RX7



飼育期間 1989/5〜1991/5
紹介  皆さまご存知のRX-7です。私の乗ってたのは、FC3Sという2代目RX-7のマイナーチェンジ版のものです。マイナー前とどこが違うかというと、外観はフロントの形状が少し変わってテールランプが光ると丸2灯になりました。機能的にはターボがツインスクロール?でブーストが電子制御になって205psにアップ(依然は180ps)しました。それと私の乗ってたGT-Xというグレードでは、旧∞用のプログレッシブショックとアルミボンネット&ビスカスLSD付きで走りに振った変更がされていました。
 RX-7は小さなロータリーエンジンをBMWと同様にエンジンルーム後方に搭載した、フロントミッドシップのレイアウトで、重量配分もほぼ 50:50 で国産のなかでも本格的なスポーツカーでした。
 なんで私が気に入っていた MR-2 から RX-7 に乗り換えたかというと、ほとんど衝動買いでした。マイナーチェンジの数日前、ふとマツダの前を通りかかるとショールームに鮮やかな真っ赤なスポーツカーが...一瞬通り過ぎただけですが、「あの真っ赤なスポーツカーがほしい!!」さっそく次の日マツダに行って注文してしまいました。が...納期2ヶ月...弱小ディーラーで注文したため、割り当てがほとんど無かったのです。他の大手ディーラーに実車を見に行った(それまで実写は見ていなかった)ときに、「納期2週間です」と言われ本気でキャンセルも考えました。
 そんなこんなで手に入れた RX-7 は...速い速い!速かったMR-2より更に速い。低速トルクは今一つだけど、ターボが効いてからの加速はもうびっくりです。まさにロータリーロケットです。ロータリー特有のジャーッ!って音は今一つですが、ターボのミャーッ!って音はなんか好きでした。
 ハンドリングも鋭くて、しかも限界が高い、まさにピュアスポーツって感じでした。低いシートポジションもその気にさせます(MR-2よりもっと低い)。ただつらいのは、この車に乗っていると「常に飛ばしていないといけない」という強迫観念に襲われることです。事実ゆっくり走っているRX-7を私は知りません。
 峠からハイウェイまでとにかくいつでも全開-全開、おまけに燃費は悪い悪い。ガソリン70Lも入るから財布は軽い軽い...?!でもそれ以上に楽しい楽しい車でした。
ハプニング
隣の人最悪

 RX-7買ってしばらくして引っ越したんですが、駐車場の隣の人が最悪でした。どんなふうにひどいかと言うと、隣の車を気にせず平気でドアを開けるんです。なんだかドアの同じような場所にエクボが増えているんでおかしいと思っていたんですが、ある時隣の人の思いっきりの良いドアの開き方を目撃して確信しました。「犯人はおまえだーっ!!」そう思って隣の車をチェックすると、ドアのチリの塗装が剥げ落ちて鉄板が見えるほどです。きっとそこら中の駐車場で当てているんでしょう。こんな人には何を言っても無駄そうなので、自衛することにしました。
 対策は、ホームセンターでウレタンシートを購入し、それの両端にひもを通して駐車時に窓からぶら下げておく。というものでしたが、これが結構効果大でエクボはそれ以上増えなくなりました。
 しかし私のあからさまな抵抗を見てもお隣さんのドアのはいつまでも勢い良く開いていました。私はアパートを引っ越しましたが、彼は今でもどこかで隣の車にエクボを作り続けていることでしょう。どこかで彼に会わないことをお祈りします。
改良
とりあえず

 とりあえず、MR-2からのキャリーオーバーで、ステアリング(momoコブラ)とヘッドライト(IPF)を交換しました。RX-7のヘッドライトはシールドビームでレンズと電球が一体なのでハイワットの電球に交換できなかったんですが、これで交換OKとなりました。当然100Wにしました。ついでにフォグランプの黄色が嫌だったので、レンズを分解してバルブの黄色のカバーを外してしまいました。
 シフトノブも丸いのに交換したんですが、これはノーマルの方が重くてフィーリングが良かったんですぐにもどしてしまいました。
走行系

 RX-7の改良といったらまずは足回りからでしょう...というわけでまずカッコ悪い純正ホイールをかっこいい[ブラックレーシング]の3ピースを納車前に注文し納車と同時に交換しました。インチアップも考えたんですが、コントロールしやすい60%偏平の15インチにしました。(ほんとはお金が無かった?)
 それからノーマルの車高だと腰高でカッコ悪いので、KNIGHT SPORTSのサスキットでローダウン&サス強化を実施。RX-7のローダウンはロールセンターが高くなるので対策にKNIGHT SPORTSのスタビライザーでロール対策(ブッシュがギーギーうるさかった)。あとは、強化サスはボディーに負担がかかるので、スパッツのアルミ製ストラットタワーバーを追加しました。
 ここまでやればもうばっちり、我がRX-7はスーパーハンドリングマシンに生まれ変わったのでした。ただ、峠ではばっちりの足も、街中ではちょっと固すぎて助手席からはクレームが出まくりでしたが....
動力系

 足回りをここまでやるとやっぱりもう少しパワーが欲しくなります。そこでマフラー&ブーストアップでライトチューンを実施しました。
 まずはマフラーですが、メーカー忘れましたが車検対応の80Φのにしましたが、こいつが「ほんとに車検対応なの?」って位の爆音マフラーでしたがなかなか低音質でその気にさせる音でしたっけ。ついでにをエアクリーナを K&N にしたんですが、ブローオフの音が「ブシューッ!」って気持ちよくなりました。これだけでもパワー上がった気がしますが、やっぱりターボはブーストアップが定番なのでブーストアップすることにしました。
 ブーストアップにはブーストカットキャンセラーを付けるんですが、RX-7はブーストが電子制御なのでこれだけでちょっとだけブーストアップできます。最初はこれだけで喜んでましたが、せっかくなのでKNIGHT SPORTSのブーストコントローラを付けました。これがなかなか優れもので、コンパクトなのでライターを外してピッタリはまります。外から見たら、ちょっと変わったライターにしか見えません。これで普段は0.9気合を入れてら1.1までブーストアップしました。たったこれだけででも相当パワーアップするんですよね?

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