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番号2311 蒜場山(ヒルバサン) 1,363.0m
所在地 新発田市 2.5万図「蒜場山」 三角点 三等三角点
掲載資料 コンサイス山名辞典、日本山名事典、語らいの山々、越後百山、新潟県の山、知られざる山々
緯度 374744 経度 1393140 国土地理院
登山口 加治川ダム 駐車場(ダム脇と少し奥の2ヶ所)20台位可能 平成9年に下越山岳会が登山道を整備した。
山行記録 藪山ネット
2024.04.27〜29
1日目 琴沢ゲート(1:00)→登山口(5:25)→蒜場山山頂(0:20)→山伏ノ峰
2日目 山伏ノ峰(2:30)→雨乞峰(1:00)→小面峰(1:30)→雨乞峰(3:30)→山伏ノ峰
3日目 山伏ノ峰(4:00)→登山口(1:00)→琴沢ゲート
雨乞峰と小面峰は、蒜場山登山道から良く見える山である。 しかし、蒜場山と棒掛山に挟まれた位置にあるため、目立たない山であるが、棒掛山側からは、急峻な小面峰を見ることが出来る。 登頂には、長走川側からと蒜場山から登る方法があるが、今回は、山伏ノ峰から登ることにした。 このコースは、行きは下りで、帰路は登りとなるが、リスクの無いコースである。 加治川治水ダムへの車道は、きれいに整備されているので今年は開通が早そうである。 蒜場山までは、雪が少なくほとんど夏道を歩いた。 山伏ノ峰から小面峰へは、藪が6で雪が4くらいであった。 山伏峰から登山道を外れるとすぐに灌木藪が立ちはだかった。 稜線上に踏み跡や鉈目類は全く見られず、下るにつれて藪は、背丈を越える藪となった。 尾根の大面沢側で雪を少し拾えたが、尾根の藪は、ツルが混ざっているので手こずった。 1174m標高点手前付近からは、稜線が広がり残雪が一気に増してきた。 池のマーク付近は雪に覆われていたが、二重稜線の間を楽に歩くことができた。 雨乞峰のピークが近づくと細長い山頂尾根が見えたが、尾根には雪が無く藪に覆われていた。 アイゼンを外して灌木藪に立ち向かった。 藪で覆われた雨乞峰の山頂尾根は、平坦で高い場所は無かったので少し高い場所を山頂とし尾根の奥に進んだ。 雨乞峰の外れに来ると小面峰へのルートが見え、山頂が近くに感じられた。 小面峰へは、鞍部へと下って登り返すが、距離は300mくらいである。 鞍部付近では、ツルの混じった灌木藪で距離が短いが時間がかかって小面峰山頂尾根にようやく着いた。 小面峰山頂も細長い尾根で一番南端が山頂となっているので、小さなアップダウンで藪を進んだ。 小面峰山頂は、一段高い場所となっていて、中央に三角点があり、高い木が無いので360度の展望が楽しめた。 眼下には長走川の急峻な支流が食い込み、対面にどっしりした山容の棒掛山見えた。 帰路は、同じルートを戻ったが、登りの藪なので往路より時間がかかった。 蒜場山登山道では、様々な花が咲いていて花を楽しみながら往路を下山した。 |
小面峰 | 雨乞峰 |
琴沢ゲート | 蒜場山登山口 |
岩岳 | 烏帽子岩 |
崩落箇所 | 山伏ノ峰 |
蒜場山山頂 | 蒜場山山頂・三角点 |
山伏ノ峰付近から小面峰へ向かう | すぐに灌木藪が迎えてくれた |
灌木藪の斜面を下る | 鞍部から岩の小さなピークを通過する |
尾根から外れて雪の斜面を下る | 地図の池のマークの付近は雪が豊富 |
二重稜線の広い尾根を快適に登る | 雨乞峰へ藪を登る |
藪で展望の無い雨乞峰山頂 | 雨乞峰から小面峰への鞍部付近の猛烈な藪 |
小面峰山頂尾根を進む | 小面峰山頂尾根を南に進むとようやく小面峰山頂が見えた |
小面峰山頂 | 小面峰山頂の三角点 |
小面峰山頂にひっそり咲くシャクナゲ | 雨乞山と登って来たルート、奥のピークが戻る山伏の峰 |
小面峰山頂から棒掛山 |
2022.05.05〜06
通行止め地点(0:50)→登山口(2:20)→岩岳(1:10)→烏帽子岩(1:50)→蒜場山山頂(3:30)→高立山(1:00)→稲葉ノ平(0:55)→高立山(4:30)→蒜場山山頂(1:25)→烏帽子岩(1:00)→岩岳(2:00)→登山口(0:50)→通行止め地点 ○ 通行止め地点〜登山口 例年通り琴沢橋手前の冬期通行止め地点に駐車して加治川ダムに向かうが、登山者、釣り客の車が停まっていた。 途中にある東赤谷連続洞門は神殿回廊として観光スポットとなっているとのことであった。 ○ 登山口〜蒜場山 残雪は、岩岳付近に少しと1,197m標高点付近に30mくらいの場所にあったがつぼ足で楽に登れた。 烏帽子岳を過ぎてからは、登山道の崩落場所が数カ所あったが、崩れがひどくなっている感じであった。 雪が消えた付近には、スミレ、イワウチワ、シャクナゲ、カタクリ、ショウジョウバカマ、タムシバが見頃であった。 ○ 蒜場山〜高立山〜稲葉ノ平 蒜場山山頂から蟹沢を見ると雪が崩れた場所が2ヶ所あり、前回より雪が少ない状況であった。 山頂から北側尾根で蟹沢に下る場所も藪となっていて雪の状況が悪いので蟹沢を慎重に下った。 蟹沢から尾根に乗る場所は、尾根への距離が近い場所を選んで急登の尾根を越えると残雪があった。 登り斜面となった広い雪原には熊の足跡があったが、藪となって1,065m標高点付近の尾根を登った。 その後は、残雪で1140mピークに登って、下りながら雪の廊下を進んだが雪が途切れ途切れとなって藪になり、高立山を捲いて登った。 踏み跡を進むと高立山と稲葉ノ平への中間付近から残雪となって稲葉ノ平に着いた。 稲葉ノ平は、ブナの新緑が素晴らしい風景だったのでゆっくり休んで風景を楽しんだ。 丸子カル方面に少し登って、高立山に登って無線を楽しんでから往路を引き返した。 |
蒜場山 | 高立山 |
琴沢橋手前の冬期通行止め地点 | 東赤谷連続洞門 |
加治川ダムの上を通過 | 登山道の標識が無い時は林道を入り入らないように注意 |
登山口標識 | 岩岳山頂 |
烏帽子岩 | 兎戻しの岸壁 |
崩落箇所 | 崩落箇所 |
残雪の状況 | 山伏峰 |
蒜場山山頂 | 蒜場山山頂の三角点と主三角点 |
蒜場山山頂から藪を通って蟹沢に下る | 蟹沢の状況 |
雪が崩れている蟹沢上部 | 蟹沢を下って右の尾根に登って正面のピークへ |
藪の状況 | 右下の右側に伸びる尾根で高立山へ |
高立山への尾根の状況 | 高立山の手前の鞍部に下る所から踏み跡となる |
高立山から稲葉ノ平への藪 | 稲葉ノ平への雪の状況 |
稲葉ノ平 | 稲葉ノ平 |
稲葉ノ平上部から丸子カル手前のピーク | 高立山山頂 |
高立山山頂三角点 | 高立山山頂からの展望 |
2019.05.04〜05
通行止め地点(0:50)→登山口(2:30)→岩岳(1:00)→烏帽子岩(1:30)→山伏ノ峰(0:25)→蒜場山山頂(2:30)→岩岳(2:10)→登山口(0:50)→通行止め地点 加治川林道は琴沢橋手前で冬期通行止めになっていた。 舗装された林道を加治川治水ダムまで歩いて、ダムの上を渡って登山口に着いた。 登山口の付近はコンクリート枡とケーブルを設置する工事が行われていた。 急登を150mくらい登って、緩やかな尾根を左側下方にダム湖を見ながら登った。 谷を挟んだ右対岸に俎倉山を見ながらブナ林の尾根を登ると岩岳に着いた。 岩岳からは、これから登る烏帽子岩、山伏ノ峰、蒜場山のピークと尾根が確認できた。 少し下って二つのピークを越えると烏帽子岩に着いた。 細尾根を登るが右側が崩れて切れ落ちている場所が多くあった。 細尾根を過ぎると残雪が多くなって雪の上を歩いたが、アイゼンは着けないで登った。 展望を楽しみながら登ると山伏ノ峰に着いた。 一部夏道を通って登ると東側に大雪原が広がる蒜場山山頂に着いた。 山頂には、立派な山頂標識と傾いた三角点があり、主三角点が横倒しになってベンチに利用されていた。 山頂で、飯豊連峰や磐梯山、守門岳等の大展望を楽しみながらテントで泊まって翌日、往路を下山したが、アイゼンを使用した。 |
ダム付近から蒜場山(中央の奥) | 通行止め地点の駐車場所 |
琴沢橋の通行止め地点 | 舗装された車道でダムまで歩く |
ダムの上を渡って登山口へ向かう | 登山口 |
一段登った場所にあった登山口の標識 | 尾根を登る |
ブナの多い場所を登る | 「倉見平」俎倉山の展望地 |
岩岳に近づくと残雪の上を登った | 近づいた岩岳 |
岩岳山頂 | 岩岳山頂から烏帽子岩(手前)と蒜場山(左・蒜場山、右・山伏ノ峰) |
岩岳から烏帽子岩への鞍部 | 烏帽子岩 |
烏帽子岩の岩場、ここを登って右に移動して山頂への岩場を直登 | 烏帽子岩山頂 |
烏帽子岩山頂の標識 | 蒜場山側から見た烏帽子岩 |
細尾根を登るが右側が崩れていた | 崩れている場所の注意看板 |
細尾根を過ぎると残雪が多くなった | 残雪の状況 |
山伏ノ峰山頂 | 山伏ノ峰山頂標識 |
山伏ノ峰から見た蒜場山 | 蒜場山山頂 |
蒜場山山頂の三角点 | 蒜場山山頂の主三角点 |
蒜場山山頂の残雪 | 蒜場山山頂から北股岳 |
蒜場山山頂から大日岳 | 蒜場山山頂から見た実川山付近の雪形 |
蒜場山山頂の夕日 |
2013.11.09 山道さんの記録 蒜場山
2013.06.09 酔いどれ山ガラスさんの記録 蒜場山
2012.06.02 酔いどれ山ガラスさんの記録 蒜場山
2008.10.12 酔いどれ山ガラスさんの記録 蒜場山
2001.10.27 山道さんの記録 蒜場山
1999.06.13 吉田さんの記録 蒜場山
1999.06.06 登山口(1:00)→独標(0:30)→岩岳(0:40)→烏帽子岩(1:20)→山頂
ダムを渡ると右手側に登山口がある。
最後まで尾根道を登るが、最初は低潅木の急坂となっている。
右側に爼倉山が見える。
左側に加治川ダムが見え、ブナ等の大きな木が多くなると緩登となる。
738mの独標を過ぎるとブナ林となり、岩岳に着く。
岩岳からは大きなアップダウンが2回ある。
最初の鞍部のブナ林は、水場もありテント場となっている。
尾根には大きな杉が多くある。
鎖場を登ると烏帽子岩となり山頂も見えてくる。
最後の急坂を登りきると山伏ノ峰に着く。
山伏ノ峰からは、高山植物も多く快適な稜線歩きとなる。
山頂は狭いが大日岳を中心とした飯豊連峰が威容を誇って見える。
1999.04.25 吉田さんの記録 蒜場山
1998.12.20 吉田さんの記録 蒜場山
1997.10.10 吉田さんの記録 蒜場山
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