1月分
1月31日
「第61魔法分隊A」(伊都工平 電撃文庫)を読む。
四つの町を壊滅させたカリス教団地方勢力を追い、
61分隊隊長代理デリエルは故郷の町を旅立った。
途中同道することになった少女セレン、その侍女ラシスタとともにデリエルは王国第二の都市、
水都ファルマスへと辿り着く。
しかしファルマスは追跡していた教団指導者・ザイザスの手により陥落。
カリス教団の制圧下にあった・・・。
もはや61分隊でもなんでもないが、面白かったです。
クライマックスの、湾内に陣取った教団の艦を、36人掛かりの集団魔法で
一隻ずつ沈めていく、とか結構盛り上がって、よかったし。
多少ツッコミどころはあるが、まぁよかろう。
つづきつづき、と。
1月25日
「トゥインクル☆スターシップ1 ☆も名前の一部です」(庄司卓 ファミ通文庫)を読む。
22世紀――恒星間移民実習船指揮官試験に落ち続けている桐生セイジ17歳。
かつては天才少年と呼ばれ、当試験最年少受験者だった彼も、今回が試験を受けられるラストチャンス。
だが実習船トゥインクル☆号に悲愴な決意とともに乗り込むセイジを待ち構えていたのは、
4999人の女の子たちだった!
というわけでSFでラブコメ。
初っ端、主人公がヒロインの着替えシーンを覗いたりとラブコメの基本は押さえているだが。
女の子のキャラは立ってんのかなぁ。
6〜7人出てきたうちの大人しめの女の子が3人くらいいたり。
関西弁が二人いたりと。
あと1巻てついてるくらいだから続き物なんだが、この巻、
肝心の実習船にたどり着く前に終わってんのは問題だと思うぞ。
1月12日
「魔界医師メフィスト 怪屋敷」(菊地秀行 講談社文庫)を読む。
17歳の美少女・雪代は、体がガラスのように透き通って消えてしまう”四季譜病”に冒されていた。
姿を次々と変化する怪屋敷まで治療に赴いたメフィストに、
彼の師であるドクトル・ファウストと手下が襲いかかる。
老医師が言う”資格試験”の意味とは・・・?
というわけで、前からチラチラ名前だけは出ていたメフィストのお師匠様、
ドクトル・ファウストついに登場。
と、そのわりにはなんとなくスケール小さい。
ただのボケ老人じゃねぇかって気もするが。
期待したほどではなかった。
1月7日
「母なる地球 アシモフ初期短編集B」(アイザック・アシモフ ハヤカワ文庫)を読む。
ロボット物の傑作、「鋼鉄都市」、「はだかの太陽」の原型となる表題作をはじめとする
SF黄金期を創った名編7作品を収録した短編集。
といっても、「母なる地球」はロボット物ではない。
どちらかというと陰謀物。
時代的に「メネシス」と「鋼鉄都市」の間くらいかねぇ。
面白いっす。
こうやってみると、けっこう読んでない作品多いんだよな。