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番号5569 百字ヶ岳 (ヒャクジガダケ) 1,443m
所在地 魚沼市(旧北魚沼郡入広瀬村) 2.5万図「毛猛山」 三角点 三角点なし 標高差 m
掲載資料 コンサイス山名辞典、日本山名事典、新潟の低山藪山
緯度 371556 経度 1390949 国土地理院
登山口 登山道なし。
山行記録 藪山ネット
2010.05.02〜04
駐車場所(3:00)→足沢山(2:00)→太郎助山(0:40)→百字ヶ岳(0:40)→中岳(0:50)→毛猛山(0:40)→中岳(0:40)→百字ヶ岳(0:30)→太郎助山(1:50)→足沢山(2:30)→駐車場所 大白川から国道252号線を進み、大雪崩沢第2号スノーシェッド手前の駐車スペースに駐車する。 駐車場所から末沢川の対岸の尾根を標高542m地点に向かって登る。 左右に小さな尾根がありどちらからも登れるが、今回は右側の尾根から登る。 末沢川に平行してJR只見線があり、左右にある鉄橋を渡って山側に行くが、右側の鉄橋を渡る。 鉄橋には、歩道部分があるので安心して渡れる。 鉄橋を渡ってすぐに小さな尾根に取り付く。尾根は、少し薮っぽいが踏み跡があり、はっきりしている。 標高542m地点手前で左側からの尾根道と合流した。 標高640m付近からブナ林の広い雪の斜面になり、残雪を登ると762mピークに着いた。 展望が利くようになり、浅草岳と太郎助山が見えてくる。ここから850mまでは標高を稼がない痩せ尾根歩きとなる。 ナイフリッジが3カ所、ガレ場が数多くあり、慎重に登るが、ザックの頭が松に引っかかり歩きにくい。 870m付近から雪があり、822mピークへの分岐地点は東側を通過して、足沢山頂まで雪が続いている。 急登を登ると雪に覆われた足沢山に着いた。 下った人の話しでは、今年は残雪が非常に多く毛猛山まで楽に登れたと言っていた。 テントを張って明日に備えた。テントは、他に2張りあったが、毛猛山まで行って来たとのことであった。 翌日も快晴で、残雪歩きとなるが、雪は腐っていて、ピッケル全部が突き刺さる状態である。 斜面に付けられたトレースに従って1200m付近まで雪の上を歩く。 3カ所くらいクレバスがあったが1カ所通過できなかった。 1200mからは、西側の斜面の雪を利用した。 1300m付近からは、雪の上を歩いて太郎助山に着いた。 太郎助山から百字ヶ岳は、雪の廊下で付近の山々を見ながら登る。 百字ヶ岳から桧岳へトレースが着いていた。下山時に逢った女性3人パーティであることが判った。 百字ヶ岳から中岳へも雪の上で山頂に着いた。 中岳からすぐの岩峰は、西側斜面の雪を拾って通過する。 毛猛山も最後の登りを西側斜面の雪を利用して登る。笹藪5mを登ると山頂尾根に着いた。 平らな尾根を進むと毛猛山山頂に着いた。 山頂には、三角点があるだけだったが、360度の展望が楽しめた。 守門岳、浅草岳、越後三山など、新潟の主だった山々と会津県境の山々が白く輝いていた。 帰路は、往路を写真と無線を楽しんで下り、足沢山でもう1泊して下山した。 |
R252大雪崩沢2号スノーシェッド・大白川側入口 | 只見線と駐車場所 |
末沢を只見線鉄橋で渡る・後方の尾根を登る | 登り始めは薮っぽい |
すぐにはっきりした踏み跡となる | 870m付近から足沢山 |
850m付近のナイフリッジ | 途中から山頂までは残雪で登る |
足沢山山頂 | 足沢山山頂から太郎助山と百字ヶ岳 |
足沢山山頂から浅草岳 |
足沢山から太郎助山へは、雪の斜面を歩く | 雪の塊の下を通過する |
太郎助山への登りになった場所で夏道を歩く | 太郎助山山頂手前付近 |
太郎助山山頂 | 太郎助山山頂から毛猛山 |
太郎助山山頂から百字ヶ岳・左と桧岳・右 | 太郎助山から百字ヶ岳への稜線から桧岳 |
百字ヶ岳山頂手前 | 百字ヶ岳山頂の岩場 |
百字ヶ岳山頂 | 百字ヶ岳山頂から毛猛山・左と中岳・右 |
百字ヶ岳側から中岳 | 百字ヶ岳側から中岳山頂 |
中岳山頂 | 中岳山頂から毛猛山 |
毛猛山側から中岳山頂 | 中岳付近から百字ヶ岳と太郎助山 |
毛猛山山頂 | 毛猛山山頂から越後三山 |
毛猛山山頂から浅草岳 | 毛猛山山頂から太郎助山(手前左)と守門岳(奥) |
毛猛山山頂から中岳(左)と百字ヶ岳(右奥) | 毛猛山山頂から桧岳 |
足沢山の標高542mから下った東側の尾根 | 下山した只見線の場所・手前側に鉄橋がある |
2003.04.27 吉田さんの記録 毛猛山
2001.04.21 皆川さんの記録
百字ヶ岳(入広瀬村 毛猛山塊 足沢山・太郎助山経由)残雪状況他 5時30分 国道252号線スタート 天候曇り 気温 0℃位 雪は麓では結構多い、ツバキの藪はほとんど埋まっている。雪は硬くいきなりの急登はきつい、TEXはピッケルを出す。去年より幾分多い気がする、一昨年はぐっと少なかった。80mほど登って左の稜線に出る。細い稜線はイワウチワが盛り、目を和ませてくれる。左からの尾根と交わる頃から尾根も広くなりまた雪の上を進む。ブナの穴から見ると雪は1.5〜2m位だろうか。やはり低い所は去年より少し多いようだ。尾根も細くなり再びイワウチワの稜線をゆく。尾根には、もう咲いているタムシバもある。ふりかえると眼下の景色がすばらしい、その奥に守門が映える、しかし米さんとTEXが景色はいいから・・・と言っているように見え、休まず足を進める。おかげでだんだんピッチが上がる。合流点をすぎてまもなく尾根も広くなりまた雪の中を歩く。去年より少し少なめで一昨年よりは大分多い。えらく早く着いたので足沢山で10分ほど休憩。この先は木々が霧氷ですばらしい。特にハイマツについて霧氷はなんともいえない。太郎助に向かう尾根は雪が結構ついている。クレバスはあるだろうが、この分だとそう難儀しなくともいけそう。ピッケルを出しトラバース気味に雪堤をすすむ。1100m位で雪堤が切れていてしばらく藪を行く。また雪堤に戻り快調にとばす。1300m付近の急登は藪を刈りながらすすむ、霧氷の先に見える桧がすばらしく、米さんがカメラを出す。この頃から急に暖かくなり霧氷がバラバラと音を立てて落ちてくる。藪は仕方ないが頭や背中に氷が落ちるのがきつい。去年10m程の壁が出来たところは雪が低く難なく通過。一部藪に乗りながらも太郎助山に到着。まだ早いので百字に向かう。ここもほとんど雪堤を歩ける、今年は雪のつき方が良いようだ、桧沢からの吹上がすずしい。雪がやわらかくなり足首までもぐり、所々見えないクレバスで足をとられる。 9時40分 百字ヶ岳着 天候曇り 風はほとんどなし。えらく早く着いてしまったがここで宴会との事。穴を掘ろうとしたら、米さんが風がないからいいよという、せっかくスコップを持ってきたが尾根の雪のないところに座る。ビールを冷やし乾杯、遠くはガスがかかって見えない、駒や荒沢の山頂はガスの中。太郎助に向かっている人が大声でこちらを呼んでいるので手を振り声を返す、見ていると太郎助でやめたようだ。結局薄日はさした物の晴れなかった。熊刈り部隊も見かけず、動物も足跡は合ったが姿は全く見なかった。 12時40分 3時間の宴会も閉め、下山開始、雪の上は走ったものの3時間近くかかって下山。15時30分すぎようやく車に到着。後で聞いたら熊刈りは今日は未丈に行ったとの事であった。ただこの山塊は5月6日まで狩猟期間であるので注意が必要。 |
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