2月分
2月27日
「蒼き影のリリス シビルの爪2」(菊地秀行 中公文庫)を読む。
シビルの爪の第2巻。
はい、面白かったです。
以上。
まだ途中だし。
2月19日
「殺竜事件a case of doragonslayer」(上遠野浩平 講談社)を読む。
ブギーポップの上遠野浩平によるファンタジー&ミステリー。
神に近い力と絶大な魔力を持つ不死身のはずの竜が、何者かに”刺殺”された。
いったい誰が、何のために、どうやって・・・。
その謎を解くために戦地調停士EDは仲間と共に混迷の旅にでる。
というわけで面白かったです。
・・・以上。
あんまりインパクトないなぁ。
だから書くこともない。
どうでもいいけど、この人なに書いても”ブギーポップの”って言われるんだよね。
それがちょっと哀しいね。
2月8日
「蒼き影のリリス シビルの爪1」(菊地秀行 中公文庫)を読む。
ハードボイルドな吸血鬼、秋月と盲目の美青年リリスの活躍する、蒼き影のリリスの第2弾。
”おれ”こと、常識はずれの事件の解決屋秋月は、アイドル古城里沙に助けを求められる。
義母のシビルは人間ではない、と。
古城家の別荘に急行した秋月が見たのは、石と化した里沙の姿だった。
シビルは、里沙をこのような姿にしたのはリリスであると告げるが・・・。
というわけで、面白かったです。
吸血鬼に並々ならぬ愛情を注ぐ作者が「バンパイアハンターD」、「夜叉姫伝」につづき描く現代吸血鬼譚。
しかもこのシリーズ、吸血鬼の一人称である。
チャレンジャーだねぇ。
所々で吸血鬼の伝説や民間伝承に言及していて、勉強になる。
でも、平気で「〜いまだに謎である。」とか主人公に言わせちゃうし。
すごいよね、彼。
全三部作だそうなので、続きが楽しみである。
2月2日
「ラプラスの魔」(安田均原案 山本弘著 角川スニーカー文庫)を読む。
コンピューターRPG、「ラプラスの魔」のノベライズ。
マサチューセッツ湾にある田舎町、その町外れに立つウェザートップ邸は幽霊屋敷と呼ばれる空き家だった。
1924年、二人の少年が食いちぎられたような無惨な姿で発見され、1人の少女が行方不明となる。
事件を調べていた新聞記者モーガンをはじめ、私立探偵、オカルト学者、マッドサイエンティストに霊能者。
様々な人々が邂逅し、彼らは恐るべき魔物と異世界の秘密を目撃する・・・。
と言うわけで、面白かったです。
山本弘と言えばTRPG「クトゥルフの呼び声」の解説本、「クトゥルフ・ハンドブック」の著者としても知られている。
おそらく日本で一番クトゥルフ神話に詳しい人じゃないか?
その人が書いたクトゥルフ神話作品である。
そら、面白いって。
前半の幽霊屋敷を探検するところなんか、TRPGの模範的なリプレイ読んでるみたいだし。
実に参考になった、いろんな意味で。
ところで例の「ゴーストハンターRPG」ってこれをもとにしてるんじゃなかったっけ?
ちょっとやってみたくなった。
ODAKA、マスターよろしく。
まぁ、とにかく良かったよ、最後のどハデな展開とかも。
あとがき書いてるのが安田均なのはちょっとびっくりしたけど。