まさに崖っぷち?・・・

 先日、猿島のアジを刺身で食べたら夏よりも脂が少ない分さっぱりとして美味しかったので今回はアジ船(第16いなの丸)に乗る事にしたのであります。(真夏が大トロなら今時はややトロ?とでも表現すべきか?)

 朝一にアジ船で受付をするとノブ船長は意表をつかれた様子。これがきっかけで・・・
この後は次から次に真鯛船のお客ばかりが訪れて翌日の天気予報が悪いのも手伝ってか真鯛船は週末並みの大盛況。アジ船にして良かったんだか悪かったんだか? アジ船にはおいらの他2名に助っ人のちょろ松さんの4名での河岸払いとなりました。

 ちょろ松さんと一緒にキャビンに入り魚探を見せてもらうと水深40m前後とはいえ起伏が激しくまさに崖っぷちでの「係り釣りの妙技」を思わせるようなノブ船長のアンカリング
ところが、下げ潮が程よく流れ魚探に良い反応が出ているものの開始後1時間が過ぎても誰にも釣れないのでありますよ!。
午前船4時間で最初の1時間半ぐらいは魚の反応が出るまでコマセを撒き続ける事はよくあるのですが、いかんせん今日は渋いようで・・・。

カモメも一緒に魚を探します。
 反応はあるものの喰わない。真鯛釣りよりも手返しが早い分、体力的かつ精神的消耗が大きいのであります。船長は淡々とポイントを2度、3度と変えてアンカを打ち直します。行く場所々で反応はあるのですが喰ってくれません・・・・。もうなす術はないのか?
再度ノブ船長がアンカーを上げて元のポイントへ戻り、アンカを打たずに流しながらの釣りを始めるとおいらの手ビシに元気の良いアタリが・・・。これは先ほどまでのイシモチとは違いハッキリとしたアジの手応えがあります。置き竿にしていたちょろ松さんの竿にも魚信が伝わっておりましたですよ。
開始後2時間半ポイントを転々としてコマセを撒き続けてようやくその姿を現し始めた大津の金アジ。アベレージ22cm程度のアジがようやく入れ食い状態になりました。


 ラスト一時間で船上全員が20匹前後のお土産を確保。水温の安定しない中、幾度となくポイントを変えて帳尻を合わせるところなんかやはり大津沖を知り尽くしたノブ船長のなせる業なのでしょう。

 午後も通して船上干物に挑戦するはずが、ひょんなことから午前船のみで仕舞ってお宿でちょろ松さんや女将さんそしてノブ船長に教えてもらいながら干物にしてみました。
午前の爽やかに風に対して午後は緩い南風に変わってしまったので心配でしたが夕方には程よく乾いてよい按配に仕上がりましたよ。

型の揃った中アジ

 刺身はしょうが醤油にネギを刻んで食べるともう・・・言葉になりませんよ。
旬が夏とは判っていても美味いものは美味いんでっす。
このアジがそこそこつれ続く事を願わずにはいられませんなぁ〜。
 自家製アジの開きと前日に釣ったヤリイカの刺身と船宿でもらった間引いた大根の塩漬け(これがまた美味いんだぁ〜)
今回は薄味の上品な感じだったので次回はも少し塩をきつくしてみようかなぁ〜。



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