播磨の災難その2の日のこと

 場所柄、瀬戸内海の島々の郵便局を巡りことが多いです。島の事情も「ピンからきりまで」で、 内海の島にある局を全部廻ってやろうと思うと大変な手間がかかります。今回はそのなかで、兵庫県は 播磨灘にある家島諸島を訪ねることにしました。大小40余りの島のうち、局があるのは家島と坊勢島 です。
↑ささゆり丸↑家島局
 2000年4月7日、姫路より定期便が出ている姫路港までバス移動。家島諸島へ行く定期便は全て 旅客船です。家島に行く船は9時発。局の窓口が開いている時間ですが、これ以外に適当な便が無いので 致し方ない。30分ほどの航海で家島に到着。
 家島は斜面が岸まで迫っていて、家並みがひしめいていました。道路は狭く、標識類はあまりありません。 自家用車は軽自動車ばかりのようです。原付がひっきりなしに走っていたのですが、ヘルメットを装着 していない人ばかり。2人乗りもごく日常的のようですが、3人乗りを見たときは流石に驚きでした。 家島諸島にある家島町の人口は約9千人、家島にはそのうちの5千人以上が住んでいるようです。 これだけの人口があって交通規制が緩いというところはそうお目にかかることではありません。
 家島局に入ると待ちの人が多かったです。貯金の処理に10分かかりました。坊勢島にもいくので あまり悠長にできないので、急いで移動しました。坊勢島へは家島の南側で渡船に乗ります。乗り場へは 途中急傾斜があるので気合を入れて歩かないといけません。渡船は小舟そのものでした。丁度郵便配達員 と乗り合わせ、郵便物も積まれました。
↑坊勢島の風景↑家島坊勢局
 坊勢島も家島同様住居が斜面までひしめいていました。局は坂を登ったところにあるみたいですが、 路地が入り乱れていて地図ではとても場所が解かりませんでした。住民に場所を訊き出して、ようやく たどり着きました。家島坊勢局は路地のどん詰まりにありました。ここに迷わずたどり着けたら表彰 したいくらいです。ヒントは信用金庫の近くです。
 さて、本土に戻るのに船便の時刻が迫っていたので地図にある乗り場に行ったら、なんと岸壁工事で 暫定的に移動している。島の反対側のようで、もはや間に合う術は無い。本土での行程が崩れてしまった。 海上タクシーがあるようで尋ねたものの、1万6千円を払ってまで戻るなどとてもできない。ここは 次の船便まで2時間待つしかなかった。どうも兵庫、それも播磨にはツキが無いように思えてならない (これを参照)。
↑姫路南局↑姫路手柄局
 姫路港についたら14時。猶予は余り無い。バスで姫路細江局に向かう。歩いて姫路南局を訪問。 元飾磨局で、1998年秋に飾磨のほか広畑・網干地区の集配を引き受けて移転改称。局舎も立派な ものになりました。私がこの付近を訪れたときは、移転を間近に控えていたときでした。
 残り1時間、姫路下野田局まで歩いて訪問した後、三度バスに乗り市役所前へ。姫路市役所前局から 歩いて姫路手柄局に行ってこの日は終了。山陽電鉄の手柄駅前にあります。ここで1600局目に なりました。1500局目の折尾局(北九州市八幡西区)から実に1年が経過していたのでした(再訪問 局を除く)。

12-04-07
家島→家島坊勢→姫路細江→姫路南→姫路下野田→姫路市役所前→姫路手柄
↑おまけショット。家島のクラゲ(^^;;

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