初めてのヨーロッパ、初夏のイギリスへ行ってきた。最初の予定では秋から初冬にかけて行くつもりだったのだが、スケジュールの都合でこの時期になってしまった。逆にそれでよかったのかもしれない。そう感じるほど素敵な旅だった。晴れていても傘を持って歩け≠ニ云われるイギリスで、滞在中は一滴の雨も降らなかった。季節もよかったが、案外オレは晴れ男なのかもしれない。何でイギリスだったのか?それは中学生のときに、ビートルズ・ファンになったことがきっかけだった。「いつかビートルズの生まれ故郷、リバプールに行ってみたい!」 この思いだけで、最初にヨーロッパへ行くときはイギリスと決めていた。そういう意味では30年来の夢が叶ってよかったのかもしれない。実際リバプールでの2日間は夢のようだった。聖地マシュー・ストリートでは、ビートルズ・ショップ(グッズ・ショップ)、キャバーン・パブ、キャバーン・クラブへ行き、マジカル・ミステリー・ツアーに参加して、ビートルズ・ストーリー(ビートルズ博物館)にも行った。ロンドンに戻っても、ロンドンのビートルズ・ツアーに参加してゆかりの地へ。たぶんオレは年老いても、ビートルズを聴いているだろう。 |
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ロンドンの街も素晴らしかった。街中の建物が数百年前のものが多く、トラディショナルとモダンが不思議に融合していた。ナショナル・ギャラリ−ではゴッホのひまわりに感嘆して、大英博物館では5000年前のミイラに驚愕した。またFさんとの奇跡の再会も、忘れられない思い出となった。バッキンガム宮殿ではパレードも観たし、夜はソーホーのパブで一杯飲ってからソーホーの夜を散策した。オプショナル・ツアーで行ったストーンヘンジとバースの町も忘れられない。ほとんど主要の観光スポットは廻ったつもりだったが、日程が短かったために行けなかったところも多い。マダムタッソー蝋人形館、コヴェント・ガーデン、ウィンブルドン、郊外ではウィンザー城、コッツ・ウォルズ地方など。イギリスに旅行した友人たちに聞いてみると、だいたい10日間から2週間、少なくても、8日間は予定を組んで行っているようだ。やはり5泊6日(しかも、そのうち2日間はリバプール!)では足りなかったか? |
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イギリスを旅行していて、気づいたことがいくつかあった。これはお国柄かもしれないが、イギリスの人たちはとてものんびりしていた。バス・電車の発着時刻が変更するのは日常茶飯事だし、忙しい時間帯にスーパーで、レジが5台あるのに2台しか店員がいないこともあった。それでも彼らイギリス人は文句も言わず、「まぁ、しょうがないか!」 という感じだ。ガイドの言葉を借りればこれらのことを指して、This is London !≠ニ云うらしい。それとも日本人がせわしないのか?もうひとつは青く澄みきった空だった。始めのうちは、「天気に恵まれてよかった!」 くらいにしか思わなかったが、毎日見ていると子供のころ日本で見た空を思い出した。この青い空が日本で見られなくなったのはいつ頃からだろう? |
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イギリス旅行を経験すると、クセになってリピーターになる人が多いとよく聞く。今回行ってきて、分かるような気がした。最初のうちは何も感じなかったが、2日、3日と滞在するうちに、帰りたくない不思議な気持ちになっていった。オレの友人には、6ヶ月間、1年と、2度のイギリス留学を経験をしているのもいる。実際に、日本からイギリスに移住している人もたくさんいるし、そうしたい人たちもたくさんいる。現実問題として移住したくても出来ない人たちが、リピーターとなって何度も足を運んでいるのだろう。ひょっとしたらオレもリピーター予備軍かもしれない。そういえばリバプールのペニーレーンで撮ってもらった写真、よくみたら何と目をつぶっていた。撮りなおしに行ってこようか? |
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※ このイギリス旅行記の中でビートルズ関連の数ヶ所は、「日本一のビートルズ・グッズ・コレクター」、岡本 備氏の資料、コレクションをお借りしました。 ビートルズ博物図館のホームページ ⇒ www.white-album.co.jp よりお入りください! |
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伊豆高原にあるビートルズ博物図館! 岡本 備 さん! |