私的空間 dar-fish
あの感動を再び!!

B005KOY3XG天空のエスカフローネ Blu-ray BOX (初回封入特典付)
バンダイビジュアル 2012-02-24

by G-Tools

『天空のエスカフローネ』DVD-BOX購入記念駄文

(註)想いのままをそのままに書いています。ネタばれ必至なのでご注意下さい。出来れば作品を見てから読んで頂きたい。と言うか見てないとわからないか…爆 わがままですんません。 苦苦苦

3月某日 『天空のエスカフローネ』DVD-BOXが劇場公開記念として限定版で発売されることを知らされる。すぐさま予約をしに店に行く。そして発売日までの長い2ヶ月半を過ごすこととなった。私はLD、ビデオで持っていなかったのでとにかくDVDが出ることを心待ちにしていたのだ。 TV放映時リアルタイムで見て『天空のエスカフローネ』に惹かれた。これは10年近くもTVアニメから離れていた私がたまたま偶然に出会った作品だった。これも運命なのだろうか。

5月25日(木)発売当日 白地に結城信輝氏の描き下ろしイラスト、キャラクターと羽根があしらわれた美しいBOX。 店員の「これでよろしいですね」の商品確認の声に、思わず「う、美しい…」と答える私… 。待ちに待っていた『天空のエスカフローネ』のDVD-BOXを手に入れた。ところがこの時点で私はDVDプレイヤーを持っていなかった。 エスカDVD-BOX購入帰り際、その店で一枚の張り紙を見つける。 −PS2入荷5月26日 只今予約受付中−と書かれていた。「明日!?まだ間に合う?」…PS2はいずれ買うつもりでいたので、すぐさま予約したのは言うまでもない。

同月26日(金) 早速PS2を受け取りに行く。 そして店内の張り紙には−PS2完売 次回入荷未定−と書かれていた。「………!」 ひょっとして私って運がいいの?私の想いがそうさせたのだろうか。

同月27日(土)夜〜 私は意を決して羽根のあしらわれた美しい白いBOXを開封した。ちゃんと腰を据えて見たいので心構えが必要なのである。 中のディスクジャケットはLDのモノと同じだが、生で見ると美しい。おもむろに1枚目のディスクをプレーヤーにかける。 そして始まるあの美しいオープニングが……あれは夢?それとも幻?いいえ、あれはまぎれもない現実。そう、すべてはあの日.....タロット・カードに恋の行方を聞いた時から始まった。 久しぶりの再会に鼓動が早くなり目が潤んでくる。私の心はエスカフローネの世界へ飛んだ…

1話「運命の告白」
■陸上部の神崎ひとみは大好きな天野先輩が外国に行ってしまうと知って自分の想いを告白する。 もし100m13秒の壁が破れたら… 「私のファーストキスお願いします!」そして、ひとみはスタートを切った。すると前方に光の柱が出現し、その中からひとみの夢に出てきた少年バァンが現れた。 これがすべての始まり、運命の扉が今開く…。

冒頭からいきなり私の心は捕まってしまった。 映像の美しさと音楽との見事なまでの相乗効果、演出と音響効果の細やかさ、キャラクターの感情の動きや存在感、そしてこの物語の世界観。ひとみがアスリート娘である設定も後々随所で生かされることになる。そう、とにかく走るシーンが印象的になっているのもまた素晴らしい。「人の想い」がテーマなのでセリフよりも目線の動きで表現してたり、仕草なども細かく心の動きが描かれていて作品に厚みが出ている。少女漫画的なものをベースにしたことで今までのロボットモノとは確実に一線を画している。登場するロボット(ガイメレフ)もマントを付けていたりと中世を思わせ、ゆったりとした重量感をかもし出している点も特異だと思う。ガイメレフのステルスマントをCG処理して消える敵を表現しているのも当時としては画期的に思われた。そして全26話で1本の映画のような仕上がりの作品に、私は鳥肌が立ち感動で心震え続けることになる。

(厳註)ここから先はホントにネタばればれです!先に作品を見ることをお薦めします。笑  ネタばれ部分を飛ばして下へ

2話「幻の月の少女」
■ガイア、そこは空に月と地球が浮かぶ不思議な世界。ひとみは地球では単に占いが得意の女の子でしかなかったが、彼女の名が表すように光の柱に吸い込まれバァンと共にガイアに飛ばされてからいろんな未来のビジョンを見るようになり、幻の月から来た少女としてガイア界の戦いに巻き込まれて行くことになる。

■バァン・ファーネルは王位継承の儀の竜退治を終えエナジストを持ち帰り、イスパーノ製の白いガイメレフ・エスカフローネと血の契約を結ぶ。この契約がバァンを死の淵に追いやることになるのだが…。ファーネリア国に伝わる王位継承者のみが操ることが出来ると言うエスカフローネ、その白く雄大な姿は美しい重量感を放っている。エスカフローネの戦うシーンは凄くかっこよく圧倒させられる。後話で出てくるのだがエスカフローネが飛竜に変形した姿はなおも優美だ。そしてその飛竜エスカフローネを駆るバァンはほんとに爽快で美しい。まさにバァンは白い竜にまたがる王子様なのである。はじめの頃のバァンはまだ子供って感じなんだけどね。

3話「華麗なる剣士」
■バァンと離れて飛ばされてしまったひとみは天野先輩似の金髪で青い瞳のアレンに助けられる。それを勘違いしたバァンはアレに対し剣を抜く。アレンvsバァンはアレンの圧勝!少年はこれから成長するんだよ。アレンのガイメレフ・シェラザードvsバァンのエスカフローネもアレンさんの勝ち!少年はこれからの将来が楽しみなんだよ。

■ディランドゥが補給要請にアレンの砦を訪れた際、ひとみの見慣れぬ服に気づきその注意を逸らすためひとみにキスするアレン…この女たらしがぁ〜〜〜っ!ひとみはアレンに惹かれてゆく事になるのだが。これぞ二枚目キャラ、でもいろいろ伏線が仕込まれていて実は人間くさい人なのである。

■アレンの部下ガデスさんはステキ。脇にガデス軍曹が居るだけで画面が締まるよね。

4話「魔性の美少年」
■でましたザイバッハ帝国の竜撃退隊長ディランドゥ・アルバタウ「すべて叩きつぶせ、火をかけろ、エスカフローネをいぶり出すのだ!」はじめからいい性格出してます。でもこんなの序の口。これからどんどん壊れてゆくのよ〜〜〜っ

■熱を出したメルルとひとみの為にクスリを作るそんな優しい心を持ってるバァンがいいね。メルルvsひとみのやりとりもおもしろくて好き。

■アレンに屈辱に耐えることも勇気だと諭されるバァン、シェラザードの手の上に乗ったバァンいきなり動かれてびっくり顔。うぷぷ

■皆を逃がすためにバァンはエスカフローネで出る。飛竜に変形して敵を引きつけて飛んでゆく。飛竜形態はホントいいカタチしてて好きよ。

5話「兄弟の刻印」
■バァンをいたぶるディランドゥがいいねぇ〜〜〜っひひひ

■バァンには王位継承の儀の竜退治に失敗し逃げ出し行方知れずとなっている兄フォルケンがいた。それでもバァンは必ず帰ってくると信じていたのだが、二人の再会は想いが通じ合わないものとなる。「兄上ぇ〜〜〜っ」バァンの苦悩が始まる。この二人の関係も重要なポイントだ。

■バァンがザイバッハ帝国の軍師フォルケンに捕らわれアレン達が助けに向かう。浮き船クルゼードに残るひとみであったが、バァンの危険をビジョンで見る。そしてひとみは危険を知らせる為に敵の浮遊要塞ヴィワンへ飛ぶ、浮遊要塞までの距離約6mひとみは全力で助走する…「やったぁ〜〜〜っ」。ひとみのこの走り幅跳びのシーンはマジ凄いと思った。みどころ。なのに特別編集版ではカットされてる。苦苦苦

■助けてくれたひとみに素直にありがとうと言えないバァン、そっぽを向いて「すまなかった」と言うのがかわいい。

6話「策謀の都」
■「アレェ〜ン」の声と共にアストリア王国第三王女ミラーナ姫の登場で恋のライバルが現れる。ひとみ、アレン、ミラーナ、そしてバァン。このそれぞれの揺れる想いの描かれ方もこの作品の魅力のひとつだ。私はこれが好きなんだ。特にバァンの純粋な想いがね。そう私はバァン派だよ。

■アストリア王国に来て初めて地球以外の服を着るひとみ。着替える前に入浴シーンがあるのだが、TVシリーズではカットされていた記憶が…。ドレスを着て現れたひとみに言葉を無くしぽわんと見とれるバァンがかわいい。ひとみは地球から飛ばされてからずっとカバン一式持ち歩いてる設定も良いと思った。ひとみのカバンを投げて渡すバァンはちゃんとひとみの気持ち分かってるんだね。

■ディランドゥの操る赤いガイメレフ・アルセイデスからクリーマの爪がバァンを狙う。そのビジョンを見たひとみはバアンを助けるためにドレスの裾を破いて走る。ここでもひとみの走りが見られる。まさにアスリート娘。

7話「予期せぬ別れ」
■バァンに付けられた顔の傷を気にしてナイフで瓶をいぢるディランドゥ…そんないやぁ〜な音立てるなぁ〜ひーーーーっ

■屋上でアレンとミラーナのキスシーンを目撃するひとみ。落ち込んで部屋で泣いているとヤモリ人にさらわれてしまう。それを見たメルルは「あんな奴…」と言いながらもバァンに知らせる。このメルルの気持ち、健気で好きだよ。そしてひとみを助けるバァン、てっきりアレンさんが助けに来てくれたと思ったひとみはがっかり、微笑むバァンとの表情の対比がおもしろい。このシーンでは大好きな濡れバァンが拝める!

■執拗に竜(エスカフローネ)を追い回すディランドゥ「無くなっちゃえぇ〜〜〜っ」「お前なんて嫌いだぁ〜〜〜っ」「燃えちゃぇ〜〜〜っ」ますます過激に壊れてゆく。彼の壊れ方は美しいの〜〜〜っ不安定な性格には悲しい過去が秘められているのだが…。ここまでの壊れキャラは見たことがない。なのに美しいのが不思議でならない。このディランドゥがいたからこそエスカの魅力が倍増していることは間違いない。

8話「天使の舞う日」
■ディランドゥの攻撃から逃れ、バァン、ひとみ、メルルは逃避行することに。夢の中の地球でアレンさんとデートするひとみ…でもそこへ恋のライバルミラーナ姫登場で目が覚める。渋谷109ビルの前でこのカッコはコスプレかよアレン〜苦苦苦

■ドラグエナジストの採掘場の司令官、いい味出してます。捕らえたバァンをいたぶってくれちゃって。最期はめちゃ情けなかったですけどね。笑 彼はドルンカークによる運命改変実験の失敗作とか。成功例はディランドゥと言うことだが…いかがなもんだか。運命改変されるとキレた性格に成るらしい…苦苦苦

■採掘場のエナジストとエスカフローネのエナジストとが共鳴し大爆発が起こり地面が割れ大地の裂け目にひとみが滑り落ちてゆく、そして墜落するひとみを助けに夢で見た天使が舞い降りる。このシーンも美しくて好きだ。

9話「羽根の記憶」
■バァンの両親の事が語られる。バァンは父ゴオウ似なのね。大人になればあんなにかっこよくなるんだわ。将来が楽しみだ!ちびっこバァンもかわいいっす!

■このガイアでは竜神人の翼は忌み嫌われるモノ。「バァンの翼、私は好きだよ。とっても綺麗だよ」と告げるひとみ。ここはバァンとひとみの心が通じ合ったすてきなシーン。

■エスカフローネが竜撃隊におそわれる。いかにもなタイミングでシェラザードを自在に操り颯爽と登場するアレン・シェザールはまさに天空の騎士と言えよう。シェラザードの登場シーンは美しいわぁ〜〜〜っ。しかしひとみをかばって重傷を負うアレン。ちょっとマヌケか?他に防ぎようが有ったと思うが…

10話「青き瞳の王子」
■フレイド公国の幼きシド王子は亡き母マレーネから英雄アレンの事をいつも聞かされていたので無敵の天空の騎士と憧れていた。傷ついたアレンの姿を見てショックを受けるシド王子。まるで兄上の裏切りにショックを受けたバァンと重なるな。

11話「死の予言」
■アレン一行はザイバッハ帝国がフレイド公国侵攻を目論んでいることを知らせに来たのだが、敵のまやかし人ゾンキの策略で反逆罪の嫌疑で投獄される。尋問の途中ビジョンを見たひとみは魂を取り込まれ心臓が止まる。必死に心臓マッサージをするバァン「ひとみ死ぬな!」バァンの中でひとみの存在が大きくなってることを感じさせるシーンだ。

■ゾンキは塩沢兼人さんが声やってたのね〜〜〜っううっ

■ゾンキの死のビジョンを見て気絶するひとみ、バァンが戦ってんのに腕ん中に抱かれてるんじゃないよ〜戦いにくいではないかっ「こんなところで!」バァンぢゃなくたって私も言うぞ!

12話「秘密の扉」
■シド王子の父、フレイド公王との対面の場ではやっぱりバァンって王様なのねと思わされるわ。普段はぜんぜんそんな感じぢゃないからねぇ

■ひとみの力を借りたいというバァンに自分の力が怖くなったひとみは「私に頼らないで」と言い放ちその場を逃げ出す。そんなところに不安を抱えたシド王子が、ひとみは「強く思えば想いは叶う、想いが強ければ人は努力するでしょう」とおばぁちゃんから聞いた話をする。そのころバァンはひとみに頼らないでいいように自分が力を付けようと努力していた。

■いざ出陣のアレンに「聞きたいことがあるの」と言うミラーナって…これから戦いって時にそら酷いんでないか。苦苦苦 …それにしてもまさかアレンにこんな設定持ってくるなんて誰が思う!恐るべしエスカ。笑

〜同月28日(日)朝 結局前日から1話〜12話までをぶっ通しで一気に見る。眠たくても止めることが出来なかったのだ。続きが、続きが見たい衝動に駆られ自分を押さえることが出来ない状態だった。私のエスカ燃えの影響をまともに食らってしまい何の前知識も無いのに勢いでDVD-BOXを買ってしまったはなくろさんと随時宙で今どこ見てる?などと言い合いながらシンクロして見ていたのもよけいに盛り上がってしまった要因かも知れない。(進化宙過去ログ87頁〜97頁あたり。爆)幸いにもエスカフローネを気に入ってもらえ同じ想いを共感できる幸せを十分に感じさせてもらえたことは大変有り難いことである。感謝いたします。ほんとに見終わった後も体から震えが止まらないんだよね。放心状態のままで…そして潰れる私。続きは明日だ。

同月29日(月)夜 前日の徹夜のせいで昼間は死んでいた。体調が復活したから早速続きを見始める。これからの後半部は特に大盛り上がりのところである。そして夜中の宙で局地的(若干2名内で)エスカブームが吹き荒れる。

13話「赤い運命」
■「ひとみ、もうお前に…」と言って立ち去るバァン…ひとみに辛い思いをさせまいと自分が強くなろうと決意するバァンはやさしいよね。確実に成長しているバァンだよ。

■アレンとシド王子のやりとりには切ないモノを感じる。アレンがシド王子を見つめる瞳はとても悲しいね。アレンとシド王子が廊下ですれ違うシーンなんてセリフは無いけれど、とても切ない。

■シド王子に未来を託し死を選ぶフレイド公王はアレンより断然かっこいいキャラなんだけどな。父の意志を継ぎ「僕はフレイドの王なのです」と言うシドはたくましい。

14話「危険な傷跡」
■「俺は…まだ戦える」と禁断の翼を広げるシーンはとっても印象的。これがバァンの壊れる引き金だな。

■エスカフローネと共鳴してしまった血まみれバァンを助けるきっかけを与えたのは大金持ちで、学者に負けぬ知識もあって、ルックスも悪くないと自分で言い切るドライデンである。まったく最高にイカした男だ。ドライデンの登場で因縁めいて絡み合った過去の謎が解き明かされてゆくわけだが。現在形でもそれぞれの想いが交錯する。凄い人間関係図なんだよな。時空間も越えてるしさ。

■アレンはバァンの翼を見て嫌な過去を思い出し、ドライデンに良いとことられてイライラしっぱなしで今回かたなしですな。

■「俺はエスカフローネを使いこなせる」とひとみを振り切り戦いに出るバァン。取り憑かれたように敵を倒してゆく姿はまるで鬼神。ディランドゥでさえ恐れをなす。このあたりのバァンはかなり壊れている。まるで別人の様な顔は鬼気迫るものがある。しかしバァンは死者の魂に取り囲まれてしまい魂を連れて行かれてしまう。そしてエスカフローネは漆黒に変色する。

15話「失われた楽園」
■恐怖に駆られたバァンの魂は死者の世界に引き込まれてゆく、ひとみはその魂を追いかける。「バァンさま〜〜〜っ」とメルルの声が光の柱となって届く。このシーンもいいのよ。特別編集版では母ヴァリエの声で光の柱が出るんだよね。

■バァン付侍女のメルルは幼少よりバァンのそばにいていつもバァンの事を一番に想っている。ナリア&エリアが恐怖心で動けないバァンへ迫るとき「殺させないっバァン様は殺させない!」と命を張って守ろうとする健気さ。このシーンでひとみがメルルのバァンへの強い想いを感じて驚く顔は印象的だ。

16話「導かれし者」
■アレンの父のことが語られる。アレンは父レオンとの対峙にいらだち始める。どんどんアレンの内面が出てくるところだ。でもアレンも父と同じなんだけどね。「君なら(ひとみなら)私を許してくれるだろうか…」

■アレンを心配し後を追うひとみ、そのひとみを心配し探しに行くバァン。船が揺れ偶然抱き合ってしまったアレンとひとみ。そこへバァンが姿を現し何とも言えない表情で二人を見つめる。やっぱこれは19話への伏線よね。

■精神崩壊をしてしまったディランドゥ…声をやった高山みなみさんってマジ凄い。

17話「この世の果て」
■幻の谷…アトランティスの秘密、ガイアの秘密。エスカフローネの世界が語られる。今は亡きアトランティスの都へひとみ、アレン、バァンはそれぞれに飛ばされる。そして3人ともに魂の成長を遂げる。アレンは父レオンの本当の気持ちを知り許すことを、バァンは戦いの恐怖を乗り越え運命に立ち向かうことを、ひとみは自分の不安な想いが不幸を呼び寄せていることを知る。そして好きな人を信じること…信じる想いは必ず叶うと。

■「想いは叶う、時を越え時空を越え…」アレンの父レオンがひとみの祖母に言った言葉。最終回に繋がるなぁ〜くぅ〜っ

18話「運命の引力」
■今度はザイバッハ帝国ドルンカークの元へ光の柱に包まれ飛ばされ捕らわれる3人とエスカフローネ。想いが届けばエスカフローネは動かせるとひとみとバァンが手を繋ぎ力を合わせて念じる。それを見つめるアレンの表情がなんともね。

■想いに反応して飛んでくるエスカフローネはかわいい。

■別々に逃げた3人は屋上で合流。敵に追いつめられ「ひとみは渡しはしない、私の命に変えても!」と気張ってるアレンの後ろからバァンが現れて、ひとみは「バァン!」と喜びの声を上げる。アレンの立場は…苦苦苦 バァンはエスカフローネに乗るようにと手をさしのべひとみも手を取ろうとするが、アレンがむっとしてひとみを抱きかかえて乗り込んでしまう。このときのバァンの不思議そうな顔がなんともいえん表情でよい。アレンもひとみを離すまいと「痛い」と言われるまでがっちり抱きかかえて大人げないぞ。

■「もっと早く!」とバァンの想いが通じたのかエスカフローネは高速飛行形態に変形して加速、ザイバッハを後にする。エスカフローネってホントいい子よ。

19話「恋の黄金律作戦」
■はっきりいってこの回のタイトルはなんぢゃこりゃ?です。爆 なんでこんな作戦を思いつくかなフォルケンよ。それも真顔でさ。苦苦苦

■ミラーナはドライデンとの結婚を決意。ひとみと同い年なのにずいぶんと大人に成長したミラーナ姫です。初めの頃はちょっと意地悪っぽかったのにね。

■思うのですが、エリーズ姫はやっぱりアレンのことが好きなんでしょうか。1国の王女3人も…アレンったら…

■落ち込んだひとみを励まそうとするバァン、しかしここで問題発言を!このシーンの演出の仕方が好き。風車小屋のロングの絵に鳩が一斉に飛び立つ、効果音は鳩の飛び立つ音だけ。そして赤くなった頬のバァンのアップ。ところが特別編集版では叩く効果音が入ってて、がっかりしたのよ。泣

■ひとみを心配して探しに来たバァンは橋の上のアレンとひとみのキスシーンを目撃する。いいところで続く…だよ。

■覗き爺にしか見えないドルンカークの姿は笑える。

20話「偽りの契り」
■バァンは二人のキスシーンをただ呆然と見つめなにも言わず立ち去ってゆく。ああーー切ないねぇ。濡れバァンはかわいそうだが感情が顔に表れてて好きだよ。

■ひとみもバァンが見ていたことに気づいて、アレンと想いが叶ったのに切ない表情をするのがいいねぇ。

■雨に濡れて帰って来たバァンをタオルで拭くメルル、バァンの気持ちを察してかなにも聞かなんだよね。メルルったらほんっとにバァン様のことよくわかってる。

■ナリア&エリヤも、メルルのバァン様への想いと同じようにフォルケンに対して切ないほど想ってるんだよね。ネコ族の人はみんなこうなのか?

21話「幸運の反作用」
■ナリア&エリヤが死に涙を流すフォルケン。ドルンカークの考えが間違ってることに気が付く…遅いって。苦苦苦 ひょっとしてフォルケンって天然なのか。若かりし頃は好青年だったのにね。あのまま素直に成長していればさぞすてきな人になっていただろうに。惜しいです。…私ってフォルケンに対して冷たいだろうか。笑 バァンの兄上なのにぃ

22話「黒き翼の天使」
■フォルケンは祖国ファーネリアにいた。バァンは兄フォルケンを殺す決意をする。想いがすれ違う兄弟…幼き日々にはあんなに仲が良かったのになぁ〜。ファーネリアに向かうバァンとひとみ、「耳元で叫ぶな!」と声を荒げるバァン。すねちゃってまぁ〜

■フォルケンは「優しいお前にはこの世界は辛いだろう」と戦いの無い世界をバァンのために望む弟想いの優しい兄である。共にドルンカークを倒そうとバァンに手をさしのべるのだが…バァンはなにか納得できていないようである。そら機械の右手をさしのべられては納得できないのも致し方なかろう。苦苦苦

23話「嵐の予感」
■ひとみはバァンとフォルケンさんのことが心配でならない。それをとがめるようなアレンの口調にひとみは反発してしまう。うまく行かないもんだね。しかし、かごの鳥にしたいとは…恐いよアレン。

■出陣前にアレンは自らの過去をすべてひとみに打ち明け結婚を申し込む。みんな話せばいいってもんでも無いだろうアレン…と思うのだがいかがなもんだ。

■ディランドゥはただ一人の部下ジャジュカを従え復活する。久々のディランドゥの「燃えちゃえ〜〜〜っ」も決まっている。しかしなぜディランドゥは光の柱に包まれて飛んだのだろ?……彼の謎は最後まで取っておきたいもんだ。

■ひとみに結婚を申し込んだことをバァンに伝えるアレン。その言葉に「守ってやれよ。…あいつを」という無表情の言葉とは裏腹に感情をうちに秘めたバァンの顔がぁ〜〜っそれにしてもバァン対して挑戦的なアレンだよな。大人げないぞ。

■「もうこんな世界はいやっ」と叫ぶひとみは光の柱に包まれ地球へ還る。「バァンは戦いを楽しんでる。そうまでして守って欲しくない」と人のせいにしているが、信じるモノがわからなくなり、誰を想っているのかわからなくなったひとみの逃げだよなぁ〜

24話「運命の日」
■一番好きな回だ。言うこと無しだ。この回のラストシーンは何度見ても幸せだ。鳥肌が立ちます。この24話はちゃんと1話を思い出しながら見ましょう。描かれていない部分は自分で補足しながら見るとより楽しめます。

■バァンはひとみが幻の月に帰り元気をなくしていた。そんなバァンに本心を気づかせるメルル…「バァン様の想いはきっと届きます」メルルいい子だにゃぁ〜〜〜っ

■ひとみは「あいつに会いたいから…」また同じように天野先輩に告白したんだ。ただ間抜けなのは天野先輩、告白されながら突然現れたバァンにひとみをかっさらわれるんだからね。ひとみも嬉しそうにバァンに抱きついてるし…天野先輩の立場は。笑

■ひとみに抱きつかれて頬を染めるバァンったらかわいいじゃないの〜〜〜っ何度見てもテンションが上がるシーンだ。

■特別編集版ではすっぱりカットされてる回です。苦苦苦 当然と言えば当然か。26話を3本にまとめなくてはならないのだから端折れる場所はカットされても致し方ない。しかし編集版はよく編集し直してるもんだと違う意味で驚く。セリフや音も録り直してる個所もあるようだし。

25話「絶対幸運圏」
■「戦にひとみの力を使いたくない」とはっきり言うバァン。ご立派に成長いたしました。

■アレンはマレーネとは悲恋に終わり、ミラーナには愛想を尽かされ、結婚を申し込んだひとみにも振られる始末。つくづく女運の悪い人だ。結局最後は妹のセレナに落ち着くのか。爆

■ドライデンはミラーナに結婚指輪を返し戦で傷ついた人々を救うために旅に出る。今まで受け身だった自分に気づくミラーナ。そしてそのことをアレンに話す。ミラーナが強くなったことは分かるのだが…ミラーナの想いはどうなったのだ?ドライデンと寄りを戻すに1票。

■苦しんでるバァンを助けたいとフォルケンに告げるひとみ、そして光の柱が出現しドルンカークの元へ飛ぶ。フォルケンよなんでそれぐらいで…と思うのだが、これをマヌケだと言うのは酷いかな。作用と反作用の効果では致し方ないのか?結局バァンは最期まで兄上を受け入れることが出来なかったのが悔やまれる。バァンの悲痛な叫びが心に痛いね。

26話「永遠の想い」
■ザイバッハ帝国の皇帝ドルンカーク、その彼に仕えていたフォルケン。人の想いを力に変えるアトランティスの力を復活させるために運命改変装置を作り作動させようとしていたわけだが、ドルンカークもフォルケンも悲しい人だ。有る意味世界の平和を望んでいたのにね。いや、ドルンカークは自分の科学者としての飽くなき探求にのみ興味を示しその彼の想いがガイア界を戦いへと導いてしまったと言うことか。果たして彼は今度こそ死んだのだろうか?今もどこかで運命の「解」を求めて時空を彷徨っているのかも知れないな。

■因縁のアレンとバァンの戦い。やっぱり戦う運命なのよねこの二人は…運命改変装置のせいとは言え。

■「私は信じてる決まられた運命なんて無いって」…やっぱり彼方からを連想してしまう。

■ラストのバァンの微笑みはもう最高です!!

■ラストはホントに感動する。TVアニメなのにあんな終わり方するなんて…見終わった後はまさに放心状態。余韻ひきまくりです。心が震えるとはこう言うことをいうのか。美しすぎるくらいのラストシーンなのよ。

■「私、忘れないから、おばぁちゃんになっても絶対に忘れないから…」そう、私はこの『天空のエスカフローネ』を絶対に忘れない。心に強さが欲しいとき想いを分けてもらうんだ。「バァン……私、元気だよ」と言えるようにね。

 

OP&ED
■OPでのシェラザードとエスカフローネの剣劇は剣の撃ち合いのタイミングが素晴らしく美しいの。これは最後にアレンとバァンが戦う伏線でも有ったのね。真綾ちゃんが歌うOP曲「約束はいらない」凄く好き。

■EDではバァンの切ない片想いの気持ちが良く出てて好きです。ココではちょっと別人ぽい大人びた感じの濡れバァンが拝める!ひとみのキスシーンの絵が19話以降カットされたのは意図的なんだろうな。もう止まらない胸の鼓動君をさらってゆきたい〜〜〜♪まさにエスカは胸の鼓動が止まらない!

■TV放映時は1話ではOPは流されていない。これに対応して最終回ではEDが流されてない。これもすばらしい結果が出ていたと思う。

関係者インタビュー
■当時ひとみ役の坂本真綾ちゃんは現役の女子高生。私の中では完全にひとみ=真綾ちゃんに成ってしまっている。こんなに声とキャラが合ってると感じたのも初めてのような気がする。だからひとみがあんなに生き生きして見えたのかな。

■ひとみはいつもスカートで走り回っているにもかわらずスカートがめくれ上がることは決してない。それはしてはいけない暗黙の了解があったとか。作画側にとってはエスカの世界観を壊してしまうのはいけないから、お遊びを入れられなかったのでストレスが溜まったと言っていたが、戦いのシーンでの鬼気迫る感じはまさに作ってる側の危機感が滲み出たものだったのか。ほんとに真面目に向かい合って作られた作品なんだと実感した。

■『天空のエスカフローネ』を生み出して頂けたことに、そして出会えた運命にホントに感謝したい。

 

長々と読んで頂きありがとうございます。ホントに駄文でしか有りませんが、私のエスカへの熱い想いが少しでも伝わったのなら幸いです。そしてあなたもこの作品で熱い想いを感じたのなら嬉しく思います。想いを伝えると言うのはホントに難しいことですね。

 

駄文筆人:エスカばか dar-fish 2000/06/05

 

『天空のエスカフローネ』劇場版公開記念限定DVD-BOX
TVシリーズ全26話
ミュージッククリップ集
2話&3話ダイジェスト版
PSゲームソフト内ムービー
特別編集版全3話
インタビュー他

 

私が『天空のエスカフローネ』で大騒ぎした結果見事に巻き込まれた方々…でもはまってくれてとっても嬉しい!!

■ Shunさんのエスカ感想文…『天空のエスカフローネとわたくし』

2000/06/14追記

 

2000年6月より『エスカフローネ』は劇場版としてまた違う顔を見せてくれます。絵の雰囲気もキャラクターの設定も若干違うようですが、またあの熱い想いを感じられると嬉しいなと想いながら公開されるのを心待ちにしたいと思います。

劇場版『エスカフローネ』鑑賞記念駄文

エスカフローネ・オフィシャルサイト