項目 作業項目 写真1 写真2
写真3 写真4
今までは 3.11大震災時の計画停電の時は、エンジン溶接機の発電機から、
冷蔵庫・灯油ボイラー・TV・洗濯機など必要に応じて蛸足配線で接続したのだが...
コードを引っ張り回さなければならないので、非常に面倒くさい作業。
なぜやるの

2014.02.16
2月14日の大雪で、15日の4時頃から4時間ほど停電になった。
雪による停電はそうそうないでしょうが、雷による停電は大いに起こり得る。
栃木県は雷のメッカなのであります。
これから自分も歳をとる一方だし、私が居なかったら「かみさん」は何も出来ない。

なので、スイッチ一つで常用と非常用が切替られたら良いなア〜。
構想を練る

2014.02.17
既存の宅内電気配線はそのままので、発発に繋げないかいろいろ調べてみた。

発発のメーカーはデンヨー・ホンダ・ヤンマー・ヤマハなど数社あるが、正弦波インバーター搭載となると信頼性を考慮すればやっぱり「ホンダ」かなア〜。
流石「ホンダ」さん、良い物を作っているではないですか。

100Vは勿論、単相200Vも同時出力できる発電機があるのでした。
(理論上) 東電の電力計下部に常用と非常用の切替器を設けてやれば、発電機から直接分電盤に単相3線を繋ぐ事が出来るのです。 単相3線とは、
R相()-N相(白)-T相(黒)
・R相()-N相(白):(+)100V
・T相(黒)-N相(白):(-)100V
・R相()-T相(黒):200V
東電に相談

2014.02.18
早速、東電に電気事業法で問題が無いか聞いてみた。
常用と非常用の切替器を設けてやればOKとの事。
機種選定

2014.02.19
次は定格出力を如何するかですが、4.5KVAと5.5KVAでは定価ベースで10万以上の価格差が有りますね。 あくまで非常用なので4.5KVAとしても、200Vエアコンも1台は運転出来るでしょうし、使用する機器を限定すれば良いでしょう。
と言う事で機種はホンダのEM45is、定価で420,000円。
購入先 消費税が上がる3月までに納入可能な業者は「ホンダウォーク」のみ、価格も280,000円でユニックのチャーター料30,000円を含めて310,000円で手を打つ事にしました。 [独り言]
天賞堂の蒸気機関車1両で30万円、今回の発電機と比べると高いなア〜。
配線の検討(現場調査)

2014.02.20〜22
@EM45isの配線図を眺めて配線を如何するか。
A電気工事屋さんの考え方。
[単相3線で接続](100V+200V)

・発電機の改造が必要
・改造するとメーカーの補償がない。
・一番危険なのは、発電機の中性線(接地線)に接点があり、もし接触不良になると100Vラインに200Vがかかってしまう。
[単相2線で接続](100Vのみ)

・電気工事屋さんも、単相3線で接続は危険と判断。

なので単相3線での接続は没、100Vオンリーで配線する事にしました。
如何しても200Vエアコンを使用する場合は、別配線で繋ぐ事にしましょう。
発電機の設置

2014.03.04
3月3日に発電機が届いた。

本来だと物置の中の方が良いのかも知れませんが、排気ガスが気になったので下屋にしました。

物置でも隙間だらけなので関係ないか。
フロントグリルの引っ掛け型コンセント(30A)から配線します。

このコンセントは、インバーターが2台の並列になった100Vの出力になります。
配線工事
(切換器取付け)

2014.03.19
電気工事会社の方が、作業が早く終わったという事で配線工事に来てくれました。

積算電力計の2次側(分電盤側)を切断して、切換器を入れます。

分電盤への配線図
分電盤側は単相3線、発電機側は単相2線なので、発電機側の端子でR層()と・T相(黒)をマルチ接続します。

こうしてR/T相に繋がっている100Vの電気器具に100Vが供給されます。
R層()と・T相(黒)がマルチになって電圧が0Vなので、200V機器は使えません。
(切換器〜発電機の配線) 母屋の壁面にサドルでケーブルを固定して、下屋に引き込みです。
(発電機に接続) 30Aともなると、プラグもデカイですね。
抜け防止のため、プラグを回して引掛けるタイプのプラグです。
試運転 TV・冷蔵庫など付けっ放し状態でエコスロットル作動(1/4負荷)、洗濯機を回せばそうはいかないでしょうけど... 停電時エコスロットル作動(1/4負荷)で運転したとすると、約12時間連続運転が可能。
申し分ないでしょう。

これで心配していた夏場の雷による停電もクリアできますね。
[停電対策(非常用電源)]
☆工作物