☆炭焼き
燻炭づくり
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燻炭 2011.04.02
そもそもの発端
元はと言えば福島第1原発の放射能漏れ。

家庭農園と言えども結構な種類の野菜をつくりますので、如何しても放射能の影響が気がかりになるところです。
以前やろうとして頓挫した竹炭を思い出したのです。

炭はいろんなものを吸収してくれるので、もしかして放射能も吸収してくれるかと考えた次第です。
炭と放射能 炭と放射能について調べていたら、「炭と放射能」という記事がありました。
効果のほどは解りませんが、土壌改良にはもってこいなので「籾殻燻炭」をつくってみる事にしました。
此れは米作り農家の方が昔からやっていた方法で、田んぼで籾殻を積んで煙突を付けて炭をつくるやり方です。
材料 米の収穫時期ではないので今時籾殻は手に入らない、では如何する。

そこで考えたのが何処にでもある嫌われ者の「笹」です。
炭になるか如何かは解りませんがやってみない事には、試行錯誤は鉄道でいろいろ経験しましたからねエ〜。
笹の調達 自治会の同じ班の方で「葦」や「笹」で荒れ放題になっている畑があるので、早速ご相談したところ「どうぞどうぞ」のご返事。
笹の刈取り

2011.04.04
刈っても刈ってもまだまだあります。
此処のご近所にお住いのおばちゃん曰く、「この笹藪には狸がいるよ」ですって如何しましょう。
笹の粉砕 この作業は機械に任せるしか、そこで「カッター」の出番です。

早く炭になるようにと干してみました。
干す必要はないかも?
カッターの刃が切れなくなったせいか、大きめな葉がありますが全然問題なし。
燻し作業開始

2011.04.05
@種火に点火。
A燃えたのを確認して円錐形のカプセルを被せる。
B煙突を付けて笹をドラム缶に詰め込む。

1分も経たないうちに、白煙がモクモク。

温度:℃
数分経過:
凄まじい白煙、半端な量ではありません。

火災通報されても消防車が出動しない様に、消防署には事前連絡をしておきました。(やれやれ..)

温度:℃
1時間経過:
煙の色が青みをおびてきました。

此処まで来ると、だいぶ炭化が進んで来た証拠です。

温度:℃
燻し作業完了 1時間30分経過:
煙の量がだいぶ少なくなって来ましたね。

[状況判断]
煙突回りが一部灰になっています。

この辺で水をかけて中止しないと、炭ではなくて灰になっちゃいます。

温度:℃
取り出し
上等の燻炭ではありませんか。

嫌われ者の「笹」も役に立つ事が立証されて目出度し目出度し。
使用器具 ドラム缶:
燻炭器にもいろいろあって、手頃なホンマ製作所の「燻炭工房」にしました。
燻炭器(カプセル):
野焼きの場合は、此れだけで焼きます。
燻炭器(カプセル)の中に入れた材料ですが、燃えないで炭の状態で残っています。

何故燃え尽きないのかなア〜。
なにか不思議な感じがしますね。
今後の課題 今回は自宅の畑で実行しましたが、この凄まじい白煙ではご近所から苦情が出るのは必須。

そこで思川の河川敷も考えたのですが、管理している県の土木事務所に電話したところ「言われれば良いとは言えない」という事で困りましたね。
とりあえず親戚のハウス農家の畑の一角をお借りしてやる事にしたのですが、此処でも苦情が出たら如何しようかなア〜。
ハウス周りを行ったり来たり、何処にしようかなア〜。
とにかく極力ご迷惑をかけないで済む所は何処だ..

考えた揚句、崖を背にした場所が良さそうかなア〜。
[理由]
崖により上昇気流が発生して、煙が拡散されれば最高!!
立地条件

2011.04.06
西側:生コン会社そして思川
北側:数百メートル先に民家
南側:かなり先まで何も無い
東側:高さ20m位の崖