++えばぁの屁理屈将棋++

2005年11月の日記

2005年11月30日(水)
防衛。 (竜王戦)
2005年11月12日(土)
プロ入り試験・竜王..
防衛。 (竜王戦)
http://www.iijnet.or.jp/shogi/

 ここまで渡辺3連勝で来ていた竜王戦は、結局4連勝で防衛となりました。まだ第1局の観戦記の載った『将棋世界』さえないのに。
 戦前は誰もが(羽生でさえ)△8五飛シリーズだと思っていたわけですが、2人とも避けてしまいました。

 序盤に関しては、お互い警戒しあった結果不得手(こういうのもどうかと思うけど)なもので戦う感じになってしまい、序盤大好き・最新形大好き人間としては不満の残るシリーズだったんじゃないかと思います。「この2人だったら、このシリーズで8五飛は極めつくされるんじゃないの?」くらい思ってた人もいたでしょうに。
 同じ例で、去年の大晦日『PRIDE男祭り』で吉田とガードナーがスタンドで戦ったのを思い出しました。2人ともグラウンドが本業なのに。


 話がずれましたが、戦型は第1局から順に、

・一手損角換わり
・横歩取り△8四飛
・一手損角換わりの出だしから矢倉に変化
・一手損角換わり

 と、4局中3局が一手損角換わり含み。
 木村から見ると第1局は優勢から転落、第2局完封負け。これで切れてしまったのか、第3局は結果的にはいいようにやられ、第4局は受け損ないみたいな感じ。調子が落ちていた面がモロに出たんでしょう・・・。

 渡辺はこれで史上最年少九段とか。
 それで話題作りたいからいきなり規定変えたんじゃないの、と言いたくなりますが、そんなもんで話題になるともあまり思えない(笑)
 木村は最初のタイトル戦でまさかの年下相手だったのが不運ですか。しかも調子を落としてしまって。でもきっと次があるさ。がんばれ木村。
2005年11月30日(水)  No.68

プロ入り試験・竜王戦
○ 瀬川プロ入り6番勝負

 全局後手番と言う不運な振り駒ながら、勝つところは勝ち、負けるところは負けるというほとんどシナリオのような展開でプロ入り決定。
 試験が決まった時点で、奨励会代表(佐藤天彦)とA級(久保)は負けるわけには行かないが、フリークラス(神吉)と女流(中井)には、フリクラにはフリクラに行くなりの、女流には女流なりの棋力的理由があるわけです。なので4局まで2−2と言うのはまさに※のシナリオ通り。これが全部四段相手だったら、相手の緊張だけがチャンスみたいなもんなのです。
 第5局なんてそれこそ高野が震えたようなもの。いきなりあんなところに引っ張り出されてねぇ、いやほんと、クマーはなんで断ったんだか。(気持ちわかるけど)

 しかしプロ入りとは言え、次はフリクラ脱出(いいとこ取りで30局の勝率6割5分)と言うもっと大変な試練が待っているわけです。アマ時代のように銀河戦で神通力が発揮できればいいんですが、銀河戦なんて(他の棋戦もだけど)年に1回しかないしねぇ。
 そもそも瀬川が持ち時間3時間でプロに勝ったのは神吉と今回の高野の2回だけ。ホントに銀河戦でしか勝ってなかったのです。フリクラ脱出は長い時間に対応できるかどうかが鍵ですか。各予選で2回は勝ちたい(2回勝てば勝率6割は確実だから)しねぇ。
 要するに本戦出る気でないとだめっちゅうことです。世の中順位戦に参加するってことで正式なプロになったような感じが漂ってますから、次はそれを目指す戦いが続くわけで、要するにまだまだ目が離せないということで締めさせていただきます。

 で、プロ初手合いは竜王戦6組で、元NEC同僚の清水上アマが相手。それじゃ瀬川プロって感じがしないと思うのはえばぁだけではないはず。これも当然※が仕組んだんだろうと言われてますが、やらしいなぁ・・・。
 ちなみに勝つと相手はコーヤン。ドキドキ。


○ 竜王戦

 第2局まで終わり、渡辺の連勝。えばぁの中ではもう防衛ムードです。
 と言うのも、第1局は木村優勢の局面から転げ落ちたらしく、第2局に至っては初日の封じ手では差がついていたらしいとのこと。薄い玉で受けに回り粘るのが上手でも、粘れない形では・・・。

 この竜王戦、8五飛シリーズと言う戦前の予想を裏切り一手損角換わりで始まり、2局目に至っては渡辺が研究外しのような(8五飛をやるには避けて通れないんだけど)旧・山崎流。なんなんでしょ。
2005年11月12日(土)  No.67

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