1998年 12月 3日
『21世紀のテレビ放送』 講師 あいテレビ取締役 福田きよし
アナログが線なら、デジタルは数字にたとえることができる。
少し前にワイドテレビが流行ったが、個人的にはハイビジョンにニーズが集まると予測してたのが、当たっているようです。
放送局はお金がない所で、「宣伝してほしい」というスポンサーがなければ、倒産するプロの世界なんです。
いかにして、視聴者に喜ばれる番組を作ってスポンサーに売り込むのだそうです。
メディアは、戦争とオリンピックで発達してきました。
その主たる物がテレビで将来の方向性として、飛び出す立体画面、あるいは画質の向上のふたつにしぼられ、コストを考えて画質で勝負することになったそうです。
最近我が家も加入したのですが,個人の興味に合わせたケーブルテレビが広がるような気がします。
しかし、ケーブルテレビは小規模だから、番組作りにそれほどお金をかけてないから、おもしろくないのが多いそうです。
民放は2006年から、デジタルとアナログ両方の放送になり2010年からはデジタルだけになるのです。
テレビのデジタル化によって、今までの5倍の10兆円の経済効果があると予測されています。
テレビを光ケーブルで結んで、どのチャンネルを何分見たからいくら払うというタクシー料金のようなシステムも可能になるのです。
テレビのデジタル化が、日本の不況脱出のためには必要と思います。
どのような影響力があり、新しい流れができるのか楽しみです。
それから最後に、採用試験の一般常識のできが劣っているのが目立つそうです。
他人事ではなく、自分は準備を怠らないで逆にそれで勝負したい。
テレビの見過ぎは思考力を破壊しかねないことも頭にいれておきたい。
「毎日新聞読みなさい・本をよみなさい」でしめくくられました。
この言葉を何人もの方から聞いたのですが、改めて活字に親しむことが大事なのかを、改めて実感しました。