犬のお友達

福島県伊達郡霊山(りょうぜん)の「ブーギー」

 2001・10・27 福島県伊達郡霊山町の名峰・霊山に登った。「太平記」ゆかりの地に総勢五人の中年組の図。標高825mということで、今までは登るという思いもしなかった山であるが、目標が年齢とともに下降してくるのと同様に、山も年齢に合った旬の山というものがあるんですよね。で・・・どうだったのか。良かったですよ、霊山は。天気はいいし、連れもいいし、アルペン的だし、歴史の浪漫を感じながら、あ!そこにムラサキシキブが・・・、蟻の戸渡りでは肝を冷やし、日暮岩では暮れなずむ段々の山並みを眺める。
 で、いたんだよね。「ブーギー」が。宝寿台のところに。主人が岩の上から降りてくるのを心配そうに待っていたんだよね。宝寿台、はしごがかかっていて、岩の上にはそうですね10人ぐらいのスペースでしょうか。そこから主人が降りてくるのを心配そうに見ていたんだよね。なんであなたは「ブーギー」という摩訶不思議な名前なの。きっと主人の気まぐれで付けられたんだよね。でも、そんなことを恨むでもなく健気に待っていたブーギー。大丈夫だよ、ほら、ご主人は元気そうに降りてきましたよ。

川越祭りの「ナナちゃん」

 あのね〜〜「ナナちゃん」、ベロが出ていますよ、ベロが。ベロを引っ込めなさい。
 2001・10・21日、川越祭り。山車がいっぱい出て楽しいですよ、という同僚の話で、ついに来てしまった。初めての地、川越。歴史を感じさせる街。山車は華麗、蔵造りの商家を改造した喫茶店、時の鐘、庇には糸車のデコレート。揚げ饅頭をほおばりながら菓子屋横丁を歩いていたら、おでんやの「ナナちゃん」が籐の籠に入って人気をさらっていたんだよね。皆が可愛いねと頭をさすっていくんだけれど、だれも注意しないんだよね。今日のナナちゃんはお祭りということで、つい愛嬌を振りまくのに精一杯で、ベロを引っ込めるのを忘れていたのかもしれない。
 ということで、冒頭の注意をナナちゃんにしたんですが、引っ込めなかったんですね。じゃー写真を撮りますねといったら、主人があら〜〜ということで、一緒に収まってくれました。

岐阜県白川郷の「ゴンタ」

 ゴンタは奥ゆかしい。奥ゆかしさと頑固さを秘めている。世界遺産「白川郷合掌造り集落」に住んでいるんだから、もう少し堂々としていてもいいのに。でも何故か人目をはばかっているようだ。そうか、そうだったんだ、世界遺産に指定(1995年)される前から住んでいるんだもんね、ゴンタは。世界と名がついた途端に狭い村道はまるで銀座状態、夏休みになると車の渋滞で東京の比ではないと交通整理のおじさんは嘆いていたもんね。合掌造りの家はまるでどこにでもあるような土産屋さんに変身。産地不明のお土産をところ狭しと並べているもんね。そこんところなんだよね、ゴンタが悩んでいるのは。分かるよおじさんは、ゴンタの気持ちが。
 でもゴンタよ、これでいいんだよ。良いとしなければならないんだよ。世の中とはそんなもんなんだよ。伝統とか歴史の重みだけ飯は食えないんだよ。(2001・8・10)

高山市内「ピーチクパーク」に立ち寄ったジョン

 あのねえ〜〜〜、そんなに可愛い顔して、無邪気にしていられるとおじさんは居ても立ってもおられんのですよ。血が騒ぐんですよ。多分、先祖は犬だったのかもしれませんね。
 高山市内の日本で一番小さなテーマパーク「鳥クラフト専門店 ピーチクパーク」の立ち寄ったらいたんだよね。仮称ジョンは生後推定3ヶ月、かわゆいね、ということで飼主にさりげなく断って早速グジュグジュしてしまいましたよ。
 地元の人ですかと飼主に聞いたら観光に来ているとのこと。Good Bye JHON see you

  (2001・8・10)

高山市内 日下部民藝館前の「貞九郎」

 高山市は良いところですね。こんなにしっかり歴史と伝統と情緒がしっかりしているところはあまりない。「一之町、二之町、三之町の3本の町筋からなる三町、通りの両側には出格子の美しい町家が軒を連ね、その軒下をきれいな用水が流れるという、まさに古都高山を象徴する光景を見せてくれる。飛騨の匠の技がちりばめられた町家の内部がそのまま飲食店やショップになっているのも魅力だ」、旅行案内の文句そのものですね。まるで時間旅行した気分ですね。街全体に吸殻一つ落ちていないんですよ。
 朝、宮川朝市で買い物をして、そろそろ出発しようかと、弥生橋の方に引き返したら居たんですよ、仮称「貞九郎」が。しっかりと足を踏ん張って、多分飼主は朝市で野菜かなんか買っているんでしょうね、帰りをしっかり待っているんですね。おいでおいでをして尻尾を振らなかったですね。さすが高山の犬ですね。
 通称はいつもジョンと決めているのですけれど、今回だけは歴史と伝統に免じて「貞九郎」と命名。
 (2001・8・11)

パートナードッグ「ログ」

 2001.1.20 日本パートナードッグ協会(山形県上山市蔵王)に行ってきた。前日にTV番組で介護犬の番組を見て、是非行きたくなった。犬に会いたくなったこともあるが、パートナードッグとはどんな犬なのか、どんな訓練をしているのか見ておきたかった。協会では突然の訪問者に親切に対応してくれた。佐藤実理事長は、本当に忙しい身である。講演活動や出張などが多く年間200日は不在とのこと。今日は折り良く在宅、親切にパートナードッグ(介護犬)、セラピー犬、麻薬犬、警察犬などの訓練方法や、JAのTVCMで緒形直人と共演した「ログ」や、「ノン」そしてノンの子「サクラ」が冷蔵庫や床にあるものを障害者に手渡す訓練を実演していただいた。
 
最近は、老人介護施設や障害者に対してのセラピードッグとしての役割が注目を集めているという。確かに無邪気に、無心に人間好きのラブラドールは人間の心を開かせるパワーがある。
 早速、個人会員に登録させていただいた。佐藤理事長、本当にありがとうございました。

「特別寄稿」佐藤さんちの「ラッキー」(父;セッター 母;ハスキーのハーフ)

 毎朝2階の寝室から降りてくると家族全員に“おはよう”の挨拶をしてまわり、お気に入りの場所の一つであるストーブの真ん前にドーンと横になります。ある程度時間が過ぎると、今度は自分のベッド、おばあちゃんの椅子の上、炬燵のど真ん中と次々と場所を変えます。炬燵の中ではグーグーいびきをかいていて、最近は誰かが外から帰ってきても出迎えてもくれないときも・・・・・・・・・(悲)。とにかく暖かい場所が大好き!! ハスキー犬の血が混ざっているはずなのに・・・・・・・。
 ラッキー君の大好物は焼き芋、炬燵の中にいてもストーブの上で焼いているお芋の匂いがすると慌てて出てきます。嗅覚だけはすごい!! この体ですから運動量もかなり必要、今日も大好きなお散歩に連れていってもらい、夕飯が終わると家族と一緒に遊び、最後は炬燵に逃げ込んで降参。彼にとって炬燵は一番安心できる場所なんでしょうね。
                                                 (福島市;佐藤良子記)

福島市二子塚 渡邉さんちの「巌龍 リュウ」

 米沢方面に芋煮会にいく途中に立ち寄った知人(天満さん)の親戚(渡邉さん)のわんちゃん。生後6カ月。名は「リュウ」。血統書つきの柴犬。尻尾の巻きが良い。全身で出会いの喜びを表す。体を震わし、足をパタパタさせ。、体を摺り寄せ、愛想に手を舐め、カジカジしてくれる。柴犬は猟犬ゆえに他人に対する警戒心が強いものであるが、「リュウ」は人間に対する警戒心がない。飼い主の愛情が強いのであろう。  「リュウ」が顔を舐めてくれるので、お返しにチューをしたら変な顔をされた。新潟で開催される品評会にいくとか。頑張ってね。
PS:渡邉さんからメールがあり、リュウが新潟支部及び北陸品評会の小型犬 雄 幼犬(4〜7カ月)部においてトップ賞を取ったそうです。さすがだねリュウ。おめでとう。万歳。また遊びに行くからね。またチューをしようね。

稲苗代「せんべや」のわんちゃん⇒「チコ」

  初めて会ったときのような尻尾の振りの元気はないが、何時ものように穏やかに迎えてくれた。貴方に会うとなぜかホッとするんですよ。分際をきちんとわきまえているんですね。揚げ饅頭は売り切れなので、味噌饅頭2個買って一個づつ食べる。仮の名ジョンはお礼に顔と手をなめてくれる。ジョンと並んで座っているとインターネットだかITだかマルチメディアとかは、なんか遠い国の世界に思われてくる。
 (「せんべや」の揚げ饅頭は絶品ですよ。予約していかないとほとんど売り切れ。猪苗代町字諏訪前 0120−623517)。
 2000・8・10、ツーリングの初日、せんべやのわんちゃんは「チコ」が本名ということが判明。新潟・富山・長野・群馬方面に出かける朝に喜多方で朝食をしようと立ち寄ったら、せんべやのおかみさんが親切に教えてくれた。しかし、犬は飼い主に似るとか。せんべやのおかみさん、「チコ」に似て(失礼)、本当に穏やかで、素敵でした。チコは揚げ饅頭よりは味噌饅頭が好きとか、おかみさんは一個分でいいというのを私の気が済まないということで2個分の代金を払って、チコと一緒に味噌饅頭を食す。チコとおかみさんに送られて1000kmのツーリングにいざ出発。

新野地温泉 Sのワン公

 しかし、こんなに横着・無愛想・出会いの感動を知らないワン公は初めてである。客商売の犬なら、玄関先で堂々と寝そべって上目遣いに人を見ないで、尻尾ぐらい振って出迎えるもんだ。いやしくも客だぞ(と憤慨する)。などと怒ってもしょうがないか。玄関先に無愛想なワン公を飼っておいて、「犬にかまわないでください」と張り紙しているぐらいだから。さらに、 「ソファーに寝ないでください」ときたもんだ。もう我慢ならない。これはもうワン公の責任ではない。責任者出て来い。反省してもらおうじゃないか。(でも内湯と野天風呂は最高でした。)

 

飯館村ドームハウス(後藤さん)のワンちゃん

  飯館村二枚橋にあるドームハウス。住人は後藤さん(独身)。焼肉ハウス「炭火焼き ○えん」の持ち主。外観では想像できないほど内部は広い。それも内部は手作り。羨ましいですね。よだれが出てきますよ。実は、私は三度目の家はドームハウスにしようと公言している輩。まだホラの段階の身分。それを後藤さんは40代で実現しているんですよ。それも自然の真っ只中。もう、どうしようかしら。しかし、あなたはいいですね。そんなに純真な目をして。そのうち自分がドームを建てたら遊びに来てね。
 なお、「えん」のホームページもご覧ください。http://itp.ne.jp/の「地域:福島県飯館村」「フリーワード:ステーキ」で出てくる。

 私が将来住みたいと思うところは、外国ではニュージーランド南島(クライストチャーチ)、山形県大江町(朝日岳・月山・葉山を一望できる最上川の川岸、「テルメ柏稜」入り口のラーメン屋さんに友犬あり)、富山県朝日町(日本海と立山連峰のコントラストが最高、湧水が多い)、岩手県東和町(田瀬湖の秋は最高)、山形県飯豊町(白川ダム:実は私の生まれ故郷)などなど、要するに自然が豊かなところ。 そんなところにドームハウスを建てたい、と思っている。

 

仙台の隣のキタルちゃん

 結論を先に申し上げる。主人には思いやりとか気配りとか責任感とか、そういった人間的な感性はほとんど絶望的にない。まずそれを言いたい。名前は「北の国から」のTV番組からキタルという立派な名前を付けてくれたが、そんなに有り難いとは思っていない。
 客商売だから世間の人には愛想だけはよい。しかし、犬権はほとんど認めていない。当年13歳(多分)。生まれてこの方幸せだったと思うのはこの家の子供が自慢げに自分を連れ回して歩いた幼い頃の一瞬だけ。すぐに飽きたから、それからは名ばかりの犬小屋に繋がれっぱなし。雨は漏る。雪は吹き込む。星は流れる。
 炎天下のアスファルトの上を想像出来るだろうか。忍耐にも限度というものがある。ということでこの間ついに逃げ出したらスリッパで百もたたかれた。エサをくれる人が最高の人だと思う犬の悲しい習性から、それからはおとなしくしている。でも、この間一家総出で一週間留守の時、エサを山盛りしていってくれたまではいいとしても、エサが雨にふやけてウジがわきだしたときには、思わず涙が流れた。
 たまには隣のやさしいお兄さん(私のこと)が、通りがかりに首筋をなでてくれる。その時だけは人間というものを信じようと思う。

テツ

 ご存知高湯平の天満さんちのワンちゃん。出会ってすぐ友達になってくれた。なんか出会う前から友達のような気がする。それぐらいスーッつと友達になれた。都会暮らしのテツ。今日の天満さんはしばしの単身赴任解消。久方ぶりに貴方に会えた(奥さんと友人にも)うれしさに、顔がほころんでいますよ。テツは突然の闖入者を大いに愛嬌を振りまいて歓迎してくれた。今日の高湯平は、ふもとの暑苦しさとは違ってさわやか涼風。楢の葉もさやさや。多分夜には星も降るはず。都会のストレスを解消して帰ってね。お邪魔して座っていると脇に寝そべって私の膝に手を掛け、構ってくれること催促する。カワユイね、その仕草。また来てね。see  you

ホームページに戻る