彦惣の古民家について、語り書き。
今で何代目というのは、わかりませんが、建物は、先代の話では、150年前からと話があったのですが、土地と建物を調べた方について、
約210年前に立てられたと伝えております。
仏閣の立替の際に、資材を譲り受け、職人によって建物を建て直し、出来たそうです。
会津城の殿様が戦乱を逃れ、奥の部屋に身を隠しに来たこともあったそうな。
先代の家業が石材屋だったそうで、今でも玄関には、立派な赤石があります。
その先代が稼いだ資金で、居間の立派なシャンデリアを付けました。
。囲炉裏の部屋と奥の部屋を挟む扉は、樹齢800年の一枚木を襖として使い、
表には年輪を見せるためわざと、梁を付けてないそうです。
床の間の左側にある柱は、建物では、一番価値のある柱で、四方に木の縦線が見える
四方枡と言われる柱で、日本でも数少ない柱です。
その後に様々な職人が家を訪れその中の一人が、3ヶ月泊り込んで、現在では、同じ物を頼んでも、
修復も製作も出来ないすばらしい扉の組み木細工を作り上げたそうな
居間の囲炉裏の上には、八百万の神が祭られ、店を訪れる人の無事を祈っています。
| |