日本人町跡を後にして車は田舎道を走る。途中、道端で生きたうなぎを売っているお店がたくさんあり、現地の人たちが買ったうなぎをビニール袋に入れて持って歩いているのを、何度も見かけた。何かと思いガイドに聞いてみると、あれはお墓参りに行くところで、生きたうなぎはお墓の近くの川に放してやるのだという。このアユタヤ地区は川がとても多い。日本ではお墓参りに行くときお墓に花を供えるが、ここでは近くの川に生きたうなぎを放してやるのが供養になるのだとか。国それぞれで風習が違うものだと、改めて異文化を感じさせられた。
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世界遺産アユタヤツアーで最後に訪れたのは、アユタヤ遺跡から少し離れたところにある、バンパイン宮殿だった。ここは歴代の王たちが離宮として使っていたところで、芝生や池が整備され、広大な敷地にヨ−ロッパ様式、中国様式などの豪華な建物がいくつも建ち並び、贅沢な造りになっている。観光名所になっているみたいで、タイの中学生たちが遠足に来ていた。約1時間かけてひととおり見終わり車に乗ると、船乗り場に向かった。バンコクまで約3時間、ランチ・クルーズだ。
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宮殿近くのお土産屋! 遠足に来ていたタイの中学生! 宮殿内にあった西洋式の建物! 中国様式の建物をバックに! 宮殿内の衛兵! 芝生の上には象の親子が! |