++えばぁの屁理屈将棋++

2005年3月の日記

2005年3月25日(金)
1組残留決定。 (..
2005年3月14日(月)
山崎挑戦。 (朝日..
2005年3月8日(火)
四間飛車の急所4巻..
2005年3月5日(土)
将棋界の一番長い日..
2005年3月4日(金)
藤井。
1組残留決定。 (竜王戦)
http://game9.2ch.net/test/read.cgi/bgame/1110520793/402


 藤井、今日は日浦との竜王戦でした。
 負けたほうが2組へ降級する1局。将棋は相振り飛車になり、後手藤井は三間飛車から穴熊。

 日浦の53手目▲3七桂はどうかと思う。
 相振り飛車で美濃囲いにして、しかも三間飛車相手に桂馬を跳ねるなんて。攻めてくれと言わんばかりの手。
 藤井は『四間飛車の急所 4』の実戦編で「相手の陣形に不備が見えると咎めたくなる」と書いてたと思うんですが、今日もそんな感じで突撃開始。
 そのまま穴熊の堅さを生かして乱暴し、結局押し切ってしまいました。

 負けた日浦は2組へ降級。
 藤井は残留を決め、裏街道から本戦出場を目指します。次の相手は郷田×杉本の勝者。


 ちなみに昨日まで、読売新聞にて対丸山戦の観戦記をやってました。
 なんと、△9五歩と端を突き越した時点で「悪くなるのはわかっていた」とのこと。なんじゃそりゃあ。
 棋譜だけは持ってましたがそのときの印象通り、いいところひとつもなし。丸山が▲7五歩と位を張ったときには、プロの目では終わってるそうです。

 まぁ、『1組1位は挑戦できない』と言うジンクスがありますから。
 裏街道から地道にね。順位戦は2位だから落ちないでしょうし、藤井竜王を期待。
2005年3月25日(金)  No.40

山崎挑戦。 (朝日OP挑決)
http://www.asahi.com/shougi/open23/final.html


 朝日OPは、羽生朝日に山アが挑戦することとなりました。
 この辺で一発上げとかないと、渡辺に置いていかれてしまいそうですし。魔王と対決する王子としてはがんばらんと。
 ただ、今は鬼神のような強さを発揮している羽生ですから、真の王子パワーとか発揮しないと勝負にならないかと。去年の朝日OPと王位戦挑決を見てるとそう思います。

 しかし山ア、・・・花粉症なら病院に行けよ(笑)
2005年3月14日(月)  No.39

四間飛車の急所4巻Get。
 買ってまいりました。
 いつもの本屋には急所シリーズが山積みになってるんですが、いつ見ても大して減ってないのはこれいかに。えばぁしか買ってないんじゃないだろかと言うくらい。


 まぁそれはともかく、まだパラパラめくっただけ。
 大まかに言えば、前半はある程度の分類をした定跡解説、後半は実戦例を元に解説。巻末に棋譜。
 藤井ヲタも(が?)楽しめる内容になっております。


 ちなみに今後、急戦本の出版が続きます。
 まず青野の『鷺宮定跡 〜歴史と最先端』。その名の通り、鷺宮定跡の本。

 続いて123の振り飛車破り本も出るそうです。(『将棋世界』より)
 棒銀は当然。他に対振り矢倉とか、対藤井システムやゴキゲン用の急戦も書いてあるらしい。

 そして数年前のNHK木村講座も本になるとか。
 えばぁはあの講座を眺めていて急戦嫌いになりました。そんな木村が居飛穴を使っていて幻滅した人は多いだろうに。
 ただ、やや機を逸した感もあるけど。

 『四間飛車の急所』が売れてるのを見て出版決定なんでしょうか。特に青野の鷺宮本なんて、歴史を辿って最先端とかって丸々パクってるじゃないですか。


 まぁ・・・えばぁはしばらく藤井本を堪能いたします。
2005年3月8日(火)  No.38

将棋界の一番長い日 A級順位戦最終局
 部屋割りと対局は以下。

【特別対局室】
△佐藤康光棋聖−▲藤井猛九段
△谷川浩司九段−▲鈴木大介八段

【高雄】
△羽生善治四冠−▲深浦康市八段

【雲鶴】
△丸山忠久九段−▲久保利明八段

【棋峰】
△高橋道雄九段−▲三浦弘行八段

 互いに降級・昇級の関わる対局は同じ部屋にしないと言う理由で深浦×羽生は特別対局室でないそうな。
 例えば藤井の対局と羽生の対局を交換すると、深浦と鈴木が降級争いしてるのに同じ部屋と言うことになるのでダメと言うわけ。


<15時過ぎ>

 三浦×高橋戦の進行が早く、しかも高橋に信用がないので、実況スレは早くも三浦良しムードになる。
 あとでめいじんと話をしたが、『高橋は横歩に誘導したけど、矢倉にして脇システムやる(三浦は脇システムのスペシャリスト)のとどっちがましかな』と思っていた。攻め潰されたらなにをやったかわからないからだろうか。

 他の対局でのっぴきならなくなっていたのは、鈴木×谷川戦。谷川がつっかけていたが、この時間帯では「あまりいい仕掛けに見えない」が大勢だった。

 進行が遅いのは藤井×佐藤戦。


<20時過ぎ>

 BSのある皇帝とメッセンジャーで話しながら観戦。

 鈴木×谷川は差がつきだしたよう。谷川の積極策が功を奏して、谷川よしムードになっている。
 また、深浦×羽生には千日手の危険性が出てきた。先後変わると一気に深浦の分が悪く、羽生が挑戦権に一歩近づき深浦が落ちる可能性まで出てくる。打開するところだと思うが・・・果たして。
 藤井×佐藤は△1二香を見て藤井が仕掛ける。森下曰く「▲2五桂を跳ねて形勢互角はない」との判断だが、どっちがいいのかはわからないらしい。
 三浦×高橋、久保×丸山はこの時間帯スルー。

 と思っていると谷川が飛車切りを敢行。
 激しく行く必要はあったのかどうかという評が実況では流れている。しかも最近はポッキリ折れる将棋が続いているだけに、不安要素。


<21時過ぎ>

 一時期『千日手で生きている』といわれた羽生だったが戦いになり、△7五歩と仕掛けた。千日手は避けられたようだ。
 羽生は自ら銀冠を崩して、陣形のバランス勝負。がっちり銀冠の深浦は、相掛かりでは22勝2敗という驚異的データがあるようだ。相掛かりにならないから、藤井には勝てないのだろうか。


<▲三浦弘行八段×△高橋道雄九段> - 横歩取り・△8五飛

 途中でめいじん登場。ラウンジに移動する。

 さて22時半までの放送時間中、唯一終局を迎えたのは三浦×高橋戦。
 高橋の△8五飛に新山ア流といわれる居玉での▲4八銀〜▲3六歩〜▲3七桂型で対抗。研究勝負になるとどうも分が悪いと思うが・・・。
 結局三浦が押し切り、残留を確定させた。高道は1−8で落ち。
 「三浦は地味に定着してるね〜」と3人でうなずく。もちろん心の中では(少なくともえばぁとめいじんは)「落ちてもいいんだけど」と思っていた。

 ここでBS放映が一旦終了し、それまでBS情報係だった皇帝が落ちる。その場はえばぁとめいじんの2人のみになり、徐々に壊れ始める(笑)


<▲久保利明八段×△丸山忠久九段> - 中飛車・5筋位取り

 続いて終局したのは久保×丸山戦。久保勝ちで6−3。プレーオフの可能性を残すと共に3位以上確定。丸山は4−5。

 戦型は久保が▲5六歩〜▲5八飛から5筋位取り中飛車に。▲5六金型と言うのが最近流行っているらしい。対する丸山は金銀を繰り出し押さえ込みを図った。
 小競り合いの間、いつの間にかきれいな高美濃囲いに戻している久保。そして99手目▲6五飛からの捌きが「捌きのアーティスト」の面目躍如といったところか。大駒では受けづらい。

 とは言え久保は8回戦の失態(羽生相手だから失態と言うのもどうか)もあるし、「まだどうかなぁ・・・」という目で見ていたが、そのまま久保が押し切る。丸山は王手さえかけられず。


<▲鈴木大介八段×△谷川浩司九段> - 三間飛車・早石田

 次の終局は鈴木×谷川戦。鈴木勝ちで4−5となり、深浦の結果待ちとなったのだが・・・。

 戦型は鈴木の早石田。谷川は居飛車に構えて玉を3二まで持っていき、鈴木の▲6八銀を見てか△6四歩〜△6五歩と積極的に仕掛けた。
 実況では夕方あたり「この仕掛けは無理だろ」と言う流れだったが、俗っぽい34手目の△8八銀が意外とうるさかったようだった。

 降級がかかっている鈴木は、不安定な玉形を美濃囲いに直し強い戦いに備える。これに対し、前述のように谷川が飛車を切って攻めたのだが・・・自爆模様。谷川ファンのめいじんが現れたころにはちょっとだめそうな局面に。

 谷川はそこから何とか食いつこうと必死に指す。えばぁとめいじん、そして皇帝は「さっきよりましだけど・・・」と連発。よくよく見ると谷川の駒得だったのだが、一目で切れそうと思う局面だった。

 谷川は相当粘るが結局ダメ。「流れが悪いねぇ・・・」と言いながら、めいじんとちょっとまったりしながら谷川話。それもこれも、深浦×羽生戦がはっきりしすぎていたためだった。


<▲深浦康市八段×△羽生善治四冠> - 相掛かり・引き飛車棒銀

 その深浦×羽生戦が次に終わった。
 BSで「相掛かりでは22勝2敗」と言う驚異的データが紹介され、戦前は「先手なら羽生に9−4」と言われた深浦。しかし羽生の勢いにはどうしようもなく、上位2人(三浦と鈴木)が勝ったため、4−5ながら順位差で降級。そして羽生は7−2となり、藤井の結果待ちとなった。

 羽生が相掛かりを受け、引き飛車棒銀に。持久戦になり、双方銀冠になったころには千日手も危惧されたが、その後羽生が自ら銀冠を崩してバランス重視の陣形を採り、深浦も打開に出る。

 しかし、96手目△6三桂と言う手が出るようでは・・・。このときはまだ鈴木が対局していたが、えばぁの頭の中は深浦降級ムードになっていた。
 しかも104手目にまたもや△6三桂と打たれては深浦じゃないが泣きたくなる。「羽生の名局だね」とはめいじんの言。

 深浦は自力だったが相手が悪かった。


<▲藤井猛九段×△佐藤康光棋聖> - 四間飛車・藤井システム

 BS放送が再開となった0時半、続いていたのは藤井×佐藤戦のみ。
 他の4局は途中から一方的になっていたが、この対局ははっきりしないまま夜戦となっていた。

 予想通りの藤井システムで始まり、▲1六歩より▲3六歩を優先する攻撃的システムを採る藤井。佐藤は△7四歩▲4八玉の交換を入れたあと△3三角と穴熊を目指す。
 途中「えっ、組み合うの?」と思った27手目▲4七金に、29手目の▲6九銀がセットの構想なのだろうか。▲4七金を攻めに使うと考えれば、この銀が5八にいるとがっちりしている。
 と言った意味では31手目の▲1六歩では▲5八銀とも指してみたい。BS解説の森下も触れていたようで、「自分は▲5八銀と指したい」という感じで言っていたようだ。(皇帝談)
 そして佐藤の強情な△1二香に▲2五桂。こうなれば穴熊に潜る暇はないので十分と見たのだろう。森下の形勢判断は「桂が跳ねたのでどっちかがいいのだろうが、わからない」。実は森下、全局こんな判断をしていたのでBS視聴組からぶーぶー言われることとなる。

 角を切って飛車をなりこんだ局面は藤井指せるじゃないかというのが森下を助けるためBSに出てきた渡辺魔王の口調。確かに飛車を捌くとなれば、本譜の▲3九玉型は効いている。

 問題はここからで、▲9一竜△6二飛▲5八銀よりは、▲5八銀でただ手を渡したほうがよさげだった。そして68手目△5六歩の局面ではどうも怪しい。
 取れないから(取ったらいつでも△6六角が攻防になる)▲7一竜だが、これがまた△6五飛で逆先。飛車を捌かせてしまった。
 この辺の折衝で形勢が傾いたと渡辺に言われ、森下と共に佐藤持ちに変わる。藤井は自陣に手を入れた佐藤に猛攻を仕掛けるが・・・足りてるようで足りない。

 110手目△3七香。
 藤井は▲2八玉と逃げ、佐藤は「ひえー」と言いながら△3九角と指したらしい。
 どうも▲同玉で(▲4七玉でも?)詰まなかったらしいのだが、名古屋解説会に出かけた師匠の話だと、この局面で山アが「佐藤読み切った」と言っていたらしい。(連盟では詰まないので藤井勝ちの結論だったそうな)
 △3七香▲同玉には(△5五角を決めてから?)受けに回るのがいいとか何とか。師匠も夜中なのでうろ覚えなので詳細は不明だけども、あそこで受けに回られたら、たとえ最善じゃなかろうが藤井ワールドで結局負けそう(笑)




 と言うわけで藤井敗れ6−3となり、羽生挑戦が決定。勝った佐藤は5−4で、順位戦の負け越しなしを継続。この点はめいじん曰く「佐藤は普通の3割打者だけど、森内はイチロー」らしい。

http://www.ne.jp/asahi/yaston/shogi/kojin/183_moriuchi_toshiyuki.htm

 た、確かに・・・


 めいじん(谷川ファン)、えばぁ(藤井ファン)共に意気消沈しつつ、1時も過ぎたのにだべる。目はしょぼしょぼだったけど。

・「森下と誰が上がってくるかねぇ」と言う話
 郷田だと ・・・ 来期最終局で勝つが、また4−5落ち
 阿部だと ・・・ 感想戦で盛り上がれる
 先崎だと ・・・ 普通に落ちそう

・「来期B1で誰が抜けてくるかねぇ」と言う話
 深浦と高橋 ・・・ AとB1の差は激しい
 深浦と木村 ・・・ 順当かな
 深浦と土佐 ・・・ 言い出せなかった
→ 最後、深浦はふてくされて来期はだめじゃないだろかと言う話に。

・「と言うか誰に落ちて欲しかったか」
 ○木 ・・・ 一致(爆)

・「今の羽生に勝つのは・・・」
 復調した森内 ・・・ めいじん
 スーパー佐藤 ・・・ えばぁ
 大山がのりうつった藤井 ・・・ 藤井が負ける前のえばぁ
→ 「佐藤は憎めないよね」と言う話に。


 そんな話をしている間に、師匠登場。
 山アと杉本のサインで満足して神吉のサインをもらい忘れたらしい。

 そのうちめいじんが落ち、えばぁも△3七香以下の話を聞いたあと、目のしょぼしょぼ具合に耐えられず落ち。
2005年3月5日(土)  No.37

藤井。
http://www.asakawashobo.co.jp/top.html


 四間飛車の急所4巻が発売になったようです。
 盛岡は明日あるかな。来週かな。

 しかし、前書き読んでるだけで藤井ヲタはぶっ倒れそう。
 以下は引用です。

 第2巻・第3巻・第4巻と、急戦のさまざまな形を提示してきた。「この中でどの形が一番有力ですか?」「どれが勝ちやすいんですか?」「おすすめはどの形ですか?」──「それは、あなたの一番好きな形です」


 これに限らず、藤井語録はためになる。


 「9八香は10円、9九玉は500円、8八銀は1万円の価値」 - 『最前線物語』より。

 「振り飛車は間口が狭い戦法だから、序盤はなるべく多くの引き出しを持つことが大切だ」 - 棋王戦準決勝・対羽生の観戦記

 「定跡外の手は、定跡を知ることから始まる」 - 『四間飛車の急所』1巻より

 「僕らには時間がない」 - 『将棋界の真相』より。


 いやぁ・・・だから藤井ヲタなんですよ(笑)



 順位戦はあとでまとめて書きますが、5時半現在の感想を書くと、「ええー」って感じ。
 △7四歩▲4八玉△3三角には玉囲って指して構わないってことなんでしょうか。まぁ佐藤は断固として穴熊目指してますから、△1二香の瞬間仕掛けることになれば十分と思ってるのかも。  
2005年3月4日(金)  No.36

No. PASS
 OR AND
スペースで区切って複数指定可能
++HOME++
[日記一覧] [最新]
shiromuku(fs2)DIARY version 2.02