○ 瀬川プロ入り6番勝負
全局後手番と言う不運な振り駒ながら、勝つところは勝ち、負けるところは負けるというほとんどシナリオのような展開でプロ入り決定。 試験が決まった時点で、奨励会代表(佐藤天彦)とA級(久保)は負けるわけには行かないが、フリークラス(神吉)と女流(中井)には、フリクラにはフリクラに行くなりの、女流には女流なりの棋力的理由があるわけです。なので4局まで2−2と言うのはまさに※のシナリオ通り。これが全部四段相手だったら、相手の緊張だけがチャンスみたいなもんなのです。 第5局なんてそれこそ高野が震えたようなもの。いきなりあんなところに引っ張り出されてねぇ、いやほんと、クマーはなんで断ったんだか。(気持ちわかるけど)
しかしプロ入りとは言え、次はフリクラ脱出(いいとこ取りで30局の勝率6割5分)と言うもっと大変な試練が待っているわけです。アマ時代のように銀河戦で神通力が発揮できればいいんですが、銀河戦なんて(他の棋戦もだけど)年に1回しかないしねぇ。 そもそも瀬川が持ち時間3時間でプロに勝ったのは神吉と今回の高野の2回だけ。ホントに銀河戦でしか勝ってなかったのです。フリクラ脱出は長い時間に対応できるかどうかが鍵ですか。各予選で2回は勝ちたい(2回勝てば勝率6割は確実だから)しねぇ。 要するに本戦出る気でないとだめっちゅうことです。世の中順位戦に参加するってことで正式なプロになったような感じが漂ってますから、次はそれを目指す戦いが続くわけで、要するにまだまだ目が離せないということで締めさせていただきます。
で、プロ初手合いは竜王戦6組で、元NEC同僚の清水上アマが相手。それじゃ瀬川プロって感じがしないと思うのはえばぁだけではないはず。これも当然※が仕組んだんだろうと言われてますが、やらしいなぁ・・・。 ちなみに勝つと相手はコーヤン。ドキドキ。
○ 竜王戦
第2局まで終わり、渡辺の連勝。えばぁの中ではもう防衛ムードです。 と言うのも、第1局は木村優勢の局面から転げ落ちたらしく、第2局に至っては初日の封じ手では差がついていたらしいとのこと。薄い玉で受けに回り粘るのが上手でも、粘れない形では・・・。
この竜王戦、8五飛シリーズと言う戦前の予想を裏切り一手損角換わりで始まり、2局目に至っては渡辺が研究外しのような(8五飛をやるには避けて通れないんだけど)旧・山崎流。なんなんでしょ。
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2005年11月12日(土)
No.67
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