PICOの絵本そふとの種類≪海外〜欧米編≫





海外の絵本そふと
キッズコンピュータPICOは世界中の子供達とマニア達に愛されていた。
ここでは海外の絵本そふとについて紹介するよ。



北米の絵本ソフト



これが北米版PICOの絵本ソフトのパッケージの一例だ。
北米版PICOでは、絵本ソフトを「STORYWARE(ストーリーウェア)」と呼ぶんだ。
パッケージの裏面には、そのソフトのエキサイティングでクールなポイントが
いっぱい書かれているよ。



日本同様、パッケージの中には、PICOソフトの広告冊子なんかも入っているよ。
昔のセガのサイトに、「海外でもPICOがバカ売れ」的な事が書いてあった割には、
発売されたソフトタイトル数は少なそうだよ。どういうことなんだろうね。



画像は北米版のソフト2本。
2本とも同内容のソフトなんだけど、ちょっとした違いがあるんだ。
わかるかな?



そう。向かって右側の絵本ソフトには、黄色いシールが貼られているね。
このシールには「フランス語バージョン」と書かれているんだ。
それじゃ、このソフトはフランス向けのヨーロッパ版のソフトなのかな?



実はこのソフト、フランス版ではないんだ。
画像はちょっと見にくいけど取扱説明書のアップ画像。
カナダで製造されたことが書かれているよ。
カナダには北米で唯一のフランス文化圏であるケベック州という地域があるんだ。
このソフトは、カナダのケベック州向けのPICOソフトであると想像つくね。
一言に「北米版」といっても、色々と種類があるんだね。



それでは一般的な北米版とカナダのケベック州版を比較してみよう。
画像は紙製の箱型パッケージから絵本ソフトを取り出したところ。
同じゲームなのに絵本ソフトの色が違うね。
実は、ゲームのタイトルも英語とフランス語で表記が異なるよ。



取扱説明書。もちろん、英語表記とフランス語表記で異なるよ。
中身はほぼ一緒で、フランス語表記のケベック州版には、英語による補足も書いてあるよ。
カナダはケベック州以外は、英語が公用語だからね。




一般的な北米版とカナダのケベック州版の絵本ソフトをめくってみたよ。
共に同じページなんだけど、違いがわかるかな?
ミキ鼠の隣にいるお爺さんが何者かがわかると気づくかもよ。



実はこのクソジジイは、かの有名なレオナルド・ダ・ビンチなんだ。
スケッチブックに書かれている"レオナルド"のスペルが英語表記とフランス語表記で違うんだ。



ヨーロッパの絵本ソフト



これが欧州版PICOの絵本ソフトのパッケージの一例だ。
欧州版PICOは、北米版同様、絵本ソフトを「STORYWARE(ストーリーウェア)」と呼ぶんだ。
欧州・・・ヨーロッパには、様々な言語圏の地域があるんだけど、
取扱説明書含めて全て英語表記だよ。 商売的に大丈夫なのかな?



北米版PICOのソフトと欧州版PICOのソフトを並べて置いてみたよ。
マニアはこういうどうでもいい比較が大好きなんだ。覚えておこうね。
画像ではわかりにくいけど、欧州版PICOの方が少し大きいパッケージなんだ。
セガマイカードはとても小さいね。



紙製パッケージをパカっと開けると、絵本ソフトと取扱説明書が入っている。
欧州版は日本のPICOと同じで見開き方のパッケージボックスになっているんだ。



絵本ソフトの下に取扱説明書が収められているんだ。
北米版と一緒でカラー印刷じゃないんだ。色気が無いね。



パッケージの裏面には、そのソフトのファンタスティックでドリーミーなポイントが、
いっぱい書かれているよ。
他には、『ONLY FOR USE WITH PAL AND FRENCH SECAM PICO SYSTEM』なんて注意書きも。
ヨーロッパ向けのPICO(PAL方式/SECAM方式)でしか稼動しないよって書いてあるんだ。



絵本ソフトについて総括



というわけで、このコーナーでは、日本のPICO絵本ソフト3種と、
北米版、カナダケベック州版、そしてヨーロッパのPICOソフトについて紹介してきました。
他にもPICOはアジアでも発売されていたので、アジア版があるんだよね。
アジア版についても、次のページで紹介しているよ。



OMAKE
ダイナミックな色使いの北米版兄妹ソフトと
シックな色使いの欧州版兄妹ソフト。



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