1998年 12月 16日
『愛媛経済の今・昔』
講師 砥部町商工会
事務局長 高石勝
商工会の事業は、商工業の振興発展のための経営コンサルタントや地域活性化の推進役や
住民とのコミュニケーション作りの先導者である。
経済は人が作り動かすもの、人のいない所に産業はない。
今後の経済発展を考えるとき、市を背後地として捉えるべき逆発想がひつようである。
町民が一体となって、集客事業をおこなうべきである。
しかし、ハードな町作りは問題が多い。縦割り行政のため、それぞれの業界で振興策を検討していた。
今後は地域全体で考え行動することが必要。
ある農家が、家族協定をして奥さんや子供さんに給料を支給する。
企業感覚を取り入れた農業経営といえる。
久万町伊吹の林業第三セクターでは、町作りに成功している。
所得向上と定住産業増加と働き口はつながっている。
地域づくりはふれあいと思いやりの大切さを痛感する。
ふれあいはもちろん、心と心のふれあいを意味し、そのふれあいによって思いやりの心が強められていきます。
思いやりという言葉は我が国にのみ存在する誇って良い言葉です。
思いやりは別名「共感」ともいえる。
共感する力が、これからのまちづくりを担う土台であり、柱とならなければ、特産品開発や観光開発も従来と何らかわらず、新しいまちづくりを期待することはできません。
この共感がそれぞれの地区でどの程度、存在するか、またどのような形で息づいているかを把握することが重要です。
これからの進むべき道には、行動力・実行力・チャレンジ精神が必要不可欠だ。
仕事を作業で終わるか、それとも知恵や技術や閃きを使う仕事にするかは自分次第だ。
人間、テーマを持たなければ人生の脱落者になる。
いま、この言葉をじっくりとかみしめてみる必要があるようにおもいます。