11月分


11月25日

「影への助走 シャドウランリプレイ集B(江川晃・グループSNE 富士見文庫)を読む。

大企業が全ての実権を握った2050年の”TOKYO”。

しかし、そんな大企業に決して屈しない者たちがいた――。

それが、影の世界を生きる戦士”シャドウランナー”たちだ!

というわけで、TRPG「シャドウラン」のリプレイ集。

古本屋で、ルールブック1000円で売ってたので思わず買ってしまった。

で、ついでに100円で売ってたリプレイ集も買ってみた。

実はこういう、文庫になってるようなちゃんとしたリプレイ読むの初めてだ。

なるほど、予定調和というか、ずいぶんすっきりと再構成してあるんだろうなぁ、きっと。

僕らがやった様な、ムダ話ぜんぶ収録します、みたいなのはやっぱ無理なんだろうけど。

ルールブックもちょっと読んでみた。

やたらと複雑で難しいんですけど。

”テスト”という言葉がやたらと出てくるけど、何のことかと思ったら、これ”判定”のことなんだね。

ダイスを振って成功か失敗か決めることを”テスト”というらしい。

すごく紛らわしい。

戦闘とかも、いろいろとめんどくさそう。

こうやってみると、RQやクトのあれは、ずいぶんと簡単で分かり易いシステムなんだなぁ、とか思った。

 

11月13日

「エイリアン黒死帝国 下」(菊地秀行 ソノラマ文庫)を読む。

トレジャーハンターシリーズ最新刊、の下巻。

思ったほど面白くなかったな。

主人公八頭大が、いくら呪いで両手と片足動かないとはいえ、

「最後まで諦めないのがトレジャーハンターだ」って台詞を、”連発”するところが。

そういう状況にならない様にしとくのが、彼のいいとこなのに。

つーわけで次だな。

でも次から主人公変わりそうなんだよなぁ。

 

11月9日

「真ク・リトル・リトル神話大系 9」(那智史郎編 国書刊行会)を読む。

ブライアン・ラムレイ、リン・カーター、ラムゼイ・キャンベルらの、アーカムハウス作品を収録した第9弾。

アーカムハウスはオーガスト・ダーレスがラブクラフト作品を出版するために

1939年に設立した小出版社で、その後も数々の作家を世に送り出し

怪奇幻想文学史上、重要な位置を占める。

と言うわけで、面白かったです。

以上。

 

11月4日

「楽園の泉」(アーサー・C・クラーク ハヤカワ文庫)を読む。

地球建設公社の技術部長ヴァニーバー・モーガンは、赤道上の美しい島国タプロバニーを訪れた。

島にそびえる霊山スリカンダに登るモーガンの胸には、一つの壮大な夢が形を取っていた。

その夢とは、地上と静止衛星とを一直線に結ぶ全長4万キロの〈宇宙エレベーター〉を建設することだった。

巨匠クラークのヒューゴー賞ネビュラ賞受賞作。

微妙。

なんかこう、いろいろ詰め込みすぎ?

まぁ、面白かったけどね、さすがに。

 

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