最終更新日:平成16年3月29日

はみ出し距離を計算する
 次の10個のパラメーターに各数値を入力し、計算のボタンをクリックすることによりそれぞれの場合の「はみ出し距離」(運転者の意思とは関係なく遠心力により強制的に横にすべる量のこと)を求めることができます。
 なお、本計算においては、運転者の練度、車の性能、気象条件も考慮に入れている。

入力エリア

   

最大登坂角

(度)

車両が登ることのできる坂の最大角。摩擦係数に関係する。

走 行 速 度

(km/h)

カーブに入る直前の速さ

年    齢

(歳)

機敏さをあらわす年齢。実年齢ではない。

曲 率 半 径

(m)

道路の曲がり具合。表示がなければ判らない。経験と勘で判断する。

総  重  量

(kg)

車両重量+荷物の重量+乗車総員の重量の和

バンク角度

(度)

外側が高いバンク角はプラス、反対はマイナスで入力

はみ出し時間

(秒)

はみ出し走行の時間(実際の計算には下記の反応遅延度を加算)

熟  練  度

(%)

80:走行距離3000q以下の初心者 100:A級ライセンサー程度

車 輌 性 能

(%)

新車:100 車検直後:99 車検直前:90 故障車は除く

気 象 条 件

(%)

氷結:10 新雪:30 大雨:80 小雨・霧:95 曇・晴:100を参考に

     

計算結果

   

動摩擦係数

最大登坂角から求める。

秒    速

(m/s)

カーブに入る直前の速さの秒速

反応遅延度

(秒)

危険を視認してからブレーキがかかり始めるまでの時間差

△バンク角

(度)

参考値:曲率半径と速度からの理想のバンク角度

はみ出距離

(m)

0はとりあえず安全な走行と言うことになる。


 

注意
 この計算結果はあくまで「参考」にして下さい。  最大登坂角はカタログの数値は一番条件が良い場合と判断してください。  タイヤと道路面の間に水の層ができやすい場合、氷の層がある場合などは、制動摩擦力は小さくなるので、最大登坂角はカタログ値よりも小さくなる。本計算シートではこれを気象条件で補正してある。タイヤが磨耗していて制動能力が低下している場合、ブレーキの性能が低下している場合などは摩擦係数とは別にはみ出距離は長くなる。
 特に曲率半径が小さくバンク角が負の所をスピードを出して走ることははみ出し距離が大きくなり極めて危険であることを認識して欲しい。
 計算式を知りたい方はソースをご覧あれ。
 ここで大切なことは、「道路環境条件に合わせて走行する」ことの一言に尽きると言えよう。。


e-mail : aoto@taisei.ac.jp