*静止距離を計算する
次の9つのパラメーターに各数値を入力し、計算のボタンをクリックすることによりそれぞれの場合の制止に要する距離を求めることができます。あらかじめ書いてある数字は初期値です。
なお、本計算においては、運転者の練度、車の性能、自然条件を考慮に入れている。
注意
この計算結果はあくまで「参考」にして下さい。
最大登坂角はカタログの数値は一番条件が良い場合と判断してください。
タイヤと道路面の間に水の層ができやすい場合、氷の層がある場合などは、制動摩擦力は小さくなるので、最大登坂角はカタログ値よりも小さくなる。タイヤが磨耗していて制動能力が低下している場合、ブレーキの性能が低下している場合などは摩擦係数とは別に制止距離は長くなる。
特に降り勾配が大きい坂をスピードを出して走ることは制止距離がかなり長くなり極めて危険であることを認識して欲しい。自然条件で欄の数値はノーマル(含むラジアル)タイヤである。スノータイヤは氷結20、新雪50、チェーンは氷結25、新雪60程度か。
氷結の下り坂は恐怖だ。2.5度以上の降り勾配だと自然条件にもよるが動いている車輌は止まらなくなる確率が極めて高い。もっと緩やかな勾配のところまで滑るか、何かにぶつかるまで止まらないのだ。特に気温が零度から氷点下3度くらいまでは摩擦熱で氷の表面が溶け水の膜ができるからさらに滑りやすくなるので注意が必要。アイスバーンの上はスノータイヤやノーマルタイヤでは走らないのが賢明。スノータイヤは新雪に対しては有効。余り長い制止距離を必要とする場合は実用性から不停止とした。
遅延度は18歳で0.3、50歳で0.5、70歳で0.7を満たす関数として求めている。
また、「赤信号皆で渡れば怖くない」などと言う風潮があるが、実に危険な誤解である。時速40km位で走っていた車でも、急ブレーキをかけても止まるまでは20m位は走るのである。十分な距離がなければ跳ね飛ばされるのが落ちである。横断歩道で青になったからと言っても、「車が止まるのを待ってから渡る」のが安全であることには変わりはない。
計算式を知りたい方はソースをご覧あれ。