=特別企画=

「減色教室 バージョンアップへの道」


※ごめんなさい。今はちょっと手が付けられない状態です。
 楽しみにしている方、本当にすみません。

こつこつやってます (2001/11/07)

 えー、前回からまた約2ヶ月くらい経っての更新になってしまいました。
 実は、次に公開する段階まで開発は進んでいないのですが、きょうたまたま、前回公開したファイルがC++Builder5をインストールした環境でしか動かないことが判明したので、お詫びを兼ねて、現段階のバージョンを公開することにしました。

 下の前回公開したバージョンはC++Builder5をインストールしていない環境で実行すると”CG32.DLL”がないとか怒られて実行できません。このCG32.DLLとは、C++Builder5から標準で実装された新機能「CodeGuard」用のDLLで、実行時のランタイム関数実行回数やら、メモリリークやらを知らせてくれる便利なDLLです。

 でも、これは、デバッグ用の機能なので、実際に公開する場合はこの機能をはずしてリリース版をビルドしないといけません。で、私は前回はずすのを忘れていたわけです(^^; すみません。m(-_-)m
 Borlandもリリース版でビルドしたら自動的にはずしてくれてもいいのに。ふぅ。<責任転嫁

 しかしながら、今日自分で発見するまで誰も知らせてくれなかったところを見ると、誰もDLして使ってくれてないのですね。それか、実行できなくて不快になられたのですね。ごめんなさい。

 今回はちゃんとCodeGuard機能をはずしてビルドしたので、大丈夫だと思います。
 
 うーん、こんな現象がおこるとなると、C++Builder5を入れていない環境を用意しないといけないなぁ。
 
 というわけで、今回は暫定的ですが、拡大ルーペ機能がついています。ボタンとしては補間拡大と通常拡大が一緒にありますが、それらは現在機能しません。
 それと、今回からビューワにステータスバーがつきました。これはC++Builderにフレーム機能が実装されるまでやりたくてもできなかった部分なので、今回の減色教室で実装できて嬉しいです。
 それでは、補間拡大や、通常拡大ができたあたりでまたお会いしましょう。

 今回のDLはこちらから。(288KB)

パレット表示できました (2001/09/03)

 ふぅ。今回はちょっとがんばって前回から1ヶ月くらいで更新できたぞっと。

 今回の更新で、読み込んだ256BMPのパレットを表示できるようになりました。
 リストからの削除ボタンも実装したし、パレットの色情報もちゃんと10進と16進で表示できるようにもなっているので、とりあえず、簡易ビューワとしての機能は実装したかな。

 で、お次はというと、肝心の減色機能の実装となるのだが、まだ私の頭の中では良い減色アルゴリズムが考えきれていないので、かなり長い期間の研究になることが予想されます。
 
 なので、気分的にビューワに拡大表示機能やルーペ機能(カーソルのある位置を拡大して表示し、かつ色情報・パレットインデックスを表示する機能)を実装しようとも考えています。
 どっちが先になるかは私の気分の問題なので、まだわかりませんが、まずはルーペ機能を実装した方がいいかなぁ。

 ちなみに、C++BuilderのTBitmapでReleasePaletteメソッドを実行すると、現在のパレットを破棄して、DIBColorTableから新しいパレットを生成してくれるのだが、フルカラー環境では生成してくれません。ご注意を。

 あと、同じパレットを何度もBMPに設定すると、なぜか、1色しか色を描画することができなくなります。この減色に対し、減色教室では、パレットを設定せずにDIBColorTableを使用してパレット情報の取得などを行っています。
 これって、TBitmapのバグかなぁ。画像表示はうまくいくのに。よくわかりません(^^;

 さて、今回も今回までの最新版をDLできるようにします。
 表示した画像でダブルクリックするとパレットを表示することができます。
 DLはこちらから。(293KB)

BMP高速表示あと一歩及ばず…… (2001/08/14)

 えー、前回からなんとまたまた2ヶ月ほど経ってしまいました。
 家で作業ができる時間がほんとに少ないので、今日みたいに気合入れてかからないと、なーんにも進まないまま時間だけが過ぎていく、悲しい結末が待っているので、今日はここまで作るぞ!! という目標と気合が必要です。
 
 とりあえず、今日は、この日記(?)をつけて、パレット表示ウインドウでも作れたらいいなぁ。たぶんこれ書いて終わりになると思うけど(^^;

 つーわけで、とりあえず開発状況としては、BMPをリストとして読み込んで、表示用ウインドウで高速に連続表示できるようになりました。
 インターフェースの参考として勝手にIrfanviewをライバルとしているので、操作感覚はIrfanviewに近いものになっています。完全に同じにすると、アレなので、自分なりに使いやすいショートカットキーを設定しています。

 前置きが長くなってしまいましたが、今回の更新で、メモリマップドファイルを活用してのBMP高速表示を実装致しました。ハッキリ言ってめちゃ速いです。
 今まではひとつのBMPを読みこむたびに、そのサイズのメモリ領域を確保していたので、BMPのリストが画面に表示されるのがすごーく遅かったのですが、今回のヴァージョンではメモリ確保をする必要が無くなったので、それはそれは高速にリストが表示されます。
 ずーっと、このリスト表示の遅さがかなり気になっていたのですが、これですっきりしました。数百個100MB超のBMPを読みこんでも3秒程度で読みこみが完了します。速いっス。(私のマシンは650MHzでメモリも256MB積んでいますが)

 で、本題のBMP高速表示ですが、その表示の速さではライバルIrfanviewにあと一歩のところで負けてしまいました。Irfanviewもメモリマップドファイルを使って高速に表示していると踏んでいたのですが、Irfanviewはそのさらに上を行っていました。かなり工夫が盛り込まれているようです。
 
 減色教室との速さの違いを具体的に説明致しますと、減色教室の場合、初めて表示するBMPに関しては少し時間がかかりますが、いったんキャッシュに入ってしまえば、それ以降は驚くほどの速さで表示することができます。画像の大きさによっては初めから高速に表示することができます。
 そしてIrfanviewの場合は初めて表示するBMPもいきなり高速に表示することができます。恐るべし。
 キャッシュに入ったときの表示速度はほぼ同じなのですが、微妙にIrfanviewの方が速い気がしました。
 こう書くとなんかIrfanviewに完敗したみたいでちょっとへこみますね。
 まあ、世の中上には上がいるもんです。ということにしておいてください。      しくしく。

 今回の減色教室ではIrfanview同様、読みこんだリスト内(Irfanviewはフォルダ内)のBMPをキー操作で連続表示させることができます。
 IrfanviewではスペースキーとBackSpaceキーですが、我が減色教室では、スペースキーと[B]キーにしました。この方がキーの位置が近いから使いやすいと思うし。うん。

 というわけで、今回はこの辺でお別れです。
 次回はパレット表示ウインドウや拡大縮小表示なんかができたあたりで、またお会いしましょう。
 それでわ。

 ああ、やっぱりこれ書いておしまいだなぁ、今日は……。
 P.S.今回までの減色教室を参考までにDLできるようにします。
 あくまでサンプルなので、ほとんどの機能は実装されていません。
 画像を読みこんで、リストをダブルクリックすると画像が見れます。
 バグがあるかもしれませんが、ご了承ください。
 DLはこちらから。(277KB)

256で256 強引にじつげーん (2001/06/08)

 えー、前回からなんと2ヶ月ほど経ってしまいました。
 というのも、仕事が忙しくなっちゃってねぇ。引越したりしたしねぇ。マイマシンの再インストールとかしてたしねぇ。まあ、いろいろあったのですよ。
 で、肝心の開発の方はと言いますと、Susieプラグインを使っての読み込みも成功したし、メモリマップドファイルを使って高速読み込みも良い感じだし、さあビューワ部分を作ろうかなといったところだったのですが、256色環境での256色BMPの表示がうまくいかないのですよ!!

 で、なんでうまくいかないかといいますと、どうやらビルダーの便利なクラスライブラリであるVCLにどうもバグがあるらしく、256色環境でBMPが正しく表示されないとのこと。

 詳しいことはここを参照してください。

 こいつは困ったと、結構長い間四苦八苦していたのですが、昨日なんとかこの問題が解決いたしまして、やっと先に進める状態になったわけです。
 
 具体的にどう解決したかといいますと、なんか、ビルダーのProfessional以降のパッケージに付属しているVCLのソース(パスカルで書かれている)を書き換えて、VCLを再構築すればいいらしいんだけど、VCLの再構築の方法がよくわからないので、それ以外の方法で何とかしようと頑張りました。
 
 えー、まず表示用のTBitmapオブジェクトを用意して、そのデバイスコンテキスト(Canvas->Handleね)に対して
 
 SetSystemPaletteUse(m_ViewBMP->Canvas->Handle,SYSPAL_NOSTATIC);

 を実行し、カスタムパレットをめいっぱい使えるようにします。
 それから、そこにメモリマップドファイルオブジェクトから取得した画像データをSetDIBitsToDeviceで書きこみ、ついでにSetDIBColorTableでカラーテーブルの情報を書きこみます。このときTBitmapオブジェクトのHandleTypeプロパティをbmDIBに設定しておくとこと忘れないでください。

 次に、表示用TBitmapオブジェクトのReleasePaletteメソッドを実行します。こうすることにより、TBitmapは自分のカラーテーブルの情報から自動的にパレットを生成します。
 パレットハンドルをPaletteプロパティに代入してもパレットは設定できるようなのですが、どうもうまくいっていないようなので、こうしました。
 
 で、次に表示用TImageコンポーネントが貼り付けてあるフォームのデバイスコンテキストに対して
 
 SetSystemPaletteUse(frmPreview->Canvas->Handle,SYSPAL_STATIC);

 を実行します。こうしないと画面の色がめちゃくちゃになってしまいます。このAPIを実行すると正しく表示されるのもなんか変な感じもしますが、まぁこれでうまくいっているので良しとしましょう。

 ちなみにSetSystemPaletteUseはシステムパレットに静的な色(スタティックカラー)を何色設定するかというAPIでSYSPAL_STATICを設定すると、20色のスタティックカラーが設定され、SYSPAL_NOSTATICを設定すると、2色のスタティックカラーが設定されます。スタティックカラーとは変更することができない色のことで、256色BMPに使用できるカスタムパレットはこのスタティックカラーを除いた色数だけ自由に使用することができます。

 というわけで、256色環境の場合カスタムパレットで使用できる色は最大254色となるわけです。(フルカラー環境では256色全部使用できますが)

 そうそう、言い忘れましたが、今説明している状況は、BMP表示用のフォームにTImageコンポーネントが貼り付けてあります。で、読み込んだBMPデータを表示用のTBitmapオブジェクトにコピーして、それをTImageコンポーネントに割り当てることにより、256色BMPを表示しようとしています。なんかややこしいですが、そうなっているです(笑)

 話が横にそれてしまいましたね。
 で、フォームのデバイスコンテキストに対して表示するBMPのパレットを設定して、TImageコンポーネントに表示用TBitmapオブジェクトを割り当てます。
 
 imgPreview->Picture->Bitmap = m_ViewBMP;

 これでうまく表示されるはず。少々強引なやり方なので、正しくはないかもしれないが、とりあえずちゃんと表示はされるのでこのままいくことにします。 

 これでなんとかビューワ部分の要ができたわけだが、これから、Susieプラグインで読み込んだ画像を表示したり、パレット表示ができるようにしたり、画像の情報が表示できるようにしたり(ステータスバーにね)、やることたくさんあるなぁ。これだけやってもまだ減色の「げ」の字も出てこない。うーん、先は長いね。待っている人、時間がかかって、まことに申し訳ないです。許してね。

 それにしても、字ばっかりだな。こんなの読む人いるのかなぁ。
 読んでたら掲示板に感想やメッセージ書いてくれるとか、メールくれるとかしてくれると、フリーソフトウェア作家にとって、非常に糧になるんだよね。
 ま、一人で楽しんで書いているから別に良いんだけど。
 このツール創りもほとんど勉強のためにやっているようなものだしね。
 それでわ。また会いましょう。

メモリマップドファイルでウフフのフ (2001/04/03)

 さて、今日は昨日原因が判明した、あるプラグインで読み込みが失敗するバグを修正するぞ。

 修正方法は昨日判明したとおり、プラグインにファイル名ではなくファイルイメージへのポインタを渡して読み込んでもらうというもの。
 ここで、ファイルイメージへのポインタとはなんぞや? という話になるのだが(ならないかも知れないけど、念のため)、答えは簡単。用意したメモリ領域(配列などね)に、CreateFileや_lopenでファイルを開いて、ReadFileや_lreadでデータを読み出した後の、そのメモリ領域へポインタということ。なんだか良くわからない説明になったが、まあそうことです。

 で、普通はこうして用意したポインタをプラグインに渡してやれば事は済むんだけど、ここでちょっとしたある工夫をしてみよう。

 その工夫というのは、タイトルにもある「メモリマップドファイル」です。あんまり耳にしない言葉だと思いますが、簡単に言うと、ディスク上にあるファイルをメモリ上にあるものとして扱ってしまおうという手法のことです。
 詳しいことはCreateFileMappingやOpenFileMapping,MapViewOfFileといったAPIのヘルプを調べてみよう。
 便利な参考書もいずれ紹介したいと思います。

 それで、メモリマップドファイルを使うと何が良いかと言いますと、自分でメモリ領域を用意する必要がないので、メモリ領域を確保する時間を省くことができるイコール読み込みを高速化することができます。

 プログラムの処理の中で、メモリの確保という処理は思ったよりも時間がかかります。高速性が要求されるプログラムでは、ほとんどと言って良いほど、このメモリの確保時間がネックになってきます。
 そこで今回は、メモリマップドファイルを使うことで余計なメモリ確保の時間をなくすことに挑戦します。

 しかし、メモリ確保の時間がなくなるからといって、なんにでもメモリマップドファイルを使えば良いかといえば、そうでもないので、その場その場で工夫が必要になってくると思います。
 今回の様な場合も、プラグインに対してメモリマップドファイルで用意したポインタを渡すことにより、処理時間の短縮を実現しようとしていますが、プラグインの内部で結局メモリ領域を確保している場合が多いので、プラグインに対しては、あまり効果が望めないかもしれません。

 では、どのような時に時間短縮の効果を発揮するのか? 答えは、読み込み部分を自作した場合です。
 メモリマップドファイルを使うように最適化した読み込みでは、メモリ確保をする必要が全くない様にすることも可能だと思われるので、そんな時にメモリマップドファイルが有効であると言えるでしょう。

 また、減色教室の様に、作業前の元画像として画像のデータを変更せずに保持しておく場合は、いちいちメモリ領域を確保して、画像データのコピーを取っておくより、画像データはそのままディスク上に置いておいて、表示する時など、必要になったら読み出すようにすればメモリの使用量の点においても効率が良いです。
 この時、ディスク上のデータはメモリマップドファイルにすることによって、メモリ上のデータとして扱うことができるので、高速に表示することが可能(なはず)です。
 
 大量の画像を高速に表示することの出来るビューワは、おそらくこの様な方法を用いて高速処理を実現していると考えられます。実際に速さを試したわけではないので、これはあくまで憶測ですが。

 というわけで、減色教室は大量の画像を高速に扱えるビューワとしての機能も充実させる予定です。
 これで、減色だけでなく、ちょっと見るだけの時にも使ってもらえるようになればいいなぁ。

 そうそう、今日までで出来た減色教室はこんな感じこんな感じ
 Susieプラグインの使用を設定するダイアログを作って、いろんなファイルを読み込んでみました。
 右下に表示されている画像は確認用に表示しているだけで、実際は表示用のウインドウを作る予定です。

時間が無いのがキビシィ〜〜!! (2001/04/02)

 さあ。やる気も出てきたところで、毎日コツコツと開発していきましょう!

 とりあえず前回までで、Susieプラグインを使ってPNGファイルを読み込めるようになりました。
で、今度は何をしたかというと、まず確認の意味も含めてPNG以外のフォーマット(JPEGやGIF等)も読み込んでみることにしました。
 Susieプラグインの仕様通りに読み込みを行っているので、ひとつのプラグインがOKなら、どのプラグインもちゃーんと読み込んでくれるだろうと、何の心配もしていなかったのですが、現実は甘くありませんでした。

 あるプラグインが正常に読み込んでくれないんです。

 Susieプラグインを使うときにはまず、そのプラグインが読み込む画像の拡張子をサポートしているのかを問い合わせて、OKならプラグインから画像データをもらうという手順を踏むのですが、今回の現象は指定の画像の拡張子はサポートしているのだが、画像データを取り出すことができないといったものでした。

 なぜ、仕様通りの手順を踏んでいるのにも関わらず、このような現象が起こるのかといいますと、原因は大きく2つに分かれます。

○読み込もうとした画像ファイルが壊れている場合
 Susieプラグインはファイル名やファイルハンドルという与えられた情報から拡張子を調べたり、ヘッダ部分を読み込んでみたりして、指定のファイルが自分のサポート範囲内か否かを判別します。
 この時、チェックした部分が正常でも他の部分が壊れている場合、データで失敗することが考えられます。
 
○プラグインが仕様通りに実装されていない場合
 今回の様な現象は、主にこのことが原因で起こっていると思われます。
 というのも、Susieプラグインの仕様では、画像データの読み出し方法が2種類定義されており、プラグインにファイル名を渡すディスク上からの読み込みと、ファイルイメージへのポインタを渡すメモリ上からの読み込みの2つの方法があります。
 ですが、Susieでは100%メモリ上からの読み込みしか行っていないらしいので、ファイル名を指定するディスク上からの読み込みを実装していないプラグインも存在するようです。
 
 今回私の取った方法はディスク上からの読み込みで、減色教室で読み込みに失敗するプラグインもSusieなら正常に読み込んでいるところから見て、今回の現象は後者のプラグインの実装が仕様を満たしていないと見て、間違いなさそうです。

 ということが判明したところで今日はおしまい。
 明日はメモリ上からの読み込みを試してみるぞ。

忙しくなっちゃいました (2001/03/30)

 なんだか、「さあ、創るぞ!!」と意気込んだはいいものの、バイト先の会社に入社して本格的に仕事が忙しくなったり、友達からFF9を借りてはまってみたり。
 ナンダカンダいって忙しくなっちゃってます。ちなみに私は片道2時間半の長距離通勤をしているもので、ほぼ毎日残業してる私は、家に数時間しか居ません。それに休日出勤も重なって、自分の時間はどこぉおおおお!? 状態です。くぅ。

 でも、プログラムの仕事は楽しいので別に苦じゃありません。仕事中に減色関連や画像処理関連の個人的資料をネットで漁ってみたり、画像処理で使うからといって、前々から欲しかった誤差拡散法が載っている本を会社の経費で買ってもらって、自分で持ち帰ってみたり。結構下準備は進んでいます。

 で、いろいろ資料集めて思ったのが、最近ワンダーウィッチでの開発を取り扱っているページが増えてきたので、当初からの予定ではありましたが、この減色教室はワンダーウィッチでも気軽に使ってもらえるように、MAGフォーマットでの書き出しをサポートしようかと考えています。
 なんでワンダーウィッチでMAGなのかというと、Cマガジンで連載しているワンダーウィッチの記事でMAGフォーマットを扱っていたので、これ読んだ人はMAG使うだろうなという、安易な発想です。安易でも、無いよりはあった方が良いと思うので、今回のバージョンアップでMAG書き出しを実装します。
 あと、PNGの資料も手に入ったので、PNG書き出しもちゃんと実装しようかな。

 今回のバージョンからSusieプラグインをサポートしてどんなフォーマットの画像でも読み込めるようにはなりますが、BMP・JPEG・PNG・MAGなどの主要フォーマットはプラグインなしでも読み込めるようにしたいです。
 特にJPEGは高速に読み出したいのですが、どうすれば高速に読み出せるのかがさっぱりわからないので、どうなるかなぁ。

 あと、ビューワ機能もパワーアップさせる予定です。私は日ごろIrfanViewというマルチメディアビューワを愛用していますが、これに負けない使い易さで実現したいなぁ。

 なんか、予定予定ばっかりでちっとも進んでいませんが、期日がなく気楽に開発できるのがフリーウェア作家の醍醐味ですので、のんびりいこうと思っています。やりたい気持ちは常にあるのですが、さすがに厳しい現実と疲労には勝てません。
 頭の中でどんどん豪華になっていく次期減色教室の姿を夢見ながら、身体を休めることにします。
というわけで、今日はここまで。

 おまけ情報:今度の減色教室はファミコンの固定パレットもサポートする予定らしいぞ。

風邪引きました…… (2001/02/18)

 さあ、授業中に勉強した知識を生かして、Susieプラグインで画像を読み込むところまで一気に作ってしまおうかと、意気込んでいたのですが、好きなことをいろいろやってたら、時間がなくなり、結局Susieプラグインを検索してリストに保存するところまでで、02/13は終わってしまいました。

 で、その後、プログラムのバイトが入ったり、学校で風邪をうつされて寝込んだりと、なんか大変な日々が続きました。そして、今日しっかり寝て身体の調子も良くなってきたので、残りの部分を作ることにしました。

 そしてできたのが、これ
 とりあえず、今注目(?)のPNGフォーマットの画像を読み込んでみました。
 起動時にSusieがレジストリに記録したSusieプラグインのパスを調べて自動的にプラグインを検索するので、便利、便利。もちろん、別のパスを指定することも可能(まだ未実装ですが)。

と、ここまでできたので、今度はファイルを読み込んで、閲覧することのできるビューワの状態まで作りたいなぁ。
 ちょっと時間がかかりそうだけど……。

 というわけで、今日はここまで。

はじめてみました (2001/02/12)

 まずはじめに、インターネットその他を使って、減色の資料を再び集めました。
 あと、0.8評価版のソースを印刷して眺めてみたり。

 2年も前のことなんか、すっかり頭に無いので、減色アルゴリズムを1から見直さないと訳がわかりません。
 ぱっと見て良くわからなかったので、ソースの見直しは明日以降に持ち越し。

 今日は、適当に減色教室のメインフォーム(ウインドウのこと)を作ってみた。(こんなの
 まだ、「ファイル」→「減色教室を終了する」の機能しかありません。

 今回使用する開発ツールは「Borland C++Builder5 Professional」
 前回のツールはビルダー3でした。
 で、なにが変わったのかと言うと、減色教室を作るにあたっては多分何も変わってないと思う。エディタでコピー&貼り付けができるようになったとか、関数の引数等を表示してくれるようになったとか。それくらいかな。あと、コードガード機能。開発効率は上がったと言ってもいいだろう。

 でも、私はもっぱらVC++6.0の方を使っているので、ビルダーでの開発は久しぶり。
 別に減色教室をVCで作ってもいいのだが、私はMFCが嫌いな人なので、ツールを作るときはビルダーと決めている。VCLの方が楽だしね。でも、エディタはVCの方が好き。

 とりあえず、今日はもう時間が無いので、これくらいの作業しかできなかったが、明日はSusieプラグインを使っての画像読み込みのテストでもやってみようかな。
 ファイルを選択して、Susieプラグインで展開して、とりあえずフォームにImageコンポーネント貼り付けて、そこに描画。

 Susieプラグインを使用するのは初めてなので、うまくいくかどうかわからないが、とりあえずやってみよう。でも、圧縮ファイル対応のプラグインは無視するとかってどうやるのかなぁ。
 Susieプラグインの資料もちらっとしかまだ目を通してないので、ちょっと心配。

 明日の授業中に資料を読みまくることにしよう。<おい
 それでは、今日はここまで。

こんな機能がありますよ (2001/02/11)

 ここで紹介する機能はあくまで実装予定のものなので、今回のバージョンアップでは未実装になるものもあるかもしれません。

・Susieプラグインにより、様々なフォーマットの画像を読み込めます
・フルカラーの画像を256色(8ビット)BMP(2〜256色)へ減色します
・フルカラーの画像を16色(4ビット)BMP(2〜16色)へ減色します
・256色BMPのパレットを最適化します(未使用色のパレットを削除するだけ)
・256色BMPのパレットを編集できます(減色前・後のパレットを微調整できます)
・複数の画像を選択しての連続減色が可能です
・他の画像のパレットを使用しての減色が可能です(複数の画像をひとつのパレットに統一することもできます)
・パレットの未使用領域に他のパレットを合成することができます
・画像のドラッグ&ドラッグでの読み込みを可能としています(EXEのアイコンにもOK)
・複数画像を選択して、保存場所を指定する連続保存を可能としています

 ここからは減色に関しての詳細です。

・単純近似での減色ができます
・パターンディザを用いた減色ができます
・誤差拡散法を用いた減色ができます
・セピアスケールなどいろいろなエフェクト減色が可能です
・ブラウザ固定パレット(216色)での減色が可能です
・システム色(16色・20色)を減色後の画像に適応するかしないかの選択ができます

 という機能が現在実装予定の機能です。
 現段階ではまだ何もできていませんが、機能が実装次第、随時日記形式でこのページに記していきたいと考えています。
 というわけで、今日はここまで。完成はいつになることやら。なんてね。

はじめに (2001/02/11) 

 拙作の減色ソフト「減色教室」も、1998年11月20日に、このページで公開してから、はや2年と3ヶ月が経ちました。

 公開した頃は、私の技術力の無さから、未完成な減色アルゴリズムで「0.8 評価版」という形になってしまいましたが、ベクターでの通算DL数も3000件を超し、ソフトバンク パブリッシングから発行された「ワンダースワンゲームプログラミング 〜ワンダーウィッチでゲームを作ろう!!〜」には、便利な減色ツールとして単独で収録されたりと、想像以上の反応があり、皆様には心から感謝しております。

 公開してからは、学校の課題の忙しさと重なり、開発はストップしてしまっています。
私としても未完成な減色アルゴリズムを、もっと精度の良い高速なものにヴァージョンアップさせたいと常日頃考えておりました。
 しかし、現実的に減色教室に割く時間はほとんど無く、最新版をお待ちのユーザー様にはいやな思いをさせましたね。

 そんなユーザー様に朗報です。

 今日から、減色教室の開発を再開することが決定しました!!
 と言っても、現在の私の最高の技術・最高のツールを使用して1から制作するので、少々時間がかかってしまうことをご了承ください。

 それでは、次項で新生減色教室の実装予定機能を紹介します。





戻る


メールはこちら
madoka@olive.plala.or.jp