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妄想が膨らめば膨らむほど、目を覚まさせるかのように嵐を呼び、風を吹かせ、海を悪くする。そんな”妄想集団”KOC会長と例会の常連たけちゃんが前回に引き続いて出張ることに。こいつは今回も予断を許さない。(笑) 何しろ一週間前、同じ企画が台風10号で中止にされたばっかだったんだから・・。(汗) ・・だもんで、予定通り前日に発生した台風11号。 ところが、どうしたことか@11号は進路を大きく反らし、徐々に勢力を弱めて天気図から姿を消した。(驚)異常気象だ・・。 これで「嵐をも呼ぶ妄想集団」の汚名を返上できるのか?KOC。(笑) |
真っ青な空の下 凪いだ海を滑る第一かどや丸 |
われわれの「妄想」は船長にまで飛び火した? ”2002年・8月22日”、このかどや丸で7.0kgを捕り、滑り込みでダービーを手中に収めたてつ丸さん。 船長も「(てつ丸さん以外で)今年もここから!」と気合充分だったらしい。てなわけで冷静なのは、何も知らない常連さんとてつ丸さんだったのかも。(笑) そもそも今回の遠征も、その7.0kgを捕った「ゲンジ」って根っこでマダイが上がり始めたって事から始まったわけで、てつ丸さんから”名人”などとハッタリを吹き込まれた船長は岸壁に”ポケ〜”っと立ったフロック釣り師達を見て「が、頑張らなきゃ・・」っと思ったに違いない。 |
船上でも釣り談義が絶えない 会長(奥)とてつ丸さん |
左右舳先にたけちゃんとオレが入って、たけちゃんの並びにてつ丸さん、会長の順で釣り座を構えると、船は明るくなり始めた静かな海へゆっくりと滑りだした。 |
あの時と同じ凪ぎに 気配を察知したか? マジなたけちゃん |
まずは白浜沖のきわ、水深30mからスタート。 60号ビシにコマセをつめて、凪いだ水面を眺めながら投入。底立ちをとって、竿を振ってみる。 コマセマダイは6/7の”金州”以来だ。 ちょっと軽めのビシに戸惑いながらも、とりあえず一連の動きは忘れてないみたい。(笑) 最初の三投は3分のインターバルで刺し餌を確認してみるが、思ったほど餌さとりは五月蝿くなさそう。しばらくは集中して手持ちで手返しを繰り替えした。 船長は潮と反応がイマイチと見ると、点在する根を次から次へと広範囲に船を回す。 |
海面が穏やかだから騙されそうだけど、沖からちょっとしたうねりが入るのと、底潮は思いのほか流れてるようだった。 出だしの浅場ではハリス分から〜+1mで餌捕りらしき反応がたまにしかないし、イサキも喰って来ない。 見慣れぬ澄んだ水のせいなんだろうか、雰囲気的にやばいものを感じはじめる。 |
そして本命のポイント「ゲンジ」へ。 水深65mのポイントで投入するとリールのメータは75mぐらいでたかな。60号のビシではちょっと底立ちがとりにくい。 キーパにセットした竿先からもうねりと潮にもまれるビシの挙動が不自然に現れる。一流し一投・・慣れぬ眺めで山タテもままならず、流れがイマイチ読めない。 しばし我慢して流し変えてた船長も早過ぎる潮に見切りをつけて本命ポイントを後にした・・。 その後は千倉港方面へと北上、潮も段々と緩んできた感じで、大船頭が構えた竿にようやくアタリが・・烏賊竿にサニービシを操り、上がってきたのは30cmほどの良型イサキ。 オレ的には「イサキが喰い出せば」って思っていたんだけど、単発・・。 結局そのあとにオレがイサキを追加しただけで、状況が好転することはなかった。 |
舳先から海を眺める大船頭 気持ちの良いんだよなぁ〜 舳先は |
潮が緩んだ頃に船は再び舳先を「ゲンジ」に向けた。 二度目の「ゲンジ」。 釣り難いほどではなく、潮は残っていて気配を感じはするものの、誰の竿にも力強い引き込みが現れることはなかった。 |
聞けば水色もさることながら、水温が二度以上上昇したのが敗因だとか。 今回も南房総で良型ゲットとはなりませんでした。 それでもてつ丸さんと大船頭の釣り方を参考に次回へと夢をつなげるかな。 |
左から KOC会長 たけちゃん てつ丸さん オレ |
毎度毎度、ワイワイと賑やかな遠征はなかなか楽しいです。 たとえ釣れなくても、釣れる事を”夢見る”楽しさがそこにはありますから。 そう、オレも妄想集団の一員だから(笑) このあと、てつ丸さんに案内して頂いて”超・んまい”ラーメンをご一緒して腹いっぱい釣り談義をしてお別れ。 このラーメン、なんか楽しみになっちゃいそう。(笑) てつ丸さん、会長、たけちゃん お世話さまでした、お疲れさまでした。 またよろしくお願いしますね。 |