車速センサー総論
FIAT500.
カーナビゲーションを取り付けたい。
テレビが見たいし、せめてカーナビぐらいとナビゲーションを購入、、 取り付けを開始したもののこの年式の車って車速パルスって無いんですよ。
しかし、ナビ買って考えると言ったら”精度”ですね。(無い物ねだり)
現在のナビゲーションと言ったら数個の衛星から信号を受け取るそうです、それとジャイロセンサー・・・・ 車速センサーによる走行距離の判断でかなりの高精度との事〜
500もSUBARU360も車速取り出せないやん〜?(それでも高精度だって)
多分、センサー信号を受け取れたらもっと精度が上がるんですよね。(て事で思案? 安価で作れない物か?)
そういゃー良いのがあるじゃないですか、、 フルトラのセンサーとイグナイター〜 (暴挙に出る。)
気になるのが波形と電圧ですか、確か車からの車速信号は5Vと聞いたことがあります。
イグナイターから発生する電圧は12V(場合によってはもっと上?14V)、DC−DCコンバータって言いますか電圧を規格内に変化させちゃえば良いのかな。
カーナビのメーカーからは汎用タイプの車速パルスユニットが販売されてはいますが、それは使いたくない。
どうせなら自分で作ってしまえ〜。(あんまり深く考えてない。)
車速センサー編
佐賀だと○クディブって言う電子部品屋さんがあります、そこにC-MOSと低電流ダイオード、コンデンサーと基盤 等を買いに出かけました。
C-MOSは4049UB(インバータ)を使用、C−MOSですがVSS+18VまでOKと言うことで使用しました。
このC-MOSはVSS側の電源電圧を出力として出しますからVSS側に三端子レギュレータで5Vを掛け、入力側は14.4VでOKなので小さく作れます。
足らない分はジャンク基盤から剥がして使う予定っす。(物になるのか?)
車輌用のフルトラを何で車速センサー用の汎用回路として選んだかというと、パッケージ化されている(密封されているから水分や振動に強いだろう)、小型である(デスビの中にはいってますから)、車輌の電源で稼働する。(12V動作っす。) 等の理由からです。(後は入手が容易ってな事と、どうせなら2千円程度で出来ないかって事・・・・)
フルトラの回路図(原理回路)は上でして、、 結果、B端子とC端子って言うのがイグニッションコイルの繋がってる部分を指すわけです。
センサーとして使うとすればですよ、、イグニッションコイル部分を抵抗など置き換えて、その電圧差を信号としてもらうわけですが、仮にエミッタ側に何の抵抗も存在しなかったらショートさせてるのと変わりませんから抵抗が要るんだろうな〜と、固着〜、、。
回路図に直してみました。
イグナイター部はスイッチと考えて書いてます。
コレクタ、エミッタ間は14.4Vの電圧が掛かっているとして通常はココにイグニッションコイルが鎮座してるわけです。
それを電流値15mAのLEDと入れ替えます。
消費電圧は2Vとして、、、、
14.4−2=12.4V
消費電流が15mA程度とすると 12.4/0.015=826Ωとなります。又、イグナイター内部はコーキングされ開封不可能な為、、、、、、 無視します。
スペシャルサンクス、BoSさんスイッチング確認用?にLEDを付けていますがこれは無い方が良いかも知れません。
なぜかって言いますと、C−MOSのVIH(min)はVDD×0.7Vでして、VDDが+5Vの場合、5×0.7=3.5Vとなります。
一方LEDのVF(順方向電圧)が約2Vとしますと5−2=3VとなってしまいVIH(min)を満足しなくなります。
実際にはマージンがありますので動く可能性もありますがあまりおすすめできません。
面白いくらいに完全に作動しました。(センサー回路)
反転させた出力線を2本出したのですが、オシロスコープに繋いで波形を見ると5V出力で動作確認がとれました。(祝/拍子抜けした位です。)
カーナビゲーションの取り付け編
カーナビゲーションを取り付けます、本体部の取り付け場所として選んだのは運転席側の座席下です。
選択理由として
- 設置した状態で邪魔にならない。
- 設置した時に水平が出せる。
- 電気配線等.で邪魔にならない。
トラだ〜トラになるのだ〜
(ぱーっぱー ぱぱぱららっぱはー(タイガーマスクのテーマ))
ってデブ猫になってりゃー 世話がないと・・・・
以外とこのサイズの機器を設置する場合に置く場所って制約されると改めて思いしらされました。
設置は椅子下に一部支柱を作り、水平を取り設置、、 椅子を前後に動かす際もじゃまにならないようにします。
モニター画面の設置場所は以下の3カ所を選定、実際に取り付けて使用上での違和感、不具合を探ります。
1. サンバイザー 視点が上がりすぎる、ウィンドの視界を一部妨げる、地図を表示した状態で運転の際に視点が前方、モニターとずれるために見づらい。 2. ダッシュボード下 視点が下がり 確認しづらい、又、運転する際に前方から視点が下がり危険である。
モニター面に映り込みがあり見づらい。3. 灰皿に固定アームを作り設置 光の反射、視界性 共に合格
カイちゃんだよっと〜
取り付けは灰皿に6mm程度の穴をあけ、固定用のナットを埋め込み カメラ用のネジ(締め込み調整が出来る)を支柱の両端にセットし固定しました。
運転する際に視点が泳ぐのを極力避けたいとするとこの場所が一番のようです。
センサー回路の埋め込み(取り付け)と接続
作った車速センサー回路を埋め込みます。
センサーでパルスを拾うカ所はリアハブです、センサー自体は電子回路ですので水濡れは不可って事です、パッケージ化する必要が出ます。
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