12月分


12月20日

PC他作計画のおまけで、ODAKAに送ってもらった荷物の中に

「くりぃむレモン 亜美・イマージュ −白い影−というのがあった。

で、これを見ようと思って箱から出したら、中身は活劇少女探偵団」という別のなにかだった。

なんじゃ、こりゃ?

というわけでこれを見る。

内容は3人の女子高生が、マシンガンを撃ったり、

謎の秘密兵器を乗り回したりする”だけ”というなんだかよくわからないものだった。

なんだよ、これは。

一昔前の、OVAが乱発されていた頃の作品だねぇ。

どうでもいい感じだ。

でも、エンディングは森口博子が歌ってた。

だからどうした。

 

12月19日

吸血鬼ハンターD−邪王星団2」(菊地秀行 ソノラマ文庫)を読む。

前巻の続き。

”絶対貴族”ヴァルキュアが送り込む7人の刺客が、次々とDを襲う。

と言うわけで、はい、面白かったです。

でもまだ続きなんだよね。

 

12月13日

星のパイロット4ブルー・プラネット」(笹本祐一 ソノラマ文庫)を読む。

星雲賞受賞作品「星のパイロット」の第4弾。

老朽化のため使命を終えたハッブル宇宙望遠鏡の回収作業を、

ハードレイク・コントロールより指揮していたマリオのもとに、スゥがとんでもない情報を持ち込んできた。

極秘裡に打ち上げられた軍事衛星、地球型惑星発見衛星のデ−タであった。

人類の見果てぬ夢である地球型の青い惑星の発見。

果たしてその衛星はどんな情報を捕らえているのか。

車椅子に乗ったハードレイクNo.1のミッション・ディレクター、マリオと

JPLの惑星間生物学者、”サンダーボルト”スゥのコンビが

人類の夢をかけて国家機密に挑む。

というわけで、はい、面白かったです。

今回、全体的に地味な展開なんだけどさ。

なんかこう、じわじわと盛り上がっていくよね。

特に語ることはないです。

しかしこのシリーズはこれで終わりなのかなぁ。

もうこれ以上やることない、という気もするし。

でも頑張って続けて欲しいとも、思う。

難しいとこだ。

 

12月10日

「暗黒神ダゴン」(フレッド・チャペル 創元推理文庫)を読む。

牧師リーランドは研究論文執筆のため、祖父母から相続した屋敷に妻と共に移り住んだ。

そこで彼が見つけた意味不明の書き付け、屋根裏部屋の壁に取り付けられた鎖付きの一対の手錠。

これらは、父の死と関係があるのか?

毎夜襲いくる悪夢と、沸々とわき上がる妻への殺意。

やがて彼は、農場の娘ミナの魚類を思わせる容貌に何故か惹かれていく・・・。

というわけでクトゥルフ物。

しかしこれ、クトゥルフ神話をベースにはしているけれども、詩人チャペルの文学作品じゃないかな。

あらすじを読んで期待したような内容ではなかった。

たぶん作者の内面にある宗教的モチーフというか、人間的な恐怖を扱ったものだね。

そういう意味で評価されるのはわかる気がする。

ただ、僕好みの作品ではなかった。

それだけ。

 

12月8日

そういうわけで「BLOOD THE LAST VAMPIREを観る。

企画協力押井塾、監督北久保弘之、キャラクターデザイン寺田克也が送るフルデジタルアニメーション。

1966年、秋。

ベトナム戦争最中の日本の中のアメリカ、米軍横田基地。

戦闘機が飛び交う基地周辺を殺伐とした空気が包む中、街では不審な自殺が相次いでいた。

そんな折、地下鉄銀座線、浅草行き最終電車の殺風景な車両の中に、その少女の姿はあった。

小夜――人間社会に身を潜めた吸血鬼〈翼手〉を倒すために〈組織〉が送り込んだ救世主。

次なる獲物を求め、彼女はセーラー服に身を包み、日本刀片手に基地内のアメリカンスクールに潜入する・・・。

はい、面白かったです。

ストーリーがどうとかじゃなくて、とにかく映像と音響がすんげぇ迫力でさ。

びびったびびった、映画みてびびったのは久しぶりだ。

なんか結構恐いぞこれ。

映像的にはフルデジタルと言うだけあって、「バイオハザード2」のムービーシーンを思い出した。

48分て短いかなと思ってたけど、余計な説明とかなくてすっきりとまとまっている。

これは絶対劇場で観ることをお勧めする。

ところではじめから一つだけ気になることがあったんだけど、何でヒロイン小夜はあんなにタラコ唇なんだろうって。

そしたら最後に事件の目撃者が写真を見せられる。

「あなたが見たモノはこれですか?」

その古い写真の中にも、タラコ唇の少女が・・・。

なっとく。

 

12月1日

「眠り男の伝説」(菊地秀行 徳間デュアル文庫)を読む。

内閣情報室に入った奇怪な情報によれば、”世界の歴史の再検討”を謳う「全米歴史団」が、

極秘に2人の人物を追っているという。

ひとりは、大量殺戮事件の犯人として指名手配されている、古代エジプト神官の前世記憶を持つ真矢部。

そしてもうひとりは、世界最高の腕前を持つと言われる美貌の催眠術師、「眠り男」こと秋奈祇。

彼らを執拗につけねらう「全米歴史団」の真の目的とは・・・?

というわけで、はい、面白かったです。

主人公、案外何にもしてないよなぁ。

内閣情報室の人の方が頑張ってた気がするし。

そのくらいかなぁ。

ちなみに眠り男−ツェザーレ−とは、「カリガリ博士」にに登場する。

菊地秀行ってツェザーレ好きだよね。

確か魔界都市〈新宿〉には、ある種の寄生虫により引き起こされる眠り病ってのがあった。

眠りながら夜の街を徘徊するこの患者を、眠り男、ツェザーレという。

それから「魔界医師メフィスト」にも、催眠術で患者を治療するドクター・ツェザーレっていうのが出てた。

カリガリ博士って名前は前から知ってたけど見たことないなぁ。

ビデオとか出てんのかな?

 

戻る