●村
「郡部の下部単位で、町に比して商工業地の占める割合が少なく、山林・田畑の割合が多い地域」
(三省堂「新明解 国語辞典」より)
「村」と聞くと、騒然とした街から遠く隔たり、人影が少なくて民家もまばら、周辺を自然が覆う
鄙びた感じを想像いたします(例外もあるけど・・・)。村の金融機関というと、一般に言う「銀行」が
支店を置いていることは少なく、信用金庫とかが有るのがいいほうでしょうか。主だったところでは、
農協とかの組合、そして郵便局でしょう。ここでは村の郵便局にスポットを当ててみます。
●「村」の読み方
ところで、「村」の読み方はどうなっているのでしょうか?「町」の場合、大雑把には東日本は「マチ」
西日本は「チョウ」が多いのですが、「マチ」と「チョウ」が混在している所もありまちまちであります。
それに対して「村」は「ムラ」と読ませる所が多く、「ソン」は西日本に集中し分布にむらが
あります。
●消えていく「村」
さて、そんなのどかな風景が浮かばれる「村」ですが、昨今の「市町村合併」の流れを受けて、
消えていっています。「市町村の合併の特例に関する法律(合併特例法)」の適用期限まで多くの
自治体が駆け込み的に合併→市制若しくは町制への動きを見せており、「村」が無くなる県も
出てきています。