6月分


6月27日

吸血鬼ハンター16 D−血闘譜」(菊地秀行 ソノラマ文庫)を読む。

Dの眼前で五千年の眠りから覚醒したマキューラ男爵は、その容姿といい行動といい、

従来の貴族の概念からは遠くかけ離れた珍妙な存在だった。

だが彼は、彼自身がそうであるように

陽光の下で生きる貴族を作り出す方程式の解を手にした研究者であり、

その研究材料として多くの人間を惨殺して告発された貴族でもあった。

移動裁判所への護送の任務を負い、男爵と行を共にすることになったDに、

男爵への欲と怨みにかられた多くの敵が襲いかかる・・・。

というわけで、面白かったです。

Dの出生の秘密を握る今回のゲスト、マキューラ男爵は、結構頑張ってたな。

気になったのは、今回Dが、やたらとニコニコしているイメージがある。

まぁ、毎回Dの性格が違うのはいつものことなので。

 

6月22日

「カウント・ゼロ」(ウィリアム・ギブスン ハヤカワ文庫)を読む。

新米ハッカーのボビイ、別名カウント・ゼロは

新しく手に入れた侵入ソフトの助けを借りて電脳空間に没入していた。

だが、ふとしたミスから防禦プログラムにとらえられ、意識を破壊されかけてしまう。

その時、きらめくデータの虚空の彼方から、神秘的な少女の声が聞こえてきた・・・。

というわけで、前作「ニューロマンサー」の7年後の世界を舞台にしているらしいが

結構ツライです。

っていうか、前作の内容全く覚えてないんだよなぁ。

まぁ、キャラも物語もあんまり繋がってないらしいので。

独立した3人の主人公のストーリーが、徐々に接近して最終的に一つになる

というのはよくあるパターンだが、基本設定というか世界観みたいのをよく理解してない、

さらにギブスンの文章なので、まぁたいへん。

三部作の完結編「モナリザオーバードライブ」を読む前に

もう一度「ニューロマンサー」を呼んだ方がいいかも知れんな。

 

6月6日

「すべての映画はアニメになる」(押井守 アニメージュ叢書徳間書店)を読む。

「うる星やつら」から「イノセンス」まで、アニメ=映画の可能性を問い、

語り続けた20年の軌跡。

雑誌「アニメージュ」に掲載された対談やインタビューを

押井守本人がセレクトした物を集めた一冊。

実は幾つか読んだこともあるモノもある。

初っ端の宮崎駿との対談で、お互いに「コナン」と「うる星」の悪口を

穏やかに言い合ってるのとか面白いんだけど。

他にも富野由悠季とか金子修介とか

この間捕まった今関あきよしとかと対談してる。

例によって、ファン以外楽しめない、な。

 

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