日本の国際空港のメッカ

成田空港でSBS−1の実力を試す! 

成田空港受信実験

国際線なら成田空港へGo!

SBS−1を購入し国際線のADS−Bの対応が予想以上に良いことを知ったワタクシ。それじゃ、国際線が集まる成田空港へ行って受信してみたらすごいことになるんじゃない!?っということでバイクに機材載せて高速を突っ走ること1.5時間、成田空港滑走路近くの「さくらの丘」に到着。

使用機材はSBS−1にSONYのノートパソコン。SBS−1の電源はやはりUSBから供給。そのためかノートパソコンの電池の減りが早くなります。それでも2時間ほど受信実験を行いました。

タワーの管制と目の前に着陸する飛行機を見ながらSBS−1の実力を試してみました。そのときに得ましたレーダー画像をいくつかご紹介します。

受信実験の様子。SBS−1本体は怪しまれないようバッグの中に(^^;

まずは自宅の状況を

自宅の受信状況です。

アンテナを見通しのよいように立ててもやはり低高度まで追いかけることは無理のようです。

また建物などの影になるようなところは受信状況が悪く、軌跡が点々になってしまいます。

やはりSBS−1での受信の要点は、アンテナに航空機が近いほど低高度まで受信できることであり、アンテナから遠い信号は何かと受信が難しいといわざるを得ない状態です。

空港での受信状況

成田空港での受信状況です。やはり着陸・離陸ともにしっかりと信号が受信できており、軌跡が点々になることはありません。

動きもリアルタイムに更新され、もう感動モノです。

もちろん航空管制とは完全に一致。航空管制を聞きながらSBS−1の画面を見ていると、とても楽しいです。

気になる外国機ADS−Bの対応率ですが、やはり100%ではありませんが、80%くらいはいっているのではないでしょうか。

対応していない機のほうが少ないといっても過言ではありません。

 

付属アンテナ性能

上の画像を広い範囲にした画像です。これを見る限りでは付属のアンテナでも相当の範囲が受信可能であることがわかります。

房総半島南側の受信が悪いところは、おそらく房総半島の山々が影になってしまっているものと思われます。

しかし羽田空港からの離陸機もこれだけしっかり見れているのは、我が家のアンテナ状況よりも良いんじゃない!?と思ってしまいます。

これはおそらく、小高い公園での受信なので周りに何もない点が大きいと思われます。建物に囲まれた我が家では、安定した受信は難しいのかなぁ…

表示数が多すぎる…

しばらく受信してると次々に着陸・離陸していく航空機が多く、軌跡表示をしておくともう画面が見にくいことに…。

どうにかならものか…と思いつつ設定をいじっていると、いい具合に右の図のようになりました。

これは進行方向に飛行速度に対応した線が表示されるもの。これで航空機の進行方向が一目瞭然! 航空機数が多いときはこのほうが良さそうです。設定は、

Display SettingsのAircraft Displayタブで「Show Only Trail Dots For...」にチェックを入れて数値をゼロに設定。次に「Show Leader Lines For...」にチェックを入れて数値を15に設定。

そしてツールバーの「Display all trails」を押しておきます。

タキシング機も!!

「きっと着陸後はADS−Bはオフになるんだろうなぁ」と思っていたワタクシ。しかし空港付近でなにやら白いものが移動。これはもしかして!

そうなんです。タキシング中でもADS−B信号が出ていて、信号が弱く安定して受信できませんが航空機がどこをタキシングしているかもわかるんです。

そういえばサードパーティーの方で空港の誘導路のラインデータを作成するツールを公開されていましたが、このために使うんですね。

もう全ての航空機がADS−Bに対応してくれれば、言うことなしですね!

(一部軌跡がずれているものがありますが、これは航空機の測定誤差や測地系の設定ミスが考えられます)

ぜひ空港の近くで

固定受信でも充分性能を発揮するSBS−1ですが、やはりSBS−1は航空機の近くにいくことができる空港近辺で一番実力を発揮できると感じた受信実験でした。

ぜひSBS−1を手に入れられましたら、エアバンド受信機とともにSBS−1も持って空港近くへ行かれてみてください。SBS−1の実力を感じることができるはずです。

またSBS−1を持って行きたくなるくらい、移動受信は病みつきになりそうです (^^;

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