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■03/30

ポケベルのサービスが明日で終了。
思い出してみたら、広末のNTTのCMってポケベルのだったね。
そりゃ歳も取るもんだわ。

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「直絞り」のCM、珍しくスターシップの元曲がそのまま使われてる。

洋楽の元曲をそのまま使おうとすると、二次利用の許諾とか面倒だしこじれると金もかかります。
CM制作は時間勝負の部分もありますので、許諾をのんびり待ってる時間がないという事情もある。
簡単な申請と多少の金と安いミュージシャンでそっくりなカバーというかコピーを作った方が
総合的に考えると楽だし低リスクなので、こういう場合みんなそっちに流れるのですが。
担当が大変に愚直な方だったのか、クライアントが相当な無茶を言ったか、
むしろスターシップ側から使ってほしいとかいう要望が入っていたか。

最後の案は、ストーンズとかエアロスミスとか、80年代ものでも再結成後も
ドイツ中心にぶいぶい言わせてるa-haとかなら絶対無いと言い切れるんだけど、
今のスターシップならまんざらありえなくもないところが味噌だよ。


■03/29

体調不良でグダグダです。

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英国の「マンガ」人気、シェイクスピアや聖書にも波及

聖書のマンガ版といったら藤原カムイじゃないか。
元々、単行本書き下ろしの10巻くらい続くシリーズのはずが、
結局2巻で打ち切り。それもずっと絶版だったんですが、
今月になって白泉社から文庫版で再発。すばらしい。
これ読むと、キリスト教の人からは怒られるかもしれないけど、
「聖書は世界初のSFである」と、ものすごく断言したくなる。
そして源氏物語は世界初の本格長編エロ小説。


■03/27

「生徒諸君」は内山理名か。
我々の世代はナッキー=榊原郁恵とインプリンティングされているんだがのう。
小泉今日子ですらない。

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確かにルールに照らせばそうなんだけど、でもこの記述はものごっつイライラするな。
つうか週刊現代が「煙草」と明記しなかった理由は、つまりこの中スポと逆の判断、
本名の記載の方をを優先したためだ。
世の中のお作法って難しいね。

で、「AVフラグ立った!」とかむしろ歓喜に沸いている方もいらっしゃいますが、
EE JUMPの彼とか、シンガーソングライターになりたかった彼女とか、
とにかく脱退して所属から外れた方たちの現在のしょぼくれっぷりから見るに、
デビュー時に取り交わすアップフロントとの契約書には、これ相当な
制限が入ったいやらしい条項が存在しているとしか思えないわけで。
AVどころか週刊ポストで「元モ○娘の限界セクシー」の時点で訴訟とか。
だから多分ないと思うんだ。残念だけど。とても残念だけど。

いや、本当にそう思ってる。
辻は夢に出てきたことないけど、加護は出てきたことあるもん。
以下、3年以上前にここに書いた文章を再掲。

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この間、久々にHな夢を見た。加護亜衣と触り合いっこをして盛り上がっている夢。
現実生活ではどちらかといえば辻派なのだが、そんなこと言ってる場合じゃない。
そのうちに完全に別のところが物理的に盛り上がってきたので、
手近なところでいたしてしまえと思ったら、すぐそばにトイレがあった。
ここぞとばかりに勇んでドアを開けたら、俺の兄がうんこをしていた。
そこで目が覚めた。
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な。


■03/25

例の幕張のお笑いのアレですが、21日に森三中が「チケット売れてない」って言ってたね。
何回見てもイベント名が思い出せないんだ、アレ。
で、公式サイトではこの間の週頭から「出演者第2弾発表は今週後半。すごいことになってます!」
って書いてあったんだけど、いざ発表されたのを見たら、悪い意味ですごいことになってました。

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で、2007年3月ももうすぐ終わりですが、今年も相変わらず「桜ソング」が山盛り。
つうか、今年はなんか変なことになっている。
過去の「桜ソング」に絞ったカバーアルバムが3枚も出やがる。
しかも2枚はレゲエアレンジというところまでカブりまくり。
お願いだからもう少し頭使って仕事してくれ、ディレクター。

・キンモクセイ/ さくら
・SISTER-KAYA/ 桜 -Complete Japanesque Reggae-
・極東ラヴァーズオーケストラ / サクラノウタ -Blooming-


そして、この時期にサクラ絡みの曲を出さざるを得なかった人たちは以下。
今年も相変わらずソニーが飛ばしています。
アーティスト名に「※」付いてるのがソニー。半分じゃないか。
これソニー、若手に毎年大喜利みたいなお題にして出していて、
売れた順にその後の販促費用の傾斜配分とか決めてたりして。

07/01/24 桜の約束 夢紗
07/01/24 桜日和 LUNKHEAD
07/02/21 桜チラリ ℃-ute
07/02/21 ソメイヨシノ〜桜の木の下で〜 SeanNorth
07/02/21 桜風 DEPAPEPE ※
07/02/28 桜唄 RYTHEM ※
07/03/07 桜咲く街物語(アルバム) いきものがかり ※
07/03/07 桜日和 星村麻衣 ※
07/03/07 淡墨桜 石原詢子 ※
07/03/09 桜/さくら The LOVE
07/03/14 サクラ色 アンジェラ・アキ ※
07/03/14 Jacson vibe


さらに今年はこんなコンピまで出ている。
桜+クラシック。尻馬に乗るにもほどがある。

V.A. / 桜100%
01. さくらさくら(日本古謡)〜歌唱 / 米良美一(カウンターテナー)
02. フルートとハープのための協奏曲より2楽章(W.A.モーツァルト)/ ウルスラ・ホリガー(ハープ)…
03. さくら(森山直太朗) / 五十嵐宏治(ピアノ)
04. サクラ(ケツメイシ) / 夢乃あつし(ピアノ)
05. カノン(パッヘルベル) / ルドルフ・バウムガルトナー(指揮)ルツェルン祝祭弦楽合奏団
06. さくら(河口恭吾) / 扇谷研人(ピアノ)
07. さくらさくら(日本古謡)〜コントラバス編 / ゲリー・カー(コントラバス)ハーモン・ルイス(ピアノ)
08. 桜坂(福山雅治) / 今井窓雅(ピアノ)
09. さくら(日本古謡)〜アルパ編 / 上松美香(アルパ)
10. さくら変奏曲 / ジュリアス・ベーカー(フルート)
11. さくらさくら(日本古謡) / 南安雄(指揮)日本フィルハーモニー交響楽団
12. 花(瀧廉太郎) / 東京レディース・シンガーズ
13. G線上のアリア(J.S.バッハ) / ヘルムート・コッホ(指揮)ベルリン室内管弦楽団

酷いなこれは。こんなアルバム出したのどこだ。
…ああ、キングレコードか。キングなら仕方ないな。


■03/23

これこれを同時に、トップにほぼ並べて載せていたYahooトピックスに幸あれ。

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レッチリ来日延期で一番へこんでいるのはシンコーミュージックだね。
あと、「RollingStone」日本版は、日本の若い者に合わなさそうなノリを
アメリカ版から排除していったら何も残らなかった、みたいな感じだね。

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もう飽きたから残り5社適当に一気出し。
どこかの会社忘れてるような気もしなくはないが、もういい。

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■POLYSTAR
もうこの会社はどうやって食ってるのか本当にわからない。
フリッパーズの紙ジャケは、どれくらい売れたのだろうか。

2/28
○シングル
神矢ユリ / 恋はFesta

3/14
○シングル
HARCO / 世界でいちばん頑張ってる君に

3/28
○シングル
明木SAYA / Je l'aime

で、この会社のサイトはけっこう前から同じデザインですが、
下手に作りこんじゃっただけに、今となっては融通の利かなさばかりが
目立って仕方ないね。でもまだリニューアルするお金がないんだ、きっと。

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■ドリーミュージック
エイベックスから追い出された依田の会社。
でも相変わらず平原綾香依存体質から抜け切れない。
bonobosとか森山良子とかいるけど、でもこの人たちが
いきなりメガヒットしたら気持ち悪くて仕方ないね。

2/14
○アルバム
サウンドトラック / 拝啓、父上様

○シングル
MEILIN / SAVE MY SOUL.

2/21
○シングル
大下香奈 / さくらの花よ 泣きなさい

2/28
○アルバム
ゲントウキ / 幻燈名作劇場

3/7
○アルバム
クノシンジ / ポータブルポップミュージック

3/14
○アルバム
柴田淳 / しば裏

あと、FUNKY MONKEY BABYSもここ。
タレントジャケという実に姑息な、でも話題作り戦法で頑張りましたが、
あちこちの画像掲示板にすごい勢いでそのまんま東ジャケが貼られた割には
思ったほど売上は伸びていないような気がする。

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■ヤマハ
まあ、ここは中島みゆきと矢野顕子がいる限り潰れることはないので安心です。
しかも中島みゆきなんかデビューからの版権全部押さえていますから無敵。
さらに手嶌葵とかcapsuleとか、地味に稼いでくれるしね。

2/7
○アルバム
手嶌葵 / 春の歌集
ATOMIC TORNADO / TORNADO EYE

2/21
○アルバム
capsule / Sugarless GiRL

あと、所属アーティストに何故かジョー・リン・ターナーがいる。

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■ジェネオン
電通の子会社だから、いざというときには何とかなります。
そしてこの時期のリリースはほとんど全部が企画盤と韓流。
ものすごくわかりやすく電通です。

2/7
○アルバム
NICOTINE / PROBABLY THE BEST
V.A. / ウクレレ 北の国から
V.A. / RAGGGAMUFFIN ROAD 2K7

2/15
○アルバム
Shiro Sasaki & Caoba Big Band / Peace!

3/3
○アルバム
SISTER KAYA / 桜 〜Complete Japanesque Reggae〜

○DVD
sg WANNA BE+ / 1s+(ファーストプラス)

3/7
○アルバム
タイナカサチ / Dear...

○シングル
KOTOKO / きれいな旋律

3/21
○DVD
チョ・ハンソン / オフィシャル DVD-BOX『素顔』

こうなってくると逆に普通の所属アーティストが不憫でならない。

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■R&C
吉本の子会社だから、別にCDが売れなくても「すべらない話」とか
「ガキの使い」とか、所属タレント出演のテレビ番組をDVD化して出せば
それなりに収益が上がるので、切迫感のないことこのうえなし。

2/7
○アルバム
二丁拳銃 / コムロきどり

2/14
○シングル
二千花 / エーデルワイス

2/28
○シングル
The Whey-hey-hey Brothers / じぶんの詩 -A BEAUTIFUL DAY-

3/7
○アルバム
THE SPIN / NEO WAVES

○シングル
ハリセンボン / ともだちのうた

3/21
○アルバム
V.A. / ヨシモトランス2

3/28
○アルバム
長澤知之 / PAPER STAR

しかし、この会社のサイトは酷いよ。
リリース一覧のどこを見ても、何日に発売されるか書いてないの。
もうここからも切迫感のなさがひしひしと伝わってきますね。


■03/21

本日は、アニメに社運の全てがかかっている2社。
でもかなり明暗分かれてます。

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■KING
ガゼット、アリス九號.、Kraのビジュアル系とSNAIL RAMPを除くと、
ほとんどがアニメもしくは声優関連といういさぎよさ。痺れる。


2/7
○アルバム
水樹奈々 / THE MUSEUM
サウンドトラック / ネギま!?オリジナルサウンドトラック(1)

○シングル
ガゼット / Hyena
林原めぐみ / A Happy Life
白石涼子・eufonius・松本華奈 / ソラ色のつばさ/きらきら

2/14
○アルバム
SNAIL RAMP / TRACK〜Single Collection&More〜
Alice5 / Love Alice5

○シングル
faith / 永遠の時間

2/21
○アルバム
真依子 / 美しき時
松澤由美 / BEST「あしあと」
サウンドトラック / まなびストレート! アンサンブルI
アニメCD / Digi Charat CD-BOX

○シングル
熊木杏里 / 春の風

2/28
○アルバム
神田朱未 / Bitter Sweet Friday
サウンドトラック / 鉄人28号 白昼の残月

3/7
○アルバム
Kra / dhar・ma
サウンドトラック / バッテリー
アニメCD / ひまわりっ!! キラキラっ!!キャラクター♪song collection
アニメCD / ネギま!?うたのCD(2)

3/14
○アルバム
faith / INVENTION

○シングル
米倉千尋 / ライオンの翼

3/21
○アルバム
アニメCD / がくえんゆーとぴあ まなびストレート! 聖桜学園学園祭
アニメCD / ながされて藍蘭島 恋してMAGIC SOUL PARTY“躍らされてディスコ島”
アニメCD / 090えこといっしょ。CDでもいっしょ。vol.1

○シングル
アリス九號. / 「JEWELS」

3/28
○アルバム
田村ゆかり / Sincerely Dears...
アニメCD / ネギま!? DJCD「カンださん☆アイぽんのネギまほラジお!?」
アニメCD / ネギま!? Magical X'mas CD

○DVD
Kra / COURT of JUSTICE 2006.12.27 渋谷公会堂
野中藍 / AI★PON the FILMS


上記、一応音楽が絡んでるもののみ掲載。
アニメシリーズのDVDとかはもうすごいことになっています。
しかもコロムビアとかと違って、ほとんどがリアルタイムのやつ。
一番古いので「ナデシコ」の再発くらいだろうか。

で、音楽専業分としては、ビジュアル系を多数連れてきているわけですが、
このジャンルは「狭く深く」というアニメのプロモーションのノウハウを
まんま再利用して売ることが可能。
この判断もものすごく正しいと思うわけです。KINGすげえ。

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■GIZA STUDIO
元々Being系の考え方として存在する「タイアップありきで楽曲を制作」の方法論。
その楽曲をアーティスト本人よりも前面に出した形で露出していくスタイルを貫いて
これまでやってきたわけですが、タイアップ前提の楽曲制作がもはや当たり前になり、
かつ楽曲のニーズも多様化してしまった今、ここ数年完全に頭打ち状態。

もはや第三者とのタイアップはほとんどなくなってしまい、所謂「自社枠」として
持っている「コナン」「結界師」「メルヘヴン」の3本のアニメの主題歌を
所属アーティストに順番に歌わせて毎日を何とか暮らしているという、
完全な自転車操業状態が続いています。

もうこうなってしまうと、販売の拡大なんてできるわけがありません。
愛内は伸び切る前にヘナヘナ、倉木もギリギリ生き残ってる感じで、
三枝は新曲でわけのわからないラップみたいなことを始めました。
もう会社ぐるみで何をやっていいのかわからない状態。カオスだね。


2/14
○シングル
倉木麻衣 / Season of love

2/21
○シングル
GARNET CROW / 風とRAINBOW/この手を伸ばせば

2/28
○シングル
竹井詩織里 / 夢のつづき
岸本早未 / See you Darling

3/7
○シングル
doa / はるかぜ
Sparling☆Point / さよならのかわりに

3/14
○アルバム
V.A. / メルヘヴンテーマソングベスト

○シングル
宇浦冴香 / Sha la la -アヤカシNIGHT-

3/21
○シングル
北原愛子 / 世界中どこを探しても


これ、見てわかるとおりシングルばっかです。
アルバムの方が当然単価高いのですが、でも仕方ないの。
所属している女子たちをガンガン例の主題歌に突っ込んでいるわけですが、
「顔をあまり見せずにやってきた」そのスタイルの弊害が今、GIZAを襲う。
歌番組他、本人を出演させるという方には元々とても弱いのです。
つまり、アーティストとしての認知はほとんど行われないまま。

結局のところ、「主題歌」としてアニメのファンが買っていく分の
アガり程度しか期待できない状態になっているわけです。
そんな状態でアルバム出しても売れるわけがありません。
アニメごとに定期的に主題歌取り替えて、あとでそこらをまとめてベスト的な
主題歌集を出す、という「ソニースタイル」なやり方くらいしかもう手がない。

最近は週一で所属アーティスト数人が出演するライブイベントを行ったり、
「顔を見せる」方向にシフトしようと頑張っていますが、それも現状いまいち。
冗談抜きで完全に時代の流れに取り残されてしまいました。
これからどうするんだろうか。


■03/20

ぎゃあ。フジロックにThe Cure。

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今日はプチ確変組。
今年度、ワーナーほどではないですが、景気いいのがテイチクとVAPです。


■テイチク
秋川雅史で、笑っちゃうくらいの紅白効果をGETしたテイチク。
関ジャニもきちんと売れていますし、今年はここ数年にない収益と思われます。
J-POP勢の筆頭が、BEGINとスターダスト・レビューのレベルですので、
これまでは演歌と鉄道系のVTRで必死に食いつないできたわけですから。
ここで浮いたキャッシュをいかにうまく使うかが企業の腕の見せ所なわけですが、
たぶん何かうっかりやらかして終了のような気がするよ。


2/7
○シングル
BEGIN / ミーファイユー
松千 / ライト

2/21
○アルバム
鮎川誠 / キングスネーク・ハイウェイ 鮎川誠EARLY WORKS 1975-1979
荒木一郎 / 荒木一郎プライム・ベスト

3/7
○アルバム
BEGIN / オキナワン フール オーケストラ
怒髪天 / 怒髪天
怒髪天 / D-stance "FREIHEIT YEARS 1999-2004"

3/21
○アルバム
松千 / 光のピース
V.A. / GSフォーエヴァー100

○シングル
STARDUST REVUE / WAKE UP! MY HEART
岩崎宏美 / シアワセノカケラ


ただ、テイチクは演歌は強いから。
1〜3月の新譜見ても、天童よしみ、山本譲二、前川清、北山たけし、石川さゆり。
演歌は概ね年の頭の方にシングルを出して、1年かけて紅白に向けて売っていく、
という流れがメジャーなので、この時期リリースが固まるのは当然なのですが、
でもこの並びは強力だなあ。最近の前川、山本あたりは、ネームバリューの割に
枚数が出ないところがポイントでもあるわけですが。

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■VAP
「冬のソナタ」「チャングム」の、韓流2大コンテンツのビデオ販売担当ですので、
会社トータルとしては2年ほど前から相当に景気はいいのですが、ここ最近はそれに
日テレ系列会社の本領発揮、DEATH NOTEも加わって怖いものなしのVAP。

そして今年は映像関連ばかりでなく、音楽単体でもついにマキシマム ザ ホルモンが。
ただ、マキシマムの場合、もちろん地道にいろいろ販売促進がんばってはいましたが、
プロモーションによるものというよりは、「ロッキンポ」以降の口コミが決め手の
ブレイクなので、ぶっちゃけほとんど単なるラッキー。でも勝てば官軍。


2/21
○アルバム
V.A. / エレックシングルボックス
V.A. / CANNON BALL vol.3
サウンドトラック / PS2「ルパン三世〜ルパンには死を、銭形には恋を〜」

2/28
○アルバム
ナイトメア / the WORLD Ruler
サウンドトラック / ハケンの品格
サウンドトラック / 演歌の女王

3/7
○シングル
タテタカコ / ワスレナグサ

3/14
○アルバム
マキシマム ザ ホルモン / ぶっ生き返す

3/20
○アルバム
タテタカコ / イキモノタチ

3/21
○アルバム
ルドイア☆星惑三第 / ルドイア☆星惑三第
サウンドトラック / DEATH NOTE オリジナル・サウンドトラックII
サウンドトラック / アルゼンチンババア
サウンドトラック / 百鬼夜行抄
あおい輝彦 / 免許証
あおい輝彦 / ニコラシカ
V.A. / 唄の市ギタースタイルブック
ラジオCD / うたわれるものらじお

○シングル
ザ・コブラツイスターズ / 天まで届け


たぶんマキシマムの販促関連で、VAPの担当が一番頑張ったポイントは、
ジャケットの表に漫☆画太郎の絵を使うのを阻止したことだと思います。
おかげであのリリースラッシュの中、今週オリコン初登場5位。おめでとう。
って、マキシマムが5位って何だそれ。


■03/18

CDTVの「卒業ソング」アンケートで尾崎豊に投票する人の属性がわからない。

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今日はジャニーズとアップフロント。
この2社、リリース数の差が嫌になるくらいすべてを物語っています。
きちんと全てのタイトルで恐らく10万以上の数を上げてくるジャニと、
下手したら1万いかないものもあるだろうアップフロント。
しかもジャニは自社リリースは全体のほんの一部だし。
やはり地力の差は歴然。


■ジャニーズ・エンターテインメント(J-STORM)

2/7
○シングル
ENDLICHERI☆ENDLICHERI / 空が泣くから

2/14
○DVD
ENDLICHERI☆ENDLICHERI / 胸宇宙

2/21
○シングル
嵐 / Love so sweet

3/14
○DVD
ENDLICHERI☆ENDLICHERI / 不完全 FUNKY WHITE DRAGON

3/21
○シングル
NEWS / 星をめざして



■ZETIMA(hachama,Piccolo Town他)

2/14
○DVD
田中れいな / アロハロ! 田中れいな DVD

2/21
○シングル
℃-ute / 桜チラリ

○DVD
モーニング娘。誕生10年記念隊 / 僕らが生きる MY ASIA
後藤真希 / 後藤真希 LIVE TOUR 2006〜G-Emotion〜

2/28
○アルバム
月島きらり starring 久住小春 / ☆☆☆(みつぼし)

○DVD
℃-ute / 桜チラリ
V.A. / ハロー!モーニング。ハロモニ。劇場 Vol.10「駅前広場にて」
安倍なつみ / ミュージカル「白蛇伝〜White Lovers〜」DVD

3/7
○シングル
Berryz工房 / VERY BEAUTY

○DVD
石川梨華 / アロハロ! 石川梨華 DVD
美勇伝 / 美勇伝ライブツアー2006秋 美勇伝説V〜愛すCREAMとMyプリン〜
V.A. / ハロプロアワー Vol.7
V.A. / ハロプロアワー Vol.8

3/14
○アルバム
安倍なつみ / 25〜ヴァンサンク〜

○DVD
亀井絵里 / ラブハロ! 亀井絵里 DVD

3/21
○アルバム
モーニング娘。/ SEXY 8 BEAT

○シングル
GAM / LU LU LU
豚骨ピストンズ / よかろうもん

○DVD
V.A. / 歌ドキッ! Vol.1
V.A. / 歌ドキッ! Vol.2
V.A. / ハロプロアワー Vol.9

3/28
○シングル
メロン記念日 / アンフォゲッタブル

○DVD
Berryz工房 / VERY BEAUTY
メロン記念日 / メロン記念日 コンサートツアー 2006 冬「FRUITY KILLER TUNE」
安倍なつみ / アロハロ!2 安倍なつみDVD
V.A. / ハロー!プロジェクト2007冬 LIVE DVD BOX
V.A. / ハロー!プロジェクト2007冬〜集結! 10th Anniversary〜


モーニング娘。も、あからさまに中国進出を狙ってのアクションを開始していますが、
ジャニは昨年度、タイのアイドルとユニットを組んでいることからもわかるように、
既にそれを飛び越えたところでいろんなトライを行っているようです。

というか、韓国・中国あたりは、著作権の遵法意識が国家レベルでアレですから、
ジャニの本領たる「肖像権含めた完全なコントロール」を前提にしたビジネスは
ほとんど不可能ですし、無理したら国内に非承諾商品が大量に逆流してくるという
相当にでかいリスクがあるわけです。
しかも主な顧客はあまりお金を持ってない子供たちですし。

そこらへん、ナーヴァス過ぎるくらいナーヴァスでも損はしない、
という判断だとすれば、それはそれでアリでしょう。
GYMにしても、単発のユニットにしたのは、リスクヘッジではないかと。

で、アップフロントは多分そこまで突っ込んで考えてないか、
そんなロングタームで考えられるほど余裕がないかどっちか。
確かに今は、比較的お金を持っている人たちがメインターゲットですから、
そこそこ回っているかもしれませんが、現状の方針の結果である「一人当たりの顧客単価が高い」
という状態は、逆に考えると「ファンが離れていったときの一人当たりのダメージがでかい」
というのとイコールですから、うっかり大きく読みが外れると壊滅的なことになります。
今回の件も、少なくとも母艦たるモー娘。本体でやっちゃいけないことじゃないかとも思う。
でもやっちゃったから。

つまりアップフロントの将来は、ジュンジュンが国内ファンに受け入れられるかどうか。
冗談抜きで浮沈はそこにかかってるような気がしてきたよ。


■03/16

例の中国人2名加入は、もう日本が頭打ちだからそっちで、
という事情が痛いくらいに伝わってきて大変に素敵です。
ただ、問題はジュンジュンだ。
19歳だというのにその顔つきと、歳相応以上のおっぱい。
これは国内的にも今のファン層にとっては、実は5期以降の
方針で考えれば、最強のキラーメンバーではないのか。
しかし、もうこの時点で完全にリンリンがお味噌なのはいかがなものか。

あとはニューリーダーになるミキ帝と確執が勃発し、
深刻な国際問題に発展しないことだけを祈念します。
いや、でも日中国交断絶の原因はミキ帝、とかなら
むしろおもしろいな。

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今日はサイトからしてやる気がない会社2種。

■日本クラウン
せっかく小梅太夫と契約したのに、全然売れなかったよ。チックショー!!状態のクラウン。
当然この時期出動するのは、もう彼しかいないよGackt大先生。
演歌のほうではサブちゃん&鳥羽一郎も。彼らがこの会社の命綱。
ここも、何年同じことやってるんだ状態ですね。


2/7
○アルバム
小梅太夫 / 小梅歳時記
甲斐よしひろ / 10 Stories
細野晴臣 / Harry Hosono/Crown Years 1974-1977

○シングル
Gackt / 野に咲く花のように

2/14
○アルバム
UNDER THE COUNTER / I Know That Panda Was Stoned
V.A. / あの頃の僕たち

2/21
○DVD
アグネス・チャン / 35周年記念コンサート 〜世界へ届け平和への歌声〜

3/7
○シングル
小梅太夫 with High!Cheese / 純情! サクラ吹雪
南こうせつ / 恋 はるか/友の唄が聴こえる/まごころに生きる
アグネス・チャン / そこには 幸せが もう生まれているから

3/28
コーヒーカラー / OH!米家族


サイトのやる気のなさは、トップのNews&Topics部分の、昔からまったく変わらない
ダラダラした投げやりっぷりと、フッターの「2005」からひしひしと感じられます。
あと、この新卒買い手市場に「新卒予定なし」っていうのは、会社ごとそんな感じ。

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■徳間ジャパン
Perfumeという小金稼ぎをGETした徳間、さっそくこの時期に
BOX仕様シングルとライブDVDを投入して小遣い稼ぎ継続中。
あと、ときどきDVDの価格が\7,500とか\6,800だったりして、
いくら何でもファンの足元見すぎなところもいけずで素敵です。

もうひとつ痺れちゃったのは、この時期よくある過去アーティストのBOXなどの
アンソロジー系ですが、徳間が今年度持ってきたのは遠藤ミチロウだという点。
内容は特濃。すげえ。かっこよすぎる。でも、この時期それしかないのかよ。


2/14
○アルバム
SNAIL RAMP / SPRINT〜TV MONSTER TOUR 2006 FINAL CD+DVD〜
Perfume / Perfume〜Complete Best〜(通常仕様)
NONA REEVES / DAYDREAM PARK

○シングル
Perfume / ファン・サーヴィス[sweet]

○DVD
飯塚雅弓 / B.B.B.(ベリー ・ビックリ・ボックス)

2/21
○アルバム
中西保志 / Standards
遠藤ミチロウ / 飢餓々々帰郷 -遠藤ミチロウの軌跡-

○DVD
LOUDNESS / LIVE ROCKSHOCKS 2006

2/28
○DVD
The DUST'N'BONEZ / TOUR 2007 -ROCK’N’ROLL CIRCUS-

3/7
○シングル
吉川晃司 / ベイビージェーン/ジャスミン
ヤッキー中村 / 焼肉ぶる〜す

3/14
○DVD
Perfume / ファン・サーヴィス[bitter]

3/21
○アルバム
一十三十一 / girlfriend
浜田麻里 / sur lie

○シングル
浅岡雄也 / 僕達のHarmony

3/28
○アルバム
田野崎文 / この道


でこの会社のサイトは、今もNEW RELEASEが2月分というところでわかりやすくやる気なし。
上部グローバルメニューの飛び先のいい加減さも、やさぐれ感がいい感じにアップ。
もうひとつ、上の方の「Information」部分に出てくるクリッカブルなメッセージ。
「各アーティストのゲスト出演やイベントの告知はココでチェック!」って書いてあるから、
よーし、チェックしちゃうぞって思ってクリックしたら「情報が決まり次第お知らせいたします」
これで終了。非情だな。つうか、NEWS欄で事足りてるならもうこんなのいらないじゃないか。


■03/14

4/22、表参道のCayで面影ラッキーホールのライブ
ゲストはPerfume。なんだそのキチガイじみた組み合わせは。

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■BMG JAPAN
正直この時期だけ見ているとありえないくらいシオシオのBMG。
むしろ小田和正・松たか子・クロマニヨンズが揃ってシングルを出す4月の方が景気良さそうだ。
明記してないですが、12月末の決算の会社と考えて間違いないでしょう。
理由:スキマスイッチがその時期に出動しているから。
つうかこの、いまいち煮え切らない人たちばかりが並んだラインナップはある意味壮絶だな。

2/7
○アルバム
フォノジェニコ / ねがいごと

2/10
○シングル
山田タマル / あなたになら言える秘密のこと

3/7
○アルバム
Astro / mnemonic
秦基博 / 僕らをつなぐもの

○シングル
THC!! / 君を、好きになった

3/21
○アルバム
キンモクセイ / さくら

○シングル
フルカワミキ / サイコアメリカ
MCU / omoide


で、BMGですからやはり洋楽は多少頑張ります。
3/21にはアヴさんのニューシングル登場。
あと同じく3/21にはここぞとばかりにJBの旧譜5種登場。
せっかく死んだんだから、お金儲けしないとね。

---

■フォーライフ
相変わらずやる気というものがいまいち感じられないフォーライフ。
それでもサイトのリニューアル後は、新譜情報も更新しないまま
何週間も放置という状態ではなくなったので、進歩はしている。

んで結局、BENNIE Kも萎んでしまいましたね。
つうかあの手の比較的ビッチ寄りの雰囲気の人たちは、追っかけとかするような
熱狂的なファンは付きにくいから、あくまでも楽曲勝負になっちゃいます。
とすれば、継続的にプロモーションして燃料を投下し続けなければいけないはずなのに。
つまり、どう考えてもそれをやらなかった会社の責任です、これは。
従いまして、結局長渕か陽水が出動しないとダメという、一体何年そうなんだ状態。

2/7
○アルバム
So' Fly / LUV GALAXY

○シングル
A Hundred Birds / Because The Way Love Is feat.TeN

2/21
○アルバム
井上陽水奥田民生 / ダブルドライブ
Taiji All Stars / FEMME FATALE

3/7
○シングル
BENNIE K / 1001Nights

3/14
○アルバム
A Hundred Birds / To The EdEN

3/21
○シングル
井上陽水 / Make-up Shadow
榎本くるみ / 愛すべき人

3/28
○シングル
さくまひでき / いま守りたいもの


So' Flyなんか楽曲の質的に言っても、世が世ならmihimaruの
今の位置に彼らが居ても決しておかしくないんだけど。
もうちょっときちんと戦略的に売ってあげようよ。
でも、HIROKOの方がかわいいからやっぱmihimaruがいいや。


■03/13

m.c.A・T x 押尾学がコラボ・シングルを発表!
これがロックだ! 
先生はカート・コバーンの生まれ変わりで、素手で20人を倒した人なので間違いありません。

---

「一緒に焼き肉を食べて、『ロード』を生で歌ってあげる約束をしている」
そしてその後は、将来について不安なこのタイミングを逃さず、説伏! 説伏だ!
ていうか、この夫婦のTV露出量の急激な増加はあんまり露骨過ぎると思った。

---

■コロムビア・ミュージック・エンターテインメント
大商いは他社で込み合う前にカエラで済ませてしまったコロムビア。
一青窈もベストがそこそこ売れたので、いつもよりは余裕でしょうか。


2/7
○アルバム
木村カエラ / Scratch


2/14
○アルバム
Kagrra, / 雫〜shizuku〜

○シングル
SHALE APPLE / ひとりぼっちの君へ/大切な言葉


2/21
○アルバム
MO'SOME TONEBENDER / SUPER NICE
GAGLE / BIG BANG THEORY SHUFFLE
sorachoco / sorachoco

○シングル
中村雅俊 / コスモス
ケイタク / Days


2/28
○アルバム
ダンデライオン / ダンデライオン2


3/7
○アルバム
超飛行少年/スーパーフライングボウイ / ハイパーフライングボウイ
ビューティフルハミングバード / カレン/エーデルワイス


3/21
○アルバム
ジッタリン・ジン / 8-9-10 !! (Ver.2)
ムーンライダーズ / マニアの受難 Collector's Edition 30th Anniversary

○DVD
Mi / We Love Music♪


3/28
○アルバム
SHALE APPLE / 空空寂寂
MALICE MIZER / Selection de performances live


さらにコロムビア、最近になってキラータイトルをGET。
X BOX 360の「THE IDOLM@STER」の音楽出版権でございます。
早速1月から毎月1枚ミニアルバムを発表というスタイルでGO。
しかも3月にはある意味キラーチューン、「とかちつくちて」で
一部ではおなじみ「エージェント夜を往く」収録のVol.3発売です。
幅は狭いですが、掘れば掘るほどお金が出てくる金脈です。
大事に行くでしょうや、これは。

他にもアニメ系は異常。
2/21:超人機メタルダー オリジナル・サウンドトラック CD2枚組 ¥3,360
2/21:アタック No.1 DVD-BOX \23,940
3/14:ルパン三世音楽集6種 各\2,625(一部2枚組\3,150)
3/21:特撮・アニメの過去作サントラ廉価盤20種 各\1,260
3/21:機動警察パトレイバー CD BOX DELUXE \4,725
3/21:サスケ Complete BOX 上下巻 \14,805/\11,104
3/21:アンデルセン物語 Complete BOX \26,460
3/21:ゴッドマジンガー DVD-BOX \19,740

まあ、アニメ等のコンテンツホルダー各社におかれましては、
「年度末だしBOXでも出しておけ」はいわば合言葉のようなものですが。
つうか新しいのはなかなか回ってこないからね。
やはりここでも過去作を中心に、メガヒットは狙えずとも単価で一発か
タイトル数で勝負という、非常に素晴らしい戦術を駆使しまくりです。
何せ元手がかからないのが素晴らしい。

そして単価という意味では神のようなこんな存在も。

3/2:世界アニメーション映画史 第1集/第2集 各\210,000

ありえねえ。


■03/11

散々話だけは聞かされてきたポツドールの芝居を初めて観た。
言葉にできない。なんかとんでもないものを観てしまったということだけ。
あと、あれをカップルで観に来ていた客はすごいチャレンジャーだと思った。

---

なんかマーク・パンサーがやばいことになってます。
これ、要するにアムウェイと同じような仕組みっすね。まあ何ともよう言いませんが。
今回の件のポイントは彼はただの広告塔とかじゃないところ。「副社長」です。
これ、いざというときにはものすごく重要になってくるところなので覚えておこうね。

---

■ポニーキャニオン
この会社も毎年年度末には所属アーティストに総動員をかけるわけですが、
所属者の数にエイベックスほどの厚みがないために、毎年毎年猛烈な
既視感を感じてしまうわけで。
また今年も上戸とw-inds.とLeadと下川みくに。まだいるのか下川。

そんな中、遂に登場した漢がAKTIONつうか真木蔵人。
多分タイトルから見てZEEBRAの曲のリメイクだと思うのですが、
リリックの内容によっては恐ろしく説得力がない可能性もあるね。
まあ、ここ数年のポニーキャニオンは、そろそろ流行り的に後がなくなってきた
ギャングスタもどき系J-Hip-Hopの最後の砦的レーベルになってまいりました。
しかし何でこのジャンルは社長の孫とか芸能人の息子とかが多いんだろね。

2/7
○アルバム
松山千春 / 起承転結
松山千春 / 君のために作った歌
松山千春 / こんな夜は
松山千春 / 歩き続ける時
松山千春 / 空を飛ぶ鳥のように野を駈ける風のように

○シングル
D-51 / Forever Friends


2/14
○アルバム
Rhymescientist / 響 ライムサイエンティストE.P.


2/21
○アルバム
Yucca / 千の風になって

○シングル
the ARROWS / ONE NIGHT STAR
マユミーヌ / アヒルのワルツ


2/28
○アルバム
D-51 / 三横一村
ART-SCHOOL / Flora

○シングル
John-Hoon / SAD SONG


3/7
○アルバム
w-inds. / Journey
LM.C / GLITTER LOUD BOX
Jazztronik / Beauty - Flow
GRAPEVINE / From a smalltown
GRAPEVINE / 退屈の花
GRAPEVINE / Lifetime
GRAPEVINE / Here
GRAPEVINE / Circulator
GRAPEVINE / another sky
GRAPEVINE / イデアの水槽
GRAPEVINE / deracine

○シングル
山田優 / EYES ON ME
福田沙紀 / 夢空 〜ゆめそら〜
★ジョージ★ / ゆびきり
カミタミカ / 手紙
AKTION / Still Neva Enuff feat.ZEEBRA

○DVD
OZROSAURUS / Rhyme&Blues Tour Final〜Live at YOKOHAMA BLITZ〜


3/14
○アルバム
KREVA / BEST OF MIXCD NO.1

○シングル
Lead / Drive Alive
上戸彩 / way to heaven
KREVA / アグレッシ部
下川みくに / Bird

○DVD
神話(SHINHWA) / 神話 2006 JAPAN TOUR『Inspiration #1』LIVE AT 武道館


3/21
○アルバム
奥華子 / TIME NOTE
GONTITI / スーパーベスト 2001-2006
Yucca / 千の風になって

○シングル
w-inds. / w-inds. Single Mega-Mix
JiLL-Decoy association / 輪

○DVD
aiko / LOVE LIKE POP add. 10th anniversary
アン・ジェウク / JAPAN TOUR 2006“My life is…"


3/28
○シングル
新井満 / ふるさとの山に向ひて

○DVD
SS501 / 1st Concert in OSAKA


あと、気になるのはGRAPEVINE。今年度はニューアルバムと
同時に過去作を期間限定廉価盤として再発するわけですが。
彼らのメジャーデビュー直前直後の一部での盛り上がりと今。
当時を思うと、今の飼い殺し状態は何なんだと。

ポニキャニですから、有名事務所のアイドル系との契約があれば、
プロモーションの優先順位はそっちにガンガン持っていかれます。
そして彼らはいつまでたってもガッツリと売ってもらうこともなく、
でも契約も切られずメジャーに居て、相変わらずな音を出し続ける。
これは不幸なのか幸せなのか。

the ARROWSが少し心配になってきたよ。


■03/08

都知事選は、とりあえずこのポスターを何とかしてほしい。
人選も撮影もデザインも、すべてがものすごく微妙。

---

ユニヴァーサルが柴咲コウのシングルを3/28に緊急発売。
彼女は2月のシングル "at home"が散々でしたが、今から録音とかありえないので、
当然これはそういう事態に備えての保険として準備されていた、ということか。
必死にもほどがある。

そして東芝は氣志團のアルバム3/28で正式発表。
DJ OZMAとは無関係だから一切問題なし。

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■ビクター
2005年、サザンのアルバムがびっくりするほど売れず、もはやこれまでかとも思われましたが、
今年度はレミオロメンがブレイクし、首の皮一枚繋がった感のあるビクターでございます。
他にはたらことかリア・ディゾンとか、こまいところで小銭を稼いでしのいでる。
つうか、たらこもすごい勢いで皮算用していたようですが、結局15万枚弱止まり。
そうそう世の中うまくいかないね。


2/7
○アルバム
RED SPIDER / 爆走エンジェル〜ALL JAPANESE REGGAE DUB MIX CD〜

○シングル
SOIL &“PIMP”SESSIONS / マシロケ
夏川りみ / フルサト
YA-KYIM / Superstar


2/14
○シングル
リア・ディゾン / Softly
秋山奈々 / さよならとはじまり


2/15
○アルバム
Chocolat & Akito / Tropical


2/21
○アルバム
Dragon Ash / INDEPENDIENTE
倉橋ヨエコ / 色々
柴田淳 / 月夜の雨
オリジナル・サウンドトラック / 華麗なる一族
オリジナル・サウンドトラック / 浅草ふくまる旅館
19 / コンプリートBEST 青&春
広瀬香美 / THE BEST Love Winters & ballads
高橋真梨子 / Single Collection New Edition
灰田勝彦 / 東京の屋根の下
岩崎宏美 / あおぞら+1
岩崎宏美 / ファンタジー+10
岩崎宏美 / ウイズ・ベスト・フレンズ+2
岩崎宏美 / 思秋期から……男と女+1
ジョニ−大倉 / JOHNNY MILD
ジョニ−大倉 / ゴーイング・マイ・ウェイ
ジョニ−大倉 / マリンブルー・エクスプレス
ジョニ−大倉 / ブラック・ジャック・ゲーム
ジョニ−大倉 / DJが眠ったあとで

○シングル
サクラメリーメン / マーガレット

○DVD
MIGHTY JAM ROCK / MIGHTY JAM ROCK LIVE! WE RUN TINGS TINGS NUH RUN WE


2/28
○アルバム
ナイス橋本 / AFTER THE RAIN
岩崎宏美 / 飛行船+2

○シングル
SunMin / Love You./The Rose


3/7
○アルバム
SOIL &“PIMP”SESSIONS / PIMPOINT
金城綾乃 / キロロのほーら、泣きやんだ!
YA-KYIM / Can YA Feel?
かかし / バーンパーク
DJ MAYUMI / DJ MAYUMI BERRY JAM MIXED UP!
飯島真理 / palette(パレット)
V.A. / MASTER BLASTER 2007 〜JAPANESE REGGAE DANCEHALL IN DE HIGH II〜
V.A. / TRANCE HEAVEN presents 卒業トランス
kiroro / キロロのいちばんイイ歌あつめました〜10th Anniversary Edition〜

○シングル
少年カミカゼ / STAY TUNE!!
カルテット / 一期一会
オーケストラ・アンサンブル金沢、安藤常光、他 / 松井秀喜公式応援歌 『栄光(ひかり)の道』

○DVD
飯島真理 / collage(コラージュ)
coba / coba groovy accordion night tour 2006 in Europe


3/9
○アルバム
夏川りみ / 想い風<ウムイカジ>

○DVD
夏川りみ / VIDEO CLIP COLLECTION


3/14
○シングル
レミオロメン / 茜空
3B LAB.☆S / 恋唄〜春夏秋冬〜

○DVD
レミオロメン / "ISLAND OVER THE HORIZON" at YOKOHAMA ARENA
3B LAB.☆S / 東名阪SPECIAL TOUR 2006 愛と裏切りのライブ。


3/16
○アルバム
小林香織 / グロウ

○シングル
KOKIA / ありがとう…


3/21
○アルバム
斉藤和義 / 紅盤
坂本真綾 / 30minutes night flight
9nine / first9
noon / ウォーク・ウィズ・ジー・イン・ニューオーリンズ
Leyona / Rollin' & Tumblin'
小泉今日子 / K25 〜KOIZUMI KYOKO ALL TIME BEST〜
V.A. / Voice Colors 〜あなたといたころ〜
V.A. / 関西ふぉーく&ぶるうす特撰
V.A. / Platinum Motivation
岩崎宏美 / 二十才前…+4
岩崎宏美 / パンドラの小箱+4
岩崎宏美 / 恋人たち+7
岩崎宏美 / 10カラット・ダイヤモンド+6
岩崎宏美 / WISH+7
岩崎宏美 / GOLDEN☆BEST
杉真理&レッド・ストライプス / マリ・アンド・レッド・ストライプス
杉真理&レッド・ストライプス / スインギー
ちあきなおみ / それぞれのテーブル
ちあきなおみ / THREE HUNDREDS CLUB
ちあきなおみ / 待夢
ちあきなおみ / 港が見える丘

○シングル
GOING UNDER GROUND / 胸いっぱい
THE BACK HORN / 美しい名前
Full Of Harmony / G.O.O.D TIMES feat. Teddy Riley

○DVD
秋山奈々 / StilL ProgresS DVD vol.2


こうやって並べてみると、かなり必死なことがわかります。
看板のSMAPとサザンがそうそう期末だからといって動いてくれるわけもなく、
とりあえず動いてくれるレベルの所属アーティストの相当数に動員かけてます。

再発組が、岩崎宏美、ジョニー大倉、ちあきなおみと、渋くてイカしてますが、
ここ数年ずっと、期末の再発の目玉はピンクレディーで引っ張り続けてきたものの、
さすがにもう出せる音源がないので、こういうのばっかりになっちゃうの。

あと意外にトランスやレゲエのコンピも出すわけですが、それはちょっと会社の
立ち位置的に無理があるっていうか、でも3/7の「卒業トランス」って凄すぎる。
ターゲット層がどういう人たちか考えるだけで、日本の将来を憂いたくなるよ。


■03/07

オザケンが女性を刺殺
強い気持ち強い愛。

---

■トイズファクトリー
毎年毎年、年度末でもまるで慌てる気配のないトイズでございますが、今年はちょっと様子が違う。
3/14に日本最大級の大商い、ミスチルのアルバムが登場です。
とはいえ、ミスチルはこれまでのアルバム、3月に出たのって「BOLERO」だけで、
それ以外は実にまちまちですし、そもそも今のミスチル様に発売日を指定するなんて普通できやしません。
ちょうどこの時期になってしまったという方が正解でしょう。

しかし、当然ですが顧客の一定期間内の可処分所得は限られておりますので、他社の方々は
「こんな時期に出しやがって馬鹿野郎」という気持ちでいっぱいのこととお察しいたします。


2/7
○アルバム
マスラヲコミッショナー / First Children Movie Sound Collection 〜山人〜


2/14
○シングル
melody. / Finding My Road


2/28
○シングル
藍坊主 / コイントス


3/7
○シングル
ゆず / 春風


3/14
○アルバム
Mr.Children / HOME
筋肉少女帯 / 筋肉少女帯復活究極ベスト“大公式”
NAGLFAR / HARVEST

○DVD
筋肉少女帯 / THE・仲直り!復活!筋肉少女帯〜サーカス団パノラマ島へ帰る'06〜


3/21
○アルバム
FINE LINES / substratosphere
V.A. / HUSKING BEE (TRIBUTE ALBUM)


3/28
○シングル
HALFBY / STAR TRACK

○DVD
湘南乃風 / 風伝説〜いつも誰かのせいにしてばっかりだった俺 TOUR 2006〜


しかしトイズはほんまにすごい。
もちろんミスチルやゆずが屋台骨を支えてるからっていうのがあるんだとは思いますが、
2006年度もケツメのセールス落ちた分を湘南乃風がきちんと穴埋めしたり、デビュー時から
一時期露出が減っていたmelody.を方針転換して、再度きちんといいところまで持ってきたり、
烏龍舎と組んでSalyuをがっつり売ってきたり、そこらへんの取り回しのうまさもそうだし、
昔のつながりか、筋少やジェット機を改めて迎え入れるだけの度量もある。
それでいて、HALFBYとかの次の世代の芽もきちんと育ててるわけで。恐ろしく隙がない。

でさ、FREENOTEは結局昨年度一切リリースなかったんだけど、クビですか。


■03/06

メールでご指摘いただきました。
確かに東芝の洋楽ベスト盤廉価盤攻撃は、「CCCDのままだと頭打ちなので、
買い控え組誘致のためにCD-DA化」の側面も間違いなくありますね。

そういえば俺もPet Shop Boysの「PopArt」買おうと思っていたんだ。
この盤、発売当時にAmazonでCD-DAのUK盤を発注したつもりだったのに、何故かCCCDの
タイ盤という、思いがけずものすごいブツが届いて、非常に困惑したのを覚えています。

---

■ユニヴァーサル
ああ、面白どころの東芝とWMJ終わったからあとは惰性だな。じゃあユニヴァーサル。
3月のスピッツも思うようにベストが伸びず、福山は5年半振りなのに30万枚そこそこで、
CHAGE & ASKAもかつての神通力は消え失せるなど、2006年に大商いは一切なし。
いいことといったら、TOKIOの「宙船」が予想以上に売れたことと、
mihimaru GTの中ブレイクくらいのユニヴァーサルでございます。

この会社、決算は12月末なのですが、年末は何せ福山が激しく転んでいた時期ですので、
他社が頑張ってくれるおかげで、ライト層がCD店に足を運ぶ機会が増えるこの時期に何がしかの
仕掛けをしておかないと、また次の年末恐ろしいことになると思うのですが、意外に何もないわ。
邦楽で目立つのはCharaとmihimaruさんくらいです。大丈夫なのか。
mihimaruさん4月にもシングル出すし、働きすぎだよ。死ぬなよ。

2/7
○アルバム
hare-brained unity / EVEN BEAT
FreeTEMPO / HARMONY

○シングル
ユハラユキ / omajinai 1・2・3


2/14
○シングル
ET-KING / 愛しい人へ
小池徹平 / 君に贈る歌
ウエンツ瑛士とガチャピン・ムック / ラッキーでハッピー


2/21
○アルバム
RIZE / ALTERNA

○シングル
柴咲コウ / at home
WISE / Shine like a star
大津貴子 / 父と娘のうた


2/28
○アルバム
Chara / UNION

○シングル
mihimaru GT / かけがえのない詩(うた)
SoulJa / DOGG POUND

○DVD
mihimaru GT / mihimaLIVE


3/7
○アルバム
ビアンコネロ / 大吉コレクション
小谷美紗子 / Quarternote 2nd -THE BEST OF ODANI MISAKO 1996-2003-

○シングル
BON'Z / From me to you


3/21
○シングル
音速ライン / 真昼の月


ちなみに洋楽は、比較的強力なコンテンツを握っておりまして概ね安泰。
特にここんとこは現代の2大姉御、グウェンとファーギーを擁し、この時期も
3/7にファーギーのアルバムをデラックス・エディションで出し直しております。
また、某誌が狂ったように押しているThe KlaxonsとかiPodのCMに使われている
Fratellisとかも出したりしますので、カタログを引っ張り出してこなくても
大丈夫な按配でしょうか。
あとはTake Thatが本国くらい売れてくれたら言うことないですね。


ユニヴァーサルは、配信限定のシングルカットとか、日本人でもアルバム2,350円とか、
期間限定シングル500円とか、できる範囲でいろいろな実験をしているところは非常に
素晴らしいと思うですよ。結果がどうであれ。

あと、ET-KINGから激しく三木道三臭が漂ってくるのですが、どうしたらいいですか。


■03/05

次の会社の分はまだできていない。ので以下の件のみ。明日明日。

---

川内康範、おおいに吠える

>>「卑しい心の森には、私のすべての作品を歌うことは禁止するとの
>>申告をジャスラック(日本音楽著作権協会)に届けてあります」

こういう禁止や制限等の権限はJASRACにはありません。
本人たちが嫌がってるのに、適正な申請があったからという理由で
モンパチの曲の着メロにGOを出したのもJASRACでございます。
ここでJASRACが動いたとしたら、単に人を見て日和ってるだけということですが。
でも責められない。
川内康範を敵に回すくらいなら、俺もルールのひとつやふたつ軽く曲げる。
彼は恐ろしいのです。我々は普通に暮らしたいのです。
森進一は彼に喧嘩売ったその時点でGODなんです。
ていうか知らなかったのか、彼の恐ろしさを。

あと、「すべての作品」というのは、「森進一に提供したすべて」なのか、
「彼が作詞したすべて」なのかどっちのことなんだろうか。
後者だとしたら、森進一は「レインボーマン」の歌も歌えなくなるね。
つうか30代後半以上の男子はほぼもれなく、「インドの山奥」以降の歌詞を、
概ね全部身も蓋もない替え歌にしてすごい勢いで歌ってただろう。そうだろう。
俺らも歌唱禁止されるのだろうか。心が卑しいのだろうか。
悲しくなっちゃう。

---

そうだ! あと忘れちゃいけない。マイケル来たよ!
イープラスについては、受付終了までずっと「お席に余裕あり」だったことは
ご報告しておきます。どうなるのでしょうか。ドキドキしてきました。


■03/04

FUCK OFFの中の人と会ったよ!
何をどうしてどうやったらこんな気の狂ったネタばかり集めてこれるのか、
畏怖と言うか恐怖と言うか、とにかく長年そっと眺め続けてきたのですが。
意外に普通の人でした。でも普通に見える人ほど中はコワイのです、きっと。

---

■ワーナー・ミュージック・ジャパン
最強の負け組に続いては今年度最大の勝ち組、ワーナーです。
コブクロの大ブレイク、絢香のプロモーション大成功。
ずっと飼い続けていたBONNIE PINKもやっと結果を出した。
洋楽でもダニエル・パウターやジェイムス・ブラントがFMを起点に
大ヒットし、彼らの曲を収録したコンピも爆発的に売れた。
レッチリもDEATH NOTE効果で順調に売れ、My Chemical Romanceも予想以上。

なんていうか、今年度は完全に確変入りました。
もうこの世の春だよ。ウハウハだ。
2006年の年間アルバムチャート、ベスト40のうち10枚がワーナー。
こんなの見たことないし、これからも当分見られまい。

ということで、年度末の目玉はコブクロ×絢香のコラボシングル。
たぶん担当プロデューサーは感動で泣いてると思います。
まさか自社所属の組み合わせでこんなコラボシングル作れるなんて。
生きててよかったね。
ていうか何この年度末のスカスカっぷり。余裕じゃないっすか。

2/7
○シングル
ナナムジカ / 心音


2/21
○アルバム
Cornelius / Sensuous(アナログ盤)

○DVD
米倉利紀 / loosen up and fall back


2/28
○シングル
絢香×コブクロ / WINDING ROAD


3/7
○アルバム
サウンドトラック / 東京タワー オカンとボクと、時々、オトン

○シングル
竹内 まりや / 明日のない恋(プレミアム・エディション)


3/21
○アルバム
小柳ゆき / Surise

○シングル
コブクロ / 蕾


3/28
○シングル
BONNIE PINK / Anything For You

でもって、ワーナーの真骨頂たる洋楽方面のカタログは、強力なのはないけど結構おもしろい。
Foreignerの紙ジャケ7枚が2/28、Bad Companyも紙ジャケ6枚3/7。
Green Dayのインデーズ時代の2枚が2/28で、R.E.M.の廉価盤7枚が3/21。
そしてマドンナのライブCD+DVDセットが3/7。
地道にこつこつと稼いできそうなのを並べてきております。

問題は次年度。洋楽のコントロールは難しいので、2005-2006年にかけて稼いでくれた大物は
しばらく黙りますし、邦楽でもコブクロと絢香は当面のところ盤石としても、次がいない。
移籍してきたウルフルズか、ようやっと契約を結んだ椿屋四重奏か。
ただ、ワーナーには「バンドが育たない」という泣き所がございます。

ビジュアル系のときはうっかり一番地味なPlastic Treeを捕まえてきたり、
もはや後発についていけなくなってきたあたりの頃のNICOTINEと契約してみたり、
いつまでたってもメレンゲをうまく扱えなかったり。
まあ、このあたりまでは「ダメですねえ」くらいで済ませてもいいのですが、
薬で逮捕後、ソニーから切られたCurioを何故か拾ってきて、結局すぐ解散したり、
中島みゆきな例のアレで、Highway61の発売間もないアルバムが回収になったり、
そこらまで含めると、何か一言では言い切れない「業」のようなものまで感じられます。
お祓いに行った方がいいと思うよ。


■03/03

■東芝EMI
今年度最大の負け組登場。東芝EMIでございます。
とはいっても、今回の宇多田の新曲に限ってはうまくやりやがった感はあります。

宇多田「着うた」発売前に200万件

これですが、まずドラマ含め事前のオンエアはすべてバラードバージョン。
売れた着うたも当然そっちで、オリジナルヴァージョンは完全に管制下に置かれておりました。
そしてようよう先週のCDTVで初公開。

で、CDではバラードヴァージョンはカップリング扱いとなりますから、このタイミングで
今度はオリジナルヴァージョンでもってCDのプロモーションをガシガシ行うという流れ。
しかもCDには、"CD Only Bonus Track"とわざわざ明記してさらに別バージョンが収録され、
計3トラック+カラオケのお得感ある作りになっております。

しかも離婚ネタまでこのプロモーション期間に投下するという鬼のような事態。
鬼気迫るとはまさにこのことです。

とはいえ、これはいろいろ攻め手を考えたというよりは、「Be My Last」とか「Passion」の
1曲+αで660円とか1050円という、今の世の中においては非常に割高感のある価格設定のCDを、
配信とのタイミング等ほとんど考えなしにブランドだけに頼って市場に投下してみたところ、
当然あらかた配信に持っていかれてCDの方のセールスが散々だった、という結果を踏まえ、
今回躍起になったというところが実際でしょう。攻めというよりは必死の守りなわけです。

でも宇多田はアルバムがアレでしたので、当然これくらいやらされてしまう。
2005年度、社員が必死に歯を食いしばって頑張れたのは「来年には宇多田のアルバムが…」の一念。
それが蓋開けてみたら100万枚も行かないと来れば、これはもう仕方がない。

そして誰もそのフォローをできない。
世間的には非難の嵐だったものの、結果としてDJ OZMAが紅白後にも売上を伸ばしましたが、
もはやその程度の増加ではいかんともしがたい状態がずっと続いています。
新人も、Radwinpsが多少行ってくれたくらいで、ほとんど育たずじまい。
要するに、社内中ほぼ例外なく全員転げたのが今年度ということで。

で、この年度末を見るに、どうやら邦楽については完全にあきらめた模様。
ユーミンの変なコンピとか、アイテム数として増量しようとした気配はありますが、
正味のところ「キラータイトル」と呼べるものがない。まったくない。
他社がすごい勢いで本命盤を投下する3月の2週目3週目がこれですもの。
3/14なんて吉川晃司の再発だけなんだよ。もう駄目だ。

2/7
○アルバム
ACIDMAN / green chord

○シングル
175R / 君と向日葵

○DVD
Radwinps / RADWIMPS 4.5
175R / CLIPS+2


2/14
○アルバム
チェン・ミン / 祈り〜two as one〜
浅川マキ / DARKNESS IV

○シングル
STRAIGHTENER / TRAIN


2/21
○アルバム
アルファ / Going! Going! Gone!
ANCHANG / Memphis
ウルフルズ / ベストやねん
椎名林檎×斎藤ネコ / 平成風俗
DABO / B.M.W. Vol.1 -BABY MARIO WORLD-

○シングル
JYONGRI / Hop,Step,Jump!


2/28
○アルバム
JAMOSA / One
Splash Candy / FRANKEN COASTER & BABEE GO ROUND
MACKA-CHIN / LAST

○シングル
宇多田ヒカル / Flavor Of Life

 
3/7
○アルバム
諫山実生 / こころ
STRAIGHTENER / リニア
theSoul / はじめての街
松任谷由実 / SEASONS COLOURS -春夏撰曲集-

○DVD
松任谷由実 / THE LAST WEDNESDAY TOUR 2006〜HERE COMES THE WAVE〜
ACIDMAN / scene of "green cord"


3/14
○アルバム
吉川晃司 / LUNATIC LION
吉川晃司 / Shyness Overdrive
吉川晃司 / Cloudy Heart
吉川晃司 / FOREVER ROAD
吉川晃司 / BEAT∞SPEED


3/21
○アルバム
JYONGRI / Close To Fantasy

○シングル
SOPHIA / 君と月の光


じゃあ、このJ-POPの惨状をどうするのかというと、もちろんEMIですもの洋楽で。
とりあえず1月から続くデビッド・ボウイの紙ジャケ再発を3月まで継続。
でも3月のは「Tonight」とからへんだから、あんましそこでの伸びは期待できない。

そこで、遂に出た恐怖企画。3/14の怒涛の所属アーティスト過去ベスト盤廉価リリースです。
Richard MaxとかSuzi QuatroとかHuey Lewisとか、旬を過ぎた人たちのならまだしも、
PlaceboとかPet Shop BoysとかKylie Minogueとか、これからも売っていけそうな人まで。
普通こういう時、オリジナルアルバムには手を出しても、ベスト盤は今後のために温存するもの。
その常識を今覆す東芝。米農家が食うに困って種籾炊いて食っちゃうようなものですこれ。
もう後がないのです。マジです。焦土作戦です。
来年は来年で何とかなる。きっと何とかなるよ。


■03/01

■SONY MUSIC Entertainment (Ki/oon, DefSTAR)
今年度はYUIがブレイクした程度でしたので、オレンジレンジ等の目減り分までは
とても回収できておりません。にしては昨年に引き続きあまりはっちゃけてない感じ。
着うたについては非常にうまくやってますし、パッケージについてはある程度
織り込み済みで予算立てとかから動いてたってことか。
それかクラシック部門が「のだめ」で相当利益上げてきたか。

毎年恒例の旧譜大作戦、今年はTMのアナログで出てたアルバムの紙ジャケ復刻。
「すべて再現」が基本ですので、ボーナストラック入れる必要ないからいいね。
相当のカタログを持っているはずの洋楽では、今年度は大規模な無茶はなし。
この時期に出る旧譜はELOくらいで、いまいち迫力ありません。

ただし、唯一目を引いてえげつない存在が。AKB48です。
ステージ用楽曲をCD化してフルアルバム及びDVD、各6枚一気出し。
ここぞとばかりに尻の毛むしるようなものすごい攻めっぷりです。
これだけでもすごいのですが、ソニーや公式ではまだアナウンス出て
いないものの、こういうのが出るというインフォメーションも。
これ、単体売りのボックス化かもしれませんが、これだけにしか入ってない
何かは絶対にあるでしょうし、義務として買う方も結構な人数いるはずです。
29,800円。すごいな。マジで餓死者が出そうな勢いだ。


2/7
○シングル
加藤ミリヤ / Eyes on you
キャプテンストライダム / LONE STAR
Tommy heavenly6 / Heavy Starry Chain
Missing Link / ツナガルキモチ


2/14
○アルバム
PUFFY / Hit & Fun
町本絵里 / WORLD BEAUTY

○シングル
いきものがかり / うるわしきひと/青春のとびら
江原啓之 / 小さな奇跡
紗希 / 愛という言葉
高田梢枝 / 世界の果てまで
中川翔子 / ストロベリmelody
No Regret Life / Day by day
平川地一丁目 / 永遠の約束
ホイフェスタ / ジグTHEアッパー
POSSIBILITY / NAME / Runner

○DVD
阿部義晴 / 阿部義晴 音楽祭2006
L'Arc〜en〜Ciel / CHRONICLE 0-ZERO-


2/21
○アルバム
井上陽水奥田民生 / ダブルドライブ
UVERworld / BUGRIGHT
SABOTEN / CLASSIC
椎名へきる / Rockin' for Love
スネオヘアー / スカート
SOULHEAD / BEST OF SOULHEAD
NIRGILIS / GIRL
HIGH and MIGHTY COLOR / 参
YO-KING / 日々とポップス
V.A./ 「のだめオーケストラ」STORY!

○シングル
アフロマニア / 永遠に」
SUEMITSU & THE SUEMITH / Allegro Cantabile
SOUL'd OUT / GROWN KIDZ/VOODOO KINGDOM
DEPAPEPE / 桜風
中島美嘉 / 見えない星
ほね組 from AKB48 / ほねほねワルツ
MARIA / HEART☆BEAT

○DVD
米米クラブ / a K2C ENTERTAINMENT DVD BOX 米盛 I
PUSHIM, RHYMESTER, HOME MADE 家族, マボロシ, May J./ I Say Yeah! NeOSITE 10th Anniversary Party


2/28
○アルバム
ジン / レミングス
平川地一丁目 / 雪解けの頃に届く手紙
POLYSICS / KARATE HOUSE

○シングル
平井堅 / 君の好きなとこ
KILLERS / JAPANESE GIRL
Crystal Kay / こんなに近くで...
SunSet Swish / モザイクカケラ
RYTHEM / 桜唄

○DVD
ポルノグラフィティ / 横浜ロマンスポルノ'06 〜キャッチ ザ ハネウマ〜 IN YOKOHAMA STADIUM
RSP / REAL STREET


3/7
○アルバム
いきものがかり / 桜咲く街物語
AKB48 / チームA 1st Stage「PARTYが始まるよ」
AKB48 / チームA 2nd Stage「会いたかった」
AKB48 / チームA 3rd Stage「誰かのために」
AKB48 / チームK 1st Stage「PARTYが始まるよ」
AKB48 / チームK 2nd Stage「青春ガールズ」
AKB48 / チームK 3rd Stage「脳内パラダイス」
加藤 ミリヤ / Diamond Princess
キャプテンストライダム / BAN BAN BAN
鈴木雅之 / Champagne Royale
千織 / MY SOUL TRAIN
Tommy heavenly6 / Heavy Starry Heavenly
Fairlife / パンと羊とラブレター

○シングル
アンジェラ・アキ / サクラ色
星村麻衣 / 桜日和
YUI / CHE.R.RY
HOME MADE 家族 / 流れ星 〜Shooting Star〜
高橋瞳 / キャンディ・ライン
大山百合香 / 春色
オレスカバンド / 忘れもの/チャック
JUNE / Pride of Tomorrow
redballoon / 走り出す季節


3/14
○アルバム
sona / song bird 2 〜love song collection〜
中島美嘉 / YES
No Regret Life / Allegro
HOME MADE 家族 / FAMILIA

○シングル
伊藤由奈 / I'm Here
wiz-us / 通り雨」
玉置成実 / CROSS SEASON
中島美嘉 / 素直なまま
NIRGILIS / アップデート
ハルカリ / 桃源郷/Lights, Camera. Action!
渡辺美里 / その手をつないで


3/21
○アルバム
大貫妙子 / Boucles d'oreilles
黒赤ちゃん / 少年ユニヴァースの地球儀
砂原良徳 / WORKS '95-'05
TM NETWORK / RAINBOW RAINBOW
TM NETWORK / CHILDHOOD'S END
TM NETWORK / TWINKLE NIGHT
TM NETWORK / GORILLA
TM NETWORK / Self Control
TM NETWORK / humansystem
TM NETWORK / CAROL A DAY IN A GIRL'S LIFE 1991
TM NETWORK / DRESS
ナイアガラシーエムスターズ / NIAGARA CM Special Vol.1 3rd Issue 30th Anniversary Editon
Piccadilly Circus / Piccadilly Circus
Piccadilly Circus / Summer of Love

○シングル
OMA SOUND / グッドバイ・ポーク・パイ・ハット
Skoop On Somebody / さよならが生まれた場所
DOES / 三月
ONE☆DRAFT / フルサト

○DVD
アンジェラ・アキ / MY KEYS 2006 in 武道館
FLOW / FLOW Countdown Live 2006-2007『キズナファクトリー 〜ディファ年明け〜』
AKB48 / チームA 1st Stage「PARTYが始まるよ」
AKB48 / チームA 2nd Stage「会いたかった」
AKB48 / チームA 3rd Stage「誰かのために」
AKB48 / チームK 1st Stage「PARTYが始まるよ」
AKB48 / チームK 2nd Stage「青春ガールズ」
AKB48 / チームK 3rd Stage「脳内パラダイス」

3/28
○シングル
林直次郎 / hikari
藤井フミヤ / 君になる


ちなみに「のだめ」関連は、2/21にある意味キラートラック「おなら体操」入りコンピ、
3/21にアニメ盤のサントラを出して最後のとどめか。大変よく稼ぎました。

こうやって並べてみて気づいたのは去年に引き続きの「桜」関連の多さ。
いきものがかりなんか去年から2年連続、しかも今年はアルバムタイトルだよ。
もう本当にあんまりだからやめてあげて。

あと、江原啓之のCD買った人ってどんな人なんだろう。
どんな生活しているのか一度観察したい。
知り合いにはなりたくないです。見るだけ。


■02/27

さて、年度末の各社辻褄合わせシーズン到来です。
毎度でございますが、ダラダラと時間かけつつ各社見ていくことにします。
いやあ、今年は勝ち組負け組はっきりしてますから面白い。

■avex trax
昨年度は、2〜3月にかけて、安室&大塚愛以外の契約アーティスト
ほぼ総出だったわけですが、今年はその2人まで動いております。
もう数字的には昨年度の比じゃないヤバさでございますから、もう必死です。
ということで、その2〜3月のJ-POP系リリースを並べてみることにします。

2/7
○アルバム
TRF / TRF 15th Anniversary BEST -MEMORIES-
AAA / CCC -CHALLENGE COVER COLLECTION-

○シングル
ロードオブメジャー / PLAY THE GAME
ANNA TSUCHIYA inspi'NANA / LUCY
Monkey Majik + m-flo / Picture Perfect
清木場俊介 / 天国は待ってくれる
misono / ホットタイム/A._
HINOI team / Dancin'& Dreamin'
GIANT SWING / GET UP


2/14
○アルバム
Every Little Thing / 14 message〜every ballad songs 2〜
安藤裕子 / shabon songs
東京プリン / ザ・ベスト・オブ 東京プリンその2

○シングル
EXILE / 道
EU PHORIA / シングルベッド/Hey!
□□□ / GOLDEN KING
100s / 希望
Jackson vibe / 浪漫PEOPLE

○DVD
渋さ知らズ / 渋旅初め


2/21
○アルバム
Janne Da Arc / SINGLES 2
Janne Da Arc / SINGLES(スペシャルプライス盤)
m.c.A・T / m.c.+A・T
m.c.A・T / m.c.A・T Best Singles+
kannivalism / Nu age.
AIR / The New Day Rising
AIR / Live And Learn
大沢伸一 / KITSUNE UDON
桃井はるこ / 「はるこ☆UP DATE」SONGS BEST
クミコ / 十年 -70年代の歌たち-
相沢巧弥子 / パール
V.A. / Noriyuki Makihara Songs from L.A.

○シングル
大塚愛 / CHU-LIP
島谷ひとみ / Dragonfly
中村中 / 風になる
C-999 / 六花の結晶
前川紘毅 / 二子玉

○DVD
安室奈美恵 / NAMIE AMURO BEST TOUR “LIVE STYLE 2006”


2/28
○アルバム
浜崎あゆみ / A BEST 2 BLACK
浜崎あゆみ / A BEST 2 WHITE
PENICILLIN / BLUE HEAVEN
ANNA TSUCHIYA inspi'NANA / ANNA TSUCHIYA inspi'NANA
OLIVIA inspi' REIRA / OLIVIA inspi' REIRA
misono / never+land
mink / Shalom
SHANADOO / WELCOME TO TOKYO

○シングル
安良城紅 / Luna
鈴木亜美 joins Buffalo Daughter / O.K.Funky God
コトリンゴ / にちよ待ち


3/7
○アルバム
EXILE / EXILE EVOLUTION
島谷ひとみ / PRIMA ROSA
TV OST / ONE PIECE SUPER BEST
笹川美和 / まよいなく

○シングル
My Little Lover / あふれる
東方神起 / Choosey Lover
鈴木亜美 joins THC!! / Peace お届け!!
sifow / Carat

○DVD
Every Little Thing / every little thing concert tour 2006-2007 Crispy Park
BoA / BoA COMPLETE CLIPS 2004-2006
BoA / BoA THE LIVE 裏ボア…聴かせ系
タッキー&翼 / タキツバCLIPS


3/14
○アルバム
倖田來未 / BEST〜BOUNCE & LOVERS〜
D'ERLANGER / LAZZARO
D'ERLANGER / PANDORA
東方神起 / Five in the Black
BeForU / BeFoU III〜Breaking Into The probability Changes〜
上原多香子 / depart〜takako uehara single collection〜

○シングル
倖田來未 / BUT/愛証
Monkey Majik + SEAMO / 卒業、そして未来へ。
鈴木亜美 joins キリンジ / それもきっとしあわせ
Jackson vibe / 桜
do-nuts / お花見ビーナス


3/21
○アルバム
AAA / alohAAA!
東京スカパラダイスオーケストラ / BEST OF TOKYO SKA 1998-2007
鈴木亜美 / CONETTA
長澤奈央 / 愛体-SEASON I-
Rin' / Inland Sea-Special Edition-

○シングル
AAA DEN-O form / Climax Jump
福岡ソフトバンクホークス with AAA / いざゆけ若鷹軍団2007
Seventh Tarz Armstrong / 7th Tarz and Legend Guitar & Nivan Runder in 1st EP
Seventh Tarz Armstrong / 7th Tarz and Legend Guitar & Nivan Runder in 2nd EP

○DVD
AAA / Channel@ AAA(仮)

3/28
○アルバム
大塚愛 / 愛 am BEST
ロードオブメジャー / GOLDEN ROAD〜BEST〜
m-flo / COSMICOLOR
MEGARYU / ROOTS(仮)
伴都美子 / Voice〜cover you with love

○シングル
桃井はるこ / 未定

○DVD
倖田來未 / KODA KUMI LIVE TOUR 2006-2007〜second session〜
東方神起 / 東方神起 HISTORY in JAPAN Vol.2
清木場俊介 / 未定
桃井はるこ / Momo-i Live DVD momo-i UP DATE TOUR IN 渋谷O-EAST編
桃井はるこ / Momo-i Live DVD momo-i quality LIVE IN Stellar Ball 2006編
桃井はるこ / Momo-i Live DVD コンプリートBOX


なんだこのリリース数は。プロモーターは間違いなく吐血。
およそ一線級及び移籍組と新人は概ね総動員。ものすごいことになってます。
ある程度名前出てる人で動いてないのはglobeとhiroとhitomiくらいか。
動かすためのパワーの割にあんましパフォーマンスよくない奴ら
ばかりなので、まあ、この際ここらは放置でもよいでしょう。

今年度に顕著な特徴としては、「1組で複数リリース」が異常に目立つこと。
倖田姉がアルバム・シングル・DVD。浜崎がアルバム×2。
AIRはオリジナルアルバムとライブベスト。
鈴木亜美はシングル連続リリース後にアルバムのコンボ。
AAAは企画シングル×2にDVDに変な箱入り企画アルバム。
桃井はアルバム・シングル・DVD×2とそのボックスセット。
ものすごい勢いで財布を削りにかかります。

そんでもって、通常のアルバムが出るだけでも、売れ線どころについては
最近のエイベックスの流行りになっている「CD+DVD×2」「CD+DVD」「CD」の
3フォーマット発売の大技を繰り出しますから、単純にアイテム数で
カウントしたら一体どうなっちゃうんでしょうか。

誰か解散しなくてもここまでできる。やらせる。エイベックス魂ここに極まれり。


■02/25

2006年第4四半期及び2006年年間有料音楽配信売上実績について

RIAJ発表の配信の年間実績。
ここだけ見ると景気良さそうですし、配信の売上がシングル売上を上回ったりしてます。
でも、CDは2006年の売り上げは微減ですが、「微減」といっても母数がまだまだ違いますから、
その減少分と配信売上増加分、差し引きするとトータル金額的には「微増」止まり。

それに、配信だけ見てもちょっと先行きに不安感も。明らかに「着うた」の伸びが鈍化中ですよ。
これで四半期ごとの伸び率を見ていくとわかってきますが、伸び率がグイグイ下がってます。
「着うた」が顕著ですが、「モバイル」全体の伸びも徐々に鈍化の傾向。

○「着うた」
第1四半期:134%⇒第2四半期:121%⇒第3四半期:117%⇒第4四半期:106%

○「モバイル」全体
第1四半期:173%⇒第2四半期:153%⇒第3四半期:136%⇒第4四半期:143%

これ要するに、需要層にはほぼ行き渡りつつある、という状況じゃないかと。
携帯でガシガシ買ってまで音楽を聴きたい層ってのがこのくらいということで。
それ以下の層はそこまでして音楽聴かないし。

で、何とかそこらへん、キャリア各社も新たな需要を喚起しようと必死になっているわけですが、
たとえばそれで喚起されて「じゃあ」って思って、Napster対応端末買って定額契約してから
Orange Rangeもミスチルもないって気付いたりしたら、そりゃ普通の人は詐欺だと思うわな。

だからそろそろ各社足並み揃えていかないと、マジでヤバいと思うのですよ。
中島美嘉のCMみたいな馬鹿なことやってる場合じゃないです。


■02/23

遂にCM界における80年代洋楽お手軽カバーの波が「ターザン・ボーイ」にまで!
あと、何気にジャニの規制緩和の波も。

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Napster対応端末のCMに使われている中島美嘉が全くもって
Napsterではダウンロードできないという愉快な状態。

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ペニシリンに楽器持ち出したと賠償命令

>>「時代のせいか音楽が評価されず、当初ほどの人気が全くない」というメンバーの供述

涙が止まらない。


■02/20

沢尻エリカ悲鳴! 小木とわずか数センチまで接近

こういう、別にCM出るのが珍しくもない人のCM放映開始がニュースにされるというのは、
是非ニュースにしたい方々がいろいろと頑張っているからであります。ご苦労様です。

特にパッチギ沢尻の場合、いろんな素敵な素行もつとに知れ渡りようになり、面構えも
日に日にいい感じに慇懃無礼さを増しまくっておりますので、これはもう何とかしようと
ポジティブイメージのためなら何でもします!と、事務所の担当が言うわけですね。
本人ではなく。

でもきっと彼女はもう手遅れで、ブレイク前のイメージには二度と戻れないと思うから、
今後は藤本ミキ帝をお手本にして「愛されるヒール」を積極的に目指すべきだと思うんだよ。
奔放だという話は聞くので、こうなったら私生活含めて和製マリアンヌ・フェイスフルを目指すとか。
イベントにバーボンの瓶片手に現れて、それをファンが土下座で待ってるくらいがいい。

そしてCDTVあたりでアンケート。
今週のテーマは『ハイヒールで踏んづけられたいアーティスト』だよ! カウントー、ダウン!

もうこれ何もしなくても今の段階で、トップ2は断トツでミキ帝とパッチギじゃないか。

でも、こういう「ヒール系アイドル」という存在も徐々に普通になりつつあるのかもしれない。
そもそもミキ帝がああいうキャラで受け入れられてること自体、数年前まではありえないだろう。

それは、ヘアヌードが解禁されていったり、アイドルがセックスをテレビで語るようになったり、
AV女優がAV女優のままで普通にテレビ出るようになったり、そんな少しずついろんなことが
どんどんOKになっていく過程のひとつなのかも知れません。
このままあと何年かすると、普通にゴールデンで連ドラの主役張ってる女子が、
DVDでは本番で中出しとかされてるようになるのかもしれません。

でもそれは中高生の想像力の発達を妨げることになるので、教育上避けた方がよいと思います。

ていうか今の中高生に比べたら、俺らの中高生のときの想像力は数倍高性能だったと思う。
今みたいにさくっと検索したらすぐに全部見れたり、ソフトで高画質コラ作れちゃうのはダメだ。
見たくて見たくて悶々としてものすごい想像力を駆使して、人にはとても言えない破廉恥な
シチュエーションからナニから全てを完全に脳内で補完するくらいじゃないとダメなのだ。

でも本物は見たことないから、先輩が部室に持ってきた裏本見て、心底悲しくなったりするんだよ。


■02/18

「オール・ザッツ・漫才」はMBSでした。ご指摘いただきこっそり修正。
それと、この番組が90年スタートということなので、カウス・ボタンも90年ですね。
でももしかしたら、別局で89年とかに同じような企画をやっていたのかも知れぬ。むむ。

---

前に桃井の話ちょっとして、彼女について考えてることを一気にまとめようと
思ったのですが、どうにもこうにも。適当に部分出しして逃げよう。

彼女は自称「ダメおたく少女」だったわけで、10代の頃はリアルから逃げるようにパソ通や
ネットに逃避を図っていたわけで。つうか当時からその界隈では結構な有名人だったけど。
でもそのままぼんやりしていれば多分引きこもりかニートにしかならんかったわけで。
それを、想像力と行動力と人脈をフル活用してその状況を自分で打破する。
しかも、逃避先から「脱出」してリアルに生還したのではなく、逃避先だったはずの
場所をリアル側に引っくり返して具現化してしまうという、通常ありえないやり方で。

そういう10代からの流れで考えると、「さいごのろっく」収録の「うしろゆびさされ組」、
これこんなに必然性のあるカバー曲の選択、他にちょっと知らない。
だって完全にメッセージ・ソングになってるんだ、あの曲が。


余談ですが、「うしろゆびさされ組」は桃井のヴァージョンも相当にいろいろ深読みできるけど、
きっと高校のときくらいまではまるでモテなかったであろうことが容易に想像できる秋元康が
あの歌詞を書いたということと、それを将来彼の嫁になる女子に歌わせているという事実を
押さえた上で聴きなおすと、曲の世界観が全く変わって聞こえておもしろいので試してみれ。


で、「オトナアニメ」の「時かけ」が表紙の号、後ろの方にいかにも広告とバーターという感じで
掲載されていた彼女のインタビュー記事で激しく胸を打たれたのが、アキバ発のカルチャーを
ハシエンダ発のマッドチェスタームーブメントになぞらえて語っていたこと。

「萌えはロックだ」のフレーズも、この意識がベースになって発せられていると考えると、
自分としては彼女の現在の活動全体に概ね筋が通って見えて非常に納得度高いのですが、
どうにもこうにもこのニュアンスをきちんと言語化できないのです。
したがって遁走。


■02/17

この春、史上最大のお笑いフェスティバルが誕生します。

素敵フェスサイトを運営してるあまなつさんとこのブログで見て噴いた。
吉本すげえ。よくも悪くもすげえ。
運営ロッキンオン。完全にフェス事業部、業界を牛耳った。

サマソニとかでもお笑いブースはあったけど、あれ食堂街のおまけだし。
つまりこれは、大阪ローカルMBSで年末に23時頃から夜中ぶっ通しでやってる
「オール・ザッツ・漫才」を生で金取って見せるようなものじゃないか。
それを目的に、果たして1日8000円出す価値を見出せる人間が
日本にいったいどれくらいいるのだろうか。

現在きちんと毎日お笑いを見せている箱。関西にはいくつかありますが、
関東では末広亭とか落語系除いたらルミネ THE 吉本くらいじゃないですか。
あそこでキャパ500弱、チケットはどれだけ高くても4000円MAX。
あと、渋谷でヨシモト∞やってるけど、あれは無料だから当てにならん。
他の事務所は定期的にやってるとしてももっと小さい箱で月1くらいのはず。
現状だけを材料に考える限りでは、どう考えても勝算があるとは思えない。

ただ、80年代末に、新喜劇の壊滅寸前状態を自虐キャンペーンで乗り切ってしまった
吉本がそう簡単にただ転ぶとも思えない。チケットの売れ行きがよくないと見るや、
陣内&紀香の夫婦漫才とか追加ブッキングしてくるくらいのことは平気でやりかねん。
そうでなくても、テレビの改編期のスペシャル番組を遥かに凌駕するような企画は、
目玉として当然準備していそうな気はするのですが。

でも、吉本だから、新喜劇専用のブースはありそうな気がする。
あとどっかの隅っこの方で山崎邦正7時間マラソントークとか、
地味に拷問みたいなことも絶対やるな。

俺は、89年か90年の「オール・ザッツ・漫才」、午前4時過ぎに出てきた
酔いどれのカウス・ボタンの、奇跡のような暴走をもう一度見られるのなら、
これくらいガンガン払います。
僕はあのとき、お笑いにパンクを見たんだよ。


■02/14

なんかここんとこ煮え切らないポジションのグラビアアイドルが、オタクを自認したり
「萌え」ジャンルを狙いに行ったりしているのが、見ていてとてもキツいんだ。
語尾に「マシュマロ」が付いてる人とか、ストII破壊して関係者に怒られたりしてる人とか
見ていると、キツい通り越してあんまり哀れで悲しくなってくる。
いや、わかるんだ。そこらへんの支持層を味方に付ければ、長期間かつ潤沢に
経済的な底支えを行ってくれる頼もしい存在になってくれるということは。

ただ、コスプレとか喋り方とか趣味とかを付け焼刃で作った
程度で本気で人気が出ると思っているのだろうか。

たとえば小倉優子は、確かにああいうキャラ作りとかコスプレ上等のグラビアとかで
注目を浴びましたが、元々は素材ありきで、さらにそれににマッチしたコントロールを
それこそ徹底的に行ったからこそ今の状況があるわけで。
マジョリティを得た今では、もはや「こりん星」は邪魔なだけでしょう。
某あの方がここ数年「へきる星」な過去の扱いに非常に困っているように。
無理に作りこむと、ものになる前に邪魔ばかりが増えることになりかねません。

それに「本物」はやっぱ図抜けてる。
しょこたんの場合、ブログを見ているだけでナチュラルボーンであることが痛いほど
わかるわけで、そういう意味で今の人気は性的な対象たるアイドルというよりは
もはや「アイデンティティの共有」というか、同志としてのシンパシーに近い状態。
つうか今日のエントリー一体いくつあるんだ。すげえよ。

一般人気はほとんどゼロですが、一部の層にとっては既に「神」化している桃井は、
過去の活動を列挙するだけで生半可なヲタはねじ伏せられるだけの迫力ですし、
彼女のアイドル性は、もはや完全に本来的な「崇拝対象」という意味でのそれですし。
で、3月に出るDVDは、今までに出ている情報や映像から察する限り、三十路を前に
遂に完全なメジャーフィールドに立った今、過去に自分を虐げてきた奴らに、
当時の自分のまま、合法的に復讐するという意図が何となく透けて見える。
マジでやばい。

こんなのに、昨日今日ニャンニャン言い始めた小娘が勝てるわけがないだろう。

それでも今はグラビアアイドル戦国時代、ビジネスとして何とかしようにも、
そう簡単に地上波に出て行くこともままならないわけで、となると、局地的な
プロモーションで回していけるこの位置を狙わざるを得ないという事情はわかります。

時東ぁみの例ではっきりしたように、見透かされるような「キャラ」でなく、
視覚的な差別化でリビドーを直撃することに徹するというやりかたもあります。
その場合、男子が総じて、嫌だ嫌だと口では言いながら、もう下の方はこんなに
(もっこりと)喜んでるじゃねえか状態になってしまい、本気で抗えない、
という状況が多分に考えられますので。
たとえばこの方も、いつでもどこでも公の場に出る際に常にスクール水着を着用する
くらい徹し続ければ、いずれ一時的にでも活路は開けると思います。もうすぐ23歳でも。
むしろ23歳だから。

あと、嬉々としてオタっぽい振る舞いをするアイドルを見ていて思ったのだけど。
新たな分野を開拓するキーは、逆に「やらされている感」ではないのだろうか、と。
たとえばだ。
けっこうキワキワの水着を着て書泉ブックマートとかのイベントに出てくるとき、
もうものすごい怯えながら、すごく恥ずかしそうに出てくるアイドルとかどうだ。
カメラのフラッシュがたかれるたびにビクッってなって涙目になるの。
常にペアとして「鬼マネージャー」が付いていて、見切れるか見切れないかの位置から、
聞こえるか聞こえないかくらいの声で「真面目にやれよ」とか「仕事だぞてめえ」とか
脅しにかかり、そのたびに悲しそうな顔をして俯く。そんなキャラ。

ずっとそれだけだと1年も持たないから、一応年間通してのストーリーは作っておいて、
ときどき本格的に反抗しようとしてビンタされるとか、座り込んで泣き出すとか、
ある程度のヤマを作っておいて、要所要所を締めていく。

イメージDVDも、水着で唇を噛み締めて立ってるのをひたすらカメラが舐め回す
ような作りに徹して。コスプレも脅して着させてもうものすごく嫌そうな顔で。
喋るのは最後に一言、「もう…、やめてください…」だけ。

なんか書いててマジで売れそうな気がしてきた。
ディレクションします。ご希望の方は連絡を。


■02/13

川嶋あいが「あいのり」の主題歌を歌う。
名前が変わって元いたところに戻ってくるなんて、まるで鮎か鮭のようだ。
ただし、出て行く前よりむしろ小粒になっているところが魚以下で泣ける。

---

The Police、再結成ワールドツアー決定! 
やべえ。本気だ。

05/28  Vancouver, British Columbia, Canada (GM Place)
06/06  Seattle, WA (Key Arena)
06/09  Denver, CO (Pepsi Center)
06/15  Las Vegas, NV (MGM Grand)
06/16  Manchester, TN (Bonnaroo Festival, headline act)
06/18  Phoenix, AZ (US Airways Center)
06/26  Dallas, TX (American Airlines Center)
06/30  New Orleans, LA (New Orleans Arena)
07/02  St. Louis, MO (ScottTrade Center)
07/22  Toronto, Ontario, Canada (Air Canada Centre)
07/25  Montreal, Quebec, Canada (Bell Centre)
07/28  Boston, MA (Fenway Park)
08/01  New York, NY (Madison Square Garden)
08/03  New York, NY (Madison Square Garden)

8月末まで全米・カナダツアーが続き、9〜10月はヨーロッパと全米の追加分とメキシコ。
で、それ以降に南米・日本・オーストラリア・ニュージーランド。
つまり、スポーツシーズン終わったあたりでドームか日産スタジアムだな。

ただ、ニュースサイトにちらっと書いてあったこの一節が気になる。
>>ticket prices will average a little under $100, and will be tiered at $225, $90 and $50.

ちょっと待て225ドルって。なんだこの値段は。
ファンクラブも復活させてるし、いきなりツアーのTVCMも見られるようになってるし、
相当周到かつ大規模に、いろいろな業者さんが噛んですごい勢いで集金してる感じです。
まあ、近年稀に見るビッグ・ビジネスですから。

あと、ツアーの前座。
前回つうか23年前のシンクロニシティ・ツアーの時は、全米の大半の会場で
The Fixxが前座やって、彼らはそれをきっかけに注目度アップを図り、
レコードセールスを伸ばしまくったわけなのですが。
そういうファクターもけっこう重要です、これくらいの規模になると。

で、今回の前座として発表されているのはFiction Plane。
ってこら。スティングの息子のバンドじゃねえか。
Stingのソロツアーの時も前座だったが、それくらいにしておいた方がいいんじゃないのか。
でも、息子をバンド本体に加入させちゃったヴァン・ヘイレンよりはマシだと思った。


■02/11

新しいPC届いた。旧PCもHDD抜いて外付けにしたらデータ全部吸えた。
なんて快適なんだ。でもまだ人柱にはなりたくないからXP。

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カバーアルバム、何枚かとりあえず買ってみましたが、デーモンのはいまいち。
甲斐のが最強。あの声で「あいのうた」とか歌われたら泣くしかない。
ハードロック系だったらむしろSex MachinegunsのAnchangが出したソロシングルのカップリングが素敵。
「メリーアン」と「チェリー」を一事が万事、例のごとくあんな感じでやってます。

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恒例、マイケル情報。
壮大な延期をかまし、チケット体系も大幅に組み直し。
もはやこれ以上NO WAYな状態なのですが、本番まで1か月を切りました。
それでもプラチナ・サンキュー共に素敵に余っています。
400,000円の方は、この値段ではありますが限定300名というプレミアっぷりというところが
味噌だったわけですが、結局マイケルのためならいくらでも惜しくない、というファンが、
もはや日本に300名残っていないという悲しい事実をを露呈してしまうだけに終わりそうで、
そして組み直しの目玉、15,000円のサンキューチケット。これもキャパ的に考えれば
2000かそこらのはずなのですが、これすら出ない。そりゃ歌わないんだものなあ。

もうやばい。ポジティブプロダクションに次なる奇策はあるのか。
体調不良のため来日中止に1000点。

そしてマイケルはマイケルでもシェンカーの方。彼もさすがにこの時代、
2/26のチケットの具合がなかなか大変なようでございます。
マッコリーは今何をしているのだろうか。


■02/09

MDゴールデンドライのCMの直後にリーブ21のCMが続くと、軽くカチンと来るね。

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ああ。東京屈指の馬鹿ビルが消える。
中銀カプセルタワーも立替えが決まったとか言われてるし、
つまり、残る馬鹿ビルは浅草ゴールデンうんこビルということだ。

うんこビル、隣の普通のビルの最上階が喫茶店になっているんだけど、
巨大うんこを眼下に見下ろせるかと思ったら、喫茶店の窓はうんことは逆方角、
北向きの眺望になっていてうんこがまったく見えないというやりきれなさ。
うんこ側のフロアはトイレなので、トイレの窓からならうんこを真下に臨めます。
リアルうんこの後にゴールデンうんこを眺める。これも一興。
さて、うんこって何回言ったでしょう。


■02/08

木村カエラ熱愛
僕のカエラが。永遠の「口汚く罵られたい女性」ナンバーワンが。
ちなみに同僚女性(2名)がリップを語って曰く「SUはいらない」んだそうですが、
彼は「女受けするタイプ」でもあるそうです。そこらへんさっぱりわからない僕は、
まだまだいろんな意味で修行が足りないと思いました。
どんな修行をすればいいかもわかりません。

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ジョブス言いたい放題。
これアップルの今のビジネスモデルだけを基準にしてるから言えることだなあ、とか、
「iPod+iTunes」は、先行して顧客を囲い込んだメリットが今なお効いているわけで、
それでもDRM外しても選ばれる自信があるからこそ、これだけ言えるんだよなあ、
とか一瞬思ったのですが、どうもこれ、この1件だけ見ちゃいけないかもしれません。

まず、EUではこういう動き
今日の配信記事ですが、これは今日になって動きがあったというものでもなく。
「互換性」とはいえ業界団体が絡んでますから、これはDRM「開放」ではなく、
DRM「統一」という方向性での話だろうことは想像に難くないわけですが。

次、1/24にノルウェーでこういう司法判断
アップルはその件でイリーガルなファッキン糞野郎の烙印を押されます。

この流れを押さえた上で再度ジョブス発言を読むと。
要するにこれ、キレてるだけじゃないですか。
気持ちを汲み取った上で今回の書簡内容の大意を取ってみると、
おおよそ以下のような感じになるのではないでしょうか。

てめえらが保護保護言うから保護したんじゃねえか。
契約遵守とリスク軽減のために技術の拡散も抑制したんじゃねえか。
そんなこと本当はしたくなかったのに、全部言われたから
仕方なくやっただけなのに、それでイリーガル扱いかよ。馬鹿みたいじゃん俺。
互換性互換性言うんなら全部取っちまえよ、それでいいじゃねえか。
そもそもCDがダダ漏れなんだから、DRMなんか元々いらねえだろうが。
なのに何で俺だけいろいろ言われた挙句に叩かれるんだよ。
おかしいじゃねえか。ふざけんな。
もうお前ら全員死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死n


うん、だいたい合っているような気がする。

でも、もしこの方針がコンテンツ側の業界の世界的潮流に
なったら、日本の業界大パニックになりますね。
「着うた」は他とDRMで隔離されているからこその活況ですから。
こんな利益率のいい商売を、同業者とか親会社のせいで
取り上げられるとなったら、そりゃ泣くに泣けません。
ジョブスみたいにキレられる立場でもないし。

EMI、東芝傘下から外れてイギリスEMI直轄になりますから、今まで以上に
本社の意向はダイレクト反映のはず。だとすると、CCCDのときみたいに
イギリス本社から指令が飛んできたら、一体どうなっちゃうのでしょうか。
ワクワクしますね。


■02/06

「真・三國無双」と「戦国無双」が融合した“究極の無双” PS2「無双OROCHI」
とりあえずこちらの買いは決定なのですが、結局「ガンダム無双」の
ために6万円出すところまではふんぎれませんでした。
数年後、関羽と本多忠勝がシャアザクに切りかかって
勝つようなやつが出てきたらいいなあ、と思いました。

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星井七瀬のリリースが途絶えたなあ、ヤバいかなあと
思っていたら、えらいことになっていました。
プロフィールが何か狙ってそうな割に笑えなくて困ります。
これ、こういう設定っていうことは、テレビ出演のとき、片言の日本語とか
喋らされたりするんだろうか。それじゃスターボーじゃないか。

つうかアルバムのクレジット見たら、これ彼女自身の活動というより、
インディーズの有望株のサンプラーとか、青田刈り的コネクション
作りの方が比重大きいような気もするんだけど。
何かメディアミックスっぽいんだけど、とりあえず現状
何がやりたいのかまったくもってさっぱりわかりませんし。

東芝でも「ナナプリームス」名義の活動とか、グダグダで目も当てられなく
なった挙句にレーベル移籍ですから、この先もかなり不安になります。
今の状況でまた次、メジャーが拾ってくれるとも思えない。

しかし彼女、CDデビュー以来、実活動3年ちょいで「なっちゃん」
「星井七瀬」「ナナプリームス」。CDの名義4つめですよ。

そもそもこの子は、「星井七瀬」の芸名で活動開始する以前にも本名で
タレント活動してましたから、実際にはもっとえらいことになってます。
まだ若いのに大変です。
せめてエイベックスから「星井七瀬」名義でアルバム1枚は出してください。
あの路線好きなんです。お願いします。


■02/05

サーバが落ち着いたっぽいので、ここでも告知。
ミュージックマシーンのタクヤさん、音楽配信メモの津田さん、とみぃの宮殿 2.0のとみぃさんたちが
会社を立ち上げて、音楽情報ポータルサイト ナタリーを始めました。
テストから参加させてもらってたんですが、めちゃめちゃよくできてます。
いろいろと楽しいのでぜひ登録を。

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備忘。
ちょっとここ最近のカバー曲リリースの多さが常軌を逸しているよ。
買い忘れ含め、備忘も兼ねて列挙。つうかこれ、殺す気か。
確かにオリジナルより手っ取り早く作れますから、年度末の
小銭稼ぎ用のやっつけに持って来いではあるのですが。

12/06 上杉昇/The Spoils(アルバム)
12/20 V.A./YO! COVER(オムニバス)
12/20 NapsaQ/NapsaQ〜青春ソングリクエスト〜(アルバム)
01/24 デーモン小暮閣下/GIRL'S ROCK(アルバム)
01/24 paris match/Our Favourite Pop(アルバム)
01/24 Rock Fujiyama Band/Rock Fujiyama(アルバム)
02/07 甲斐よしひろ/10 Stories(アルバム)
02/07 AAA/CCC(アルバム)
02/14 Jackson Vibe/浪漫People(シングル・小沢健二「ラブリー」カバー収録)
02/21 中西保志/Standards(アルバム)
02/21 V.A./Noriyuki Makihara Songs from L.A.(オムニバス)
02/21 中島美嘉/見えない星(シングル・尾崎豊「I LOVE YOU」カバー収録)
02/28 misono/未定(アルバム)
02/28 The Whey-hey-hey Brothers/じぶんの詩(シングル・佐野元春「グッドバイからはじめよう」カバー収録)
03/21 柳田久美子/春の風*夕焼けハミング*流星ビバップ(シングル・タワレコ限定)
03/28 伴都美子/Voice(アルバム)
03/31 V.A./Voice Colors(オムニバス)
04/04 the pillows/スケアクロウ(シングル・ミスチル「つよがり」カバー収録)

とりあえず、デーモン小暮閣下のは相当よくできているという話。
中西保志はきっと、徳永英明がうらやましかったんだと思う。


■02/04

結局PCよみがえらず。
修理に出してHDDリセットされるのはたまらんので、新しいの買うことにしました。
カバーやここのネタ帳も全部PCの中なので、もう如何ともしがたい。
ので、今週の週一分はニュースだけの更新で。

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シャンプーのDoveが、CM音楽にダブを使っているのはワザとなんだろうか。

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平山あやは何で最近、出るCM出るCM全部カブりものなのか。
選ばないのか。選べないのか。
堀越のりといい、最近のホリプロは無茶ばかりしやがる。

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大和証券のCMはいくらなんでもチャレンジャブルすぎないか。
あそこまで胡散臭いキャスティングにGOを出すのはものすごい勇気がいるぞ。
むしろあのCMの採用までのリアルな舞台裏が知りたい。


■02/01

北乃きいのここんとこの露出度、異常じゃね?

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YMOの「RYDEEN 79/07」が配信限定っていうのは、これ要するに、
正規リリースという形にしたくないっていう意志の表れなんだろうね。
今の時点でそういうことなので、正式な再結成はないだろう、と推測。
異常な数の配信先リストも、逆に特定のメディアへの偏りをできるだけ
排した結果ということであれば、何となく納得できるし。

で、数年後にどっかのレコード会社が「初CD化!」とか言いながら
他の全曲既発表のBOXセットとか出したら笑うな。
そしてまた謝罪

あと、配信先リストにないので心配になって見に行ったMaXMuseですが、
いつの間にかゴルフと昆虫のサイトになっていました。


■01/31

菅原道真の末裔が歌う“合格ソング”
ものすごいしたたかなプロモーションだ。
立っている者は親でも使えとはまさにこのことだな。親どころじゃねえ。
生きるって大変だ。

まあそういうことなので、「受験生の間で“合格ソング”として話題になっている。」
という記事やラジオのネタ振りの前段階で「実際にはどの程度話題になっていたか」を
突っ込むのは野暮ということで、ひとつ。

で、親とか先祖じゃないけど、「あの有名タレントの妹」とか「あの大俳優の子供」を
デビュー時の認知のためのネタにしてしまった場合、その子は大成しないという
ジンクスがありますが、そんな中で中山忍の粘り腰っぷりはすごいものがある。
徳俵を割りそうで割らないあたりで、もう一体何年がんばり続けているんだ、彼女は。
でも、俺もどっちかっつうと忍派です。


■01/29

PCが突如お亡くなりになりました。
一瞬立ち上がったと思ったら突如電源が落ちて、もうそれっきり電源入らない。
現在ちっこいVAIO Uでちまちま更新。切ない。つうかどうしたらいいんだ。

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すごい勢いで各社マスコミ、「あるある」の過去捏造を掘り起こしているようですが、
この件、ネットのヘビーユーザの中などでは既に常識となっているところの
「嘘を嘘と見抜ける人でないとマスコミ報道を利用するのは難しい」の
認識を爆発的に一般的なものにしてしまうだけの力もあるように思えて、
嬉々として報道しているフジ系列以外の各社は、ものすごく自分で自分の
首を絞めているような気がしてならないここ最近。

---

デビュー当時はあまり突っ込んで考えてなかったわけですが、
Puffyってよく考えてみたら滅茶苦茶だ。
何も知らないことを前提にして以下の事実の羅列を見てみることにする。

作詞は井上陽水、作曲は奥田民生、アレンジの元ネタはELO、
振り付けは南流石、ジャケのイラストはロドニー・アラン・グリーンブラット。
アイドルと呼ぶには多少粗雑な女子2名が、本当に振り付けと呼んでいいのか
どうかよくわからないものをかったるそうにやっつけながら歌う。

って、文字だけではもう何が何だかわからない。組み合わせとして想像できない。
「島倉千代子のシングル『それいけ Go Go』 作詞作曲:山崎ハコ」並みに、
各パーツ同士の辻褄が合っていない。

でも全て事実であり、出てきたのがアレですから。やっぱすごいとしか思えない。
結果としても、カラオケ全盛期のこの時期に潜在的な欲求度が非常に高かった
「歌も踊りも上手じゃなくても問題ない、みんなで盛り上がれて楽しい歌」、
カラオケパーティーソングとしての需要にガッチリとマッチしたわけで。

結局、Puffyの開けた風穴がなければ、モーニング娘。の「LOVEマシーン」
以降のああいう展開もなかったのではないか、と思うわけです。
モー娘。のあっち方面への方向転換は、それ以前の流れを考えるに、
そこに需要があるとある程度わかってないとできなかったことだろうな、と。


そして、なんだかんだでPuffyもモー娘。、双方とも結成10周年て、
当時にはそんなに長く続くとは思いもしませんでした。
10年の間に彼女たち自身の売り上げはどんどんシュリンクしているものの、
じゃあ、「ポスト」的な立場の新人がそこを持っていったかといえばそうでもなく。
ポストPuffy的な立ち位置でデビューして多少でも売れたのってHALCALIくらいか。
YURIMARIは悲惨すぎて語るに語れない。
モーニング娘。的でハロプロ以外って何かあるか。dreamは結局アレだったし、
AKB48は秋元がつんくから自分のふんどし取り返しただけだし。

結局「宴会ネタとしてのカラオケ」需要そのものがシュリンクしたことで、
そういう歌に対する需要が減少しただけのことかな、とは思うのですが、
それでも単発的には大塚愛のアッパーな曲とか倖田姉の「キューティーハニー」とか、
そっち需要強そうなのもぼちぼちは出ているわけで、やっぱ狙いどころと
してはアリなのかな。

で、野郎向けのそのジャンルは、ここんとこずっとジャニが総取りしてると
思うのですが、巨艦に立ち向かうだけの男気を持ったやつはいないのか。
まあ当然巨艦側は浮上しようとした途端に叩き潰す気まんまんですから、
そう簡単に新しいのが出てくるとも思えませんが。

あ、そうか。ORANGE RANGEがそこだったんだ。本気で今気付いた。
アンチジャニなお年頃の男子たちの唯一の砦だよ、確かに。
とするとだ。彼らの人気はメンバーのパーソナルどころか曲としてでもなく、
そういうネタとしての支持だったとすれば、中高生の1世代=約3年で終了、
というサイクルは何だかものすごくわかりやすいぞ。

さらに翻ってジャニ系のそういう楽曲を思い返すと、SMAPというそう簡単には
崩れないブランドを除けば、慎吾ママとかトラジハイジとか修二と彰とか、
見事に消費されてなんぼの単発の企画名義でやってる。
やっぱそこらへんまで読み切ったうえでやっているんだろうか。
そうだとすればすげえな、ジャニ。

ああ、なんか一人で勝手に合点がいったので終了。


■01/28

もう明らかに入手が困難になっていた土曜の晩に、ミスチルのシングルのTVスポットが。
アルバム発売が発表された後というタイミングの1曲入りシングルが、まさか
こんなにすごい勢いで売れるとは、会社側も予想していなかったってことですね。

---

ORANGE RANGEの妹分。こんなのデビューしてたのか。
この子達(音出ます)、面構えとかノリとか見てる限り、Puffyの線狙い臭いのですが、
そもそもPuffy自体、あれだけ売れたとき、本人スタッフまとめて素でびっくりしたような
ユニットですので、きちんとあの線をトレースしたところで、これだけ時代が違う今、
そこそこ程度でも行けるかどうかの保証すら何もないジャンルですが。リスキーだな。

しかもレンジ本体は完全な下り坂モード、こちらも同じ事務所のHIGH and MIGHTY COLORもファン層全く拡大せず。
いわゆる「菊池桃子メソッド」的に持っていこうとしても、兄貴分がそれどころじゃないんだよ。

で、そのHIGH and MIGHTY COLORは、総合メディア企業たる親方ソニー様の底力によって、
比較的大きめのロードショー映画に紅一点のマーキーがヒロインとして出演決定したり、
その映画とシングル曲のタイアップも決まり、ようやくガンダムドーピング地獄から脱出かと思ったら、
それがアレな感じの無闇に胡散臭い日韓合作映画だったおかげで、現在Yahoo!映画が火の車。
現在のところ、「デビルマン」以下の評価を爆走中。もうついてないったらありゃしない。
とりあえず、HIGH and MIGHTY COLORファンが必死になって星5つを付けているのが泣ける。

それにつけても感心するのはこんなところにも名前が出ている竹中直人。
この仕事の選ばなさは、もはや神がかりか何か憑いているとしか思えない。
人間の仕業じゃないよ。


■01/26

ミスチル、アマゾンも売り切れたよ。

---

音楽・文芸など17団体、著作権を集中管理
JASRACの高利貸し風味の追い込み術が他の協会にも伝播されるのであれば、
世の中がそれはそれは大変に恐ろしいことに。
さらに、音楽著作権の場合はJASRACが寡占状態ですから、JASRACが黒だと言えば白も黒ですが、
こと文学の著作権については、日本文芸家協会が集中管理するという状況にはまだまだ程遠く、
権利団体が他にもいくつかありますので、ここでJASRAC的にやらかすと他の団体が黙っちゃいません。
そのうちに文学界の派閥同士で血で血を洗う抗争が起きないとも限らないよ。恐ろしい。

---

倖田姉が3月にバラードベスト+DVDセット、両A面シングル、ライブDVD発売。
今年3月の「ベスト」が180万枚で、オリジナルアルバムが現在90万枚。今時では上出来。
それでもエイベックスの社としての今年度収支はまだまだヘコみまくっていますので、
ここでさらにドーピングということですね。
もうここで燃え尽きよと言わんばかりのマクりっぷりですが、それでもかつて浜崎が、
2001年から2003年あたりに無茶苦茶なリリースでとんでもないことになった後、
それでも数年は持ちこたえたという前例があるので、倖田姉もそういうつもりなのでしょうか。
マジで鬼だな。

というか、ぼちぼち各社の年度末恒例、辻褄合わせリリースのインフォが出始めていますが、
今年度は例年以上に会社によってよかったり悪かったりの差が激しいので、
いろいろと面白いことになりそうな気がします。


■01/24

ミスチルの限定40万枚シングル、全国的にほぼ瞬殺だったようで。
入荷量がものすごい大規模店舗やアマゾンにはまだあるけど、
状況見ている限りでは時間の問題のような気もします。
1曲入りってことになってるけど、この盤限定のインスト・リミックスが
シークレット・トラックとして収録されているようですし。

今回は500円という価格とはいえ、今シングルでその数を
叩き出せるのは彼らの他にはジャニ系くらいか。


で、彼らの所属するトイズ・ファクトリーはメジャーで最もPC音楽配信に消極的なレーベルでして、
PCではゆずが過去シングル曲やCD化されていない楽曲をいくつかのサイトに提供していますが、
あとは多少の例外を除いてiTunesにBUMPとかの一部アーティストが過去音源を出しているくらい。
したがってほとんどのニーズがまんまパッケージに行くわけですが。

ただ、携帯配信の方はかなりアーティストによって温度差がありまして。
つうことで、Yahoo! Music携帯版で検索した結果。

ミスチル:着うた3・着うたフル0
烏龍舎のオフィシャル以外では2社。しかも「フル」はなし。携帯もかなり締めてます。

湘南乃風:着うた20・着うたフル12
逆にファン層がまさしく携帯の親和層と思わしき彼らは、ほとんど全てのサイトで入手可能。

ゆず:着うた8・着うたフル6
実にほどほどです。彼らの場合、コアなファン層が実に強力なので、この程度であれば
パッケージに響くというデメリットよりも、ライト層、浮遊層に少しでもお金を落として
もらえるというメリットを取っているような気がする。

ケツメイシ:着うた16・着うたフル0
実に潔い。彼らの場合、曲単位で売り上げの振れ幅がものすごいですし、でも
売れた場合には「CD買ったけど着うたも落とす」的な需要も相当に見込めるので、
これくらい割り切ってもいいのかもしれません。

Salyu:着うた3・着うたフル1
トイズ+烏龍舎の共通の思惑でもって、BANK BANDというある意味最強の「プロモーション媒体」に
よって知名度を馬鹿みたいに上げて、今週のオリコンでアルバムを2位にまで持っていった彼女は、
それでもじっくり売っていくつもりなのか、意外に少なめ。
つうか、まだまだ「CD売り上げ○万枚」が有効なセールストークになる日本ですから、
そういう意図でもってやっているのだとしたら、何となく合点がいきます。


つうことでトイズ、かなり戦略的に供給メディアを使い分けていることが推測されます。
年度末の帳尻合わせ期にもまるで慌てない、実に計画的で堅実な経営方針が
ここにも見て取れるということで。


■01/23

先日、エイベックスにおけるJanne Da Arc筋の二番手として紹介した
Kannivalismですが、こんな記事が出ておりました。

寝坊ロッカーを“強制収容”

この文章の絶妙な必要十分っぷりから、この記事自体が認知プロモーションと
考えて間違いないわけですが、それにしてもこれは酷い。
これでもファンにとっては「愛しきダメ人間」的キャラになるわけですが、
一般人はドン引きっていうか、何世の中舐めてるんだよ。

正味、地道なプロモーションと代理店やスポンサーや局との関係が何より重要な
今の日本のミュージックシーン、メリケンなロケンロー風情でやっていける
わけがありませんので、このままならこいつらこの先そう長くないと見た。
つうか、この「ワル」っぷりはロケンローというよりは、
電車の座席2人分取って股開いて座ってるレベルですが。

---

久々! マイケル情報。
3/8・9の仕切り直し公演の詳細が出ておりましたよ。

3/8:PREMIUM V.I.P PARTY with Michael Jackson
プラチナチケット(300名様限定/座席エリア有り): お1人様 ¥400,000

3/9:FAN Appreciation Day with Michael Jackson
サンキューチケット(スタンディング):お1人様 ¥15,000

再び表にしてみるよ。

  12/19
プラチナ
\400,000
12/19
ゴールド
\200,000
12/19
クリスマス
\50,000
3/8
プラチナ
\400,000
3/9
サンキュー
\15,000
時間 17-23 19-23 20-23 17-22 17-20
Meet & Greet - - -
写真撮影会 - - -
握手会 - - - -
座席 - - -
フード・ドリンク -
アルコール類 - -
カメラ持込 - -
ポートレート - -
シャンパン - - - -

シャンパン付けたところで劇的に400,000円が完売するはずないと思うのですが、
そこはそれ、そっちはある程度数を売っちゃってるからもう動かせねえっちゅうことで。

ちなみに3/8の参加者は無料で3/9入場可能。完全な格差社会です。
全部ゆとり教育が悪い。
そして、彼が意地でもパフォーマンスしない理由、メールで教えていただきました。
入国が興行ビザじゃないんだそうです。観光ビザ。
要するに形式上は「遊びに来てパーティーに参加する」だけ。
だから業務不可。イリーガルだから。これ以上イリーガルでどうすんだよって話ですね。

そこで名案。カラオケ・パーティーにするんだよ。
「マイケル縛り」で始めて、3人目くらいでご本人が登場。
興が乗ってマイケル1時間ほど歌いっぱなしになっちゃった!てへっ!という設定。
よければお使いください。

で、本当のところ気になるのは「何で観光ビザなのか」ということ。
普通に興行ビザ取ればいいじゃん。て、やっぱ何か取れない事情があるのか。
彼の場合いろいろ可能性がありすぎて、絞りきれないところがポイント。
さすがマイケル。


■01/21

土日で法事2連発。金曜の午後出て今帰りました。週更新分ムリっす。

---

宮崎県民の良識が問われているようですが、他もノーパンしゃぶしゃぶとかだし、
正直いちばん「マシ」だと思うよ、彼が。

---

映画「どろろ」は、ぶっちゃけどうやっても今の映倫では完全な再現は無理なわけですが、
それなりにトレイラーとかの前宣伝は、重厚な雰囲気を醸して頑張ってます。
が、こんなことしちゃそれが全部台無しになると思うのですけど、どうでしょうか。
つうか、オリバーとかおたふくとか買ってる暇あったらカープソース買え。


■01/18

FONK
ああ。また出てきちゃったな。こういうのはなぜか周期的に出てくる。
PROFILEで例に挙がってるクリス・クロス、リル・バウワウ、リル・ロメオって、
それ全員、ジャーメイン・デュプリ絡みじゃないか。
後半2名はいわば「小室プロデュース」の看板で売れたのと同じようなもんですよ。
そもそも日米のヒップホップのマーケットの成熟具合の差を考えると、
比較すること自体が大間違いだと思いますがどうか。

で、日本。女子グループの場合、まだSPEEDの幻想がどこぞにあるような気がするのですが、
こういう場合、フィンガー5の幻想がどこかにいまだにあるのかと疑ってしまうよ。
いや、あれか。三浦大地くんあたりの筋か。
でも大地くんはルックス的にも多分にショタ人気に支えられている節があったので、
この彼じゃちょっとそれは望めないっぽいし、果たしてどこに勝算があると
踏んでデビューさせているのかぜんぜんわからない。

つうか好きなアーティストにKREVAとZEEBRA並べるとは、それもし20歳過ぎで
言ったらぶっ飛ばされますよ。まあ、「沢尻エリカ」よりはずっといいけど。
でも、この年の子に空気読めというのも酷過ぎるか。

まあ、さる高名な方のご子息とか、役員のコネクション絡みとかのデビューなら、
もうそれは仕方ないかなとか考えながら、本名の「金村裕太」で検索。結果
了解。つまりスクールの広告塔としてデビュー実績作っておけということですね。
それはビジネスだもの、仕方がない。人柱ですよ。


■01/16

DoCoMoのD800iDS
何この中途半端なスペックと機能。
だからやるならパイオニアのJ-PE02くらいやらなきゃダメなんだ。
これのローマ字入力メールに慣れてしまったせいで、その後普通の機種に戻って酷い目に遭った。

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仮面ライダー電王は、ある意味革命になるのかもしれない。売り手側として。
ウルトラマンにしろ、戦隊ものにしろ、新しい玩具を売りたいがために年に1回新しくする、
というのは周知の事実ですが、中でも玩具として最も単価を高く設定できて、
利益も上げやすいのは戦闘機とかロボットとかの大きなメカ類の類です。

ところが仮面ライダーの場合、そっちの展開が非常にしにくいところがネックでありまして。
乗り物がバイクじゃあ、いまいち盛り上がりませんし、グッズとして魅力に乏しい。
もちろん、AKIRAの金田のみたいのとか、メガゾーン23みたいなのとか、ゴツくしたり
変形するのにしたら話は別ですが、実写でそれをやるのはちょっと無理があるし、
人がまたがった状態ではCG合成もしにくいし、いまいち現実的じゃない。
かといって、仮面ライダーが巨大ロボ操縦したんじゃ、アイデンティティの崩壊です。

電王は「鉄道」という他の番組と差別化できる「メカ」を導入することで
そこをさらっと解決することに成功したわけです。

なので、おそらく凄い勢いで変わった電車メカが番組に登場し、凄い勢いで商品化されます。
多分自分で線路を走らせることもできるような奴。お子様、燃えるね。
線路やステーションはもちろん別売りで。

クウガあたりから始まった、婦女子を中心にした大きなお友達もターゲットにした展開が、
徐々に本来のターゲットである子供を振り落としていくようなシナリオ方向に
いっちまったため、恐らくグッズの売り上げもピークに比べれば落ちてきているかと。
そこのテコ入れと考えると非常に合点がいくのですが。

ただ問題はこれのどこが「ライダー」なのかという点ですね。

ていうか、このモチーフの発想の原点て、もしかして「トレインサーファー」


■01/14

年末から年始というのは、中高生が最も小銭を持つ時期で、
オリコンチャートにもその影響が当然出てきます。
したがいまして、親を質に入れてでも発売日に買うぜ、という根性までは
ないライトなファン層がこの時期にわっと購入するわけですね。
つまり、この時期に動かないアーティストは本当に「コアなファン」だけに
支えられている存在である、ということが顕著にわかるわけです。

ライトユーザーが動いた典型的な例がミスチルのシングル「しるし」。
初登場1位の後、3→3→6→3→2→1と、2か月かけて再度の1位獲得。
年末年始にほとんど露出がなかったことから考えるに、やっぱドラマ「14才の母」が、
それなりに中高生に支持されていたことの証明と考えていいでしょう。

逆に本気でヤバいのはORANGE RANGE。アルバムが12/6発売というのは、まさにその需要を
狙ったものなわけですが、初登場2位の後、7→8→19と、まったくもって動きません。
累積枚数もようやく32万枚。完全にピーク過ぎました。
その点、浜崎はまだしぶとい。
11/29発売で、1→3→6→11→10と、多少持ち直し。累積も63万枚。
前作が90万枚弱程度だったはずですので、坂道を転げ落ちるというレベルではありません。

で、今年顕著なのは、年配者需要が大きいこと。
毎年この時期は演歌も軒並み売上を伸ばしたりするわけで、そこらへんの
需要もあるっちゃあるのですが、今年は演歌以外でもあからさまな感じ。
一青窈の人気の底支えも実は30代以上の女性がでかかったりするようですし、
寺尾聰の「Reflections」のリメイクアルバムがベストテンに入ったのも、
リアルタイムでレコード買ってた人の存在がでかいでしょう。
オフコースのベストもしぶといです。
秋川雅史のシングルなんかついにデイリーで1位になっちゃいましたし。

普段CD屋に行かない人たちが動いた時の底力って、やっぱ恐ろしいですね。


■01/13

なんか、すき家のメニューがどんどんカオスに向かっているような気がする。

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忘れてたよ、AAAのこと。エイベックス・オーディション・オールスターズ。
秋に「2/ALL」というミニアルバムを出した際に、そのうちフルアルバムが出て、
またこのミニアルバムの曲の半分以上が再収録されるんだろう、というようなことを
書きましたが、それどころじゃなかった。とても甘かった。6曲中5曲が再収録です。

結局1/1発売の「ALL」には、ミニアルバムに収録されているものされてないもの含め、
シングル楽曲は完全収録。収録13曲のうち10曲が既発表音源というすごい効率。
彼らはファーストアルバム以降、フルアルバム1枚、ミニアルバム1枚と、
シングルなんて8枚も出しているのに、曲単位でカウントしてみたら、
スタジオ録音したのはその間で全14曲しかないという恐ろしさです。

○2/ALL (2006/09/13)
01. ハリケーン・リリ,ボストン・マリ (Original Long version)
02. Let it beat!
03. ハレルヤ
04. "Q"
05. Shalala キボウの歌
06. 夢ノカケラ

○ALL (2007/01/01)
01. ハレルヤ
02. ハリケーン・リリ,ボストン・マリ (Original Long version)
03. Let it beat!
04. Samurai heart -侍魂-
05. チューインガム
06. ソウルエッジボーイ
07. キモノジェットガール
08. "Q"
09. Champagne Gold
10. Winter lander!!
11. Shalala キボウの歌
12. Us
13. ミカンセイ


○ハレルヤ (2006/02/15)
01. ハレルヤ
02. ハレルヤ (Instrumental)

○Shalala キボウの歌 (2006/03/23)
01. Shalala キボウの歌
02. Shalala キボウの歌 (Instrumental)

○ハリケーン・リリ,ボストン・マリ (2006/05/31)
01. ハリケーン・リリ,ボストン・マリ
02. BLOOD on FIRE (Live Version)
03. ハリケーン・リリ,ボストン・マリ(Instrumental)

○ソウルエッジボーイ / キモノジェットガール (206/07/19)
01. ソウルエッジボーイ
02. キモノジェットガール
03. きれいな空(Live Version)
04. ソウルエッジボーイ(Instrumental)
05. キモノジェットガール(Instrumental)

○Let it beat! (2006/08/30)
01. Let it beat!
02. DRAGON FIRE (Live Version)
03. Let it beat! (Instrumental)

○"Q" (2006/09/06)
01. "Q"
02. ハレルヤ (Live Version)
03. "Q" (Instrumental)

○チューインガム (2006/11/15)
01. チューインガム
02. ボクラノテ (Live Version)
03. チューインガム (Instrumental)

○Black & White (2006/12/06)
01. Samurai heart -侍魂-
02. Winter lander!!
03. ハリケーン・リリ,ボストン・マリ (Live version)
04. Samurai heart -侍魂- (Instrumental)
05. Winter lander!! (Instrumental)

お客様におかれましては、やはりそこらへんきちんと把握されている方もいらっしゃるようで、
昨年の1/1に出た1stアルバムが初動で約36000枚出ていたのに対し、今回は約24000枚。
てきめんに減っております。
CDの他にも、ツアーやったりa-nation出たり、高校生クイズで全国ドサ回ったりしたのに、
まったく効果なし、知名度がこの1年でほとんど上がっていないのも悲しすぎる。
多分ターゲットは間違ってないと思うので、スタッフはもうちょっと頭を使ってほしい。
まあそれ以前に、こんなぼったくりみたいなCDの出し方してたら、愛想も尽かされますけど。


■01/11

この便乗商法は、微妙すぎて一瞬気が付かなかった。

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高野連すげえなあ。
ぜひフジテレビ各位にはこの件を静粛に受け止めていただき、今後の是正のために
「具体的にどの部分が『高校野球の目的から著しく逸脱』していたのか」を
しっかり高野連の人に聞いて確認してきてほしい。

あと、すげえ知りたいのは、今回はフジテレビだったから話が比較的簡単でしたが、
もしTBSかTV朝日、つまり「甲子園野球大会の主催者様が親会社」の局が同じような
ことをしでかした場合、高野連がどういうリアクションをするのか、ということ。
つうか数年程度遡れば、くり〜むしちゅ〜あたりがテレ朝の深夜に似たようなこと
やっていそうな気がするので、フジテレビは根気よく探し出して謝罪文と一緒に
ビデオを持っていって、映写会などを催したりするとなおよいと思います。


■01/09

倖田姉にはもっと売れてほしい。そして今のままずっと売れ続けてほしいと本気で思っている。
安室・浜崎。これまでのエイベックスのエースはファッションリーダーでもあった。
街には、彼女達のファッションを真似た女の子たちが多数出現してきたわけですよ。
ということはだ。倖田姉が今の露出度でずっと行ってくれれば、今年の夏あたりから。ほれ。
な、みんなも心から倖田姉の今後の発展を祈ろう。そして今年の夏は渋谷へ原宿へ繰り出すのだ。
ちなみに地方都市マニア活動を通じての私の認識では、夏の婦女子の露出度が日本で一番高い街は新潟。

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で、エイベックスは現在、その倖田姉のアルバムを売りまくってマクりまくってますが、
それでも今年度はかなり収支的に大変そう。最後の手段としては、どれかユニットを
解散させて、怒涛の解散記念リリースでもって辻褄を合わせるという戦法があります。
Do As Infinity解散時のリリース攻撃は、もう守銭奴以外の何者でもなかった。凄かった。
で、今回この技を繰り出すとすれば、最右翼っていうか、希望としてはEvery Little Thing。

だって今の持田は痛々しすぎるんだ。休ませないと駄目だ。
事故か病気か知りませんが、もう前のような声が全然出ない。歌えない。
最近になって "Fraigile"を歌ってたの見たけど、あまりの悲惨さに本気で涙が出そうになった。
ここ最近の曲は、ファンの間でもその歌い方の是非がいろいろと語られているのですが、
もはやいい悪いの問題じゃないんだ。
ああいう歌い方で歌える曲にしないとまともな作品にならないのだから仕方がないだろう。

この間、綾瀬はるかに歌詞提供していたのは、今後の活動の布石と見た。
傘下の事務所に囲っておけば、しばらくはそれなりに使えるだろう。
いっくんは知ったこっちゃないけど。
それに彼女達は「シングル集」はあってもアルバム曲込みでの「ベストアルバム」はまだ
ありませんから、もう3枚とか4枚とかで別売りとかしちゃえばこれ、もうすごいことに。
だから是非ここで。今のうちに。

と思ったら、もうバラードベストとライブDVDのリリースが年度末にセットされてるでやんの。
いつも通りのパターンですが、じゃあ少なくとも持田はあと1年晒し者か。あんまりだ。
でも、ライブで過去曲もやってるのなら、DVDはある意味ドキュメントとしては貴重かもしれない。


■01/07

紅白見てて一個言い忘れた。
やっぱり「南の島のハメハメハ」のあの映像は、やっぱ今では流せないのですね。
黒地バックのロープを使ったコマ撮りアニメのあれ。悲しいなそれは。

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2006年の10枚、後半5枚。

My Chemical Romance / The Black Parade
売れてるみたいだからざっと聴いておこうかくらいのレベルで聴いたらハマった。CD屋に走った。何これ。
「死のコンセプト」とかこの際どうでもいい。音だけで前のアルバムと全然「格」が違うじゃないですか。

クイーン、50's、カントリー、LAメタル、ものすごい振幅のモチーフをあちこちから持ってきてるくせに、
まったくもって「バラエティに富む」アルバムにならず、全部最後には完璧に俺色に染め切って、
恐ろしい勢いでアルバム1枚最後まで聴かせてしまう。すごいすごい。
「バラエティに富んだアルバムになりました」とか言ってヘラヘラ笑ってる
馬鹿J-POPバンドに、泣いて謝るまでヘッドホンで爆音で聴かせ続けたい。

Built To Spill / You In Reverse
1999年のアルバム「Keep It Like A Secret」が大傑作だったのですが、また傑作出しよったこのヒゲ親父。
このおっさん、基本的にはポップなメロを書ける人なのですが、ギターの多重録音馬鹿なので、
たまにそっちに興が乗りすぎて、プログレまがいの方に行ってしまったりするのが玉に瑕。

で、今回。CDを放り込んで1曲目8分42秒の表示見て、「ああ、今作はあっちか」とガッカリしたのも束の間、
凄まじくタイトなドラムから始まってあれあれと思ってるうちに気が付いたら1曲終了。やべえかっこええ。
勢いもポップさも侘び寂びも全部飲み込んでしまう懐の深さと、かといって丸くならないやんちゃさと。
パンクでは結局ギターを握らなかった自分ですが、もし高校生の時に彼の音を聴いてたら
始めてたんじゃなかろうかと思います。

Hellogoodbye / Zombies! Aliens! Vampires! Dinosaurs!
どうしても時々馬鹿シンセパンク分が必要になるのですが、今年その要求に十二分に応えてくれたバンド。
ただ他のその手のバンドと多少様子が違うのは、パンクなんか実際どうでもいいと思っていそうなところ。
ヴォーカルにヴォコーダーかけたり、リズムを機械に任せたり、メロが完全にエレポップのそれだったりで、
どう転んでも差別化のために後付けで乗っけた音じゃないことがわかります。

もう生まれたときからそういう食い散らかすような適当な聴き方しながらすくすくと成長して、
結果こんな音を出しちゃうようになったんだろうな、と。うらやましい。

Get Cape. Wear Cape. Fly./ Chronicles Of A Bohemian Teenager
ビルマ系英国人男子のソロユニット。
曲の断片からボブ・ディランとか後期EBTGとかオアシスとかペイル・ファウンテンズとか、
そういう名前が頭に浮かんできて、でもトータルで聴くとやっぱどれにも似ていない。
フォークというにはアグレッシブ過ぎで、フォークトロニカと言うには歌メロが立ち過ぎで、
ギターポップと言うには緻密過ぎで、結局どれとも違う音。とにかく絶妙な音。
何となく地味なんだけど、聴いたら聴くたびに何となくグッと来る。
で、グッと来るのが一部じゃなくてアルバム通して来っぱなしなので、これたまらんですよ。

Eskju Divine / Heights
たまげた。もしかしたら初めてKeaneを聴いた時よりもたまげたかもしれない。
1stは「よい歌メロを持つエレクトロニカ」程度だったのが、2ndで洒落にならんくらい化けた。
基本はKeaneと同様、鍵盤メインの3ピースなのですが、そこに弦が入り、
エレクトロニカ的音響処理が入った結果、怒涛のリリシズム。闇雲な感動。
UKの所謂「叙情派」バンドほどメロディの輪郭がはっきりしているわけではないのですが、
スケール感を増幅させる方向へもりもり働きかけまくるメロディライン。
リズム隊も相当大暴れしているのですが、その手数が所謂「ロック」的な方には行かず、
これもスケール感に加担する方にすごい勢いで作用。
それらの相乗効果でとんでもないことになってるわけで。

店で試聴しながらすごい勢いで鳥肌立ててたので、周りの人が見たら変態に見えただろうな。
スウェーデンの地方都市出身の3人組。やっぱここ数年の北欧はやばいな。

あとはThe DelaysとかMystery Jetsとか。
2006年は新人バンドでたくさんよいのが出たような気がするのですが、でもほとんどが85点止まりな感じ。
今年以降、化けるのは化けると思うので、むしろそこからに期待。


■01/06

今日の「めちゃイケ」のスペシャル見てわかった。
ナイナイ岡村の紅白出演は、中居とつるんでのスペシャル番組流れ。
フジはNHK側にマッスルミュージカルとか孫悟空の衣装を(多分無償で)提供する代わりに、
岡村を紅白に出演させて、カメラも局内に入れさせてもらって番組一丁上がり、ということで。
で、その2局の利害関係の一致の結果、日テレは紅白の裏からナイナイを撤収させざるをえなかったと。

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今年はとっとと2006年の10枚を。邦楽で3枚、洋楽で7枚。
前半5枚。順位はとりたてて付けてません。

小谷美沙子 / Catch
昔の彼女の音はどっか女性特有の湿り気が過度にあって、そのせいでいまいち食い切れなかったのですが、
3ピース編成になってからの音はとにかくシャープで無駄な湿気がない。
今作は完全にメロディがバンドの音に馴染み、かつやたらに曲がいい。
結果、ライブを観て第一声「かっこいい」という、過去の彼女ではありえない感想が思わず出てしまうわけで。
あとはミュージシャンズ・ミュージシャンにならずにきちんと売れてほしい。
一旦マスに乗ってしまえば、十分な訴求力はある音だと思うんだけどなあ。
見た目か。見た目の問題か。いや、ちっこくてかわいいと思うですよ。いや本当に。

レシーバーズポンポンヘッド / 大都会
日本のテクノとかエレポップ的な音は、元々の出自にニューミュージック的な音へのアンチテーゼという
側面があったために、非常にドライな雰囲気を持ったその手のバンドが今でもけっこう多いわけですが。
で、こいつら。こんなベタベタに濡れたニューミュージック的なメロはいくらなんでもないだろう。
1曲目なんかイントロのシンセのメロディラインを大正琴に置き換えたら、そのまま演歌になりそうな勢いです。
自分は元々コテコテにニューミュージックで育った世代なので、結局この魅力には如何とも抗いがたい。
で、こいつらライブでは上半身裸でボディペインティングして踊り狂うらしく。
何もかもが間違っている。

凛として時雨 / Feeling Your UFO
ハイトーンの男子ヴォーカルとハイトーンの女子ヴォーカルという、ツインヴォーカルの意味が
いまいちよくわからないバンドがキレキレのテンションと意味不明の歌詞で大疾走。
かっこいいの言葉以外見つからない。
で、前にロッキンオン界隈で適当に愛でられて終了にならないように、と書いたのですが、
さっそく今年のCOUNT DOWN JAPANに出演。ヤバいぞヤバいぞ。
今のまんまでメジャーデビューさせてくれそうなのはビクターくらいだし、主題歌とか
カラオケとかありえない音なので、これからどっちに向かうか非常に心配ではあります。

The Whitest Boy Alive / Dreams
こっから洋楽。
普通ギターバンドで音鳴らしてたら何らかの感情とかが音に入り込むのが普通なんですが、
このアルバムの少なくとも前半には、気持ち悪いくらい「人間の感情」が希薄。
淡々としているにも程がある。
どうやったらこんなことができるんだろうか、と思いながら聴きこんでいくうちに、
後半になって、スッカスカの音の合間から何となく伝わってくるものがある。
この感覚、どっかで感じたことあるなあと思ったらあれだ、Galaxie 500だよ。
音そのものは違うんだけど、そういう音の行間から何か出てくる感覚が。
で、出てくるものの感触は何となくThe House Of Loveっぽい。そんな感じの音。

Hot Chip / The Warning
UKでも大絶賛のアルバムですが、どこがいいのか今でもさっぱりわからない。
打ち込みの割には踊れないし、エレクトロニカというには乱暴すぎる音だし。
でも、何となく聴きたいなと思ってそのたびに聴いてるうちに、結果として
ものすごいヘヴィーローテーション化していたのです。
あれだな、それほど可愛くもなく、最初の印象もさしてよくなかったんだけど、
話しているうちに仲良くなっていつの間にかすごく気になっている女の子。
そうか。これは恋か。
で、あれだけUKでは持ち上げられているにもかかわらず、現状日本盤化の予定がないのは、
きっとどうやって売ろうかと考えても、販促の切り口が何も出てこないからに違いない。

邦楽で他によかったのは安藤裕子とかAPOGEEとか。
明日は後半5枚。


■01/05

「コラーゲンウォーター」のCMは、黒木メイサよりも一瞬映るレジの右側の子がかわいい。
中居と古田新太のフレッツ光のCMの、冒頭に一瞬映る校門前を横切る女の子のおっぱいが大きい。

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ベルファーレの閉店は契約期間の満了のため、ということは前に書きましたが、契約延長できなかった
背景には東京ミッドタウンの再開発絡み以外に、こういう状況もあるようで。(@ミュージックマシーン 1/3)
マーケティングとか会社の都合だけを基準にウォッチしていちゃダメなんだなあ、と反省した次第。
で、犯罪の温床になるから実際に起こらなくてもNGなのであれば、痴漢やキセルの元になる通勤電車も、
窃盗の元のコンビニも、政治犯罪の温床の料亭も全部廃止しろよ。つうか太陽族の始祖が言うことじゃねえよこれ。

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録画してた紅白見ました。
まず全体通して、昨年よりも全体の流れがよくなってると思った。
昨年はイベントがない限り曲間の喋りはどこもちょうど1分で、それが一本調子の元だったのですが、
今年は曲間無し、1分、1分半、2分を微妙に使い分けることでうまくリズムを出していった模様。

ただ、ここ数年目に付いていた民放へのおもねりはここに極まれりといった感が。
ウルトラマンはまあいいとして、マッスルミュージカルとか孫悟空とか。
当然フジテレビも、ミュージカルの動員とか映画版の番宣になるわけですから断る理由ないんだけど。
あと、ナイナイの岡村はあれ、日テレの年越し番組が正月に移動したのはこのためか、
それとも逆に正月に移動するのが先で出演が決まったのか。

あとはぼちぼち思ったこと。

美川憲一。
すごかったね。あれもう曲のアレンジもセットも衣装もマリスミゼルじゃん。
つうか、ダンサーと一体化してる衣装は完全に超えてました。あれ、何となく猟奇趣味的というか、
あの効果で全体の雰囲気が「ふーんすごいね」を突破して「何が何だかわかんないけどすげえ」の
域に達したような気がします。
ようやく彼は、小林幸子の対抗軸ではないところに居場所を見つけたようで。
もうしばらくは安泰ですね。

水森かおり。
この人が受ける理由として昨年、「歌唱がフラットで歌いやすくカラオケ映えするから」と
いうことを書きましたが、キャラの部分でも何となく受ける理由がわかったような気がした。
女性演歌歌手って、天童とかの反則を除けば、藤あや子を筆頭に概ねどっかのスナックのママみたいな
空気を醸しているのですが、水森かおりは超美人てわけじゃないけど、近所の居酒屋の愛想のいい
お姉ちゃんみたいな雰囲気があって。そういう意味でのアイドル性があるんじゃなかろうかと。
歌も見た目もハードルが低く人懐っこい。そりゃ売れるわな、ということで。

夏川りみ。
「涙そうそう」じゃない時点で歌はどうでもいいんですが、後ろでウクレレ弾いてた
ジェイク・シマブクロの見た目がこれまでと違いすぎてて笑った。
大学デビューした奴みたいな変わりっぷりだ。

今井美樹。
期待していたのにガッカリだよ。

徳永英明
やっぱ小田和正と並んで日本でいちばんいい声の持ち主だと思った。超かっこいい。


全体通してみると、流れとしては明らかにDJ OZMAが4時間半のピーク。
もう完全にNHK側は確信的にあれをやったと考えて間違いないでしょう。
あと、紅白の目隠しの中で着替えするときにいろんな服を外に放り投げていた
その中に、氣志團の学ランが混じっていたのがかっこいいと思った。

で、改めてボディスーツを見ましたが、さしてエロくもなく。
ほしのあきも期待以下だったし、結局一番エロかったのは半井さんだと思った。


■01/03

三重から帰ってきました。
今日は帰省Uターンのピークだけど、名古屋からなら始発のこだまを選べば指定席なくても余裕です。
でも、頼むから乳児連れて当たり前のように喫煙席に入ってくる親はこの世から消えてくれ。
何で親がビタイチ気を使ってないことに、こっちの気が引けなきゃいけないんだ馬鹿。
あと、もうすぐ新幹線からも喫煙席なくなるっぽいんだけど、自分が喫煙席を選ぶ理由は
煙草というよりむしろ「乳幼児比率が極めて少なく、静かな可能性が高いから」なのですが、
西日本のひかりの「サイレントカー」みたいなそういう席を設置してはくれんのでしょうか。

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で、今年の年越しは家族で温泉だったため、紅白をまだほとんど見ておりません。
とりあえず、DJ OZMAのあれは旅館のくたびれた14型のテレビで見てましたが、一瞬本物のおっぱいに見えたよ。
きっとNHK、ハイビジョン画質でしかモニターしてなかったんだろうな。

つうかその「意外に本物のおっぱいっぽく見えた」以外は全部織り込み済みじゃねえの、これ。
とりあえず、NHKの「放送まで知りませんでした」については「んなわけねえだろ」で一蹴するとしてだ。
抗議やそれに対するお詫びまで込みで全部ハナから仕込んだ結果じゃないのかと。

1. DJ OZMA、煽る
 ↓
2. サブちゃん、激怒
 ↓
3. 挨拶に来られてちょっと日和る
 ↓
4. 本番でそういう演出
 ↓
5. 最後に笑顔でサブちゃん登場

当然ここまではシナリオに沿ったものですね。
その後、抗議が山のように来たとしても、NHKは「DJ OZMAが勝手にやった」で終了できるし、
サブちゃんも「あんなことになっているとは知らなかった」と言って被害者ヅラしとけばいい。
で、DJ OZMA本体の存在が仮名、言ってみれば架空のペルソナみたいなもんですから、
全部そっちにおっかぶせれば、責任の所在は余裕でうやむやにできてしまうという、
政治家もびっくりの責任ロンダリング終了。
誤算は本物のおっぱいに見えた人がたくさんいたことくらいで。

でもこれ、どこまで視聴率的に意味があったか不明だし、一部のじいちゃんばあちゃんは
明らかに敵に回ったし、長期的に考えるとプラスの効果はすごく少ないような気がするよ。
まあ今回のはどう考えても、これまでよりは視聴率気にしてなかったような気はするのだけど。

とりあえず明日最初から録画したの見てみます。

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あと、DSで般若心経の写経するなら、お供にこちらも一緒にどうぞ。

   

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