だったのは
会場一番奥の1か所のみ。他は全部タンク一杯になって閉鎖。
結局、一番奥へ20分かけて向かい、30分並び、小便して、手を洗って20分かけて帰ってくる、
合計1時間以上を放尿のみに費やすトイレ難民の往来がものすごいことになっておりました。

下手に水分取ると恐ろしいことになるので、深夜から朝まで喉を乾くのを我慢してじっと過ごすのみ。
これきっとみんなもそうだったと思うから、お店の売上にも相当響いてるでしょうね。
自分の場合、会場を後にして市街地に戻って水分取った途端、急にうんこまでしたくなりました。
会場でそうなってたら俺、37歳にして大惨事になっていたかもしれん。ナイスうんこ。

つうか冗談抜きで暴動起きるんちゃうかと思うくらいだったのですが、幸いにも暴動を
起こしたい気持ちの人は、暴動の前にどうしてもやっておきたいことがあるわけで、
で、やり終わったら何となくすっきりしちゃってもういいやとか思うもんですから、
人間の生理に助けられて結果として無事安泰。

今回、テントエリアも相当拡大し、実際の入場者数も去年より相当多くなってると思います。
が、それに対してインフラが全く追いついていなかったという印象。特にトイレは、昨年度
非常に便利な場所にあったのが移動してものすごい奥まった場所に移動されていたり、それでも
明らかに一番人が集まるはずの場所にあるそのトイレが、他と比べて一番規模が小さかったり。
収容人数の拡大を最優先にした結果こうなっちまったわけで、これは公式にお詫びも出すわけですわ。

まあ、それと予想以上に寒かった以外は相変わらず非常に快適。
来年以降も「フェス」としてはライジング確定、フジとサマソニは見たいのが
来たらその日だけいく、というスタイルでよいかなあ、と考えている昨今。


■08/16

東方神起、2週目は30位。まだハロプロとか並みなのでOKです。

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メールで情報いただきました。
ZARDの初回限定盤再プレスは既に亡くなられた翌週くらいから走っていたとのこと。
で、今はむしろ再プレスしすぎて逆に在庫を捌き切れなくなっているとか。
つまり僕が見たのはその余剰をこの機に乗じて少しでも減らそうという、
小売り側の悲しい努力の跡だったということか。

つうか「亡くなった翌週から初回盤再プレス」って、それは、ファンに対しても
アーティストに対しても、ものすごく最低なことじゃないのか、おい。



では、明日の早朝出発でちょっと北海道に行ってきます。


■08/15

暑い。PCのある部屋にはエアコンがないのです。
もうまともに長文書くゆとりがないので、こまぎれで並べる。
とりあえず金曜から北海道に行くわけですが、千歳空港の土産物屋、
すっかすかになってるんちゃうか。
あと、現ちゃんキャンセル。体調の問題なので仕方ないのだが、切ない。

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仮予約開始!! 8ビートギャグ 全11巻セット
主に女性陣、ここはひとつ頑張ってやってくれたまえ。
しかし何で見本がよりによってこのネタなんだ。

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ZARDのセレクションアルバム、本日2種同時発売。
あと、ファン投票によるアルバムも発売決定の模様。
まあ、そこまではかまわないというか、よくあることなんですが、昨年10月に出た
ベスト盤の初回限定盤3種も、この機に乗じてしれっと再プレスしやがった模様。
初回限定盤なのに。再発までのこの微妙なタイムラグも嫌だ。
しかも店頭で見たらパッケージの発売日表示は「06.10.25」のまま。つまり完全流用。
それはちょっとあんまり酷いと思う。

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ヴァン・ヘイレンが再結成、9月から北米ツアー
ようやく奥さんと話がついたようです。
つうかこのバンドの兄弟2人、当時から今に至るまで、兄弟っぽく感じたことが
あんまりなかったのですが、リンク先の写真のものすごい兄弟っぷりに、
むしろ少し怯えた。なんだその口元の同じさ加減は。


■08/12

CDTVでEvery Little Thingを見た。持田の声がだいぶマシになっていた。
ここまで来るのにどれだけ苦労したのだろうかと、ふと考えた。
彼女の顔が、なんか以前と比べて憑き物が落ちたようにも、見えた。

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楽天はフルキャストスタジアムの名前、どうするつもりなんだろうか。
ネーミング・ライツの最大の弱点を思い切り突かれてますがな。
そこで小林製薬の出番ですよ。

チン!してふくだけスタジアム。

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で、CDのフォーマットを増やして、一人頭の売上を水増しする技。
日本のレコード会社の悪しき習慣みたいに捉える方もいるようですが、
実はUKの各社も相当いろいろやらかしております。
そもそも「CDシングルのカップリング曲差し替え」作戦は、配信が一般的になって以降、
一時期の狂ったような流行りは去ったものの、日本以上に当たり前の技でしたし。

概ね、2種のCDシングルのカップリングを変え、7インチ盤はCDシングルのどれかに
収録されている曲がB面に入ってる、というのが通常のパターンですが、
時折7インチにも全然別の曲が入っていたりして厄介でした。

また、ケースは3枚収納できるのに、実際に入っているディスクは1枚で、
あと2枚は別売りという戦法の結果、気持ち悪くて結局3種とも買ってしまったり、
無駄にかさばるCDケースにキレそうになった諸兄もいらっしゃることと存じますよ。
俺もだ。

フォーマットの数で特にえげつなかったのは、The House Of Love。


The House Of Love / Beatles And Stones

1.7inch(通常盤)
 ・Beatles And The Stones
 ・Love IV

2.7inch(ポスタージャケット限定盤)
 ・Beatles And The Stones
 ・Love IV

3.7inch(3曲入り限定盤)
 ・Beatles And The Stones
 ・Love IV
 ・Love V

4.12inch(通常盤・青ジャケット)
 ・Beatles And The Stones
 ・Love IV
 ・Soft As Fire

5.12inch(ナンバー入り限定盤・ピンクジャケット)
 ・Beatles And The Stones
 ・Love IV
 ・Phone (Acoustic)

6.12inch(ナンバー入り限定盤・黄色ジャケット)
 ・Beatles And The Stones
 ・Love IV
 ・Cut The Fool Down

7.CD-S(通常盤)
 ・Beatles And The Stones
 ・Love IV
 ・Soft As Fire

8.CD-S(ナンバー入り限定盤-1)
 ・Beatles And The Stones
 ・Love IV
 ・Marble

9.CD-S(ナンバー入り限定盤-2)
 ・Beatles And The Stones
 ・Love IV
 ・Glorify Me
 ・Phone

10.カセット
 ・Beatles And The Stones
 ・Love IV

こんなに頑張ったのに、結局チャートは36位止まりというのが泣けますが、
オリジナルアルバムに収録されているタイトル曲を除いた8トラックのうち6トラックは、
その年のうちに編集盤に収録してリリースしてしまったというのがさらに鬼です。
「シングルで曲をばかすか出してすぐ編集盤」という意味では倖田姉の元祖的存在でもある。

当時のフォンタナは、こういうことばっかりしていたなあ。


■08/09

ダルビッシュのあれを見てまだ「おめでた婚」とか言ってる奴、ちょっと出て来い。

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東方神起、今日のデイリーチャートは36位。
消耗しすぎだ。
来週のチャートはすごいことになりそうですが、それでも最近の事例で
AKB48が1週間で90位ダウンという凄まじい記録を打ち立てていますから
(「軽蔑していた愛情」初登場8位⇒2週目98位)、まだまだ正常範囲です。
多分。

ただ、今回のジャニ vs 東方神起を見ていて、因果だなあと思ったのは、
「フォーマットは違っても1作のシングルとして扱う」ことを
本格的にオリコンに最初に認めさせたのはジャニだということ。

80年代初頭の女性アイドルラッシュ時代の時点で、ジャケット違い程度であれば
同一シングルとみなす、という基準はあったようですが、カップリング曲まで
異なったシングル3種を「同一シングル」としてカウントしたのは、確か1986年、
少年隊の「仮面舞踏会」が最初のはず。ていうかそこまで手間隙かけてシングルを
売ろうとしたのが初めて、ということでもありますが。 とにかくそこからそれが基準になりました。

それが「CD通常盤」「CD+DVD限定盤」の2種の異なるフォーマットを同一のシングルとして
カウントしたり、DVD付き限定盤の方はCDに収録されている曲が1曲少ない、みたいなことが
当たり前になった今の時代まで綿々と連なっているわけで。
で、さらにその延長線上に今回の東方神起もいると。

もはやアメリカでは「シングルチャート」自体が消えてなくなってしまい、
そもそもシングル盤自体が風前の灯火状態ですが、日本はこういう「ノベルティ」と
してのシングル盤の需要が残り続ける限り、シングルチャートも安泰です。
まあ、KinKi KidsとB'zが元気なうちは絶対になくならんですよ。

どっちがいいのか、なんてわかるわけないじゃないか。


■08/07

ということで、週間チャートはジャニーズの勝ち。
Hey!Say!7が12万1千、東方神起は11万3千。

凄まじい消耗戦でしたね。消耗したのは主にファンですけど。
特に東方神起は月曜日付のデイリーでは10位にまで後退。
精も根も尽き果てたって感じです。ファンが。

以下、この1週間をまとめます。総動員された忠実なファンのパワーが、
どれだけチャートに影響を与えるのか、その凄さを目に焼き付けろ。
もうしばらくはこんなガチバトルは見られないよ。

  東方神起 Hey!Say!7  
07/31 22804 1位 18952 2位  
08/01 9783 2位 17133 1位  
08/02 8366 1位 6583 2位 東方神起:SUMMER TOUCH会(東京)
08/03 5835 1位 3619 2位 東方神起:SUMMER TOUCH会(福岡)
08/04 2690 3位 8663 1位 Hey!Say!7:握手会(東京)
08/05 6637 1位 6547 2位 東方神起:SUMMER TOUCH会(神戸)
Hey!Say!7:握手会(大阪)
08/06 N/A 10位 2749 1位  

我々は今回、「人は本気になったら鬼にもなれる」ということと、
「他人のことを思いやってはいけない局面が大人にはある」と
いうことを学びました。
これからの人生の教訓として心して生きていきましょう。


■08/06

東方神起がまた8/5付デイリーで1位奪還。
SUMMER TOUCH会があった日のチャートは強い、というものすごくわかりやすい構造。

---

秋川雅史、再浮上。現在オリコンのデイリー11位です。昨日は8位まで行ってた。

概ねお盆時期は、帰省時のカラオケやら家族での買い物やらのせいか、
演歌など「非J-POP」に類する人たちの動きが多少活発になる傾向がありますが、
この曲はそういう傾向にプラスして、まさにお盆にジャストなああいう歌詞なので、
さらなる需要が喚起されている模様。

またこの曲、そういう流れでお葬式のときにかけたがる方も結構いらっしゃるそうで。
バースデイ・ソング、ウェディング・ソングの類は世の中に山盛りありますが、
ついに日本歌謡史上初の「フューネラル・ソング」が誕生したということですね。
つうかそんなところに市場があるなんて、思いもしなかったよ。
とはいえ、市場あるからといっておいそれと手は出せないこの恐ろしさ。

でもどっかが「R75」とかタイトル付けて「千の風」以外に、ユニコーンの「リンジューマーチ」とか
ちあきなおみの「喝采」とか、沢田知可子の「会いたい」とかそういう曲ばっかり収録したの出したら、
俺絶対買うよ。



■08/05

映画版"NARUTO"の主題歌がDJ OZMA
遂にEMIがSONYからゴールデンのアニメ枠1個ぶんどったか、と思ったら、
映画のサントラアルバムはアニプレックスだからソニー系列。
何かものすごい大人の事情っぽいね。

---

立て続けにメールでタレこみいただきましたよ。

1.フォーサイドの件
小林恵美が小西康陽プロデュースで"スキスキスー"をカバーするという
ニュースが出ておりましたが、発売元はフォーサイドだそうでございます。
つうか以前のフォーサイドは2か月先のリリース情報まで載せておったのだが、
9月以降のがまだサイトに載ってない。情報管制を始めたか、サボってるのか。


2.ミューチャーの件
プラティアの傘下から外れてミューチャーに改名、というところまでは前に書いたとおり。
ですが、どうも親会社のプラティアの方がどうもきな臭かったということです。
社長が脱税とかドラッグとかで立件とか逮捕とか。
芸能界はイメージ勝負ですのでこりゃヤバい、ということで、
独立してミューチャーとなったという話のようですね。

さらに本社プラティアの業務の方も相当にヤバげ。
たとえば2004年、レアル・マドリードとの日本のマスターライセンス契約を、
2年で30億とかいう馬鹿みたいな高値で買ってきたものの、途端に成績がガタ落ち、
全く回収できないまま、結局3億くらいで買い叩かれて他社に権利譲渡したとか。

つうかプラティア本社、六本木1丁目の、auとかも入ってるピカピカの複合ビルだったのに、
2006年3月に移転。今は新宿の築15年の普通のオフィスビル
サイトを見てもその会社移転のお知らせ以降、まったくプレスリリースなし。
下の方に「夏休みサッカー教室」のバナーがあるから叩いてみたら、
2005年の告知がそのまま放置されているだけだったり。これはマジでヤバい。


3.Hey!Say!7と東方神起の件
火曜日フラゲのデイリーチャートは東方神起の勝ち。水曜はHey!Say!7が奪還し、
木曜・金曜と再び東方神起が押さえたら、土曜にはHey!Say!7が抜き返すという、
近年稀に見るデッドヒートっぷりですが、やはり東方神起側のゴリゴリの販促を
ただ指をくわえて見ているジャニーズではありませんでした。

金曜になって「土日に東京・大阪で握手会開催」を急遽発表
そして握手会参加要件は「当日に会場でCDを購入すること」。
つまり、金曜以前にCD屋で買ったのはまったくの無効。
鬼だ。ここにも本物の鬼がいるよ。

会場は大阪の方はインテックスを1ホール押さえましたが、東京は当日関ジャニ∞が
コンサートをやっている東京ドームの前の広場を間借り。もう何の日陰もありません。
場所くらい金かけて取ってやれよ。ていうか誰か倒れたりしなかっただろうか。

しかし、東方神起の方もさらに調べるとさらにヤバい。
・CD+DVD限定盤
・CD通常盤
・ファンクラブ限定盤
・会場販売専用盤
以前に、この4フォーマットがあると話しましたが、甘かったよ。
「会場販売専用盤」は、ジャケ違いで全10種類用意されておりました。
以下、公式サイトのインフォメーションに載った追加記事。

----------------------------------------------------------------
◇「SUMMER TOUCH会」会場限定シングルの販売について
[商品内容]
「Summer Dream」のみ収録の\500シングル(全10種類)
Aパターン メンバーのソロジャケット5種類
Bパターン メンバーの沖縄オフショットジャケット5種類

ご購入者特典
・ご購入枚数分のハイタッチ参加券プレゼント!(当日のみ有効)
・Aパターン全5枚をお買い上げの方に ジャケットサイズカードAをプレゼント!(メンバー全員ショット)
・Bパターン全5枚をお買い上げの方に ジャケットサイズカードBをプレゼント!(メンバー全員ショット)
----------------------------------------------------------------

何か、僕が今まで見たことのない、恐ろしい何かが行われています。
本当に売上総数じゃなくて「ユニークユーザー数」が知りたい。

ただ、近年ここまでガチでジャニーズに喧嘩を売った人を
見たことがないので、非常に新鮮な気持ちでもあります。

対事務所という意味では、東方神起は韓国の最大手SMエンターテインメント所属で、
日本国内ではエイベックス・エンタテインメント(旧アクシヴ)が預かっている形。
今回のこの押し込みはどう考えてもエイベックスの手口ですが、ジャニーズもこれ、
下手に圧力かけようものなら韓国本土に一瞬で伝わって、差別とか謝罪とか賠償とか
えらいこと言われかねないので、非常にやりにくい。
これまでで最大の難敵が現れたのかもしれません。

というわけで、エイベックス所属のV6の今後の処遇が、非常に気になってまいりました。


■08/02

自分にとって、流行音楽とのファーストコンタクトはドリフの歌のコーナー。
すなわちジュリーであり、ピンクレディー。つまりすなわち阿久悠。
今、腹の中でうねうねしている音楽の根っこの、一番最初の一本は、
阿久悠でできているんだよ。

---

FREENOTE / オトノハトライアングル (Album)

1回ざっと聴いた感想は「地味」。
一聴してピンと来るようなサビも少なく、奇をてらったアレンジもない。
これは「J-POP」というフィールドで互角に戦っていけるような音じゃねえよ。
牛刀振り回してる中国マフィア軍団に丸腰で突入するようなもんじゃないか。

が、2度3度聴き返すうちにじわじわと効いてくる。めちゃめちゃよくないか、これは。

とはいえ、インディーズ音源からずっと彼女たちの音を聴いていくと、もうこの手の音に
着地するのは確定的だったというか、敢えて彼女たちが選んだ方向でもあり。

2003年、所謂「ジュディマリフォーマット」まんまのギターサウンド+女声Voのスタイルから、
2005年末のシングルに至る音の変遷は、徐々に変なこだわりを捨ててシンプルになっていく
過程だということが、嫌になるくらいよくわかったわけですが、2年近くリリースが空いても
まったくブレることなくその延長線上。

ポスト何ちゃらとかジャンルとか一切気にもせず曲を作り、そこからよりよいメロディを選び、
ひたすらそのメロディを生かすアレンジを施し、純粋に「いいうた」をこしらえることに
専念した結果の、恐ろしく地味だけど何となく、でも心底「よいなあ」と思えるアルバム。

つうか、今この業界でそういうことをしようという意思もすごいし、さして売れて
ない若手バンドにそういうことをさせる環境を作った制作側もすごいわけですが。

そういう音なんで、他に例えることが非常に難しいのですが、たとえば。
4月に新しいクラスになって、しばらくは目立つグループの中にいるクラス一の
美少女に目が行ってるんだけど、6月くらいにふと、休み時間に教室廊下側の
前の方に集まっているような、地味め女子のグループを眺めていたところ、
そのうちの一人が思いの他かわいいことに気付いたりする、その女子みたいな音。
そんな感じ。駄目か。つうかこの例え、他にも何かに使ったことがあるような気がする。

何かこんなんではまったくもって伝わらないような気がして困ってしまい、
公式サイトに行ってみたところピンと来た。このトップの写真の3人の佇まい。
まさにこういう音です。つうか全曲試聴可能なんで。それでいいじゃないか。

大ヒットするわけもなく、メディアでどかんと話題になるわけもない。
でも、時間をかけてでもいいし「けっこういいアルバムだよ」レベルで
いいから、ちょっとずつ広まっていったらいいなあ、と思います。
とりあえずオリコン初登場123位ってのはないな。もう少し売れてもいいと思う。
せめて今のレーベルをクビにならない程度に。


■08/01

本日のオリコンのデイリー、ジャニーズのHey!Say!7を抑えて、東方神起が首位。
一瞬すげえと思ったが、別に彼らの露出が急に激しくなったわけでもないので、
初動で2万枚オーバーというのはちょっと尋常じゃないです。
ついこの間まで累積売上で3万枚行ってなかった人たちですよ。
で、さくっと調べてみたら、これ相当にいろいろ仕込んでます。

CDのフォーマットとしては、表向きエイベックスの共通仕様、
CD+DVDとCDのみの2種類で、Hey!Say!7と変わらんわけですが、
特典の帯裏「イベント共通券」がポイント。
当然ですが、CD1つ買うと1枚手に入ります。

こちらがそのイベントの詳細。

1.SUMMER TOUCH会
>>イベント共通券1枚でメンバー1人と1回ハイタッチ。
>>共通券、ハイタッチ券を複数枚お持ちでも、1度に何回もハイタッチすることはできません。
>>1回のハイタッチ後、最後尾に並び直していただきます。

2.PREMIUMミニLIVE超先行大抽選会
>>帯裏記載のイベント共通券2枚1口が抽選券となります。
>>本抽選会での当選率は、ご招待が当選者ご本人様のみ1名となるため、
>>ハガキ応募より高い当選率が予想されます。

要するに双方のイベントに参加するためには、最低でもCD3枚の購入が必須。
握手会の方は「1枚当たり1回」ですが、1人当たりの回数に制限はありませんから、
何回もしたい、または複数のメンバーとしたい、という場合は当然複数枚買い必須。
大抽選会の方はその名の通り「抽選」ですから、買えば買うほど当選率アップ。
激レアなライブですから、本気の人は相当に頑張ることになる仕掛け。
すごい。ここまで毟り取る気満々のイベントを見たことがないよ。

そして、このイベントの詳細をもうちょっと熟読すると、さらに恐ろしいフレーズが。
「会場限定シングル」「FC限定盤」。
市販以外の裏フォーマットがさらに2種。やるよやるよ。

会場限定シングルは500円とお得ですし、それでもハイタッチ権は与えられますが、
そこはそれ、「なくなり次第終了」のワンフレーズが絶妙な効果を発揮します。
「絶対に買える」保証がないということは、この会場まで来ようという人は
当然手ぶらで来るわけにはいきません。そんなリスキーなことできないよ。
というわけでモリモリとCD店で市販盤を購入して保険としたうえで、あわよくば
会場限定盤もゲットしてフォーマット違いのコレクション&ハイタッチ1回追加、
くらいの気持ちでやってくる他ないわけです。
便宜を図った振りしてさらに毟る。鬼だ。本物の鬼だよ。
つうか、「ユニークユーザー数」の測定をしたくてたまらない。

もう「韓流」が宣伝文句になるような状況でもないですし、「買ってくれる人から
できるだけたくさんお金を出してもらう」ことはビジネスの基本ですけれど、
これもうちょっとスマートにできんもんかな。いくら何でもギラギラし過ぎですよ。

あと、デイリー5位にも韓国のSS501の日本デビューシングルが。
何でこんなタイミングでデビューしてしまったんだかよくわかりませんが、
こっちは東方神起の日本デビュー初期の悲しみをウォッチしていたわけで、
そこらへんぬかりはありません。
初回限定盤は5種、すべてジャケ&カップリング楽曲差し替えという、
非常に手間ひまかけた仕様ですが、こっちもなかなかのギラギラっぷりです。


■07/31

メールで突っ込みいただきました。
The Cureのライブ、どポップ3連発の後、「近作から」と書きましたが、超嘘でした。
実際にやっていたのは全て80年代の曲。近作はその前に2曲ほどやっただけでした。
聴き込みが甘すぎというか、過去作の記憶薄れすぎというか。もう駄目な感じ。すいません。
実際のセットリストはこちら

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ミューチャー自己破産のニュースを聞き、その時点でサイトが既に跡形もなくなって
いたのを見たとき、どうしてもやりたくなったことがあったので、やってみた。
プラティア・ミューチャーのコンプリート・ディスコグラフィー。
普通メジャーレーベルでそんなこと絶対できないから。思い出作り。
そして見よ、このまるでUKの小規模インディーズのような偏りっぷり。
女子十二楽坊だらけ。

■アルバム
コード
発売日
アーティスト名
タイトル
売上概数
PYCE-1001 2003/07/24 女子十二楽坊 女子十二楽坊〜Beautiful Energy〜 1,661,000
PYCE-1 2003/10/22 Vo Vo Tau 01hz 131,000
PYCE-1002 2003/11/06 女子十二楽坊 奇跡 321,000
PYCE-1003 2004/03/03 女子十二楽坊 輝煌 〜Shining Energy〜 325,000
PYCE-2 2004/04/07 sacra Silent Pictures 33,000
PYCE-1004/5 2004/07/24 女子十二楽坊 ベストセレクション〜日本公演2004"奇跡"より〜(DVD付) 59,000
PYCE-1006/7 2004/07/24 女子十二楽坊 ベストセレクション〜日本公演2004"奇跡"より〜(通常盤)
PYCE-3 2004/10/27 Vo Vo Tau MUSILIC GAME(期間限定価格盤) 31,000
PYCE-4 2004/10/27 Vo Vo Tau MUSILIC GAME(通常盤)
PYCE-5001 2004/11/17 タタ・ヤン アイ・ビリーヴ(DVD付限定盤) 283,000
PYCE-5002 2004/11/17 タタ・ヤン アイ・ビリーヴ(通常盤)
PYCE-1008 2005/01/26 女子十二楽坊 敦煌〜ロマンチック・エナジー〜(DVD付) 69,000
PYCE-1009 2005/01/26 女子十二楽坊 敦煌〜ロマンチック・エナジー〜(通常盤)
PYCE-5005 2005/03/02 タタ・ヤン ドゥーム・ドゥーム 17,000
PYCE-5003 2005/04/06 ケイティ・メルア コール・オフ・ザ・サーチ(DVD付) 42,000
PYCE-5004 2005/04/06 ケイティ・メルア コール・オフ・ザ・サーチ(通常盤)
PYCE-1010 2005/07/27 女子十二楽坊 ザ・ベスト・オブ・カヴァーズ 75,000
PYCE-5 2005/09/07 sacra 君がいる場所(期間限定価格盤) 5,000
PYCE-6 2005/09/07 sacra 君がいる場所(通常盤)
PYCE-8001 2005/11/02 女子十二楽坊 メリー・クリスマス・トゥ・ユー〜女子十二楽坊〜 22,000
PYCE-2001 2005/11/02 Vo Vo Tau VVT 03 19,000
PYCE-2002 2006/01/25 平絵里香 顔色スピーカー N/A
PYCE-8002 2006/04/12 女子十二楽坊 女子十二楽坊ベスト 21,000
PYCE-2003 2006/05/24 WaX WaX 2,000
PYCE-2004 2006/06/14 Vo Vo Tau Vo Vo Tau Best 5,000
PYCE-8003 2006/06/21 女子十二楽坊 世界名曲劇場〜序曲〜 9,000
PYCE-2005 2006/07/12 gemiII with REVELS "OLDIES BUT GOODIES" from NAGOYA KENTO'S〜恋のヒットパレード〜 N/A
PYCE-8004 2006/07/12 女子十二楽坊 女子十二楽坊〜Beautiful Energy〜(再発) N/A
PYCE-8005 2006/07/12 女子十二楽坊 奇跡(再発) N/A
PYCE-8006 2006/07/12 女子十二楽坊 輝煌〜Shining Energy〜(再発) N/A
PYCE-8007 2006/07/12 女子十二楽坊 敦煌〜ロマンチック・エナジー〜(再発) N/A
PYCE-8008 2006/07/12 女子十二楽坊 ザ・ベスト・オブ・カヴァーズ(再発) N/A
PYCE-6001 2006/08/23 タタ・ヤン アイ・ビリーヴ(再発) N/A
PYCE-6002 2006/08/23 タタ・ヤン テンプレチャー・ライジング 31,000
PYCE-2006 2006/10/11 SeanNorth Story Neverend 2,000
PYCE-8009 2006/11/22 女子十二楽坊 世界名曲劇場〜第一幕 中国民謡集〜 3,000
PYCE-8010 2006/11/22 女子十二楽坊 メリー・クリスマス・トゥ・ユー〜女子十二楽坊〜(再発) 1,000
PYCE-6003 2006/12/13 エア・サプライ ザ・シンガー・アンド・ザ・ソング N/A
PYCE-2007 2007/05/30 Vo Vo Tau Vo Vo Tau Best Remix N/A
PYCE-8011 (未発売) 女子十二楽坊 世界名曲劇場〜第二幕 日本抒情歌集〜 -

■シングル
コード
発売日
アーティスト名
タイトル
売上概数
PYCM-1 2004/01/21 Vo Vo Tau 裸〜Nude〜 115,000
PYCM-2 2004/02/25 sacra イエスタデイ 52,000
PYCM-3 2004/05/26 大沢あかね 夏日星(限定盤) 5,000
PYCM-4 2004/05/26 大沢あかね 夏日星(通常盤)
PYCM-5 2004/06/23 Vo Vo Tau Can u Stay 11,000
PYCM-6 2004/07/22 sacra アンバランス 4,000
PYCM-7 2004/10/06 Vo Vo Tau Song for you 5,000
PYCM-8 2005/06/08 sacra かげぼうし 5,000
PYCM-9 2005/10/05 Vo Vo Tau 希望の橋 4,000
PYCM-2001 2006/04/12 WaX 赤い糸 6,000
PYCM-2003 2006/08/23 SeanNorth final your song 3,000
PYCM-2002 2006/11/15 Ring flower(配信限定) 3,000
PYCM-2004 2007/02/21 SeanNorth ソメイヨシノ〜桜の木の下で〜 N/A

■DVD
コード
発売日
アーティスト名
タイトル
売上概数
PYBE-1 2003/12/26 女子十二楽坊 女子十二楽坊〜日本初プレミアム演奏会〜 N/A
PYBE-2 2005/08/24 女子十二楽坊 日本公演2005〜Romantic Energy〜 N/A
PYBE-3 2005/07/27 タタ・ヤン ジャパン・ライブ・ツアー・2005〜アイ・ビリーブ〜 N/A
PYBE-2001 2006/07/12 女子十二楽坊 日本公演2005〜Romantic Energy〜(再発) N/A
PYBE-2002 2006/07/12 女子十二楽坊 女子十二楽坊〜プロモーション・ビデオ集〜 N/A
PYBE-2004 2006/07/12 gemiII with REVELS "OLDIES BUT GOODIES" from NAGOYA KENTO'S〜gemiII with REVELS LIVE SHOW〜 N/A
PYBE-2003 2006/08/23 タタ・ヤン ライヴ&プロモーションビデオ集 N/A


2005/11以降がミューチャー名義。コード番号の振付け方もそれ以降変わってます。
これ、こうやって並べると、会社が傾いていくプロセスが恐ろしいほどわかりますね。
まず十二楽坊の1枚目(DVD標準装備)がドカンと売れ、Vo Vo Tauもそれなりに売れた。
しかしそれ以降はひたすら妥協の歴史です。

妥協1:
十二楽坊も2枚目以降伸びが悪くなったので、DVD標準装備をやめ、限定盤のみに。
妥協2:
2フォーマット作るお金が惜しくなり、限定盤もフェイドアウト。
妥協3:
自社で育成することがしんどくなり、sacra,Vo Vo Tauの契約解除。
結果、sacraは移籍、Vo Vo Tauは解散。(VoのRingのみ再契約)
妥協4:
それでもしんどいので制作費を浮かすべく発売枚数をギリギリまで減らす。

そして絞り込んだリリースすらまともに数字を出せず、というか、ここまで来たら
プロモーションにお金をかけることもできませんし、できなかったらもうこの会社、
他に一切スキルはありませんし、独立以降、マネージメント業務とかの副業も
ほとんどありませんから、もうその時点で死亡確定。

つうか、2007年に入ってからのリリースはシングル・アルバム各1枚のみ。
しかも双方一切チャートインせず。
どうやって半年持ちこたえていたのか、そっちの方が逆に不思議になってきたよ。


■07/29

フジ、1日券だったので、土曜の朝に離脱して帰ってきました。
とりあえず帰るまでは雨も全く降らず、非常にいい感じ。
でも土日は降ったみたいですね。おつかれさんでした。

Hellogoodbye
これまでアーティストの写真とか全く見ないまま現物。
ヴォーカル&ギターのものすごい文系ヅラに爆笑する。

小谷美紗子
去年Rising Sunで見たときよりも明らかに音にゆとりがある。
この人たちはいったいどこまで行くんだろうか。

フジファブリック
"Surfer King"は本当に最高でした。アルバムに入るであろう新曲も、
淡々としていながらもフックの効きまくったナイスな曲。
きちんと売ればユニコーン的な立ち位置になれるだけの力はあるのに。EMIを恨め。

Kings Of Leon
この人たちの今までのCD音源はピンと来ることがなかったんだけど、
要するに「ライブ映え」する曲だったんだね。すげえかっこええ。

Muse
笑った。知ってはいたけど、実際本物を体験したらもう笑うしかない。
何このものすごいカロリー量。すごいんだけどお腹いっぱいですよ。
あと、マット・ベラミーのものすごい勢いの「アリガトウッ!」も笑った。

The Cure
ああ。来たよ。本物見たよ。思ったよりメタボっぷりは酷くなく。
最初はややダークなトーンでスタートし、「Disintegration」率高め。
このペースで行くかと思いきや、いきなり"Inbetween Days",
"Friday I'm In Love","Just Like Heaven"のどポップ3連発。
思いきり盛り上がったと思ったら、今度はいまいちだった近作から連発。
会場、概ねドン引き。もうまったく全体の流れ考えてねえ。
結局何かやりきれない感じで本編終了。このままじゃ終われねえ。
アンコールでようやく"Let's Go To Bed","Close To Me","Why Can I Be You"あたり。
でもまだだ。
2度目のアンコールで異常にリズムがかっこよくなってる"The Forest"と、
やっぱそう来たら最後はこれしかない"Boys Don't Cry"。

結果としては「ヒット曲集+近作から少し+新曲+日本だからKYOTO SONG」という、
非常にわかりやすいっちゃわかりやすい構成。もう少し順番考えてもらえれば、
もっとよかったのだがよう。

The Cure見たさに当日夕方に思い立ってやって来て、いつの間にか最前列近くに
陣取っていた男気ある女子同行者と、夜中はあちこちウロウロしながら過ごし、
朝一番のバスで帰りましたとさ。
もちろん夜中の会話中に「ロバくん」とか「エイトビートギャグ」とかの
ダメ単語が続々と繰り出されたことは言うまでもありません。


■07/26

INU vs オートモッド。
我々の頭で考える限りではINUの圧勝なのだが。時代は巡るよ。

---

やあ! 
コブクロマネーで顔引っぱたいてガッキー連れてきたよ!
ただ、最近のワーナーは新人にスタートダッシュさせるのが大変に下手なので少し心配。
あと、以前にワーナーが手がけた女性タレントさんの歌手デビュー成功事例には
広末さんがいらっしゃいますよ。別の意味でも微妙に心配になってきたね。

---

ドゥルッティ・コラム、フィッシュボーンと続けざまにフジロックキャンセル。
80年代野郎には辛いところです。
でも俺は金曜だけだから、The Cureさえ来れば別にいいんだ。
ただ、この期に及んで同行予定者が金曜脱落決定。
つうかもう勝手にウロウロするからひとりでいいや。
LIVE STANDのTシャツ着て行くことにします。だってフェスだから。
紫のLIVE STANDのTシャツ着て猫背でうろついている
頭髪のやや不自由なアゴヒゲメガネ親父がいたら私です。
取り囲んでワレワレ言うと怯えるよ。


■07/24

AKB48の"BINGO!"にハマった。これは純粋に名曲だと思う。
しかしAKB48は普通にアルバム出してくれんかのう。
こういう出され方すると、初心者は非常に手を出しにくいのです。
秋葉原のドンキビルにはもっと行きにくいよ。

---

ミューチャー破産。元プラティア・エンターテインメント。
レコード会社が破産っていうのもすごいな。普通は親会社が何とかするもんですが、
この会社の場合、元々プラティアの本業はスポーツ関連のマーケティングとか卸で、
そこから独立して社名変更したわけですが。そうなったら、もう親会社から
原資が出てくることもありませんから、行き詰ったらはいそれまでよ状態。

元々プラティアも業務多角化の一環として、実績のある塔本一馬を連れてきたんでしょうけど、
こういう手法がデフォの人なので、コケた場合の持ち出しもものすごいことになるわけで。
やっぱVo Vo Tau解散が痛かったんだろうな。

あとさっき気が付いたんだけど、sacraってプラティアでメジャーデビューして、
次にフォーサイドに移籍という、ものすごい茨の道を突き進んでいるんだね。
ある意味いじめだと思うな。

---

備忘。上半期の10枚。
これやっておかないと確実に年末には忘れるから。

Laakso / Mother Am I Good Looking?
The Domus / Fractures
The Noisettes / What's The Time Mr. Wolf
Lucky Soul / The Great Unwanted
The National / Boxer
Think About Life / Think About Life
Dogs / Tall Stories From Under The Table
小谷美紗子 / OUT
All O.K. / Moves All
Polysics / Karate House


■07/22

何となく「高杉さと美」を画像検索。

Yahooの結果。工作完了です。さすがだ。
しかし、Googleだとこういう結果

まだギリギリでWI☆TH時代の画像が1ページ目に残っているぞ。
もっといろいろ写真を使ったコンテンツをアップして押し流すんだ。急げ。
エイベックスはいろいろ手を回している割には詰めが甘いと思う。
というか、こういう件についてはGoogleは渋い。非常に渋い。
で、gooだとこんな感じ。先は長いな。

---

Dogs / Tall Stories From Under The Table (Album)

たとえばREEF。
あのバンドは音聴くだけで、絶対こいつらTシャツで長髪でものすごく暑苦しい
見たくれであろうことが容易に想像がついて、実際そうだったわけですが。

こいつらも音はモッズに多少足突っ込んではいても、絶対細身のスーツなんかじゃなくて、
中途半端な長さのボサボサな髪で、薄汚れたボーダーのニットかなんか着てるタイプだと
すぐにわかる。ものすごくわかる。で、実際そうだし。

いわゆるモッズ系の音ってのは、The Who以降ほぼ途切れることなく出てきてるわけですが、
ここ最近でここまで小汚さがひしひしと伝わってくる音って聴いたことない。
まあ、バンド名がこれだから。お前ら町田町蔵か。

1年経たずに出てきたセカンドアルバムですが、ファーストはUniversalから出ていて、
確か30位とか40位とかくらいには売れたはずなのですが、今回はインディーズから。
相変わらずUKは一瞬で躊躇なくクビにするな。
どうせ安いスタジオに1週間か10日くらい適当に放り込んでおけば、アルバムとシングルB面曲も
余裕で全部作っちゃうようなバンドなんだから、Universalも飼っておいてやればいいのに。

で、今回のセカンド。
ファーストでは最初っから最後までテンション上げっぱなしの血管ぶち切れソングが
3曲ほど入っていて大いに盛り上がったわけですが、今回はそういうのは1曲のみ。
その代わり徐々に上げていって最終的にものすごいことになる、というスタイルを覚えた模様。
ほとんど猿が知恵をつけていくのを見ているかのようですが、でもそうなんだ。
さらにファーストではさすがにメジャーだけあって、微妙にエフェクトの類をちょこちょこ
使っていたのですが、今回そういうのが格段に減った分だけむしろ剥き出し。ズル剥け。
小汚さ2割増。むしろこっちがいい。

結局のところこのバンドの最大の問題点は、
検索してもなかなか出てこないことです。
MySpaceはこっち。公式はこっち

あと、タイトル一応アフェリエイトつないだけど、アマゾン高いから店頭で。
タワーとかHMVなら多分2000円そこそこくらいのはずだから。
iTunesにはファーストしかないです。Napsterにはこのセカンドはあるけどファーストがない。
だからレーベル移籍してるとこういうのが面倒で嫌なんだよ。


■07/19

サマソニにヒゲが来る。DJしにやってくる。
おまえどの面下げて来るんだ。公式にはっきりさせてから来てくれ。後生だから。

---

Lucky Soulはようやく8/22にソニーから日本盤発売決定
アルバム及びリードトラックの"Add Your Light To Mine Baby"の邦題は『恋はゴージャスに』。
アルバム原題は、タイトルだけ切り出せばある意味皮肉に聞こえてしまうし、
シングルカットをあまり行わない最近の世の中を前提にして、わずかな情報を頼りに
店に買いに来るような人を考えると、「リードトラック名=アルバムタイトル」に
しておくと大変に都合がよいわけでありまして。

ターゲット層を考えればこういう邦題もアリだと思うし、ぱっと聴きで耳を引ける音だけに、
FMのヘビロテ中心にプロモーション回せば、かなり効率的にいい線行けそうな気がします。
CDジャケットも店頭で目を引く日本盤専用猫イラストジャケにしてみたり、
ソニーも相当きちんと準備をしているようです。
が。

この記事、要するに森泉は日本盤のプロモーション専用ってことなので、
ハリウッド映画の「日本語吹き替え版専用主題歌」とか、
「『プラダを着た悪魔』のポスターに出演している押切もえ」並みに
普通の話なのに、さもすごいことのような記事になっているのが素敵だ。

特に最終段落は要約すると「予定は何もありません」だけなのに、
気持ちを込めればこれだけ書き連ねることだってできるんだ。
やっぱ何事も気合いと根性だな。


■07/18

レザーニストに栗山千明様。
もう「栗山千明様に○○されたい」スレの住人の
皆様にはこれ以上ないほどの燃料投下ですね。
って、既に燃え上がっていたよ。

---

20年以上前の懐かしの曲を着うたフルで配信

見てみた。
テイチク、テンプターズ「エメラルドの伝説」。315円。
ビクター、桜田淳子「わたしの青い鳥」。315円。
ポニーキャニオン、おニャン子クラブ「セーラー服を脱がさないで」。315円。
EMI、薬師丸ひろ子「セーラー服と機関銃」。388円。
ソニー、松田聖子「赤いスイートピー」。420円。
ものすげえ商売してんな。

多分、いい大人は100円単位なんか気にせずにばかすか落とすぜ、
とか思われていると思う。お前ら、それでいいのか。


■07/17

メールで指摘いただきました。
ARENA37℃は既に数年前から相当にヴィジュアル系に寄っていたということです。
となると、実際問題としてSHOXXとの差別化ポイントはいったいどこなのか。
桃園書房における月刊つりMagazine月刊へらの差くらいはあるのか。
月刊つりMagazineの誌面紹介文の「四国のヴィジュアル系磯釣り師」って
いうのがツボにハマった。

---

台風・地震の被害に遭われた方にお見舞い申し上げます。
こちらの関係者の皆様も、報道・ワイドショー関連の枠を全部持っていかれたせいで
舞台挨拶の放映やら特集やらのPRが全部吹っ飛び、相当に深刻な二次被害を
被っているかと存じますが、こっちは知ったこっちゃありません。
それでもフジは、台風のときまでは「台風で孫悟空にも影響?」みたいな見出しを
出して何とか絡めようと必死だったのですが、さすがに地震でそれはできん。

ただ、新幹線不通の中、舞台挨拶のために香取くんは深夜から車を延々走らせて大阪入りしたそうです。
映画の舞台挨拶なんてもんは、ぶっちゃけテレビで報道してもらえないとほぼやる意味ないし、
台風の段階で既に報道時間の相当をそっちに持っていかれることは予想できたはず。
かつ、「舞台挨拶が中止でも払い戻しなし」という提供サイドにとってはリスクが低い状況下、
それでも行っちゃうというのは、偉いというか、ちょっといい話だと思いました。


■07/16

土曜日は兵庫で法事。
日曜、何とか新幹線も動いて帰ってきたら、NTTの野郎がトラブルでネットにつながらないでやんの。
もう全員死んでしまえ。

---

面影ラッキーホールを気に入った方は、現在廃盤の『メロ』も中古で入手の方向で。
アルバム収録曲の半数以上はリメイクで他のアルバムにも収録されているのですが、
現在もライブでは定番にして、彼らがメジャーに居付けないメンタリティの持ち主で
あることが嫌でもわかる詞を持つ曲"ラブ・ボランティア"が収録されています。
二十数年音楽聴き続けてきた中で、たぶん一番ヤバい歌詞。
インディーズでもよくこれ音源化できたなというくらいの。
でも痛いくらいの真実。

---

本屋で音楽誌の棚を眺めていてふと気が付いた。
ARENA37℃が完全にヴィジュアル系に占拠されている。

音楽専科社は他にもSHOXXというコテコテのヴィジュアル系雑誌を持っていて、
一般邦楽ポップスを扱うARENA37℃とは住み分けを図っていたはずなのに。
やっぱ今はこっちに振った方が売上が上がるんだろうな。
この並びに高見沢がいるのがなんか素敵だけど。

他にもNEWSMAKERでアリス九號.が特集組まれたり、PATi-PATiの巻頭がシドだったりと、
徐々にしかし確実にヴィジュアル系が侵攻中。
各社単純に今の売上のための策なんでしょうが、これは結果として一般層への露出が増えると
いうことですから、これはもしかするともう一度相当に大きなブームが来るかもしれんね。
特に今はJ-POP全体のCDセールスが落ちていますから、相対的に見れば
他との比較として以前よりも大きくなる可能性だってあるわけで。
オリコンのチャートがまたあんな感じになるんだよ。面白え。


■07/12

昨日、NHKであみんの再結成の番組見てたんだけど、
いくら何でも加藤の顔が変わりすぎじゃないか。
逆に岡村孝子は変わらなさすぎ。
でも岡村孝子はけっこう好きだ。玉置成美にも通じるわけですよ、あの顔は。

---

面影ラッキーホール / パチンコやってる間に産まれて間もない娘を車の中で死なせた...夏 (Single)

8年ぶりの新音源。
全く軸にブレのない、つうか全くもって変わりばえしないこれまで通りの世界観。
たまに新聞の社会面のはじっこに載る、読んだ人間に鼻で笑われるような事件の、
当事者側からの視点でしつこいくらいのリアリティでもって描かれた歌詞。

ただ、今回のタイトル曲は歌詞がちょっとあざといというか、再始動に合わせて、
「自分たちはこんな感じなんだ」と敢えてショーケース的に見せるという
色合いが強いんじゃないか、と思ったり。
アッパーなブラスとか曲の雰囲気も9年前のド名曲『俺のせいで甲子園に行けなかった』を
まんま下敷きにしたような作りだし。

むしろカップリングの『おみそしるあっためてのみなね』がものすごい。
惚れた男が浮気しまくりでも生活がグダグダでも、どうしても離れられない駄目女という、
彼らがもっとも得意とする歌詞のモチーフなわけですが、歌詞カード一読しただけで、
その女が男に残したテーブルの上のちょっとしたメモ、という感じの詞なのに、
彼女がとてつもなく頭が悪く気が弱く、でも馬鹿みたいに素直で一途であることまで
全部わかる凄まじい歌詞。もうこれこそが真骨頂なわけですよ。

しかもAメロのコード進行はどっかで聴いたことあるような気がして、必死に
思い出したら、あれだ、バンバンの『いちご白書をもう一度』そのまんまだ。
学園闘争の象徴でもある映画「いちご白書」、それをモチーフに使うことで
歌詞の字面以外に意味を持たせることに成功した『いちご白書をもう一度』。
それをパクってきてはこんな矮小な世界観の歌詞の曲に押し込んでるわけです。
そういうのがいちいちツボにハマって困る。

あと、ジャケットのイラストの細かい部分がほんまに歌詞の通りで、すげえ嫌な気持ちになる。
カラオケ入り&DVD付きというのも、この長くてアレなタイトルも、エイベックスとかの
メジャーのフォーマットを(悪意をもって)真似してみたとしか思えない。
そこまで全部ひっくるめてそういう奴らだ、こいつらは。
クサクサした気持ちになりたい君に送る、今年のサマーアンセム。


■07/10

バーチャル握手会。

ファンの人は少しは本気で怒った方がいいと思う。
どうやらセカンドライフ日本版については、電通が相当押さえてる模様。
どうりでまだ日本語正式対応していないうちから各誌が特集したり、
ノウハウ本が出版されたりするわけですね。
たぶんバーチャル握手会も電通の考案。

まあ、YouTubeやMySpaceですらまともに使えないくらい「自由なネット」には
拒絶反応を起こしている日本の音楽業界が、セカンドライフの馬鹿自由度に手を
付けようとしても、これくらいしかできないんちゃうか、という気もちょっとする。

---

謎のシンガーERIKA、薬師丸ひろ子以来24年ぶりの大記録樹立!

>ERIKA(沢尻エリカ)にとって1位獲得は、TBS系ドラマ『タイヨウのうた』の役名
>“Kaoru Amane”名義でリリースした、シングル「タイヨウのうた」(昨年8月発売)に
>続き2作連続。

おいこら、別人じゃなかったのか。
記録になったからって、こんなにあっさり初期設定を放棄するのは、
ちょっとスタッフ全員あまりにも気合いが足りなさすぎじゃないのか。
しかも、オリコンの必殺技「重箱の隅で○年ぶりとか史上初」な記録で転ぶなんて。
スタッフ全員横一列に並ばせて、横っ面を張りながら歩きたい気持ちだ。
明日の朝9:00から、社是社訓と共に「ERIKAとエリカは別人です!」も唱和。
お前らが信じてやらなけりゃ誰が信じるんだ。根性だよ、根性。

ちなみに今回の重箱の隅は、最後の注釈「※グループからのソロデビューは除く」、
ここが大変に重要なポイントになっております。

まあ、5.0万枚という、1位にしては結構微妙な数字ですので、
さらに上乗せするためにはマッチポンプだろうが何だろうが
とにかくさらに話題作りをしなければならん、という事情は
わからんでもないですけど。でも駄目だ。根性が足りない。

あと、沢尻エリカとERIKAの対談番組はどうだったんでしょうか。
もうMTVでは放映終わってるよ。
このERIKAのインタビューがとてもいい感じなのでちょっと気になる。
こっちの最重要ポイントは「私、大きく分けて、ロックかハウスしか聴かないから」。
前に半分ネタで「中2マインド」とか書いたんですが、ガチでそうみたいですね。
いいよいいよ。


■07/09

ガンバの中澤聡太と金田美香が完全に付き合ってる件
発見者の彼を、心の底から神だと思った。
感動した。これからこの方法はアリだな。

---

YUIは確かに尾崎っぽい。
でもそれはあからさまに「意図されたもの」であることもわかる。
尾崎豊が、須藤晃と一緒になってゴリゴリ行っていた過度で熱苦しい演出群の中から、
「結果として商売になった部分」だけをスマートに切り出しすぎているような気がして。
そんな無駄のない再生産ビジネスのフォルムの中にはめ込まれている感のある彼女が、
何となく不憫に感じられるようになってきた、ここ最近でございます。

"My Generation"をテレビで歌唱する際の耳障りなほど過剰な巻き舌は、
彼女なりのそんなスマートさへの抵抗ではないか、とか思ったりして。

ていうか、尾崎とか"バニラ"の頃の橘いずみとかときの、ものすごく
無駄が多そうなコテコテの演出をもう一度見てみたい気もする。


■07/08

夜遊びはパスしましたが、あんまり家の中にいても逆に弱ってしまうと思い、
ちょっとだけ電車に乗って近所のブックオフ&ゲオ巡りを行ったところ、
ハイポジの「Com'on Summer」と桃井かおりの「モア・スタンダード」を発見。
いいことあるもんだ。


ハイポジ / Com'on Summer
ハイポジが一般的に知られるようになったのは、biosphereレーベルからのカバー集
「カバのオツム」以降と認識しておりますが、それ以前には東芝EMIから2枚のアルバムを
出しています。メジャーからデビューして、インディーズに落ちてから有名になるという、
大変に稀有な事例ですが。

で、東芝からの2枚はファーストの方は比較的中古屋でも見かけるのですが、
セカンドがこれ、なかなか見つからなかったわけで。ようやく発見。
東芝時代の彼女たちの音は、アレンジは異常な完成度なのですが、詞と曲はまだ
もりばやしみほの覚醒前。フニャフニャした不思議ちゃん的な感じばかりで。
積極的にお勧めできるものではないのですが、その異常なアレンジを
支える参加メンバーだけはものごっつい。

菊地成孔をはじめ、SPANK HAPPYやDATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDEN絡みのメンツが
大挙して参加しているほか、このセカンドにはヤン富田まで参加しております。
でも聴いた感想としては、よくできてるなあというくらいでやっぱぐっとこないな。


桃井かおり / モア・スタンダード
現在新譜で入手できる「ベスト・スタンダード」は、1992年から1993年にかけて、
今は亡きNECアベニューからリリースされた「モダンダード」と「モア・スタンダード」の
2枚のカバーアルバムから選曲された編集盤なのですが、「モア・スタンダード」からの
選曲は、何故か無難な曲ばかりがチョイスされておりました。
その、収録が見送られた凶暴なカバーをようやく入手できたわけでございます。

・モニカ(吉川晃司)
・Tokyo(井上陽水)
・Fade Out(小泉今日子)
・I Love You(尾崎豊)
・WAKU WAKUさせて(中山美穂)

これらの曲が全部、彼女特有のあのカラーにベタ塗り。
もうなんかマジですごいことになってた。


で、駅に、首筋にタトゥー入れてファッションもかなり気合入った、
ゴリゴリにパンキッシュな感じの女子がいたんですけど、
Tシャツの背中のロゴを読むと、"jealkb"って書いてありました。
もう僕は世の中がわからないよ。


■07/06

体調が戻り切らないので今週末の夜遊び自粛。

---

言ったハナから不良番長が苦言を呈しました。
がっかりだ。

---

ガンズの来日公演の前座にムック
今のムックなら、音そのものは、R.E.M.とdoaほどには離れてないと思うのですが、
それぞれのファン層が絶望的に違いすぎます。混ぜたら危険です。

ムック、最近は欧米でも受けてきているので、ここで一発別の層にも、とぼんやり考えた
ユニヴァーサルの差し金か、もしくは地味に全会場まだチケットがけっこう余っているので、
とにかくこの場を何とかするために、後先考えずヴィジュアル系の動員力に賭けたか。
でも、ガンズのファンは、ムックの熱狂的なファン見ただけで憤死すると思う。
すごい勢いで武道館とかにライブ用衣装が入ったガラガラが集結するので、
たぶん絵面的には相当なおもしろ状態になります。
せっかくだから流血の抗争とかしてほしい。


■07/05

火曜から謎の病でほぼ死に体。
疲れ⇒内臓機能低下⇒栄養不足のコンボ食らったっぽい。
かつてない勢いでユンケルとかノイビタとか薬物を絶賛摂取中。
もうすぐ六本木を片乳放り出して歩くよ。

---

ぎゃあ! ライジングサンに永ちゃん
圧倒的に場のカラーが塗り替わることになりました。
もう去年のまったりムードを期待してはいけない。
せっかくだからBuck-Tickファンと流血の抗争とかしてほしい。

---

誠意大将軍の話ですが、こういうとき、これまでは必ずシンボルロックが
「それ見たことか」と言わんばかりに登場して苦言を呈するはずなのですが、
私が知る限り、今回については現れていないようです。
体調が悪いのか。もっと具合の悪い事情があるのか。

---

ワーナーの"R35 Sweet J-Ballad"が累積で20万枚突破しちまいましたよ。
昨年度の洋楽版"R35"が8万枚ほど売れて、それなりに商売になると思ったか、
今度は邦楽のドラマ主題歌中心に集めてきたらこれがさらに予想以上に売れた。

中野の中古屋あたり1日ぐるぐるすれば、1000円以内で全部集められそうな収録曲ですが、
この年齢になると、1日中中古屋回るのは自分みたいなナチュラルボーン馬鹿以外にはあまりおらず、
店頭で目に付いた新譜をさくっと買ってしまうわけです。実際多少の金よりも時間の方が大事ですから。
絶対に発売日楽しみに待って買うタイプのCDじゃないし。待ってたらそれこそお馬鹿さんだ。

結局、CDバブル期にウハウハ買ってた世代のこの層に向けて商売するのがいちばん堅いというのは
何年たっても変わらないということで。つっても商売はこういうベタなオムニバスだけじゃなく、
最近増えてきたニューウェイブ系の紙ジャケ再発とかデラックス盤とかも一緒ですがな。
ほんでそういうの俺買っとるがな。つまり同類ということで。


■07/01

誰も手を振っていない。

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「金麦」のCMの壇れいが可愛すぎて、どうしていいのかわからない。

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しょこたんの「空色デイズ」がデイリーで3日連続3位。
Berryz工房の初速が相当に大きいので、まだ週単位で3位入りするかどうかは微妙ですが、
本人も宣言したとおり、ここから先何か事件でもない限りはこれで紅白は確定でしょう。
ある程度のヒット曲さえあれば、以下の条件を全て満たしていますから。

・久々の「普通のアイドル」的な位置付けで、他にカブる人がほとんどいないこと。
・これまで唯一その位置にいたハロプロ勢が総じてシオシオになっていること。
・キャラ的に、歌以外のコーナーでも非常に使いやすいこと。
・流行語大賞等も狙えるくらいの話題の人であること。
・NHKできっちりこういう仕事をしてポイントを稼いでいること。

地道にドラを集めての数え役満状態。最後のが一番でかいのは言うまでもありません。
番組見たことのある方はおわかりかと思いますが、微妙なコスプレ以外に
彼女である意味がまるでないというか、非常に見ていてツラい立ち位置。
それでも頑張っているのは、そういうことなんだよ。

   

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