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番号9211 阿彌陀山(アミダサン) 1,511m
所在地 糸魚川市 2.5万図「越後大野」 三角点 なし 標高差 発電所から930m
緯度 365747 経度 1375830 国土地理院
掲載資料 コンサイス山名辞典、日本山名事典、越後百山、新潟の山旅、知られざる山々
登山口 登山道なし。海川第一発電所。林道谷根線。
山行記録 藪山ネット
2021.05.15
駐車場所(2:00)→林道終点(0:15)→917.3mピーク(2:00)→1270mピーク(1:00)→烏帽子岳分岐(0:40)→沢横断(1:30)→阿彌陀山山頂(1:20)→沢横断(0:50)→烏帽子岳分岐(1:00)→1270mピーク(1:30)→917.3mピーク(0:10)→林道終点(2:00)→駐車場所 前回とほぼ同じ時期に登ったが雪消えが早く残雪は相当少なかった。 見滝から林道谷根線を進んだが、前回同様林道谷根線終点標識手前のカーブ地点から先は林道が荒れていたのでここに駐車した。 荒れた林道を270m登ると林道谷根線終点ゲートに着いた。 左側に水芭蕉を見ながら100mくらい登ると林道は雪に覆われていた。 終点標識から760m地点まで以前は車が入れたが、雪が消えても大きな倒木が横たわっていたので林道が整備されないと入れないと思った。 ここから先の林道は完全に廃道で崩れた場所もあり藪化は進んでいた。 829m標高点手前の直線部分から前回は雪に覆われていたが今回は林道部分だけ少し雪があるだけであった。 前回は平坦な地形になると複雑なルートとなっていたのでショートカットを出来ないか等に気を遣いながら登ったが、今回は雪が少なかったので何も考えずに楽に通過できて林道終点に着いた。 林道終点の登山口標識は、前回は雪の上に立っていたが、今回は横倒しになって雪は無かった。 雪の無い登山道を登ると917.3mピークに着いたが三角点は雪の中であった。 今年は、雪が少ないので、登山道を行くことに丸山を越えて小さなピークから左側に下って左の尾根に乗った。 少し藪っぽいが尾根を登るので問題なく土山と書かれたコンクリート標石を通過した。 ブナ林となると藪はなく落ち葉を踏んで登ったが、前回は右側の雪の無い斜面を適当に登ったことを思い出した。 開放感のある広い緩やかな斜面に出ると1270mピークに連なる尾根が前面に見えた。 雪はあるが前回より雪が少ないので、登山道のある右側の尾根を目指した。 右の尾根に乗ってブナ林になるとしっかりとした夏道で1270mピークを目指したが、前回は尾根の左側の雪の廊下を登った場所である。 1270mピークは、雪の無い夏道を登るが藪化は進んでいて雪のある砂場分岐の鞍部に着いた。 前回は、雪の斜面を利用して登ったが、今回は、雪が少ないので夏道のコースを通った。 一度、下って地形図の岩マークに沿っている尾根を登って標高1300m付近から斜面をトラバースして烏帽子岳方面に進んだ。 烏帽子岳の分岐からはそのまま水平に移動して2つ目の尾根を下降した。 烏帽子山と下方に谷を見ながら登る尾根を確認しながらの下降であったが途中から雪面を下って谷に下りた。 雪で覆われた谷からは、二岐の中央の尾根に取り付いたが、山頂まで300mの登りであった。 尾根には雪は無く踏み跡があったが藪となっていた。 急登であるが木々が多く問題無く登ると上部の岩場に着いた。 右側よりに小さな木を利用して登ったが、斜面にはカタクリが咲いていて緊張感を癒やされた。 斜面に古い朽ちたロープがあったが、ロープがあると安心な斜面であった。 主尾根からは、烏帽子岳や付近の山々を見ながらの登りであるが藪化が進んでいた。 木々が低くなるとタムシバの咲く山頂に着いた。 阿弥陀如来を祀った狭い山頂からは、360度の展望で鉾ヶ岳、焼山、金山、昼闇山、鉢山、鬼ヶ面山、駒ヶ岳などの展望が楽しめた。 下山は、往路を戻ったが予定より時間が掛かったので最後の林道はヘッドライトを使用した。 標識、赤テープ等は登山口の標識だけであった。 |
烏帽子岳(左)と阿彌陀山(右) | 駐車した場所の付近 |
林道谷根線終点標識のゲート | ゲートから少し登ると残雪があった |
倒木の状況 | 以前は無雪期にここまで車が入れた |
沢となっている場所 | 林道の藪の状況 |
林道の藪の状況 | 林道の雪の状況 |
917.3mピーク | 林道の終点 |
登山口 | 登山口の標識 |
917.3mピークへの登山道 | 917.3mピーク山頂 |
登山道の状況 | 登山道の状況 |
土山山頂 | 土山標石 |
藪化している登山道 | ブナ林の中を登る |
平坦な開けた場所 | 1270mピーク尾根 |
1270mピークへ登った尾根 | 1270mピーク尾根の状況 |
1270mピーク尾根への夏道 | 雪の回廊を登って1270mピークへ |
1270mピークの藪 | 1270mピーク付近・奥に烏帽子岳が少し見える |
砂場分岐の鞍部 | 烏帽子岳に向かってトラバース道 |
烏帽子岳(左)と阿彌陀山(右)を見ながらトラバース | 沢に向かって下降 |
沢に向かって下降 | 左側が登った尾根 |
尾根に取り付いた場所 | 急斜面を登る |
尾根の状況 | 尾根の藪の状況 |
尾根の木の藪の状況 | 雪の斜面を登る |
岩場の斜面の全景 | ここから岩場の斜面となる |
斜面の状況 | 主尾根の藪と阿彌陀山山頂 |
主尾根の藪 | 主尾根の杉の藪 |
阿彌陀山山頂 | 阿彌陀山山頂の阿弥陀如来 |
阿彌陀山山頂から烏帽子岳 | 阿彌陀山山頂から焼山、昼闇山、鉢山、南阿彌陀山 |
阿彌陀山山頂から南阿彌陀山 | 阿彌陀山山頂から日本海 |
2018.04.20
昼闇山側から阿彌陀山 |
1998.04.27 和田さんの記録
海川第一発電所(1:30)→取水口(2:00)→尾根(1:00)→山頂(北峰) 海川第一発電所まで車が入れた。駐車場に車を止め、海谷渓谷を目指す。 気温が20℃位か暑い日である。海川を渡る所へ着くと海川は、雪解け水のため増水し濁流が渦をまいて流れていて、とても渡れそうもない。 よく見ると駒ヶ岳から落ちた雪崩がスノーブリッジとなっている。 覚悟を決めてスノーブリッジを渡る。 取水口小屋へは行かず阿弥陀沢を目指す。 海谷は雪が消えた所からクサソテツが出ている。 阿弥陀沢に着くと沢には雪が少なく、あちこち穴があいている。 とても沢を登れそうもないため、向かって右の尾根に登ってみると鉈目がついている。 これ幸いと尾根を登るが900m位のところで鉈目が消え薮漕ぎとなる。 1150m位で両側が崖のやせ尾根となり覚悟を決めて進む。 1200m付近で左側に雪渓に降りられそうになったので降りて雪渓を快適に登るが、尾根に近づいた時、遠くで雪崩の音がした。 尾根に出ると、山頂は、すぐ近くに見えるが登れるのかと思うほど峻険である。 手前の緩やかな尾根は薮で両側は崖になっている。 そのため、北側の雪渓を渡り、再び尾根へ登り、薮の急な登りを木の枝をつかんで掻き分けやっと石仏のある山頂(北峰)へ着いた。 |
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