項目 | 作業項目 | 写真1 | 写真2 |
写真3 | 写真4 | ||
太陽熱暖房 | 如何する暖房費 2013.01.30 |
太陽熱温水器は導入しているが、太陽熱で部屋の暖房(補助)が出来ないものだろうか? [理由]: この冬の寒さには参りました。 @リビングは灯油の床暖房なのだが、円安で価格が上がる一方。 Aそれ以外の部屋はエアコン、電気に頼るしかないのだが、これまた化石燃料代上乗せで上昇傾向。 そしたら如何すれば良いの! |
考える事は誰しも同じであろう。 それは太陽熱しかありません。 [独り言] 不思議な事に歳をとると年金の先細りのせいで、投資/費用の計算より月々の灯油代・電気代の方が如何しても気になってしまう。 @使い捨ての灯油代のために、貯金を切り崩すなんて出来ない。 Aそうかと言って寒いのを我慢するのも嫌だ。 我が儘なやつだ。 |
サンルーム | かみさんの部屋にサンルームがあります。 真冬でも日照があれば、とにかく居心地が良く昼間は暖房はいりません。 この太陽熱を利用すべくちょっと考えた。 |
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(実験まがい) 2013.02.10 |
それは小屋裏の作業場をエアコンなしで暖められないかという事です。 下の写真の様に小屋裏には、中廊下の吹き抜けからの窓があります。 |
今まで格子をはめ込んだままだったのですが、この格子を外してみる事にした。 | |
(結果) | 15℃から19℃で4度も上昇した。 19℃あれば申し分なし。 という事で、太陽熱をもっと取り込む事が出来れば、小屋裏のエアコン暖房は日照さえあれば必要がなくなる。 |
これは真剣に考えるべきであろう。 | |
システム検索 | 検索してみると数社で扱っているようだが、シンプルなのは「ソーラーこはるび」かなア〜。 構造はいたって簡単、施工も素人では無理だが大工さんだったら出来るんでないかい。 |
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取付け場所 2013.02.01 |
全体を見てみると、適している場所が意外に無い事が分かった。 今風の家と違い田舎づくりだと開口部が多く、取付け面が限られてしまう。 |
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(外壁) | @:戸袋(南東) |
リビングを暖房するには適所なのだが、玄関が突き出ているため午後は日陰になり効率が悪いなア〜。 | |
A:テラス(南東) |
このテラスは、お婆さんワンコのために作った様なもので、今考えるとサンルームにすれば良かったかなア〜。 集熱パネルから部屋まで3600mm(テラス+広縁)もあり、ダクトが冷えてダメだなア〜。 |
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もう1箇所は、南西の壁面です。 この裏は母の生活部屋なので、自分にはあまり恩恵を受けない場所なのですが、親孝行と考えるしかないでしょうね。 此処だと集熱パネルを3枚取付けられるでしょう。 |
B:壁面(南西) |
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(内壁) | 上の写真の裏側で、広縁部分です。 下が押入れになっています。 勿体ないと思うのですが、1間幅(1800mm)あります。 此処にダクトを1個だす事により、広縁が暖められておこぼれが玄関ホールに来るかなア〜。 |
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広縁の隣の床の間です。 床の間は幅が1間で部屋の一部。この場所にダクトの噴出し口を2個つくれば、2間続きの部屋の中間に欄間があり、おこぼれが有るかも知れません。 理屈は合っていると思うのですが、気密性が悪いし如何でしょうか? |
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導入は如何する 2013.02.02 |
取付ける価値はあると思うのですが、従来工法の家に取付けた事例が見当たらないし如何しましょうか。 後日、実績のあるプロの目で現場調査をしていただく事とします。 |
いろいろ調べましたが、栃木県には「ソーラーこはるび」の施工実績がある工務店が少ないと言うか一軒だけ... それで塩谷町にある「木の城工房」さんにお願いする事にしました。 |
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現場調査 2013.02.12 |
早速、社長の上野さんからのアドバイス(指摘)。 @取付け面が真南ではないので、パネルが暖まるのが午後になる。 A断熱性が無いので、効果がかなり薄れる。 など |
となると、普通の人は諦めるでしょう。 鉄道のせいでしょうか、欲しいものは欲しいし、やりたい事はやってみたいのです。 Aの断熱性は、後から考えれば良いでしょう。 と言う事で、見積もりをお願いしました。 |
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契約 2013.02.22 |
エアコンの電源を入れない母の(91歳)親孝行と考えて、契約する事にしました。 | ||
施工 2013.03.07 |
梱包を解く作業から、 大きさは900(W)X1200(H) 小さな穴が無数にあいており、大きさは1mm弱でしょうか。 |
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(外壁) | 鋼板のサイディングだと中が石膏ボードなので強度が弱いので、下地にコンパネを張るそうです。 | ||
(押入れ上部) | 此処は押入れでファンを直接繋げないため、アルミのダクトの周りに保温材を被せる。 ○は、穴あけ外れ。 僅かですが筋交いに当たってしまった。 既存家屋の穴あけは、本当に難しいですね。 エアコンの取付けでもよくある事だ。 |
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ファンの取付け完了。 | |||
(床の間) | ファンの下の箱がコントロール・ボックスで、切・手動・自動の切替えスイッチになっています。 | ||
(電気配線) | 小屋裏の床を張った時取付けたコンセントが直ぐ近くにあったので、そこから分岐です。 壁面の穴あけもすべて電気屋さん、筋交いがあるし間柱もあるしで既存の壁の中の配線は大変でしたね。 ただ、小屋裏には殆んど床を張ったので、ある程度自由に動き回れるのがせめてもの救いだったでしょうか。 |
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如何も気になる 2013.03.08 |
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(その1:噴出し口) | このファンは変わった作りで、前面のカバーの上が開く様になっているので、熱風が上に出てくるのである。 如何見ても効率が良くないですよね。 よく見るとフィルターの後にシャッターが付いているので、カバーを外してみた。 白いのがフィルター。 |
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やっぱりねエ〜。 熱風が前面にまともに出てくるので、効率が全然違うじゃん。 「ムッ」とする様な熱風が吹き出てくるではありませんか。 気密性を高めるための構造だそうですが、我が家には関係ないので外す。 |
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筐体むき出しじゃ一寸按配が悪いので、開くカバーだけ外す事にした。 | |||
私の鉄道でのポリシーは見た目より走行性を重視。 此れも同様に見た目より効率を優先します。 此れにて一件落着。 |
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(その2:温度センサー) | 使用しているセンサーは、日本ブロアーのXX℃でONになるものなのですが、取付け方法がパネルにテープで貼り付けているだけなのです。 パネルの温度が上昇したら、剥がれてしまうのでは... そしたらパネルの温度が検知できないじゃない。 メーカーさん、お願いしますよ。 |
[対策] @アルミのL型金具を120℃まで耐える耐熱ボンドでパネルに貼り付ける。 Aその上に半導体の放熱に使う放熱用シリコンでセンサーを貼り付ける。 てな事で良いと思いますが、如何でしょうか。 |
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恩恵は如何に | 本日、3月8日は気温21℃と暖かかったので、効果の程は分かりません。 これからの季節、効果確認はちょっと無理でしょうか、気温が下がる12月以降にしましょう。 |
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効果の確認 2013.11.26 |
日時 気温 小屋裏 温度差 --------------------------- 11.26-14 19℃ 24℃ 5℃ 11.27-14 14℃ 21℃ 7℃ |
パネルから離れている小屋裏で、5℃のUpは上等でしょうか。 でも、もう少し改善できないだろうか。 |
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効率の改善 | と言う事で、丸印の外壁(サイディング)部分が熱せられ触れないほど熱くなる事に着目した。 此処を囲って前面に透明なアクリル板を貼れば、外壁で温められた空気を吸込む事になるので、効率が良くなると思うのですが?? |
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囲い枠 2013.11.28 |
とりあえず2個作ってみた。 透明板はアクリル板ではなく、空気層があるポリカーボネートを使った。 |
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気温16℃晴天ではなかったが、枠の中の温度はと言うと... 約47℃枠が有るのと無いのでは、室内に取り込む温風の温度も違うであろう。 |
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囲い枠の完成 2013.11.29 |
3個の囲い枠が完成です。 室内への取り込み具合ですが、今までより暖かい空気が出てくる様になったので、晴天であれば昼間の暖房は必要ない様です。 次の良からぬ事を考えているのですが... それはヒートパイプ付真空管です。 |
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構想 2013.12 |
もう少し温度を上げられないかと... ヒートパイプ付真空管を5本試しに取付ける事にしました。 |
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物の調達 2014.01.09 |
中国からの輸入らしく、結構時間がかかりました。 | ||
ヒートシンク(放熱板) 2014.01.16 |
試行錯誤の結果、シンプルがベストと言う事に! ヘッドに被せる1/2インチパイプは70mmと短くして、半田付けした6mmφのパイプは30mmφの吸気口中心を出すためです。 ヘッドの白いのは、半導体の放熱に使う放熱用シリコンです。 |
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「こはるび」の吸気口を下から見たところです。 | |||
取付け完了 | やっぱり中国製はダメだなア〜。 @真空管の長さがMAX20mmも違っている。 Aヒートパイプのヘッド部分が曲がって半田付けされている。 |
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噴出し温度の測定 (14:00) 2014.01.16 |
[改良パネル] |
[未改良パネル] |
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外気温:7.3℃ 噴出し温度:49℃ 外気温は、ウェザーニュースによる小山の気温。 |
外気温:7.3℃ 噴出し温度:42℃ |
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改良の結果 | 気温が7℃前後でも噴出し温度が約50℃、太陽の恵みを頂いている事は確かです。 改良後と未改良の差は7℃、この結果を如何みるかでしょう。 |
もう一つ改良する点を考えているのですが... | |
改良その2 2014.01.17 |
もう一つの発想です。 30mmφの吸入口より大きな55mmφの銅板を、空気の流れに逆らう様に入れてみました。 |
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上昇温度は1℃程度、円盤取付けは意味が無かった様です。 外気温が7℃そこそこで、噴出し温度が約50℃となれば上々でしょうか。 |
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