■03/27
本気でヤバい。史上最強にヤバい。仕事の話です。ええ。 もう世の中で何が起こっているのかもわからない。更新サボってごめんね。 ああ。「笑う大天使」が映画化されることはたまたま知った。 埋もれた名作を掘り起こして映像化する流行りの波が少女マンガにまで。 「ワイヤーアクションとCGを使ったスピード感溢れる映像」って何かに書いてあったけど、 あのマンガっていうか川原泉の作品は、どれだけ物語が白熱しようが佳境に入ろうが、 スピード感のカケラもないところがむしろいいところだと思うのですがどうでしょう。 まあ、そういうことなんだろうと思うので、期待しちゃダメダメ。 とりあえず今年度リリースの「桜」関連を集めてみようと思っているのですが、それすらできない。 ソニーはNirgilis(音出る)といきものがかり(音出ない)の、インディーズから引っ張ってきたバンド2組両方に、 「sakura」というタイトルの曲を持ってこさせてほぼ同時期にリリースしちゃったわけですが、 いい加減だなあと思ったのも束の間、片やアニメ主題歌、片やリピート効果の高い番組でのCMソングと、 両方ある程度当ててきてるあたり、さすがだなあと思いました。 あと例の「イ・ビョンホン in 東京ドーム」のプレオーダーが始まっていますが、9,800円ですと。すげえ。 BON JOVIで9,000円、B'zで7,500円。日ハム戦だと2,000円。 ■03/24 もう本気でいろいろ駄目だ。 この結果は何かの間違いか、アンケートのサンプルがおもしろいくらい偏っていたかどっちか。 「ダッシュ!四駆郎」の徳田ザウルス氏逝去。47歳。 自在に時代を作った大漫画家の訃報よりも悲しく思えるのは俺の偏見か。 ■03/21 このコンピ盤は心底酷いな。 そして俺も参戦。 星井七瀬の『ナナナビゲーション』が最強。 『恋愛15シミュレーション』のキワモノとしての面白さとか、アイドルのどうこうじゃなく、素で音楽として。 エイベックス移籍後、相当に東芝時代のプロダクションから変化してたわけですが。 2枚目にして早くも来たよ大名曲。 移籍以降全曲を作詞作曲してる「SJR」って何者ですかと思い、調べたら井上慎二郎の変名だった。 って、反町の『POISON』を作曲した人じゃないか! 世の中いろいろだなあ。 あと、パーリス先生も訓話で仰っていますが、カップリングの「青春しぼり汁」は、 せっかくこっちも曲はすごくいい出来なのに、タイトルに全部持っていかれています。 それに引き換えモーニング娘。の『SEXY BOY』は。 何か聴きながら、「お前はこれでもファンを続ける気があるのか!」と 迫られている気持ちになる、ほとんど踏み絵のような曲だと思いました。 ■03/19 人生のナゴム・コレクションの選曲。 「玉ノ海」は絶対無理なのはわかっていたが、「笠じぞう」や「シティロマンス」も無理か。 ベストっていうよりも、収録不可能な曲を外していったらこうなったってことじゃないのか。 倖田姉は初動で98万枚か。 立ち振る舞い的に多分「かつてMAXを聴いていた層」も取り込んでそうだし、けっこう 受け手のキャパは広いのかも。でもどの層に売れているのかいまいちイメージできない。 でもこうなったらもう、ステージ的には浜崎とかとほぼ同じところまで上がりました。 ただ、ここまで持ってくるのに使った手がほとんどドーピングみたいなもんですから、 この後の維持、どうすべきか長期的スパンで考えているのだろうか。 次はドラマ主題歌にしてシングル売ろうとしているみたいですけど。 もういっそのことこのまま同じこと続けた方がよいかもね。 あれですよ。「24」とかと同じように「倖田來未シーズン2」みたいな感じで、 年に1回12週連続リリースやってそのたびにベストアルバム出すの。 で、その合間にも普通にシングル1〜2枚出しておいて、2〜3年たてば 今度は 「ベスト・オブ・ベスト」みたいなアルバムまで出せますよ。 これだ。これしかない。 でもさ、業界の人って「○週連続1位」とかさ、ギネスに申請するの大好きなのに、 この件についてはそうする素振りすらないね。 少なくとも「新録音による週間連続リリース」としては世界一だと思うんですが。 やっぱさすがにちょっとそれはみっともないと思っているのでしょうか。 「新録音を12週連続でリリース」と聞いたら人がどう思いそうか、わかってるのかも。 でも、やるんだよ。 ■03/16 カーリングの本橋まりりんに感じるキュートさは、アッガイに感じる それと同じ類のものだということに、今気づいたよ。 Winnyの、キンタマとか山田での個人情報流出が続いていますが。 いや、もちろん個人情報保護法の施行以降、この手の話のニュースバリューが 上がってるからどうしても目立つっていうのは確かにあるんだけど。 でもここ最近の爆発っぷりは、ウイルスが蔓延してると言うよりも、裾野が広がりつつあるというか、 これまでは自称他称含め、「PCに対して他よりアドバンテージがある」人が中心だった利用層が、 そろそろと「ごく普通の人」にまで降りてきていることを表していないかい。 ようやく一般層含めての「普及期」に差し掛かったということなんじゃないのか、と。 事件で存在の認知も一層拡大してるし、さすがにセキュリティソフト系も対策に乗り出しましたし。 とすると、この間までCDが売れなくなった理由をP2Pに求めていろいろ無茶してた各レコード会社、 この状況見てると「その理由」で本当にヤバくなるのはこれからなんじゃねえの、とも思うわけですが。 早く京都府警から流出事件起きないかなあ。面白いのになあ。 ■03/13 すげえ。この期に及んでまだ本気だ。正気の沙汰とは思えない。 みんな、とりあえず今後はヤフオクをチェックしよう。 ピ(Rain)を越えるすごい何かを見られるかもしれない。しれないよ。 つうかまた秋元か。でも名前だけでこういうイベント仕事の企画だけ手をつけて、 動員のリスクとか負わないでいいっていうのは、仕事としては最強かもしれないな。 ただ、それを素直にうらやましいと思えないところが彼の彼たる所以。 ■ジャニーズ・エンターテインメント 正味、この会社は予想以上に売れたりしてますし、他の会社よりも圧倒的に 数も読みやすいので、別に年度末だからどうと言うこともないと思うのですが、 それでもKAT-TUNのデビューをここに持ってきたのには何か意味があるのだろう。 年度末だからというよりも、婦女子の進級進学シーズンで年末年始の次に お金持ってる時期だから、という線も非常に強いのですが。 それにしてもシングル(ジャケ写違いで6種+通常盤)+アルバム+DVD、 さらにそれらのボックスセットというのは張り切りすぎだろう。 仮に全部コンプしたら19,829円。大変だなあ、おい。 ■アップフロント・ワークス もはやジャニーズ女版と言うのもはばかる状態になってきたハロプロ関連。 モーニング娘。は言うに及ばず、松浦のシングルがベストテン入りできなくなってきたのがキツい。 相当読み違えたままここまで来たのか、会社規模を考えると年度末、ものすごいことになっています。 03/15 モーニング娘。(シングル) 03/15 メロン記念日(DVD) 03/29 ベリーズ工房(シングル) 03/29 安倍なつみ(アルバム) 03/29 モーニング娘。(シングルDVD) 03/29 松浦亜弥(DVD) 03/29 後藤真希(DVD) これでも、ダブルユーとか発売中止ですから。 ていうか松浦亜弥のDVDなんてそれが決まってから急に発売決めたっぽいです。 心底必死な様子が伝わってきますね。 ■B-ing ZARDと愛内がシングル。滴草由実のアルバムは…数勘定できねえだろうなあ。 B'zは今年度使っちゃったし、そろそろ来年度はZARDがまた張り切るな。 前のベストから6年たってるし、しかもシングル完全収録みたいなのはまだ出してない。 やるぞきっと。 ■テイチク 関ジャニがアルバム出すからもう大丈夫。 ■ポリスター Polaris頼み。以上。 VAPやジェネオンは真っ当に音楽方面やるのはなかば諦めたっぽいね。 ■03/12 よく考えてみたら清水国明は、テレビCMでは店員役をやっているのに、店内放送では 「ブックオフのことなら何でも知っているヘビーユーザーの清水国明です」って言っている。 どっちなんだ。二枚舌か。 ■キング 相変わらずアニメ系三昧。3月にネギま関連だけでアルバム3枚。 しかも無駄に2枚組とかドラマCDとかそんなん。利益率良さそうだなあ。 ただ、それだけでもアレなので、ほぼ唯一の再発可能音源、中山美穂のボックスをついに出しちゃいます。 シングルの両面完全収録、CD10枚+DVD1枚で21,000円。微妙な値段だ。 しかもけっこうネタとしての希望者の多いダンスミックスアルバムは、このボックスのみで再発。 実は少し探していた自分は軽くムカっと来たんだけど、多分来年あたりにバラで売りそうな気がします。 ただ、最近のキングは陰陽座がちょっと売れたので、ガゼット、アリス九號.と次々に契約。 キングが社内に蓄積している「限られた層に厚く売る」アニメ物販的な販促メソッドが 流用できますので、これはすごく正しい方向性だと思いました。 ■クラウン すげえなあ。本気でガンダムだけで乗り切るつもりだ。 Gacktの主題歌とサントラ盤。これで勝負だ。まあある意味他よりは固い商売なのですが。 Gacktは3/29にライブDVDも出して全面支援。彼は本当に辛そうだ。 でもこっそりこういうののリリース決めたりしてるんですけど、もういいの? ■フォーライフ 大事な大事な飯の種、DOUBLEとアンダーグラフはシングル発売でちょっとだけ年度末に参加。 それだけですか。大丈夫ですか。なんか心配になってきたぞ。マジで。 東芝で長渕リマスター再発祭りやってますけど、おこぼれがあるといいですね。 ■徳間ジャパン まあここは毎年J-POP部門は大変にアレで、ジブリで食ってるようなもんなんですけど、 今年はいろいろとそこそこ売れてよかったですね。 3/29にJazztronikが2枚出し、というのが年度末っぽいと言えばそうなんですが、 今年は例のアレも含めて、地味に社運背負ってませんか、彼は。 ■03/11 Delaysのニューアルバム、頭の2曲がとんでもないことになってた。 ■トイズファクトリー ミスチルやゆずのアルバムが予想ほど売れなかった代わりに、ケツメイシが 馬鹿売れしたり、バンプのシングルがが思惑通りのロングヒットになっているので、 恐らくトータルでは概ね予定通りには落ち着いているんじゃないかと。 したがって相変わらず年度末に全く慌てない、いつものトイズです。 3月はメジャーどころではケツメイシとRAGFAIRがDVD出すだけだし。 余裕だな。 来年度は、めぼしい新人がいなければ、多分FREENOTEを押してくるんじゃないかと。 成長著しいですし。 ■BMG JAPAN やっぱりこの会社がいちばん得体が知れない。 200人も従業員がいて、どうやって生活しているのだろうか。 とりあえず3/1に大事な虎の子スキマスイッチのシングル。 あとは・・・ハイロウズもベスト出して終わっちゃったし、キンモクセイは落ち着いちゃったし、 BUCK-TICKのベストは思ったより売れなかったし、THC!!は思ったより伸びていないし。 洋楽かと思っても、BACKSTREET BOYS、WESTLIFE、再結成TAKE THATのボーイズ勢くらいで。 クリス・ブラウンは日本ではどの程度売れるのだろうか。 旧譜再発は、既にほしい人の手には輸入盤で行き渡っているはずのユーリズミックスと、 もはや本当のファン以外手の出しようがないヴァンゲリス程度。 やっぱりどうやってやりくりしているのか全然わからない。 小田和正基金とかあるのだろうか。 ■日本コロムビア アルバムはカエラ、シングルは氷川。以上。非常にシンプルですね。 ohanaのアルバムも出ますが、うはうは言うくらい売れるとも思えないしね。 さすがにこれだけじゃ辛いのでしょう。奥の手を使ってきました。 ピチカートの旧譜総ざらえ。ギリの3/31に、一気の15枚出しです。 さして現在に一般訴求力のある旧譜音源を数多く持っているわけではないので、 かなり必死度は高い、ということになるのでしょうか。 このまま状況が好転しなければ、来年はトライアドレーベル関連に手を出すと思うな。 だからコロムビアは島田奈美の「SUN SHOWER」の入ったミックス盤を再発しなはれ。 ■03/07 トークのベスト。さだまさしにしかできない技だ。 すげえなあ、と思っていたら甘かった。こんなものまで出ていた。 マジすげえ。「五代目志ん生全集」とか並みだ。 ■ビクター さて。サザンもSMAPも稼動させた割には双方思うような結果を出せなかったビクター。 とりあえずサザンには3/15にライブDVD出させて尻拭いさせるわけですが、それで埋まるもんでもなく。 あと、ようやく捕まえた鉱脈レミオロメンはそうそう疲弊させるわけにもいかず、シングル1枚どまり。 一応目玉は綾瀬はるかのCDデビューか。作詞は持田香織/小林武史、作曲・編曲は小林武史ですから、 それなりに力は入っているのですが、結果出てきたのがマイラバの劣化コピーみたいな音ですし、 そもそも彼女自身、アイドルとして強力な地盤を持っているわけでもありませんから、 売り上げもそうドカンといくはずもなく。 結局は、LOVE PSYCHEDELICO、夏川りみ、3D LAB.☆S、kiroro、MINMIあたりの、 言うことを聞いてくれて、かつそこそこいけそうな連中を集めてしのぐ予定です。 足りない分はここも洋楽旧譜攻撃。 とはいえ東芝やワーナーほど音源を潤沢に持っているわけではありませんから必死さもひとしお。 そこそこ強いHR/HMとジャズで張りまくり。 2/22にハロウィンをボーナストラック満載で再発、3/24にはハノイ・ロックスを紙ジャケ化。 ジャズ系旧譜はここ数年、3月と9月に旧譜をまとめて出してるみたいですが、今年もやるようです。 あと、ピンクレディーで何とかしようとするのはそろそろやめた方がいいと思うな。 去年はベストどまりでしたが、今年はボックスだからな。 しかも「恋のレッスン / クッキー」という正式デビュー前音源まで持ってきた。 ていうか、収録内容見たらそれこそ現存する音源を根性でさらえてきた感あり。 さすがにもう後はありません。来年度どうするんだろうか。 ■ポニーキャニオン 今年度こそはaikoのベストが出ると思っていたのですが、予想以上に本人の意思が固い模様。 仕方ないのでいつもどおりのポニーキャニオン。 3/8に上戸彩、藤木直人、Lead、3/15にw-inds.。ものすごくどこかで見たことのある風景。 さらに3/15にはD-51まで持ってきてみました。KREVAも売れたし、これで何とかはなりそうですね。 ただ、いくら売れないからって下川みくにへの仕打ちは酷すぎると思います。 去年は「青春アニソン」とか言って、でもまだ音としてはそれまでの流れは汲んであげていたけど、 今年度は「青春アニソンハウスアルバム」。「ハウス」入りました。あんまりだ。 あと、眩暈しそうなCMをガンガン流した結果3万枚だった パク・ヨンハの落とし前はどこで付けるのでしょうか。 ■03/05 永沢くんが素晴らしすぎる。みぎわさんも合格。花輪くんはもう少し頑張れ。 SONY、「すばらしい日々」をCMに使うのはどうかと思うなあ。あんな歌詞を。 あのサビの部分の歌詞だけ聴かせて、まさに字面通り受け取ってほしいのでしょうか。 そりゃねえべ。 ■ワーナー いや、確かに昨年よりはだいぶマシになりました。 コブクロは明らかにアーティストとしての格が上がりましたし、絢香のタイアップもそこそこうまくいった。 でもそこらへんは全部2月までに出ちゃったから3月はスカスカ。 まあ、無理やり河口恭吾のベストまで2月に出しちゃってますから、最初からそのつもりなんでしょうけど。 で、3月に何をするかといえば、これ。 期間限定、版権所有洋楽アーティストの叩き売り大会。 で、これのポイントは、「自社管轄では一切販促をしていないこと」。 リンク先もタワーレコードのサイトの告知ですし。要するに「ついで買い」というか、 レコ屋に目当てのアルバムを買いにきたときに一緒に買ってもらうことを前提としているわけですね。 きっと3月は大きなレコ屋の洋楽コーナーの一角に専用コーナーが作られるパターンでしょう。 しかし、本当にこういうやり方ってどうなんだろう。 ちなみにプリンスなんか、正規の新編集の2枚組ベスト盤3480円を3/18に出しつつこっちもですから、 買い手のことをどう思ってるのかなあ、と非常に不安になりますね。 ■ユニバーサル 国内盤については非常にわかりやすい。 今やジャニに対抗できる唯一の男アイドルWaTのデビューアルバムと、 今度こそ胸を張って出せるスピッツのベストアルバム2種に、完全に絞り込んでいます。 だって他にアルバム何にも出さないんだもの。 洋楽の方は比較的潤沢。 プリンスの移籍第一作とか全米ヒット中のNE-YOとかBon Joviの来日記念盤とかU2の限定盤とか、 きちんと稼げるところは揃ってはいるのですが、でもやっぱり旧譜攻撃は外せません。 国内組の旧譜は、高中正義とか山崎ハコとかのオリジナル盤再発で地味なところ押さえつつ、 ユニヴァーサルとしては2年以上放置していた「GOLDEN☆BEST」シリーズをこの年度末に復活。 筋肉少女帯と少女隊のが一緒に出るところが趣深いですね。 洋楽はストーンズのDecca/Londonレーベル時代の旧譜紙ジャケ攻撃で決まり。 いくら紙ジャケとはいえ、旧譜のくせに2548円という殿様値付け。余裕かましまくり。 ちゃんと"Aftermath"とか"Between The Buttons"のあたりはUK盤、US盤を別々に出して 枚数を稼ぐことも忘れませんよ。まあここは逆に分けなかったらマニアに怒られますけど。 と、並べてみると、今年のユニバーサルはけっこうガッチリ組んできていますね。 年度が明けたら、今のCMの状況から行って福山が相当にやるはずですし、 しばらくは粛々と商売をしていけそうな雰囲気。 ■03/03 明晩は高円寺で。 この数年で一番衝撃的なニュース。 「気持ちよかったから」 わははははははは。そうだろうそうだろう。 でも、この手加減も彼の将来も知ったこっちゃない実名報道攻撃には、 私も真っ当に生きようと心を引き締めるしかないのであります。 ■ソニー 今年は弱いなあと思ったのがソニー。 久保田利伸、高橋瞳、アジカンと、アルバムなんかはそこそこいけそうなのを 並べてきてはいるんだけど、なんか例年の「やらかしてる」感が非常に薄い。 何でだろうなあ、と考えてみてわかった。旧譜の再発だ。 昨年度の民生&浜省の8cmシングル12cm化計画や、本人達が声明を出さざるを得ないほどの、 遠慮一切なしのYMO関連抱き合わせといった、尻の毛一本残さないあのえげつなさがないのです。 今年の12cm化計画はどうやらポルノグラフィティだけ。しかも8cmで出したの2枚きりだし。 アルバムも今年は2月下旬から戸川純関連の紙ジャケ出してるだけで非常に迫力がない。 まあそれでもジュディマリのベストをきちんと予定通り程度は売っていますし、 その流れで3月8日にPrincess Princessのベストとトリビュートと岸谷香のソロシングルとを 固めてきてプチ祭りを開催しようと目論んでいたりと、地道にコツコツやってるところはえらい。 ただ、15日の「仲間由紀恵 with ダウンローズCDデビュー」というのがまったくもって 意味がわからん。いや、コンセプトより銭、ということだけはわかるけどね。 ■東芝EMI もうね、何ていうか、国内組は悲惨だよ。 オリジナルアルバムではストレイテナー、ウルフルズ、小沢健二と、何だか 2006年の年度末に期待するには早すぎたり遅すぎたりするのしかいないし。 ベスト盤もGo!Go!7188とPe'zでは心もとない。 旧譜は長渕の東芝時代の音源を2か月に分けて出しまくっていますが、 さして大きなゲインも得られそうになく。 こういう場合に洋楽に頼れるのが東芝の強みではあるのですが、今年は。 2月には、It Bites、Saxon、Vixen、Blondieと、何だか心細いメンツの旧譜を まとめて出していたあたりでかなり切ないわけですが、3月に入って炸裂。 切ないって言うより刹那いと言った方がしっくりきます。 版権所有アーティストのベスト盤を1850円で投げ売り開始ですから。 Beach Boys(3種) The Animals Jethro Tull The Band Genesis Grand Funk Railroad Heart Bryan Ferry David Bowie Gary Moore Tina Turner J.Geils Band Sex Pistols The Stranglers Blondie Midge Ure & Ultravox Culture Club Duran Duran Spandau Ballet Sinead O'connor Red Hot Chilli Peppers Lenny Kravitz Blur Chemical Brothers さらに2年前は金脈だったはずのQueenまで。3種類全部。 すごいなあ。この清清しいまでのNO WAYっぷり。 リアル「明日の1000円より今日の100円」。 きっと次年度は宇多田がアルバム出してくれるよね! でも、今週のシングルチャートでも宇多田は1位を取れず。 明日はどっちだ。 ただ、ワーナーはもっとすごいんだぜ。 ■03/01 馬鹿野郎。今まで仕事してたからまとめられねえよ。 だから今日は小ネタで済ませて寝る。 その前に告知を。3月4日にDJ夢工場やります。 ■DJ夢工場 presents 胸騒ぎの放課後#4 2006/03/04(sat) 高円寺クラブライナー open/start 23:30〜 charge/2,000yen(with 1drink) 前回は吉村智樹さんと福田くんが張り合って、ある意味異様な熱気に包まれたわけですが。 2人とも珍品レコードコレクターだから。踊るとか踊らないとかじゃないの。 ほとんどロフトプラスワン状態で「へー」とか「ほー」とか爆笑とかそんな感じで。 基本、「聴いてるだけでおもしろい」状態になってますんで、ぜひお越しください。 そんな中、自分はいつも通りゴリゴリとカバー曲を。 で、小ネタだ。各社の年度末進行を調べるためにニューリリース情報見てて発見したのがこれ。 NEW SINGLE 2006/03/01 Release 島倉千代子 / それいけ Go Go 作詩:山崎ハコ 作曲:山崎ハコ 歌手と曲名と作家と。全ての組み合わせがどこかおかしい。 デッサンの狂った絵を見ている気持ちだ。 試聴してみたら、正調モータウンサウンドをベースにした音なんだけど、 何かすごくいたたまれない気持ちになったよ。何でこうなるんだろう。 ■02/28 多少遅くなりましたが、例年の通り年度末リリース合戦の状況を。 今年はなんかいまいちどこも例年ほどぱっとしないのですよ。 去年あたりから、さすがにあからさまな手口は減ったしなあ、 と思っていたら、エイベックスだけは違った。 ■エイベックス 確か松浦は社長になる前「年度末に合わせてCD作りたくねえ」みたいなことを仰って、 実際に社長になった直後の昨年度末は、ある程度有限実行しておりましたが。 今年度はすごいぞ。使える弾は全部すごい勢いで使ってます。 制作から金計算する方がメインになってみて、現実に気が付いたということか。 でも極端すぎだ。並べてみた方がいいな、これは。 ●シングル 03/01 EXILE 03/08 浜崎あゆみ 03/08 HINOIチーム with コリッキー 03/08 Ryohei feat. VERBAL(m-flo) 03/15 Every Little Thing 03/15 島谷ひとみ 03/15 矢井田瞳 03/15 星井七瀬 03/23 AAA 03/23 キリト 03/29 misono 03/29 清木場俊介 03/29 NEVER LAND 03/29 レモンエンジェル ●アルバム 03/01 嘉陽愛子 03/08 MEGARYU 03/08 倖田來未(ベストアルバム) 03/08 DA PUMP(ベストアルバム) 03/15 Do As Infinity(アルバムボックスセット) 03/15 Do As Infinity(ベストアルバム) 03/15 Do As Infinity(ライブアルバム) 03/15 Do As Infinity(インストアルバム) 03/15 ジャンヌ・ダルク(インディーズボックス) 03/22 LISA 03/23 globe 03/23 ロンドンブーツ1号2号(シングル集) 03/23 AAA(リミックスアルバム) 03/29 EXILE 03/29 長澤奈央 03/29 伴都美子 03/29 鈴木亜美 03/29 PARADISE GO!! GO!! アイドルだろうがベテランだろうが移籍直後だろうが。まさにフル稼働。 とりあえず名の知れたところで2月以降動いてないのは、大塚愛と安室くらいかな。 前者は年末年始にこっぴどく働かせましたし、後者は動けって言って動くもんでもなく。 今さら音源引っ張り出してくるロンブーや、リミックス音源差し替えの全5フォーマット 発売のキリトのソロシングルも随分ですが、酷いのは解散したDo As Infinityのむしりっぷり。 ラストライブのDVDも出るので、全部買ったら23,690円。 だからエイベックスは毎年誰か解散させたらいいと思った。 明日はソニーと東芝。東芝がいい感じに悲惨です。 ■02/26 トリノ関連で一番笑った画像はこれだな。 テレ東は、藤井隆と眞鍋かをりだけでなく、局ごとオリンピックというものを 何か大幅に誤解しているような気がしたのですがどうでしょうか。 あと、やっぱりTBSの亀田兄弟の扱いっぷりは異常ですね。 デビュー戦て、あんた6回戦をライブ中継するってそれ尋常じゃないっていうか、 相手も急遽変更で決まった、本来は海外戦禁止の3戦3敗の選手じゃないですか。 そういうことを繰り返した先に、誰の幸せが待っているのだろうか。 そんな私は夕べの夜中、室内陸上見てたんですけどね。 「音コレ」(音鳴ります)の「ニューカヴァー」。 音楽配信へのアプローチの仕方はこれ非常に真っ当だと思います。 配信限定でしかできない(パッケージにするまでもない)音源を、 JASRACの「金さえ払えばOK」ルールを存分に利用して、 配信の敷居の低さが、芸に対する「投げ銭」感覚でのお支払いに。 しかもリクエストまで受け付けている。 「オルタナティブ」なあり方としてはここしかないんじゃないか、と思うくらい。 ただ、こういうのは「認知」施策に失敗して転げる場合が多いと思うのと、 この手のネタは概ねネットでは違法でガンガンばら撒かれて広まるものなので、 コンテンツ単体の認知は上がっても金にならないところが問題かな、と。 ■02/23 ●ジンギスカン(出身地:ドイツ)の代表曲 ・ジンギスカン ・めざせモスクワ ・めざせメキシコ ・栄光のローマ ・前人未到の地ヒマラヤ ・ローレライ ・インカ帝国 ・砂漠の国サハラ ・チャイナ・ボーイ ●水森かおり(出身地:東京都北区)の代表曲 ・鳥取砂丘 ・釧路湿原 ・天塩川 ・秋吉台 ・東尋坊 ・尾道水道 ・野尻湖ひとり ・五能線 ・竜飛岬 ■02/22 松たか子の、そこはかとなく漂うビッチ感がけっこう好き。 宇多田のPVのメイドコスプレがちょっと萌える。 この人たちは一体これからどうなるんだろうか。ものすごく心配だ。 いや、心から純粋にやっていそうだからなおさら。 でも。「メジャーデビュー決定」って、相沢の所属レコード会社・事務所はTearbridge。 ロード・オブ・メジャーが「メジャーデビューする前に」在籍していたレーベルです。 騙されてる! 騙されてるよ! 彼女が騙されているのか、ロード・オブ・メジャーのファンが騙されているのか、 それはきっと偉い人しか知らないことだから、あんまり言及しないことにする。 その点もう一人の平季唯の方は本物のメジャーレーベルだから。 日本クラウンだけど。事務所もこんなところだけど。 どっちがいいかって考えたら、そりゃあねえ。 だって平季のやってるプロモーション見たらさ、美大専門の予備校通って合格したものの、 案の定賞も取れなきゃ普通の就職もできなくて、結局美大専門の予備校の講師になった、 みたいな感じなんだもの。デビュー直後でそれだもの。切なくなるんだもの。 ■02/21 この年度末こそと思っていたのだが、それでもaikoはベストを出す気配がないな。 先日、友人と飲む。流れで概ね話は緩くなります。 そこはそれ、例のごとく自分が 「口汚く罵られたい女性ナンバーワンはカエラ」というステートメントをしたあたりから。 友人:わからんでもないけど、もっと「罵りキャラ」っぽいのがいるんじゃねえの。 自分:見た目からそれだと罵られるのイヤ。マジで怖いし。 友人:たとえば中島美嘉とかさ。 自分:間違いなく「罵りキャラ」だとは思うけど、彼女に罵られたら本気で死にたくならん? 友人:なるな。絶対立ち直れない。PTSDになる。 自分:やっぱそこらへん、さじ加減なんだよ。 友人:緩すぎてもダメだな。 自分:ゆうこりんとか。 友人:あー、緩いね。すごく緩い。 自分:ゆうこりんに罵られたら、多分マジ切れするね。キックする。 友人:キックで済んだらいいけどさ、なんか犯罪に走りそうだ。 自分:後ろから刺したくなるとか。 友人:いや、そっちでなく。 自分:どっち系。 友人:あっち系。 自分:それって欲情したってことちゃうん。 友人:そうとも言う。 自分:ストライクかよ。 友人:かもしれない。 こうやって夜が更けていく、35歳の冬。 昨日もそうだけど、昔話や与太話でお茶を濁す時は、概ね弱っているときです。 優しくしてね。 ■02/20 なんだこれは。おめえ何勝手なこと言ってるだよ。 せめて、nobodyknows+の立場を考えてやってくれんかのう。 一昔前なら黒夢もおるだよ。正確には岐阜だがな。 ただ、ここらへんのグループは、「全国的流行りジャンル」を やっているからこそ全国区まで出てくるわけで。 それ以外のジャンルで成功するのは、確かに名古屋では非常に厄介。 流行してるジャンルについては他地域以上に盛り上がる分、それ以外がダメ。 だからこそThe Arrowsには頑張ってもらいたいのですが。 自分がその圏内に住んでいた80年代は、HR/HMが非常に強かったのを覚えてます。 高校の文化祭バンドも、ギターの2人に1人はフライングV。いや誇張なしで。 で、外タレもそれ系はどんなバンドでも名古屋公演は満員。そしてそれ以外はガラガラ。 当時は全盛期のプリンスですら、8000人クラスの箱をいっぱいにできなかったもんな。 The Fixxとかシンプル・マインズのときなんか、お金払って来てるのに、 会場に入った途端にすごく申し訳ない気持ちでいっぱいになったもの。 ごめん。こんな僕達で本当にごめん。 で、90年代前半は神戸にいたのですが、関西の場合はちょうどいい塩梅。 公演の2週間か10日くらい前にふと思い立ってプレイガイドに行ったら、 たいていのはギリギリで売り切れていないくらいで。 で、実際行ってみたらちょうどよい感じに埋まってる。 ときどきガラガラだったりもしたけど。Jamesとか。あれは酷かった。 そして時には異常に盛り上がる。Dinosaur Jr.の初来日のときは 本気で恐ろしかった。冗談抜きで会場中に殺気が漂っていた。 みんな殺伐としたまま大暴れ。明らかにヤバイ空気。 主催者が出てきて演奏を止めたら「死ねハゲ」等の誹謗中傷大合唱。 そんなときだけ一体感。泣きそうな顔をしながら通り一遍の注意をして退場。 再開されたら止めたとき以上に荒れたけど、もう出てこなかったよハゲ。 そして俺は眼鏡が破壊された。 そして90年代半ば、東京に出てきたわけですが。東京はねえ。 多少でも名前の出ているバンドは、発売日の午後にはもう売り切れだもの。 そしてあんまりライブに行けなくなった。土曜に起きたら昼だから。 俺が悪いのか。そうか。ていうかネットをもう少し活用しようよ、俺。 でも余ってるのもなかなか行かない。これとかすごく余ってるけど。 いや、80年代好きだけどね、これはいくらなんでも大雑把すぎるよ。 ■02/19 仕事とかで駄目。カバー曲はパスで。 今日フジテレビ見てて思ったんだけど、童夢とメロは競技後は放送禁止なのでしょうか。 なんか番組では完全に、最初からいなかったことにして粛々と進行していました。 場に出てこないのは仕方ないとして、競技してるところすら流さないのは何でなのかさっぱりだ。 高橋尚子に続くプロモーション・アスリート登場。 しかしここまであからさまにパブ記事にしてしまっていいのだろうか。 で、各局のトリノ五輪テーマソングがいつも以上に緩いよ。 NHK 平原綾香 / 誓い NTV 浜崎あゆみ / Born To Be… TBS 小田和正 / まっ白 CX 倖田來未 / WIND TV朝日 SMAP / Triangle TV東京 クリスタル・ケイ / Together NHKは本気。そりゃ中継も山ほどあるわけですし。で、この曲も開会式前から報道に使われ、 それに合わせて発売も1/18。最近になってようやくチャート上がってきましたが、 でもまだ累積で3万枚足らず。 日テレは新曲ですが、多分「うるぐす」の抱き合わせでの両A面。 発売日が閉会以降の3/8という時点でさしてやる気のないことが伝わってきます。 TBSは旧曲。TBSはいつも概ねこんな感じなのですが。 フジもいまいちやる気なし。一応新曲は新曲なのですが、 シングルは初回限定盤ですぐに店頭からなくなる曲ですし。 テレビ朝日に至っては、スポーツイベントの共通テーマソングで乗り切ります。 テレ東はどうでもいいや。 これはテレビ局のやる気云々というより、民放の放送枠が非常に少ないこともあり、 さしてプロモーション媒体として注目されなかったので適当にやってるだけですね。 NHKだけは相変わらず何かちょっと中途半端に頑張るわけですが、 画面切替時のジングルとかに使うテーマ曲のインスト・ヴァージョンを、 いつも山のように作るので、それを聴くのが結構楽しみです。 今回もテクノ・ヴァージョンやハードロック・ヴァージョンが。 ■02/15 NEWSのメンバーの消えっぷり。 2003.12…BUBKAに女性とのキス画像掲載。その後「学業に専念」との理由で休業。その後引退。 2005.07…フジテレビアナウンサーと飲酒し、公園で暴れているところを補導。その後活動を自粛。 2006.01…BUBKAに飲酒と思わしき写真掲載。事実を否定しつつ「誤解を招く行動を起こした」として活動自粛。 そして今回は亀梨くん。 これがトップとそれ以外の扱いの差。 CMやらDVDやら、回収になったりしたらそれこそケタ違いの損害ではあるのですが。 でもでも、ジャニーズは本当に怖いところです。 ■02/13 日本初のHD-DVDソフトはこれで、Blu-Rayは発表ベースで行くとこれ。 これだけ見ているとBlu-Rayが圧勝しそうな勢いです。 メディアを普及させ、延命させるのはいつだってエロかアニメ。 ただ、Blu-Rayにする意味がビタイチないところが問題といえば問題だ。 で、両方ともポニーキャニオンというのが、ポニーキャニオンっぽいような気がする。 まとめます。だから倖田姉の作戦は ・ベスト盤が思いのほか売れた(彼女の事実) ・ベスト盤は売れるがオリジナルアルバムはさして売れない(一般的状況) ・ベスト盤はシングルをある程度出さないと出せない(定説) といった事象を重ねていった結果、まず「ベストアルバムありき」のところから 「じゃあ短期間にシングルをいっぱい出そう」という乱暴な結論に至っただけで。 で、ベスト盤が最も大事なので、それぞれのシングルのプロモーションは最低限。 3枚除いて限定50000枚というのも、ほぼノンプロモーションで売り切れる数、 というところまで見越しての設定でしょう。 12枚目に限定がかかっていないのは、アルバムと絡めて大きくプロモーションするため。 CD屋の棚に一緒に並べるとかの見栄えまで見越してるんじゃないでしょうか。 と考えていくと、乱暴なりに非常に理にかなったプロモーションです。 前も言いましたがここでまたアルバムがミリオンとか行くようなら、 彼女のアーティストとしてのステージは一段上がるでしょうから、 そっから先は非常にやりやすくなります。 ただ、思ったよりも世論は盛り上がっていないような気もする。 ここ1か月のプロモーション次第、なのか。 ■02/12 マツケンサンバの二番煎じの本命盤、橋幸夫の「盆ダンス」をBOOKOFFでようやく捕獲。 聴いてみたら予想以上に酷くてびっくりする。 よく考えてみたら「こちら本池上署」はどうするんだろうか。 下手すると「最初からいなかった」ことになったりするので要注意だ。 今のところ変動はない模様ですが、とりあえずこの相関図を監視しておこう。 つうか14話のあらすじ読んでみたら、あんまり洒落になってない。 ■02/10 電車の中で芸人の着ボイスが鳴ってそんな赤面して狼狽するなら、 そもそも何でそんな設定にしたんだと。 昨日はのっぴきならない事情で午前3時まで会社に幽閉されていたので、 せっかくおもしろいニュースがいっぱいあったのにスルー。あいぼーん。 とりあえず伊福部昭氏の「ゴジラ」のテーマを聴くたび、坂本龍一のサウンドストリートの デモテープコーナーの、その曲に合わせて「ゴジラ ゴジラ ゴジラとメカゴジラ」と 歌っているだけの作品が思い浮かんでエンドレス。メカサザエ。 ■02/08 何これ。 いつも言いたいことは剛速球ストレート、でも絶対ど真ん中には投げてきやしない 夕刊フジらしからぬ変化球、でも結果としてはいつもと同じ、言葉でのいじめです。 MATCHY TRIBUTE参加者の所属事務所のスマイルカンパニーっぷりが面白い。 つっても玉置とスクービードゥーだけですが。でも他が山下達郎夫妻と少しという事務所だから。 当然、ジャニへの楽曲提供とかいろんなところからの流れを想像できるわけで。 んで、他の参加者の所属も探していたんだけど、氣志團の事務所の名義が オフィス男闘呼塾エンターテイメント ということを初めて知った。 コメントしづらい。 ■02/04 こんなのはラスカルじゃない。認めない。 でもきっと、"90125"を聴いたときのYESファンも同じ気持ちだったんだろう。今ならわかる。 KAT-TUNデビューネタはネタ的にはNEWS休止と相殺された形。 狙ったのであればKAT-TUNの方が後になるはずだから、結果としてなんでしょうが。 山ぴーを年内遊ばせておくなんてありえないので、当然個人活動は継続なわけですが、 問題は戻り方だね。というかむしろそこを考えて敢えて休止させたような気もするよ。 SAKURAが逮捕されて休止していたラルクが活動再開する際、実に上手くプロモーションを行い、 劇的に盛り上げた結果、バンドのアーティストの格が1ランクアップさせるまでの効果を 叩き出したことがありましたが、当然ジャニもそこらは相当うまくやってくるのではないかと。 ただ、戻ってくるときは6人未満になっているような気がするんだ。 もしくは知らない奴がいるか。 ■02/02 そろそろ今クールのドラマ主題歌が発売されつつありますが、 ここんとこちょっとずつ位置付けが変わってませんか、主題歌の。 昔は、注目度の高いドラマは大物が主題歌って感じでしたが、 最近は新人のショーケースとして使う例が増えているような。 今やってる民放のドラマの主題歌並べてみた。 (月) 西遊記:Monkey Majik / Around The World (火) Ns’あおい:コブクロ / 桜 アンフェア:伊藤由奈 / Faith (水) 神はサイコロを振らない:Ryohei feat.VERBAL / onelove (木) 白夜行:柴崎コウ / 影 けものみち:中島みゆき / 帰れない者たちへ ガチバカ!:倉木麻衣 / ベスト・オブ・ヒーロー 小早川伸木の恋:ナナムジカ / くるりくるり (金) 夜王〜YAOH〜:TOKIO / Mr. Traveling Man 時効警察:CEYREN / 雨 (土) 喰いタン:B'z / 結晶 (日) 輪舞曲−RONDO−:絢香 / I believe 大物もいるけど半分はショーケース的扱いですね。 Monkey Majikなんざ、ドラマが始まった直後にシングルが出たと思ったら ドラマとは無関係の楽曲で、主題歌はその後という鬼のスケジュール。 で、2〜3年ほど前と大きく違うのは、旧曲や洋楽が見当たらないこと。 たとえば2003年のドラマ主題歌。 旧曲では森田童子・山下達郎、洋楽ではABBA・STING・Carpenters 旧曲・洋楽のカバーでは、Kazami・a.mia・ヘイリー。 で、大物もSMAP、ミスチル、ELT、GLAY、EXILE、平井堅、サザン、福山、浜崎と、 まあ、ダラダラといらっしゃるわけですよ。 当時はオムニバスや洋楽ベスト流行りで、02年にキムタク月9でQUEENが馬鹿売れしたように、 いかに制作費をかけずにCDを売るかということを、業界の皆さん一生懸命考えていたわけで、 当然その販促がこういうところにも反映されるわけです。 ようやくレコード会社もCDバブルから抜け出して、まともに新商品開発に 乗り出せる体制に戻ってきた、いうところなんでしょうかね。よいよい。 まあ、「ベストクラシック100」みたいな完璧デフレ企画が売れちゃったりとか、 先日紹介した「HIT STYLE」みたいな自分の足を食うタコみたいな企画が出たりと、 オムニバス的な方向性は完全に末期なので、もう他に手がないといえばそうなんですけど。 で、Aqua Timezの震源はどこですか。 ■01/31 LISMOについてはいろいろとメールとかでもご意見いただいています。どうもです。 でも、自分自身はなんか考えているうちに、LISMOはけっこう成功するんじゃないか、 と思い始めてきてしまいまして。いや、イコールiTunesがコケるとは思ってないんですが。 前提としなければいけないのは、「音質なんてほとんど関係ない」ということ。 着うたフルが支持されてるってことは、誰も音質なんてさして気にしてないってことで。 ていうかそもそもiPodだって、めちゃめちゃ音がいいのかっつったら、まあ。 みんなが音質を何にも優先して気にしてるんだとしたら、 ケンウッドのこれ(音出ます)がいちばん馬鹿売れしなきゃおかしな話ですし。 着うたフルのメイン層は、元々音楽聴く手段がラジカセとか一体型コンポとかで、 元々ドンシャリでミックスしてあるような音を聴いているような人たちで。 昔のAMレベルとかでなければ、音質どうこうという件は問題にはなりにくいはずです。 で、DRMがポイントとなるかどうかも結構微妙かな、と思い始めてきました。 だって元々「着うたフル」は、友達へのダビングはおろか携帯の外に出すことすらできないという 状態にもかかわらずそれなりに普及したわけで。ユーザーもそれが「普通」という認識でしょう。 とすれば「携帯の外に出せる」というのはとてつもない「メリット」として認識してもらえるはず。 もうメモリ気にして昔買った音源を捨てなくてもいいんだ! 万歳! あれだ、いつも悪さばっかしてる奴がちょっといいことしたらごっつええ奴に思われる、みたいな。 だいぶ違うような気もするけどまあいいや。 とにかくこれまで全く何もできなかったのが「PCに避難させておける」「削除しなくていい」 になるということは、既存のユーザーにとっては大変に「素敵」なことなはずです。 とりあえず近いうちに大切な「インタビュー相手」である床屋のあんちゃんにまた話を聞いてみよう。 彼は「着うたフル」をサービス開始前からとても楽しみにしていて、そのために機種変したという人。 自他共に認める「音楽好き」で、サービス開始後はメモリがすぐにいっぱいになって困ったそうです。 自分らは「ノイジーマイノリティ」に過ぎず、あんちゃんみたいな人こそが日本の平均的な 音楽好きのマジョリティなんだろうなってところから思考をスタートさせておかないと、 なんかヘンコな親父の小理屈にしかならんような気がして怖いのですよ。 で、そっちを起点にして考えてみたら、大成功とはいかなくても失敗する理由が見つからない。 価格: 150円とはいかなくても、概ねメイン価格帯は200円台にまでは持ってくるはず。 やれる土壌はiTunes以降作られている。やらなければレコード会社は白痴以下。 ハード普及: 圧倒的に有利。2年くらい後には1000万台単位。 ソフトウェア: 対応機種の標準キットにCD-ROMが付くのでインストールは楽勝。 CONNECTを反面教師にしてインターフェイスやデバッグもきちんとしてくるのでは。 音質: 「一般的な」最低限をクリアすれば問題にはなりにくい。 DRM: ガチガチだけど、取り回しは「着うたフル」よりずっといい。 唯一気になるのは、携帯に圧倒的な親和性を持っている層がPCをどのように扱えるのかという点。 たとえば中高生の場合、7割以上のご家庭は一家に1台程度で、実権はお父ちゃんが握っています。 勝手にインストールしたりできるかどうか。できる環境にあってもそのような行動を取るだけの PCへの親和性があるかどうか。 「着うたフル」の圧倒的なメリットは「携帯で全てが完結する」という点にもあるので、 それが崩れた場合、どのような状況が発生するのか、というところです。 あと、「携帯電話」そのもののユースウェアもまだわからんけど。 着うたフルを使っていてそれらが障害で「降りる」層と新規参入層の差し引きがどの程度なのか。 当然攻める側はその程度は調査済みで攻めてるんでしょうけど。どういう計算なんだろうか。 つうかサービス開始3か月前にして異常とも思えるような出稿量。ハンパない本気っぷり。 これだけでも、かなり行っちゃうような気も、するんだな。 ■01/30 KAT-TUNがCDデビュー。案外早く出ましたね。 つうか作詞スガシカオ、作曲松本孝弘って何この組み合わせ。すさまじいですね。さすがジャニーズ。 ただ、スガシカオが参加している時点でオーガスタがまだつながっていることがはっきりしました。 スキマスイッチやCOILがつい先日、w-inds.の作詞作曲に参加していたわけで、 完全にオーガスタはジャニとは切れたのではないか、とも思っていたのですが。 昔の頭で考えると、ジャニとw-inds.とを掛け持つなんてありえない。 一昔前のジャニ対ライジング(現Vision Factory)の攻防は恐ろしいものがありましたから。 これは、ライジングが弱体化した結果、もはや敵ではないとジャニ側が判断したのでしょうか。 まあ何にせよ言えるのは、オーガスタって本当に怖いですね。 ■01/29 土日に実家に召集されておりまして、週一の部分まとめられませんでした。今週パスです。 前に、エイベックスのオーディション余り者召集ユニットAAAのアルバムの フォーマットに、アルバム全12曲中6曲を見繕って収録した「ハーフアルバム」と いう形態があるということを言いましたが、今アルバムチャート見て気付いた。 合算されてます。通常のアルバムの売り上げに全部。それはえげつない。 それでも5万枚行ってないけど。 しかし収録曲にここまで差があっても一緒っつうのはどうだ。 カップリング差し替えのシングルとか初回盤ボーナストラック付きとかも 厳密に言えば違うんだけど、これはちょっとやってることが豪快だと思った。 まあこういう手合いは昔からあるわけで、ここらへんは事務所やレコード会社の 押し込みでオリコン側も時と場合によっていろいろ基準を変えているわけで。 元々は3曲以上入っていれば問答無用でアルバム扱いという基準だったのが、 同一曲のリミックスであればOKになって(確かglobeからこの基準適用)、 そのうちに旧曲のリミックスだったら何曲でもOKになり、いつの間にか 別の曲でも4曲までならシングル扱いみたいなところに。 だから今は、リミックスアルバムとシングルの違いは実質上何もなく、 売り手の方の意図でどっちゃにでも変えられるという状態です。 そこらへんは99年に凄い勢いで基準が変わっていきまして。 ちょうど8cmからマキシへとシングルのフォーマットの主流が移っていった時期。 だから、1/1に出したスピッツの「99ep」は3曲入りなのにアルバム扱いで、 7/14に出した浜崎の「Boys & Girls」は10トラック入っているのにシングル。 まだそのときは「曲名」だけで数えたら3曲なんだけど、1ヵ月後の「A」では 新曲4曲とそのリミックスやカラオケ入れたら14トラックなのにシングル扱い。 どうやらここらへんの基準は主にエイベックスかと思うわけですが、 他社も微妙にそういう基準の部分の隙を使っていろいろと「工夫」してます。 最近ではBUMP OF CHIKENが非常にうまくやっていました。 両A面の順序とジャケを変えて2枚出す、という技は「ロストマン/Sailing Day」の ときも使っていましたが、当然この程度なら売り上げは合算されるわけで。 今回の「supernova/カルマ」ではさらに進化。 曲順を変えた2枚を、発売日を3週間ずらして出すという新技。 当然、売り上げは合算されることを前提にして。 そしてナムコの「テイルズ オブ アビス」のタイアップの付いている方を、 限定盤としてしかも敢えて後の方に出すという作戦でした。 結果、初動のピークを終えて落ち始めたあたりで限定盤が投下されてチャート再浮上、 タイアップ効果もあってロングセラー化させるという目論見を見事成功させております。 まあいろいろよく考えるなあ、ということで。 しかし、ナムコの「テイルズ オブ」シリーズのテーマソングって、 1998 テイルズ オブ デスティニー=DEEN 2000 テイルズ オブ エターニア=GARNET CROW 2002 テイルズ オブ デスティニー2=倉木麻衣 2004 テイルズ オブ シンフォニア=day after tomorrow 2004 テイルズ オブ リバース=Every Little Thing 2005 テイルズ オブ レジェンディア=Do As Infinity 概ねこんな感じの流れ。この流れの後に来て、さして違和感 ないっつうのはJ-POPの「業」ってやつなんでしょうか。 ■01/27 Def Techで味をしめた横浜タイヤ、今度はMEGARYUですか。 似たところ狙ってくるなあ。 石坂浩二は化け物だなあといつも思うわけですが。 こういうことされると本当にそう思うね。30年前と同じ役を普通にやっちゃうんだもの。 でもこの写真。スケキヨが! スケキヨが! 埼玉ゴズニーランド。 ここの比較が異常におもしろいので見てみれ。 ■01/25 つまんねえ。藤原竜也なんてベタすぎだ。つうか絶対ジャニの息がかかってると思ったのですが。 Lも2枚目にして、映画っぽく陽と陰をわかりやすく対比させんじゃねえかと思っていたので、 両方ともジャニじゃないとダメかと思ったんですよ。じゃあLは誰だ。 でも何度も言うが最大の問題はリュークだ。CGとかじゃすまさねえ。許さねえ。 Nirgilis、ソニーと契約したんか。 この間タワレコ限定で出てた「My Revolution」のマッシュアップ楽曲は、つまりそういう流れだったんね。 そのソニーはこんなコンピ盤を出しました。 非常に「もはやなりふりかまってられない感」に溢れているアルバムです。 「J-POPの最新ヒット曲コンピレーションとしては、かつてない規模でのランナップです。」って、 そりゃそうだ。これまではこんなわざわざ束ねて安売りする必要なんてなかったもの。 29曲で3200円。1曲あたり100円ちょい。要するに配信より安い価格帯でパッケージを出す、 というところからスタートした企画だということは間違いなく。 実際、この盤はアルバム単位での配信ナッシング。 こういうのって何かあったと思ったらあれだ、イギリスの「Now That's What I Call Music」シリーズ。 以前は「Now That's What I Call Hits」というシリーズ名で80年代から凄い勢いで出ていたはずですが、 ちょっとだけシリーズ名変えて、でも既に2005年で62まで行ってる。ここ数年も1年3〜4枚のペース。 これだけがというつもりはないけど、こういう「まとめて安価で手に入る」存在が イギリスのシングル文化を衰退させた原因のひとつにはなっているわけで。 ソニーもこの「HIT STYLE」を「新シリーズ」と位置づけているようですし、 今のところはまだ「世界で一番シングルが売れる」この国も、そろそろ徐々に、 他の国と同様のレベルにまで先細っていくのかなあ、と。 既に1曲単位で購入できる代替物があるわけですから、別にどうということはないんですが、 カップリングのカバー曲とか変な実験曲まで衰退していくのはやっぱ寂しいですよ。 ■01/23 このニュースから「韓国ドラマファン」にリンクを張るというのは、いろんな意味で酷だと思う。 倖田姉、アルバムは3/8でした。予想より早い。3週間かけてきっちり売り切ろうということでしょうか。 12曲にボーナストラックというのはまさに予想通りですが。でもライブトラックかよ。 まさかああいうやり方で曲出しておいて「ベストアルバム」呼ばわりとは大きく出ました。 ベストも何もそれしか出しておりませんがな。 初回限定盤にはDVDが2枚付いてくるという、もはやCD売ってるんだか何売ってるんだか解らん有り様。 ただ、普通のアルバムだったり何もお得感がなかったりではまだ売れないかもしれないという、 販促陣の意外に切ない心持ちからの策にも見えたりして、何となくやるせない。 とはいえ、ここでまたミリオン行くくらい売れれば、もう完全に「大物」として取り回していけますから、 ある意味ものすごく大事な局面ですし。 あとは、パッケージを売るためにはこれくらいせねば配信に持っていかれるという危機感か。 ■01/21 映画「DEATH NOTE」のリューク役、ボビー・オロゴン説に続き、有田哲平説も浮上。 ようやく「西遊記」のユルユルさ加減の理由がわかった。 ていうかエンドロールの「コロコロコミック」のロゴに気付けばすぐだったのに。 というわけでコロコロコミックではタイアップのギャグマンガ連載中。 つまり想定しているメイン視聴者層は中高生どころでなく小学生だったと。 そして、その親も。ちょうど小学生時代、堺・夏目のときにドンピシャだった世代で、 そこらへんは同時に90年代初頭の「月9」黄金期にもターゲットとしてハマっていた層。 ある意味めちゃめちゃ綺麗な流れですね。 しかしコロコロはすごいなあ。 さすがに「かっとばせキヨハラくん」はないと思ったら「バビブベボブボブ!! さっぷくん」ですと。 あと、いまだに「ドラえもん」ネタのマンガもあるのか。自分が読んでた頃は、 あの分厚いコロコロ全体の1/3が藤子だったわけですが。 ■01/19 「俺夜」新年会は、明日20日の20:00から渋谷softです。 これ。吉川ひなのの下げまんパワーの強力さはまさに本物だ(サンプル数2)。 彼女には何かマークを付けて厳重に保管しておいた方がいいと思った。 で、auのこれです。 ここまでやるかという気持ち。4月の一大需要期に向け練りに練って遂に出してきた感じで。 確かに今本気でiTunesに立ち向かおうとすればこのやり方しかないです。 既に確立している「着うたフル」の基盤をベースにPCの範疇へ拡張していく方向。 新機種7種が全て対応ということは、今後確実にスタンダードな機能となるわけですし、 要するに将来的には数千万規模で対応ハードが出回るという状況ですから。 最大のネックだった「携帯が一杯になったら消さなきゃいけない」状態も、 携帯からPCに書き写せる機能を搭載したことであっさり解決。 東芝は遂に4GBHDD搭載の端末出しますし、他もGBクラスのSDとかに対応の模様。 さらに純正オプションで外部接続、しかもBLUETOOTH無線接続対応の スピーカーまでYAMAHAと共同開発する正真正銘のマジさ加減。 本気で戦争しかけてきました。 auはWIN定額制を導入した段階で「音楽(というデータ)をダウンロードさせてパケ代を稼ぐ」 というモデルからは既に抜け出そうとしていたわけですし、となるともう残されたのは 薄利多売の徹底した規模ビジネスに邁進、という道しかありません。 1曲売って手数料数%。でも1億曲売ったら何十億円だよ、というやつ。 それを新規キャリア参入前に勝負賭けてきたといっていいと思います。 実際、中高生に限れば、auのシェアってヘタすりゃDoCoMoとタメ張れるくらい伸びてますし、 そこも見込んでこういう方向性に一気に傾けてきたんでしょうけど。 正味の話、システム全体としては相当に魅力的です。 ということは、あとは価格帯とDRMということですよ。 価格帯については、これ腹括ってきたんじゃないかと思います。 ある意味iTunesに完全に荒らされたPC音楽配信と違い、1曲420円で堂々と売ることのできる 最後の聖域が「着うたフル」だったわけですが、PCとの連携強化を強めるということは、 多分それ捨てちゃうことになるんでしょう。 これはiTunes以降、トータルとしての配信販売のパイが増大したから決断できることかな、と。 iTunesによってもたらされた数少ない(APPLE以外の企業にとっても)よかった点はそれですから、 だったらそれをできるだけこっちに削り取ろうという気でいるんじゃないでしょうか。 最大のネックはDRM。 iTunesに参加するする言って現状動きのまったくないソニーさんですが、元々「着うたフル」の 親玉格っていうか商標の所有者なわけですから、こっちに力入れないはずがない。ハードも出すし。 で、ソニーが力入れられるってことは、DRMはガチガチで間違いなしです。 これがどう出るか。 恐らく、極めて取り回しの悪い仕様だった「着うたフル」が受け入れられちゃったから、 それの延長線上ってことで大丈夫でしょう、という目算のような気もします。 でも、既にiTunesという比較対象もありますし、地上デジタルが普及するに従って、 結局見直しを迫られたコピーワンスのような状況がないとも限らないし。 普及すればするほどそのリスクが高まるという両刃の剣です。 で、最終的にどうなるのかな、と考えれば考えるほど「これまで同様住み分け完了して 共存じゃねえの?」という、実につまらん結論しか出てこないわけなんですけどね。 でも実は一番気になるのは、既に今の段階でコネクトとSonic Stageがわやくちゃになってる状況で、 さらにこのau Music Portが入ってきたり、せっかく統合して類似商品の社内競合がないようにしたのに、 結局またウォークマン部門と携帯端末部門で愉快にバッティングしているソニー。 ■01/18 前作のカバーアルバムから12年半。本人の口から「今年中」と出ました。 トトカルチョするならようやくこれでイーブンの掛け率になったところでしょうか。 でも「出ない」に1000点。 告知。 1/20(金)20:00から渋谷softで「俺夜」新年会やります。 お金も気持ちで結構です。普通に話すこともできるところなので、単に話をしに来ていただいても大歓迎です。 近郊であれば終電でも帰れる時間からやっていますし。回す方については、私は0時過ぎくらいから黙々と。 よろしくどうぞです。 ■01/16 風邪引いた。 「DEATH NOTE」が実写で映画化するみたいですね。 なんか既にあちこちのブログにネタ出回っているようですが、昨日知った。 配役予想。 月:山下智久 L:赤西仁 リューク:ボビー・オロゴン けっこうマジで。 邦楽の5枚。 テルスター / 心ふるわせたこと 3年ぶりのサードアルバム。 これまでバンド編成上無理くり入れていたアナログシンセを敢えて気にせずに作った感のある曲が、 全体的に非常によかったりもするわけですが、でも一番変わったのは歌詞。 これまでの「愚痴の禅問答」みたいな、意味はよくわからんが不機嫌なことだけはやたら 解る歌詞世界だったのが、曲によっては非常に前向きなことを歌っていたりしまして。 元々、勢いがあるのにどっかにフックのあるキャッチーなメロを書ける人たちだったので、 微妙なモデルチェンジの結果、アルバムトータルでレベルアップした感じ。 でも絶対メジャーには行けないし、行かないと思う、彼らは。 トルネード竜巻 / ふれるときこえ 変態は、自分を変態と意識した時点でもう変態ではないのです。 変態らしく見えるように下半身むき出しにしてちんぽにリボン付けて見せたところで、みんな引くだけ。 小奇麗な服着てにこやかにたたずんでいるんだけど、やっぱりお稲荷さんがひとつやふたつはみ出ている、 みたいなのが本物。黙ってても普通にしようとしていても変態は変態なのです。 彼女達のメジャーからのファーストアルバムは、自分達の異質さを意識しすぎた結果、 非常につまらないアルバムになってしまったわけですが、このセカンドアルバムでは、 ビクターに怒られたか開き直ったか知りませんが、普通にポップソングをやろうとしています。 でもって、元々こいつら変態ですから、結果として実にいい感じにさりげなく ふぐりはみ出し感のある音となりました。よくやった。それでいいんだ。 The Arrows / 昨日 今日 トゥモロー 名古屋圏でいわゆる流行りじゃない音をやってるバンドっていうのはそれだけで信頼できる存在で。 昔からハードロックとかヴィジュアル系とかヒップホップとか、何か流行ればほとんどそれ一色に なるのが名古屋圏の特徴なんですが、そういう中でそれ以外の種類の音できちんと東京まで 聞こえてくる時点で何かを持ってるわけですから。 HMVではポストFISHMANSみたいな紹介のされ方をされていましたが、彼らにはそういう 重い荷物は持ってほしくないのです。何も気にしないところで軽やかに奏で続けてほしい。 そういう音。 mihimaru GT / mihimalife 90年代エイベックス的なJ-POPをきちんと音楽として真っ当に組み立てようとしたらこうなった。 そういう方向性を志向してるユニットって実は非常にレアではないかと思います。moveもそうなんだけど、 彼らの場合はいろんなものを振り落とすくらいトゥーマッチに突っ走っちゃうから。 きちんと一般訴求力のあるところに落とし込んでいるというのは、ほとんど唯一無二じゃないか。 HIROKOのヴォーカルやラップの器用さも実はとんでもないレベルだし、Aメロの手抜きのなさもハンパない。 アルバム全体、捨て曲はおろか1曲の中にも捨てメロがほとんどないという、すごい完成度。 ただ、きちんとパッケージしようとした結果、全体として小ぢんまりとしちゃってるので、あとは アッパーな曲でサビを馬鹿みたいに派手にして、それでも全体として崩れないバランス感さえあれば、 マジですごいことになるんじゃないかと。 つうかせっかく主題歌でタイアップ取ったのに、そのドラマが史上空前の低視聴率だったのは、 もう不幸というか何というか。もしかしたらそういう星の下に生まれちゃったのかもしれませんが。 でも、HIROKOはマジでかわいいと思うので、そういうのでもいいから売れてほしい。それでいい。 売れなきゃ意味のない音だから。これは。 RAMRIDER / PORTABLE DISCO 僕らが"シャングリラ"や"World's End Supernova"を大好きなのは、RAMRIDERみたいな音だから。 J-POPもテクノも大好きなことがわかって、でもそのどっちでもない特別な音だから。 そういう音って、実はよくありそうで数は少ないから。 彼が音楽を始めたきっかけは小室哲哉だということを聞いて、ものすごく納得がいきました。 そしてその「音」そのものじゃなくて、TM以降今に続くJ-POPのひとつのスタイルを作っていった そのプロセスを、次の世代が新しい形でフォローアップしていってるっていうのが、 すごくかっこいいし頼もしいのですよ。 こういうのがスタンダードなスタイルのひとつになってほしいと心から願います。 次点は氣志團とかbonobosあたり。 ■01/15 つうことで05年のベストアルバム。ちょうど洋楽5枚、邦楽5枚。今日は洋楽。順序は適当。 Die Turen / Unterwegs Mit Mother Earth ドイツのエレポップ馬鹿一代。エレポップというのもどうかと思うくらい無茶な音ですけど。 相変わらず言語化しにくいのですが、電気グルーヴではなく人生のままで電気グルーヴと同じ道を 歩んだらこうなっていたんちゃうか、とか、たまたま電化製品に過度に恵まれて育った They Might Be Giantsではないか、とかひとしきり考えてみたりするわけで。 で、なんか判断の足しになるかと思っておまけのDVD見てみたのですが、 結局導き出された結論は、「こいつらはガチでキチガイ」ということのみ。 とにかくわけわかんないけどものすごいです。これ。 Bloc Party / Silent Alarm ライブを観てちょっと嬉しくなりました。 あれだけスタジオでは緻密な作り込みしておいて、でも生はひたすらドタバタとしていて、 凄い勢いで突っ走っちゃう青さもあるっていうのが。 あとは「Tulips」みたいな、引き算的な音の行間になんか変な空気を孕んでるような、 ああいう音をもうちょっと押し出してくれたら、わしゃ言うことないよ。 The Ordinary Boys / Brassbound 1st聴いた時点で正直こいつら終わったと思った。いや、すごくよかったんだけど。 1stの時点でこういう器用な音出して、その後ずっと生き残ってるのは、後にも先にもBlurだけだから。 だいたい、1stや2ndはアマチュア時代からの貯金で突っ走って、3rdくらいで迷って、 8割方迷ったまんま答え出ないまま終わるかいなくなる、というのが世の常で。 1stの時点でバラエティ感溢れる音出すというのは概ね、はなっからそういう活動をしてきたか、 貯金が足りなくていろんなアイデアでそれを埋めようとしているかどっちかで。 前者は少なくともメジャーシーンでやっていくにはコアなファンが非常に付きにくい形ですし、 後者はそういうことやってる時点でもう生き残れるはずがありません。 Blurが生き残った最大の理由は、1stのとっちらかりっぷりから2ndで一変、 英国的伝統的メロにアルバムトータルの質感を収束させることで、コアの部分を 後から作り出すことに成功したからだと思っているのですが、 The Ordinary Boysも完全にそれをやってのけてます。しかも「ツートーン」という 凄まじく狭いところにフォーカスして一点集中で突き抜けちゃってるんだから、 もうそれ地力が他と違うってことで。 Hard-Fi / Stars Of CCTV いやあ、来日公演の張り切りっぷりがとてもいとおしい。 つってもこいつら90年代にはContempo名義でデビューして一回ずっこけてるわけで。 他の若手に比べたら図抜けておっさん連中なわけですが、結果としてそういう奴らが チャート的にも成功を収めているってのは何か嬉しいっす。 Dovesもまったく予備知識ないまま聴いて、後からおっさんだと知って納得するわけですが、 なんかやっぱそういう空気があるんでしょうか。加齢臭みたいな。 Madonna / Confessions On The Dance Floor とりあえずこれまで誰もやらなかったことを彼女がやった、というだけでOK。 スティングやボノなんかは、もう戻れないところまで行っちゃったわけだし、 ボブ・ゲルドフなんてミュージシャンとして上がり切る前にそっち行ったもんだから、 もうにっちもさっちもいかなくなって見るからに悲惨な状態。 で、前のアルバムで明らかにそっちに行こうとしていた彼女、売れなかったからかつまんなかったからか、 そんな「ステータスのあるミュージシャンがやるべきこと」からいきなり降りちゃいました。 そして降り立った位置がほとんど20年前の1stアルバムと同じ位置という極端さ。 もちろん音そのものは随分違うけど、「今流行りのダンスミュージック」という意味では一緒でしょう。 20年分の蓄積とリズムや音楽的方法論の深化を前提にしての無責任ダンス音楽。悪いはずがないでしょうよ。 次点はYouth GroupとかStarsあたり。 ■01/12 これは別に異色のコラボでも何でもなく、所詮同じ事務所のタレント同士組ませただけの企画なんです。 それでもお金払って聴こうと思っている人は先にこっち買って。後悔はさせないから。 あとこれ、「すごいぼったくり」ということでタレコミいただいたのですが、 すいません、これただの詐欺だと思います。 「独自企画1000人限定」で「東京ドーム」という時点で矛盾してますし、 チケットセンターを一切使わずにこれだけのキャパが埋められるはずもなく。 日程も、出演者や装置の取り回しを考えたらありえない並びですし。特に大阪の2日。 で、日程調べてみようとしたら各会場凄い勢いで全否定。 札幌 東京 名古屋。 大阪と福岡は注意書きなし。地理的に何かの配慮か? ていうか、この時期に及んで韓流で一儲けを考えてる時点で、リスクとリターンの バランスについての考慮が非常に甘いと思うのですが、いかがでしょうか。 ■01/11 倖田姉、1/4発売分も44,000枚台。どうやら年を越しても概ね5万枚出荷で動いているようです。 倖田妹もソロデビュー決定。これも一連の販促の流れのひとつとして組み込まれてますね、間違いなく。 当時は一応公表していなかったはずなのに。 河村隆一熱愛発覚。 いや、ニュース本体は正味どうでもいいのですが、このページの下部の 本人関連ニュースの下にあるリンクにそこはかとなく悪意を感じたもので。 スピッツのシングルコレクションアルバムの件。 「RECYCLE HITS」の話、ここまで引っ張られることになろうとは。そもそも旧ポリドール陣営は丸4年も、 ぴくりとも売れる気配のなかったこのバンドをきちんと面倒みてきてここまでになったわけで。 バンド側もなかなかおいそれと「気に入らないから出て行く」という判断もできにくいでしょう。 でも何この発売日。こんな「期末だけど水曜じゃなくて土曜日」という、ここまで レーベル側の判断ともバンド側の判断ともつかない玉虫な設定にしなくていいのに。 あと、最強に気を付けるべきは、オリジナルアルバムにも『花鳥風月』にも 収録されていないトラックはもうこれでおさらば、ということですよ。 さすがに普通の曲で漏れるのはないですが、以下のヴァージョンは 金輪際手に入らなくなるのでマニア注意。主に廃盤マニアに。 ベビーフェイス(Single Version)…『空も飛べるはず』C/W うめぼし(Live Version)…『スカーレット』C/W エトランゼ(TANAYAMIX)…『流れ星』C/W 愛のしるし(LIVE '98 version)…『流れ星』C/W ■01/09 「西遊記」が意外によくできていた、というか往年の空気感に近いものがあったような気がする。 でもよく考えてみたら堺正章の「西遊記」は日テレじゃないか。フジテレビは鬼畜だな。 まあ、日テレはスペシャルと連ドラで既にネタとして散々使っているから仕方がない。10年以上前だが。 で、さらによく考えてみたら、スペシャルの方、三蔵が宮沢りえで孫悟空は本木だった。 伊右衛門コンビが昔そんなことやってたんだよな。みんな大人になるわけだよ。そりゃ俺もハゲるわ。 あと、水川あさみのキャスティングの理由が知りたい。ここがものすごく何か匂う。 ライブドアオートのCM見て、堀江社長はやっぱすごいと思った。 以前から「会社の時価総額を上げること以外興味ない」ということは常々言ってる人ではありますが、 そのための手段の選ばなさというか、使えるものは何でも使うという姿勢が非難される主だった 理由のひとつでもあったわけで。 でも、買収&選挙モロモロで自分の顔が売れたと思ったらこのCMですよ。 「使える」と判断したら自分自身ですら躊躇なく道具として使う。手段を選ばないにもほどがある。 しかもパブリックイメージを引っくり返すようなふざけっぷりですので、 「認知型」のCMとしては相当な成功と考えてよいのではないかと。 恐ろしいほどの首尾一貫。ここまでやられたらもう黙るしかないよねえ。 ■01/08 ご家庭の事情がいろいろありましていつものところ更新できず。明日です。 とりあえず、小倉優子のカーセブンのCM(音出ます)は、 本気で倫理的にギリギリだと思うのですがどうでしょう。 エロとかロリとかいう側面ではない方で。 ■01/07 TBSの、常軌を逸した亀田兄弟の持ち上げっぷりって、やっぱ世界戦の放映権狙い? でも最近フジも頑張ってるよ。数は少ないけど絡ませる芸能人の格はフジの方が上だ。 倖田姉の、こんな流通が面倒くさい時期を狙っての12週連続リリースという技は、 レコ大+紅白をマス露出のピークに持ってくるということがリリース決定前に 織り込み済みであれば、ものすごく納得感が高いですね。うん、まあそういうことでしょう。 とりあえず、12週のうち最初の「You」以外は限定盤なので、年始になってからの発売分が どれくらい出ているか、もしくはどの程度ランクインし続けるかを見ておくと状況がわかります。 ここまで限定盤は、初動で40000枚強、2週目で数千枚売れ、3週目にはチャート外という流れ。 概ね5万枚前後が市場に出荷されていると考えていいでしょう。それが年始からの分も変わらないか、 それとも微妙に数が増えているのか。そこらへん、来週の水曜の様子を見てみましょう。 予想としては、数は増やさずそのまま飢餓感を煽り続けながら引っ張って、2月の半ば過ぎくらい、 ギリギリになってからその12曲+αが収録されたアルバムを3月末頃にリリースという告知が走り、 シングル販促の勢いをそのまま保ったままアルバム発売日、という感じになるに1000点。 ■01/05 紅白の視聴率は昨年より微増。でも確か「50%を越える」と息巻いていたはずなので、 予想よりはダメだったという判断で。あれだけおもねったのに。 で、いろいろ調べようと思っていたこと、概ねこちらで全部調べていてはりました。 すげえな、これは。NHKもすごい。全曲リストは全国各社のマーケティング担当の皆さんは必見。 その手間の分、こちらは音楽配信の各社状況を更新。 iTMSでは、TOYSとビクターが参加したところがこの1か月の大きな変化。 iTMSを除いた全体としてはユニヴァーサル、BMG、ZETIMAといったあたりが、曲数は絞りつつも 徐々に配信に積極性が見えてまいりました。DRMのあたりで相変わらず迷いはあるようですが。 これまで通りに消極的なところもいくつか残っていますが、それは社としての方針とか戦略というより、 単に新たな販売や運用のための初期投資や継続的な運営が経済的組織的に困難だから、 というそれだけの理由のような気がしてきましたよ。 さらに、Oricon。元々「参加レコード会社最多」を謳ってスタートしたはずなのに、蓋を開けたら かなり切ない状況だったのを一挙改善すべく、「WMA形式」と「ATRAC形式」とで完全に二分割。 トップページから何から全部違う、双頭のサイトとして生まれ変わってしまいました。 おかげで確かに謳い文句どおり、Moraに次ぐ参加レコード会社数までになりました。おめでとう。 でもこれ、単純に運営費用2倍じゃねえのか。 以前あげつらった、BMGの「368円でCD-R不可」と「150円でCD-R10回」が共存する異常事態は、 Oriconでは片方をWMAに、片方をATRACに振り分けるという荒業で表面上取り繕っています。 なんかすごくかわいいごまかし方で、おじさんちょっと嬉しい。 以前は「多くのレコード会社を早く抱え込んだところが勝つ」と言われていて、 自分もそう思っていたのですが、Moraはこれで、その本気度はそれぞれ異なるとはいえ、 大手ほぼ全社が参加したにもかかわらず、今の状況。 完全にハードとソフトウェア、そしてDRMの差で勝負が付いてしまいましたね。 もうひとつ、SD-Audio用の配信サイト「MOOCS」も加えてみました。ここはいきなりズタズタです。 配信とあらばとりあえず顔を出す東芝とポニーキャニオン以外の全社が不参加か様子見状態。 無理くりインディーズやら演歌やら使える音源かき集めて何とか20万曲を謳うまでこぎつけましたが、 演歌のリスナーのマジョリティって、新たなハードが必要なSD-Audioの顧客層からは いちばん遠くに離れているはずなのに、それでも頑張って特集を組んでます。 多分それ以外にネタを見つけられなかったんだと思います。 そういえば初期のOriconも同じことやってたな。 というわけでiTMS不参加会社については、 ○ワーナー〜値崩れしてグダグダになるのが嫌なので、アルバム単位での提供をしたくないっす。 ○SME・ZETIMA・フォーライフ〜とにかくCD-Rに焼かれるが嫌なんです。音楽文化の云々なんです。 ○BMG JAPAN〜ほぼSMEと同じ理由だけど、今他のサイトで実験してるから結論はちょっと待って。 ○テイチク・クラウン他〜お金がないの。単価下がったり中間でピンハネされて身入り減るのが辛いの。 こんなあたりの理由じゃないかと。 ■01/01 本年もよろしく。 今年は実家に帰っていないので、ものすごく普通の休日。 違いは、テレビをつけたらどのチャンネルも無闇に若手お笑いが出ていることくらい。 でもさすがにいつものカバーとかの更新は休ませてください。 で、紅白ですよ。すごかったね。あの民放のいただきっぷりは。 あのとても意味のないスターウォーズの使いっぷりには驚いたよ。 ただ、4時間半のベストショットは、TMさんのとき琴欧州の後ろ頭の辺りからステージを撮っていたところ。 マゲの向こうに踊るストームトルーパー。なかなか非常識な絵面でした。 それと、演歌を並べて聴いてみると、水森かおりが売れる理由がわかりました。 歌いやすいのです。歌の難易度も低いし、本人の歌唱も実にフラット。カラオケ映えしますよ、あれ。 結局演歌なんて、エイベックス以上にカラオケ需要で売れているようなもんですから。 あと、今回の坂本冬美は民謡をベースにしてオリジナルの曲や詞を乗せた曲でした。 演歌ではさして珍しくない手法ですが、よく考えてみたらつまり、演歌ってずっと前から マッシュアップ的な手法を普通に取り入れていたってことですよね。やっと気付いた。 あと、ずっと見ていて紅白の最大の問題点は出演者じゃないということがよくわかった。シナリオだ。 さすがに今年は旗揚げゲームはなかったので多少はまともになった感じがしましたが、後からHDDに 録っていたのを見返して発見したのは「曲間の喋りが完璧にジャスト1分」だということ。 30秒スキップ2回押したらちょうど曲が始まるのよ。 みのもんたも「アドリブができない、自由度が低い」ということをぼやいているようですが、 こういう時間割じゃできるもんもできませんわ。 で、そのガチガチに固めたシナリオを、きちんと百戦練磨の放送作家が書いて、現場で判断しながら 運用していくならいいわけですが、スタッフロールも出ないということは、これ社内でやってるということで。 社員ディレクターが必死こいてシナリオ書いて、おっさん上司がダメ出ししてる様子が目に浮かびます。 変わりようがないですね、これ。 結局のところ展開やテンポがまったく変わりませんから、全体的な印象も例年通り。 つうか見た目で一番金かかってるのは結局小林幸子ですから。今回は特にすごかった。 やっぱりあんまし視聴率伸びないだろうなこれは。 |