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な〜んて ね・・ 相棒に「真鯛って釣れないねぇ」とボヤかれながら、 なんでそんな釣りに夢中になってるんだ? オレ って考えてみた。 思い通りにならないもどかしさの中で、偶然全ての条件がそろった時に妄想が現実へと変わる。その瞬間が来るのを待ち続けているのかも。 |
あの人が南房総は「海老丸」で爆釣との情報に敏感に反応。 連日掲載される大鯛の写真を見て相棒も容易に喰いついてきた。(笑) アクアラインを走る時間はアッという間だけど、やっぱり館山は遠いね。都心から二時間強のAM4:00、満天の星空の下、意外にも船の四隅にクーラーを置けた。 前回の房総遠征は澄み潮でサッパリだったので水色が気になる。ポイントにつくなり確認すると澄んでいるものの暗い感じ、潮もトロトロで雰囲気よさそう。 ところが・・ あたらないんだなこれが・・・。誰にも・・。 序盤、竿を曲げたのは小サバとイサキ。イサキが喰えばと思ったけど、本命の喰いは遠かった。 |
相棒の竿を絞り込んだファーストヒットは! |
中盤からは強い風の音を聞きながら、激しく揺れる舳先で腰を落とし、船べりに頬杖をついて竿先を見つめていた。そう言えば、「三の字」、「イサキ」といずれも竿から目を放した隙に竿を絞り込んだんだっけ。そんな事を考えながら、ドラグを緩めて待ち続ける。 |
餌捕りはほとんど居ないので、餌は刺した状態で戻ってくる事が多い。後半は余計にコマセを絞って「その時」を待ち続けた・・。 そして、 船の揺れにあわせて竿先が戻るはずなのに・・ 「!」 次の瞬間、ドラグが滑った ふらつきながらキーパーから竿をとる 最初の一っ走りは気持ちよく行かせて止まったところで慎重にドラグを絞める。 手応え充分、様子を見に来た相棒に「アディダス」じゃない事を告げると、奴さん再び激しい突っ込みで意地を見せる。何度かの突っ込みを楽しみながら慎重に交わしたつもりでもリールの表示は20m、最初とほとんど変わってなかった。 それでも半ば捕れると思った次の瞬間に三度激しく・・。 手で糸を送りだした。 相棒の「マツッた?」の声を聞いてしばらく・・ 手にした竿は軽く・・。 まさか、抜けたか? ・・回収したハリスには傷が・・・。 |
わかる? この口元 ハリス切れの瞬間・・ 何度も何度もドラグを滑らせ 久しぶりの奴さんは手応え充分だったのに・・ どこに擦れたのか・・無念じゃ〜 |
強い風で舳先を煽られ船下に潜るように魚を行かせ過ぎたか? 凪ならなんでもなく捕れたんだろうけど、この日7kgを三人とオマツリしながら上げた釣り人とはハッキリ明暗を分けた感じ。 あとで聞けば水深も微妙なところ・・きっとこれも良い経験になるでしょう。 |
前回はベタ凪ぎだった南房総・・。 今回は徐々に風が強くなって「大島灯台17m」の情報でAM10:30、惜しくも早上がり。 後半上り調子だっただけに残念だったけど、五度目となる今回は初めて手応えを残してきた。 さて、次はどんな事が起こるのかな? |