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番号9685 雪倉岳(ユキクラダケ) 2,610.9m
所在地 糸魚川市、下新川郡朝日町 2.5万図「白馬岳」 三角点 三角点なし 標高差 1,140m
掲載資料 二百名山、越後百山、コンサイス山名辞典、日本山名事典、日本の山1,003、新潟県観光便覧、とやま山歩き
緯度 364741 経度 1374515 国土地理院
登山口 登山道あり。蓮華温泉口。白馬岳。朝日岳。
山行記録 藪山ネット
2015.08.22〜24
蓮華温泉駐車場(3:00)→白馬大池(0:50)→船越ノ頭(1:00)→小蓮華山(0:40)→三国境(0:50)→白馬岳(0:10)→白馬山荘(0:15)→白馬岳(0:30)→三国境(1:10)→鉢ヶ岳(1:00)→雪倉岳(4:00)→朝日小屋(1:00)→朝日岳(0:20)→吹上のコル(0:30)→長栂山北側(0:10)→長栂山への取付地点(0:06)→長栂山(0:06)→長栂山への取付地点(0:20)→吹上のコル(5:00)→蓮華温泉駐車場 鉢ヶ岳と長栂山は登山道が山頂をトラバースしているので意識して登らないと山頂を踏めない山である。 この両方の山が新潟百名山に選定されていたので登ることにした。 また、朝日小屋は女性管理人が運営する家庭的な山小屋である。一度泊まって見たいと思っていたので2泊3日の行程とした。 初日は、白馬岳までなので雨模様であるが翌日以降の天気を信じて蓮華温泉駐車場から登った。 雨具を着けて蒸し暑い中を登ったが、ウメバチソウやハクサンシャジンの花々が迎えてくれた。 白馬大池を過ぎると少し風があったが問題は無かった。 船越ノ頭は山頂標識が無かったら通過してしまうピークである。 展望の無い中を小蓮華岳、三国境、白馬岳と登って白馬山荘に着いた。 土曜日であるが白馬山荘の宿泊者は百人に満たなかった。 静かな山旅を楽しむにはお盆過ぎのこの時期が最高である。 夕日の時間帯になるとガスが晴れて槍ヶ岳、立山、剣岳が雲から頭を出して絶景を楽しませてくれた。 翌日は天気予報通り晴れになって小屋から朝の展望を楽しんだ。 白馬側に縦走又は下山する登山者が山頂を往復して下ったころを見計らって白馬岳山頂に登った。 登山者の少ない白馬岳山頂で展望を楽しんでいるとブロッケン現象を体験できた。 三国境を過ぎると登山者は1グループのみとなった。 鉢ヶ岳へは登山道から別れて南側尾根から登った。 細い岩場の急傾斜の尾根であるが踏み跡もあり、ルートの判断に困るような場所は無かった。 斜面にはコマクサが多くあったが花が咲いているのは1〜2株であった。 急登を過ぎると緩やかなガレ場となって山頂に着いた。 山頂標識などは無かったがケルンが積んであったのでここを山頂とした。 山頂からは360度の展望が楽しめた。 下山は県境に沿ってハイマツを避けながらガレ場を雪倉岳側に下りて登山道に合流した。 避難小屋を過ぎると夏と秋の高山植物が盛りで写真タイムを十分取って、雪倉岳から水平道で朝日小屋に向かった。 朝日小屋は完全予約制となっているので前日に固定電話と携帯電話の両方が通じなかった。 小屋でそのことを話すと電話設備が故障していたとのことであった。 宿泊者は18名で8畳間に2名とこちらも贅沢な宿泊であった。 最終日も晴れていたが雲が多い状況であった。 朝日岳を登って栂海新道の入口となっている吹上のコルから長栂山に向かった。 長栂山は細長い山容で尾根の東側を登山道が通っている山である。 取り敢えず登山道で尾根の北側まで行って見たが標識等は無かった。 登山道脇は草原となっていて照葉の池には残雪があった。 長栂山山頂に一番近い場所から山頂に向かった。 コメツガの樹林帯を越えると草原に出た。 尾根は二重稜線のようにコメツガの尾根が南北に2つあって中央は草原となっていた。 草原から山頂のコメツガの樹林帯に登った。 長栂山山頂はコメツガに覆われた平らな場所になっていたのでGPSで示す場所を山頂とした。 往路を戻って登山道に着いたが、木々と笹薮が濡れていたため下半身がずぶ濡れとなってしまった。 吹上のコルに戻って蓮華温泉に向かったが、このルートも花盛りで写真タイムとなった。 瀬戸川の橋を渡ってから蓮華温泉駐車場までの標高300mの登りはきつく感じた。 |
蓮華温泉 | 白馬大池山荘 |
船越ノ頭山頂 | 小蓮華山山頂(以前は鉄剣、三角点、山頂標識 が一緒にあったが崩落により別々に設置されて いた) |
小蓮華山山頂・鉄剣 | 小蓮華山山頂・三角点 |
小蓮華山山頂・山頂標識 | 三国境 |
三国境標識 | 白馬山荘 |
白馬岳山頂 | 白馬岳山頂でのブロッケン現象 |
白馬岳山頂から朝日岳方面を望む | 鉢ヶ岳 |
鉢ヶ岳山頂 | 鉢ヶ岳山頂と白馬岳 |
雪倉岳避難小屋 | 雪倉岳 |
雪倉岳山頂 | 朝日小屋 |
朝日岳山頂 | 吹上のコル・栂海新道入口 |
長栂山入口の標識 | 照葉の池と長栂山登山道 |
登山道から山頂に向かった場所 | コメツガの樹林帯を越えると草原に出た |
草原から2つ目のコメツガの樹林帯を登る | 長栂山山頂 |
2007.07.28〜07.30 岡本さんの記録 朝日岳、雪倉岳、白馬岳
2004.07.31〜08.03 岡本さんの記録 小蓮華岳、白馬岳、鉢ヶ岳、雪倉岳、朝日岳、黒岩山、長栂山
2000.08.03〜05 岡本さんの記録 朝日岳、雪倉岳、白馬岳、小蓮華岳
1997.08.07〜09
蓮華温泉(5:00)→白馬山頂(2:00)→雪倉岳(3:00)→朝日岳(4:00)→蓮華温泉 蓮華温泉の裏から登るが露天風呂の脇を通り過ぎると急坂となる。 コメツガ、オオシラビソの樹林帯の急坂を登ると天狗の庭に着く。 雪倉岳の山容が素晴らしい。天狗の庭からから更に急坂が続く。 ハイマツ帯となり高山植物が多くなると前方が開けて白馬大池に出る。 ここからは、草原とガレ場状の登りとなる。 雷鳥坂の急坂越えると小蓮華山山頂である。 あちこちにケルンが立っている。登山客も多くなってきた。 ゆるやかな道で三国境をこえ岩稜の稜線を登ると白馬岳山頂である。 ガスの山頂を後にして白馬山荘に下り宿泊する。 天気が悪いため白馬山荘で1日停滞する。山荘のレストランで昼食を取るが外は大雨である。 翌朝、再度白馬岳山頂を目指す。昨日の天気がウソのようであるが風が強い。 白馬岳山頂と稜線の展望を楽しみながら雪倉岳を目指す。 三国境を過ぎると登山客が途端に少なくなる。 鉢ガ岳の新潟県側の草斜面を軽快に雪倉岳目指す。 避難小屋を過ぎると結晶片岩の重なりの雪倉岳山頂に着き、立山、剣岳を確認する。 ここから新潟県側に廻り込むように一旦下り、少し登ると赤男山手前に出る。 燕岩の下を通り、赤男山の左側を通過する。湿地の小桜ガ原の植物を楽しむと針葉樹林帯となる。 朝日小屋への水平道分岐から急坂を登ると朝日岳山頂に着く。 山頂は平で木があるので360度の展望とはならないが岩と花に飾られている。 朝日小屋に宿泊する予定であったが明日の天気が気になったのでそのまま蓮華温泉へ下ることにした。 一気に下り長栂山への分岐を過ぎると水場が豊富である。 高山植物も群生ではないが種類が多い。針葉、広葉樹林の疎林を五輪山脇から花園三角点に出る。 高地沢、瀬戸川、の橋が水害で壊れたと聞き、登山前に確認して登り、当日も登ってきた登山者がいたので安心していたが、実際に橋を渡ろうとしたら壊れがひどく仮に張ってあるロープも弛んでいるうえ地上高もあり必死の状態でやっと渡ることができた。 時間があったので平馬平の遊歩道を探索して蓮華温泉に着き、そのまま帰宅した。 |
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