6月分
6月28日
「黒の碑−クトゥルー神話譚−」(ロバート・E・ハワード 創元推理文庫)を読む。
遥かな太古より、存在していた謎の黒い碑。
フォン・ユンツトの著した無名祭祀書に導かれるまま、ハンガリー山中に分け入った男が見た物とは。
アーノルド・シュワルツネッガーのスクリーンデビュー作「コナン・ザ・グレート」の原作者、
ハワードが送る、クトゥルー神話傑作短編集。
というわけで、面白かったです。
なんかもう、語ることはないね。
読め。
6月13日
「タイタス・クロウの事件簿」(ブライアン・ラムレイ 創元推理文庫)を読む。
「ネクロノミコン」、「妖蛆の秘密」、「水神クタアト」・・・。
太古の邪神たちの秘技を記した魔導書の数々を解読し、
その悪しき智慧を正義のために使う男、タイタス・クロウ。
彼の活躍を描く11の中短編を収録した、
ラブクラフトの衣鉢を継承する英国ホラー界の重鎮
ラムレイが送る連作オカルト探偵小説。
はい、面白かったです。
なんて言うかこう、小さくまとまったというか、
すごく基本的な話ばかりの感じがした。
「おおスゲー」っていうのじゃなく、「あ、なるほどね」ていう感じかな。
タイタス・クロウの物語はこの作品集に収録されたほかに、
長編が全6冊もあり、それも随時発行されていくらしい。
そっちは結構ハデな展開らしいので、結構期待している。